JP6226796B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、ルーフ部を有する運転キャビンと、ルーフ部に内装され、運転キャビン内を空調するエアコンユニットと、ルーフ部の後部に設けられ、エアコンユニットへの外気を導入する外気導入部と、を備えるコンバインに関する。
上記のようなコンバインとして、例えば、特許文献1に記載のコンバインが既に知られている。このコンバインは、ルーフ部(文献では「ルーフユニット」)を有する運転キャビン(文献では「キャビン」)を備えている。ルーフ部には、運転キャビン内を空調するエアコンユニット(文献では「エアコン」)が内装されている。ルーフ部の後端部における下面には、エアコンユニットへの外気を導入する外気導入部(文献では「外気取入部」)が設けられている。
特開2010−188868号公報
特許文献1に記載のコンバインでは、外気導入部がルーフ部の後端部における下面に設けられているため、外気導入部からルーフ部の後部下方の塵埃(例えば、脱穀装置で発生した塵埃)を吸い込み易い。外気導入部で吸い込まれる塵埃の量が増えると、エアコンユニットを通して運転キャビン内に侵入する塵埃の量が増えたり、外気導入部(フィルター)のメンテナンスの頻度が多くなったりし易い。
上記状況に鑑み、外気導入部から吸い込まれる塵埃の量を低減可能なコンバインが要望されている。
本発明の特徴は、
ルーフ部を有する運転キャビンと、
前記ルーフ部に内装され、前記運転キャビン内を空調するエアコンユニットと、
前記ルーフ部の後部に設けられ、前記エアコンユニットへの外気を導入する外気導入部と、
前記運転キャビンの後部上方に備えられるエンジン用のプレクリーナと、を備え、
前記外気導入部及び前記プレクリーナは、前記外気導入部の外気導入口が前記プレクリーナの吸気口よりも高い位置となる状態で配置され
前記プレクリーナは、前記外気導入部よりも機体横外方側に配置されていることにある。
本特徴構成によれば、外気導入部の外気導入口がプレクリーナの吸気口よりも高い位置にあるため、ルーフ部の後部下方の塵埃が外気導入部よりも先にプレクリーナによって吸い込まれる。したがって、外気導入部から吸い込まれる塵埃の量を低減することができる。
また、塵埃が機体横外方側で巻き上がった場合でも、塵埃が外気導入部よりも先にプレクリーナによって吸い込まれる。したがって、外気導入部から吸い込まれる塵埃の量を低減することができる。
本発明の特徴は、
ルーフ部を有する運転キャビンと、
前記ルーフ部に内装され、前記運転キャビン内を空調するエアコンユニットと、
前記ルーフ部の後部に設けられ、前記エアコンユニットへの外気を導入する外気導入部と、
前記運転キャビンの後部上方に備えられるエンジン用のプレクリーナと、を備え、
前記外気導入部及び前記プレクリーナは、前記外気導入部の外気導入口が前記プレクリーナの吸気口よりも高い位置となる状態で配置され、
前記エアコンユニットは、前記ルーフ部の後端部に内装され、
前記エアコンユニットの前方に、前記外気導入部からの外気が流入する外気流入口が設けられ、
前記外気導入部から前記外気流入口への外気流入通路が、前記ルーフ部の内部で前記エアコンユニットの上方に設けられていることにある。
本特徴構成によれば、外気導入部の外気導入口がプレクリーナの吸気口よりも高い位置にあるため、ルーフ部の後部下方の塵埃が外気導入部よりも先にプレクリーナによって吸い込まれる。したがって、外気導入部から吸い込まれる塵埃の量を低減することができる。
また、エアコンユニットがルーフ部の後端部で外気導入部の近傍に位置するため、外気導入部からエアコンユニットへの外気の導入通路が短くなり、スムーズな外気の導入が可能となる。
また、ルーフ部の後部の外気導入部からエアコンユニットの前方まで至る外気流入通路を、ルーフ部の外部に突出させることなく、ルーフ部の内部でエアコンユニット上方の空間を利用してコンパクトに構成することができる。
さらに、本発明において、
前記外気導入部は、前記ルーフ部の後端部における後壁に設けられていると好適である。
本特徴構成によれば、下面に取り付ける場合と比較して、ルーフ部の出張り長を小さくできる。
さらに、本発明において、
前記エアコンユニットは、前記ルーフ部の後端部に内装され、かつ、前記ルーフ部の左右方向の中心に対して機体横外方側にオフセットして配置され、
前記ルーフ部のうち機体横内方側の後端部に、後方側ほど前記ルーフ部の左右方向の中心側に位置するように傾斜する傾斜部が形成されていると好適である。
本特徴構成によれば、エアコンユニットがルーフ部の後端部で外気導入部の近傍に位置するため、外気導入部からエアコンユニットへの外気の導入通路が短くなり、スムーズな外気の導入が可能となる。しかも、ルーフ部のうち機体横内方側の後端部が、後方側ほどルーフ部の左右方向の中心側に位置するように傾斜しているため、ルーフ部の機体横内方側に位置する他の装置との干渉を防止することができる。
さらに、本発明において、
穀粒を貯留する穀粒貯留部を備え、
前記穀粒貯留部に、格納位置と排出位置とに亘って上下向きの旋回軸心周りで旋回可能な穀粒排出用のアンローダが備えられ、
前記傾斜部は、平面視において前記格納位置における前記アンローダと略平行となるように形成されていると好適である。
本特徴構成によれば、アンローダと傾斜部との間隔を適切に確保することができ、ルーフ部とアンローダとの干渉を防止することができる。
コンバインを示す右側面図である。 コンバインを示す平面図である。 ルーフ部を示す平面一部断面図である。 図3におけるIV−IV断面図である。 ルーフ部の後部を示す右側面図である。 ルーフ部の後部を示す右側面断面図である。 運転キャビンの上部を示す背面断面図である。 (a)運転キャビンの左側部を示す左側面図である。(b)左窓部をサッシに取り付ける状態を示す正面断面図である。(c)左窓部をサッシに取り付けた状態を示す正面断面図である。 運転キャビンを組み立てる状態を示す分解右側面図である。 (a)ドアロックを示す右側面図である。(b)ドアロックを示す背面図である。 ストッパを示す右側面一部断面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。
〔コンバインの全体構成〕
図1及び図2には、コンバインの一例としての自脱型コンバインを示している。このコンバインは、クローラ式の走行装置1と、走行装置1によって支持される機体フレーム2と、を備えている。機体フレーム2の前部には、植立穀稈を刈り取る昇降可能な刈取部3が備えられている。機体フレーム2の後部には、刈取穀稈を脱穀する脱穀装置4と穀粒を貯留するグレンタンク5(本発明に係る「穀粒貯留部」に相当)とが、左右方向に並ぶ状態で備えられている。機体フレーム2の前部であってグレンタンク5の前方には、運転部を覆う運転キャビン6が備えられている。運転キャビン6は、運転部の上方を覆うルーフ部7を有している。運転キャビン6の下方には、エンジン8が備えられている。運転キャビン6の後部上方には、エンジン8用のサイクロン式のプレクリーナ9が備えられている。グレンタンク5には、穀粒排出用のアンローダ10が備えられている。
アンローダ10は、格納位置と排出位置とに亘って上下向きの旋回軸心Z1周りで旋回可能に構成されている。アンローダ10は、格納位置においてアンローダ受け10aに支持されている。
〔ルーフ部〕
図3から図7に示すように、ルーフ部7には、運転キャビン6内を空調するエアコンユニット11が内装されている。ルーフ部7の後部には、エアコンユニット11への外気を導入する外気導入部12が設けられている。ルーフ部7の内部には、外気導入部12からエアコンユニット11側(外気流入口18a)への外気流入通路13が設けられている。ルーフ部7の内部には、エアコンユニット11で空調された空気を運転キャビン6内に送風する送風ダクト14が設けられている。
ルーフ部7は、アウタールーフ15と、インナールーフ16と、を有している。アウタールーフ15は、アウター外側部17と、アウター内側部18と、を有している。アウター内側部18のうちエアコンユニット11の前方には、外気導入部12からの外気が流入する外気流入口18aが形成されている。インナールーフ16のうちエアコンユニット11の前方には、内気が流入する内気流入口16aが形成されている。アウタールーフ15のうち機体横内方側(左方側)の後端部には、後方側ほどルーフ部7の左右方向の中心C1側に位置するように傾斜する傾斜部15aが形成されている。傾斜部15aは、平面視において格納位置におけるアンローダ10と略平行となるように形成されている(図2参照)。
〔エアコンユニット〕
エアコンユニット11は、ルーフ部7の後端部に内装されている。ルーフ部7の後端部には、エアコンユニット11が収容される収容部19が形成されている。エアコンユニット11は、運転キャビン6の後壁20の上端部に載置支持されている。運転キャビン6の後壁20の上端部には、エアコンユニット11が載置支持される載置部20aが形成されている。
エアコンユニット11は、エバポレータやヒータ等を含む熱交換器21と、熱交換器21に空気を送風するファン22と、を左右方向に並ぶ状態で有している。エアコンユニット11は、外気導入と内気循環とを切替可能に構成されている。エアコンユニット11の前方には、外気導入と内気循環とを切り替えるシャッター24が備えられている。エアコンユニット11は、ルーフ部7の左右方向の中心C1に対して機体横外方側(右方側)にオフセットして配置されている。つまり、エアコンユニット11は、熱交換器21の左右方向の中心C2がルーフ部7の左右方向の中心C1に対して機体横外方側(右方側)に位置するように配置されている。また、エアコンユニット11の底部からは、エアコンユニット11からの排水を排出する二本の排水ホース11aが、左側と右側とに振り分けられて下方に延出されている。排水ホース11aは、運転キャビン6のフレーム内を通されて機体フレーム2の下方まで延出されている。
〔収容部〕
収容部19は、運転キャビン6の後壁20よりも後方側に突出するように形成されている。収容部19の上部は、アウター内側部18によって形成されている。収容部19の下部は、下部カバー23によって形成されている。
下部カバー23は、アウター内側部18に対して下方から取り付けられている。詳述すると、下部カバー23の前端部には、下方側へ略垂直に屈曲する前屈曲部23aが形成されている。前屈曲部23aは、運転キャビン6の後壁20の上端部に連結されている。また、下部カバー23の後端部には、後方側へ略水平に屈曲する後屈曲部23bが形成されている。アウター内側部18の後端部には、後屈曲部23bが入り込む凹入部18bが形成されている。後屈曲部23bは、アウター内側部18の後端部に対して、凹入部18bに入り込んで下方から当て付けられた状態で連結されている。
〔載置部〕
載置部20aは、前方側へ略水平に屈曲するように形成されている。載置部20aには、インナールーフ16が延長ルーフ25を介して連結されている。延長ルーフ25は、載置部20aに対して下方から当て付けられた状態で連結されている。インナールーフ16は、延長ルーフ25に対して下方から当て付けられた状態で連結されている。
〔シャッター〕
シャッター24は、左右向きの揺動軸心X1周りにおいて内気流入口16aを閉じる位置と外気流入口18aを閉じる位置との間で揺動可能に構成されている。内気流入口16aがシャッター24によって閉じられることにより、外気が外気流入口18aからエアコンユニット11側に流入し、エアコンユニット11が外気導入に切り替わる。外気流入口18aがシャッター24によって閉じられることにより、内気が内気流入口16aからエアコンユニット11側に流入し、エアコンユニット11が内気循環に切り替わる。
〔送風ダクト〕
送風ダクト14は、アウタールーフ15とインナールーフ16との間に設けられ、運転キャビン6の前部まで延びている。送風ダクト14は、中央ダクト部26と、左側ダクト部27と、右側ダクト部28と、を有している。
中央ダクト部26は、エアコンユニット11で空調された空気を左側ダクト部27側と右側ダクト部28側とに分配する。中央ダクト部26の後端部は、エアコンユニット11の前端部に連通接続されている。中央ダクト部26は、結露を防止するべく、中空ガラスビーズをポリプロピレンによって挟む三層構造の材料によって成形されている。これにより、中央ダクト部26の全周に結露防止用のパッキンを貼り付ける必要がないため、作業効率の向上及びコストダウンを図ることができる。また、パッキンを貼り付ける場合のような品質のばらつきもない。
左側ダクト部27は、エアコンユニット11で空調された空気を運転キャビン6内の左側に送風する。左側ダクト部27の後端部は、中央ダクト部26の左側部に連通接続されている。左側ダクト部27の後端部は、右側ダクト部28の後端部よりもルーフ部7の左右方向の中心C1側に位置するように湾曲している。
右側ダクト部28は、エアコンユニット11で空調された空気を運転キャビン6内の右側に送風する。右側ダクト部28の後端部は、中央ダクト部26の右側部に連通接続されている。
〔外気導入部〕
外気導入部12は、ルーフ部7の後端部における後壁に設けられている。外気導入部12は、ルーフ部7の左右方向の中心C1に対して機体横外方側(右方側)にオフセットして配置されている。アウタールーフ15の後端部には、上方側と後方側とに亘って膨出する膨出部29が形成されている。膨出部29の前端は、その左右方向の中央部ほど前端に位置する突出状に形成されている(図2参照)。膨出部29の後壁30は、側面視において下端側ほど後方側に位置する傾斜状に形成されている。膨出部29の後壁30には、左右方向に長い略矩形状の外気導入口30aが形成されている。外気導入口30aは、後上方側に向かって開口するように形成されている。外気導入口30aには、外気清浄用のフィルター31が嵌め込まれている。外気導入口30aには、外気導入口30aに対して外気を案内する案内板32が取り付けられている。案内板32は、下方側に開口するように形成されている。
〔外気流入通路〕
外気流入通路13は、ルーフ部7の内部でエアコンユニット11の上方に設けられている。外気流入通路13は、膨出部29とアウター内側部18とによって形成されている。アウター内側部18のうち外気流入通路13に対応する部分は、下方に凹入するように形成されている。外気流入通路13は、平面視において外気導入部12側から外気流入口18a側に向かって左右方向の幅が狭くなるように形成されている。
〔プレクリーナ〕
プレクリーナ9は、外気導入部12よりも機体横外方側(右方側)に配置されている。プレクリーナ9は、側面視及び背面視において外気導入部12と重複するように配置されている。プレクリーナ9は、その底面に外気を吸い込む吸気口9aが形成されている。プレクリーナ9は、接続管33を介してエンジン8側のエアクリーナ(図示省略)と連通接続されている。プレクリーナ9は、プレクリーナステー34を介して運転キャビン6の後壁20に片持ち支持されている。プレクリーナステー34は、運転キャビン6の後壁20から後方側に延出されている。プレクリーナステー34は、基端側ステー35と、先端側ステー36と、を有している。基端側ステー35は、略L字形状に形成されている。基端側ステー35の基端部(前端部)は、運転キャビン6の後壁20のうち後窓部37に対して機体横外方側(右方側)の部位に連結されている。先端側ステー36は、略クランク状に形成されている。先端側ステー36の先端部(後端部)には、プレクリーナ9が嵌め込み固定されている。
〔外気導入部とプレクリーナとの配置関係〕
外気導入部12及びプレクリーナ9は、外気導入部12の外気導入口30aの高さ位置P1がプレクリーナ9の吸気口9aの高さ位置P2よりも高い位置となる状態で配置されている。プレクリーナ9は、吸気口9aの高さ位置P2がルーフ部7のうち最も下端の高さ位置P3よりも高い位置となる状態で配置されている。本実施形態では、外気導入部12の外気導入口30aの高さ位置P1とは、フィルター31のうち外気導入口30aに面する側の下端の高さ位置を意味している。
〔左窓部のサッシ構造〕
図8に示すように、運転キャビン6の左側部には、前後引き違い式の左窓部38が設けられている。左窓部38は、上フレーム39と下フレーム40との間で、サッシ41に取り付けられている。
ここで、左窓部38をサッシ41に取り付ける際、図8(b)に示すように、サッシ41の上部のうち前後方向の中央部分を上方側に持ち上げてから、左窓部38をサッシ41の開口部に挿入している。しかし、サッシ41が元の位置に完全に戻り難いことから、
サッシ41と左窓部38との間に隙間が発生し、左窓部38のびびり音が発生し易い。
そこで、本実施形態では、図8(a)、(c)に示すように、サッシ41の上部のうち前後方向の中央部分と上フレーム39との間に、弾性材42(例えば、ゴム)を設けている。これにより、サッシ41が弾性材42によって元の位置に強制的に戻されるため、サッシ41と左窓部38との間の隙間が解消され、左窓部38のびびり音の発生を低減することができる。
〔運転キャビンの結合構造〕
図9に示すように、運転キャビン6は、上部側のキャビン部43と、下部側の本体部44と、を有している。キャビン部43の上開口部58及び本体部44の下開口部59には、右窓部45が取り付けられる。右窓部45は、その後端部が上下向きの揺動軸心周りでキャビン部43側に揺動可能に支持される。本体部44は、運転キャビン6を備えない運転部の本体部にも使用可能に構成されていてもよい。
キャビン部43と本体部44とは、溶接によって一体構造となるように構成されている。これにより、キャビン部43と本体部44とをシール部品によって結合する場合に比べて、運転キャビン6の気密性が向上する。
詳述すると、運転キャビン6を組立ラインで製造する場合、キャビン部と本体部とをシール部品によって結合する方法では、先ず、本体部を組立ラインに乗せて、次に、その本体部にキャビン部を乗せる、つまり、二回の持ち上げ作業が発生する。しかも、組立ライン上の本体部にキャビン部を乗せる場合、キャビン部を持ち上げる高さは、組立ラインの高さに本体部の高さを合わせた高さであり、持ち上げ作業に労力を要する。
この点、キャビン部43と本体部44とを溶接によって結合とする方法では、キャビン部43と本体部44とを地組みした状態で組立ラインの乗せることができる、つまり、一回の持ち上げ作業しか発生しない。しかも、キャビン部43と本体部44とを地組みした状態で組立ラインに乗せる場合、これらを持ち上げる高さは、組立ラインの高さ分だけで済むので、持ち上げ作業を楽に行うことができる。
〔ドアロック〕
図9及ぶ図10に示すように、キャビン部43には、ドアロック47が設けられている。ドアロック47は、ラッチ48を有している。ラッチ48には、左窓部38側のフック(図示省略)が引掛可能に構成されている。ラッチ48は、ステー49を介してキャビン部43の前支柱50に支持されている。ステー49は、その下端部がその上端部に対して機体横外方側(右方側)に偏倚するように形成されている。ステー49の上端部は、キャビン部43の前支柱50の前面に連結部51を介して連結されている。ステー49の下端部のうち機体横内方側の側面(左側面)には、ラッチ48が連結部52を介して連結されている。ステー49の上下中間部には、上下方向に長い長孔49aが形成されている。
また、本体部44の縦フレーム53の上端部からは、ステー54を介してボス部55が機体横外方側(右方側)に突出するように設けられている。縦フレーム53の上端部には、本体部44の上部で左右方向に亘る横フレーム56の右端部が連結されている。
このような構成により、キャビン部43と本体部44とを溶接によって結合する場合、キャビン部43と本体部44との位置決めを、ドアロック47を利用して行うことができる。詳述すると、キャビン部43を本体部44上に載置した状態で、キャビン部43側のステー49の長孔49aと、本体部44側のボス部55とに、ボルト57を差し込むことにより、キャビン部43と本体部44との位置決め(仮固定)を行うことができる。そして、ステー49の下端部(連結部52)を本体部44(例えば、縦フレーム53)側に溶接によって固定(本固定)すればよい。これにより、キャビン部43の上開口部58と、本体部44の下開口部59とを、略同一平面上に位置させることができるため、右窓部45を上開口部58及び下開口部59に隙間のない状態で取り付けることができる。
〔右窓部のストッパ〕
図11に示すように、右窓部45は、上部側のスライド窓60と、下部側の固定窓61と、を有している。スライド窓60は、窓枠62に上下方向に移動可能に取り付けられている。スライド窓60の下端は、その前後方向の中央部ほど下端に位置する突出状に形成されている。窓枠62には、スライド窓60の下方側への移動を規制するストッパ63(例えば、ゴム製)が設けられている。
ストッパ63の上端63aは、前端ほど下方側に位置する傾斜状に形成されている。ストッパ63の上端63aと、スライド窓60のうち中央部よりも後方側の部分60aとが、略平行となるように構成されている。つまり、ストッパ63の上端63aの傾斜角度と、スライド窓60のうち中央部よりも後方側の部分60aの傾斜角度とが、略同じとなるように構成されている。これにより、ストッパ63とスライド窓60とが面当たりとなり、スライド窓60との当たりによるストッパ63の脱落を防止することができる。また、ストッパ63の前端のうち上端部には、前方側に突出する突出部63bが形成されている。これにより、ストッパ63の上端63aが長くなるため、スライド窓60によるストッパ63への当たり荷重が分散され、スライド窓60との当たりによるストッパ63の脱落を防止することができる。
また、スライド窓60のうち中央部よりも後方側の部分60aと、本体部44のうちエンジン8の機体横外方側(右方側)を覆う防塵カバー64の傾斜部64aとが、できるだけ平行となるように構成されている。つまり、スライド窓60のうち中央部よりも後方側の部分60aの傾斜角度と、本体部44の防塵カバー64の傾斜部64aの傾斜角度とが、できるだけ同じとなるように構成されている。これにより、スライド窓60の下方側への開口量を大きくすることができる。なお、ストッパ63の前端のうち上端部に、突出部63bが形成されていなくてもよい。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態において、外気導入部12は、ルーフ部7の後端部における後壁に設けられているが、外気導入部12の外気導入口30aがプレクリーナ9の吸気口9aよりも高い位置であれば、ルーフ部7の後端部における上面、下面、左側面若しくは右側面、又はルーフ部7の後部のうち後端部以外の部位に設けられていてもよい。
(2)上記実施形態において、プレクリーナ9は、外気導入部12よりも機体横外方側に配置されているが、外気導入部12よりも機体横内方側に配置されていてもよい。また、プレクリーナ9は、機体横方向で外気導入部12の存在範囲内に配置されていてもよい。
(3)上記実施形態では、外気流入通路13がルーフ部7の内部でエアコンユニット11の上方に設けられているが、ルーフ部7の内部でエアコンユニット11の下方、左方又は右方に設けられていてもよい。また、外気流入通路13がルーフ部7の外部に設けられていてもよい。
(4)上記実施形態において、エアコンユニット11は、ルーフ部7の後端部に内装されているが、ルーフ部7の後部のうち後端部以外の部位、ルーフ部7の前部又はルーフ部7の前後方向の中間部に内装されていてもよい。
(5)上記実施形態において、エアコンユニット11は、ルーフ部7の左右方向の中心C1に対して機体横外方側にオフセットして配置されているが、ルーフ部7の左右方向の中心C1に対して機体横内方側にオフセットして配置されていてもよい。また、エアコンユニット11は、熱交換器21の左右方向の中心C2がルーフ部7の左右方向の中心C1と一致するように配置されていてもよい。
本発明は、自脱型コンバインの他、普通型コンバインにも利用可能である。
5 グレンタンク(穀粒貯留部)
6 運転キャビン
7 ルーフ部
8 エンジン
9 プレクリーナ
9a 吸気口
10 アンローダ
11 エアコンユニット
12 外気導入部
13 外気流入通路
15a 傾斜部
18a 外気流入口
30a 外気導入口
C1 中心
Z1 旋回軸心

Claims (5)

  1. ルーフ部を有する運転キャビンと、
    前記ルーフ部に内装され、前記運転キャビン内を空調するエアコンユニットと、
    前記ルーフ部の後部に設けられ、前記エアコンユニットへの外気を導入する外気導入部と、
    前記運転キャビンの後部上方に備えられるエンジン用のプレクリーナと、を備え、
    前記外気導入部及び前記プレクリーナは、前記外気導入部の外気導入口が前記プレクリーナの吸気口よりも高い位置となる状態で配置され
    前記プレクリーナは、前記外気導入部よりも機体横外方側に配置されているコンバイン。
  2. ルーフ部を有する運転キャビンと、
    前記ルーフ部に内装され、前記運転キャビン内を空調するエアコンユニットと、
    前記ルーフ部の後部に設けられ、前記エアコンユニットへの外気を導入する外気導入部と、
    前記運転キャビンの後部上方に備えられるエンジン用のプレクリーナと、を備え、
    前記外気導入部及び前記プレクリーナは、前記外気導入部の外気導入口が前記プレクリーナの吸気口よりも高い位置となる状態で配置され、
    前記エアコンユニットは、前記ルーフ部の後端部に内装され、
    前記エアコンユニットの前方に、前記外気導入部からの外気が流入する外気流入口が設けられ、
    前記外気導入部から前記外気流入口への外気流入通路が、前記ルーフ部の内部で前記エアコンユニットの上方に設けられているコンバイン。
  3. 前記外気導入部は、前記ルーフ部の後端部における後壁に設けられている請求項1又は2に記載のコンバイン。
  4. 前記エアコンユニットは、前記ルーフ部の後端部に内装され、かつ、前記ルーフ部の左右方向の中心に対して機体横外方側にオフセットして配置され、
    前記ルーフ部のうち機体横内方側の後端部に、後方側ほど前記ルーフ部の左右方向の中心側に位置するように傾斜する傾斜部が形成されている請求項1からのいずれか一項に記載のコンバイン。
  5. 穀粒を貯留する穀粒貯留部を備え、
    前記穀粒貯留部に、格納位置と排出位置とに亘って上下向きの旋回軸心周りで旋回可能な穀粒排出用のアンローダが備えられ、
    前記傾斜部は、平面視において前記格納位置における前記アンローダと略平行となるように形成されている請求項に記載のコンバイン。
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