JP4494232B2 - 画像読み取り装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、スキャナー、電子写真複写機等の画像読み取り装置及びその画像読み取り装置を備えた画像形成装置に関し、特にアナログ画像信号の黒オフセットレベル(暗時レベル)の補正に関する。
図1は従来から実施されている画像読み取り装置の概略構成を示す図である。このような画像形成装置は、原稿画像を光電変換素子で読み取って、画像信号をデジタル信号に変換して処理するもので、原稿14を載置するコンタクトガラス1と原稿露光用のキセノンランプ2、第1反射ミラー3とからなる第1キャリッジ6と第2反射ミラー4及び第3反射ミラー5からなる第2キャリッジ7とCCDリニアイメージセンサ9(以後CCD)に結像するためのレンズユニット8と読み取り光学系等による各種の歪みを補正するための白基準板15から構成される。CCD9はセンサボード10に搭載され、ケーブル11によって信号処理基板12と接続されている。これらの各部は筐体13に収納され、白基準板15は筐体の上面に内面から読み取り可能に設置されている。走査時は第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7はステッピングモータによって副走査方向Aに移動する。
図2はCCD9出力からデジタル画像信号を得るまでの信号処理構成を示すブロック図である。まず、CCD9から駆動パルスに同期して画像信号Ve,Voが出力され、コンデンサ16によって交流結合され、黒オフセット補正回路17によって黒オフセットレベルが所定の電位にクランプされる。その後、サンプルホールド回路18によって画像信号Ve,Voをそれぞれサンプルパルスによりサンプリングし、保持することによって画像信号を連続したアナログ信号にした後、増幅回路19において各色信号の奇数、偶数画素の出力を一定レベルに合わせた後、マルチプレクス回路20において奇数、偶数画素の出力をマルチプレクスし、画像信号Vとなる。
画像信号Vは増幅回路21でA/D変換の基準電圧のレベルに増幅され、A/D変換回路22によって8bitのデジタルデータに変換される。こうして得られたデジタル画像信号はシェーディング補正回路部23においてキセノンランプ2で照射された白基準板15の反射光をCCD9で読み取ることにより、所定の濃度のレベルが得られ、CCD9の感度バラツキや照射系の配光ムラを補正され、さらにはγ補正24などのデジタル処理がなされる。なお、黒オフセット補正回路17、サンプルホールド回路18、増幅回路19、マルチプレクス回路20、増幅回路21、及びA/D変換回路22によって画像読み取り処理回路27が構成されている。
CCD9およびその他の回路の駆動に必要な信号は信号処理基板12上の発振器25をもとにタイミング信号発生回路部26で生成され、各回路部に入力される。
従来の画像読み取り装置では図3に示すようにCCD9のアナログ画像信号を交流結合して黒オフセット補正回路17においてアナログ画像信号の黒レベルが所定の電位にクランプされるように制御してきた。この黒オフセット補正回路17では、図4のタイミングチャートに示すように、CCD9の黒基準画素領域(画素は存在するが光学的にマスクされている)でクランプパルスが入力され、基準電位Vcc/2になるようにコンデンサに電荷がチャージされる。
なお、関連する技術としては、例えば特許文献1および2に開示された発明が公知である。特許文献1記載の発明は、省エネルギーモードからの復帰のような状況においてもクランプ電圧が安定するまでの実質的な時間を短縮させるためのもので、特許文献2記載の発明は装置の立ち上がり時間が必要なく、且つ待機状態中の電力消費を抑えるためのものである。
特開2000−069285公報 特開2004−072602公報
しかしながら、前記図3に示したようなCCD9のアナログ画像信号を交流結合してクランプ動作を行う回路構成の場合、交流結合コンデンサ〜クランプ回路間でリーク電流が発生すると、クランプスイッチSWのON抵抗が無視できない大きさの場合には、図5のようにリークの基準となる電位VLとリーク抵抗RLなるものが仮想的に存在して、図6に示すようにON抵抗とリーク抵抗の分圧によって画像信号のオフセット電位がクランプ電位(Vcc/2)とずれてしまう。
このずれは、CCDシフトパルスの1周期をTline、クランプ期間をTclpとすると、
(リーク電流)×Tline×(スイッチのオン抵抗)/Tclp
だけ1.5Vからずれる
後段のサンプルホールド回路18ではクランプ電位(Vcc/2)を基準電位(黒レベル)として処理するので、リーク電流の大きさによっては黒レベルのオフセットズレが無視できなくなる。さらに、後段の増幅回路19においてこのオフセットのズレはさらに増幅される。具体的には暗時の量子化後の画像出力が0digitより大きくなり(もしくは小さくなり)、読み取った画像の濃度が薄く(濃く)なってしまうような異常画像になる。リーク電流の発生原因としては、回路を実装するPWB(Printed Wiring Boad)のパターン間のリーク、交流結合コンデンサのリーク、後段のアナログ処理回路部(通常はIC化)から発生するリークがあげられる。
また、前記特許文献1および2には、前記リークに対応してはおらず、リーク発生時の黒オフセットレベルの補正が適正に行われてはいない。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたもので、その目的は、リーク発生時の黒オフセットレベルの補正を適正に行うことにある。
上記目的を達成するため、第1の手段の画像読み取り装置は、原稿を露光する露光手段と、露光された原稿からの反射光を電気信号に変換する光電変換手段と、前記光電変換素子によって読み取った画像信号を交流結合する結合コンデンサと、前記結合コンデンサのクランプ電位を基準として読み取った画像信号のオフセット電位をラインクランプし、所定のクランプ電位に合わせた後にアナログ的な処理を施すアナログ信号処理手段と、前記アナログ信号処理手段によって処理された画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D変換手段と、前記ラインクランプ動作におけるオン時とオフ時とで前記クランプ電位を切り替える切り替え手段とを備え、前記アナログ信号処理手段は、前記クランプ電位を設定するクランプ回路を備え、前記切り替え手段は、前記クランプ電位について、前記クランプ回路が設定する電位と、前記結合コンデンサ及び当該クランプ回路間のリークに起因する当該クランプ電位の変動分を調整した電位と、により切り替えることを特徴とする。
第2の手段の画像読み取り装置は、第1の手段の装置において、前記切り替え手段は、前記クランプ電位の切り替えを所定タイミングで実行ることを特徴とする。
第3の手段の画像読み取り装置は、原稿を露光する露光手段と、露光された原稿からの反射光を電気信号に変換する光電変換手段と、前記光電変換素子によって読み取った画像信号を交流結合する結合コンデンサと、前記結合コンデンサのクランプ電位を基準として読み取った画像信号のオフセット電位をラインクランプし、所定のクランプ電位に合わせた後にアナログ的な処理を施すアナログ信号処理手段と、前記アナログ信号処理手段によって処理された画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D変換手段と、前記ラインクランプ動作におけるオフ時の前記クランプ電位を外部から調整する調整手段とを備え、前記アナログ信号処理手段は、前記クランプ電位を設定するクランプ回路を備え、前記調整手段は、前記クランプ電位について、前記結合コンデンサ及び前記クランプ回路間のリークに起因する当該クランプ電位の変動分を調整することを特徴とする。
第4の手段の画像読み取り装置は、第3の手段の装置において、前記調整手段前記ラインクランプ動作におけるオフのタイミングで前記クランプ電位として外部から任意の電圧を印加するドライブ回路を備えていることを特徴とする。
第5の手段の画像読み取り装置は、原稿を露光する露光手段と、露光された原稿からの反射光を電気信号に変換する光電変換手段と、前記光電変換素子によって読み取った画像信号を交流結合する結合コンデンサと、前記結合コンデンサのクランプ電位を基準として読み取った画像信号のオフセット電位をラインクランプし、所定のクランプ電位に合わせた後にアナログ的な処理を施すアナログ信号処理手段と、前記アナログ信号処理手段によって処理された画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D変換手段と、前記ラインクランプ動作におけるオン時の前記クランプ電位を外部から調整する調整手段とを備え、前記調整手段は、前記クランプ電位について、前記結合コンデンサ及び前記クランプ回路間のリークに起因する当該クランプ電位の変動分を調整することを特徴とする。
第6の手段の画像読み取り装置は、第5の手段の装置において、前記調整手段、前記ラインクランプ動作におけるオンのタイミングで前記クランプ電位として外部から任意の電圧を印加するドライブ回路を備えていることを特徴とする。
第7の手段の画像読み取り装置は、第3の手段または第5の手段の装置において、前記調整手段は、前記クランプ電位の調整所定のタイミング毎に行ことを特徴とする。
第8の手段は、第1ないし第7のいずれかの手段に係る画像読み取り装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
本発明によれば、ラインクランプ動作におけるオン時とオフ時とでクランプ電位を切り替えるので、リーク発生時の黒オフセットレベルの補正を適正に行うことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
本発明の実施形態に係る画像読み取り装置自体は図1に示したものと同一なので、説明は省略する。
図7は第1の実施形態におけるCCD出力からデジタル画像信号を得るまでの信号処理の構成を示すブロック図である。なお、従来例との差を示す意味で本実施形態ではCCDを符号36で、センサボードを符号37で示す。図7に示した構成では、まず、CCD36から駆動パルスに同期して画像信号Ve,Voが出力され、コンデンサ43によって交流結合される。交流結合後のオフセット電位は、黒オフセット補正回路44によって黒オフセットレベルとして所定の電位にクランプされる。その後、サンプルホールド回路45によって画像信号Ve,Voをそれぞれサンプルパルスによりサンプリングし保持することによって画像信号を連続したアナログ信号にした後、増幅回路46において各色信号の奇数、偶数画素の出力を一定レベルに合わせ、マルチプレクス回路47において奇数、偶数画素の出力をマルチプレクスし、画像信号Vが生成される。なお、黒オフセット補正回路44には図8に示すようなクランプ電位ドライブ回路55が接続され、クランプ電位ドライブ回路55には図示しなしCPUから制御されるDAC56が接続されている。
画像信号Vは増幅回路48でA/D変換の基準電圧のレベルに増幅され、A/D変換回路49によって8bitのデジタルデータに変換される。こうして得られたデジタル画像信号はシェーディング補正回路50においてキセノンランプ29で照射された白基準板15の反射光をCCD36で読み取ることにより、所定の濃度のレベルが得られ、CCD36の感度バラツキや照射系の配光ムラを補正され、さらにはγ補正回路51でガンマ補正などのデジタル処理がなされる。なお、黒オフセット補正回路44、サンプルホールド回路45、増幅回路46、マルチプレクス回路47、増幅回路48、A/D変換回路49、クランプ電位ドライブ回路55及びDAC56によって画像読み取り処理回路54が構成されている。
CCD36およびその他の回路の駆動に必要な信号は信号処理基板39上の発振器52からの出力に基づいてタイミング信号発生回路部53で生成され、各回路部に入力される。
図8は黒オフセット補正回路44の詳細を示すブロック図である。CCD36の黒基準画素領域のタイミングでクランプパルスが入力され、そのH期間にクランプスイッチSW1がONして結合コンデンサ43に電荷がチャージされ、CCD36のアナログ画像信号のオフセット電圧レベルは正常時はVcc/2に合わせられる(図9)。しかしながら、交流結合コンデンサ43〜クランプ回路54間でリーク電流が発生すると、クランプスイッチSW1のON抵抗が無視できないので、リークの基準となる電位VLとリーク抵抗RLなるものが仮想的に存在して、ON抵抗とリーク抵抗の分圧によって画像信号のオフセット電位がクランプ電位(Vcc/2)とずれてしまう。
そこで、いまオフセット電位がクランプ電位(Vcc/2)に対してX[V]ずれていた時、図8のようにクランプパルスのL期間にSW2をONさせて、DAC56から適当な電圧を出力させてクランプドライブ回路55のエミッタフォロワ回路で従来のクランプ電位に印加することによってクランプパルスL期間のクランプ電位をVcc/2+X[V]にする(図10)。
これによって、
有効画素期間の画像信号のオフセットレベル=クランプ電位
となるので、適正なサンプルホールド出力が得られる。
このオフセットのずれを生むリーク電流は、PWB表面の汚れや、ほこり等の影響で、経時で変化する可能性があるので、電源投入毎に外部のCPU制御によって、「有効画素期間の画像信号のオフセットレベル=クランプ電位」となるようにDAC56への設定値を調整するようにする。調整は黒基準画素領域のA/D変換回路の画像データ出力をモニタして、所望の画像データ出力が得られるようにDAC設定値を設定することにより行われる。
なお、図1にも示した本実施形態における画像読み取り装置は、電子写真方式やインクジェット方式などの公知の画像形成手段を備えた装置に対して一体あるいは別体に備えられ、画像形成装置を構成することができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態と同様な図1、図7及び図8のような構成の画像読み取り装置において、黒オフセット補正回路44の構成を図11のような構成とする。この黒オフセット補正回路44では、CCD36の黒基準画素領域のタイミングでクランプパルスが入力され、そのH期間にSW1がONして結合コンデンサ43に電荷がチャージされ、CCD36のアナログ画像信号のオフセット電圧レベルは正常時はVcc/2に合わせられる(図10)。しかしながら、交流結合コンデンサ〜クランプ回路間55でリーク電流が発生すると、SW1のON抵抗が無視できないので、リークの基準となる電位VLとリーク抵抗RLなるものが仮想的に存在して、ON抵抗とリーク抵抗の分圧によって画像信号のオフセット電位がクランプ電位(Vcc/2)とずれてしまう。そこで、いまオフセット電位がクランプ電位(Vcc/2)に対してX[V]ずれてしまう時、図8のようにクランプパルスのH期間にSW2もONさせて、DAC56から適当な電圧を出力させ、クランプ電位ドライブ回路55のエミッタフォロワ回路で従来のクランプ電位に印加することによってクランプパルスH期間のクランプ電位を
Vcc/2−X[V]
とする(図11)。これによって、
有効画素期間の画像信号のオフセットレベル=クランプ電位
となるので、適正なサンプルホールド出力が得られる。
このオフセットのずれを生むリーク電流は、第1の実施形態と同様にPWB表面の汚れや、ほこり等の影響で、経時で変化する可能性があるので、電源投入毎に外部のCPU制御によって、「有効画素期間の画像信号のオフセットレベル=クランプ電位」となるようにDACへの設定値を調整するようにする。
調整は黒基準画素領域のA/D変換回路の画像データ出力をモニタして、所望の画像データ出力が得られるようにDAC設定値を調整すればよい。
その他、特に説明しない各部は前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
以上のように前記第1または第2の実施形態によれば、
1)交流結合後の信号ラインのリーク電流による黒オフセットレベルのクランプ電位とのズレ量を補うように外部からクランプ電位を制御することによって、リーク発生時の黒オフセットレベルの補正を適正に行うことができる。
2)交流結合後の信号ラインのリーク電流による黒オフセットレベルのクランプ電位とのズレ量をラインクランプオフの期間のクランプ電位をラインクランプオン時と変えることによって、リーク発生時の黒オフセットレベルの補正を適正に行うことができる。
3)交流結合後の信号ラインのリーク電流による黒オフセットレベルのクランプ電位とのズレ量をラインクランプオンの期間のクランプ電位をラインクランプオフ時と変えることによって、リーク発生時の黒オフセットレベルの補正を適正に行うことができる。
4)交流結合後の信号ラインのリーク電流による、黒オフセットレベルのクランプ電位とのズレに対して、外部に電圧を任意に変えることができるドライブ回路を有して、ラインクランプオフの期間のクランプ電位を画像信号のオフセット電位と等しくなるように調整可能とすることによって、リーク発生時の黒オフセットレベルの補正を適正に行うことができる。
5)交流結合後の信号ラインのリーク電流による、黒オフセットレベルのクランプ電位とのズレに対して、外部に電圧を任意に変えることができるドライブ回路を有して、ラインクランプオンの期間のクランプ電位を調整可能とすることによって、画像信号のオフセット電位とラインクランプオフ時のクランプ電位を等しくでき、リーク発生時の黒オフセットレベルの補正を適正に行うことができる。
6)電源投入毎等の、適当なタイミング毎に「ラインクランプオフ期間のクランプ電位=アナログ画像信号のオフセット電位」となるような調整を行うことによって、常に適正な黒オフセットレベル補正を行うことができる。
という効果を奏する。
従来から実施されている画像読み取り装置の概略構成を示す図である。 図1におけるCCD出力からデジタル画像信号を得るまでの信号処理構成を示すブロック図である。 従来から実施されているCCDのアナログ画像信号を交流結合する黒オフセット補正回路の構成を示す図である。 図3の黒オフセット補正回路におけるタイミングチャートである。 従来から実施されているCCDのアナログ画像信号を交流結合する黒オフセット補正回路の問題点を説明するための図である。 図5における画像信号のオフセット電位がクランプ電位(Vcc/2)との関係を示すタイミングチャートである。 図1におけるCCD出力からデジタル画像信号を得るまでの第1の実施形態における信号処理構成を示すブロック図である。 図7における黒オフセット補正回路の詳細を示すブロック図である。 図8の黒オフセット補正回路の正常時の状態を示すタイミングチャートである。 オフセット電位がクランプ電位に対してずれた場合に補正したときの状態を示すタイミングチャートである。 第2の実施形態においてオフセット電位がクランプ電位に対してずれた場合に補正したときの状態を示すタイミングチャートである。
符号の説明
15 白基準板
36 CCD
43 コンデンサ
44 黒オフセット回路
45 サンプルホールド回路
46,48 増幅回路
47 マルチプレクス回路
49 A/D変換回路
50 シェーディング補正回路
51 ガンマ補正回路
52 発信器
53 タイミング信号発生回路
55 クランプ電位ドライブ回路
56 DAC
SW1,SW2 クランプスイッチ

Claims (8)

  1. 原稿を露光する露光手段と、
    露光された原稿からの反射光を電気信号に変換する光電変換手段と、
    前記光電変換素子によって読み取った画像信号を交流結合する結合コンデンサと、
    前記結合コンデンサのクランプ電位を基準として読み取った画像信号のオフセット電位をラインクランプし、所定のクランプ電位に合わせた後にアナログ的な処理を施すアナログ信号処理手段と、
    前記アナログ信号処理手段によって処理された画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D変換手段と、
    前記ラインクランプ動作におけるオン時とオフ時とで前記クランプ電位を切り替える切り替え手段と、を備え
    前記アナログ信号処理手段は、前記クランプ電位を設定するクランプ回路を備え、
    前記切り替え手段は、前記クランプ電位について、前記クランプ回路が設定する電位と、前記結合コンデンサ及び当該クランプ回路間のリークに起因する当該クランプ電位の変動分を調整した電位と、により切り替える
    ことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 前記切り替え手段は、前記クランプ電位の切り替えを所定タイミングで実行ることを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 原稿を露光する露光手段と、
    露光された原稿からの反射光を電気信号に変換する光電変換手段と、
    前記光電変換素子によって読み取った画像信号を交流結合する結合コンデンサと、
    前記結合コンデンサのクランプ電位を基準として読み取った画像信号のオフセット電位をラインクランプし、所定のクランプ電位に合わせた後にアナログ的な処理を施すアナログ信号処理手段と、
    前記アナログ信号処理手段によって処理された画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D変換手段と、
    前記ラインクランプ動作におけるオフ時の前記クランプ電位を外部から調整する調整手段と、を備え
    前記アナログ信号処理手段は、前記クランプ電位を設定するクランプ回路を備え、
    前記調整手段は、前記クランプ電位について、前記結合コンデンサ及び前記クランプ回路間のリークに起因する当該クランプ電位の変動分を調整する
    ことを特徴とする画像読み取り装置。
  4. 記調整手段前記ラインクランプ動作におけるオフのタイミングで前記クランプ電位として外部から任意の電圧を印加するドライブ回路を備えていることを特徴とする請求項3記載の画像読み取り装置。
  5. 原稿を露光する露光手段と、
    露光された原稿からの反射光を電気信号に変換する光電変換手段と、
    前記光電変換素子によって読み取った画像信号を交流結合する結合コンデンサと、
    前記結合コンデンサのクランプ電位を基準として読み取った画像信号のオフセット電位をラインクランプし、所定のクランプ電位に合わせた後にアナログ的な処理を施すアナログ信号処理手段と、
    前記アナログ信号処理手段によって処理された画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D変換手段と、
    前記ラインクランプ動作におけるオン時の前記クランプ電位を外部から調整する調整手段と、を備え
    前記調整手段は、前記クランプ電位について、前記結合コンデンサ及び前記クランプ回路間のリークに起因する当該クランプ電位の変動分を調整する
    ことを特徴とする画像読み取り装置。
  6. 記調整手段、前記ラインクランプ動作におけるオンのタイミングで前記クランプ電位として外部から任意の電圧を印加するドライブ回路を備えていることを特徴とする請求項5記載の画像読み取り装置。
  7. 前記調整手段は、前記クランプ電位の調整所定のタイミング毎に行ことを特徴とする請求項3または5記載の画像読み取り装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像読み取り装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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