JPH11198351A - 輪転印刷機 - Google Patents

輪転印刷機

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JPH11198351A
JPH11198351A JP10007617A JP761798A JPH11198351A JP H11198351 A JPH11198351 A JP H11198351A JP 10007617 A JP10007617 A JP 10007617A JP 761798 A JP761798 A JP 761798A JP H11198351 A JPH11198351 A JP H11198351A
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Japan
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impression cylinder
cylinder
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rotary printing
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Application number
JP10007617A
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English (en)
Inventor
Makoto Hayashi
誠 林
Masahiro Watanabe
昌裕 渡辺
Shingo Urushibata
真吾 漆畑
Yoji Kamata
庸司 鎌田
Akira Watanabe
明 渡辺
Toshiya Saeki
俊哉 佐伯
Ko Kumazawa
香 熊沢
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷開始時および印刷時の際、ウェブテンショ
ンを安定化させるとともに印刷見当のずれを防止でき、
かつ、生産時間、印刷資材の無駄を削減でき生産効率の
向上を図れるようにする。 【解決手段】 複数の印刷ユニットごとに設けられた圧
胴駆動用サーボモータ111〜116と、これらのモータ
111等の回転を制御する圧胴用サーボコントローラ2
1〜246と、各圧胴駆動用サーボモータ111〜116
により圧胴を版胴と同期駆動させる統合制御部21とを
備えた輪転印刷機とする。これにより、圧胴が版胴と同
期駆動するので、ウェブテンションが安定し、印刷見当
のずれを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輪転印刷機に係
り、特に多色印刷等を行うグラビア輪転印刷機に関す
る。
【0002】
【背景技術】グラビア輪転印刷機は、それぞれ版胴、圧
胴およびガイドローラを具備した複数の印刷ユニット
と、ウェブの巻き出し部およびインフィード部と、ウェ
ブのアウトフィード部および巻き取り部とを一列に配置
して構成されている。
【0003】巻き出し部、インフィード部、アウトフィ
ード部および巻き取り部は、それぞれ駆動モータ、ブレ
ーキ装置を有しており、巻き出し部の駆動モータとイン
フィード部の駆動モータとの速度差、および、アウトフ
ィード部の駆動モータと巻き取り部の駆動モータとの速
度差によってウェブのテンション制御を行うようになっ
ている。
【0004】このようなグラビア輪転印刷機における圧
胴は、圧胴用駆動源がなく回転フリー状態となってい
る。この輪転印刷機では、印刷開始時、圧胴は脱位置か
ら下降し、フィルム等の前記ウェブと接触した後、版胴
と接触する。圧胴はウェブを介しての版胴との接触によ
り、例えば伝動軸で一体駆動される複数の版胴の回転に
連れ回りすることとなり、その周速はウェブの速度、版
胴の周速度とほぼ同速度となる。そしてこのような状態
で、印圧が版胴に加わり印刷が行われるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のグラビ
ア輪転印刷機では、印刷開始時、圧胴が圧胴待機位置
(脱位置)から下降した後、下降途中でウェブに接触
し、さらにウェブを介在して版胴と接触するため、圧胴
が版胴の周速と同一周速になるまでウェブに抵抗を与え
るとともに、圧胴による急激な負荷変動が版胴に加わり
その負荷変動が版胴の駆動系に伝えられる。その結果、
ウェブテンションが不安定となり、版胴からウェブにイ
ンキを転写した際、印刷見当(色合わせ)のずれとなる
とともに、この後、安定したテンションへの復帰、見当
ずれの修復に多大な時間が必要となり、印刷資材の無
駄、生産時間の増大を招き、生産効率が低下するという
問題がある。
【0006】また、新規ジョブでの印刷開始時、初期見
当プリセットを行っているが、上記のようにウェブテン
ションが不安定となることで、印刷ユニット間の位相も
不安定となり、初期見当プリセットの効果が十分に得ら
れないという問題が生じている。さらに、印刷期間中に
増減速を行うと、ウェブに圧胴の駆動を行う負荷が加わ
るためにウェブテンションが大きく変動し、印刷見当の
ずれを発生させるという問題も生じる。
【0007】本発明の目的は、印刷開始時および印刷時
の際、グラビア輪転印刷機のように版胴径を変更して使
用される場合も含め、ウェブテンションを安定化させる
とともに印刷見当のずれを防止でき、かつ、生産時間、
印刷資材の無駄を削減でき生産効率の向上を図れるよう
になる輪転印刷機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の輪転印刷機は、それぞれ版胴、圧胴およびガイドロー
ラを具備した複数の印刷ユニットを1列に有する輪転印
刷機において、各印刷ユニットごとに設けられた圧胴駆
動用サーボモータと、これらの圧胴駆動用サーボモータ
ごとに個別に設けられ、各印刷ユニットの前記圧胴駆動
用サーボモータごとに独立した位置ループを有して当該
圧胴駆動用サーボモータの回転を制御する圧胴用サーボ
コントローラと、圧胴駆動用サーボモータにより前記圧
胴を前記版胴と同期駆動させる統合制御部とを備えてい
ることを特徴とするものである。
【0009】以上において、複数の印刷ユニットの配置
数は限定されず、所望の多色刷り(例えば6色、8色
等)を達成できる数の印刷ユニットであればよい。ま
た、版胴の駆動は、各版胴がそれぞれ単独で駆動できる
もの、あるいは、複数の版胴が1本の伝動軸で連結され
るとともに、この伝動軸が1台の駆動モータで駆動され
るものであってもよい。
【0010】このような本発明では、印刷開始時、圧胴
が圧胴脱位置から下降した後、版胴との接触により印圧
が版胴に加わり印刷が行われる。このとき、圧胴が下降
途中でウェブに接触し、さらに圧胴はウェブを介在して
1本の伝動軸で連結された版胴と接触する。しかし、圧
胴の周速が圧胴駆動用サーボモータおよび圧胴用サーボ
コントローラ等の作用により版胴の周速と同期している
ため、従来あった圧胴が与えるウェブへの抵抗や版胴を
経由して伝動軸に加えられる急激な負荷変動が低減され
る。その結果、ウェブテンションが安定し、さらに、版
胴からウェブにインキを転写した際、印刷見当のずれが
削減される。
【0011】また、増減速時においてもウェブテンショ
ンが安定しているので、従来あった安定したテンション
への復帰、見当ずれの修復が必要なくなり、これによ
り、生産時間、印刷資材の無駄の削減ができ、生産効率
の向上が可能となる。さらに、新規ジョブでの印刷開始
時も同時に、初期見当プリセット効果を十分に得られ
る。
【0012】本発明の請求項2に記載の輪転印刷機は、
請求項1に記載の輪転印刷機における各版胴を、各印刷
ユニット間に架けわたされた伝動軸に連結されたものと
し、この伝動軸を駆動モータで駆動することを特徴とす
るものである。
【0013】このような本発明では、印刷開始時に、圧
胴が下降途中でウェブに接触し、さらに圧胴はウェブを
介在して1本の伝動軸で連結された版胴と接触する。し
かし、圧胴の周速が圧胴駆動用サーボモータと圧胴用サ
ーボコントローラ等により版胴の周速と同期しているた
め、前記請求項1の作用、効果と同様な作用、効果を得
られる。また、版胴が1本の伝動軸で連結されているの
で、版胴を例えばサーボモータ等で駆動させる場合に比
較して、構造が簡単となり、また、費用も少なくてす
む。
【0014】本発明の請求項3に記載の輪転印刷機は、
請求項1または2に記載の輪転印刷機における各圧胴駆
動用サーボモータを、連続用紙(ウェブ)の速度を検出
する検出器からの信号により制御することを特徴とする
ものである。
【0015】以上において、検出器としては、伝動軸に
設けたエンコーダ等の回転センサが好ましいが、ウェブ
の速度を検出できるものであればどのような形式のもの
でもよい。このような本発明では、前記請求項1、2の
作用、効果と同様の作用、効果を得ることができる。
【0016】本発明の請求項4に記載の輪転印刷機は、
請求項1〜3のいずれかに記載の輪転印刷機における各
印刷ユニットのガイドローラを、それぞれ当該印刷ユニ
ット内の前記圧胴駆動用サーボモータと連結させかつ同
期駆動させることを特徴とするものである。
【0017】以上において、ガイドローラと圧胴駆動用
サーボモータとの連結はどのような形式によるものでも
よく、例えば、両者をタイミングベルトで連結してもよ
く、あるいは、歯車連結としてもよい。また、ガイドロ
ーラのすべてを圧胴駆動用サーボモータと連結させる場
合の他、所定のガイドローラのみを圧胴駆動用サーボモ
ータと連結させる場合も含むものである。
【0018】そして、このような本発明では、前記請求
項2、3の作用、効果と同様の作用、効果を得ることが
できる他、ガイドローラも圧胴駆動用サーボモータと連
結統されているので、圧胴と同期駆動され、これによ
り、ウェブテンションが一段と安定する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1に示すように、本発明の輪
転印刷機1は6色ストレートグラビア輪転印刷機とさ
れ、複数の版胴7が1本の伝動軸14により一体駆動さ
れるタイプとされている。
【0020】すなわち、グラビア輪転印刷機1は、1列
に配置された6台の印刷ユニット2 1〜26を備えてお
り、前記ウェブWには、これらの印刷ユニット21〜26
を通過する間に6色刷りが行われる。印刷ユニット21
におけるウェブWの流れの上流側には、給紙部(巻き出
しし部)3とインフィード部4とが配置され、また、印
刷ユニット26の流れの下流側には、アウトフィード部
5と巻き取り部6とが配置されている。
【0021】各印刷ユニット21〜26には、それぞれ印
刷部を構成する版胴7、圧胴8および複数の回転フリー
のガイドローラ9等が設けられている。また、各印刷ユ
ニット21〜26には、圧胴駆動用のサーボモータ111
〜116が、それぞれ変速歯車(図示せず)等を介して
設けられ、これらのサーボモータ111〜116により、
各印刷ユニット21〜26に設けられた圧胴8がそれぞれ
独立して駆動できるようになっている。そして、サーボ
モータ111〜116の軸端にはエンコーダ131〜136
(図2参照)が設けられ、各サーボモータ111〜116
のモータ出力軸のフィードバック信号を提供するように
なっている。
【0022】各印刷ユニット21〜26に設けられた各版
胴7は、前述のように(図1に示すように)、各印刷ユ
ニット21〜26間に架けわたされた伝動軸14に連結さ
れており、この伝動軸14は、1台の駆動モータ10に
よって回転駆動されるようになっている。また、伝動軸
14には、ウェブWの速度を検出する検出器としての回
転センサ18が設けられている。
【0023】図2に示すように、グラビア輪転印刷機1
の駆動制御装置20の構成は、統合制御部として動作す
るDSP(デジタル・シグナルプロセッサ)部21と、
各種データを記憶するメモリ部22と、圧胴用サーボコ
ントローラ(制御回路)24 1〜246と、テンション制
御部25と、入出力インタフェース(I/F)26を含
んで構成され、この入出力インタフェース26には、キ
ーボード等の入力装置27とCRT等の表示装置28が
接続されている。圧胴用サーボコントローラ241〜2
6は、各印刷ユニット21〜26に設けられている圧胴
駆動用のサーボモータ111〜116に対応して設けられ
ている。
【0024】DSP部21は、図示していない印刷部制
御回路から運転指令、速度指令を与えられると、各圧胴
用サーボコントローラ241〜246へ、ウェブWの速度
を検出する前記回転センサ18からの信号により、同時
にかつそれぞれ単独の位置指令(回転角)信号を与える
ようになっている。圧胴サーボアンプ311〜316は、
指令に対応した駆動信号を圧胴駆動用のサーボモータ1
1〜116に出力し、エンコーダ131〜136によるフ
ィードバック信号を圧胴用サーボコントローラ241
246へ入力する。
【0025】圧胴用サーボコントローラ241〜24
6は、固定周期(サーボ系サンプリング周期)の位置ル
ープ331〜336を構成し、各サーボ系を制御するソフ
トウェア・サーボ機能を持っている。
【0026】DSP部21は、定速運転時には速度指令
に応じた時間間隔を維持し、位置指令信号を連続して各
サーボコントローラ241〜246へ発信する。このと
き、DSP部21のソフトウェア同期により各圧胴8の
同期性を維持するようになっている。加速時、減速時に
は所定の目標加速度による加速時間、減速時間に従った
変化率を維持しつつ位置指令信号を連続して発信し、す
なわち、DSP部21のソフトウェア同期により各圧胴
8の同期性を維持する。
【0027】なお、テンション制御部25は、サーボア
ンプ301〜306への指令信号発生に同期した、DSP
部21からの速度信号により同期駆動される。このテン
ション制御部25は、エアダンサーによりテンションを
制御するものであり、巻き出し部3、インフィード部
4、アウトフィード部5および巻き取り部6に駆動信号
を送り、巻き出し部3の駆動モータとインフィード部4
の駆動モータとの速度差、および、アウトフィード部5
の駆動モータと巻き取り部6の駆動モータとの速度差に
よってウェブWのテンション制御を行うようになってい
る。
【0028】圧胴8は、通常、非印刷時には脱位置にお
り、図示していない印刷部制御回路から圧胴着け指令が
DSP部21に与えられると、DSP部21は各版胴用
サーボコントローラ231〜236に与えている位置指令
(回転角)信号を、各版胴7に対応している圧胴8の圧
胴用サーボコントローラ241〜246に与える。このと
き、DSP部21は所定の加速時間に従った変化率を維
持しつつ位置指令信号を連続して圧胴サーボコントロー
ラ241〜246に与える。
【0029】DSP部21は、各版胴7に対応する圧胴
8がその版胴7と同期運転状態となったところで、圧胴
下降を許可する指令を印刷制御回路に与える。そうする
と、印刷制御回路は、それに従い圧胴着け動作を開始す
る。
【0030】圧胴8の脱時には、印刷制御回路で圧胴脱
動作を行い、脱位置に圧胴8が退避したところで印刷制
御回路はDSP部21に圧胴停止指令を与え、DSP部
21ではこの指令に従い、圧胴8に対応する版胴7との
同期運転を解除し、圧胴8を停止させる。なお、振り分
け印刷の場合、入力装置27でグループ指定を行い、図
示していない印刷部制御回路から各グループに単独で運
転指令を与え、DSP部21は各圧胴サーボコントロー
ラ241〜246へ、前記回転センサ18からの信号に従
い、各グループごとに対応した位置指令(回転角)信号
を与え、圧胴の駆動を行ってもよい。
【0031】また、版胴、圧胴の交換等により、版胴
径、圧胴径に変更が発生するときには、DSP部21で
は入力装置27から入力される版胴径、圧胴径情報、ま
たは、印刷部制御回路からの情報に従い圧胴周速の補正
演算を行い、位置指令(回転角)信号を圧胴サーブアン
プ301〜306へ与える。ここでは、予め設定されてい
る圧胴径、圧胴/圧胴サーボモータ間変速比、版胴径、
版胴/伝動軸間変速比、および入力装置または印刷機を
制御する印刷機制御装置からの版印刷胴径情報により、
圧胴用サーボコントローラ241〜246への指令信号を
演算する。 D1 :圧胴径 G1 :圧胴/圧胴サーボモータ間変速比 NM :圧胴サーボモータ回転数 DP :版胴径 GP :版胴/伝動軸間変速比 N :伝動軸回転数 V :ウェブ速度 以上より、版胴周上での周速(ウェブ速度)は、 V=N・GP・DP・π (1) また、圧胴上でのウェブの周速も、版胴上でのウェブの
速度と同速であるので、 V=NM・G1・D1・π (2) よって、(1)、(2)式より、 NM=N・(GP・DP/G1・D1) これより伝動軸回転数「N」はエンコーダ信号により決
まるので、「NM」となる位置指令(回転角)信号(単
位時間当たりの位置変化を与える指令)を圧胴用サーボ
コントローラ241〜246に与えればよいことになる。
【0032】図3に示すように、圧胴8は、印刷ユニッ
ト21等のフレーム17に取り付けられたエアシリンダ
15により下降、上昇を行えるようになっており、下降
時に版胴7に接触してその版胴7に印圧を与えるように
なっている。また、圧胴8と圧胴駆動用サーボモータ1
1〜116間は、タイミングベルト16等で連結されて
いる。なお、版胴の駆動系は図示していない。
【0033】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。 印刷開始時、圧胴8は版胴7と非接触の圧胴脱位置か
ら下降して版胴7との接触により印圧が版胴7に加わり
印刷される。このとき、ウェブWを介在して伝動軸14
で連結された複数の版胴7と接触するが、圧胴8の周速
は圧胴駆動用サーボモータ111等と、圧胴用サーボコ
ントローラ241等により版胴7の周速と同期できるよ
うになっている。従って、複数の版胴7が伝動軸14で
連結されたタイプの輪転印刷機1においても、従来あっ
た圧胴8が与えるウェブWへの抵抗や、版胴7を経由し
て当該版胴7の伝動軸に加えられる急峻な負荷変動が低
減される。その結果、ウェブテンションが安定し、さら
に、版胴からウェブにインキを転写した際、印刷見当の
ずれが削減される。
【0034】印刷運転中の増減速時においても、ウェ
ブテンションが安定しているので、従来あった安定した
ウェブテンションへの復帰、見当ずれの修復をする必要
がなくなり、これにより、生産時間、印刷資材の無駄の
削減ができ、生産効率の向上が可能となる。 新規ジョブでの印刷開始時も同様にウェブテンション
を安定化できるので、初期見当プリセット効果を十分に
得られる。
【0035】DSP部21で、各印刷ユニット21
6ごとに設けられた圧胴駆動用サーボモータ111〜1
6を一括して管理できるので、管理が容易となる。 複数のガイドローラ9も圧胴駆動用サーボモータ11
1〜116と連結されているので、圧胴8と同期駆動さ
れ、これにより、ウェブテンションが一段と安定する。
【0036】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できるものであれ
ば、次に示すような変形形態も含むものである。例え
ば、本実施形態においては、複数のガイドローラ9は回
転フリーの状態で設けられており、ウェブWの移動に連
れ回りするようになっているが、これらのガイドローラ
9も単独で回転駆動できるようにし、かつ、版胴7およ
び圧胴8の周速と同期させるようにしてもよい。この場
合、ガイドローラ9と版胴7、またはガイドローラ9と
圧胴8とを連結し、版胴7または圧胴8の駆動源をガイ
ドローラ9の駆動源としてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の輪転印
刷機によれば、圧胴が下降途中でウェブに接触し、さら
に圧胴はウェブを介在して版胴と接触するが、圧胴の周
速が圧胴駆動用サーボモータ等により版胴の周速と同期
しているため、従来あった圧胴が与えるウェブへの抵抗
や版胴を経由して伝動軸に加えられる急峻な負荷変動が
低減される。その結果、ウェブテンションが安定し、さ
らに、版胴からウェブにインキを転写した際、印刷見当
のずれが削減される。
【0038】また、増減速時においてもウェブテンショ
ンが安定しているので、従来あった安定したテンション
への復帰、見当ずれの修復が必要なくなり、これによ
り、生産時間、印刷資材の無駄の削減ができ、生産効率
の向上が可能となる。さらに、新規ジョブでの印刷開始
時も同様にウェブテンションを安定化できるので、初期
見当プリセット効果を十分に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るグラビア印刷機を示
す全体構成図である。
【図2】本実施形態の輪転印刷機の制御系を示すブロッ
ク線図である。
【図3】本実施形態の圧胴部と版胴部とを示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 輪転印刷機 21〜26 印刷ユニット 7 版胴 8 圧胴 10 版胴用の駆動モータ 111〜116 圧胴用サーボモータ 131〜136 エンコーダ 14 伝動軸 15 エアシリンダ 18 ウェブ速度の検出器である回転センサ 20 駆動制御装置 21 DSP部(デジタルシグナルプロセッサ) 22 メモリ部 241〜246 圧胴用サーボコントローラ 25 テンション制御部 311〜316 圧胴用サーボアンプ 331〜336 圧胴用位置ループ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 庸司 神奈川県座間市ひばりが丘4丁目5676番地 東芝機械株式会社相模事業所内 (72)発明者 渡辺 明 神奈川県座間市ひばりが丘4丁目5676番地 東芝機械株式会社相模事業所内 (72)発明者 佐伯 俊哉 神奈川県座間市ひばりが丘4丁目5676番地 東芝機械株式会社相模事業所内 (72)発明者 熊沢 香 神奈川県座間市ひばりが丘4丁目5676番地 東芝機械株式会社相模事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ版胴、圧胴およびガイドローラ
    を具備した複数の印刷ユニットを1列に有する輪転印刷
    機において、 前記各印刷ユニットごとに設けられた圧胴駆動用サーボ
    モータと、 これらの圧胴駆動用サーボモータごとに個別に設けら
    れ、前記各印刷ユニットの前記圧胴駆動用サーボモータ
    ごとに独立した位置ループを有して当該圧胴駆動用サー
    ボモータの回転を制御する圧胴用サーボコントローラ
    と、 前記圧胴駆動用サーボモータにより前記圧胴を前記版胴
    と同期駆動させる統合制御部と、 を備えていることを特徴とする輪転印刷機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の輪転印刷機において、
    前記各版胴は前記各印刷ユニット間に架けわたされた伝
    動軸に連結され、この伝動軸は駆動モータで駆動される
    ことを特徴とする輪転印刷機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の輪転印刷機に
    おいて、前記各圧胴駆動用サーボモータは、連続用紙
    (ウェブ)の速度を検出する検出器からの信号により制
    御されることを特徴とする輪転印刷機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の輪転印
    刷機において、前記各印刷ユニットのガイドローラは、
    それぞれ当該印刷ユニット内の前記圧胴駆動用サーボモ
    ータと連結されかつ同期駆動されることを特徴とする輪
    転印刷機。
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