JP2003125162A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2003125162A
JP2003125162A JP2001315138A JP2001315138A JP2003125162A JP 2003125162 A JP2003125162 A JP 2003125162A JP 2001315138 A JP2001315138 A JP 2001315138A JP 2001315138 A JP2001315138 A JP 2001315138A JP 2003125162 A JP2003125162 A JP 2003125162A
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JP
Japan
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power supply
ccd sensor
frequency
image
supply voltage
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JP2001315138A
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English (en)
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Hiroshi Hagiwara
洋 萩原
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源投入直後の低温状態で光学調整が行われ
ると、実際の画像読み取り時に温度の上昇によってCC
D基板に反りが発生し、CCDセンサの光学的位置がず
れることにより、解像度不良などの画像品質の劣化を来
す。 【解決手段】 CPU39からの制御信号Vod−Co
ntにより、CCDセンサ19に対して電源部41か
ら、電源投入時に第2電圧値の電源電圧を供給し、所定
時間経過後に第1電圧値の電源電圧を供給するように
し、電源投入時にCCDセンサ19の電源電圧VODの
電圧値を一時的に上げることにより、高い電圧値の電源
電圧の供給によって短時間でCCDセンサ19の温度を
上昇させ、飽和した状態にもっていき、光学調整時に
は、画像読み取り時と同じ状態で調整を行うようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージスキャナ
装置、ファクシミリ装置、デジタル複写機等の画像処理
装置に用いられる画像読取装置に関し、特に原稿画像を
読み取る光電変換手段を含む光学系の光学調整機能を持
つ画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿画像を読み取る光電変換手段とし
て、例えばCCD(Charge Coupled Device)型固体撮像
素子(以下、CCDセンサと称す)を用いた画像読取装
置においては、CCDセンサを駆動するとCCDセンサ
の温度が上昇し、それに伴ってCCDの暗電流(暗時出
力電圧)が増大すると、ダイナミックが小さくなり、画
質が劣化するという問題がある。
【0003】この問題を解決するために、従来、CCD
センサ等の温度上昇を抑えるとともに、装置起動後にお
けるCCDセンサの温度変化を抑える技術が種々提案さ
れている(例えば、特開平6−141132号公報、特
開2000−228713号公報参照)。ただし、これ
らの従来技術は、CCDセンサ等の温度上昇や温度変化
を抑えるために提案された技術である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像読取装
置では、最近、高解像度化を目的としてCCDセンサの
多画素化や読取速度の高速化を図るために、CCDセン
サの駆動周波数をより高く設定する傾向にある。そし
て、駆動周波数が上がることで、CCDセンサの駆動時
の温度がさらに上昇することになる。CCDセンサの温
度が上昇すると、CCDセンサが実装されている基板
(以下、CCD基板と称す)自体もCCDセンサが発す
る熱の影響を受けることによって基板の反りが発生す
る。
【0005】画像読取装置の製造段階では、光学読取系
を最良の状態にして出荷するために光学調整が行われる
が、通常、この光学調整は電源投入直後に行われる。こ
のように、電源投入直後の低温状態で光学調整が行われ
ると、実際の画像読み取り時に温度の上昇によってCC
D基板に反りが発生し、CCDセンサの光学的位置がず
れることにより、解像度不良などの画像品質の劣化を来
す。このような不具合を無くすためには、光学調整を電
源投入直後の低温状態ではなく、CCDセンサが十分に
温まり、CCDセンサの温度が飽和した状態になるまで
待ってから行うようにすれば良いが、そうすると、光学
調整に要する時間が増え、生産性の低下を来すことにな
る。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、電源投入直後の光学
調整でも、画像読み取り時の温度上昇に伴う基板の反り
に起因して発生する解像度不良などの不具合を防止し得
る画像読取装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、原稿画像を読み取る光電変換手段を備
えた画像読取装置において、光電変換手段の電源電圧ま
たは駆動クロックを、電源投入時に画像読み取り時の第
1電圧値または第1周波数よりも高い第2電圧値または
第2周波数に上げ、所定時間経過後に第1電圧値または
第1周波数に戻すように制御を行う構成を採っている。
【0008】上記構成の画像読取装置において、電源投
入時に光電変換手段の電源電圧の電圧値または駆動クロ
ックの周波数(駆動周波数)を一時的に上げることによ
り、短時間で光電変換手段の温度が上昇し、飽和した状
態となる。したがって、光学調整時には、画像読み取り
時と同じ状態、即ち光電変換手段が十分に温まった状態
で調整ができる。その結果、光電変換手段の温度上昇に
伴う基板の反りに起因して光電変換手段の光学的位置の
ずれが発生したとても、画像読み取り時と同じ状態で光
学調整が行われているため、基板の反りに起因する解像
度不良は発生しない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、例えばデジ
タル複写機に用いられた本発明に係る画像読取装置の機
構部の構成を示す側面図である。なお、本発明に係る画
像読取装置は、デジタル複写機への適用に限られるもの
ではなく、イメージスキャナ装置、ファクシミリ装置等
の画像処理装置全般に対して適用可能である。
【0010】図1から明らかなように、本適用例に係る
デジタル複写機は、原稿画像を読み取る画像読取装置1
と、この画像読取装置1上に開閉可能に配設され、その
読取位置に対して原稿を自動的に供給する自動原稿送り
装置2とを備えている。画像読取装置1は、原稿を固定
する一方、読取光学系を移動させながらその原稿画像を
読み取るプラテン方式と、読取光学系を固定する一方、
原稿を移動させながらその原稿画像を読み取るCVT(C
onstant Velocity Transport)方式とで原稿画像を読み
取ることが可能な構成となっている。
【0011】ここで、画像読取装置1の機構部の具体的
な構成について説明する。画像読取装置1は、複写機本
体の上面に配設されたプラテンガラス11と、このプラ
テンガラス11の一端側に設けられた読取ガラス12
と、照明ランプ13および第一ミラー14を搭載し、読
取ガラス12の下からプラテンガラス11の他端まで副
走査方向において移動可能に設けられた第一キャリッジ
15と、第二、第三ミラー16,17を搭載し、第一キ
ャリッジ15と連動して副走査方向において移動可能な
第二キャリッジ18と、光電変換素子である例えばCC
Dセンサ19と、第二キャリッジ18からの入射光をC
CDセンサ19の受光面に集光させるレンズ20とを有
する構成となっている。
【0012】上記構成の画像読取装置10の読取光学系
において、照明ランプ13によって原稿面が照明される
と、その照明光に基づく原稿面からの反射光は、第一ミ
ラー14によってプラテンガラス11に対して平行な方
向に反射され、さらに第二、第三ミラー16,17によ
ってCCDセンサ19の方向に光路変更されて、レンズ
20を通過することによってCCDセンサ19の受光面
に集光される。
【0013】なお、プラテンガラス11上には、その読
取ガラス12側に白色基準板21が設けられている。ま
た、CCDセンサ19は、CCD基板22に実装され、
画像処理基板23に接続されている。ここで、レンズ2
0はその光軸方向において位置調整が可能となってお
り、またCCD基板22はX軸、Y軸、Z軸の3次元で
の位置調整が可能となっている。ここでは、その位置調
整の具体的な機構についての説明は省略する。
【0014】[第1実施形態]次に、本発明の第1実施
形態に係る画像読取装置におけるCCDセンサ19およ
びその信号処理系の構成について、図2のブロック図を
用いて説明する。CCDセンサ19の信号処理系は、画
像処理基板22上に搭載されている。
【0015】図2において、CCDセンサ19は、R
(赤)G(緑)B(青)の3本のリニアセンサ(ライン
センサ)からなる3ラインのセンサ構成となっており、
各リニアセンサから出力されるアナログ画像信号に含ま
れるノイズ、特に各リニアセンサのフローティングディ
フュージョンのリセット時に生じるリセットノイズを軽
減するために、ノイズ除去回路、例えばCDS(correla
ted double sampling;相関二重サンプリング)回路31
R,31G,31Bを内蔵している。
【0016】このCCDセンサ19において、各リニア
センサは、画素からの信号電荷を奇数画素と偶数画素と
に分けて2系統で読み出す構成となっている。RGBの
各リニアセンサから読み出されるODD/EVENの2
系統のアナログ画像信号は、CDS回路31R,31
G,31Bでノイズ除去処理されて出力され、アナログ
処理回路32R,32G,32Bに供給される。
【0017】アナログ処理回路32R,32G,32B
では、アナログ画像信号の直流成分の再生を行い、低周
波ノイズを除去するクランプ処理、アナログ画像信号の
信号レベルをサンプルホールドするサンプルホールド
(S/H)処理、ODD/EVENの2系統のアナログ
画像信号をリニアセンサの画素配列に対応した1系統の
アナログ画像信号に戻すマルチプレクス(MPX)処理
などの各種のアナログ信号処理が行われる。
【0018】アナログ処理回路32R,32G,32B
から出力されるRGBのアナログ画像信号は、A/Dコ
ンバータ33R,33G,33Bでデジタル画像信号に
変換されてシェーディング補正回路34に供給される。
シェーディング補正回路34では、予め取得した白基準
データに基づいてシェーディング補正が行われる。ここ
で、白基準データとは、反射率が主走査方向に一様な白
色基準板21(図1を参照)を実際にCCDセンサ19
で読み取った結果のデータである。この白基準データを
基に、原稿の読み取り結果であるデジタル画像データを
各画素毎に補正することにより、CCDセンサ19にお
ける光学的分布のばらつきを取り除くことができる。こ
のシェーディング補正後のデジタル画像信号は、画像処
理部35に供給されて所定の画像処理が行われる。
【0019】発振器36は、上述したCCDセンサ19
の信号処理系で用いられる各種のクロック信号の基とな
る基準クロックを発生する。この基準クロックの周波数
(動作周波数)は、システムの仕様によって決まる。基
準クロックは、タイミング発生器37に供給される。タ
イミング発生器37は、基準クロックに基づいてCCD
センサ19の駆動クロックや信号処理系の処理クロック
を生成する。
【0020】CCDセンサ19の駆動クロックとして
は、CCD転送部を駆動する2相の転送クロックφ1,
φ2と、画素列からCCD転送部に信号電荷をシフトす
るシフトパルスφSHと、信号電荷を電気信号に変換す
る電荷検出部、例えばフローティングディフュージョン
をリセットするリセットパルスφRSと、CDS回路3
1R,31G,31Bで用いるクランプパルスφCPと
が挙げられる。これら駆動クロック(φ1,φ2,φS
H,φRS,φCP)は、バッファ38を通してCCD
センサ19の各部に供給される。
【0021】信号処理系の処理クロックとしては、アナ
ログ処理回路32R,32G,32Bで用いるクランプ
パルスCLP、サンプルホールドクロックS/Hおよび
マルチプレクスクロックMPXと、A/Dコンバータ3
3R,33G,33Bで用いるサンプリングクロックA
DCLKと、シェーディング補正回路34で用いるクロ
ックVCLKとが挙げられる。
【0022】CPU39(制御手段)はシステム全体の
制御を司るためのものであり、アナログ処理回路32
R,32G,32B、シェーディング補正回路34およ
びタイミング発生器39とアドレスデータバス40を介
して相互に接続されている。CPU39はさらに、CC
Dセンサ19に電源電圧VODを供給する電源部41に
対して制御信号Vod−Contを供給し、この制御信
号Vod−Contによって電源電圧VODの電圧値を
切り替える制御を行うようになっている。
【0023】図3は、電源部41の具体的な構成の一例
を示す回路図である。本例に係る電源部41は、直流電
源電圧VAAを出力する低電圧電源供給回路(LVP
S)51と、この低電圧電源供給回路51から供給され
る直流電源電圧VAAを基に、第1電圧値の電源電圧ま
たはそれよりも高く、CCDセンサ19の電源電圧仕様
の最大値よりも低い第2電圧値の電源電圧を択一的に出
力し、CCDセンサ19にその電源電圧VODとして供
給する安定化電源回路52とを有する構成となってい
る。
【0024】ここで、安定化電源回路52についてさら
に詳しく説明する。図3から明らかなように、安定化電
源回路52は、出力電圧可変型安定化電源53、3個の
抵抗54〜56および1個のスイッチ57を有する構成
となっている。出力電圧可変型安定化電源53は、入力
端子A、接地端子Bおよび2つの出力端子C,Dを有
し、低電圧電源供給回路51から供給される直流電源電
圧VAAが入力端子Aにを入力されると、異なる電圧値
の2つの電源電圧VOUT,VADJを出力端子C,D
から同時に出力する構成となっている。
【0025】3個の抵抗54〜56のうち、抵抗54は
その一端が出力電圧可変型安定化電源53の出力端子C
に、その他端が出力電圧可変型安定化電源53の出力端
子Dにそれぞれ接続され、抵抗55はその一端が出力電
圧可変型安定化電源53の出力端子Dに、その他端がグ
ランドにそれぞれ接続され、抵抗56はその一端が出力
電圧可変型安定化電源53の出力端子Dに接続されてい
る。スイッチ57は、抵抗56の他端とグランドとの間
に接続され、CPU39から供給される制御信号Vod
−ContによってON(閉)/OFF(開)制御され
るようになっている。
【0026】上記構成の安定化電源回路52では、出力
電圧可変型安定化電源53の2つの出力端子C,Dから
出力される電源電圧VOUT,VADJを、抵抗54〜
56の分圧回路を介して出力することにより、CCDセ
ンサ19に供給する電源電圧VODを生成するようにな
っている。そして、スイッチ57が制御信号Vod−C
ontによってON/OFF制御されることで、電源電
圧VODの電圧値が2段階に変化することになる。
【0027】具体的には、2つの電源電圧VOUT,V
ADJによって定まる基準電圧値をVref、抵抗5
4,55,56の各抵抗値をR1,R2,R3とする
と、CCDセンサ19の電源電圧VODは、スイッチ5
7のOFF時にその電圧値(第1電圧値)が、 VOD=Vref×(1+R1/R2) で与えられ、スイッチ57のON時にその電圧値(第2
電圧値)が、 VOD=Vref×{1+R1×(R2+R3)/(R2
×R3)} で与えられる。
【0028】したがって、安定化電源回路52を有する
電源部41は、CPU39から供給される制御信号Vo
d−Contによるスイッチ57のON/OFFに応じ
て、第1電圧値の電源電圧と、それよりも高い第2電圧
値の電源電圧とを、それぞれCCDセンサ19に供給す
べき電源電圧VODとして生成し、これらを制御信号V
od−Contによる制御の下に、択一的にCCDセン
サ19へ供給することになる。
【0029】ここで、電源電圧VODの第1電圧値およ
び第2電圧値は、出力電圧可変型安定化電源53から出
力される電源電圧VOUT,VADJの各電圧値および
抵抗54,55,56の各抵抗値R1,R2,R3によ
って決まる。そこで、第1電圧値として、CCDセンサ
19の電源電圧仕様を満たすように、また第2電圧値と
して、第1電圧値よりも高く、CCDセンサ19の電源
電圧仕様の最大値よりも低くなるように、上記各定数を
設定する。
【0030】CPU39は、装置電源の電源投入時にス
イッチ57をOFF状態とし、所定時間が経過したらス
イッチ57をON状態とする制御信号Vod−Cont
を電源部41に供給する。これにより、CCDセンサ1
9に対して電源部41から、電源投入時に第2電圧値の
電源電圧VODが供給され、所定時間経過後に第1電圧
値の電源電圧VODが供給されることになる。
【0031】ところで、画像読取装置の製造段階では、
光学読取系を最良の状態にして出荷するために、電源投
入直後に光学調整が行われる。この光学調整では、図1
において、プラテンガラス11上に基準となるチャート
(例えば、ラダーチャート)を載置しておき、その読み
取り結果に基づいて、例えば、CCDセンサ19に対す
るレンズ20の光軸方向の位置調整や、CCDセンサ1
9の3次元の位置調整などが行われる。ここで、上記所
定時間とは、第2電圧値の電源電圧VOD2をCCDセ
ンサ19に供給してから、CCDセンサ19の温度が上
昇し、飽和した状態に達するまでに要する時間である。
【0032】上述したように、第1実施形態に係る画像
読取装置においては、電源投入時にCCDセンサ19の
電源電圧VODの電圧値を一時的に上げるようにしたこ
とにより、高い電圧値の電源電圧の供給によって短時間
でCCDセンサ19の温度が上昇して飽和した状態とな
り、電源投入直後に行われる光学調整時には、CCDセ
ンサ19が十分に温まった飽和状態で基準となるチャー
トの読み取りが行われることになるため、画像読み取り
時と同じ状態で調整ができる。
【0033】これにより、CCDセンサ19の温度上昇
に伴うCCD基板22の反りに起因してCCDセンサ1
9の光学的位置のずれが発生しても、画像読み取り時と
同じ状態で光学調整が行われているため、CCD基板2
2の反りなどに起因する解像度不良などの不具合を防止
できる。しかも、電源投入直後に光学調整を行えること
から、光学調整に要する時間を短縮できるため、生産性
の向上に大きく寄与できる。
【0034】[第2実施形態]図4は、本発明の第2実
施形態に係る画像読取装置におけるCCDセンサ19お
よびその信号処理系の構成を示すブロック図であり、図
中、図2と同等部分には同一符号を付して示している。
【0035】本実施形態に係る画像読取装置では、タイ
ミング発生器37におけるCCDセンサ19の駆動クロ
ック系を、CCDセンサ19の駆動クロック(転送クロ
ックφ1,φ2等)として、周波数が異なる2種類の駆
動クロックを択一的に発生可能な構成とし、その選択を
CPU39から出力される制御信号Ti−Contで行
う構成を採っており、それ以外の構成は第1実施形態に
係る画像読取装置と基本的に同じである。
【0036】図5は、タイミング発生器37におけるC
CDセンサ19の駆動クロック系の概念を示す機能ブロ
ック図である。ここでは、一例として、発振器36から
供給される基準クロックの周波数を40MHzとし、タ
イミング発生器37からは10MHzの周波数(第1周
波数)の駆動クロックと20MHzの周波数(第2周波
数)の駆動クロックとが択一的に出力される場合を示し
ている。
【0037】本例に係るタイミング発生器37は、CC
Dセンサ19の駆動クロック系について、2つの1/2
分周器61,62およびスイッチ63を有する構成とな
っている。1/2分周器61は、発振器36から供給さ
れる基準クロックを1/2分周することによって20M
Hzの周波数の駆動クロックを生成する。1/2分周器
62は、20MHzの周波数の駆動クロックをさらに1
/2分周することによって10MHzの周波数の駆動ク
ロックを生成する。
【0038】スイッチ63は、1/2分周器61から出
力される20MHzの周波数の駆動クロックと、1/2
分周器62から出力される10MHzの周波数の駆動ク
ロックとを2入力とし、CPU39から供給される制御
信号Ti−Contによる切り替え制御によっていずれ
か一方を選択し、CCDセンサ19に対してその駆動ク
ロックとして供給する。
【0039】CPU39は、装置電源の電源投入時に2
0MHzの周波数の駆動クロックを選択し、所定時間が
経過したら10MHzの周波数の駆動クロックを選択す
るようにスイッチ63を切り替え制御する制御信号Ti
−Contをタイミング発生器37に供給する。これに
より、CCDセンサ19に対してタイミング発生器37
から、電源投入時に20MHzの周波数(第2周波数)
の駆動クロックが供給され、所定時間経過後に10MH
zの周波数(第1周波数)の駆動クロックが供給される
ことになる。
【0040】ここで、上記所定時間とは、20MHzの
周波数(第2周波数)の駆動クロックでCCDセンサ1
9を駆動してから、CCDセンサ19の温度が上昇し、
飽和した状態に達するまでに要する時間である。
【0041】なお、本例に係るタイミング発生器37で
は、駆動クロックの第2周波数を第1周波数の2倍に設
定するとしたが、2倍に限定されるものではなく、CC
Dセンサ19の温度が上昇し、飽和した状態に達するま
でに要する時間との兼ね合いから任意に設定可能であ
る。
【0042】上述したように、第2実施形態に係る画像
読取装置においては、電源投入時にCCDセンサ19の
駆動クロックの周波数(駆動周波数)を一時的に上げる
ようにしたことにより、高い周波数の駆動クロックによ
る駆動によって短時間でCCDセンサ19の温度が上昇
して飽和した状態となり、電源投入直後に行われる光学
調整時には、CCDセンサ19が十分に温まった飽和状
態で基準となるチャートの読み取りが行われることにな
るため、画像読み取り時と同じ状態で調整ができる。
【0043】これにより、CCDセンサ19の温度上昇
に伴うCCD基板22の反りに起因してCCDセンサ1
9の光学的位置のずれが発生しても、画像読み取り時と
同じ状態で光学調整が行われているため、CCD基板2
2の反りなどに起因する解像度不良などの不具合を防止
できる。しかも、電源投入直後に光学調整を行えること
から、光学調整に要する時間を短縮できるため、生産性
の向上に大きく寄与できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電源投入時に光電変換手段の電源電圧の電圧値または駆
動クロックの周波数を一時的に上げるようにしたことに
より、短時間で光電変換手段の温度が上昇して飽和した
状態となり、光学調整時には、画像読み取り時と同じ状
態で調整ができるため、光電変換手段の温度上昇に伴う
基板の反りに起因して光電変換手段の光学的位置のずれ
が発生しても、基板の反りに起因する解像度不良の発生
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 デジタル複写機に用いられた本発明に係る画
像読取装置の機構部の構成を示す側面図である。
【図2】 本発明の第1実施形態に係る画像読取装置に
おけるCCDセンサおよびその信号処理系の全体構成を
示すブロック図である。
【図3】 電源部の具体的な構成の一例を示す回路図で
ある。
【図4】 本発明の第2実施形態に係る画像読取装置に
おけるCCDセンサおよびその信号処理系の全体構成を
示すブロック図である。
【図5】 タイミング発生器におけるCCDセンサの駆
動クロック系の概念を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1…画像読取装置、2…自動原稿送り装置、11…プラ
テンガラス、12…読取ガラス、19…CCDセンサ、
22…CCD基板、31R,31G,31B…CDS回
路、32R,32G,32B…アナログ処理回路、33
R,33G,33B…A/Dコンバータ、34…シェー
ディング補正回路、36…発振器、37…タイミング発
生器、39…CPU、41…電源部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 AB04 BB02 BC05 BC09 BC11 BC14 CA06 CA30 CB02 CB03 CB17 5C051 AA01 BA03 DA03 DB01 DB07 DC03 DE21 EA01 FA01 5C072 AA01 BA12 DA23 EA05 FB27 UA02 UA06 XA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読み取る光電変換手段と、 第1電圧値の電源電圧と前記第1電圧値よりも高い第2
    電圧値の電源電圧とを出力可能な電源手段と、 電源投入時に前記光学変換手段に対して前記第2電圧値
    の電源電圧を供給し、所定時間経過後に前記第1電圧値
    の電源電圧を供給するように制御を行う制御手段とを備
    えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像を読み取る光電変換手段と、 第1周波数の駆動クロックと前記第1周波数よりも高い
    第2周波数の駆動クロックとを発生可能なクロック発生
    手段と、 電源投入時に前記光学変換手段に対して前記第2周波数
    の駆動クロックを供給し、所定時間経過後に前記第1周
    波数の駆動クロックを供給するように制御を行う制御手
    段とを備えることを特徴とする画像読取装置。
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