JP2010158814A - 印刷機及び印刷方法 - Google Patents

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誠 加地
Noribumi Tasaka
範文 田阪
Hideaki Sakurai
秀明 櫻井
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Abstract

【課題】印刷機及び方法において、印刷用紙における走行速度の変動を的確に検出することで、見当ずれを抑制して印刷品質の向上を図る。
【解決手段】ウェブの走行方向に沿って所定間隔でウェブの走行を案内する第1、第2ガイドローラ21,22を配設すると共に、第2ガイドローラ22の下流側にウェブWを搬送する駆動ローラ25を配設し、第1、第2ガイドローラ21,22間で案内されるウェブWに対向してこのウェブWの走行方向に沿って4つの印刷ヘッド31,32,33,34を配設し、この印刷ヘッド31,32,33,34より下流側にウェブWの走行速度を検出するロータリエンコーダ36を設けると共に、ロータリエンコーダ36の検出結果に基づいて印刷ヘッド31,32,33,34による印刷時期を制御する制御装置38を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、走行する印刷用紙に対して複数の印刷ヘッドにより印刷を行う印刷機及び印刷方法に関するものである。
例えば、新聞はオフセット輪転印刷機により印刷される。この新聞用オフセット輪転印刷機は、複数の給紙装置と、複数の印刷ユニットと、ターンバー装置と、折機とから構成されている。従って、各給紙装置から印刷ユニットにウェブが供給されると、各ウェブに対して印刷が施される。そして、ターンバー装置で複数のウェブの走行ルートが変更されてから所定の順番に重ね合わされる。その後、折機にて、ウェブが縦折りされてから所定の長さで横裁断され、横折されることで折帖が形成され、新聞として排紙される。
このような新聞用オフセット輪転印刷機における印刷ユニットでは、記事や広告を印刷するための刷版が必要であり、この刷版を版胴に巻き付けて印刷を行う。そのため、記事や広告などを差し替えるためには、印刷ユニットを停止して刷版を交換する必要がある。そのため、新聞印刷の生産性が低下したり、損紙が発生してしまうなどの問題がある。
そこで、例えば、下記特許文献1に記載された付加印刷装置付き輪転機では、給紙ユニットと印刷ユニットと処理ユニットを設けると共に、付加印刷装置としてインクジェット印刷機構を設け、制御装置は、印刷画像の位置とメインモータの回転数と連続紙の走行量とに基づいて付加印刷装置を制御している。また、下記特許文献2に記載されたインクジェット印刷装置では、複数のインクジェットヘッドを千鳥状に配置してインクジェットヘッド群を構成し、制御部は、エンコーダーが検出した印刷用紙の移動する速度に基づいてドライブモータやインクジェットヘッド群を制御している。
特許第2946201号公報 特開2007−253337号公報
ところで、印刷用紙は、複数のガイドローラなどにガイドされて搬送されることから、印刷機の負荷が変動したときには、その負荷が印刷用紙に作用し、この印刷用紙の走行速度が変動し、見当ずれが発生するおそれがある。上述した従来のインクジェットヘッドを有する印刷機では、連続紙の走行量(移動速度)に基づいて、印刷用紙に対するインクジェットヘッドの印刷時期を制御している。しかし、この従来の印刷機では、インクジェットヘッドよりも印刷用紙の走行方向における上流側で、この印刷用紙の走行速度を検出している。通常、印刷用紙は、インクジェットヘッドよりも印刷用紙の走行方向における下流側で駆動ローラにより印刷用紙に対して駆動力を与えて走行させている。
そのため、例えば、この駆動ローラに対して負荷変動が発生したときには、この負荷変動により印刷用紙の張力が変動し、印刷用紙が微小に伸縮する。この場合、印刷用紙の張力変動、つまり、印刷用紙の微小伸縮は、発生源の上流側に作用し、且つ、ガイドローラ自体も変動要因となるため、従来の印刷機のように、インクジェットヘッドよりも印刷用紙の走行方向における上流側で、この印刷用紙の走行速度を検出する場合には、インクジェットヘッド部における微小伸縮を高精度に検出することができず、見当ずれが発生してしまうという問題がある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、印刷用紙における走行速度の変動を的確に検出することで、見当ずれを抑制して印刷品質の向上を図る印刷機及び印刷方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の印刷機は、連続する印刷用紙の走行方向に沿って所定間隔で配設されて印刷用紙の走行を案内する上流側ガイドローラ及び下流側ガイドローラと、前記各ガイドローラ間で案内される印刷用紙に対向して配設されると共に印刷用紙の走行方向に沿って配設される複数の印刷ヘッドと、該印刷ヘッドより印刷用紙の走行方向における下流側で印刷用紙を搬送可能な駆動ローラと、前記印刷ヘッドより印刷用紙の走行方向における下流側で印刷用紙の走行速度を検出する走行速度検出手段と、該走行速度検出手段の検出結果に基づいて前記複数の印刷ヘッドによる印刷時期を制御する制御装置と、を備えることを特徴とするものである。
本発明の印刷機では、前記走行速度検出手段は、前記下流側ガイドローラの回転速度を検出するロータリエンコーダを有することを特徴としている。
本発明の印刷機では、前記下流側ガイドローラと印刷用紙との間の滑りを抑制する滑り抑制手段を設けることを特徴としている。
本発明の印刷機では、印刷用紙の張力を検出する張力検出手段を設け、前記制御装置は、前記張力検出手段の検出結果に基づいて前記複数の印刷ヘッドによる印刷時期を制御することを特徴としている。
本発明の印刷機では、前記張力検出手段は、前記印刷ヘッドより印刷用紙の走行方向における下流側で印刷用紙の張力を検出することを特徴としている。
本発明の印刷機では、前記制御装置は、前記走行速度検出手段の検出結果に基づいた速度変動補正値と、前記張力検出手段の検出結果に基づいた張力変動補正値との加算値により前記複数の印刷ヘッドによる印刷時期を制御することを特徴としている。
本発明の印刷機では、前記印刷ヘッドより印刷用紙の走行方向における上流側で印刷用紙の絵柄を検出する絵柄検出手段を設け、前記制御手段は、前記絵柄検出手段の検出結果に基づいて前記複数の印刷ヘッドによる印刷時期を制御することを特徴としている。
本発明の印刷機では、前記ガイドローラの真円度を検出するガイドローラ真円度検出手段を設け、前記制御手段は、前記ガイドローラ真円度検出手段の検出結果に基づいて前記複数の印刷ヘッドによる印刷時期を制御することを特徴としている。
本発明の印刷方法は、連続する印刷用紙を上流側ガイドローラ及び下流側ガイドローラにより走行案内すると共に、下流側の駆動ローラにより印刷用紙を搬送可能とし、前記各ガイドローラ間で案内される印刷用紙に対して複数の印刷ヘッドが順番に印刷を行う印刷方法において、前記印刷ヘッドより下流側で走行する印刷用紙の走行速度に基づいて前記複数の印刷ヘッドによる印刷時期を制御することを特徴とするものである。
本発明の印刷機によれば、印刷用紙の走行を案内する上流側ガイドローラ及び下流側ガイドローラと、各ガイドローラ間で案内される印刷用紙に対向して配設されると共に印刷用紙の走行方向に沿って配設される複数の印刷ヘッドと、印刷ヘッドより下流側で印刷用紙を搬送可能な駆動ローラと、印刷ヘッドより下流側で印刷用紙の走行速度を検出する走行速度検出手段と、印刷用紙の走行速度に基づいて複数の印刷ヘッドによる印刷時期を制御する制御装置とを設けている。従って、印刷ヘッドより下流側にて、印刷用紙に搬送力を与えると共に、印刷用紙の走行速度を検出し、この印刷用紙の走行速度に基づいて複数の印刷ヘッドによる印刷時期を制御するため、印刷ヘッドの印刷用紙における走行速度の変動を的確に検出することができ、複数の印刷ヘッドによる印刷の見当ずれを抑制し、印刷品質の向上を図ることができる。
本発明の印刷機によれば、走行速度検出手段として、下流側ガイドローラの回転速度を検出するロータリエンコーダを設けるので、ロータリエンコーダにより印刷ヘッドの前後の各ガイドローラ間で案内される印刷用紙の速度変動を高精度に検出することができる。
本発明の印刷機によれば、下流側ガイドローラと印刷用紙との間の滑りを抑制する滑り抑制手段を設けるので、滑り抑制手段により、ロータリエンコーダにより回転速度を検出する下流側ガイドローラと印刷用紙との間の滑りが抑制されることで、印刷用紙の速度変動を高精度に検出することができる。
本発明の印刷機によれば、印刷用紙の張力を検出する張力検出手段を設け、制御装置は、印刷用紙の張力に基づいて複数の印刷ヘッドによる印刷時期を制御するので、印刷用紙の張力が変動しても、その張力変動に応じた印刷ヘッドの印刷時期制御が可能となり、複数の印刷ヘッドによる印刷の見当ずれを抑制することができる。
本発明の印刷機によれば、張力検出手段が印刷ヘッドより印刷用紙の走行方向における下流側で印刷用紙の張力を検出するので、張力検出手段により印刷ヘッドより下流側における印刷用紙の張力を検出するため、各ガイドローラ間で案内される印刷用紙の張力変動を高精度に検出することができる。
本発明の印刷機によれば、制御装置は、速度変動補正値と張力変動補正値との加算値により複数の印刷ヘッドによる印刷時期を制御するので、複数の印刷ヘッドによる印刷の見当ずれを高精度に抑制することができる。
本発明の印刷機によれば、印刷ヘッドより上流側で印刷用紙の絵柄を検出する絵柄検出手段を設け、制御手段は、印刷用紙の絵柄に基づいて複数の印刷ヘッドによる印刷時期を制御するので、印刷ヘッドより追加の印刷を高精度に行うことが可能となる。
本発明の印刷機によれば、ガイドローラの真円度を検出するガイドローラ真円度検出手段を設け、制御手段は、ガイドローラの真円度に基づいて複数の印刷ヘッドによる印刷時期を制御するので、ガイドローラの真円度が不十分であっても、その偏心度合に応じた印刷ヘッドの印刷時期制御が可能となり、複数の印刷ヘッドによる印刷の見当ずれを抑制することができる。
本発明の印刷方法は、連続する印刷用紙を上流側ガイドローラ及び下流側ガイドローラにより走行案内すると共に、下流側の駆動ローラにより印刷用紙を搬送可能とし、各ガイドローラ間で案内される印刷用紙に対して複数の印刷ヘッドが順番に印刷を行うとき、印刷ヘッドより下流側で走行する印刷用紙の走行速度に基づいて複数の印刷ヘッドによる印刷時期を制御している。従って、印刷ヘッドより下流側にて、印刷用紙に搬送力を与えると共に、印刷用紙の走行速度を検出し、この印刷用紙の走行速度に基づいて複数の印刷ヘッドによる印刷時期を制御するため、印刷用紙における走行速度の変動を的確に検出することができ、複数の印刷ヘッドによる印刷の見当ずれを抑制し、印刷品質の向上を図ることができる。
図1は、本発明の実施例1に係る印刷機を表す概略構成図である。 図2は、実施例1の印刷機によるインクジェットの印刷タイミングを説明するための概略図である。 図3は、実施例1の印刷機が適用された新聞用オフセット輪転印刷機の概略図である。 図4は、本発明の実施例2に係る印刷機を表す概略構成図である。 図5は、本発明の実施例3に係る印刷機を表す概略構成図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る印刷機及び印刷方法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例1に係る印刷機を表す概略構成図、図2は、実施例1の印刷機によるインクジェットの印刷タイミングを説明するための概略図、図3は、実施例1の印刷機が適用された新聞用オフセット輪転印刷機の概略図である。
実施例1の印刷機は、図3に示すように、印刷物としての新聞を作成する印刷機に適用したものである。即ち、この印刷機は、刷版を用いて所定の情報をウェブ(連続する印刷用紙)Wに印刷するオフセット輪転印刷機100に、読者が所望する特定の情報などをウェブWの特定箇所にデジタル印刷するデジタル印刷機(オンデマンド印刷機)としてのインクジェットプリンタ200を付加して構成されている。
この新聞用オフセット輪転印刷機100は、給紙装置11と、印刷装置12と、ターンバー装置13と、折機14とから構成されている。そして、給紙装置11には、それぞれウェブ(用紙)Wがロール状に巻かれた3つの巻取紙Rを保持する複数の保持アーム15が設けられ、この各保持アーム15を回動することで、巻取紙Rを給紙位置に回動することができる。また、この給紙装置11には、図示しない紙継装置が設けられており、給紙位置で繰り出されている巻取紙Rが残り少なくなると、この紙継装置により給紙位置にある巻取紙Rに対して、待機位置にある巻取紙Rを紙継ぎすることができる。
また、印刷装置12には、両面4色印刷を行う多色刷印刷ユニット16と、両面2色印刷を行う2色刷印刷ユニット17が設けられている。この多色刷印刷ユニット16及び2色刷印刷ユニット17は、給紙装置11から供給されたウェブWに対して所定の印刷を行うことができる。なお、本実施例では、印刷装置12を、多色刷印刷ユニット16と2色刷印刷ユニット17により構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、両面単色印刷を行う両面単色刷ユニット、一面4色または2色印刷を行う多色刷印刷ユニットなど印刷物に応じて適宜各種ユニットを組み合わせて使用すればよい。
また、ターンバー装置13には、図示しない複数のターンバーが設けられており、各印刷ユニット16,17から送り出された各ウェブWの走行ルートを変更し、所定の順番に重ね合わせることができる。折機14は、ターンバー装置13から搬送されたウェブWを縦折りし、所定の長さで横裁断し、更に横折りして所望の折帖を形成した後に排紙するものである。
従って、まず、給紙装置11から印刷装置12を構成する多色刷印刷ユニット16や2色刷印刷ユニット17にウェブWが供給されると、各印刷ユニット16,17では、各ウェブWに対して4色刷や2色刷が行われる。次に、各印刷ユニット16,17で印刷が施された複数のウェブWは、ターンバー装置13にて、走行ルートが変更されると共に、所定の順番に重ね合わせられる。そして、複数重ね合わされたウェブWは、折機14に搬送され、ここで縦折りされた後、横裁断され、更に横折りされて所望の折帖が形成され、羽根車により排紙コンベア上に排紙される。
一方、インクジェットプリンタ200は、印刷装置12にて、各印刷ユニット16,17におけるウェブWの搬送方向の下流側にそれぞれ配置されている。本実施例では、各インクジェットプリンタ200は同様の構成をなしている。
インクジェットプリンタ200において、図1に示すように、ウェブWの走行方向に沿って第1ガイドローラ(上流側ガイドローラ)21と第2ガイドローラ(下流側ガイドローラ)22が所定間隔をもって配設されている。この第1、第2ガイドローラ21,22は、ウェブWの裏面側を所定角度(90度以上)だけ巻き付けて走行を案内するものである。また、第1ガイドローラ21より上流側に第3ガイドローラ23が配設される一方、第2ガイドローラ22より下流側に第4ガイドローラ24が配設され、ウェブWの表面側を所定角度(90度以上)だけ巻き付けて走行を案内している。
第4ガイドローラ24より下流側に駆動ローラ25が配設されると共に、この駆動ローラ25に対接して押えローラ26が配設されている。この駆動ローラ25は、ウェブWの表面側を所定角度だけ巻き付けると共に、押えローラ26との間でウェブWを挟持することで、ウェブWに対して駆動力(搬送力)を付与して搬送可能としている。
この場合、駆動ローラ25は、駆動モータ27により駆動可能である一方、各ガイドローラ21〜24及び押えローラ26は、回転自在ではあるが、走行するウェブWにより連れ回り可能となっている。
第1ガイドローラ21と第2ガイドローラ22との間では、ウェブWが直線状に走行するように案内されている。そして、この直線状に走行するウェブWの表面側に対向し、且つ、ウェブWの走行方向に沿って、複数(本実施例では、4個)の印刷ヘッド31,32,33,34が直列に配設されている。この印刷ヘッド31,32,33,34は、インクジェットヘッドであって、インキを微滴化してからウェブWの表面に吹き付けて印刷を行うものである。
また、第1ガイドローラ21と第2ガイドローラ22との間では、直線状に走行するウェブWの表面側に対向し、且つ、印刷ヘッド31よりウェブWの走行方向の上流側に、ウェブWの絵柄を検出するフォトセンサ(絵柄検出手段)35が配設されている。このフォトセンサ35は、印刷装置12における各印刷ユニット16,17でウェブWに印刷された絵柄を検出するものである。
また、印刷ヘッド34よりウェブWの走行方向における下流側には、ウェブWの走行速度を検出する走行速度検出手段として、第2ガイドローラ22の回転速度を検出するロータリエンコーダ36が設けられている。更に、印刷ヘッド34よりウェブWの走行方向における下流側には、ウェブWの張力を検出する張力検出手段として、第4ガイドローラ24での張力を検出する張力検出器37が設けられている。
制御装置38は、駆動モータ27を駆動制御することで、駆動ローラ25の回転速度、つまり、ウェブWの搬送速度を制御可能となっている。また、制御装置は、印刷ヘッド31,32,33,34の印刷時期を制御可能となっている。この場合、上述したフォトセンサ35とロータリエンコーダ36と張力検出器37の検出結果が、この制御装置38に入力されることで、制御装置38は、ウェブWの絵柄、ウェブWの走行速度、ウェブWの張力に基づいて各印刷ヘッド31,32,33,34による印刷時期を制御する。
本実施例では、図2に詳細に示すように、走行するウェブWに対して、フォトセンサ35と各印刷ヘッド31,32,33,34が直列に配置され、フォトセンサ35から各印刷ヘッド31,32,33,34までの距離が、L1,L2,L3,L4に設定されている。従って、フォトセンサ35がウェブWに印刷された絵柄を検出すると、制御装置38は、ウェブWの走行速度に応じて、絵柄の検出時期から印刷ヘッド31,32,33,34が印刷するウェブWにおける所定領域がフォトセンサ35の検出位置に到達するまでのオフセット時間tを算出する。そして、制御装置38は、この時間tに、距離L1,L2,L3,L4に対応した時間T1,T2,T3,T4を加算し、フォトセンサ35が絵柄を検出してから所定領域が印刷ヘッド31,32,33,34の印刷位置に到達するまでの時間を算出し、この時間に基づいて印刷ヘッド31,32,33,34を制御する。
この場合、印刷ヘッド31,32,33,34がウェブWの所定領域に対して、墨色(Black)のインキを吹き付けることで、一つの線、文字、画像などを印刷することができる。即ち、ウェブWの走行速度に対して、1つの印刷ヘッド31,32,33,34がインキの吹き付ける速度が十分でないことから、4つの印刷ヘッド31,32,33,34により一つの線、文字、画像などを印刷する。また、印刷ヘッド31,32,33,34が墨(Black)、藍(Cyan)、紅(Magenta)、黄(Yellow)のインキを吹き付けることで、一つの線、文字、画像などを印刷するように構成してもよい。
なお、上述したフォトセンサ35が初めに検出する絵柄とは、新聞の枠やテスト印字、マーク、文字、画像など、搬送されるウェブWを切断したときに新聞の先頭部分にある絵柄である。
また、駆動モータ27の負荷変動により駆動ローラ25の回転速度、つまり、ウェブWに付与する搬送力が変動すると、走行するウェブWの速度が変動すると共に、ウェブWの張力が変動する。このとき、制御装置38は、印刷ヘッド34より下流側にあるロータリエンコーダ36が検出したウェブWの走行速度に応じて、印刷ヘッド31,32,33,34の印刷時期を制御することから、ウェブWの速度が変動すると、その変動した速度に応じて印刷ヘッド31,32,33,34の印刷時期を変更している。また、制御装置38は、印刷ヘッド34より下流側にある張力検出器37が検出したウェブWの張力に応じて、印刷ヘッド31,32,33,34の印刷時期を制御することから、ウェブWの張力が変動すると、その変動した張力に応じて印刷ヘッド31,32,33,34の印刷時期を変更している。この場合、ウェブWの張力が大きくなると、ウェブWが第1ガイドローラ21を基点として下流側に伸長することから、ウェブWの走行速度が増加するものとし、印刷ヘッド31,32,33,34の印刷時期を早い側に変更する。
また、本実施例では、第2ガイドローラ22の真円度を検出するガイドローラ真円度検出手段を設け、制御手段38は、第2ガイドローラ22の真円度に基づいて各印刷ヘッド31,32,33,34による印刷時期を制御する。この場合、図示しない治具により、事前に第2ガイドローラ22の真円度、つまり、偏心度合を計測しておき、この偏心度合を制御装置38のメモリに記憶しておく。そして、印刷作業時に、制御手段38は、この第2ガイドローラ22の偏心度合に基づいて各印刷ヘッド31,32,33,34による印刷時期を制御する。具体的には、第2ガイドローラ22が真円に製作されていないと、回転角度により周速が異なることから、第2ガイドローラ22の回転位相に応じて印刷ヘッド31,32,33,34による印刷時期を変更する。
従って、このように構成された印刷機にて、オフセット輪転印刷機100によりウェブWに印刷が施され、この印刷済のウェブWがインクジェットプリンタ200に至ると、このインクジェットプリンタ200は、印刷済のウェブWにおける所定の位置に印刷を実行する。
即ち、ウェブWが第3ガイドローラ23、第1ガイドローラ21、第2ガイドローラ22、第4ガイドローラ24に案内され、駆動ローラ25により駆動力が付与される搬送されるとき、各印刷ヘッド31,32,33,34は、ウェブWにおける所定の位置に印刷を実行する。具体的には、ウェブWが、第1ガイドローラ21と第2ガイドローラ22により、直線状に走行案内されるとき、各印刷ヘッド31,32,33,34が順番に印刷を行う。このとき、制御装置38は、検出したウェブWの絵柄、ウェブWの走行速度、ウェブWの張力に基づいて各印刷ヘッド31,32,33,34による印刷時期を制御する。
具体的に説明すると、図1及び図2に示すように、制御装置38は、インクジェットプリンタ200が印刷する画像を4つの印刷ヘッド31,32,33,34が印刷する画像(例えば、CMYK)に分割して割り当てる。そして、フォトセンサ35がウェブWの絵柄を検出すると描画ラインカウンタをリセット(T=0)する。そして、ロータリエンコーダ36が検出したウェブWの走行に同期した検出パルス(走行速度)を、例えば、変換器としてのPLL(Phase Locked Loop)により描画クロックに変換し、制御装置38は、この描画クロックに応じて描画ラインカウンタTを増加させていく。この場合、1つの描画クロックに対して描画ラインカウンタTを1増加する。
続いて、張力検出器37が検出したウェブWの張力からウェブWの紙質、紙厚、紙サイズなどに応じて設定された延び量LT(LT1,LT2,LT3,LT4)を求める。この場合、移動平均処理により所定期間における延び量の平均値として求める。そして、フォトセンサ35から各印刷ヘッド31,32,33,34までの距離L1,L2,L3,L4から、延び量LT1,LT2,LT3,LT4を減算し、1クロック当たりのウェブWの走行距離で除算することで、張力変動による各印刷ヘッド31,32,33,34でのディレイ値D(D1,D2,D3,D4)を求める。そして、制御装置38は、描画ラインカウンタのカウンタ値Tからディレイ値D(D1,D2,D3,D4)を減算した値が0より少なくなったら、つまり、描画ラインカウンタ値Tがディレイ値D(D1,D2,D3,D4)になったら、各印刷ヘッド31,32,33,34による描画を開始する。
即ち、制御装置38は、ロータリエンコーダ36の検出結果に基づいた速度変動補正値(描画クロック)と、張力検出器37の検出結果に基づいた張力変動補正値(ディレイ値)との加算値により各印刷ヘッド31,32,33,34による印刷時期を制御することとなる。つまり、速度変動補正値は、短周期におけるウェブWの位置変動量を補正するためのものであり、張力変動補正値は、長周期におけるウェブWの伸びによる位置変動量を補正するためのものである。なお、ここでの説明では、前述した、絵柄の検出時期からウェブWにおける所定領域までのオフセット時間tを省略して説明している。
このように実施例1の印刷機にあっては、ウェブの走行方向に沿って所定間隔でウェブの走行を案内する第1、第2ガイドローラ21,22を配設すると共に、第2ガイドローラ22の下流側にウェブWを搬送する駆動ローラ25を配設し、第1、第2ガイドローラ21,22間で案内されるウェブWに対向してこのウェブWの走行方向に沿って4つの印刷ヘッド31,32,33,34を配設し、この印刷ヘッド31,32,33,34より下流側にウェブWの走行速度を検出するロータリエンコーダ36を設けると共に、ロータリエンコーダ36の検出結果に基づいて印刷ヘッド31,32,33,34による印刷時期を制御する制御装置38を設けている。
従って、印刷ヘッド31,32,33,34より下流側にて、ウェブWに搬送力を与えると共に、ウェブWの走行速度を検出し、このウェブWの走行速度に基づいて複数の印刷ヘッド31,32,33,34による印刷時期を制御するため、ウェブWにおける走行速度の変動を的確に検出することができ、複数の印刷ヘッド31,32,33,34による印刷の見当ずれを抑制し、印刷品質の向上を図ることができる。
具体的には、駆動モータ27の負荷変動により駆動ローラ25の回転速度、つまり、ウェブWに付与する搬送力が変動すると、走行するウェブWの速度が変動する。この場合、ウェブWにおける走行速度の変動は、第1、第2ガイドローラ21,22間で一定であるものの、ウェブWを牽引している駆動ローラ25側、つまり、下流側の第2ガイドローラ22へ伝わりやすい。そのため、制御装置38は、印刷ヘッド34より下流側にあるロータリエンコーダ36が検出したウェブWの走行速度に応じて、印刷ヘッド31,32,33,34の印刷時期を制御することから、ウェブWの速度が変動しても、その変動した速度に応じて印刷ヘッド31,32,33,34の印刷時期を適切に変更することができる。その結果、複数の印刷ヘッド31,32,33,34による印刷の見当ずれを抑制することができる。
また、実施例1の印刷機では、第4ガイドローラ24にウェブWの張力を検出する張力検出器37を設け、制御装置38は、ウェブWの張力に基づいて複数の印刷ヘッド31,32,33,34による印刷時期を制御している。従って、ウェブWの張力が変動しても、その張力変動に応じた印刷ヘッド31,32,33,34の印刷時期制御が可能となり、複数の印刷ヘッド31,32,33,34による印刷の見当ずれを抑制することができる。この場合、張力検出器37が印刷ヘッド31,32,33,34より下流側でウェブWの張力を検出しており、第1、第2ガイドローラ21,22間で案内されるウェブWの張力変動を高精度に検出することができる。
また、実施例1の印刷機では、印刷ヘッド31より上流側でウェブWに印刷された絵柄を検出するフォトセンサ35を設け、制御手段38は、ウェブWの絵柄に基づいて複数の印刷ヘッド31,32,33,34による印刷時期を制御している。従って、既に印刷済のウェブWにて、印刷ヘッド31,32,33,34により印刷領域を適正に把握することができ、印刷ヘッド31,32,33,34より追加の印刷を高精度に行うことが可能となる。
また、実施例1の印刷機では、事前に第2ガイドローラ22の真円度(偏心度合)を計測し、印刷作業時に、制御手段38は、この第2ガイドローラ22の偏心度合に基づいて各印刷ヘッド31,32,33,34による印刷時期を制御している。従って、第2ガイドローラ22の真円度が不十分であっても、その偏心度合に応じた印刷ヘッド31,32,33,34の印刷時期制御が可能となり、複数の印刷ヘッド31,32,33,34による印刷の見当ずれを抑制することができる。
なお、第2ガイドローラ22の真円度に基づいて印刷ヘッド31,32,33,34の印刷時期を制御する場合、第2ガイドローラ22に対して真円度計測センサを配設し、オンラインで第2ガイドローラ22の真円度に基づく印刷ヘッド31,32,33,34の印刷時期制御を実行してもよい。
図4は、本発明の実施例2に係る印刷機を表す概略構成図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例2に係る印刷機において、図4に示すように、インクジェットプリンタ200は、第1ガイドローラ21と第2ガイドローラ22によりウェブWが直線状をなして走行自在に支持され、この直線状のウェブWに対して、複数の印刷ヘッド31,32,33,34により印刷を行うものである。
そして、本実施例では、第2ガイドローラ22とウェブWとの間の滑りを抑制する滑り抑制手段として、第2ガイドローラ22に対接してウェブWを挟持する紙押えローラ41が設けられている。この紙押えローラ41は、第2ガイドローラ22との間でウェブWを挟持しながら連れ回りすることで、第2ガイドローラ22とウェブWとの間の滑りを抑制することができる。
従って、ウェブWが第3ガイドローラ23、第1ガイドローラ21、第2ガイドローラ22、第4ガイドローラ24に案内され、駆動ローラ25により駆動力が付与されて搬送されるとき、各印刷ヘッド31,32,33,34は、ウェブWにおける所定の位置に印刷を実行する。具体的には、第1ガイドローラ21と第2ガイドローラ22との間で直線状に走行案内されたウェブWに対して、各印刷ヘッド31,32,33,34が順番に印刷を行う。
このとき、制御装置38は、検出したウェブWの絵柄、ウェブWの走行速度、ウェブWの張力に基づいて各印刷ヘッド31,32,33,34による印刷時期を制御する。本実施例では、ウェブWは、第2ガイドローラ22と紙押えローラ41との間で挟持しながら走行することで、第2ガイドローラ22との滑りが抑制されており、ロータリエンコーダ36は、この第2ガイドローラ22を介してウェブWの走行速度を検出する。そのため、ウェブWの走行速度が高精度に検出される。
このように実施例2の印刷機にあっては、ウェブの走行方向に沿って所定間隔でウェブの走行を案内する第1、第2ガイドローラ21,22を配設し、第1、第2ガイドローラ21,22間で案内されるウェブWに対向して4つの印刷ヘッド31,32,33,34を配設して構成し、第2ガイドローラ22とウェブWとの間の滑りを抑制する滑り抑制手段として、紙押えローラ41を設けている。
従って、紙押えローラ41により第2ガイドローラ22とウェブWとの間の滑りが抑制されることで、ロータリエンコーダ36により第2ガイドローラ22を介してウェブWの走行速度を高精度に検出することができ、ウェブWにおける走行速度の変動を的確に検出し、複数の印刷ヘッド31,32,33,34による印刷の見当ずれを抑制することができる。
図5は、本発明の実施例3に係る印刷機を表す概略構成図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例3に係る印刷機において、図5に示すように、インクジェットプリンタ200は、第1ガイドローラ21と第2ガイドローラ42によりウェブWが直線状をなして走行自在に支持され、この直線状のウェブWに対して、複数の印刷ヘッド31,32,33,34により印刷を行うものである。
そして、本実施例では、第2ガイドローラ42とウェブWとの間の滑りを抑制する滑り抑制手段として、第2ガイドローラ42の外周部に表面加工42aを施している。この表面加工42aは、例えば、セレーション加工、ダイヤ加工、ローレット加工または、ダイヤモンド粒子の電着加工であって、第2ガイドローラ42の外周面の表面粗さを粗くし、摩擦係数を上げるための加工である。そのため、表面加工42aにより、第2ガイドローラ42とウェブWとの間の滑りを抑制することができる。
従って、ウェブWが第3ガイドローラ23、第1ガイドローラ21、第2ガイドローラ42、第4ガイドローラ24に案内され、駆動ローラ25により駆動力が付与されて搬送されるとき、各印刷ヘッド31,32,33,34は、ウェブWにおける所定の位置に印刷を実行する。具体的には、第1ガイドローラ21と第2ガイドローラ42との間で直線状に走行案内されたウェブWに対して、各印刷ヘッド31,32,33,34が順番に印刷を行う。
このとき、制御装置38は、検出したウェブWの絵柄、ウェブWの走行速度、ウェブWの張力に基づいて各印刷ヘッド31,32,33,34による印刷時期を制御する。本実施例では、ウェブWは、外周部に表面加工42aが施された第2ガイドローラ42により案内されることで、第2ガイドローラ42との滑りが抑制されており、ロータリエンコーダ36は、この第2ガイドローラ42を介してウェブWの走行速度を検出する。そのため、ウェブWの走行速度が高精度に検出される。
このように実施例3の印刷機にあっては、ウェブの走行方向に沿って所定間隔でウェブの走行を案内する第1、第2ガイドローラ21,42を配設し、第1、第2ガイドローラ21,42間で案内されるウェブWに対向して4つの印刷ヘッド31,32,33,34を配設して構成し、第2ガイドローラ42とウェブWとの間の滑りを抑制する滑り抑制手段として、第2ガイドローラ42の外周部に表面加工42aを施している。
従って、表面加工42aにより第2ガイドローラ42とウェブWとの間の滑りが抑制されることで、ロータリエンコーダ36により第2ガイドローラ42を介してウェブWの走行速度を高精度に検出することができ、ウェブWにおける走行速度の変動を的確に検出し、複数の印刷ヘッド31,32,33,34による印刷の見当ずれを抑制することができる。
なお、上述した各実施例では、滑り抑制手段として、紙押えローラ41、表面加工42aを設けたが、この構成に限定されるものではない。例えば、第2ガイドローラ22におけるウェブWの巻き付け角度を180度以上とすることで、第2ガイドローラ22とウェブWとの接触面積を拡大して摩擦抵抗を増大し、第2ガイドローラ22とウェブWとの間の滑りを抑制するようにしてもよい。
また、上述した各実施例では、ロータリエンコーダ36を第2ガイドローラ22,42に設けたが、ここに限定されるものではない。即ち、本発明の走行速度検出手段(ロータリエンコーダ36)は、印刷ヘッド31,32,33,34よりウェブWの走行方向における下流側でウェブWの走行速度を検出するものであり、この速度は第2ガイドローラ22の速度で決定される。また、この第2ガイドローラ22に速度変動が発生した場合、この第2ガイドローラ22より下流側には張力の影響が発生しにくい。そのため、ロータリエンコーダ36を第2ガイドローラ22の近傍に配置することが望ましいが、更に下流側の第4ガイドローラ24に設けたり、別の走行速度検出手段を第2ガイドローラ22より上流側に配置してもよい。
また、張力検出器37を第4ガイドローラ24に設けたが、ここに限定されるものではない。即ち、本発明の張力検出手段(張力検出器37)は、印刷ヘッド31,32,33,34よりウェブWの走行方向における下流側でウェブWの張力を検出するものであるが、誤差要因が発生しやすいことから、他のガイドローラ21,22,23であってもよく、別の張力検出手段をガイドローラ21,22間に配置してもよい。更に、4つの印刷ヘッド31,32,33,34を設けたが、その数に限定されるものではなく、複数設ければよいものである。
また、上述した各実施例では、本発明の印刷機を、オフセット輪転印刷機とデジタル印刷機(オンデマンド印刷機)としてのインクジェットプリンタにより構成したが、デジタル印刷機に適用してもよい。また、デジタル印刷機(オンデマンド印刷機)をインクジェットプリンタとしたが、編集システムなどで作成したデータをそのまま受け取って印刷可能なデジタル印刷機であればよく、インクジェット方式に限らず、電子写真方式など、描画方式を問うものではない。
本発明に係る印刷機及び方法は、印刷ヘッドより下流側で走行する印刷用紙の走行速度に基づいて印刷ヘッドによる印刷時期を制御することで、印刷用紙における走行速度の変動を的確に検出することで見当ずれを抑制して印刷品質の向上を図るものであり、いずれの印刷機にも適用することができる。
11 給紙装置
12 印刷装置
13 ターンバー装置
14 折機
21 第1ガイドローラ(上流側ガイドローラ)
22 第2ガイドローラ(下流側ガイドローラ)
25 駆動ローラ
31,32,33,34 印刷ヘッド
35 フォトセンサ(絵柄検出手段)
36 ロータリエンコーダ(走行速度検出手段)
37 張力検出器(張力検出手段)
38 制御装置
41 紙押えローラ(滑り抑制手段)
42 第2ガイドローラ(上流側ガイドローラ)
42a 表面加工(滑り抑制手段)
100 オフセット輪転印刷機
200 インクジェットプリンタ(印刷機)

Claims (9)

  1. 連続する印刷用紙の走行方向に沿って所定間隔で配設されて印刷用紙の走行を案内する上流側ガイドローラ及び下流側ガイドローラと、
    前記各ガイドローラ間で案内される印刷用紙に対向して配設されると共に印刷用紙の走行方向に沿って配設される複数の印刷ヘッドと、
    該印刷ヘッドより印刷用紙の走行方向における下流側で印刷用紙を搬送可能な駆動ローラと、
    前記印刷ヘッドより印刷用紙の走行方向における下流側で印刷用紙の走行速度を検出する走行速度検出手段と、
    該走行速度検出手段の検出結果に基づいて前記複数の印刷ヘッドによる印刷時期を制御する制御装置と、
    を備えることを特徴とする印刷機。
  2. 前記走行速度検出手段は、前記下流側ガイドローラの回転速度を検出するロータリエンコーダを有することを特徴とする請求項1に記載の印刷機。
  3. 前記下流側ガイドローラと印刷用紙との間の滑りを抑制する滑り抑制手段を設けることを特徴とする請求項2に記載の印刷機。
  4. 印刷用紙の張力を検出する張力検出手段を設け、前記制御装置は、前記張力検出手段の検出結果に基づいて前記複数の印刷ヘッドによる印刷時期を制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の印刷機。
  5. 前記張力検出手段は、前記印刷ヘッドより印刷用紙の走行方向における下流側で印刷用紙の張力を検出することを特徴とする請求項4に記載の印刷機。
  6. 前記制御装置は、前記走行速度検出手段の検出結果に基づいた速度変動補正値と、前記張力検出手段の検出結果に基づいた張力変動補正値との加算値により前記複数の印刷ヘッドによる印刷時期を制御することを特徴とする請求項4または5に記載の印刷機。
  7. 前記印刷ヘッドより印刷用紙の走行方向における上流側で印刷用紙の絵柄を検出する絵柄検出手段を設け、前記制御手段は、前記絵柄検出手段の検出結果に基づいて前記複数の印刷ヘッドによる印刷時期を制御することを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の印刷機。
  8. 前記ガイドローラの真円度を検出するガイドローラ真円度検出手段を設け、前記制御手段は、前記ガイドローラ真円度検出手段の検出結果に基づいて前記複数の印刷ヘッドによる印刷時期を制御することを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の印刷機。
  9. 連続する印刷用紙を上流側ガイドローラ及び下流側ガイドローラにより走行案内すると共に、下流側の駆動ローラにより印刷用紙を搬送可能とし、前記各ガイドローラ間で案内される印刷用紙に対して複数の印刷ヘッドが順番に印刷を行う印刷方法において、
    前記印刷ヘッドより下流側で走行する印刷用紙の走行速度に基づいて前記複数の印刷ヘッドによる印刷時期を制御することを特徴とする印刷方法。
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