JP6141363B2 - シールドコネクタ - Google Patents

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    • H01R13/658High frequency shielding arrangements, e.g. against EMI [Electro-Magnetic Interference] or EMP [Electro-Magnetic Pulse]
    • H01R13/6581Shield structure

Description

本明細書によって開示される技術は、シールドコネクタに関する。
例えば、電線を覆う編組線が接続されるシールドシェルを有するシールドコネクタとして、特開2013−186955号公報(下記特許文献1)に記載のものが知られている。このコネクタのシールドシェルには、編組線の端末が被せられ、この編組線の外周にかしめリングを装着してかしめることにより、編組線とシールドシェルとが電気的に接続されるようになっている。
特開2013−186955号公報
ところで、編組線とシールドシェルとを電気的に接続する方法として、L字状に屈曲された導体接続部を二つ折りして編組線を挟持し、導体接続部に一体に設けられた取付片をシールドシェルにねじ止めすることで、編組線とシールドシェルとを電気的に接続する金属製のシールド接続部材が検討されている。
ところが、このようなシールド接続部材の場合、導体接続部を折り曲げて編組線を挟持するため、導体接続部を折り曲げた際に、導体接続部において折り曲げられた屈曲部の錆び抑制用のめっき層が割れて剥がれてしまう虞がある。このため、シールド接続部材が例えば車両のエンジンルームなどに配設される場合には、雨水などが屈曲部に降りかかることによりシールド接続部材に錆びが発生してしまう。
本明細書では、シールド接続部材の屈曲部が被水することを防ぐ技術を開示する。
本明細書によって開示される技術は、機器のケースに取付可能で、柔軟性を有する金属製のシールド導体が接続される金属製のブラケットを有するシールドコネクタであって、前記ブラケットに固定されたハウジングと、折り曲げ可能な金属板状の導体接続部を有し、この導体接続部を折り曲げて前記シールド導体の端部を挟持しつつ、前記ブラケットに接続固定されることで、前記シールド導体と前記ブラケットとを電気的に接続するシールド接続部材と、前記ハウジングを覆うカバー部材と、前記カバー部材に設けられ、前記導体接続部において折り曲げられた屈曲部の外面を覆う被水抑制壁とを備える構成とした。
このような構成のシールドコネクタによると、屈曲部が被水抑制壁によって覆われているから、雨水などが屈曲部に降りかかることを防ぐことができる。これによりシールド接続部材に錆びが生じることを抑制することができる。
本明細書によって開示されるシールドコネクタは、以下の構成としてもよい。
前記ハウジングには、電線を引き出す電線引出部が横方向に複数並んで設けられており、前記屈曲部は、複数の前記電線引出部を覆って配される前記シールド導体に沿って横長に形成されており、前記被水抑制壁は、前記屈曲部よりも横長な板状に設けられており、前記被水抑制壁には、前記シールド接続部材とは反対側である外側に突出する補強部が設けられている構成にしてもよい。
例えば、横方向に長い板状の被水抑制壁を構成した場合、被水抑制壁が板厚方向に反ったり屈曲したりして変形してしまうことが懸念される。
しかしながら、このような構成によると、被水抑制壁に補強部が設けられているから、被水抑制壁が変形することを防ぐことができる。これにより、被水抑制壁が変形することに起因して屈曲部に雨水などが降りかかることを抑制することができる。
ところで、補強部を被水抑制壁からシールド接続部材側に突出させて形成することで、被水抑制壁の変形を防ぐことも考えられる。
しかしながら、補強部をシールド接続部材側に突出させて形成する場合、仮に補強部の突出量が大きくなると、補強部とシールド接続部材とが干渉するなどしてカバー部材を正規の位置に組み付けることができなくなってしまう。だからといって、突出量が多くなることを考慮して補強部の位置を後側にずらす構成にすると、カバー部材全体の大型化を招いてしまう。
ところが、上記のような構成によると、補強部が外側に突出した形態に設けられているから、補強部とシールド接続部材とが干渉することを防ぐことができる。
前記補強部は、被水抑制壁の側縁よりも中央寄りの部分を外側に膨出させて形成されている構成としてもよい。
ところで、被水抑制壁を外側に突出させて補強部を形成する場合、被水抑制壁の側縁を外側に屈曲させることで補強部を形成する方法も考えられるが、側縁を外側に屈曲させて補強部を形成すると、側縁のエッジが外側に向けて突出した状態になってしまい、側縁のエッジに他の部材などが接触することで他の部材を損傷させてしまう虞がある。ところが、上記のような構成によると、被水抑制壁の側縁よりも中央寄りの部分を膨出させて補強部を構成しているから、エッジが外側に向けて突出することがなく、エッジに対して他の部材などが接触することを抑制することができる。
前記補強部は、前記屈曲部よりも横長に設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、屈曲部よりも広い範囲で被水抑制壁を補強できるから、例えば、補強部が屈曲部よりも短く形成される場合に比べて、屈曲部を覆う被水抑制壁が変形することをより確実に防ぐことができる。
前記カバー部材は、前記ブラケットにボルト固定される金属製のシェルカバーを有しており、前記被水抑制壁は、前記シェルカバーの側縁部に一体に設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、被水抑制壁が金属製のシェルカバーの側縁部に一体に設けられているから、例えば、合成樹脂によって形成された被水抑制壁に比べて、被水抑制壁の剛性を高くすることができ、被水抑制壁の変形をさらに抑制することができる。
本明細書によって開示される技術によれば、シールド接続部材の屈曲部が被水することを防ぐことができる。
機器用コネクタの斜視図 同平面図 同側面図 図2のA−A線断面図 シェルカバー部材を取り外した状態を示す平面図 同側面図
<実施形態>
実施形態について図1から図6を参照して説明する。
本実施形態は、図1に示すように、車両のエンジンルームに搭載される機器のケースCに取付可能なシールド機能を有する機器用コネクタ(「シールドコネクタ」の一例)10を例示している。なお、以下の説明において、前後方向とは、図3、図4および図6の左右方向を基準とし、機器用コネクタ10においてケースCに取り付けられる側を前側として説明する。
機器用コネクタ10は、図1、図3および図4に示すように、電線Wの端末に接続されてケースC内に設けられた図示しない機器側端子に接続される端子20と、平板状のプレート本体31を有するシールドブラケット(「ブラケット」の一例)30と、電線Wを覆うシールド導体41に接続されてシールドブラケット30に接続固定されるシールド接続部材40と、端子20およびシールドブラケット30と一体に成形された合成樹脂製のハウジング50と、ハウジング50に後方から組み付けられるカバー部材60とを備えて構成されている。
ハウジング50は、図4および図6に示すように、複数の端子20を保持する筒状の筒状部51と、各端子20に接続された電線Wを下方に引き出す複数の電線引出部53と、筒状部51と電線引出部53とを連結するように筒状部51および電線引出部53と一体に設けられた連結部52とを備えて構成されている。
筒状部51は、前後方向に開口する左右方向に横長な形態とされており、筒状部51の後端開口は、機器側端子と端子20とを接続するための工具を挿入する作業孔54とされている。
筒状部51内には、筒状部51の内壁に保持された複数の端子20が左右方向に横並びに配されている。
各端子20は、筒状部51の下側の内壁から上方に突出した後、前方に延びて、さらに上方に屈曲されることで先端部が上方に向けて延出されたクランク状に形成されており、各端子20は、先端部を、筒状部51の前端開口から前方に突出した状態で筒状部51内に保持されている。
また、筒状部51は、図4に示すように、シールドブラケット30のプレート本体31を前後方向に貫通して設けられた貫通孔32の周縁部を筒状部51の周壁内に埋設することでシールドブラケット30と一体に成形されており、筒状部51は、プレート本体31を前後方向に貫通した形態とされている。
筒状部51においてシールドブラケット30のプレート本体31が埋設された部分の前方には、筒状部51の前端開口縁に沿うようにシールパッキン55が装着されており、このシールパッキン55は、機器用コネクタ10がケースCに組み付けられた際に、ケースCの外面と筒状部51の前面とに前後方向に挟持されることで、ケースCとハウジング50との間を止水するようになっている。
連結部52は、図4および図5に示すように、左右方向に横長なブロック状をなしており、端子20と電線Wとが接続された部分を埋設している。
各電線引出部53は、電線Wに沿うようにして円筒状に形成されており、連結部52の下端部から下方に電線Wを引き出す構成とされている。また、電線引出部53は、連結部52の下端部において左右方向に等間隔に並んで配されている。
シールドブラケット30は、金属製であって、図1および図2に示すように、プレート本体31は、左右方向に横長な略矩形状をなしている。プレート本体31の左右両側縁部には、プレート本体31を板厚方向である前後方向に貫通して形成されたボルト挿通孔33が上下に3つ並んだ状態でそれぞれ設けられており、図3および図6に示すように、これら3つのボルト挿通孔33のうちの上下一対のボルト挿通孔33に固定ボルトBを挿通し、固定ボルトBをケースCに設けられた図示しない締結座に締め込むことで、4本の固定ボルトBによってシールドブラケット30がケースCに固定されるようになっている。
つまり、4本の固定ボルトBによってシールドブラケット30がケースCに固定されることで、ハウジング50がケースCに組み付けられた状態に保持固定されるようになっている。
また、プレート本体31の前面における上下方向に3つ並んだボルト挿通孔33の中央のボルト挿通孔33の周縁部には、図3および図5に示すように、固定ボルトBを締め込み可能なナットNが固定されている。
プレート本体31の下端部には、図1および図5に示すように、シールド接続部材40が接続固定される一対の支持片34が設けられており、この一対の支持片34は、プレート本体31の左右方向両側端部からやや内側寄りの位置で、かつハウジング50における電線引出部53が設けられた領域の左右方向両側に配されている。
各支持片34は、左右方向に延びる板状をなしており、一対の支持片34には、互いに反対方向である左右方向外側に向けて開口するスリット35が板厚方向に貫通して設けられている。
一方、シールド接続部材40は、導電性に優れた金属板材をプレス加工するなどして形成されており、シールド接続部材40の表面には、錆びなどを防ぐために図示しない錫めっき層が形成されている。
また、シールド接続部材40は、図1に示すように、シールド導体41の上端縁部41Aに接続される左右方向に横長な導体接続部42と、導体接続部42の左右方向両端部に設けられた一対の取付片43とを備えて構成されている。
シールド導体41は、柔軟性を有する導電性の金属布であって、金属糸を編み込んで構成された略矩形のシート状の生地であり、図1および図4に示すように、ハウジング50の電線引出部53および電線引出部53から引き出される各電線Wの後方を一括して覆う大きさに形成されている。言い換えると、シールド導体41は、電線引出部53および電線Wが配された領域よりも左右方向にやや大きい形態であって、電線引出部53および電線Wの後方を覆うようにシールド接続部材40に組み付けられる構成とされている。
導体接続部42は、図4および図5に示すように、左右方向に横長な平板材の上下方向略中央部に設けられた屈曲部44を屈曲させて二つ折りに折り曲げることでシールド導体41の上端縁部41Aを前後方向に挟持するようになっている。
詳細には、導体接続部42は、シールド導体41の上端縁部41Aに沿うように形成された左右方向に横長な略矩形状の外側挟持部45の上縁に左右方向に横長な略矩形状の内側挟持部46が屈曲部44を挟んで設けられており、シールド導体41の上端縁部41Aを挟持する前の状態では、内側挟持部46が屈曲部44から前方に真っ直ぐ延びて断面L字状に構成されている。
そして、外側挟持部45の前面にシールド導体41の上端縁部41Aを配した後、屈曲部44を支点に内側挟持部46を下方に向けて折り返し、図4に示すように、外側挟持部45と内側挟持部46とでシールド導体41の上端縁部41Aを前後方向に挟持する。これにより、シールド導体41がシールド接続部材40に保持されると共に電気的に接続されるようになっている。また、屈曲部44には、図5に示すように、左右方向略中央部と、左右両端部からやや中央寄りの位置の合計3箇所において下方に向かって略矩形状に凹んだ切欠部47が設けられている。
一対の取付片43は、図1に示すように、導体接続部42における外側挟持部45の両側縁から前方に延びた後、その前端部から互いに離れるようにして左右方向両側に延びた接触部48を有し、各取付片43の先端部は接触部48からさらに前方に延びた形態をなしている。そして、シールド接続部材40は、一対の取付片43の接触部48をシールドブラケット30の一対の支持片34に後方から面接触させつつ、取付片43の先端部を一対の支持片34のスリット35に対して後方から嵌合させることでプレート本体31に仮組みされるようになっている。そして、一対の支持片34と各接触部48とがねじ49によってねじ止めされることで、シールドブラケット30のプレート本体31とシールド接続部材40とが電気的に接続されて固定されるようになっている。
カバー部材60は、ハウジング50の筒状部51における作業孔54を閉塞する合成樹脂製のサービスカバー61と、サービスカバー61の後面に組み付けられる金属製のシェルカバー62とを備えて構成されている。
サービスカバー61は、左右方向に横長に形成されており、筒状部51の作業孔54内に後方から嵌合可能な嵌合部63を有している。嵌合部63には、環状のシールリング64が外嵌されている。シールリング64は、嵌合部63が作業孔54に嵌合されると、筒状部51と嵌合部63とに密着することで、筒状部51と嵌合部63との間を止水し、作業孔54内へ水などが浸入することを防ぐようになっている。
また、嵌合部63の前端部には、図4に示すように、ケースC内に設けられた図示しない待受側コネクタに嵌合可能なインターロックコネクタ65が上下左右に変位可能な状態で組み付けられている。
シェルカバー62は、板厚の薄い金属板材をプレスなどによって加工することで形成されており、図1および図4に示すように、ハウジング50の筒状部51よりも上下左右方向に大きい主板66と、主板66の外周縁からシールドブラケット30側である前側に延びる側板67とを備えて構成されている。
主板66は、大まかには左右方向に横長な略矩形状に形成されており、ハウジング50の筒状部51を後方か完全に覆うことが可能な大きさとされている。主板66の上下方向略中央部における左右方向中央部には、図1および図2に示すように、サービスカバー61とシェルカバー62とを固定するための固定ねじ68が組み付けられており、この固定ねじ68をシェルカバー62の主板66に挿通させてサービスカバー61に締め込むことでサービスカバー61の後面にシェルカバー62が固定されている。
側板67は、図1および図4に示すように、主板66の外周縁に沿うようにして主板66の上縁および左右方向両側の側縁とに設けられており、一方の側縁から他方の側縁まで一続きに連なって形成されている。
側板67の前端部は、図1、図2および図4に示すように、径方向外側に向かって屈曲されたプレート接触部69とされており、このプレート接触部69は、カバー部材60をハウジング50に組み付けた際に、シールドブラケット30のプレート本体31の後面に接触するようになっており、シェルカバー62とシールドブラケット30とを電気的に接続する役割を果たしている。
また、左右方向両側の側板67における上下方向略中央部には、図1および図2に示すように、側板67の前縁から左右方向外側に延びる一対の固定片70が設けられている。一対の固定片70は、プレート本体31の後面に接触可能な略矩形平板状に形成されており、各固定片70は、プレート本体31において上下方向に3つ並んだボルト挿通孔33の中央のボルト挿通孔33の後方に配されるように設定されている。
固定片70には、板厚方向である前後方向に貫通する図示しない貫通孔が設けられており、この貫通孔に固定ボルトBを挿通して、プレート本体31のナットNに固定ボルトBを締め込むことで固定片70がプレート本体31の後面に固定されると共に電気的に接続され、カバー部材60がシールドブラケット30に固定されるようになっている。
さて、主板66の下端部は、図1から図4に示すように、シールドブラケット30に固定されたシールド接続部材40の外側挟持部45の上半分を後方から覆う位置に配されており、この下端部は、シールド接続部材40の導体接続部42における屈曲部44を左右方向の両側方および後方から覆う被水抑制壁71とされている。
被水抑制壁71は、主板66と同様に、板厚の薄い金属板であって、シールド接続部材40よりも左右方向に長い形態で形成されており、被水抑制壁71には、シールド接続部材40とは反対方向である後方に膨出する補強部72が形成されている。
補強部72は、被水抑制壁71の下縁よりもやや上側よりの位置において左右方向に直線状に延びるリブ状に形成されており、シールド接続部材40の導体接続部42よりも大きく、かつ被水抑制壁71の左右方向の寸法よりもやや短い長さ寸法に構成されている。
つまり、導体接続部42の屈曲部44は、屈曲部44よりも左右方向に長い補強部72によって補強された被水抑制壁71によって覆われた構成とされている。
本実施形態は、以上のような構成であって、続いて、機器用コネクタ10にシート状のシールド導体41を組み付けて機器用コネクタ10から引き出される各電線Wを一括してシールドする手順を簡単に説明すると共に、機器用コネクタ10の作用および効果について説明する。
機器用コネクタ10にシールド導体41を組み付ける際には、まず、導体接続部42を屈曲させる前の状態のシールド接続部材40と、シールド導体41とを準備する。
ここで、シールド接続部材40の導体接続部42は、内側挟持部46が屈曲部44から前方に真っ直ぐ延びて断面L字状に構成されている。そこで、外側挟持部45の前面にシールド導体41の上端縁部41Aを配し、屈曲部44を支点に内側挟持部46を前側に折り曲げることで、外側挟持部45と内側挟持部46とによりシールド導体41の上端縁部41Aを前後方向に挟持する。これにより、シールド導体41がシールド接続部材40に保持されると共に電気的に接続される。
次に、図5および図6に示すように、機器用コネクタ10の電線引出部53から下方に引き出された複数の電線Wをシールド導体41で後方から一括して覆いつつ、シールド導体41の上端縁部41Aに接続されたシールド接続部材40をシールドブラケット30に固定し、各電線Wをシールドする。
ここでは、まず、シールド接続部材40の一対の取付片43における接触部48をシールドブラケット30のプレート本体31における一対の支持片34に後方から面接触させるようにして取付片43の先端部を一対の支持片34のスリット35に後方から嵌合させ、プレート本体31に対してシールド接続部材40を仮組みする。そして、一対の支持片34と各接触部48とをねじ49によってねじ止めすることで、シールドブラケット30にシールド接続部材40を接続固定する。
これにより、シールド導体41がシールド接続部材40を介してシールドブラケット30に電気的に接続され、シールド導体41によって後方から覆われた各電線引出部53および各電線Wがシールドされる。
最後に、ハウジング50における筒状部51の作業孔54にカバー部材60のサービスカバー61における嵌合部63を嵌合させて、カバー部材60をハウジング50に組み付ける。そして、プレート本体31におけるボルト挿通孔33の後方に配されたシェルカバー62の固定片70に固定ボルトBを挿通して、プレート本体31のナットNに固定ボルトBを締め込むことでプレート接触部69がプレート本体31の後面に電気的に接続されると共に、固定片70がプレート本体31の後面に接続固定される。
ところで、本実施形態の機器用コネクタ10は、車両のエンジンルームに搭載される機器のケースCに取り付けられるため、機器用コネクタ10に対して雨水や車両を洗浄するための洗浄水などが降りかかる場合がある。このため、機器用コネクタ10のシールド接続部材40やシェルカバー62の表面には、錆びなどを防ぐために錫めっき層が形成されている。
しかしながら、シールド接続部材40の導体接続部42は、屈曲部44を折り曲げることでシールド導体41を挟持するため、導体接続部42を折り曲げた際に、屈曲部44の錫めっき層が割れて剥がれてしまう。このため、シールド接続部材40の屈曲部44における錆びの発生が懸念される。
ところが、本実施形態によると、カバー部材60のシェルカバー62の下端部に設けられた被水抑制壁71が、図3および図4に示すように、導体接続部42の屈曲部44における左右方向の両側方および後方に配されているから、仮に雨水や車両を洗浄するための洗浄水などが機器用コネクタ10に対して降りかかる場合においても、シールド接続部材40の屈曲部44に水が直接降りかかることを抑制することができる。これにより、例えば、被水抑制壁が設けられておらず、屈曲部の左右方向の両側部および後部が露出している場合に比べて、シールド接続部材40の屈曲部44に錆びが生じることを抑制することができる。
また、本実施形態によると、図5に示すように、シールド接続部材40が左右方向に横長く、導体接続部42の屈曲部44も左右方向に長い形態となっており、これに伴い被水抑制壁71も左右方向に横長に形成されている(図1および図2を参照)。このため、板厚の薄い被水抑制壁71が板厚方向に反ったり屈曲したりして変形してしまうことが懸念される。
しかしながら、本実施形態によると、被水抑制壁71の下縁よりもやや上側の位置において後方に膨出する補強部72が導体接続部42の屈曲部44よりも左右方向に長いリブ状に形成されているから、被水抑制壁71が変形することを防ぐことができる。これにより、例えば、補強部を設けずに被水抑制壁が変形してしまうものに比べて、シールド接続部材40の屈曲部44に水が直接降りかかることを抑制することができる。
ところで、被水抑制壁に補強部を形成する手段として、例えば、補強部を被水抑制壁からシールド接続部材側である前側に膨出させたり、被水抑制壁の下縁を後側に屈曲させたりすることで補強部を形成する方法も考えられる。
しかしながら、補強部を前側に膨出させて形成する場合、製造の際に補強部の突出量が大きくなり過ぎると、補強部とシールド接続部材とが干渉するなどしてカバー部材を正規の位置に組み付けることができなくなってしまう。だからといって、突出量が多くなることを考慮して被水抑制壁を後側に配置する場合、カバー部材の前後方向の体が大型化してしまう。また、下縁を後側に屈曲させて補強部を形成する場合、下縁のエッジが後側に向けて突出した状態になってしまい、下縁のエッジに他の部材などが接触することで他の部材を損傷させてしまう虞がある。
ところが、本実施形態によると、被水抑制壁71の下縁よりもやや上側の部分を後方に膨出させて補強部72を構成しているから、補強部72とシールド接続部材40とが干渉することを防ぐことができると共に、被水抑制壁71の下縁エッジが後側に向けて突出することがなく、他の部材などがエッジによって損傷することを防ぐことができる。
さらに、本実施形態によると、被水抑制壁71が金属製のシェルカバー62の下縁部に一体に設けられているから、例えば、被水抑制壁が合成樹脂によって形成される場合に比べて、被水抑制壁71の剛性を高くすることができ、被水抑制壁71の変形をさらに抑制することができる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態では、金属製のシェルカバー62の下縁部に被水抑制壁71を一体に形成した。しかしながら、これに限らず、合成樹脂製のサービスカバーの下縁に被水抑制壁を一体に形成してもよい。
(2)上記実施形態では、被水抑制壁71を主板66の上端部よりも左右方向に大きく構成した。しかしながら、これに限らず、被水抑制壁は、シールド接続部材の屈曲部よりも左右方向に大きく構成されていれば、主板の上端部と左右方向に同じ大きさに構成さていてもよい。
(3)上記実施形態では、被水抑制壁71の補強部72を被水抑制壁71の下端縁よりもやや上側の位置において後方に膨出した形態に構成した。しかしながら、これに限らず、機器用コネクタの後方に他の部材が配されることがなければ、被水抑制壁の下縁を後方に屈曲させることにより補強部を形成してもよい。
10:機器用コネクタ(シールドコネクタ)
30:シールドブラケット(ブラケット)
40:シールド接続部材
41:シールド導体
42:導体接続部
44:屈曲部
50:ハウジング
53:電線引出部
60:カバー部材
62:シェルカバー
71:被水抑制壁
72:補強部
B:固定ボルト
C:ケース
W:電線

Claims (5)

  1. 機器のケースに取付可能で、柔軟性を有する金属製のシールド導体が接続される金属製のブラケットを有するシールドコネクタであって、
    前記ブラケットに固定されたハウジングと、
    折り曲げ可能な金属板状の導体接続部を有し、この導体接続部を折り曲げて前記シールド導体の端部を挟持しつつ、前記ブラケットに接続固定されることで、前記シールド導体と前記ブラケットとを電気的に接続するシールド接続部材と、
    前記ハウジングを覆うカバー部材と、
    前記カバー部材に設けられ、前記導体接続部において折り曲げられた屈曲部の外面を覆う被水抑制壁とを備えるシールドコネクタ。
  2. 前記ハウジングには、電線を引き出す電線引出部が横方向に複数並んで設けられており、
    前記屈曲部は、複数の前記電線引出部を覆って配される前記シールド導体に沿って横長に形成されており、
    前記被水抑制壁は、前記屈曲部よりも横長な板状に設けられており、
    前記被水抑制壁には、前記シールド接続部材とは反対側である外側に突出する補強部が設けられている請求項1に記載のシールドコネクタ。
  3. 前記補強部は、被水抑制壁の側縁よりも中央寄りの部分を外側に膨出させて形成されている請求項2に記載のシールドコネクタ。
  4. 前記補強部は、前記屈曲部よりも横長に設けられている請求項2または請求項3に記載のシールドコネクタ。
  5. 前記カバー部材は、前記ブラケットに固定ボルトによって固定される金属製のシェルカバーを有しており、
    前記被水抑制壁は、前記シェルカバーの側縁部に一体に設けられている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のシールドコネクタ。
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