JP6226235B2 - スコロダイトの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、大粒のスコロダイトを効率よく安定に製造することができるスコロダイトの製造方法に関する。
銅の電解精製の際、銅アノードに含まれるヒ素などの不純物の一部は電解液に蓄積するため、電解液の一部を浄液処理としてこれらの不純物を銅と共に電解採取するのが一般的である。このようにして回収される製錬中間産物としてヒ化銅(Cu3Asなど)が知られている。ヒ化銅含有スライムには、例えば、銅40〜60質量%、ヒ素20〜40質量%、鉛、錫、アンチモン、ビスマスなど(それぞれ0.5〜5質量%)が含まれているので、これを銅製錬工程に戻して繰返し処理するのが今まで一般的であった。またはヒ化銅含有スライム中のヒ素と銅を分離した後、ヒ素を安定な化合物に固定化処理して、銅製錬から系外除去する方法も知られている。
ヒ素を安定な化合物に固定化処理する方法として、ヒ素と鉄を反応させてスコロダイト(ヒ酸鉄:FeAsO4・2H2O)を生成させる砒酸鉄沈澱法(スコロダイト法)が知られている。例えば、以下の処理方法が知られている。
(イ)5価の砒素を含む砒素含有溶液に2価の鉄イオンを加えて、溶液中の砒素に対する鉄のモル比(Fe/As)を1以上にし、酸化剤を加えて撹拌しながら70℃以上に加熱して反応させ、結晶質のスコロダイトを生成させる方法が知られている(特許第4087433号公報、特許第4149488号公報、特許第4615561号公報)。
しかし、上記処理方法(イ)において用いられるヒ素含有溶液は、硫化ヒ素やヒ化銅を含む物質をNaOH溶液中で90℃以上に加熱し、空気を吹き込んでアルカリ酸化浸出し、酸化銅の残渣を分離し、Naとヒ素を含む浸出液にCa化合物を加えてCaヒ素化合物を沈殿させると共にNaOH溶液を再生させ、回収したCaヒ素化合物を硫酸溶解し、Ca分を石膏にして沈殿分離したヒ素含有溶液であり、ヒ素含有溶液を得るまでの処理工程が煩雑である。
(ロ)ヒ化銅を主成分とする物質を硫酸性スラリーにし、酸素含有ガスを吹き込みながらヒ素と銅を酸化浸出し、ヒ素(V)イオンと銅(II)イオンを含有する浸出液に鉄(III)イオンを添加してヒ素をヒ酸鉄(スコロダイト)として沈澱させ、銅イオンが残留する濾液から分離する方法が知られている(特許第4538481号公報、特許第5059081号公報)。
ヒ化銅を硫酸酸化浸出する上記方法(ロ)は、浸出液中の銅濃度が高くなり、液温が低下するのに伴って、溶解度分を超える硫酸銅水和物が析出し、固液分離工程が必要となる。また、数十g/Lの銅イオンが存在するので、スコロダイト中に銅の一部が結晶化して残留する問題がある。
(ハ)5価のAsと、3価のFeを含む酸性水溶液を大気圧下で60〜95℃に加熱して結晶質スコロダイトを生成することが知られている(特許第4620100号公報、特許第4717917号公報、特開2009-102192号公報)。
これらの処理方法において、AsとFeを含む酸性水溶液は電解沈殿銅の硫酸浸出液などであり、上記(ロ)と同様の問題がある。
特許第4087433号公報 特許第4149488号公報 特許第4615561号公報 特許第4538481号公報 特許第5059081号公報 特許第4620100号公報 特許第4717917号公報 特開2009−102192号公報
本発明は、スコロダイトを製造する従来の製造方法における上記問題を解決したものであり、硫酸浸出に代えてアルカリ浸出した浸出液を用いることによって、上記(ロ)(ハ)の問題を回避し、また、上記(イ)のCa置換によるNaOHの再生や硫酸溶解を行わずに、簡単な工程で、不純物の少ないスコロダイトを製造する方法を提供する。
また、従来の上記処理方法は、ヒ素を含む硫酸溶解液に第二鉄化合物を加えて直接にスコロダイト(ヒ酸鉄)を生成させているが、本発明の製造方法は、アルカリ性のヒ素浸出液に第二鉄化合物を加えて最初にヒ素と鉄を含む澱物(FeAs澱物)を生成させ、次にこの澱物から結晶質スコロダイトを製造することによって、大粒のスコロダイトを効率よく安定に製造する方法を提供する。
本発明によれば以下の構成を有するスコロダイトの製造方法が提供される。
〔1〕アルカリ性のヒ素浸出液に第二鉄化合物を添加して生成した澱物であって、水酸化鉄にヒ素イオンが吸着してなるヒ素と鉄を含むFeAs澱物を硫酸性溶液に混合してpH0.7〜1.2の酸性スラリーまたは酸性溶液にし、90℃以上〜93±3℃までの加熱下で平均粒径20〜40μの大粒な結晶質のスコロダイトを生成させることを特徴とするスコロダイトの製造方法。
〔2〕銅ヒ素含有物に水酸化ナトリウム溶液を加え、空気を吹き込んで、加熱下でアルカリ酸化浸出を行い、浸出終了後pH7.5〜10に調整し、銅分を含む残渣とヒ素浸出液とを固液分離し、該ヒ素浸出液に第二鉄化合物をFe/Asモル比で0.9〜1.1になるように添加して生成させたFeAs澱物を用いる上記[1]に記載するスコロダイトの製造方法。
〔3〕硫酸性溶液1Lに対し、湿潤状態のFeAs澱物170〜730gを加えて、pH0.7〜1.2のスラリーまたは溶液にし、該スラリーまたは該溶液を加熱して結晶質のスコロダイトを生成させる上記[1]または上記[2]の何れかに記載するスコロダイトの製造方法。
〔4〕生成したスコロダイトの一部をスコロダイト生成工程に戻して種晶として繰り返し使用する上記[1]から上記[3]の何れかに記載するスコロダイトの製造方法。
〔5〕結晶質スコロダイトを固液分離した溶液をFeAs澱物の溶解液として利用する上記[1]から上記[4]の何れかに記載するスコロダイトの製造方法。
〔6〕銅ヒ素含有物に水酸化ナトリウム液を加え、空気を吹き込んで、加熱下でアルカリ酸化浸出を行い、浸出終了後pH7.5〜10に調整し、銅分を含む浸出残渣とヒ素を含む溶液を固液分離し、該溶液に第二鉄化合物をFe/Asモル比で0.9〜1.1になるように添加してFeAs澱物を生成させ、固液分離して回収したFeAs澱物を硫酸性溶液に混合して酸性スラリーまたは酸性溶液にし、該スラリーまたは該溶液を加熱処理して結晶質のスコロダイトを生成させる、上記[1]〜上記[5]の何れかに記載するスコロダイトの製造方法。
〔具体的な説明〕
本発明の処理方法は、アルカリ性のヒ素浸出液に第二鉄化合物を添加して生成した澱物であって、水酸化鉄にヒ素イオンが吸着してなるヒ素と鉄を含むFeAs澱物を硫酸性溶液に混合してpH0.7〜1.2の酸性スラリーまたは酸性溶液にし、90℃以上〜93±3℃までの加熱下で平均粒径20〜40μの大粒な結晶質のスコロダイトを生成させることを特徴とするスコロダイトの製造方法である。本発明の処理方法の工程図を図1に示す。
〔FeAs澱物〕
本発明の処理方法の対象であるFeAs澱物は、水酸化鉄にヒ酸イオンが吸着した物であり、又はヒ素の一部は非結晶質なヒ酸鉄として存在することもある。このFeAs澱物は、銅ヒ素含有物に水酸化ナトリウム液を加え、酸化剤として例えば空気を吹き込んで、浸出終了時のpH7.5〜10になるように、加熱下でアルカリ酸化浸出を行い、銅分を浸出残渣にし、該残渣を固液分離したヒ素を含む溶液に第二鉄化合物をFe/Asモル比で0.9〜1.1になるように添加して生成させたFeAs澱物を用いることができる。FeAs澱物の生成からスコロダイトの製造までの処理工程を図2に示す。
銅ヒ素含有物は、例えば、ヒ化銅(Cu3As、Cu5As2)などを含有する銅電解スライムである。このスライムにはヒ素20〜40質量%および銅40〜60質量%がヒ化銅として含まれている。このようなヒ化銅からFeAs澱物を生成させ、該FeAs澱物から良質な結晶質スコロダイトを製造することができる。
ヒ化銅含有スライムなどにアルカリ溶液をpH7.5以上になるように添加して酸化浸出を行う。例えば、ヒ化銅含有スライムに、水酸化ナトリウム液を加え、さらに空気を吹き込んで、浸出終了時にpH7.5以上、好ましくはpH7.5〜10になるように、70℃〜90℃で、酸化浸出する。このアルカリ酸化浸出によって、例えば、次式に示すように、ヒ化銅が水酸化ナトリウム液中で酸化され、銅が酸化銅として固形分の残渣になり、ヒ素がヒ酸ナトリウムを形成して液中に浸出される。
2Cu3As+4NaOH+4O2=3Cu2O↓+2Na2HAsO4+H2
上記酸化浸出の反応式に示すように、ヒ素1モルを酸化浸出するには水酸化ナトリウム2モルが消費されるので、NaOHの添加量はNaOH/Asモル比=2倍(1当量)に基づいて調整すればよい。浸出終了時のpHが10を超える場合には、Cu、Pbなどの重金属イオン濃度が高くなるので、硫酸または硫酸性溶液などの中和剤を添加してpH10以下に調整することが好ましい。
浸出温度は70℃〜90℃がよく、上記温度範囲より低いと浸出時間が長くなり、一方、上記温度範囲より高いと蒸気の発生量が多く、加熱コストが無駄になる。
上記アルカリ酸化浸出によれば、ヒ素が選択的に浸出され、CuおよびPbなどの共存金属との分離性が良い。また、空気の吹き込みによるヒ素の酸化が容易であり、経済性も良いが、空気の他に、酸素、塩素、塩素酸ナトリウム、亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウムを酸化剤として使用することができる。浸出後のスラリーは濾過性が良く、短時間で固液分離ができる。また、浸出残渣に含まれる銅品位が80〜85%であるため、銅製錬において容易に処理することができる。
浸出残渣を分離したヒ素浸出液に、pH10以下で、第二鉄化合物を添加して、FeAs澱物を生成させる。具体的には、次式に示すように、浸出残渣を固液分離したヒ酸イオンを含む浸出液に、第二鉄イオン(Fe3+)を添加すると、水酸化鉄にヒ素(ヒ酸イオン)が吸着した沈殿(FeAs澱物と云う)が生成する。
HAsO4 2- + Fe3+ + 2OH- = FeOOH(AsO4 3-)↓+2H+
また、次式に示すように、鉄イオンとヒ素イオンとが反応して非結晶質のヒ酸鉄が生成することもある。
HAsO4 2- + Fe3+ + OH- = FeAsO4↓+H2
なお、ヒ素浸出液のpHが10より高いと、ヒ素が水酸化鉄に吸着し難くなり、水酸化鉄の沈殿が進み、ヒ素が液中に残るようになるので好ましくない。ヒ素浸出液のpHが10以下であれば、ヒ素が水酸化鉄に吸着したFeAs澱物が生じる。上記アルカリ酸化浸出によって得たヒ素浸出液のpHは7.5〜10であるので、このpH域のままヒ素浸出液を用いればよい。
第二鉄化合物としては塩化第二鉄、硫酸第二鉄、またはポリ硫酸第二鉄を用いるとよい。なお、腐食性、経済性からポリ硫酸鉄が望ましい。上記反応式に示すように、第二鉄イオン1モルに対してヒ酸イオン1モルが反応するので、第二鉄化合物の添加量は、Fe/Asモル比で0.9〜1.1モルがよく、1モルが好ましい。ヒ素に対して鉄が0.9モルより少ないと、液中のヒ素の一部が未反応のまま液中に残るので好ましくない。また、ヒ素に対して鉄のモル数が1.1より多いと過剰の鉄イオンは水酸化鉄としてFeAs澱物へ移行する、また、第二鉄化合物が未反応で残るので無駄になる。次工程においてスコロダイト(FeAsO4・2H2O;Fe/Asモル比1/1)を合成するうえでもFe/Asモル比は0.9〜1.1モルが好ましい。
第二鉄化合物を添加するときの液温は50℃〜70℃が好ましい。これより液温が低いとFeAs澱物の濾過性が低下する。70℃以上ではヒ素の沈降性や澱物の濾過性に問題はないが、加熱コストが増大するので好ましくない。FeAs澱物生成の反応時間は10〜30分と短いので、酸化浸出後のヒ素浸出液を本工程によって素早く処理すれば、加熱する手間を省くことができる。
〔スコロダイト生成工程〕
FeAs澱物をフィルタープレスなどによって固液分離し、好ましくはさらに水洗浄し、このFeAs澱物を酸性pH域で加熱処理して結晶質のスコロダイトを生成させる。具体的には、例えば、液温50℃以上の硫酸性溶液1Lに対して、固液分離した湿潤状態FeAs澱物170〜730gを加え、pH0.7〜1.2のスラリーまたは溶液にし、該スラリーまたは該溶液を、90℃以上に加熱して結晶質のスコロダイト(FeAsO4・2H2O)を生成させる。
FeAs澱物を硫酸性スラリー、あるいは硫酸性溶液にすると、該澱物は次式に示すように溶解し、硫酸第二鉄とヒ酸を含むスラリーないし溶液になる。
aFeOOH(AsO4 3-)+bH2SO4 → cFe2(SO4)3+dH3AsO4+eH2
溶液(スラリー)のpH域におけるFeAs澱物の溶解状態を図3に示す。図示するように、pH0.7〜1.2の領域において、FeAs澱物濃度(図中◆プロット)およびAs濃度(図中◇プロット)が高く、pH1.2より高いと溶解状態が低下するので、溶液(スラリー)のpHを0.7〜1.2に調整してFeAs澱物を溶解させるのが好ましい。
また、下記スコロダイト生成反応式に示すように、スコロダイトと共に硫酸が再生されるので溶液(スラリー)の硫酸濃度が大きくなり、FeAs澱物溶解時のpHが0.7より低いと、反応がスコロダイト生成の方向に進まなくなり、液中の未反応のヒ素濃度および、鉄濃度が高くなる。一方、溶液(スラリー)のpHが1.2より高く、また澱物の仕込み濃度が170g/L以上では、FeAs澱物の未溶解分が多量に残留し、スコロダイトの生産効率が大幅に低下するので、好ましくない。
FeAs澱物を溶解した溶液(スラリー)に、好ましくは少量の結晶性スコロダイトを種晶として加え、90℃以上に加熱すると、FeイオンとAsイオンは次式のように反応してスコロダイトが生成する。
Fe2(SO4)3+2H3AsO4 +4H2O → 2FeAsO4・2H2O↓+3H2SO4
スコロダイト生成温度は90℃以上が好ましく、3〜24時間加熱し撹拌する。90℃より低いと結晶質のスコロダイトになるまでの時間が長くなり、例えば24時間より長くなる。スコロダイト生成反応が進むと、FeとAs濃度が低下する。
スコロダイトの生成に伴うAs濃度の経時変化の一例を図4に示す。図示するように、溶液(スラリー)の初期As濃度20〜30g/Lの場合には、2〜3時間でAs濃度が2〜4g/Lまで低下して平衡になり、スコロダイトが生成したことを示している。一方、初期As素濃度が45〜60g/Lでは、As濃度が平衡になるのは4〜6時間であり、スコロダイト生成時間が長くなる。
上記方法によって製造されるスコロダイトは結晶質であり、ヒ素の溶出量は0.3ppm以下で環境基準(環告13号)を満たしている。なお、種晶の使用量が多いとスコロダイトの生成時間が短い。また高圧容器を用い、100℃以上で反応させることによって短時間に結晶質のスコロダイトを製造することができる。
溶液(スラリー)中の結晶質スコロダイトを固液分離して回収する。この結晶質スコロダイは概ねBET値2〜10m2/gであり、なお、大粒であるので濾過性、洗浄性が良い。結晶質スコロダイトの一部をFeAs澱物溶解液(スラリー)に戻して種晶として使用することができる。
スコロダイト生成反応式に示すように、スコロダイトと共に硫酸も再生されるので、結晶質スコロダイトを固液分離した濾液をFeAs澱物の溶解工程に戻し、FeAs澱物の溶解液として使用することができ、FeAs澱物の溶解から結晶質スコロダイトの生成および固液分離に至る工程を連続的に実施することができる。連続製造によればバッチ製造よりも物性の安定な結晶質スコロダイトを得ることができる。
上記スコロダイト生成反応では、初期の反応速度は早いが、ヒ素濃度がしだいに低下し、一方、再生される硫酸の濃度が増加すると、反応後半に於いて反応速度は小さくなり、次第に反応は平衡に至る。このような反応状態において、バッチ方式の製造では反応ごとにスラリーを固液分離してスコロダイトを回収し、濾液の後処理は組成に応じて異なる。例えば、FeとAsを含む反応前の溶液に多量のCuイオンが含まれている場合には、液中のAs濃度およびFe濃度が所定値以下になるまで反応を続けた後、スコロダイトを分離した濾液はCu回収のために銅電解工程に送られて処理される。このためスコロダイト生成効率が低い反応後期まで操業時間が長引く不利がある。
一方、本発明の処理方法では、スコロダイト生成終了後ではなく、生成時にスラリーの一部を固液分離し、その濾液をFeAs澱物溶解工程に戻して利用することができるので、操業時間を短縮でき、効率のよいスコロダイトの連続生成が可能である。
本発明の処理方法は、鉄とヒ素を含むFeAs澱物を最初に生成し、これを溶液化(スラリー化)し、加熱処理してスコロダイトに転換させる方法であり、FeAs澱物の容量はヒ素浸出液の1/4以下に低減されるので、スコロダイト生成工程の設備を格段に小型化することができる。
また、FeAs澱物にはヒ素が濃縮されており、これを加熱処理してスコロダイトに転換させるので、大粒のスコロダイトを容易に得ることができる。
本発明の処理方法は、FeAs澱物を用いるので、スコロダイト生成時のヒ素濃度および鉄濃度が高く維持することができ、過飽和度も高く、スコロダイトへの転換効率も良い。
本発明の処理方法の一例を示す工程図。 FeAs澱物の生成からスコロダイトの製造までの処理工程図。 溶液(スラリー)のpH域におけるFeAs澱物の溶解状態を示すグラフ。 スコロダイトの生成に伴うAs濃度の経時変化を示すグラフ。 実施例1および実施例3、比較例1のXRDスペクトル図。 参考例のXRDスペクトル図
以下、本発明の実施例を示す。なお%は特に示す場合を除き質量%である。
測定方法は、液中のAs,Cu,Feなどの濃度及び含有率はICP法による測定した。固形分の含水率は乾燥熱重量法に基づき計測し、重量含水率として標記した(乾燥温度105℃)。BET比表面積はガス吸着法(QUANTACHROME社製 AUTOSORB-iQ2)に従って測定した。スコロダイト等の平均粒径は粒度分布計(Horiba社製LA950)を用い測定した。
XRD(X線回折)チャートの横軸は2Theta(X線の角度)、縦軸は回折強度(一般的には、count per sec, cps等)である。
図5および図6に示すX線回折結果から、全ての実施例に於いて、結晶性スコロダイトが合成されたことが確認された。
〔ヒ素浸出液1の調製〕
ヒ化銅を主成分とするスライム100g(As20%)と水600ccをスラリーにし、攪拌しながら48%濃度の水酸化ナトリウム液を約15cc加え、pH12(NaOH/Asのモル比を約0.5)に調整した。このスラリーを75〜80℃に加熱し、空気を1L/分の流量で導入し、酸化浸出を行った。浸出が進むにつれてスラリーは黒色から茶色(Cu2Oの色)に変化した。ここで撹拌を止め、スラリーを濾過してヒ素浸出液を回収した。このヒ素浸出液はpH8.5、As15g/L、Cu2ppm以下であった。
〔ヒ素浸出液2の調製〕
ヒ化銅を主成分とするスライム75g(As約40%)と水700ccをスラリーにし、攪拌しながら48%濃度の水酸化ナトリウム液を約45cc加え、NaOH/Asのモル比を約2に調整した。このスラリーを85℃に加熱し、空気を2L/分の流量で導入し、酸化浸出を行った。浸出が進むにつれてスラリーは黒色から茶色に変化し、ここで攪拌を止め、スラリーを濾過してヒ素浸出液を回収した。このヒ素浸出液はpH9.5、As30g/L、Cu2ppm、Pb5ppmであった。
〔FeAs澱物調製〕
上記ヒ素浸出液1,2を混合してAs濃度24g/Lにした。このヒ素浸出液600ccを60℃に加熱し、日鉄鉱業社製ポリ硫酸第二鉄液(ポリテツ)58ccを加え、10分間攪拌した後、湿潤状態の澱物約160g(含水率約70%)を吸引ろ過し、通水洗浄を行った。濾液中のAs残濃度は0.2g/Lであり、Asの約99%が上記澱物に含まれている。
〔実施例1〕
上記調製したFeAs澱物100g(湿潤状態)と稀硫酸290ccとを混合させ、スラリー濃度280g/L、pH0.9のスラリーを調製した。このスラリーを92±2℃まで加熱した後、結晶性スコロダイト18g(50g/L)を種材として加え、3時間、加熱と攪拌を続けた。3時間後、スラリーを固液分離して固形分を回収した。この固形分のXRDスペクトルを図5に示し、分析結果を表1に示す。この結果から固形分は結晶質のスコロダイト(FeAsO4・2H2O)であることが確認された。このスコロダイト粒子はBET比表面積7.7m2/g、平均粒径24μmであった。また、洗浄後の溶出試験(環告13号に準拠)の結果、ヒ素溶出濃度は0.2ppmであり、環境基準0.3ppmに適合していることが確認された。
〔実施例2〕
上記調製したFeAs澱物100g(湿潤状態)と、実施例1のスコロダイトを分離した濾液130cc(As4g/L、pH0.3)とを混合して、スラリー濃度約500g/L、pH0.8のスラリーを調製した。このスラリーを92±2℃まで加熱した後、種材として結晶性スコロダイトを50g/Lになるように加え、6時間、加熱と攪拌を続けた。その後、スラリーを固液分離して固形分を分析したところ、結晶性の良いスコロダイトであることを確認した。このスコロダイト粒子はBET比表面積5.8m2/g、平均粒径20μmであった。また、洗浄後スコロダイトの溶出試験(環告13号に準拠)の結果、ヒ素溶出濃度は0.2ppmであり、環境基準0.3ppmに適合していることが確認された。分析結果を表1に示す。
〔実施例3〕
種晶の添加量を5g/Lにした以外は実施例2と同様にスコロダイトを生成させた。回収した固形分のXRDスペクトルから結晶質のスコロダイトであることを確認した。このスコロダイト粒子はBET比表面積7.5m2/g、平均粒径30μmであった。分析結果を表1に示す。
Figure 0006226235
参考例4〕
上記調製したFeAs澱物20gと稀硫酸85ccを混合して(スラリー濃度200g/L)pH1.1のスラリーにした後に、高圧容器へ移し、150℃に加熱して6時間攪拌した。その後、スラリーを固液分離して固形分を回収した。このXRDスペクトルを図5に示す。図示するように、固形分は結晶性の高いスコロダイトであることが確認された。洗浄後の溶出試験(環告13号に準拠)の結果、ヒ素溶出濃度は0.2ppmであり、環境基準0.3ppmに適合していることが確認された。
〔実施例5〕
FeAs澱物(含水率約70%、As含有率10%、対湿潤状態の澱物)約60gに水を混合して、スラリー濃度800g-wet澱物/Lのスラリーにした。次に、このスラリーを60℃まで加温し、濃硫酸を少量ずつ添加しながら、スラリーのpH変化と液中のAs濃度を測定した。この結果を図3(右側のグラフ、および左側のグラフ)に示した。
右側のグラフの◇プロットで示すように、pH低下に従ってAs濃度(ie.澱物の溶解量)が増加する。例えば、pH1.2〜0.7の領域では澱物170〜730gが溶解する。左側のグラフの◆プロットで示すように、As濃度15〜65g/L程度の溶液となることが分かる。なお、鉄の濃度は、FeAs澱物のFe/Asモル比が約1:1であるので、液中にヒ素濃度に相当する鉄イオン(Fe3+)が存在する。
〔実施例6〕
FeAs澱物を硫酸性溶液中に溶解させ、表2に示す初期pHと初期As濃度の溶液を作成した。各液を93±3℃まで加熱した後、結晶性スコロダイトを種晶として5〜62g/lになるように加え、3〜8時間、加熱と攪拌し続けた。
スコロダイト生成時の液中As濃度の経時変化を図4(右側のグラフ、および左側のグラフ)に示す。右側のグラフに示すように、初期As濃度20〜30g/L(試料4〜6)では、種晶添加後の2〜3時間でAs濃度は2〜4g/Lまで低下し平衡に達する。一方、左側のグラフに示すように、初期As素濃度が45〜60g/L(試料1〜3)では、As濃度が平衡になるのは4〜6時間であり、スコロダイト生成時間が2倍程度長くなる。
Figure 0006226235
実施例6において、試料1を除き、スコロダイトへの転換率は約90%であった(液中ヒ素の量を100%とした場合)。また、回収した湿潤状態のスコロダイトの含水率は11〜23wt%であり、平均粒径20〜40μmの大粒であったので、洗浄性および濾過性に優れていた。
実施例6において、試料5および試料6は、スコロダイト生成後の濾液をFeAs澱物溶解工程に戻して使用した。回収したスコロダイトの分析結果によって、結晶質の良好なスコロダイトを製造できることを確認した。即ち、FeAs澱物の溶解で使用される硫酸の一部または全部をスコロダイト生成工程で副生する硫酸性溶液で賄うことができる。
〔比較例1〕
上記調製したFeAs澱物20gを稀硫酸性溶液85ccと混合し、スラリー濃度200g/L、pH1.3のスラリーにした後に、加熱処理を常圧の95℃にて6時間行った。処理後の固形分の濾過性および洗浄性は低く、含水率は70%とFeAs澱物と同等であり、なおかつヒ素の溶出濃度は8ppmであり、環境基準0.3ppmを大きく超えていた。さらに 図5のXRDスペクトルに示すようにスコロダイトの結晶性は乏しかった。
〔比較例2〕
FeAs澱物を硫酸性スラリー(pH1.5)にし、スラリーの状態で100℃の加熱・攪拌を20時間続けた。途中の6時間経過時にスラリーの一部を採取し、生成物を回収した。生成したスコロダイトのXRDスペクトルを図6に示す。図示するように、初期pH1.5のFeAs澱物スラリーを100℃にて加熱した場合、結晶性スコロダイトを製造することができる。また、処理時間が6時間のものと20時間のものを比較すると、スペクトルのピーク強度は処理時間に応じて増し、結晶性が高くなる。しかし、100℃−20時間でも、スコロダイトの平均粒径は0.4μm以下、含水率70wt%以上であり、含水率が高く微細であるため濾過性および洗浄性が劣る。また、溶出試験のAs溶出濃度は0.3ppmを上回るので、As溶出量が少なく、大粒のスコロダイトを製造するには、FeAs澱物を溶解させる条件(pH、スラリー濃度)にするのが好ましい。

Claims (6)

  1. アルカリ性のヒ素浸出液に第二鉄化合物を添加して生成した澱物であって、水酸化鉄にヒ素イオンが吸着してなるヒ素と鉄を含むFeAs澱物を硫酸性溶液に混合してpH0.7〜1.2の酸性スラリーまたは酸性溶液にし、90℃以上〜93±3℃までの加熱下で平均粒径20〜40μの大粒な結晶質のスコロダイトを生成させることを特徴とするスコロダイトの製造方法。
  2. 銅ヒ素含有物に水酸化ナトリウム溶液を加え、空気を吹き込んで、加熱下でアルカリ酸化浸出を行い、浸出終了後pH7.5〜10に調整し、銅分を含む残渣とヒ素浸出液とを固液分離し、該ヒ素浸出液に第二鉄化合物をFe/Asモル比で0.9〜1.1になるように添加して生成させたFeAs澱物を用いる請求項1に記載するスコロダイトの製造方法。
  3. 硫酸性溶液1Lに対し、湿潤状態のFeAs澱物170〜730gを加えて、pH0.7〜1.2のスラリーまたは溶液にし、該スラリーまたは該溶液を加熱して結晶質のスコロダイトを生成させる請求項1または請求項2の何れかに記載するスコロダイトの製造方法。
  4. 生成したスコロダイトの一部をスコロダイト生成工程に戻して種晶として繰り返し使用する請求項1から請求項3の何れかに記載するスコロダイトの製造方法。
  5. 結晶質スコロダイトを固液分離した溶液をFeAs澱物の溶解液として利用する請求項1から請求項4の何れかに記載するスコロダイトの製造方法。
  6. 銅ヒ素含有物に水酸化ナトリウム液を加え、空気を吹き込んで、加熱下でアルカリ酸化浸出を行い、浸出終了後pH7.5〜10に調整し、銅分を含む浸出残渣とヒ素を含む溶液を固液分離し、該溶液に第二鉄化合物をFe/Asモル比で0.9〜1.1になるように添加してFeAs澱物を生成させ、固液分離して回収したFeAs澱物を硫酸性溶液に混合して酸性スラリーまたは酸性溶液にし、該スラリーまたは該溶液を加熱処理して結晶質のスコロダイトを生成させる、請求項1から請求項5の何れかに記載するスコロダイトの製造方法。
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