JP5243120B2 - 印刷機 - Google Patents

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Description

本発明は、ウェブ状シートに追い刷り印刷を行う印刷機に関し、特に、ウェブ状シートの搬送方向におけるずれの補正技術に関する。
従来より、ウェブ状シートに対して、表面のコートや裏面の印刷、あるいはインキの積層印刷等を行うために印刷を複数回に分けて行う、いわゆる追い刷り印刷が行われている。このようなウェブ状シートに対する追い刷り印刷においては、ウェブ状シートが搬送される搬送経路に複数の印刷ユニットを配置し、この印刷ユニットにおいて、搬送されてくるウェブ状シートに順次印刷が行われることになる。すなわち、ウェブ状シートに印刷された情報や絵柄に重ねて情報や絵柄が印刷されることになるため、複数の印刷ユニットにおけるウェブ状シートの搬送方向におけるずれを補正して印刷位置を合わせる必要がある。
ところで、印刷手法の1つとして、凹部を有する版胴と、圧胴とを対向して配置し、これらの間にウェブ状シートを挟み込んで搬送することにより、版胴の凹部に詰まったインキをウェブ状シートに転写して印刷を行うグラビア印刷が利用されている。
このようなグラビア印刷を用いて追い刷り印刷を行う場合においても、上述したように複数の印刷ユニットにおけるウェブ状シートの搬送方向におけるずれを補正する必要がある。そこで、複数の印刷ユニットにおける版胴間の回転速度比を調整することによってウェブ状シートにテンションをかけてウェブ状シートを伸縮させることにより、ウェブ状シートの搬送方向におけるずれを補正することが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−324387号公報
しかしながら、上述したように、複数の印刷ユニットにおける版胴間の回転速度比を調整することによってウェブ状シートにテンションをかけてウェブ状シートを伸縮させることにより、ウェブ状シートの搬送方向におけるずれを補正する場合、ウェブ状シートに情報表示用のインキを転写して印刷を行うだけの場合は問題ないが、ウェブ状シートに導電性インキを転写することにより電気回路を形成する場合や、ウェブ状シートに電気的性能を有する材料を転写することにより電気的性能を有する層をウェブ状シート上に積層する場合、ウェブ状シートに形成、あるいは積層された電気回路や層が、その後、ウェブ状シートが伸縮することによって破損してしまう虞れがある。また、導電性インキや電気的性能を有する材料のウェブ状シートに対する転写量が不安定となり、それにより、電気的特性が損なわれてしまう虞れがある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、ウェブ状シートを伸縮させることなくウェブ状シートの搬送方向におけるずれを補正することができる印刷機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
搬送されてくるウェブ状シートを介して互いに対向して配置された版胴及び圧胴を具備し、前記圧胴が前記ウェブ状シートを介して前記版胴に押圧された状態で前記版胴が回転することにより、前記版胴の表面に形成された版パターンに応じた印刷パターンを前記ウェブ状シートに印刷する印刷ユニットを有してなる印刷機において、
前記印刷ユニットは、
前記版胴及び圧胴に対して前記ウェブ状シートの搬送方向上流側に配置され、前記ウェブ状シートに印刷された印刷パターンを検出する検出手段と、
前記版胴における前記版パターンの位置と、前記検出手段にて前記印刷パターンが検出されたタイミングとに基づいて、前記版パターンに対する前記ウェブ状シートの搬送方向におけるずれ量を算出し、該ずれ量が第1の所定量を超えている場合、前記版胴と前記圧胴とを離間させ、前記版胴の回転によって前記ずれを補正する補正手段とを有し、
前記印刷ユニットが前記ウェブ状シートの搬送経路上に複数段に配置され、
前記検出手段は、前段の印刷ユニットにて前記ウェブ状シートに印刷された印刷パターンを検出し、
前記補正手段は、前段の印刷ユニットにて前記版胴と前記圧胴とが離間することにより印刷パターンが印刷されなかった領域が当該印刷ユニットの前記版胴と前記圧胴との間に搬送されてくるタイミングで前記版胴と前記圧胴とを離間させ、前記版胴の回転によって前記ずれを補正することを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、ウェブ状シートが搬送されてくると、印刷ユニットの検出手段において、ウェブ状シートに印刷された印刷パターンが検出される。印刷ユニットにおいては、この印刷パターンを用いてウェブ状シートに対する印刷のタイミングが認識されることになるため、印刷ユニットの補正手段において、検出手段にて印刷パターンが検出されたタイミングと、印刷ユニットの版胴の表面に形成され、ウェブ状シートに情報を印刷するための版パターンの位置とに基づいて、版パターンに対するウェブ状シートの搬送方向におけるずれ量が算出される。そして、算出されたずれ量が第1の所定量を超えている場合、版胴と圧胴とが離間し、版胴の回転によってずれが補正されることになる。
このように、版胴に形成され、ウェブ状シートに印刷パターンを印刷するための版パターンに対するウェブ状シートの搬送方向におけるずれが検出された場合、版胴と圧胴とが離間し、版胴の回転によってずれが補正されることになるので、ウェブ状シートを伸縮させることなくウェブ状シートの搬送方向におけるずれを補正することができる。
また、印刷ユニットがウェブ状シートの搬送経路上に複数段に配置され、検出手段が、前段の印刷ユニットにてウェブ状シートに印刷された印刷パターンを検出するものにおいては、補正手段において、版パターンに対するウェブ状シートの搬送方向におけるずれ量が第2の所定量を超えている場合、前段の印刷ユニットにて版胴と圧胴とが離間することにより印刷パターンが印刷されなかった領域が、その印刷ユニットの版胴と圧胴との間に搬送されてくるタイミングで版胴と圧胴とを離間させ、版胴の回転によってずれを補正することにより、ずれを補正するために印刷パターンが印刷されない領域を、複数段の印刷ユニットにて同一とすることができ、ウェブ状シート上にて印刷パターンが正規に印刷されない領域を少なくすることができる。
以上説明したように本発明においては、搬送されてくるウェブ状シートを介して互いに対向して配置された版胴及び圧胴を具備し、圧胴がウェブ状シートを介して版胴に押圧された状態で版胴が回転することにより、版胴の表面に形成された版パターンに応じた印刷パターンをウェブ状シートに印刷する印刷ユニットが、ウェブ状シートに印刷された印刷パターンを検出する検出手段と、版胴における版パターンの位置と、検出手段にて印刷パターンが検出されたタイミングとに基づいて、版パターンに対するウェブ状シートの搬送方向におけるずれ量を算出し、算出したずれ量が第1の所定量を超えている場合、版胴と圧胴とを離間させ、版胴の回転によってずれを補正する補正手段とを有する構成とし、版胴に形成された版パターンに対するウェブ状シートの搬送方向におけるずれが検出された場合、版胴と圧胴とが離間し、版胴の回転によってずれが補正される構成としたため、ウェブ状シートを伸縮させることなくウェブ状シートの搬送方向におけるずれを補正することができる。
また、印刷ユニットがウェブ状シートの搬送経路上に複数段に配置され、検出手段が、前段の印刷ユニットにてウェブ状シートに印刷された印刷パターンを検出し、補正手段において、版パターンに対するウェブ状シートの搬送方向におけるずれ量が第2の所定量を超えている場合、前段の印刷ユニットにて版胴と圧胴とが離間することにより印刷パターンが印刷されなかった領域が、その印刷ユニットの版胴と圧胴との間に搬送されてくるタイミングで版胴と圧胴とを離間させ、版胴の回転によってずれを補正するように構成したことにより、ずれを補正するために印刷パターンが印刷されない領域を、複数段の印刷ユニットにて同一とすることができ、それにより、ウェブ状シート上にて印刷パターンが正規に印刷されない領域を少なくすることができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、本発明の印刷機によって作製される製品について説明する。
図1は、本発明の印刷機によって作製される製品の一例である表示装置用電極基板を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本例は図1に示すように、保護基材6の一方の面に複数の配線電極3が形成され、さらに配線電極3上に絶縁層5及び複数の表示電極2a〜2qが形成されて構成されている。
表示電極2a〜2qは、絶縁層5上に、表示される情報に応じたパターンで形成されている。本例は、この表示電極2a〜2qを用いて数字を表示するものであって、表示電極2b,2cによって2つのセグメントからなる表示部と、表示電極2d〜2jによって7つのセグメントからなる表示部と、表示電極2k〜2qによって7つのセグメントからなる表示部とからなり、この表示電極2b〜2qと、数字の背景となる表示電極2aとに対する電荷の付与状態によって、“0”〜“199”までの数字を表示することができる。
配線電極3は、複数の表示電極2a〜2qに選択的に電荷を付与するためのものであって、絶縁層5の表示電極2a〜2qが形成された面とは反対側の面において、複数の表示電極2a〜2qにそれぞれ対向する領域から所定のパターンを有して延び、複数の表示電極2a〜2qに選択的に電荷を付与するための制御部(不図示)との接続部分まで形成されている。
また、絶縁層5には、表示電極2a〜2qのそれぞれに対応して、配線電極3と接続されるための導通部4が設けられており、表示電極2a〜2qはそれぞれこの導通部4を介して配線電極3と接続されている。この導通部4は、絶縁層5に設けられた穴部内に導電性材料が流れ込むことにより形成される。
上記のように構成された表示装置用電極基板1においては、まず、保護基材6上に導電性インキを用いて配線電極3を印刷し、次に、配線電極3が形成された保護基材6上に、配線電極3の導通部4が形成される領域を除く全面に絶縁性材料を用いて絶縁層5を印刷し、その後、絶縁層5上において、絶縁層5が形成されていない領域を含み、表示される情報に応じたパターンの形状に導電性インキを用いて複数の表示電極2a〜2qを印刷して作製することになる。
このようにして作製された表示装置用電極基板1においては、表示電極2a〜2qが形成された面に、ITO等が積層されることにより、薄型の表示装置として利用される。
以下に、上述した表示装置用電極基板1を作製するための印刷機について説明する。
図2は、本発明の印刷機の実施の一形態を示す図である。また、図3は、図2に示した版胴13の詳細な構成を示す図であり、図4は、図2に示した補正コントローラ12の構成を示すブロック図である。
本形態は図2に示すように、保護基材6が連続状となったウェブ状シートである保護基材シート6aが供給ローラ30に巻き取られており、この供給ローラ30から引き出された保護基材シート6aの搬送経路上に、1組のニップローラ20a,20bと、3つの印刷ユニット10a〜10cとが配置されて構成されている。ニップローラ20a,20bは、供給ローラ30から引き出された保護基材シート6aを表裏から一定の圧力によって挟み込み、互いに反対方向に回転することにより、供給ローラ30から引き出された保護基材シート6aを搬送する。
3つの印刷ユニット10a〜10cはそれぞれ、搬送されてくる保護基材シート6aを介して互いに対向して配置された版胴13及び圧胴14と、版胴13及び圧胴14に対して保護基材シート6aの搬送方向上流側に配置された検出手段であるタイミングセンサ11と、保護基材シート6aの搬送方向におけるずれを補正するための補正手段である補正コントローラ12とから構成されている。そして、3つの印刷ユニット10a〜10cのうち、保護基材シート6aの搬送方向最も前段となる印刷ユニット10aにおいて保護基材シート6aに対して配線電極3が印刷され、次の印刷ユニット10bにおいて絶縁層5が印刷され、最も後段となる印刷ユニット10cにおいて表面電極2a〜2qが印刷される。
版胴13には、図3に示すように、保護基材シート6aに対して印刷パターンとなる配線電極3、絶縁層5あるいは表面電極2a〜2qの形状に応じた版パターンが凹部15となって形成されており、この凹部15に溜められた導電性インキや絶縁性材料が版胴13の回転によって、保護基材シート6aに転写、印刷される。圧胴14は、保護基材シート6aを介して版胴13に押圧され、版胴13の回転に応じて版胴13とは反対方向に回転する。
タイミングセンサ11は、版胴13及び圧胴14によって保護基材シート6aに配線電極3、絶縁層5あるいは表面電極2a〜2qを印刷する前に、前段までの印刷ユニットにて印刷された印刷パターンとなる配線電極3あるいは絶縁層5を読み取って検出する。なお、印刷ユニット10aに搬送されてくる保護基材シート6aにおいては、保護基材シート6aに配線電極3、絶縁層5あるいは表面電極2a〜2qが印刷されていないため、保護基材シート6aにタイミングマークを印刷しておき、このタイミングマークを印刷パターンとして読み取って検出する。タイミングセンサ11の検出方法は、例えば、保護基材シート6aに対して光を照射してその反射光を受光することによって印刷パターンを検出する反射型を用いることが考えられる。
補正コントローラ12は図4に示すように、タイミング取得部41と、版パターン位置認識部42と、ずれ量算出部43と、ずれ補正指示部44と、版胴回転制御部45と、圧胴位置制御部46とから構成されている。
タイミング取得部41は、タイミングセンサ11にて保護基材シート6aからタイミングマーク、配線電極3あるいは絶縁層5が読み取られたタイミングを取得する。
版パターン位置認識部42は、タイミング取得部41にて保護基材シート6aからタイミングマーク、配線電極3あるいは絶縁層5が読み取られたタイミングにおける版胴13における版パターンの位置を認識する。具体的には、上述したように、版胴13には、保護基材シート6aに対して配線電極3、絶縁層5あるいは表面電極2a〜2qの形状に応じた版パターンが凹部15となって形成されており、図3に示したように、その凹部15のうち回転方向先端側が印刷開始位置となり、その印刷開始位置が版パターン位置認識部42にて認識される。
ずれ量算出部43は、タイミング取得部41にて取得されたタイミングと、版パターン位置認識部42にて認識された版胴13における凹部15の搬送方向先端側となる印刷開始位置とに基づいて、凹部15に対する保護基材シート6aの搬送方向におけるずれ量を算出する。具体的な算出方法は後述する。
ずれ補正指示部44は、ずれ量算出部43にて算出されたずれ量が、予め決められた所定量を超えている場合、版胴回転制御部45及び圧胴位置制御部46に対して、ずれ補正命令を出力する。
版胴回転制御部45は、版胴13の回転を制御しており、ずれ補正指示部44からずれ補正命令が出力された場合、そのずれ補正命令に応じて版胴13の回転を停止、あるいは高速とし、凹部15に対する保護基材シート6aの搬送方向におけるずれを補正する。
圧胴位置制御部46は、ずれ補正指示部44からずれ補正命令が出力された場合、一定時間だけ、圧胴14を版胴13から離間させる。
以下に、上記のように構成された印刷機において図1に示した表示装置用電極基板1を作製する場合の動作について説明する。
図5は、図2〜4に示した印刷機において図1に示した表示装置用電極基板1を作製する場合の動作を説明するためのフローチャートである。
供給ローラ30から引き出された保護基材シート6aは、ニップローラ20a,20bを介して印刷ユニット10aに搬送されてくる。
印刷ユニット10aに搬送されてきた保護基材シート6aには、上述したように、表示装置用電極基板1毎にタイミングマークが印刷されているため、印刷ユニット10aのタイミングセンサ11において、このタイミングマークがタイミング検出用情報として読み取られ、タイミングマークが読み取られたタイミングが補正コントローラ12のタイミング取得部41にて取得される(ステップS1)。そして、タイミングセンサ11にてタイミングマークが読み取られた旨がタイミング取得部41からずれ量算出部43に通知される。
タイミングセンサ11にてタイミングマークが読み取られた旨がタイミング取得部41からずれ量算出部43に通知されると、補正コントローラ12の版パターン位置認識部42において、そのタイミングにおける版胴13の版パターンに応じた凹部15による印刷開始位置が認識され、ずれ量算出部43に送られる(ステップS2)。
すると、ずれ量算出部43において、版パターン位置認識部42から送られてきた印刷開始位置と、タイミング取得部41にて取得されたタイミングとに基づいて、凹部15に対する保護基材シート6aの搬送方向におけるずれ量が算出される(ステップS3)。
ここで、ずれ量算出部43におけるずれ量の算出方法について詳細に説明する。
版胴13は、上述したように表面に版パターンに応じた凹部15が形成されており、回転によって保護基材シート6aに当接することによって、凹部15に溜まった導電性インキや絶縁性材料が保護基材シート6aに転写され、保護基材シート6aに配線電極3、絶縁層5あるいは表面電極2a〜2qが印刷されることになる。一方、保護基材シート6aは、版胴13と圧胴14との間を搬送されてくる。そのため、保護基材シート6aのうち、配線電極3、絶縁層5あるいは表面電極2a〜2qが印刷される領域が版胴13と圧胴14との間に搬送されてきた際に、版胴13の凹部15が保護基材シート6aに当接するようにする必要がある。
そこで、ずれ量算出部43においては、タイミングセンサ11にて保護基材シート6aからタイミング検出用情報が読み取られた際に版胴13の凹部15の回転方向先端部があるべき位置が所定印刷開始位置(図3参照)として管理されており、この所定印刷開始位置に対して、現在の印刷開始位置となる凹部15の回転方向先端側がどれだけずれているかがずれ量αとして算出されることになる。この際、現在の印刷開始位置が所定印刷開始位置に対して進んでいるのか遅れているのかも認識される。
ずれ量算出部43にて算出されたずれ量αは、ずれ補正指示部44に送られ、ずれ補正指示部44において、ずれ量算出部43から送られてきたずれ量αが第1の所定量であるα1を超えているかどうかが確認され、ずれ量αがα1を超えている場合は(ステップS4)、圧胴位置制御部46及び版胴回転制御部45に対して、ずれ補正を行う旨を示すずれ補正命令が出力される。また、ずれ量算出部43にて認識された、現在の印刷開始位置が所定印刷開始位置に対して進んでいるのか遅れているのかを示す情報も版胴回転制御部45に対して出力される。
圧胴位置制御部46においては、ずれ補正指示部44からずれ補正命令が出力されると、圧胴14を版胴13から離間するような位置に移動させる制御が行われ、それにより、圧胴14が版胴13から離間する(ステップS5)。
図6は、図2に示した印刷機において、版胴13と圧胴14との位置関係を示す図であり、(a)は保護基材シート6aに印刷が行われている状態を示す図、(b)はずれ補正が行われている状態を示す図である。
図2に示した印刷機において保護基材シート6aに印刷が行われている状態においては、図6(a)に示すように、圧胴14が保護基材シート6aを介して版胴13に押圧されている。
一方、ずれ補正指示部44からずれ補正命令が出力されると、圧胴位置制御部46によって圧胴14の位置が変化し、図6(b)に示すように、圧胴14が版胴13から離間する。この際、図2に示すように、保護基材シート6aの搬送経路を、印刷ユニット10a〜10cの圧胴14側に巻かれるようなものとすれば、図6(b)に示すように、圧胴14が版胴13から離間した際に、保護基材シート6aも版胴13から離間させることができる。それにより、ずれ補正を行う際に、保護基材シート6aが版胴13には接していない状態となり、ずれ補正の際の版胴13の回転速度と保護基材シート6aの搬送速度との違いによって版胴13や保護基材シート6aにストレスがかかってしまうことを回避することができる。
版胴回転制御部45においては、ずれ補正指示部44からずれ補正命令が出力されると、現在の印刷開始位置が所定印刷開始位置に対して進んでいる場合、すなわち、版銅13の回転の方が保護基材シート6aの搬送よりも進んでいる場合(ステップS6)、版胴13の回転を停止する制御が行われ、それにより、版胴13の回転が停止する(ステップS7)。この状態においても、保護基材シート6aは一定速度で搬送されているため、保護基材シート6aの搬送の方が進んでいくことになる。
また、現在の印刷開始位置が所定印刷開始位置に対して遅れている場合、すなわち、版胴13の回転の方が保護基材シート6aの搬送よりも遅れている場合は、版胴13の回転を高速にする制御が行われ、それにより、版胴13の回転が高速となる(ステップS8)。この状態においても、保護基材シート6aは一定速度で搬送されているため、保護基材シート6aの搬送の方が遅れていくことになる。
版胴回転制御部45においては、版胴13の回転を停止あるいは高速してから微少な一定時間が経過した後、版胴13が元の速度で回転するような制御が行われ、それにより、版同13が通常速度で回転するようになる(ステップS9)。
その後、圧胴位置制御部46において、圧胴14を版胴13に押圧されるような位置に移動させる制御が行われ、それにより、圧胴14が保護基材シート6aを介して版胴13に押圧される位置に戻る(ステップS10)。
上述したように、版銅13の回転の方が保護基材シート6aの搬送よりも進んでいる場合、版胴13の回転を微少な時間だけ停止して、保護基材シート6aの搬送の方が進んでいくような制御が行われ、また、版銅13の回転の方が保護基材シート6aの搬送よりも遅れている場合、版胴13の回転を微少な時間だけ高速な回転として、保護基材シート6aの搬送の方が遅れていくような制御が行われ、版胴13に形成された凹部15による版パターンと保護基材シート6aの印刷位置のずれが補正されることになる。なお、版胴13の回転停止時間、高速回転の速度及び高速回転を行っている時間は、ずれ量α1に応じて圧胴位置制御部46及び版胴回転制御部45にて設定されている。
また、ずれ補正指示部44において、ずれ量算出部43から送られてきたずれ量αが第1の所定量であるα1以下である場合は、圧胴位置制御部46及び版胴回転制御45に対してずれ補正命令は出力されず、圧胴位置制御部46及び版胴回転制御45において上述したような制御が行われずに版胴13の版パターンに応じて保護基材シート6aに配線電極3が印刷されることになる(ステップS11)。
上述したような動作が、印刷ユニット10b,10cにおいても同様に行われ、それにより、版胴13に形成された版パターンと保護基材シート6aの印刷位置とのずれが補正されることになる。なお、印刷ユニット10bにおいては、印刷ユニット10aにて印刷された配線電極3がタイミング検出用情報の印刷パターンとされ、また、印刷ユニット10cにおいては、印刷ユニット10bにて印刷された絶縁層5がタイミング検出用情報の印刷パターンとされる。
図7は、図2に示した印刷機において保護基材シート6aに対して印刷が行われた状態を示す図である。
上述したように、印刷ユニット10aにおいて、保護基材シート6aに対して配線電極3が印刷され、印刷ユニット10bにおいて、配線電極3が印刷された保護基材シート6aに対して絶縁層5が印刷され、印刷ユニット10cにおいて、配線電極3及び絶縁層5が印刷された保護基材シート6aに対して表面電極2が印刷されることになるが、版胴13に形成された版パターンと保護基材シート6aの印刷位置とのずれを補正する際に、圧胴14が版胴13から離間しているため、図7に示すように、保護基材シート6aのうち、ずれを補正する際に版胴13と圧胴14との間に搬送されてきた領域においては、印刷が行われるべき領域であっても印刷が行われないことになる。
そのため、印刷ユニット10a〜10cにて印刷が行われない領域が互いに異なる場合、その数が多いと、保護基材シート6aのうち不良となる領域が多く生じてしまい、印刷ユニット10a〜10cにて印刷に用いる材料が高価なものである場合、無駄なコストが多額なものとなってしまう。
そこで、保護基材シート6aに既に印刷が行われた後に、次段の印刷ユニットにてずれを補正する際、前段の印刷ユニットにて印刷が行われなかった領域にてずれを補正することが考えられる。
図8は、図2〜4に示した印刷機よって図1に示した表示装置用電極基板1を作製する場合において複数の印刷ユニット10a,10b間にてずれ補正を行う領域を合わせた動作を説明するためのフローチャートである。
供給ローラ30から引き出され、印刷ユニット10bにて配線電極3が印刷された保護基材シート6aは、印刷ユニット10bに搬送されてくる。
印刷ユニット10bに搬送されてきた保護基材シート6aには、表示装置用電極基板1毎に配線電極3が印刷されているため、印刷ユニット10bのタイミングセンサ11において、配線電極3がタイミング検出用情報として読み取られ、配線電極3が読み取られたタイミングが補正コントローラ12のタイミング取得部41にて取得される(ステップS101)。そして、タイミングセンサ11にて配線電極3が読み取られた旨がタイミング取得部41からずれ量算出部43に通知される。
タイミングセンサ11にて配線電極3が読み取られた旨がタイミング取得部41からずれ量算出部43に通知されると、補正コントローラ12の版パターン位置認識部42において、そのタイミングにおける版胴13の版パターンに応じた凹部15による印刷開始位置が認識され、ずれ量算出部43に送られる(ステップS102)。
すると、ずれ量算出部43において、版パターン位置認識部42から送られてきた印刷開始位置と、タイミング取得部41にて取得されたタイミングとに基づいて、凹部15に対する保護基材シート6aの搬送方向におけるずれ量が算出される(ステップS103)。なお、凹部15に対する保護基材シート6aの搬送方向におけるずれ量の算出は、上述したものと同様に行われる。
ずれ量算出部43にて算出されたずれ量αは、ずれ補正指示部44に送られ、ずれ補正指示部44において、ずれ量算出部43から送られてきたずれ量αが第2の所定量であるα2(α2<α1)を超えているかどうかが確認され、ずれ量αがα2を超えている場合(ステップS104)、ずれ補正指示部44において、その後、タイミングセンサ11にて配線電極3が読み取られたタイミングのタイミング取得部41における取得状況が監視される。
そして、タイミングセンサ11にて配線電極3が読み取られたタイミングがタイミング取得部41にて所定時間取得されない場合(ステップS105)、すなわち、タイミングセンサ11にて配線電極3が所定時間読み取られない場合、ずれ補正指示部44から圧胴位置制御部46及び版胴回転制御部45に対して、ずれ補正を行う旨を示すずれ補正命令が出力される。なお、この際にずれ補正指示部44から出力されるずれ補正命令は、ずれ量αが上述したα1ではなくα2であることが認識可能なものとなっている。また、ずれ量算出部43にて認識された、現在の印刷開始位置が所定印刷開始位置に対して進んでいるのか遅れているのかを示す情報も版胴回転制御部45に対して出力される。
ここで、タイミングセンサ11にて配線電極3が読み取られたタイミングがタイミング取得部41にて所定時間取得されない場合、ずれ補正指示部44から圧胴位置制御部46及び版胴回転制御部45に対してずれ補正命令が出力される理由について説明する。
印刷ユニット10b,10cのタイミングセンサ11においては、前段の印刷ユニット10a,10bにて印刷された配線電極3あるいは絶縁層5がタイミング検出用情報として読み取られる。すなわち、タイミングセンサ11においてタイミング検出用情報が読み取られないということは、前段の印刷ユニットにて印刷されるべき配線電極3あるいは絶縁層5が印刷されていないこととなる。
そこで、ずれ補正指示部44においては、タイミングセンサ11にて配線電極3が読み取られたタイミングがタイミング取得部41にて所定時間取得されない場合、保護基材シート6a上に、前段の印刷ユニットにて印刷されるべき情報となる配線電極3あるいは絶縁層5が印刷されていないものと判断され、圧胴位置制御部46及び版胴回転制御部45に対してずれ補正命令が出力されることになる。
圧胴位置制御部46においては、ずれ補正指示部44からずれ補正命令が出力されると、圧胴14を版胴13から離間するような位置に移動させる制御が行われ、それにより、圧胴14が版胴13から離間する(ステップS106)。この圧胴14と版胴13との離間のタイミングは、印刷ユニット10aにおけるずれ補正によって保護基材シート6a上に配線電極3が印刷されていない領域が圧胴14と版胴13との間に搬送されてくるタイミングとなる。
版胴回転制御部45においては、ずれ補正指示部44からずれ補正命令が出力されると、現在の印刷開始位置が所定印刷開始位置に対して進んでいる場合、すなわち、版銅13の回転の方が保護基材シート6aの搬送よりも進んでいる場合(ステップS107)、版胴13の回転を停止する制御が行われ、それにより、版胴13の回転が停止する(ステップS108)。この状態においても、保護基材シート6aは一定速度で搬送されているため、保護基材シート6aの搬送の方が進んでいくことになる。
また、現在の印刷開始位置が所定印刷開始位置に対して遅れている場合、すなわち、版胴13の回転の方が保護基材シート6aの搬送よりも遅れている場合は、版胴13の回転を高速にする制御が行われ、それにより、版胴13の回転が高速となる(ステップS109)。この状態においても、保護基材シート6aは一定速度で搬送されているため、保護基材シート6aの搬送の方が遅れていくことになる。
版胴回転制御部45においては、版胴13の回転を停止あるいは高速してから微少な一定時間が経過した後、版胴13が元の速度で回転するような制御が行われ、それにより、版同13が通常速度で回転するようになる(ステップS110)。
その後、圧胴位置制御部46において、圧胴14を版胴13に押圧されるような位置に移動させる制御が行われ、それにより、圧胴14が保護基材シート6aを介して版胴13に押圧される位置に戻る(ステップS111)。
上述したように、版銅13の回転の方が保護基材シート6aの搬送よりも進んでいる場合、版胴13の回転を微少な時間だけ停止して、保護基材シート6aの搬送の方が進んでいくような制御が行われ、また、版銅13の回転の方が保護基材シート6aの搬送よりも遅れている場合、版胴13の回転を微少な時間だけ高速な回転として、保護基材シート6aの搬送の方が遅れていくような制御が行われ、版胴13に形成された凹部15による版パターンと保護基材シート6aの印刷位置のずれが補正されることになる。なお、版胴13の回転停止時間、高速回転の速度及び高速回転を行っている時間は、ずれ量α2に応じて圧胴位置制御部46及び版胴回転制御部45にて設定されている。
また、タイミングセンサ11にて配線電極3が読み取られたタイミングがタイミング取得部41にて所定時間内に取得された場合、すなわち、タイミングセンサ11にて配線電極3が所定時間内に読み取られなかった場合は、版パターン位置認識部42において、タイミング取得部41にて取得されたタイミングにおける版胴13の版パターンに応じた凹部15による印刷開始位置が認識され、ずれ量算出部43に送られる(ステップS112)。
すると、ずれ量算出部43において、版パターン位置認識部42から送られてきた印刷開始位置と、タイミング取得部41にて取得されたタイミングとに基づいて、凹部15に対する保護基材シート6aの搬送方向におけるずれ量が算出される(ステップS113)。
ずれ量算出部43にて算出されたずれ量αは、ずれ補正指示部44に送られ、ずれ補正指示部44において、ずれ量算出部43から送られてきたずれ量αがα1を超えているかどうかが確認され、ずれ量αがα1を超えている場合(ステップS114)、ステップS106の処理に移行する。
一方、ステップS104において、ずれ量算出部43から送られてきたずれ量αがα2以下の場合や、ステップS114において、ずれ量算出部43から送られてきたずれ量αがα1以下の場合は、圧胴位置制御部46及び版胴回転制御45に対してずれ補正命令は出力されず、圧胴位置制御部46及び版胴回転制御45において上述したような制御が行われずに版胴13の版パターンに応じて保護基材シート6aに配線電極3が印刷されることになる(ステップS115)。
上述したように、ずれ量算出部43にて算出されたずれ量αがα2を超えている場合に、その後、タイミングセンサ11にてタイミング検出用情報が読み取られたタイミングのタイミング取得部41における取得状況が監視され、タイミングセンサ11にてタイミング検出用情報が読み取られたタイミングがタイミング取得部41にて所定時間取得されない場合、保護基材シート6a上に、前段の印刷ユニットにて印刷されるべき印刷パターンとなる配線電極3あるいは絶縁層5が印刷されていないものと判断され、圧胴位置制御部46及び版胴回転制御部45に対してずれ補正命令が出力され、上記同様のずれ補正が行われるため、ずれ補正のために配線電極3や絶縁層5あるいは表面電極2が印刷されない領域を、印刷ユニット10a〜10c間で同一とすることができ、保護基材シート6a上にて配線電極3や絶縁層5あるいは表面電極2が印刷されない領域を少なくすることができる。
なお、図8に示した動作においては、タイミングセンサ11にてタイミング検出用情報が読み取られたタイミングのタイミング取得部41における取得状況が監視され、タイミングセンサ11にてタイミング検出用情報が読み取られたタイミングがタイミング取得部41にて所定時間取得されない場合、保護基材シート6a上に、前段の印刷ユニットにて印刷されるべき印刷パターンとなる配線電極3あるいは絶縁層5が印刷されていないものと判断されているが、印刷ユニット10a〜10cにおける保護基材シート6aに対する印刷を表示装置用電極基板1毎にタクト管理しておき、前段の印刷ユニットにて印刷が行われなかった領域を次段の印刷ユニットに通知することにより、保護基材シート6a上に、前段の印刷ユニットにて印刷されるべき情報となる配線電極3あるいは絶縁層5が印刷されていないものと判断することも考えられる。
また、本形態においては、図2に示した印刷機にて作製されるものとして図1に示した表示装置用電極基板1を例に挙げ、印刷ユニット10a〜10cのそれぞれにて、配線電極3、絶縁層5及び表面電極2a〜2qを保護基材シート6a上に印刷する場合について説明したが、印刷ユニット10a〜10cにて印刷するものとしては、有機ELディスプレイ等の電子ペーパーに用いられる自己発光層や電子輸送層、ホール輸送層等、電圧が印加された場合に所定の機能を果たすものであれば、ウェブ状シートを伸縮させないことによる効果を有する。これら印加された場合に所定の機能を果たすものを電気的な機能性材料と定義する。また、印刷ユニットに供給されるウェブ状シートについても、本形態のように印刷が施されていない保護基材シート6aに限らず、ITO等の電気的な機能性材料を有するウェブ状シートを供給した場合であっても、同様の効果を奏する。また、電気的な機能を有さないウェブ状シート上に、ただ単に表示情報をインキによって印刷するだけの場合にも本発明を適用できることは言うまでもない。
本発明の印刷機によって作製される製品の一例である表示装置用電極基板を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 本発明の印刷機の実施の一形態を示す図である。 図2に示した版胴の詳細な構成を示す図である。 図2に示した補正コントローラの構成を示すブロック図である。 図2〜4に示した印刷機において図1に示した表示装置用電極基板を作製する場合の動作を説明するためのフローチャートである。 図2に示した印刷機において、版胴と圧胴との位置関係を示す図であり、(a)は保護基材シートに印刷が行われている状態を示す図、(b)はずれ補正が行われている状態を示す図である。 図2に示した印刷機において保護基材シートに対して印刷が行われた状態を示す図である。 図2〜4に示した印刷機よって図1に示した表示装置用電極基板を作製する場合において複数の印刷ユニット間にてずれ補正を行う領域を合わせた動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 表示装置用電極基板
2,2a〜2q 表示電極
3 配線電極
4 導通部
5 絶縁層
6 保護基材
6a 保護基材シート
10a〜10c 印刷ユニット
11 タイミングセンサ
12 補正コントローラ
13 版胴
14 圧胴
15 凹部
20a,20b ニップローラ
41 タイミング取得部
42 版パターン位置認識部
43 ずれ算出部
44 ずれ補正指示部
45 版胴回転制御部
46 圧胴制御部

Claims (1)

  1. 搬送されてくるウェブ状シートを介して互いに対向して配置された版胴及び圧胴を具備し、前記圧胴が前記ウェブ状シートを介して前記版胴に押圧された状態で前記版胴が回転することにより、前記版胴の表面に形成された版パターンに応じた印刷パターンを前記ウェブ状シートに印刷する印刷ユニットを有してなる印刷機において、
    前記印刷ユニットは、
    前記版胴及び圧胴に対して前記ウェブ状シートの搬送方向上流側に配置され、前記ウェブ状シートに印刷された印刷パターンを検出する検出手段と、
    前記版胴における前記版パターンの位置と、前記検出手段にて前記印刷パターンが検出されたタイミングとに基づいて、前記版パターンに対する前記ウェブ状シートの搬送方向におけるずれ量を算出し、該ずれ量が第1の所定量を超えている場合、前記版胴と前記圧胴とを離間させ、前記版胴の回転によって前記ずれを補正する補正手段とを有し、
    前記印刷ユニットが前記ウェブ状シートの搬送経路上に複数段に配置され、
    前記検出手段は、前段の印刷ユニットにて前記ウェブ状シートに印刷された印刷パターンを検出し、
    前記補正手段は、前段の印刷ユニットにて前記版胴と前記圧胴とが離間することにより印刷パターンが印刷されなかった領域が当該印刷ユニットの前記版胴と前記圧胴との間に搬送されてくるタイミングで前記版胴と前記圧胴とを離間させ、前記版胴の回転によって前記ずれを補正することを特徴とする印刷機。
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