JP6230016B2 - 給袋の分離機構 - Google Patents
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Description
そこで、特許文献1に開示の給袋機構は、空袋の口部側を押さえる押さえ板と、空袋の口部側を吸着する口部側吸盤と、底部側吸盤を備えていて、空袋が口部側吸盤、押さえ板、底部側吸盤により押圧された後に、口部側吸盤により空袋の口部側が持ち上げられ、空袋全体が持ち上げられる。
又、請求項2の給袋の分離機構は、空袋の口部を吸着する口部右吸着盤と口部左吸着盤及び空袋の底部を吸着する底部右吸着盤と底部左吸着盤のうちの3個の吸着盤のみで空袋を吸着し、前記3個の吸着盤は水平状態から傾斜状態に移行可能であることを特徴とするものである。
又、請求項3の給袋の分離機構は、吸着盤を傾斜したとき、吸着された空袋と積層された
空袋の間に空気を吹き付けることを特徴とするものである。
図1は、ロータリー式包装機の工程を示す平面図であり、図2は2方或いは3方シール等の空袋を、空袋受け渡し工程(10)において、ストッカー2内に積層されている空袋5を後記で詳述する分離機構60を備える給袋機構10を介して1枚の空袋を中間受け渡し機構20及び横持ち機構40を介して包装機に備えてある一対の挟持腕30に受け渡す概要図である。
図4は2方或いは3方シール等の空袋を、空袋受け渡し工程(10)において、コンベアー7で積層された空袋5を1枚毎めくる分離機構60を備える給袋機構10(後記で詳述する)と、その1枚の空袋を受け取る中間受け渡し機構20、及びその中間受け渡し機構20から受け渡される横持ち機構40で空袋5を挟持して、包装機の一対の挟持腕30に受け渡す概要図である。
そして、前記駆動源(図示略)で回動された第2アーム23aによって、横持ち機構40に受け渡され、前記横持ち機構40で挟着された空袋5は、横移動されて、包装機に備えてある一対の挟持腕30に受け渡される。
この分離機構60には、空袋の口部付近の左右において吸着する口部右吸着盤60aと口部左吸着盤60b、空袋の底部付近の左右において吸着する底部右吸着盤61aと底部左吸着盤61bを備えている。
尚、後述する空袋がU字又は逆U字状に湾曲する頂部を空袋の縦中心、横中心といい、縦中心は空袋を吸着する口部右吸着盤60aと口部左吸着盤60bの間と、空袋を吸着する底部右吸着盤61aと底部左吸着盤61bの間を結ぶ頂部をいい、空袋の横中心は空袋を吸着する口部右吸着盤60aと底部右吸着盤61aの間と、空袋を吸着する口部左吸着盤60bと底部左吸着盤61bの間を結ぶ頂部をいう。
そして、駆動ユニット(シリンダー)65の復動によって、分離機構60に付設の吸着盤60a,60b,61a、61bは傾斜状態から水平状態になって(図6(E))、給袋機構10を介して受け取り機構20に受け渡された後に横持ち機構40に受け渡さる。そして、前記横持ち機構40で挟着された空袋は、横移動されて、包装機に備えてある一対の挟持腕30に受け渡される。
このパターンAは、図7(A)に示すように、4個の口部右吸着盤60aと口部左吸着盤60b、底部右吸着盤61aと底部左吸着盤61bを使用する。
尚、これらの口部右吸着盤60aと口部左吸着盤60b及び底部右吸着盤61aと底部左吸着盤61bの作動は図6に示す分離機構であり2基が必要である。
この分離機構の駆動ユニット(シリンダー)65の往動によって、4個の吸着盤は、駆動ユニット(シリンダー)65の往動によって、回転支点68a、誘導カム70で誘導される回動ピン68bを介して、吸着盤60a,60b及び吸着盤61a、61bのそれぞれの底が水平状態から、空袋の縦中心に対して、外側に向く傾斜状態に移行し、空袋5をU字状にし、積層された空袋と分離をする
尚、この吸着盤が傾斜状になったとき、吸着された空袋と積層状態の空袋の間に、空気を吹き込むことによって、積層された空袋と、吸着盤に吸着の空袋の分離はより確実になる。
このパターンBは、図7(B)に示すように、2個の口部右吸着盤60aと口部左吸着盤60bを使用するものである。即ち、前記パターンAにおいて、底部右吸着盤61aと底部左吸着盤61bを用いないものである。
このように、口部の口部右吸着盤60aと口部左吸着盤60bによって、空袋を縦中心に対してU字状にすることによっても、積層状態の空袋から分離することができるし、この場合、分離機構60は1基で済む。
このパターンCは、図7(C)に示すように、4個の口部右吸着盤60aと口部左吸着盤60b、底部右吸着盤61aと底部左吸着盤61bを使用する。
なお、これらの口部右吸着盤60aと口部左吸着盤60b及び底部右吸着盤61aと底部左吸着盤61bの作動の給袋機構は略す。
前記口部右吸着盤60aと口部左吸着盤60b及び底部右吸着盤61aと底部左吸着盤61bは、分離機構(図示略)を介して、水平状態で空袋を吸着の口部右吸着盤60aと口部左吸着盤60b、及び底部右吸着盤61aと底部左吸着盤61bの底部が、空袋の縦中心に対して、内側に向く傾斜状態に移行することにより、空袋5の縦中心において、逆U字状に湾曲することによって、積層状態の空袋から分離する。
このパターンDは、図7(D)に示すように、2個の口部右吸着盤60aと口部左吸着盤60bを使用するものである。即ち、前記パターンCにおいて、底部右吸着盤61aと底部左吸着盤61bを用いないものである。
このように、口部の口部右吸着盤60aと口部左吸着盤60bによって、空袋5を逆U字状にすることによっても、積層状態の空袋から分離することができるし、この場合、分離機構60は1基で済む。
このパターンEは図8(E)に示すように、前記パターンA〜Dが空袋の縦中心でU字状又は逆U字状に湾曲させるのと異なり、空袋の横中心でU字状又は逆U字状に湾曲させる。
そこで、このパターンEは4個の口部右吸着盤60aと口部左吸着盤60b、底部右吸着盤61aと底部左吸着盤61bを使用し、2基の分離機構を用いる。
そして、前記各吸着盤で水平状態の空袋を吸着後、口部右吸着盤60aと口部左吸着盤60b及び底部右吸着盤61aと底部左吸着盤61bの底部が、それぞれ、空袋の横中心に対して、外側に向く傾斜状態に移行させると、空袋は、横中心に対して、U字状に湾曲して、積層状態の空袋から分離する。
このパターンFは図8(F)に示すように、2個の口部右吸着盤60aと口部左吸着盤60bを使用するものである。即ち、前記パターンEにおいて、底部右吸着盤61aと底部左吸着盤61bを用いないものである。
そして、口部右吸着盤60aと口部左吸着盤60bの底部が、それぞれ、空袋の縦中心に対して、外側に向く傾斜状態に移行させると、空袋は、空袋の縦中心に対して、U字状に湾曲して、積層状態の空袋から分離する。なお、この場合、分離機構60は1基で済む。
このパターンGは図8(G)に示すように、前記パターンEと同様に、4個の口部右吸着盤60aと口部左吸着盤60b、底部右吸着盤61aと底部左吸着盤61bを使用し、2基の分離機構を用いる。
そして、前記各吸着盤で水平状態の空袋を吸着後、口部右吸着盤60aと口部左吸着盤60b及び底部右吸着盤61aと底部左吸着盤61bの底部が、それぞれ、空袋の横中心に対して、内側に向くように傾斜させると、空袋は、横中心に対して、逆U字状に湾曲して、積層状態の空袋から分離する。
このパターンHは、図8(H)に示すように、前記パターンFと同様に、2個の口部右吸着盤60aと口部左吸着盤60bを使用するものである。即ち、前記パターンEにおいて、底部右吸着盤61aと底部左吸着盤61bを用いないものである。
そして、口部右吸着盤60aと口部左吸着盤60bの底部が、それぞれ、空袋の横中心に対して、内側に向くように傾斜させると、空袋は、横中心に対して、逆U字状に湾曲して、積層状態の空袋から分離する。なお、この場合、分離機構60は1基で済む。
尚、前記パターンA〜Hの他に、口部右吸着盤60aと底部右吸着盤61a又は及び底部左吸着盤61bの組み合わせのように、対角位置にある吸着盤を使用してもよいし、3個の吸着盤を用いてもよい。即ち、前記4個の吸着盤に対して、いずれの組み合わせによる吸着盤であっても、空袋がU字又は逆U字状になる2個以上を選択すればよい。
又、吸着盤を操作する機構は、図6に示すカムによる機構の他、シリンダー等を用いた機構等、公知の機構を用いることができる。又、前記パターンAにおいて記載したが、空袋をU字又は逆U字状にしたとき、空気を吹き付けることは、前記パターンB〜Hにおいても有効である。
10 給袋機構
20 中間受け渡し機構
40 横持ち機構
60 分離機構
60a 口部右吸着盤
60b 口部左吸着盤
61a 底部右吸着盤
61b 底部左吸着盤
Claims (3)
- 積層状態の空袋を吸着盤で分離供給する給袋の分離機構であって、
空袋の口部を吸着する口部右吸着盤と口部左吸着盤及び空袋の底部を吸着する底部右吸着盤と底部左吸着盤のうちの対角位置にある一対の吸着盤のみで空袋を吸着し、前記一対の吸着盤は水平状態から傾斜状態に移行可能であることを特徴とする給袋の分離機構。 - 積層状態の空袋を吸着盤で分離供給する給袋の分離機構であって、
空袋の口部を吸着する口部右吸着盤と口部左吸着盤及び空袋の底部を吸着する底部右吸着盤と底部左吸着盤のうちの3個の吸着盤のみで空袋を吸着し、
前記3個の吸着盤は水平状態から傾斜状態に移行可能であることを特徴とする給袋の分離機構。 - 請求項1または請求項2の分離機構であって、
吸着盤を傾斜したとき、吸着された空袋と積層された空袋の間に空気を吹き付けることを特徴とする分離機構。
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