JP4536938B2 - カラー電子黒板 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子黒板のボード面上の画像をラインセンサをもって読み取る電子黒板に関し、特に、RGB光源切替方式により画像をカラーで読み取るカラー電子黒板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ボード面に書いたり貼付した画像等をラインセンサを用いて走査し、プリントアウトしたりデータとして用いる電子黒板がある。この電子黒板に用いるラインセンサとして、例えばファクシミリなどに用いられるラインセンサを転用することでその製造コストを削減できる。その場合、特に大きなボードに対しては複数のラインセンサを主走査方向に直列に並べて1本のラインセンサとして機能させると良い。
【0003】
上記したような電子黒板の制御回路の構成を図4に示す。主走査方向に直列に並べられたラインセンサ21a、21b、21c、21dの各々は、主走査方向に直列に配設された例えば1600個のフォトダイオード等からなる光電変換素子と、これら光電変換素子の出力を順番に出力するための例えばアナログシフトレジスタとを有している。各ラインセンサ21a、21b、21c、21dからのアナログ信号はアナログスイッチ22を介して選択的に(順番に)、アナログ信号をA/D変換し、また画素毎の出力のばらつきを補正(シェーディング補正)するアナログフロントエンド回路23に入力されるようになっている。そして、アナログフロントエンド回路23からの例えば1600×4=6400画素のデジタル出力は、主走査1/4縮小回路24にて1/4程度に間引きされ、主走査ラインメモリ25に記憶され、その後、図示されない処理回路にて画像として処理されるようになっている。
【0004】
ラインセンサ21a、21b、21c、21dは各々読み取りタイミング発生回路26により受光開始時間、蓄積時間及び出力時間が制御されている(各ラインセンサ21a、21b、21c、21dのアナログシフトレジスタ用クロック:CISCLK、各ラインセンサ21a、21b、21c、21dの出力及び受光用トリガ:SI−a、SI−b、SI−c、SI−d)。ここで、一般にこのようなラインセンサは、受光開始用のトリガと受光終了用のトリガと出力開始用のトリガとが共通であり(共にSI−a、SI−b、SI−c、SI−d)、受光終了と共に次の受光を開始し、受光終了した画像の出力を開始するようになっている。出力開始後はCISCLKによるタイミングで画素順に出力される。
【0005】
また、アナログスイッチ22もその入力切り替えタイミングを読み取りタイミング発生回路26により制御されている。更にアナログフロントエンド回路23もその動作タイミング(CLK)を読み取りタイミング発生回路26により制御されている。尚、符号27は白色光源であり、その点灯/消灯のタイミングも読み取りタイミング発生回路26により制御されている。
【0006】
以上のように構成された電子黒板についてその動作を図5のタイムチャートを併せて参照して説明する。
【0007】
まず光源27を点灯させる。画像は信号SI−a、SI−b、SI−c、SI−d(SI信号)をトリガとして所定の蓄積時間T0の間、各ラインセンサ21a、21b、21c、21dに蓄えられ、次のSI信号をトリガとして出力される。具体的には信号SI−aによりラインセンサ21aが蓄積開始し、次の信号SI−aによりアナログシフトレジスタに出力すると共にアナログスイッチ22を介してアナログフロントエンド回路23に時間T1だけかけて出力される(a1)。同様に信号SI−bによりラインセンサ21bが蓄積開始し、次の信号SI−bによりアナログシフトレジスタに出力すると共にアナログスイッチ22を介してアナログフロントエンド回路23に時間T1だけかけて出力される(b1)。ラインセンサ21c、21dも同様である。尚、最初のSI信号をトリガとして出力される信号(a0、b0、c0、d0)は無効とする。
【0008】
ここで、信号SI−aに対して信号SI−bは、アナログフロントエンド回路23にラインセンサ21aから信号が出力されるのにかかる時間T1だけ遅れている。信号SI−cも信号SI−bに対して、信号SI−dも信号SI−cに対して同様に時間T1だけ遅れている。これは、各ラインセンサ21a、21b、21c、21dから順番に信号が出力されることで、これらを1本のラインセンサとみなし、その出力と同様に扱うことができるようにするためである。このSI信号により各ラインセンサ21a、21b、21c、21dの次の電荷の蓄積も開始されることから、蓄積のタイミングも時間T1ずつずれている。
【0009】
蓄積時間T0は例えば出力時間T1の4.5倍に設定されている。従って、ラインセンサ21dからの信号出力(d1)終了から次のラインセンサ21aからの信号出力(a2)まで、即ち、副走査方向の次ラインの出力開始まで時間T2(=T1/2)だけ空いている。アナログスイッチ出力(白黒の場合)では副走査方向にセンサ及び光源全体を移動させつつこの動作を繰り返して全体の白黒画像を得る。
【0010】
一方、電子黒板のボード面上の画像等をカラーで取り込んで使用するカラー電子黒板が注目されている。このようなカラー電子黒板としては、光源をRGB光源としてR光源、G光源、B光源により順番に画像に光を当て、それぞれ単色の場合と同様に画像等を取り込んでこれらを合成する光源切り替え法を用いることが考えられる。
【0011】
上記したような電子黒板を光源切り替え法によりカラー化する場合、機器構成上はその光源をR光源、G光源、B光源のRGB3光源とし、その照射、画像取り込みに関する制御を適正化すれば良い。制御としては、副走査方向に往路でR光源、復路でG光源、2度目の往路でB光源として1往復半したり、各光源で1往復、計3往復して画像を取り込んでも良いが、副走査方向にやや遅くラインセンサ全体を移動させるようにし、照射、画像取り込みタイミングを制御して往路(または復路)のみで読み取りを完了させるのが現実的である。
【0012】
RGB3光源を使用してその照射タイミングを制御する場合のタイムチャートを図5に併記する。
【0013】
このRGB光源切替方式にあっては、まず、各ラインセンサ21a、21b、21c、21dの蓄積が完了するまでR光源を点灯し、その出力a1、b1、c1、d1を得る。次にG光源を点灯し、その各ラインセンサ21a、21b、21c、21dの出力a3、b3、c3、d3を得る。更にB光源を点灯し、その各ラインセンサ21a、21b、21c、21dの出力a5、b5、c5、d5を得る。これらのR光源による出力a1、b1、c1、d1と、G光源による出力a3、b3、c3、d3と、B光源による出力a5、b5、c5、d5とを合成して1ライン分のカラー画像を得る。副走査方向にセンサ及び光源全体を移動させつつこの動作を繰り返して全体のカラー画像を得る。
【0014】
ここで、電荷の蓄積のない最初の出力a0、b0、c0、d0、出力a1、b1、c1、d1と出力a3、b3、c3、d3との間の出力a2、b2、c2、d2、及び出力a3、b3、c3、d3と出力a5、b5、c5、d5との間の出力a4、b4、c4、d4は、各ラインセンサ21a、21b、21c、21dの蓄積中に光源が切り替わっているため、その出力は取り込まず、無効にする。従って、1ライン分のカラー画像を得るために6ライン分の単色の画像を得る作業を行うこととなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上述のRGB光源切替方式を採用した場合、RGB読み取り画像間の白画像読み取り時の出力を揃えるためにカラーバランス調整を行う必要がある。これは単一のラインセンサを使用した場合にはRGB各光源の点灯時間を調整すればよいが、上記したような複数のラインセンサを用いた場合、点灯時間を調整するのみでは、各ラインセンサ21a、21b、21c、21dの蓄積時間がT1ずつずれているので、全体としてバランスがとれない。
【0016】
また、RGB各光源の光量を調整することも考えられるが、別途光量調整手段をRGB各光源毎に設ける必要があり、装置が大型化すると共にコストが高騰する。
【0017】
本発明は、上記したような課題に鑑みなされたものであり、別途RGB光源の光量調整手段を設けることなく、カラーバランス調整を容易に行うことができるカラー電子黒板を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の目的を達成するべく、本発明では、光源と、画像読み取りの主走査方向に直列に並べられた複数のラインセンサを有するセンサユニットと、該センサユニットを副走査方向に走査させる手段とを有し、信号の出力時間分だけ順番にずらして各ラインセンサにて受光開始し、電荷を蓄積し、受光終了と共にその信号を出力するようになっている電子黒板の前記光源をRGB光源とし、主走査方向1ライン毎に前記RGB光源の各光源を切り替えて光源毎にボード面上の画像を読み取り、その信号を合成してカラー画像を得るカラー電子黒板であって、前記各光源を主走査方向1ライン中の最初の前記ラインセンサの受光開始から最後の前記ラインセンサの受光終了までの間に前記信号の出力時間よりも短い1パルス長単位にパルス状に点滅させ、その合計点灯時間が前記各光源毎に設定された点灯時間に等しくなるよう前記各光源の点灯時間を制御する制御手段と、読み取る画像のカラーバランスを取る場合、前記各光源毎に最長点灯時間に於ける各ラインセンサの最大出力値をそれぞれ比較して最小の最大出力値を出力するラインセンサを有した光源色を特定し、この特定された光源色での各ラインセンサのうち最小の最大出力値を出力するラインセンサの出力値を基準値とし、この基準値を出力するラインセンサについて、他の光源色での出力値が前記基準値と等しくなるように前記各光源の前記1パルス長単位あたりの点灯時間を減少させ、前記RGB光源の各光源毎に相対的に異なる点灯時間に設定する設定手段とを備えるものとした。
【0019】
例えば複数のラインセンサを直列に並べて用いた場合の全てのラインセンサの電荷蓄積時間が重なるタイミングで各光源の点灯時間の調節を行えば、調整できる範囲は狭いが、各ラインセンサへの各光源の光の供給時間が均一になる。
【0020】
特に、前記各光源は、主走査方向1ライン中の最初の前記ラインセンサの受光開始から最後の前記ラインセンサの受光終了までの間にパルス状に点滅し、その合計点灯時間が前記各光源毎に設定された点灯時間に等しくなると共に1パルス長が前記信号の出力時間よりも短くなっていることで、例えば最初のラインセンサと最後のラインセンサとの電荷蓄積時間が重ならない場合でも、カラーバランスを取る各ラインセンサへの各光源の光の供給時間が均一になり、調整できる範囲も0%〜100%と広い。
【0021】
また、前記各光源の最長点灯時間に於ける前記各ラインセンサの最大出力値を比較し、その中で最小の出力値を基準として残りの出力値が前記最小の出力値と等しくなるように前記各光源の点灯時間を設定することで、カラーバランスを取るための各光源の点灯時間の設定を容易に行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施形態について添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1に本発明が適用されたカラー電子黒板の制御回路の構成を示す。主走査方向に直列に並べられたラインセンサ1a、1b、1c、1dの各々は、主走査方向に直列に配設された例えば1600個のフォトダイオード等からなる光電変換素子と、これら光電変換素子の出力を順番に出力するための例えばアナログシフトレジスタとを有している。各ラインセンサ1a、1b、1c、1dからのアナログ信号はアナログスイッチ2を介して選択的に(順番に)、アナログ信号をA/D変換し、また画素毎の出力のばらつきを補正(シェーディング補正)するアナログフロントエンド回路3に入力されるようになっている。そして、アナログフロントエンド回路3からの例えば1600×4=6400画素のデジタル出力は、主走査1/4縮小回路4にて1/4程度に間引きされ、主走査ラインメモリ5に記憶され、その後、図示されない処理回路にて画像として処理されるようになっている。
【0024】
ラインセンサ1a、1b、1c、1dは各々読み取りタイミング発生回路6により受光開始時間、蓄積時間及び出力時間が制御されている(各ラインセンサ1a、1b、1c、1dのアナログシフトレジスタ用クロック:CISCLK、各ラインセンサ1a、1b、1c、1dの出力及び受光用トリガ:SI−a、SI−b、SI−c、SI−d)。ここで、一般にこのようなラインセンサは、受光開始用のトリガと受光終了用のトリガと出力開始用のトリガとが共通であり(共にSI−a、SI−b、SI−c、SI−d)、受光終了と共に次の受光を開始し、受光終了した画像の出力を開始するようになっている。出力開始後はCISCLKによるタイミングで画素順に出力される。
【0025】
また、アナログスイッチ2もその入力切り替えタイミングを読み取りタイミング発生回路6により制御されている(CLK)。更にアナログフロントエンド回路3もその動作タイミングを読み取りタイミング発生回路6により制御されている。尚、符号7はRGB光源であり、R光源7a、G光源7b、B光源7cの切り替え及び点灯/消灯のタイミングも読み取りタイミング発生回路6により制御されている。
【0026】
以上のように構成されたカラー電子黒板についてその動作を図2のタイムチャートを併せて参照して説明する。ここで、R光源7a、G光源7b、B光源7cの1ライン読み取り時の点灯時間は後記する設定手順により設定されているものとする。
【0027】
まず、R光源7aについて設定された点灯時間S1及び消灯時間S2の組み合わせを1パルスとしてこのパルスを所定回数Nだけ繰り返すことによりR光源7aを点滅させる。ここで、点灯時間S1×所定回数NがR光源7aの1ライン読み取り時の点灯時間であり、(点灯時間S1+消灯時間S2)×所定回数NがR光源7aによる主走査方向1ライン分の各ラインセンサ1a、1b、1c、1dの合計蓄積時間T3となる。また、点灯時間S1+消灯時間S2、即ち1パルス長は、アナログフロントエンド回路3にラインセンサ1aから信号が出力されるのにかかる時間T1よりも短くなっている。本実施形態にあっては、出力時間T1=2パルス(=(点灯時間S1+消灯時間S2)×2)としている。
【0028】
そして、画像は信号SI−a、SI−b、SI−c、SI−d(SI信号)をトリガとして所定の蓄積時間T0の間、各ラインセンサ1a、1b、1c、1dに蓄えられ、次のSI信号をトリガとして出力される。具体的には信号SI−aによりラインセンサ1aが蓄積開始し、次の信号SI−aによりアナログシフトレジスタに出力すると共にアナログスイッチ2を介してアナログフロントエンド回路3に時間T1だけかけて出力される(a1)。同様に信号SI−bによりラインセンサ1bが蓄積開始し、次の信号SI−bによりアナログシフトレジスタに出力すると共にアナログスイッチ2を介してアナログフロントエンド回路3に時間T1だけかけて出力される(b1)。ラインセンサ1c、1dも同様である(c1、d1)。尚、最初のSI信号をトリガとして出力される信号(a0、b0、c0、d0)は無効とする。
【0029】
ここで、信号SI−aに対して信号SI−bは、アナログフロントエンド回路3にラインセンサ1aから信号が出力されるのにかかる時間T1だけ遅れている。信号SI−cも信号SI−bに対して、信号SI−dも信号SI−cに対して同様に時間T1だけ遅れている。これは、各ラインセンサ1a、1b、1c、1dから順番に信号が出力されることで、これらを1本のラインセンサとみなし、その出力と同様に扱うことができるようにするためである。このSI信号により各ラインセンサ1a、1b、1c、1dの次の電荷の蓄積も開始されることから、蓄積のタイミングも時間T1ずつずれている。従って、各ラインセンサ1a、1b、1c、1dの合計蓄積時間T3=蓄積時間T0(この蓄積時間は各ラインセンサ1a、1b、1c、1d共同じである)+出力時間T1×3となる。また、蓄積時間T0は出力時間T1の4.5倍となっている。従って、ラインセンサ21dからの信号出力(d1)終了から次のラインセンサ21aからの信号出力(a2)まで、即ち、副走査方向の次ラインの出力開始まで時間T1/2だけ空いている。
【0030】
従って、本実施形態の設定にあっては合計蓄積時間T3=出力時間T1×4.5+出力時間T1×3=出力時間T1×7.5となり、上記したように、出力時間T1=2パルスであるから、所定回数N=15となるようにしている。これら蓄積時間T0、出力時間T1は装置構成等により変わるものであり、1パルス長は任意に設定変更可能であるが、、各ラインセンサ1a、1b、1c、1dの条件を均等にする上で、1パルス長を出力時間T1よりも短く設定する必要がある。
【0031】
次にG光源7bについて設定された点灯時間S3及び消灯時間S4の組み合わせを1パルスとしてこのパルスを所定回数Nだけ繰り返すことによりG光源7bを点滅させる。この点灯時間S3及び消灯時間S4からなる1パルスの長さは上記R光源の点灯時間S1及び消灯時間S2からなる1パルスの長さに等しい。ここで、点灯時間S3×所定回数NがG光源7bの1ライン読み取り時の点灯時間である。
【0032】
そして、画像は信号SI−a、SI−b、SI−c、SI−d(SI信号)をトリガとして所定の蓄積時間T0の間、各ラインセンサ1a、1b、1c、1dに蓄えられ、次のSI信号をトリガとして出力される(a3、b3、c3、d3)。尚、G光源7bの点滅開始時に既に各ラインセンサ1a、1b、1c、1dはR光源7aによる電荷の蓄積を開始しているため、その出力信号(a2、b2、c2、d2)は従来技術の欄で説明したように無効とする。
【0033】
次にB光源7cについて設定された点灯時間S5及び消灯時間S6の組み合わせを1パルスとしてこのパルスを所定回数Nだけ繰り返すことによりB光源7cを点滅させる。この点灯時間S5及び消灯時間S6からなる1パルスの長さは上記R光源、G光源の1パルスの長さに等しい。ここで、点灯時間S5×所定回数NがB光源7cの1ライン読み取り時の点灯時間である。
【0034】
そして、画像は信号SI−a、SI−b、SI−c、SI−d(SI信号)をトリガとして所定の蓄積時間T0の間、各ラインセンサ1a、1b、1c、1dに蓄えられ、次のSI信号をトリガとして出力される(a5、b5、c5、d5)。尚、B光源7cの点滅開始時に既に各ラインセンサ1a、1b、1c、1dはG光源7bによる電荷の蓄積を開始しているため、その出力信号(a4、b4、c4、d4)は従来技術の欄で説明したように無効とする。
【0035】
上記R光源による出力a1、b1、c1、d1と、G光源による出力a3、b3、c3、d3と、B光源による出力a5、b5、c5、d5とを合成して1ライン分のカラー画像を得る。副走査方向にセンサ及び光源全体を移動させつつこの動作を繰り返して全体のカラー画像を得る。
【0036】
次に、図3のフローチャートを参照して各光源の点灯時間の設定手順について説明する。これは、RGB各光源を、順番に最大点灯時間として点灯させて各々のラインセンサ1a、1b、1c、1dからの出力値を比較し、各出力値の最も低い光源の出力値を基準として他の光源の点灯時間を設定するものである。
【0037】
具体的には、まず、R光源7a、G光源7b、B光源7cを、順番に最大点灯時間として点滅させずに、即ち消灯時間をなしとして、点灯させてそのラインセンサ1a、1b、1c、1dからの出力値を各々記憶する(ステップ1〜ステップ3)。次に、各出力値のうち最も低い光源がR光源7aである場合、G光源7bを用いたときのラインセンサ1a、1b、1c、1dからの出力値がR光源7aを用いたときのラインセンサ1a、1b、1c、1dからの出力値と等しくなるように、G光源7bをパルス状に点滅させ、その1パルスの点灯時間S3を徐々に減らす、即ち消灯時間S4を徐々に増やして調整し、その点灯時間S3、消灯時間S4を記憶する。同様にB光源7cを用いたときのラインセンサ1a、1b、1c、1dからの出力値がR光源7aを用いたときのラインセンサ1a、1b、1c、1dからの出力値と等しくなるように、B光源7cをパルス状に点滅させ、その1パルスの点灯時間S5を徐々に減らす、即ち消灯時間S6を徐々に増やして調整し、その点灯時間S5、消灯時間S6を記憶する(ステップ4〜ステップ10)。
【0038】
また、各出力値のうち最も低い光源がG光源7bである場合には、R光源7aを用いたときの出力値、及びB光源7cを用いたときの出力値がG光源7bを用いたときの出力値と等しくなるように、R光源7aをパルス状に点滅させ、その1パルスの点灯時間S1を徐々に減らす、即ち消灯時間S2を徐々に増やして調整し、その点灯時間S1、消灯時間S2を記憶する。また、B光源7cをパルス状に点滅させ、その1パルスの点灯時間S5を徐々に減らす、即ち消灯時間S6を徐々に増やして調整し、その点灯時間S5、消灯時間S6を記憶する(ステップ11〜ステップ17)。
【0039】
また、各出力値のうち最も低い光源がB光源7cである場合には、R光源7aを用いたときの出力値、及びB光源7cを用いたときの出力値がG光源7bを用いたときの出力値と等しくなるように、R光源7aをパルス状に点滅させ、その1パルスの点灯時間S1を徐々に減らす、即ち消灯時間S2を徐々に増やして調整し、その点灯時間S1、消灯時間S2を記憶する。また、B光源7cをパルス状に点滅させ、その1パルスの点灯時間S5を徐々に減らす、即ち消灯時間S6を徐々に増やして調整し、その点灯時間S5、消灯時間S6を記憶する(ステップ18〜ステップ23)。
【0040】
上記手順により設定された各RGB各光源の点灯時間及び消灯時間からなるパルスをもって上記走査を行うこととなる。この手順に従えば最小出力値となった光源のみは点滅させないようなっているが、最低限の消灯時間を設定し、全ての光源をパルス状に点滅させるようにしても良い。
【0041】
また、本構成では主走査方向1ライン中の最初のラインセンサの受光開始から最後のラインセンサの受光終了までの間に光源をパルス状に点滅し、その合計点灯時間がその光源に予め設定された点灯時間に等しくなるようにしたが、パルス状とせずとも、例えば各ラインセンサの電荷蓄積時間が重なるタイミング、即ち、図2に於けるラインセンサ1dの出力中に各光源の点灯時間の調節を行っても各ラインセンサへの光の供給時間が均一になる。但し、実際には各ラインセンサの電荷蓄積時間が重なる時間が短いため、その調整範囲は上記構成に比較して狭い。
【0042】
【発明の効果】
上記した説明により明らかなように、本発明によれば、光源と、画像読み取りの主走査方向に直列に並べられた複数のラインセンサを有するセンサユニットと、該センサユニットを副走査方向に走査させる手段とを有し、信号の出力時間分だけ順番にずらして各ラインセンサにて受光開始し、電荷を蓄積し、受光終了と共にその信号を出力するようになっている電子黒板の前記光源をRGB光源とし、主走査方向1ライン毎に前記RGB光源の各光源を切り替えて光源毎にボード面上の画像を読み取り、その信号を合成してカラー画像を得るカラー電子黒板であって、前記各光源を主走査方向1ライン中の最初の前記ラインセンサの受光開始から最後の前記ラインセンサの受光終了までの間に前記信号の出力時間よりも短い1パルス長単位にパルス状に点滅させ、その合計点灯時間が前記各光源毎に設定された点灯時間に等しくなるよう前記各光源の点灯時間を制御する制御手段と、読み取る画像のカラーバランスを取る場合、前記各光源毎に最長点灯時間に於ける各ラインセンサの最大出力値をそれぞれ比較して最小の最大出力値を出力するラインセンサを有した光源色を特定し、この特定された光源色での各ラインセンサのうち最小の最大出力値を出力するラインセンサの出力値を基準値とし、この基準値を出力するラインセンサについて、他の光源色での出力値が前記基準値と等しくなるように前記各光源の前記1パルス長単位あたりの点灯時間を減少させ、前記RGB光源の各光源毎に相対的に異なる点灯時間に設定する設定手段とを備えたことで、例えば複数のラインセンサを直列に並べて用いた場合の全てのラインセンサの電荷蓄積時間が重なるタイミングで各光源の点灯時間の調節を行えば、各ラインセンサへの各光源の光の供給時間が均一になり、別途RGB光源の光量を調整する手段を設けることなくRGBカラーバランス調整を行うことができる。
【0043】
特に、主走査方向1ライン中の最初のラインセンサの受光開始から最後のラインセンサの受光終了までの間にパルス状に各光源を点滅させ、その合計点灯時間が各光源毎に設定された点灯時間に等しくなると共に1パルス長が信号の出力時間よりも短くなっていることで、例えば最初のラインセンサと最後のラインセンサとの電荷蓄積時間が重ならない場合でも、カラーバランスを取る各ラインセンサへの各光源の光の供給時間が均一になり、調整できる範囲も0%〜100%と広い。更にその設定も1パルスの点灯/消灯時間の設定のみであるため容易になる。
【0044】
また、各光源の最長点灯時間に於ける各ラインセンサの最大出力値を比較し、その中で最小の出力値を基準として残りの出力値が上記最小の出力値と等しくなるように各光源の点灯時間を設定することで、カラーバランスを取るための各光源の点灯時間の設定を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたカラー電子黒板の制御回路の構成を示すブロック図。
【図2】本発明が適用されたカラー電子黒板の動作タイミングを示すタイムチャート。
【図3】本発明が適用されたカラー電子黒板のカラーバランスの設定手順を示すフローチャート。
【図4】従来の電子黒板の制御回路の構成を示すブロック図。
【図5】従来の電子黒板の動作タイミングを示すタイムチャート。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d ラインセンサ
2 アナログスイッチ
3 アナログフロントエンド回路
4 主走査1/4縮小回路
5 主走査ラインメモリ
6 読み取りタイミング発生回路
7 RGB光源
7a R光源
7b G光源
7c B光源
21a、21b、21c、21d ラインセンサ
22 アナログスイッチ
23 アナログフロントエンド回路
24 主走査1/4縮小回路
25 主走査ラインメモリ
26 読み取りタイミング発生回路
27 白色光源

Claims (1)

  1. 光源と、画像読み取りの主走査方向に直列に並べられた複数のラインセンサを有するセンサユニットと、該センサユニットを副走査方向に走査させる手段とを有し、信号の出力時間分だけ順番にずらして各ラインセンサにて受光開始し、電荷を蓄積し、受光終了と共にその信号を出力するようになっている電子黒板の前記光源をRGB光源とし、主走査方向1ライン毎に前記RGB光源の各光源を切り替えて光源毎にボード面上の画像を読み取り、その信号を合成してカラー画像を得るカラー電子黒板であって、
    前記各光源を主走査方向1ライン中の最初の前記ラインセンサの受光開始から最後の前記ラインセンサの受光終了までの間に前記信号の出力時間よりも短い1パルス長単位にパルス状に点滅させ、その合計点灯時間が前記各光源毎に設定された点灯時間に等しくなるよう前記各光源の点灯時間を制御する制御手段と、読み取る画像のカラーバランスを取る場合、前記各光源毎に最長点灯時間に於ける各ラインセンサの最大出力値をそれぞれ比較して最小の最大出力値を出力するラインセンサを有した光源色を特定し、この特定された光源色での各ラインセンサのうち最小の最大出力値を出力するラインセンサの出力値を基準値とし、この基準値を出力するラインセンサについて、他の光源色での出力値が前記基準値と等しくなるように前記各光源の前記1パルス長単位あたりの点灯時間を減少させ、前記RGB光源の各光源毎に相対的に異なる点灯時間に設定する設定手段とを備えたことを特徴とするカラー電子黒板。
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