JP6231051B2 - 機器用コネクタ - Google Patents

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Description

本明細書によって開示される技術は、機器用コネクタに関する。
例えば、シールドシェルを備えた端子台として、特開2012−160355号公報(下記特許文献1)に記載のものが知られている。この端子台は、ケースにボルト固定される金属製のカバープレートと、カバープレートと一体に設けられたコネクタハウジングと、コネクタハウジングを覆った状態でカバープレートと共にケースにボルト固定されるシールドシェルとを備えて構成されており、カバープレートおよびシールドシェルは、それぞれ2本のボルトによってケースに固定されている。
特開2012−160355号公報
ところで、上記の端子台においてメンテナンス作業などを実施する場合、カバープレートはケースに固定したまま、シールドシェル側のボルトを外し、シールドシェルのみを取り外して作業を実施する。
しかしながら、上記のコネクタでは、作業者が誤ってカバープレート側のボルトを緩めることで端子台にがたつきが生じる虞がある。
本明細書では、作業者が誤ってボルトを取り外すことができないようにする技術を開示する。
本明細書によって開示される技術は、機器のケースに装着される機器用コネクタであって、ハウジングと、前記ハウジングと一体に設けられ、前記ケースに固定部材を締め込んで固定されることで前記ハウジングを固定するブラケットと、前記ハウジングを覆うようにして前記ケースもしくは前記ブラケットに固定部材を締め込んで固定されるカバー部材と、前記カバー部材に設けられ、前記カバー部材が前記ケースもしくは前記ブラケットに固定されると、前記ブラケット側の固定部材に近接して配されることで、前記ブラケット側の固定部材への工具の組み付けを防止する組付防止部とを備える構成とした。
このような構成の機器用コネクタによると、カバー部材がケースもしくはブラケットに固定されると、組付防止部がブラケット側の固定部材に近接して配され、ブラケット側の固定部材に対して工具を組み付けることができなくなるから、作業者が工具をブラケット側の固定部材に誤って組み付けることを防ぐことができる。これにより、ブラケット側の固定部材を誤って外すことでブラケットががたついてしまうことを防ぐことができる。
本明細書によって開示される機器用コネクタは、以下の構成としてもよい。
前記固定部材は、前記ケースに締め込み可能な固定ボルトであって、前記組付防止部は、前記固定ボルトの頭部の締め込み方向後方に配される構成としてもよい。
このような構成によると、ブラケット側の固定ボルトに対して工具の組み付けができないことが一目見て確認できるから、例えば、組付防止部が固定ボルトの側方に配されることにより、一目見ただけでは、固定ボルトの頭部への工具の組み付けができるか否か判断できないものに比べて、作業の効率化を図ることができる。
前記カバー部材は、前記ハウジングの後方を覆う主板と、前記主板の外周縁から前記ブラケット側に向かって延びる側板とを備えて構成されており、前記側板には、前記固定ボルトと干渉することを防ぐ切欠が設けられており、前記組付防止部は、前記固定ボルトが前記切欠内に配されることで前記固定ボルトの一部を締め込み方向後方から覆う構成としてもよい。
ところで、例えば、組付防止部によってブラケット側の固定ボルトを完全に覆うことで、ブラケット側の固定ボルトに工具を組み付けることを防ぐことができる。しかしながら、組付防止部によってブラケット側の固定ボルトを完全に覆うと、組付防止部が固定ボルトよりも一回り大きなサイズになってしまうため、カバー部材全体が大型化してしまう。
ところが、このような構成によると、切欠内に固定ボルトが配されることで、組付防止部によって固定ボルトの一部を締め込み方向後方から覆うことができるから、カバー部材が大型化すると共に、側板と固定ボルトとが干渉することを防ぎつつ、ブラケット側の固定ボルトへの工具の組み付けを防ぐことができる。
本明細書によって開示される技術によれば、作業者が誤ってボルトを操作できないようにすることができる。
機器用コネクタの斜視図 同平面図 同側面図 図2のA−A線断面図 シェルカバー部材を取り外した状態を示す平面図
<実施形態>
実施形態について図1から図5を参照して説明する。
本実施形態は、図1に示すように、車両のエンジンルームに搭載される機器のケースCに取付可能なシールド機能を有する機器用コネクタ10を例示している。なお、以下の説明において、前後方向とは、図3および図4の左右方向を基準とし、機器用コネクタ10においてケースCに取り付けられる側を前側として説明する。
機器用コネクタ10は、図1、図3および図4に示すように、電線Wの端末に接続されてケースC内に設けられた図示しない機器側端子にボルト接続される端子20と、平板状のプレート本体31を有するシールドブラケット(「ブラケット」の一例)30と、電線Wを覆うシールド導体41に接続されてシールドブラケット30に接続固定されるシールド接続部材40と、端子20およびシールドブラケット30と一体に成形された合成樹脂製のハウジング50と、ハウジング50に後方から組み付けられるカバー部材60とを備えて構成されている。
ハウジング50は、図4に示すように、複数の端子20を保持する筒状の筒状部51と、各端子20に接続された電線Wを下方に引き出す複数の電線引出部53と、筒状部51と電線引出部53とを連結するように筒状部51および電線引出部53と一体に設けられた連結部52とを備えて構成されている。
筒状部51は、前後方向に開口する左右方向に横長な形態とされており、筒状部51の後端開口は、機器側端子と端子20とをボルト接続するための図示しない締結ボルトおよび工具を挿入する作業孔54とされている。
筒状部51内には、筒状部51の内壁に保持された複数の端子20が左右方向に横並びに配されている。
各端子20は、筒状部51の下側の内壁から上方に突出した後、前方に延びて、さらに上方に屈曲されることで先端部が上方に向けて延出されたクランク状に形成されており、各端子20は、先端部を、筒状部51の前端開口から前方に突出した状態で筒状部51内に保持されている。また、各端子20の先端部には、締結ボルトが挿通される挿通孔21が形成されている。
また、筒状部51は、図4に示すように、シールドブラケット30のプレート本体31を前後方向に貫通して設けられた貫通孔32の周縁部を筒状部51の周壁内に埋設することでシールドブラケット30と一体に成形されており、筒状部51は、プレート本体31を前後方向に貫通した形態とされている。
筒状部51においてシールドブラケット30のプレート本体31が埋設された部分の前方には、筒状部51の前端開口縁に沿うようにシールパッキン55が装着されており、このシールパッキン55は、機器用コネクタ10がケースCに組み付けられた際に、ケースCの外面と筒状部51の前面とに前後方向に挟持されることで、ケースCとハウジング50との間を止水するようになっている。
連結部52は、図4および図5に示すように、左右方向に横長なブロック状をなしており、端子20と電線Wとが接続された部分を埋設している。
各電線引出部53は、電線Wに沿うようにして円筒状に形成されており、連結部52の下端部から下方に電線Wを引き出す構成とされている。また、電線引出部53は、連結部52の下端部において左右方向に等間隔に並んで配されている。
シールドブラケット30は、金属製であって、図1、図2および図5に示すように、プレート本体31は、左右方向に横長な略矩形状をなしている。プレート本体31の左右両側縁部には、プレート本体31を板厚方向である前後方向に貫通して形成されたボルト挿通孔33が上下に3つ並んだ状態でそれぞれ設けられており、図3に示すように、これら3つのボルト挿通孔33のうちの上下のボルト挿通孔33に固定ボルト(「固定部材」の一例)Bの軸部B1を挿通し、固定ボルトBの頭部B2に工具を組み付けて軸部B1をケースCに設けられた図示しない締結座に締め込むことで、4本の固定ボルトBによってシールドブラケット30がケースCに固定されるようになっている。
つまり、図5に示すように、プレート本体31の四隅のボルト挿通孔33に挿通された4本の固定ボルトBによってシールドブラケット30がケースCに固定されることで、ハウジング50がケースCに組み付けられた状態に保持固定されるようになっている。
また、プレート本体31の前面における上下方向に3つ並んだボルト挿通孔33の中央のボルト挿通孔33の周縁部には、図3および図5に示すように、固定ボルトBを締め込み可能なナットNが固定されている。
プレート本体31の下端部には、図1および図5に示すように、シールド接続部材40が接続固定される一対の支持片34が設けられており、この一対の支持片34は、プレート本体31の左右方向両側端部からやや内側寄りの位置で、かつハウジング50における電線引出部53が設けられた領域の左右方向両側に配されている。
各支持片34は、左右方向に延びる板状をなしており、一対の支持片34には、互いに反対方向である左右方向外側に向けて開口するスリット35が板厚方向に貫通して設けられている。
一方、シールド接続部材40は、導電性に優れた金属板材をプレス加工するなどして形成されており、図1に示すように、シールド導体41の上端縁部に接続される左右方向に横長な導体接続部42と、導体接続部42の左右方向両端部に設けられた一対の取付片43とを備えて構成されている。
シールド導体41は、柔軟性を有する導電性の金属布であって、金属糸を編み込んで構成された略矩形のシート状の生地であり、図1および図4に示すように、ハウジング50の電線引出部53および電線引出部53から引き出される各電線Wの後方を一括して覆う大きさに形成されている。言い換えると、シールド導体41は、電線引出部53および電線Wが配された領域よりも左右方向にやや大きい形態であって、電線引出部53および電線Wの後方を覆うようにシールド接続部材40に組み付けられる構成とされている。
導体接続部42は、図4および図5に示すように、左右方向に横長な平板材の上下方向略中央部に設けられた屈曲部44を屈曲させて二つ折りに折り曲げることでシールド導体41の上端縁部を前後方向に挟持するようになっている。
一対の取付片43は、図1に示すように、導体接続部42の両側縁から前方に延びた後、その前端部から互いに離れるようにして左右方向両側に延びた接触部48を有し、各取付片43の先端部は接触部48からさらに前方に延びた形態をなしている。そして、シールド接続部材40は、一対の取付片43の接触部48をシールドブラケット30の一対の支持片34に後方から面接触させつつ、取付片43の先端部を一対の支持片34のスリット35に対して後方から嵌合させることでプレート本体31に仮組みされるようになっている。そして、一対の支持片34と各接触部48とをねじ49によってねじ止めすることで、シールドブラケット30のプレート本体31とシールド接続部材40とが電気的に接続されて固定される。
カバー部材60は、ハウジング50の筒状部51における作業孔54を閉塞する合成樹脂製のサービスカバー61と、サービスカバー61の後面に組み付けられる金属製のシェルカバー62とを備えて構成されている。
サービスカバー61は、左右方向に横長に形成されており、図4に示すように、筒状部51の作業孔54内に後方から嵌合可能な嵌合部63を有している。嵌合部63には、環状のシールリング64が外嵌されている。シールリング64は、嵌合部63が作業孔54に嵌合されると、筒状部51と嵌合部63とに密着することで、筒状部51と嵌合部63との間を止水し、作業孔54内へ水などが浸入することを防ぐようになっている。
また、嵌合部63の前端部には、図4に示すように、ケースC内に設けられた図示しない待受側コネクタに嵌合可能なインターロックコネクタ65が上下左右に変位可能な状態で組み付けられている。
シェルカバー62は、板厚の薄い金属板材をプレスなどによって加工することで形成されており、図1および図4に示すように、ハウジング50の筒状部51よりも上下左右方向に大きい主板66と、主板66の外周縁からシールドブラケット30側である前側に延びる側板67とを備えて構成されている。
主板66は、大まかには左右方向に横長な略矩形状に形成されており、ハウジング50の筒状部51を後方か完全に覆うことが可能な大きさとされている。主板66の上下方向略中央部における左右方向中央部には、図1および図2に示すように、サービスカバー61とシェルカバー62とを固定するための固定ねじ68が組み付けられており、この固定ねじ68をシェルカバー62の主板66に挿通させてサービスカバー61に締め込むことでサービスカバー61の後面にシェルカバー62が固定されている。
側板67は、図1および図4に示すように、主板66の外周縁に沿うようにして主板66の上縁および左右方向両側の側縁に設けられており、一方の側縁から他方の側縁まで一続きに連なって形成されている。
側板67の前端部は、図1、図2および図4に示すように、径方向外側に向かって屈曲されたプレート接触部69とされており、このプレート接触部69は、カバー部材60をハウジング50に組み付けた際に、シールドブラケット30のプレート本体31の後面に接触するようになっており、シェルカバー62とシールドブラケット30とを電気的に接続する役割を果たしている。
また、左右方向両側の側板67における上下方向略中央部には、図1および図2に示すように、側板67の前縁から左右方向外側に延びる一対の固定片70が設けられている。一対の固定片70は、プレート本体31の後面に接触可能な略矩形平板状に形成されており、各固定片70は、プレート本体31において上下方向に3つ並んだボルト挿通孔33の中央のボルト挿通孔33の後方に配されるように設定されている。
固定片70には、板厚方向である前後方向に貫通する図示しない貫通孔が設けられており、この貫通孔に固定ボルトBを挿通して、プレート本体31のナットNに固定ボルトBを締め込むことで固定片70がプレート本体31の後面に固定されると共に電気的に接続され、カバー部材60がシールドブラケット30に固定されるようになっている。
さて、シェルカバー62の主板66の下半分における左右方向両端部は、図2に示すように、シールドブラケット30に組み付けられる固定ボルトBのうち、下側に配される左右一対の固定ボルトBの頭部B2の一部を締め込み方向後方から覆う一対の組付防止部71とされている。
詳細には、組付防止部71は、図2に示すように、主板66の上下方向略中央部よりも下側の下部において主板66の上部よりも左右方向に張り出した部分とされており、主板66の上部における左右両端部の位置よりも左右方向両側にやや張り出した形態とされている。また、組付防止部71は、カバー部材60をシールドブラケット30に組み付ける際に、下側に配される左右一対の固定ボルトBの頭部B2の後方に近接して配されるようになっており、組付防止部71が固定ボルトBの頭部B2の後方に近接して配されると、固定ボルトBの頭部B2の一部が組付防止部71によって隠された状態となる。
また、組付防止部71が設けられた位置の側板67には、図1および図3に示すように、固定ボルトBの頭部B2の高さ寸法よりも前後方向にやや広い寸法の切欠72が設けられている。
切欠72は、シェルカバー62の下端からシールドブラケット30のプレート本体31に沿うように上方に真っ直ぐ延びて下側の固定ボルトBとほぼ同じ高さまで延びた側面視略矩形状に形成されており、切欠72内には、カバー部材60をシールドブラケット30に組み付ける際に、固定ボルトBの頭部B2が配されることで、側板67と固定ボルトBの頭部B2との干渉が防がれるようになっている。
本実施形態は、以上のような構成であって、機器用コネクタ10の作用および効果について説明する。
機器用コネクタ10をケースCに取り付ける際には、シールドブラケット30の四隅のボルト挿通孔33をケースCの取付座に合わせるようにしてプレート本体31をケースCに組み付け、図5に示すように、4本の固定ボルトBを各ボルト挿通孔33に挿通させてケースCの取付座に締め込むことでシールドブラケット30をケースCに固定する。
また、シールドブラケット30のケースCへの固定に伴ってハウジング50もケースCに固定され、ハウジング50に装着されたシールパッキン55がケースCの外面とハウジング50の筒状部51とに前後方向に挟持されて、ケースCとハウジング50との間が止水される。
次に、ハウジング50における筒状部51の作業孔54に後方から図示しない締結ボルトと工具を挿入し、端子20と機器側端子とを締結ボルトによって接続する。
端子20と機器側端子とが締結ボルトによって接続されたところで、作業孔54にカバー部材60のサービスカバー61における嵌合部63を嵌合させるようにして、カバー部材60をハウジング50に組み付ける。
そして、最後に、プレート本体31におけるボルト挿通孔33の後方に配されたシェルカバー62の固定片70に固定ボルトBを挿通し、図1から図3に示すように、プレート本体31のナットNに固定ボルトBを締め込むことでプレート接触部69がプレート本体31の後面に電気的に接続されると共に、固定片70をプレート本体31の後面に接続固定する。
ここで、カバー部材60がシールドブラケット30に組み付けられる際には、切欠72内に、固定ボルトBの頭部B2が配されることで、側板67と固定ボルトBの頭部B2との干渉が防がれ、カバー部材60がシールドブラケット30に固定されると、組付防止部71が、下側の左右一対の固定ボルトBの頭部B2の後方に配されることで、固定ボルトBの頭部B2の一部が組付防止部71によって覆われて隠される。
つまり、カバー部材60がシールドブラケット30に固定されて、ケースCに対する機器用コネクタ10の取り付けが完了すると、図2に示すように、シールドブラケット30をケースCに固定する上側に配された一対の固定ボルトBと、カバー部材60をシールドブラケット30に固定する中央に配された一対の固定ボルトBとが完全に露出した状態になるものの、下側に配された左右一対の固定ボルトBにおける頭部B2の一部が組付防止部71によって後方から覆われて隠される。
ところで、機器用コネクタ10のメンテナンス作業を行うためにカバー部材60を取り外す場合、6本の固定ボルトBのうち、上下方向中央に配された固定ボルトBの頭部B2に工具を組み付け、中央に配された一対の固定ボルトBを取り外すことでシールドブラケット30からカバー部材60を取り外す。
しかしながら、仮に中央に配された固定ボルトBではなく、上側もしくは下側の固定ボルトBに作業者が誤って工具を組み付け、シールドブラケット30をケースCに固定する固定ボルトBを左右のいずれか一方から2本とも取り外してしまうと、ケースCに対してシールドブラケット30ががたついてしまう。また、シールドブラケット30をケースCに固定する上下4本の固定ボルトBが全て外されてしまうと、端子20と機器側端子とがボルト接続された状態のまま機器用コネクタ10がケースCから取り外された状態になってしまう。
ところが、本実施形態の機器用コネクタ10によると、図2に示すように、カバー部材60がシールドブラケット30に固定されると、組付防止部71が下側に配される左右一対の固定ボルトBの頭部B2の後方に近接して配され、下側の左右一対の固定ボルトBに工具を見つけることができなくなるから、下側の左右一対の固定ボルトBが取り外されることを防ぐことができる。
また、本実施形態によると、図2に示すように、固定ボルトBの頭部B2の一部が組付防止部71によって隠された状態となっているから一目見ただけで、下側の固定ボルトBに対して工具の組み付けができないことが判断できる。
つまり、仮に上側の固定ボルトBに作業者が誤って工具を組み付けて固定ボルトBを取り外してしまったとしても、下側の左右一対の固定ボルトBが取り外されることを防ぐことができるから、端子20と機器側端子とが接続された状態のまま機器用コネクタ10がケースCから取り外されてしまうことはもちろんのこと、シールドブラケット30がケースCに対してがたついた状態になることを防ぐことができる。
また、例えば、組付防止部が固定ボルトBの左右など側方に近接して配されることにより、一目見ただけでは、締結ボルトの頭部への工具の組み付けができるか否か判断できず、工具を組み付ける際に工具の組付が組立防止部によって防がれることが確認できるものに比べて、作業の効率化を図ることができる。
ところで、例えば、組付防止部によって固定ボルトBの頭部B2を完全に覆うことで、下側の固定ボルトBに工具を組み付けることを防ぐ方法も考えられる。しかしながら、組付防止部によって固定ボルトBの頭部B2を完全に覆うと、組付防止部が固定ボルトBの頭部B2よりも一回り大きなサイズになってしまうため、シェルカバー全体が大型化してしまう。
ところが、本実施形態によると、図1から図3に示すように、シェルカバー62の側板67には、切欠72内に固定ボルトBを配することで、側板67と固定ボルトBの頭部B2とが干渉することを防ぎつつ、下側の固定ボルトBへの工具の組み付けを防ぐことができる。つまり、側板67と固定ボルトBの頭部B2とが干渉することを防ぐことはもちろんのこと、シェルカバー62が大型化することを抑制しつつ、下側の固定ボルトBの頭部B2への工具の組付を防ぐことができる。
以上のように、本実施形態によると、カバー部材60をシールドブラケット30に固定した際に、シールドブラケット30をケースCに固定する下側の固定ボルトBの後方に組付防止部71が近接して配され、固定ボルトBの頭部B2の一部が組付防止部71によって覆われて隠された状態となっているから、下側の固定ボルトBに対する工具の組み付けを防ぐと共に、一目見ただけで、下側の固定ボルトBに工具の組み付けができないことを判断できるようにすることができる。
また、本実施形態によると、組付防止部71が設けられた位置の側板67に切欠72を設けたから、シェルカバー62が大型化することを抑制しつつ、下側の固定ボルトBが取り外されることを防ぐことができる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態では、組付防止部71をシェルカバー62の主板66に形成した構成とした。しかしながら、これに限らず、組付防止部をサービスカバーに形成してもよい。
(2)上記実施形態では、組付防止部71を固定ボルトBの後方に近接して配する構成とした。しかしながら、これに限らず、組付防止部を、固定ボルトの左右などに近接して配することで固定ボルトへの工具の組み付けができなくなるように構成してもよく、組付防止部によって固定ボルトを後方から完全に覆うように構成してもよい。
(3)上記実施形態では、切欠72をシェルカバー62の下端部から下側の固定ボルトBと同じ高さ位置まで延びた形態に構成した。しかしながら、これに限らず、切欠を固定ボルトの頭部の箇所にのみ構成してもよい。
(4)上記実施形態では、ケースCに固定ボルトBを締め込む構成とした。しかしながら、これに限らず、ケースCに設けられたスタッドボルトにナットを締め込む構成にしてもよい。
10:機器用コネクタ
30:シールドブラケット(ブラケット)
50:ハウジング
60:カバー部材
62:シェルカバー(カバー部材)
66:主板
67:側板
71:組付防止部
72:切欠
B:固定ボルト(固定部材)
B2:頭部
C:ケース

Claims (1)

  1. 機器のケースに装着される機器用コネクタであって、
    ハウジングと、
    前記ハウジングと一体に設けられ、前記ケースに固定部材を締め込んで固定されることで前記ハウジングを固定するブラケットと、
    前記ハウジングを覆うようにして前記ケースもしくは前記ブラケットに固定部材を締め込んで固定されるカバー部材と、
    前記カバー部材に設けられ、前記カバー部材が前記ケースもしくは前記ブラケットに固定されると、前記ブラケット側の固定部材に近接して配されることで、前記ブラケット側の固定部材への工具の組み付けを防止する組付防止部とを備え
    前記カバー部材は、前記ハウジングの後方を覆う主板と、前記主板の外周縁から前記ブラケット側に向かって延びる側板とを備えて構成されており、
    前記固定部材は、前記ケースに締め込み可能な固定ボルトであり、
    前記側板には、前記固定ボルトと干渉することを防ぐ切欠が設けられており、
    前記組付防止部は、前記固定ボルトが前記切欠内に配されることで前記固定ボルトの頭部の一部を締め込み方向後方から覆うように後方に配される機器用コネクタ。
JP2015144624A 2015-07-22 2015-07-22 機器用コネクタ Active JP6231051B2 (ja)

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