JP6225761B2 - 画像の読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像の読取装置及び画像形成装置に関する。
従来から、画像の記録された媒体、いわゆる、原稿を読み取る画像の読取装置について、以下の特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1としての特開2013−207614号公報には、予め設定された色較正用の画像が記録された調整用の読取チャートを使用して、撮像素子で読み取って、較正、いわゆるキャリブレーション処理を行う技術が記載されている。
特開2013−207614号公報(「0052」)
本発明は、較正処理の開始までの時間を短縮することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の画像の読取装置は、
画像が記録された原稿を読み取る読取部材と、
予め設定された白色を前記読取部材で読み取った結果に基づいて、明るさのムラを補正するシェーディング処理を行う較正処理手段と、
電源が投入されていない状態から電源が投入された場合に、前記読取部材を予め設定された期間、加温する加温制御手段と、
電源投入時に予め設定された基準部材を読み取る前記読取部材と、
前記基準部材を読み取った読取結果に基づいて、前記読取部材を加温する期間を設定する期間の設定手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像の読取装置において、
前記読取部材を作動状態にして、前記読取部材を加温する前記加温制御手段、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像の読取装置において、
黄色の画像を有する前記画像に基づいて、較正処理を行う前記較正処理手段と、
予め設定された色を透過させる透過部材を介して原稿を読み取る読取素子が、色毎に設けられた前記読取部材であって、青色を透過させる透過部材を介して原稿を読み取る読取素子を有する前記読取部材と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項4に記載の発明の画像形成装置は、
媒体から画像を読み取る請求項1ないしのいずれかに記載の画像の読取装置と、
前記画像の読取装置に読み取られた画像に基づいて、媒体に画像を記録する画像の記録部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1,に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、較正処理の開始までの時間を短縮することができる。また、請求項1,4に記載の発明によれば、加温する期間を設定しない場合に比べて、無駄な加温を抑制できる。
請求項2に記載の発明によれば、読取部材を作動状態にして加温しない場合に比べて、無理な加温を抑制し、読取部材の寿命の低下を抑制できる。
請求項3に記載の発明によれば、黄色の画像を、青色を透過させる透過部材で読み取る場合のシェーディング補正が不十分になることを低減できる
図1は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は実施例1の画像形成装置の要部説明図である。 図3は実施例1の読取部材の説明図である。 図4は加温時間の設定処理の説明図であり、図4Aは処理の概略説明図、図4Bは電源投入からの経過時間とゲイン値の推移の実験結果の説明図である。 図5は実施例1の加温処理の説明図である。 図6はB色の撮像素子の読取値の説明図であり、図6AはY色のパッチ画像を読み取った場合の読取値の説明図、図6BはM色のパッチ画像を読み取った場合の読取値の説明図、図6CはC色のパッチ画像を読み取った場合の読取値の説明図、図6Dは白色の紙を読み取った場合の読取値の説明図、図6Eは白色に基づいてシェーディング補正をした後のY色の画像の読取値の説明図、図6Fは白色に基づいてシェーディング補正をした後のM色の画像の読取値の説明図、図6Gは白色に基づいてシェーディング補正をした後のC色の画像の読取値の説明図、図6Hは白色に基づいてシェーディング補正をした後の白色の画像の読取値の説明図である。 図7はB色の撮像素子の反射率特性の実験結果の説明図であり、横軸に波長を取り縦軸に反射率を取ったグラフである。 図8は図6の実験結果をまとめた表であり、電源投入時と60分経過後でのB色の撮像素子の読み値の変化率の説明図である。 図9は横軸に温度を取り縦軸にYパッチの読み値を取った撮像素子の温度変化の説明図であり、図9Aは実施例1の構成における温度変化の説明図、図9Bは従来の構成における温度変化の説明図である。 図10は図9の個体1の実施例の構成における温度変化と、従来の構成における温度変化の説明図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図2は実施例1の画像形成装置の要部説明図である。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置の一例としての複写機Uは、記録部の一例であって、画像記録装置の一例としてのプリンタ部U1を有する。プリンタ部U1の上部には、読取部の一例であって、画像読取装置の一例としてのスキャナ部U2が支持されている。スキャナ部U2の上部には、原稿の搬送装置の一例としてのオートフィーダU3が支持されている。実施例1のスキャナ部U2には、入力部の一例としてのユーザインタフェースUIが支持されている。前記ユーザインタフェースUIは、操作者が入力をして、複写機Uの操作が可能である。
オートフィーダU3の上部には、媒体の収容容器の一例としての原稿トレイTG1が配置されている。原稿トレイTG1には、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて収容可能である。原稿トレイTG1の下方には、原稿の排出部の一例としての原稿の排紙トレイTG2が形成されている。原稿トレイTG1と原稿の排紙トレイTG2との間には、原稿の搬送路U3aに沿って、原稿の搬送ロールU3bが配置されている。
スキャナ部U2の上面には、透明な原稿台の一例としてのプラテンガラスPGが配置されている。実施例1のスキャナ部U2には、プラテンガラスPGの下方に、読取り用の光学系Aが配置されている。実施例1の読取り用の光学系Aは、プラテンガラスPGの下面に沿って、左右方向に移動可能に支持されている。なお、読取り用の光学系Aは、通常時は、図1に示す初期位置に停止している。
読取り用の光学系Aの左方には、読取部材の一例としての撮像部材CCDが配置されている。撮像部材CCDには、画像処理部IPSが電気的に接続されている。
画像処理部IPSは、プリンタ部U1の書込回路DLに電気的に接続されている。書込回路DLは、潜像の形成装置の一例であって、露光装置の一例としてのLEDヘッドLHy,LHm,LHc,LHkに電気的に接続されている。
実施例1のLEDヘッドLHy,LHm,LHc,LHkは、Y,M,C,Kの各色に対応して配置されている。なお、実施例1のLEDヘッドLHy〜LHkは、発光素子の一例としてのLEDが画像の幅方向に沿って線状に配列されたLEDアレイにより構成されている。LEDヘッドLHy〜LHkは、入力された信号に応じて、LEDが発光可能に構成されている。すなわち、LEDヘッドLHy〜LHkは、入力された信号に応じた書込光を出力可能に構成されている。
図1において、各LEDヘッドLHy〜LHkの上方には、像保持体の一例としての感光体PRy,PRm,PRc,PRkが配置されている。各感光体PRy〜PRkと各LEDヘッドLHy〜LHkとが対向する領域により、書込領域Q1y,Q1m,Q1c,Q1kが構成されている。
各感光体PRy,PRm,PRc,PRkの回転方向に対して、LEDヘッドLHy〜LHkの上流側には、帯電器の一例としての帯電ロールCRy,CRm,CRc,CRkが配置されている。実施例1の帯電ロールCRy〜CRkは、感光体PRy〜PRkに接触して従動回転可能に支持されている。
感光体PRy〜PRkの回転方向に対して、LEDヘッドLHy〜LHkの下流側には、現像装置Gy,Gm,Gc,Gkが配置されている。各感光体PRy〜PRkと各現像装置Gy〜Gkとが対向する領域により、現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kが構成されている。
感光体PRy〜PRkの回転方向に対して、現像装置Gy〜Gkの下流側には、1次転写器の一例としての1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kが配置されている。各感光体PRy〜PRkと各1次転写ロールT1y〜T1kとが対向する領域により、1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kが構成されている。
感光体PRy〜PRkの回転方向に対して、1次転写ロールT1y〜T1kの下流側には、像保持体の清掃器の一例としての感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkが配置されている。
前記Y色の感光体PRy、帯電ロールCRy、LEDヘッドLHy、現像装置Gy、1次転写ロールT1y、感光体クリーナCLyにより、可視像の一例としてのトナー像を形成する実施例1のY色の可視像の形成装置の一例としてのY色の作像部Uyが構成されている。同様に、各感光体PRm,PRc,PRk、帯電ロールCRm,CRc,CRk、LEDヘッドLHm,LHc,LHk、現像装置Gm,Gc,Gk、1次転写ロールT1m,T1c,T1k、感光体クリーナCLm,CLc,CLkにより、前記M,C,K色の作像部Um,Uc,Ukが構成されている。
前記感光体PRy〜PRkの上方には、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。ベルトモジュールBMは、像保持体の一例であって、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBを有する。中間転写ベルトBは、無端帯状の部材により構成されている。
実施例1の中間転写ベルトBは、駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRdと、張架部材の一例としてのテンションロールRtと、片寄りを補正する部材の一例としてのウォーキングロールRwと、従動部材の一例としてのアイドラロールRfと、2次転写領域の対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kと、により回転可能に支持されている。
前記中間転写ベルトBを挟んでバックアップロールT2aに対向する位置には、2次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bが配置されている。実施例1では、バックアップロールT2aは接地され、2次転写ロールT2bには電源回路Eからトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。バックアップロールT2aおよび2次転写ロールT2bにより、実施例1の2次転写器T2が構成されている。また、2次転写ロールT2bと中間転写ベルトBとが接触する領域により2次転写領域Q4が構成されている。
中間転写ベルトBの回転方向に対して、2次転写領域Q4の下流側には、中間転写体の清掃器の一例として、ベルトクリーナCLbが配置されている。
前記1次転写ロールT1y〜T1k、中間転写ベルトBおよび2次転写器T2等により、実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されている。また、作像部Uy〜Ukおよび転写装置T1+T2+Bとにより、実施例1の画像の記録部Uy〜Uk+T1+T2+Bが構成されている。
図1において、作像部Uy〜Ukの下方には、案内部材の一例としての左右一対のガイドレールGRが3段設けられている。各ガイドレールGRには、媒体の収容部の一例としての給紙トレイTR1〜TR3が前後方向に出入可能に支持されている。給紙トレイTR1〜TR3には、媒体の一例としての記録シートSが収容される。
給紙トレイTR1〜TR3の右上方には、取出部材の一例としてのピックアップロールRpが配置されている。記録シートSの搬送方向に対して、ピックアップロールRpの下流側には、捌き部材の一例としての捌きロールRsが配置されている。記録シートSの搬送方向に対して、捌きロールRsの下流側には、媒体の搬送路の一例として、上方に延びる給紙路SH1が形成されている。給紙路SH1には、搬送部材の一例としての複数の搬送ロールRaが配置されている。
給紙路SH1には、2次転写領域Q4の上流側に、搬送時期の調節部材の一例としてのレジロールRrが配置されている。
シートSの搬送方向に対して、2次転写領域Q4の下流側には、定着装置Fが配置されている。定着装置Fは、加熱用の定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧用の定着部材の一例としての加圧ロールFpと、を有する。加熱ロールFhと加圧ロールFpとの接触領域により定着領域Q5が構成されている。
定着装置Fの上方には、搬送路の一例としての排紙路SH2が配置されている。プリンタ部U1の上面には、媒体の排出部の一例としての排紙トレイTRhが形成されている。排紙路SH2は、排紙トレイTRhに向けて延びる。排紙路SH2の下流端には、媒体の搬送部材の一例としての排紙ロールRhが配置されている。
(画像形成動作の説明)
前記構成を備えた実施例1の複写機Uでは、複写動作が開始されると、原稿トレイTG1に収容された複数の原稿Giは、プラテンガラスPG上の原稿の読み取り位置を順次通過して、原稿排紙トレイTG2に排出される。
前記オートフィーダU3を使用して自動的に原稿を搬送して複写を行う場合は、読取り用の光学系Aは初期位置に停止した状態で、プラテンガラスPG上の読み取り位置を順次通過する各原稿Giが露光される。原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置いて複写を行う場合、読取り用の光学系Aが左右方向に移動して、プラテンガラスPG上の原稿が、露光されながら走査される。
原稿Giからの反射光は、光学系Aを通って、撮像部材CCDに集光される。前記撮像部材CCDは、撮像面に集光された原稿Giの反射光を電気信号に変換する。
画像処理部IPSは、撮像部材CCDから出力された電気信号が入力される。画像処理部IPSは、撮像部材CCDが読み取ったR,G,Bの色の画像の電気信号を、潜像形成用のイエローY、マゼンタM、シアンC、黒Kの画像情報に変換する。画像処理部IPSは、変換後の画像情報をプリンタ部U1の書込回路DLに出力する。なお、画像処理部IPSは、画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、黒Kのみの画像情報を書込回路DLに出力する。
書込回路DLは、入力された画像情報に応じた制御信号を、LEDヘッドLHy〜LHkに出力する。LEDヘッドLHy〜LHkは、制御信号に応じた書込光を出力する。
各感光体PRy〜PRkは、画像形成が開始されると回転駆動する。帯電ロールCRy〜CRkには、電源回路Eから帯電電圧が印加される。したがって、感光体PRy〜PRkの表面は、帯電ロールCRy〜CRkにより帯電される。帯電された感光体PRy〜PRkは、書込領域Q1y〜Q1kにおいて、LEDヘッドLHy〜LHkからの書込光により、表面に静電潜像が形成される。感光体PRy〜PRkの静電潜像は、現像領域Q2y〜Q2kにおいて、現像装置Gy,Gm,Gc,Gkにより可視像の一例としてのトナー像に現像される。
現像されたトナー像は、中間転写ベルトBに接触する1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kに搬送される。1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて、1次転写ロールT1y〜T1kには、電源回路Eからトナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。したがって、各感光体PRy〜PRk上のトナー像は、1次転写ロールT1y〜T1kにより、中間転写ベルトBに転写される。なお、多色のトナー像の場合、上流側の1次転写領域で中間転写ベルトBに転写されたトナー像に重ねて、下流側のトナー像が転写される。
1次転写後の感光体PRy〜PRkの残留物、付着物は、感光体クリーナCLy〜CLkにより清掃される。清掃された感光体PRy〜PRk表面は、帯電ロールCRy〜CRkにより再帯電される。
1次転写領域Q3y〜Q3kで1次転写ロールT1y〜T1kにより中間転写ベルトB上に転写された単色または多色のトナー像は、2次転写領域Q4に搬送される。
画像が記録されるシートSは、使用される給紙トレイTR1〜TR3のピックアップロールRpにより、取り出される。ピックアップロールRpで取り出されたシートSは、複数枚のシートSが重ねて取り出された場合、捌きロールRsにより1枚ずつに分離される。捌きロールRsで分離されたシートSは、搬送ロールRaにより給紙路SH1を搬送される。給紙路SH1を搬送されたシートSは、レジロールRrに送られる。
レジロールRrは、中間転写ベルトBに形成されたトナー像が2次転写領域Q4に搬送される時期を合わせて、シートSを2次転写領域Q4に搬送する。2次転写ロールT2bには、電源回路Eによりトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。したがって、中間転写ベルトB上のトナー像は、中間転写ベルトBからシートSに転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、表面に付着した付着物等がベルトクリーナCLbにより清掃される。
前記トナー像が2次転写された記録シートSは、定着領域Q5を通過する際に加熱定着される。
画像が定着された記録シートSは、排紙路SH2を搬送される。排紙路SH2を搬送されたシートSは、排紙ロールRhにより排紙トレイTRhに排出される。
(読取部材の説明)
図3は実施例1の読取部材の説明図である。
図3において、実施例1の撮像部材CCDは、原稿Giの画像の赤色の成分を読み取る読取素子1と、原稿Giの画像の緑色の成分を読み取る読取素子2と、原稿Giの画像の青色の成分を読み取る読取素子3とを有する。赤色の読取素子1は、R:赤色の光を透過させる透過部材の一例としての赤フィルタ1aを介して、原稿Giの画像を読み取る。緑色の読取素子2は、G:緑色の光を透過させる透過部材の一例としての緑フィルタ2aを介して、原稿Giの画像を読み取る。青色の読取素子3は、B:青色の光を透過させる透過部材の一例としての青フィルタ3aを介して、原稿Giの画像を読み取る。
実施例1の撮像部材CCDには、駆動回路6から電源供給や制御信号が入力される。実施例1では、複写機Uに電源が投入されていない状態や、省電力状態、いわゆる省エネモードやスリープモードの場合には、撮像部材CCDに給電が行われない。また、撮像部材CCDは、読取動作等が行われる作動時には、駆動電圧V1が供給される。そして、省電力状態でもなく読取動作も行われていない状態、いわゆるスタンバイ状態、待機状態では、撮像部材CCDには待機電圧V2が供給される。実施例1では、一例として、駆動電圧V1が10[V]に設定され、待機電圧V2が7[V]に設定されている。
なお、実施例1では、原稿の搬送路U3aに、図示しない基準部材の一例としての白基準板が配置されている。白基準板の表面は、予め設定された濃度の白色で構成されている。
(制御部Cの説明)
図3において、実施例1の撮像部材CCDは、複写機Uの制御部Cとの間で信号の送受信を行っている。実施例1の制御部Cは、小型情報処理装置、いわゆるマイクロコンピュータにより構成されており、外部との信号の入出力、および、入出力信号レベルの調節等を行うI/O、必要な処理を実行するためのプログラム、および、データ等が記憶されたROM、必要なデータを一時的に記憶するためのRAMや、HDD、前記ROMや、前記HDDに記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU、ならびにクロック発振器等を有する計算機の一例としてのコンピュータにより構成されており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
制御部Cは、次の機能手段C1〜C3を有している。
読取部材の駆動制御手段の一例としてのCCDの駆動制御手段C1は、読取時の制御手段C1aと、待機時の制御手段C1bと、を有し、駆動回路6を介して、撮像部材CCDの制御を行う。なお、CCDの駆動制御手段C1は、電源オフ時は当然として、省電力状態でも撮像部材CCDに給電を停止する。
読取時の制御手段C1aは、原稿Giの読み取りが行われる場合に、撮像部材CCDに対して、駆動電圧V1を供給する。
待機時の制御手段C1bは、原稿Giの読み取りが行われていない待機時に、撮像部材CCDに対して、待機電圧V2を供給する。
読取部材の加温制御手段の一例としてのCCDの加温制御手段C2は、加温時間の設定手段C2aと、加温時間の計時手段C2bとを有する。実施例1のCCDの加温制御手段C2は、電源が投入されていない状態から電源が投入された場合に、撮像部材CCDを予め設定された期間t1、作動状態にして、撮像部材CCDを温める。実施例1のCCDの加温制御手段C2は、電源が投入された場合に加えて、省電力状態から復帰した場合にも、加温期間t1の間、撮像部材CCDを作動状態にして、撮像部材CCDの原稿Giの読取結果が安定する温度まで撮像部材CCDを温める。具体的には、実施例1のCCDの加温制御手段C2は、電源投入時または省電力状態からの復帰時に、加温期間t1の間、撮像部材CCDに駆動電圧V1を供給する。
図4は加温時間の設定処理の説明図であり、図4Aは処理の概略説明図、図4Bは電源投入からの経過時間とゲイン値の推移の実験結果の説明図である。
期間の設定手段の一例としての加温時間の設定手段C2aは、白色基準板を読み取った読取結果に基づいて、撮像部材CCDを作動状態にする加温期間t1を設定する。実施例1の加温時間の設定手段C2aは、電源投入または省電力状態からの復帰時に、撮像部材CCDにより、白色基準板の読取結果に基づいて、加温時間t1を設定する。具体的には、電源投入時等の白色基準板を撮像部材CCDで読み取ったアナログデータの読み値は、A/Dコンバータ:アナログ/デジタル変換器を使用して変換する際に、デジタルデータの一定出力値となるように、ゲインが設定される。図4に示すように、撮像部材CCDに待機電圧V2のみを供給した状態で、撮像部材CCDの温度が徐々に上昇していくことにつれて、このゲイン値が上昇していくことが、実験により確認された。
よって、A/D変換の際に設定されたゲイン値と、予め測定された撮像部材CCDが安定した状態におけるゲイン値と比較することで、加温時間の設定手段C2aは、撮像部材CCDが安定するまでに必要な時間t1を設定する。実施例1では、比較的撮像部材CCDの読み取りが安定する30分経過時のゲイン値(=1.77)と、A/D変換時に設定されたゲイン値とを比較することで、加温時間t1を設定する。一例として、0分の場合のゲイン値=1.72の場合に、加温時間t1が最大値の5[分]となるように、A/D変換時に設定されたゲイン値をxとした場合に、以下の式(1)で導出する。
t1=−100×x+177 …式(1)
なお、加温時間t1は、実施例1のようにゲイン値に基づいて設定する構成に限定されない。例えば、撮像部材CCDの温度を温度センサ等で測定して、加温時間t1を設定する構成とすることも可能である。また、加温時間t1は、可変の数値に限定されず、固定の時間、例えば、5分に設定することも可能である。
加温時間の計時手段C2bは、加温時間t1の計時を行う。加温時間の計時手段、すなわち、タイマTM1は、電源投入時または省電力状態からの復帰時に加温時間t1の計時を開始する。
較正処理手段の一例としてのキャリブレーション処理手段C3は、シェーディング処理手段C3aを有し、予め設定された較正用原稿の一例としてのキャリブレーションチャートを、撮像部材CCDで読み取った結果に基づいて、較正処理の一例としてのキャリブレーション処理を実行する。実施例1のキャリブレーション処理手段C3は、キャリブレーション処理が開始される入力がされると、予め設定された複数の色の画像、いわゆるパッチ画像を有する較正用の画像の一例としてのキャリブレーション画像が記録されたキャリブレーションチャートが印刷される。そして、キャリブレーションチャートを、作業者がプラテンガラスPGに乗せるまたはオートフィーダU3にセットして、キャリブレーションチャートを撮像部材CCDで読み取る。そして、キャリブレーションチャートに記録された濃度や位置が予め設定された画像と、実際に読み取られた濃度等とのズレに基づいて、画像処理を行う際の各数値の較正を行う。なお、実施例1のキャリブレーションチャートは、Y,M,C,Kの各色について、予め設定された複数の濃度のパッチ画像を有する。
明るさ補正手段の一例としてのシェーディング処理手段C3aは、各撮像素子1〜3の輝度、明るさのムラを一様な明るさとなるように補正を行うシェーディング処理を行う。実施例1のシェーディング処理手段C3aは、白色基準板を各撮像素子1〜3で読み取って、読取結果に基づいて、各撮像素子1〜3の明るさのムラが一様になるように補正をする。
なお、シェーディング処理やキャリブレーション処理は、従来公知であるため、詳細な説明は省略する。
(実施例1の流れ図の説明)
次に、実施例1の複写機Uにおける制御の流れを流れ図、いわゆるフローチャートを使用して説明する。
(加温処理のフローチャートの説明)
図5は実施例1の加温処理の説明図である。
図5のフローチャートの各ステップSTの処理は、複写機Uの制御部Cに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は複写機Uの他の各種処理と並行して実行される。なお、読取処理が開始された場合に、読取部材CCDに駆動電圧V1を供給し、読取処理が終了した場合に待機電圧V2を供給する処理や、何も入力や処理がされない状況で、予め設定された時間が経過した場合に、省電力状態に移行させる処理については、簡単のため、省略する。
図5に示すフローチャートは、複写機Uへの電源投入または省電力状態から復帰した場合に開始される。
図5のST1において、白色基準板を読取部材CCDで読み取る。そして、ST2に進む。
ST2において、A/D変換を行ってゲイン値を演算する。そして、ST3に進む。
ST3において、ゲイン値に基づいて、加温時間t1を設定する。そして、ST4に進む。
ST4において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST5に進む。
(1)撮像部材CCDを作動させる。すなわち、撮像部材CCDに駆動電圧V1を供給する。
(2)加温時間t1を計時手段TM1にセットする。
ST5において、計時手段TM1がタイムアップしたか否かを判別する。すなわち、加温時間t1が経過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST6に進み、ノー(N)の場合はST5を繰り返す。
ST6において、撮像部材CCDを待機状態に移行させる。すなわち、撮像部材CCDに、待機電圧V2を供給する。そして、ST7に進む。
ST7において、省電力状態に移行したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST8に進み、ノー(N)の場合はST7を繰り返す。
ST8において、撮像部材CCDの作動を停止させる。すなわち、撮像部材CCDへの電圧供給を停止する。そして、加温処理を終了する。
(画像の読取装置の作用)
前記構成を備えた実施例1のスキャナ部U2では、電源投入時や省電力状態からの復帰時に、読取部材CCDが加温時間t1の間、駆動電圧V1が供給される。よって、読取部材CCDが通電された状態で保持されて、温度が上昇する。したがって、電源投入後には、待機電圧V2が供給されていた従来の構成に比べて、読取部材CCDが速やかに昇温する。よって、読取部材CCDの読取結果が安定する。したがって、従来に比べて、較正処理を速やかに開始することが可能となり、較正処理、いわゆるキャリブレーション処理の開始までの時間を短縮することが可能である。
図6はB色の撮像素子の読取値の説明図であり、図6AはY色のパッチ画像を読み取った場合の読取値の説明図、図6BはM色のパッチ画像を読み取った場合の読取値の説明図、図6CはC色のパッチ画像を読み取った場合の読取値の説明図、図6Dは白色の紙を読み取った場合の読取値の説明図、図6Eは白色に基づいてシェーディング補正をした後のY色の画像の読取値の説明図、図6Fは白色に基づいてシェーディング補正をした後のM色の画像の読取値の説明図、図6Gは白色に基づいてシェーディング補正をした後のC色の画像の読取値の説明図、図6Hは白色に基づいてシェーディング補正をした後の白色の画像の読取値の説明図である。
なお、図6では、横軸に電源投入からの時間を取り、縦軸に値の大きさ、すなわち明るさを取っている。なお、図6は、B色の撮像素子3に、待機電圧V2を供給し続け、徐々に昇温していった状態で、5分ごとに測定を行った結果である。なお、測定を行うときだけは駆動電圧V1を供給した。
図7はB色の撮像素子の反射率特性の実験結果の説明図であり、横軸に波長を取り縦軸に反射率を取ったグラフである。
なお、図7は、CCDの感度に関しては電源投入時(経過時間0分)に測定を行った結果である。
図8は図6の実験結果をまとめた表であり、電源投入時と60分経過後でのB色の撮像素子の読み値の変化率の説明図である。
図6において、シェーディング補正では、白色の基準板を使用して明るさが一様になるように補正される。このとき、図6Aに示すように、Y色の画像(Yパッチ)に対しては、シェーディング補正前のB色の撮像素子3は、読取値が低く、撮像素子3の温度変化に対する影響を受けにくいことがわかる。これは、図7に示すように、450nm近傍のB色の感度全域において、Yパッチの反射率が低いことからもわかる。一方で、図7に示すように、白色の紙は、B色の感度全域(450nm近傍)で高い反射率を持ち、CCD感度の変化の影響を受けやすい。よって、図6Dに示すように、CCDの温度に伴う読取値の変化が発生する。従来から行われているシェーディング補正では、図6Dに示す白色に基づいて、図6Hに示すように撮像素子3の出力値が補正される。
しかしながら、図6Hに示すように補正が行われると、図6Aに示すように感度が低かったYパッチの読取出力が、シェーディング補正後には、図6Eに示すように白色の読取値の変化を大きく受けた値に補正されてしまう。よって、図8に示すように、仮に、電源投入直後にシェーディング補正を行った場合に、60分経過して、撮像素子3の感度が安定した状態では、Yパッチのシェーディング補正後の出力値が、他の色の場合に比べて大きくずれてしまう。すなわち、結果として、Yパッチに対しては、B色の撮像素子3について、シェーディング補正が不十分な状態となってしまっていた。
よって、電源投入直後にシェーディング補正を含む高精度のキャリブレーション補正を行うと、補正が不十分となり、読取精度が低下する問題があった。したがって、従来技術では、シェーディング補正を含む高精度のキャリブレーション補正を行う場合、撮像部材CCDの感度が安定してから行っていた。すなわち、図6D、図6Eのグラフから読みとれるように、読み値が飽和して安定する30分程度待ってからキャリブレーション補正を行っていた。
よって、従来の技術では、電源投入後にすぐにキャリブレーション補正ができず、30分程度待たないと、高精度のキャリブレーション補正を行うことができず、時間がかかる問題があった。
図9は横軸に温度を取り縦軸にYパッチの読み値を取った撮像素子の温度変化の説明図であり、図9Aは実施例1の構成における温度変化の説明図、図9Bは従来の構成における温度変化の説明図である。
図10は図9の個体1の実施例の構成における温度変化と、従来の構成における温度変化の説明図である。
なお、図9A、図10の測定では、加温時間t1は、便宜的に5分に固定した。
図9、図10において、3つのB色の撮像素子3(個体1、個体2、個体3)に対して、従来技術と同様の制御を行った場合と、実施例1の制御を行った場合における温度変化を確認した。従来技術のように、撮像部材を加温せず、待機電圧V2が供給され続けただけの構成では、図9Bや図6Eに示すように、温度が徐々に上昇していくが、感度が飽和する温度に到達するには、最低でも20分程度かかった。よって、余裕、いわゆるマージンも考慮すると、従来技術のように、キャリブレーション補正を開始するまでに30分程度待機する必要があった。
これに対して、実施例1のように、読取を行っていない状況でも、電源投入時や省電力状態から復帰した場合に駆動電圧V1を加温時間t1の間供給した場合、5分後には、撮像素子3の感度が安定する温度までほぼ上昇した。よって、実施例1の構成では、電源投入後や省電力状態から復帰後、5分程度で、高精度のキャリブレーション補正を行うことが可能である。よって、実施例1では、キャリブレーション補正を行うまでの時間を、従来に比べて大幅に短縮することが可能である。
また、実施例1のスキャナ部U2では、加温時間t1は、ゲイン値に基づいて設定されている。すなわち、ゲイン値は、読み値に連動して変化する値であり、撮像素子3の温度に連動する。よって、電源投入時等における撮像素子3の温度に基づいて、必要な温度に達するまでに最低限必要な加温時間t1が設定される。よって、必要もないのに長期間駆動電圧V1が供給されることが抑制される。したがって、無駄な電力消費が抑制されると共に、撮像素子3の寿命が短くなることが抑制される。
さらに、実施例1のスキャナ部U2では、撮像素子3を加温する方法として、駆動電圧V1を供給している。よって、撮像素子3を加熱する方法として、熱源、ヒーターを設置したりする構成に比べて、追加の構成が必要ない。したがって、追加の費用増加が抑制されている。また、撮像素子3の動作時の駆動電圧V1の供給であり、撮像素子3にとって、無理な加熱は行われない。したがって、撮像素子3の寿命が短くなることが低減される。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H03)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例として複写機Uを例示したが、これに限定されず、プリンタ、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。また、Y,M,C,Kの4色の画像が形成可能な構成を提示したが、これに限定されない。3色以下や単色、5色以上の画像形成装置に適用可能である。さらに、媒体の一例として、中間転写媒体である中間転写ベルトBを使用する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、媒体の一例としてのシートSに、各感光体PRy〜PRkから直接転写する構成にも適用可能である。
(H02)前記実施例において、例示した具体的な数値等は、設計や仕様等に応じて任意に変更可能である。すなわち、加温時間t1等は、使用する撮像素子の特性や個体差等に応じて、感度が安定するまでの時間に合わせて任意に変更可能である。また、駆動電圧や待機電圧の値も、撮像素子の仕様等に応じて任意に変更可能である。また、加温時間t1は、白色基準板の読取結果に基づいて決定する構成に限定されず、例えば、読取部材CCDの温度を直接検知して、加温時間t1を設定することも可能である。
(H03)前記実施例において、撮像部材CCDを加温する方法として、駆動電圧V1を供給する方法が望ましいが、これに限定されない。例えば、クロック信号等の制御信号を多く入力する構成としたり、外的な熱源を使用して加温する構成とすることも可能である。
1,2,3…読取素子、
1a,2a,3a…透過部材、
C2…加温制御手段、
C2a…期間の設定手段、
C3…較正処理手段、
CCD…読取部材、
Gi…原稿、
S…媒体、
t1…加温する期間、
U…画像形成装置、
U2…画像の読取装置、
Uy〜Uk+T1+T2+B…画像の記録部。

Claims (4)

  1. 画像が記録された原稿を読み取る読取部材と、
    予め設定された白色を前記読取部材で読み取った結果に基づいて、明るさのムラを補正するシェーディング処理を行う較正処理手段と、
    電源が投入されていない状態から電源が投入された場合に、前記読取部材を予め設定された期間、加温する加温制御手段と、
    電源投入時に予め設定された基準部材を読み取る前記読取部材と、
    前記基準部材を読み取った読取結果に基づいて、前記読取部材を加温する期間を設定する期間の設定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像の読取装置。
  2. 前記読取部材を作動状態にして、前記読取部材を加温する前記加温制御手段、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像の読取装置。
  3. 黄色の画像を有する前記画像に基づいて、較正処理を行う前記較正処理手段と、
    予め設定された色を透過させる透過部材を介して原稿を読み取る読取素子が、色毎に設けられた前記読取部材であって、青色を透過させる透過部材を介して原稿を読み取る読取素子を有する前記読取部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像の読取装置。
  4. 媒体から画像を読み取る請求項1ないしのいずれかに記載の画像の読取装置と、
    前記画像の読取装置に読み取られた画像に基づいて、媒体に画像を記録する画像の記録部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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