JP2015005432A - シールドコネクタ - Google Patents

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Koji Sakakura
浩二 坂倉
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Abstract

【課題】L字端子のアライニングを十分に確保した上で、L字端子の接続部が長くなっても別体ハウジングの大型化を回避する。
【解決手段】本発明のシールドコネクタ10は、L字端子20と、このL字端子20と別体に形成され、電線Wが挿通される電線挿通孔31を有し、この電線挿通孔31に先通しされた電線Wの端末に予め接続されたL字端子20のバレル部22を前方から組み込むためのサービスホール32が前方に開口して形成された別体ハウジング30と、取付孔に嵌合可能な機器側嵌合部42を有し、この機器側嵌合部42にL字端子20の接続部21を挿通させる端子挿通孔46が形成され、サービスホール32を前方から塞ぐことで端子挿通孔46から接続部21の先端部が前方に突出して配設されるサービスカバー40と、別体ハウジング30を覆うシールドシェル50とを備えた構成としたところに特徴を有する。
【選択図】図8

Description

本発明は、L字端子を備えたシールドコネクタに関する。
この種のシールドコネクタとして、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。このものは、L字状をなすL字端子と、このL字端子が取り付けられたハウジングと、このハウジングを覆うように取り付けられたアルミダイキャスト製のシールドシェルとを備えている。シールドシェルには、機器側のケースに形成された取付孔に嵌合する嵌合部が設けられている。一方、L字端子は、電線の端末に接続されたバレル部と、このバレル部からL字状をなして延出された接続部とを備えている。ハウジング内には、L字端子のバレル部のみが収容されており、L字状をなす接続部はハウジング外に配されて、機器側のケース内に収容されている。この接続部の先端部は、機器側のケース内に配設された相手側バスバーにボルト締結されるようになっている。
ところで、シールドコネクタの仕様によっては、取付孔に対する嵌合部がシールドシェルではなく、ハウジングに設けられる場合があり、この場合に上記のハウジングを用いると、L字端子を取付孔に差し込む必要がある。また、取付孔が小さい場合には、L字端子の接続部を取付孔に差し込むこと自体が困難になる。そこで、L字端子の接続部のうち平板状の部分のみをハウジング外に突出させるようにすれば、取付孔に対する差込作業を容易にすることができる。このようなシールドコネクタの一例として、下記特許文献2に記載のものが知られている。
特開2012−230782号公報 特開2011−222398号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載のものは、L字端子の一部を樹脂モールドすることによってハウジングが形成されており、このようなモールドコネクタの欠点として、L字端子のアライニングを十分に確保できない点が挙げられる。この対策として、樹脂モールドではなく、L字端子とは別に形成された別体ハウジングにL字端子を組み付けることでL字端子のアライニングを確保する方法がある。この方法では、別体ハウジングに電線を先通ししておき、この電線にL字端子を接続した上で、このL字端子を別体ハウジング内に戻すためのサービスホールを、別体ハウジングの後側に開口して設ける必要がある。ところが、L字端子の接続部が前後方向に長くなると、これに伴ってサービスホールの開口も大きくしなくてはならないため、別体ハウジングが大型化することになる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ケースの取付孔に対する差込作業を容易にしつつ、L字端子のアライニングを十分に確保した上で、L字端子の接続部が長くなっても別体ハウジングの大型化を回避することを目的とする。
本発明は、機器側のケースに形成された取付孔に嵌合して取り付けられるシールドコネクタであって、板状をなす接続部、および電線の端末に接続されるバレル部がL字状をなして互いに配置されたL字端子と、このL字端子と別体に形成され、電線が挿通される電線挿通孔を有し、この電線挿通孔に先通しされた電線の端末に予め接続されたL字端子のバレル部を前方から組み込むためのサービスホールが前方に開口して形成された別体ハウジングと、取付孔に嵌合可能な機器側嵌合部を有し、この機器側嵌合部にL字端子の接続部を挿通させる端子挿通孔が形成され、サービスホールを前方から塞ぐことで端子挿通孔から接続部の先端部が前方に突出して配設されるサービスカバーと、別体ハウジングを覆うシールドシェルとを備えた構成としたところに特徴を有する。
このような構成では、L字端子の接続部の先端部が機器側嵌合部の端子挿通孔から前方に突出して配設されており、L字端子におけるL字に屈曲した部分を機器側のケースの取付孔に差し込む必要はなく、L字端子の接続部の先端部(直線部分)のみを取付孔に差し込めば済むため、取付孔にL字端子を差し込む作業が容易になる。また、L字端子とは別体に形成された別体ハウジングとサービスカバーとによってL字端子を組み込むようにしているため、L字端子のアライニングを十分に確保することができる。
さらに、別体ハウジングにサービスホールを前方に開口して設けたから、先通しされた電線を元に戻す際に、L字端子のバレル部が通過できるだけのサービスホールを形成すればよい。すなわち、サービスホールの大きさは、L字端子のバレル部の大きさに依存するものの、L字端子の接続部が前後方向に長くなったとしても、これに合わせてサービスホールを大きくしなくてもよい。したがって、L字端子の接続部が長くなっても別体ハウジングの大型化を回避することが可能になる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
サービスカバーは、サービスホールに嵌合可能なハウジング側嵌合部を有し、サービスホールの内周面とハウジング側嵌合部の外周面との間には、ハウジング側シールリングが挟持されており、取付孔の内周面と機器側嵌合部の外周面との間には、機器側シールリングが挟持されている構成としてもよい。
このような構成によると、別体ハウジングとサービスカバーの間をハウジング側シールリングによってシールすることができ、サービスカバーと取付孔の間を機器側シールリングによってシールすることができる。また、ハウジング側シールリングと機器側シールリングによってL字端子のアライニングを確保しやすくなる。
L字端子の接続部の側縁には、係止突起が側方に突出して形成されており、サービスカバーは、係止突起に前方から当接可能な前側当接部を有し、別体ハウジングは、係止突起に後方から当接可能な後側当接部を有している構成としてもよい。
このような構成によると、前側当接部と後側当接部の間に係止突起を配することで、L字端子の十分なアライニングを確保しつつ、L字端子の前止まりおよび後止まりを行うことができる。
本発明によれば、ケースの取付孔に対する差込作業を容易にしつつ、L字端子のアライニングを十分に確保した上で、L字端子の接続部が長くなっても別体ハウジングの大型化を回避することができる。
シールドコネクタを斜め前方から見た斜視図 シールドコネクタの構成部品を示した分解斜視図 シールドコネクタの正面図 シールドコネクタの背面図 シールドコネクタの側面図 シールドコネクタの平面図 図3におけるA−A線断面図 図6におけるB−B線断面図 図6におけるC−C線断面図 サービスカバーを装着する前のシールドコネクタを斜め前方から見た斜視図 サービスカバーを装着する前のシールドコネクタを前方から見た正面図 図11におけるD−D線断面図 電線挿通孔に先通しされた電線の端末に予め接続されたL字端子のバレル部を前方から組み込む前の状態を示した断面図 電線挿通孔に先通しされた電線の端末に予め接続されたL字端子のバレル部を前方から組み込んだ状態を示した断面図
<実施形態>
本発明の実施形態を図1ないし図14の図面を参照しながら説明する。本実施形態におけるシールドコネクタ10は、インバータ等の機器の金属ケースに形成された図示しない取付孔に嵌合して取り付けられる。図1および図2に示すように、シールドコネクタ10は、電線Wの端末に接続されたL字端子20、電線Wが挿通される電線挿通孔31を有する別体ハウジング30、この別体ハウジング30の前面に開口するサービスホール32を塞ぐサービスカバー40、別体ハウジング30を覆うシールドシェル50などを備えて構成されている。なお、以下においては取付孔に嵌合する方向(図3における紙面手前側)を前側として説明する。
シールドシェル50は、アッパ部材50Uとロア部材50Lを互いに組み付けて一対のボルトBによって固定することで構成されている。アッパ部材50Uとロア部材50Lは、導電性の金属板材をプレス加工することによって形成したものである。シールドシェル50は、電線WやL字端子20からの電磁波ノイズを遮断するためのものであって、機器側のケースにアース接続されている。
アッパ部材50Uは、前方から下方に亘って開口した箱形をなし、その上面の前縁には、機器側のケースにボルト締結される機器側取付部51が前方に張り出し形成されている。また、アッパ部材50Uの両側面の下端部には、ロア部材50Lとの固定に用いられるアッパ側固定部52が形成されている。
ロア部材50Lは上下方向に開口する略筒状をなし、その上半分は角筒状をなすハウジング収容筒部53とされ、下半分は長円筒状をなす編組線取付筒部54とされている。電線Wを一括して覆う図示しない編組線は、編組線取付筒部54の外周面に被せられ、さらにその上からかしめリング56をかしめることで編組線が編組線取付筒部54に導通可能に接続される。また、ハウジング収容筒部53の両側面の上端部には、アッパ部材50Uとの固定に用いられるロア側固定部55が形成されている。アッパ部材50Uとロア部材50Lを互いに組み付けると、アッパ側固定部52とロア側固定部55が面当たりし、これらを貫通する形態でボルトBが締結される。これにより、アッパ側固定部52とロア側固定部55が導通可能に接続される。
図8に示すように、アッパ部材50Uには、サービスカバー40の後述するハウジング側嵌合部43の前方に配されたアッパ側前止まり部57が設けられている。この前止まり部57によってサービスカバー40が別体ハウジング30の後述するサービスホール32内に嵌合した状態に保持され、前方への離脱が防止される。さらに、サービスカバー40は、ハウジング収容筒部53の前壁53Fによっても前方への離脱が防止されている。
L字端子20は、導電性の金属部材をプレス加工することによって形成したものである。L字端子20は全体として略L字状をなし、水平方向に延びる接続部21と垂直方向に延びるバレル部22とがL字状をなして直角に配置されたものである。接続部21は前後方向に長い平板状をなし、その先端部にはボルト孔23が形成されている。このボルト孔23は、図12に示すように、前後方向に長い長孔形状とされている。シールドコネクタ10を取付孔に嵌合させ、接続部21と図示しない機器側のバスバーとが積層状態で配置されると、長孔形状をなすボルト孔23によって前後方向の組み付け公差が吸収され、ボルトを通してボルト締結することによって導通可能に接続される。また、図14に示すように、バレル部22はバレル片を有し、これらのバレル片を電線Wの芯線に圧着することによってL字端子20と電線Wが導通可能に接続される。
別体ハウジング30は合成樹脂製であって、図10に示すように、前方に開口するサービスホール32を有している。このサービスホール32は、角部が丸みを帯びた略正方形の開口形状とされている。サービスホール32の開口縁部における両側部には、それぞれ上下一対のロック片33が形成されている。このロック片33は、片持ち状をなして前方に延びる形態をなし、図9に示すように、サービスカバー40に形成されたロック突起41に係止することで、別体ハウジング30とサービスカバー40を組付状態に保持できるようになっている。
別体ハウジング30の下端部には、図14に示すように、電線Wを挿通させる電線挿通孔31が形成されている。この電線挿通孔31の内部には、各電線Wを個別にシールする複数のゴム栓36およびこれらのゴム栓36を一括して抜け止めするバックリテーナ37が収容されている。
電線挿通孔31に通された電線Wは、別体ハウジング30内を通って上方に挿通され、図13に示すように、サービスホール32から前方に引き出し可能とされている。また、L字端子20は、図14に示すように、接続部21の先端部がサービスホール32から前方に突出する態様で別体ハウジング30内に組み付けられる。また、バレル部22の後方には、同バレル部22を後方から受ける上下一対のバレル受け部34が形成されている。これらのバレル受け部34によってバレル部22が垂直姿勢に支持され、接続部21が水平姿勢に支持される。
また、図12に示すように、L字端子20の接続部21の両側縁のうち互いに対向する側縁には、係止突起24が張り出し形成されている。各L字端子20の各係止突起24は、互いに対向状態をなして突出する向きに配設される。一方、別体ハウジング30のサービスホール32の開口縁部には、係止突起24に後方から当接可能な後側当接部35が形成されている。これにより、係止突起24が後側当接部35に係止することで接続部21の後方への移動が抑制される。なお、接続部21は、別体ハウジング30に対して所定のクリアランスを有して取り付けられているため、左右方向へのアライメントが確保されている。
サービスカバー40は、図2に示すように、機器側のケースの取付孔に嵌合する機器側嵌合部42と、別体ハウジング30のサービスホール32に嵌合するハウジング側嵌合部43とを備えている。機器側嵌合部42は、正面から見て横長の長円形状とされているのに対して、ハウジング側嵌合部43は、正面から見て角部が丸みを帯びた略正方形状とされている。機器側嵌合部42の外周面には、機器側シールリング44が嵌着され、ハウジング側嵌合部43の外周面には、ハウジング側シールリング45が嵌着されている。シールドコネクタ10が取付孔に嵌合されると、サービスホール32の内周面とハウジング側嵌合部43の外周面との間に、ハウジング側シールリング45が挟持され、取付孔の内周面と機器側嵌合部42の外周面との間に、機器側シールリング44が挟持される。なお、サービスカバー40の前面には、図2に示すように、L字端子20と機器側のバスバーとの通電状態を制御可能なインターロックコネクタ48が設けられている。
また、サービスカバー40には、図3に示すように、L字端子20の接続部21を挿通させる端子挿通孔46が形成されている。この端子挿通孔46は、機器側嵌合部42とハウジング側嵌合部43を前後方向に貫通して形成されており、図3に示すように、L字端子20の接続部21に対して全周に亘って所定のクリアランスを有している。このため、L字端子20の接続部21は、上下方向へのアライメントおよび左右方向へのアライメントのいずれも確保された状態で端子挿通孔46に挿通されている。
端子挿通孔46の内部には、図7に示すように、接続部21の係止突起24に対して前方から当接する前側当接部47が形成されている。係止突起24は、前側当接部47と後側当接部35によって前後両側から挟持されているため、接続部21の前止まりおよび後止まりがなされている。このため、L字端子20自体は前後方向への移動が許容されていないことになる。すなわち、L字端子20の接続部21の前後方向へのアライメントは、長孔形状をなすボルト孔23に加えて、機器側嵌合部42の取付孔に対する嵌合深さと、ハウジング側嵌合部43のサービスホール32に対する嵌合深さとによっても確保されることになる。
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。まず、電線Wを別体ハウジング30の電線挿通孔31に挿通させ、サービスホール32から前方に引き出した状態に先通ししておく。電線Wの端末にて被覆を皮剥ぎすることで芯線を露出させ、この芯線にバレル部22を圧着する。この後、図13に示す状態から電線Wをサービスホール32に戻していき、L字端子20のバレル部22をサービスホール32からバレル受け部34側に移動させる。図14に示すように、バレル部22がバレル受け部34によって後方から支持された状態にさせ、図12に示すように、係止突起24が後側当接部35によって後方から係止された状態にする。次に、予め電線Wに挿通させておいたゴム栓36を電線挿通孔31内に装着し、バックリテーナ37をゴム栓36の下方に装着することでゴム栓36を抜け止めする。
引き続き、サービスカバー40をサービスホール32に向けて前方から装着すると、L字端子20の接続部21が端子挿通孔46内に挿通され、ハウジング側嵌合部43がサービスホール32内に嵌合していく。そして、各ロック片33が各ロック突起41に係止することでハウジング側嵌合部43が嵌合状態に保持される。この結果、図7に示すように、サービスホール32がサービスカバー40によって塞がれ、接続部21の先端部が端子挿通孔46から前方に突出して配設され、前側当接部47が係止突起24によって前方から係止された状態になる。これにより、L字端子20の接続部21の前後方向への移動は抑制されるものの、長孔形状をなすボルト孔23によって、図示しない機器側のバスバーに対する前後方向の取り付け公差を吸収することができる。さらに、L字端子20は、上下左右へのアライメントが確保されているため、上下方向および左右方向の取り付け公差についても吸収することができる。
この後、シールドシェル50のアッパ部材50Uを別体ハウジング30に対して上方から組み付け、ロア部材50Lを別体ハウジング30に対して下方から組み付ける。すると、アッパ側固定部52とロア側固定部55が積層状態となってボルトBを締め込むことでアッパ部材50Uとロア部材50Lを一体化させた状態に保持できる。さらに、図8に示すように、アッパ側前止まり部57とハウジング収容筒部53の前壁53Fとによってハウジング側嵌合部43がサービスホール32内から前方へ離脱することを抑制できる。
こうして、シールドコネクタ10の組み立てが完了した後、機器側嵌合部42を機器側のケースの取付孔に嵌合させる。ここで、L字端子20におけるL字に屈曲した部分はサービスカバー40内に収容され、平板状をなす接続部21だけが端子挿通孔46から前方に突出した状態とされているため、L字端子20を取付孔に容易に挿入することができる。そして、L字端子20の接続部21と機器側のバスバーとが積層状態で配置され、ボルト締結を行うことによって、L字端子20と機器側のバスバーとが導通可能に接続される。さらに、機器側取付部51を機器側のケースにボルト締結することによってシールドシェル50が機器側のケースに導通可能に接続され、シールドコネクタ10が取付孔に嵌合した状態に取り付け固定される。
以上のように本実施形態では、L字端子20の接続部21の先端部が機器側嵌合部42の端子挿通孔46から前方に突出して配設されており、L字端子20におけるL字に屈曲した部分を機器側のケースの取付孔に差し込む必要はなく、L字端子20の接続部21の先端部(直線部分)のみを取付孔に差し込めば済むため、取付孔にL字端子20を差し込む作業が容易になる。また、L字端子20とは別体に形成された別体ハウジング30とサービスカバー40とによってL字端子20を組み込むようにしているため、L字端子20のアライニングを十分に確保することができる。
さらに、別体ハウジング30にサービスホール32を前方に開口して設けたから、先通しされた電線Wを元に戻す際に、L字端子20のバレル部22が通過できるだけのサービスホール32を形成すればよい。すなわち、サービスホール32の大きさは、L字端子20のバレル部22の大きさに依存するものの、L字端子20の接続部21が前後方向に長くなったとしても、これに合わせてサービスホール32を大きくしなくてもよい。したがって、L字端子20の接続部21が長くなっても別体ハウジング30の大型化を回避することが可能になる。
サービスカバー40は、サービスホール32に嵌合可能なハウジング側嵌合部43を有し、サービスホール32の内周面とハウジング側嵌合部43の外周面との間には、ハウジング側シールリング45が挟持されており、取付孔の内周面と機器側嵌合部42の外周面との間には、機器側シールリング44が挟持されている構成としてもよい。このような構成によると、別体ハウジング30とサービスカバー40の間をハウジング側シールリング45によってシールすることができ、サービスカバー40と取付孔の間を機器側シールリング44によってシールすることができる。また、ハウジング側シールリング45と機器側シールリング44によってL字端子20のアライニングを確保しやすくなる。
L字端子20の接続部21の側縁には、係止突起24が側方に突出して形成されており、サービスカバー40は、係止突起24に前方から当接可能な前側当接部47を有し、別体ハウジング30は、係止突起24に後方から当接可能な後側当接部35を有している構成としてもよい。このような構成によると、前側当接部47と後側当接部35の間に係止突起24を配することで、L字端子20の十分なアライニングを確保しつつ、L字端子20の前止まりおよび後止まりを行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態ではサービスホール32に嵌合可能なハウジング側嵌合部43がサービスカバー40に設けられているものの、本発明によると、サービスホール32を塞ぐことができるものであれば他の形態でもよく、必ずしもサービスホール32に嵌合させる必要はない。
(2)上記実施形態では前側当接部47と後側当接部35の間で係止突起24を挟持しているものの、本発明によると、前側当接部と後側当接部の間で所定のクリアランスをもって係止突起を配置してもよい。このようにすれば、接続部を前後方向に移動可能に保持することができる。
(3)上記実施形態では前側当接部47と後側当接部35によってL字端子20を保持しているものの、本発明によると、サービスカバー40の内部にランスを形成してこのランスでL字端子を保持してもよい。
10…シールドコネクタ
20…L字端子
21…接続部
22…バレル部
30…別体ハウジング
31…電線挿通孔
32…サービスホール
35…後側当接部
40…サービスカバー
42…機器側嵌合部
43…ハウジング側嵌合部
44…機器側シールリング
45…ハウジング側シールリング
46…端子挿通孔
47…前側当接部
50…シールドシェル
W…電線

Claims (3)

  1. 機器側のケースに形成された取付孔に嵌合して取り付けられるシールドコネクタであって、
    板状をなす接続部、および電線の端末に接続されるバレル部がL字状をなして互いに配置されたL字端子と、
    このL字端子と別体に形成され、前記電線が挿通される電線挿通孔を有し、この電線挿通孔に先通しされた電線の端末に予め接続されたL字端子のバレル部を前方から組み込むためのサービスホールが前方に開口して形成された別体ハウジングと、
    前記取付孔に嵌合可能な機器側嵌合部を有し、この機器側嵌合部に前記L字端子の接続部を挿通させる端子挿通孔が形成され、前記サービスホールを前方から塞ぐことで前記端子挿通孔から前記接続部の先端部が前方に突出して配設されるサービスカバーと、
    前記別体ハウジングを覆うシールドシェルとを備えたシールドコネクタ。
  2. 前記サービスカバーは、前記サービスホールに嵌合可能なハウジング側嵌合部を有し、前記サービスホールの内周面と前記ハウジング側嵌合部の外周面との間には、ハウジング側シールリングが挟持されており、前記取付孔の内周面と前記機器側嵌合部の外周面との間には、機器側シールリングが挟持されていることを特徴とする請求項1に記載のシールドコネクタ。
  3. 前記L字端子の前記接続部の側縁には、係止突起が側方に突出して形成されており、前記サービスカバーは、前記係止突起に前方から当接可能な前側当接部を有し、前記別体ハウジングは、前記係止突起に後方から当接可能な後側当接部を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシールドコネクタ。
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