JP2005006104A - 画像読取装置及び画像読取方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】各光電変換素子毎にアナログ回路およびA/D変換器を設けることなく各光電変換素子の感度のバラツキを補償することができるとともに、メモリ容量を大きくすることなく効率的に高解像度の画像を得ることができる小型で安価な画像読取装置および画像読取方法の提供を目的としている。
【解決手段】本発明の画像読取装置は、原稿の画像を複数の領域に分割して個別に読み取る複数のCCD10a,10bと、CCD10a,10bの駆動を制御する制御手段20とを備え、制御手段20は、CCD10a,10bの電荷蓄積時間を個別に制御することにより、各CCD10a,10bから出力される電気信号のレベルを略均一にする。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿画像を複数の光電変換素子によって読み取る画像読取装置および画像読取方法に係り、特に、原稿の画像を複数の領域に分割して複数の光電変換素子により個別に読み取る画像読取装置および画像読取方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、原稿画像を光電変換素子としての複数のCCDによって読み取る場合、特に、広い範囲の画像を高解像度で読み取るために、原稿画像を複数の領域に分割して複数の光電変換素子により個別に読み取る場合には、CCDの駆動を制御する制御部から、CCDから出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器までの回路を、各CCD毎に設ける必要がある。
【0003】
そして、各CCD毎に設けられた前記回路からのデジタル信号データを全てメモリに一旦保存してデジタル処理することにより、前記原稿に対応する1つの画像データを形成する。
【0004】
また、各CCDの出力側に設けられたアンプのゲイン(増幅率)を個々に調整することにより、CCDからの出力信号を最適のレベルでA/D変換器に入力する。
【0005】
このように、各CCD毎にアナログ回路やA/D変換器を設ける理由は、各CCDの感度にバラツキがあり、CCD毎に出力レベルが異なるためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、広い範囲を高解像度で読み取るために、CCDの個数が増えることは避けられないが、CCD毎にアナログ回路やA/D変換器を設けると、CCDの個数に比例して回路の規模も大きくなるため、装置が大型化し、製造コストも増大することになる。
【0007】
また、1つの原稿画像を複数のCCDによって分割して読み取る場合、各CCDからの出力データには、互いに画像の位置が重複する部分が存在するため、各CCDからの出力データをそのまま全てメモリに保存すると、多くのメモリ容量が必要となってしまう。
【0008】
また、各CCDの出力側に設けられたアンプのゲイン(増幅率)を個々に調整すると、制御が複雑化する。これを避けるために、全てのCCDの出力を1つのアンプで増幅して1つのA/D変換器でデジタル化する場合、一番感度の高いCCDの出力に合わせてゲインを調整すると、感度の低いCCDの出力を十分に増幅できず、良好な解像度の画像を得ることができない。一方、低い感度のCCDに合わせてゲインを調整すると、感度が高いCCDの信号が飽和してしまう。
【0009】
本発明は、前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、各光電変換素子毎にアナログ回路およびA/D変換器を設けることなく各光電変換素子の感度のバラツキを補償することができるとともに、メモリ容量を大きくすることなく効率的に高解像度の画像を得ることができる小型で安価な画像読取装置および画像読取方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の画像読取装置は、原稿を照明する光源と、前記原稿からの反射光の光量に対応する電荷を蓄積してこれを電気信号として出力する複数の光電変換手段と、前記光電変換手段の駆動を制御する制御手段とを備え、前記複数の光電変換手段は、前記原稿の画像を複数の領域に分割して個別に読み取り、前記制御手段は、前記各光電変換手段の電荷蓄積時間を個別に制御することにより、各光電変換手段から出力される電気信号のレベルを略均一にすることを特徴とする。
したがって、上記構成によれば、各光電変換手段毎にアナログ回路およびA/D変換手段を設ける必要がなく、その分、従来よりも装置を小型化して、製造コストを低減することができる。
【0011】
上記構成において、前記制御手段は、前記各光電変換手段からの電気信号の出力を個別に制御することが好ましい。特に、前記制御手段は、前記各光電変換手段から順次に電気信号を出力させることが好ましい。
【0012】
一般に、複数の光電変換手段が同時に画像出力信号を出力すると、1つの回路で処理することが困難になるが、上記構成のように、各光電変換手段からの電気信号を順次に出力させる(光電変換手段毎に画像出力のタイミングをずらす)ようにすれば、メモリ容量を大きくすることなく効率的に高解像度の画像を得ることができる。
【0013】
また、本発明の画像読取装置は、前記光電変換手段から出力されるアナログ形式の電気信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、前記各光電変換手段から出力される電気信号を選択的に前記A/D変換手段に出力させる出力選択手段とを更に備えていることが好ましい。この場合、前記制御手段は、前記出力選択手段を制御することにより、前記各光電変換手段から出力される電気信号を前記A/D変換手段に順次に出力させることが好ましい。
【0014】
1つの原稿画像を複数の光電変換手段によって分割して読み取る場合、各光電変換手段からの出力データには、互いに画像の位置が重複する部分が存在するが、上記構成のように、各光電変換手段からの出力信号を選択してA/D変換手段に出力させるようにすれば、各光電変換手段からの出力信号を、重複画像が無いあたかも1つの光電変換手段からの連続画素信号として、A/D変換手段に出力することができる。そのため、メモリ容量を大きくすることなく効率的に高解像度の画像を得ることができるとともに、各光電変換手段毎に増幅率を個別に調整する必要がなくなり、制御が簡略化される。
【0015】
なお、本発明では、上記特徴を有する画像読取方法も提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
【0017】
図1および図2は、本発明の一実施形態に係る画像読取装置1の主要部を概略的に示している。この画像読取装置1は、いわゆる2キャリッジ方式のものであり、光源2および第1のミラー4を有する第1のキャリッジ6と、第1のキャリッジ6からの反射光を固定の集光レンズ8を介してCCDイメージセンサ等の光電変換素子(光電変換手段)10に送るための第2のキャリッジ12とによって構成される光学読取部を備えている。
【0018】
このように、光学読取部が2つのキャリッジ6,12によって構成されていると、光学読取部がプラテンガラス9の下側を移動しつつプラテンガラス9上に載置された原稿を走査して読み取る際、変化する原稿の読取位置と光電変換素子10との間の光路を一定の距離に維持して焦点深度を一定値に維持することができ、より精緻な画像データを得ることができる。なお、図中、参照符号20はプラテンガラス9を支持するフレームである。
【0019】
また、このような2つのキャリッジ6,12を動作させる駆動機構は、第1のキャリッジ6および第2のキャリッジ12を移動可能に支持して案内する図示しないスライドレールと、このスライドレールに沿ってキャリッジ6,12を移動させる図示しないキャリッジ移動用モータと、キャリッジ6,12に連結され且つ前記キャリッジ移動用モータの駆動力をキャリッジ6,12に伝えるワイヤ(図示せず)とによって主に構成されている。そして、図示しない制御手段によって前記キャリッジ移動用モータが正回転または逆回転されると、前記ワイヤを介して第1および第2のキャリッジ6,12が往復動される。
【0020】
光電変換素子10は複数のCCDイメージセンサ(以下、単にCCDという)から成る。特に、本実施形態において、光電変換素子10は、原稿の上下もしくは左右といった、原稿の略半分の画像がそれぞれ結像される2つのCCD10a,10bから成る。CCD10a,10bは、入射された光の光量に対応する電荷を所定時間だけ感光部で蓄積し、その蓄積した信号電荷をCCDアナログシフトレジスタで転送部に転送してアナログ電圧に置き換え、それを出力部で出力するものである。
【0021】
図3には、CCD10a,10bを介して原稿の画像情報を読み取って処理する処理回路が示されている。一般に、CCD10a,10bは、その感度が異なり、したがって、その出力レベルが異なる。そのため、図示のように、CCD10a,10bは、互いに略同一の出力レベルを得るため、CCD10a,10bに後述する各種の駆動制御信号を送信することを主機能とする制御信号発生回路20に電気的に接続されている。また、CCD10a,10bの出力部は、出力選択回路(出力選択手段)25を介して、増幅器およびA/D変換器(A/D変換手段)を有するアナログ処理回路30に電気的に接続されており、アナログ処理回路30は、CCD10a,10bからのアナログ形式の出力信号を増幅してデジタル信号に変換するとともに、そのデジタル信号を画像処理回路40へと送信するようになっている。
【0022】
図4には、図3に示された処理回路の電気的な接続形態が示されている。図示のように、制御信号発生回路20は、CCD10a,10bの感光部に蓄積された信号電荷(光電子)の転送を制御するシフトパルス信号SHが出力される出力端子SHと、CCD10a,10bの転送電極φ1,φ2に対する電圧印加を制御する転送パルス信号が出力される出力端子φ1,φ2と、リセットパルス信号が出力される出力端子RSと、補償出力信号が出力される出力端子DOSとを有している。また、制御信号発生回路20は、一方の第1のCCD10aの感光部での電荷蓄積時間(以下、単に積分時間という)を制御する後述する積分時間信号TINT1が出力される出力端子TINT1と、他方の第2のCCD10bの感光部での積分時間を制御する後述する積分時間信号TINT2が出力される出力端子TINT2と、第1のCCD10aからの出力信号OS1の出力開始タイミングを制御する後述する出力タイミング信号SSが出力される出力端子SS1と、第2のCCD10bからの出力信号OS2の出力開始タイミングを制御する後述する出力タイミング信号SS2が出力される出力端子SS2と、CCD10a,10bからの出力信号OS1,OS2の有効性を制御する後述する有効制御信号OSS1,OSS2が出力される出力端子OSSとを有している。
【0023】
一方、各CCD10a,10bは、前記シフトパルス信号SH、前記各転送パルス信号、前記リセットパルス信号、前記補償出力信号、前記積分時間信号TINT1,TINT2、出力タイミング信号SS1,SS2がそれぞれ入力される各入力端子SH,φ1,φ2,RS,DOS,TINT,SSを有するととともに、出力信号OS1,OS2が出力される出力端子OSを有している。なお、各CCD10a,10bの出力端子OSは、アナログ処理回路30の入力端子に接続され、また、制御信号発生回路20の出力端子OSSは、出力選択回路25のプローブ端子に接続されている。この場合、出力選択回路25は、例えば第2のCCD10bにインバータを挿入することによって形成されており、制御信号発生回路20の出力端子OSSから出力される有効制御信号OSS1,OSS2により、各CCD10a,10bの出力端子OSから出力される出力信号OS1,OS2のいずれか一方を選択的にアナログ処理回路30へ出力するようになっている。
【0024】
図5には、制御信号発生回路20の要部の構成例が示されている。図示のように、制御信号発生回路20は、出力レベルが最も低いCCDを検出する検知手段としての検出部21と、検出部21で得られた検出結果に基づいて各CCD10a,10bの積分時間を演算する演算手段としての積分時間演算部22と、各CCD10a,10bおよび出力選択回路25に対して所定のタイミングで前述した各種の駆動制御信号を出力して各CCD10a,10bおよび出力選択回路25を駆動するドライバ25と、積分時間演算部22によって演算された積分時間に基づいて、ドライバ25からの信号出力を制御するとともに、アナログ処理回路30の増幅器のゲイン(増幅率)を演算して設定する制御手段としての制御部23とを有している。なお、制御部23には、カウンタ24が電気的に接続されている。
【0025】
次に、上記構成の画像読取装置2の動作について説明する。
【0026】
まず、図6および図7を参照しながら、各CCD10a,10bの積分時間を演算して設定する場合について説明する。CCD10a,10bの出力レベルはその積分時間によって変化する(積分時間が長くなれば、それだけ、出力レベルも大きくなる)ため、CCD10a,10b間で出力レベルを均一にするには、出力レベルの低いCCDの積分時間を長くし、出力レベルの高いCCDの積分時間を短くすれば良い。そのため、積分時間を設定する場合には、まず、いずれのCCDの出力レベルが低いかを判断する必要がある。具体的には、まず、例えば通常の原稿読取手順にしたがって、同一の白画像を各CCD10a,10bによって読み取り(図6のステップS1)、出力レベルが低いCCDを検出部21により検出する(図6のステップS2)。なお、以下では、第1のCCD10aの出力レベルが第2のCCD10bの出力レベルよりも低かったものとして説明する。
【0027】
検出部21により第1のCCD10aの出力レベルが低いことが検知されると、積分時間演算部22(図5参照)は、第1のCCD10aの出力レベルに合わせて各CCD10a,10bの積分時間を演算する(図6のステップS3)。具体的には、例えば、システムの1ライン分の読取時間であるシフトパルス信号SHの周期を第1のCCD10aの積分時間T1に設定するとともに、第2のCCD10bの出力レベルに対する第1のCCD10aの出力レベルの割合にシフトパルス信号SHの周期を乗じた時間を第2のCCD10bの積分時間T2に設定する(T2=(SHの周期)×(第1のCCDの出力レベル)/(第2のCCDの出力レベル))。
【0028】
このようにして、各CCD10a,10bの積分時間が設定される(図6のステップS4)と、制御部23は、これらの積分時間T1,T2に基づいてドライバ25からの信号出力を制御するとともに、増幅器のゲインを演算・設定(図6のステップS5)してアナログ処理回路30に出力する。これにより、ドライバ25は、各CCD10a,10bに対し、対応する積分時間T1,T2を指示する積分時間信号TINT1,TINT2を出力するとともに、後述するように各種の駆動制御信号をCCD10a,10bおよび出力選択回路25に出力して、CCD10a,10bおよび出力選択回路25を駆動させる。また、アナログ処理回路30は、制御部23によって設定された増幅率に基づいて、CCD10a,10bから出力されたアナログ形式の出力信号OS1、OS2を増幅してデジタル信号に変換するとともに、画像処理回路40に出力する。
【0029】
図7は、ドライバ25から各CCD10a,10bへ出力される積分時間信号TINT1,TINT2の出力波形を示している。図示のように、出力レベルが低い第1のCCD10aの積分時間T1は、システムの1ライン分の読取時間であるシフトパルス信号SHの周期と一致され、また、第1のCCD10aよりも出力レベルが高い第2のCCD10bの積分時間T2は、その出力レベルが第1のCCD10aのそれと略同じになるように、積分時間T1よりも短く設定されている。なお、本実施形態では、積分時間信号TINT1,TINT2がHiの時に信号電荷がCCD10a,10bの感光部に蓄積される。また、シフトパルス信号SHがLowに切り替わった時点で、蓄積された信号電荷が転送され始める。
【0030】
なお、以上のような積分時間の設定は、画像読取装置1の製造段階で行なわれても良い。その場合、検出部21および積分時間演算部22は、例えば製造段階で使用される別個の検出装置(図示せず)に設けられ、その検出情報が例えば制御部23に記憶される。
【0031】
次に、図8および図9を参照しながら、以上の積分時間設定に基づいてCCD10a,10bにより原稿画像を読み取る場合について説明する。
【0032】
まず、画像読取装置1のスタートボタンが押される(ONされる)と、プラテンガラス9上の原稿に対して光源2から光が照射される。そして、第1および第2のキャリッジ6,12を介して反射された原稿からの反射光のうち、原稿の略半分の画像情報に関する反射光が、集光レンズ8を介して第1のCCD10aに入射され、一方、原稿の残る略半分の画像情報に関する反射光が、集光レンズ8を介して第2のCCD10bに入射される。この時、各CCD10a,10bは、これらの入射光から、図8および図9に示される駆動制御信号に基づいて駆動されることにより、原稿画像を正確に読み取って良好に再現する。なお、図8には、制御信号発生回路20のドライバ25から各CCD10a,10bおよび出力選択回路25に出力される各種の駆動制御信号の1ライン分の出力波形が、信号タイミングチャートとして示されている。また、図9には、図8の信号タイミングチャートに沿った信号データ読み取りの流れがフローチャートとして示されている。
【0033】
前記スタートボタンのON作動に伴って例えば所定のデータ読取開始信号が制御信号発生回路20に入力される(図9のステップS10)と、制御信号発生回路20の制御部23は、ドライバ25を介して、前述した各種の駆動制御信号SH,TINT1,TINT2,SS1,SS2,OSS1,OSS2を図8に示される所定のタイミングでCCD10a,10bおよび出力選択回路25に与える。ここで、シフトパルス信号SHは各CCD10a,10bに共通のものであり、積分時間信号TINT1,TINT2、出力タイミング信号SS1,SS2、有効制御信号OSS1,OSS2は各CCD10a,10bに固有のものである。また、図8には示されていないが、転送パルス信号φ1,φ2、リセットパルス信号RS、補償出力信号DOSは、各CCD10a,10bに共通の信号として、ドライバ25から出力される。
【0034】
ここで、図8および図9に基づいて、1ライン分の読取動作を説明すると、まず、所定の時間t1でシフトパルス信号SHがLowに切り替わった時点で、出力レベルが低い第1のCCD10a側では、積分時間信号TINT1、出力タイミング信号SS1、有効制御信号OSS1もLowに切り替わる。そのため、第1のCCD10aの感光部に蓄積されていた信号電荷の転送が開始されるとともに、第1のCCD10aの出力部(出力端子OS)から出力信号OS1が出力され、この出力信号OS1が有効な信号として出力選択回路25からアナログ処理回路30へと出力される(図9のステップS11)。そして、出力信号OS1は、有効制御信号OSS1が時間t6でHiに切り替わるまでの間、有効な信号として、アナログ処理回路30へと出力され続ける。
【0035】
一方、出力レベルが高い第2のCCD10b側では、シフトパルス信号SHがLowに切り替わった時点で、積分時間信号TINT2のみがLowに切り替わり、出力タイミング信号SS2および有効制御信号OSS2はHiのままである。したがって、第2のCCD10bの感光部に蓄積されていた信号電荷は、感光部から出力部へと転送が開始されるが、第2のCCD10bの出力部からは出力信号OS2が出力されない。また、出力信号OS2が有効な信号として出力選択回路25からアナログ処理回路30へと出力されることもない。
【0036】
このように、出力タイミング信号SS1,SS2は、Lowに切り替わることで、CCD10a,10bの出力部から出力信号OS1,OS2を出力させる(出力を開始させる)駆動制御信号として機能する。また、有効制御信号OSS1,OSS2は、互いにHi/Lowが正反対の波形として制御信号発生回路20(ドライバ25)から出力され、Lowの時にCCD10a,10bの出力信号OS1,OS2を有効なものとしてアナログ処理回路30へと出力し、Hiの時にCCD10a,10bの出力信号OS1,OS2を有効でないとしてアナログ処理回路30へと出力させない駆動制御信号として機能する。特に、第2のCCD10bにインバータを挿入することによって出力選択回路25が形成されている本実施形態の場合には、制御信号発生回路20から出力される共通のOSS信号がLowの時に、第1のCCD10aの出力信号OS1がアナログ処理回路30に送られ、Hiの時に第2のCCD10bの出力信号OS2がアナログ処理回路30へ送られる。すなわち、CCD10a,10bからの出力信号OS1,OS2は、有効制御信号OSS(OSS1,OSS2)により、有効なアクティブ状態と無効なハイインピーダンス状態とに切り替えられ、アクティブ状態でアナログ処理回路30へと送られ、ハイインピーダンス状態でアナログ処理回路30へと送られないようになっている。なお、図8の出力信号OS1,OS2の波形には、ハイインピーダンス状態が斜線で示されている。
【0037】
続いて、所定の時間t2でシフトパルス信号SHおよび積分時間信号TINT1,TINT2がLowからHiに切り替わると、各CCD10a,10bは、前述した信号電荷の転送を行ないつつ、次のライン分として、その対応する積分時間T1,T2だけ、入射された光の光量に対応する電荷を感光部で新たに蓄積し始める。また、この時(時間t2)、カウンタ24がクリアされ(図9のステップS12)、出力タイミング信号SS1もHiに切り替わる。
【0038】
時間t2でカウンタ24がクリアされると、その時点から、出力信号OS1が1画素分だけ読み取られる度に、カウンタ24の数値が1だけインクリメントされる(図9のステップS13およびステップS14)。そして、出力信号OS1がダミー信号xから有効画素信号yに切り替わる時間t3で、カウンタ24が再びクリアされる(図9のステップS15)。すなわち、本実施形態では、カウンタ24の数値によって、第1のCCD10aからの出力信号OS1が1画素目の有効画素信号に達したか否かが検出される。なお、図8および図9のステップS13に示される符号Aは、時間t2から時間t3までにインクリメントされるカウンタ24の設定値である。
【0039】
続いて、第1のCCD10aからの出力信号OS1が1画素目の有効画素信号に達した時間t3から、原稿画像データの読み込みが開始される(図9のステップS16)。そして、この時点から再び、出力信号OS1が1画素分だけ読み取られる度に、カウンタ24の数値が1だけインクリメントされる(図9のステップS17〜ステップS20)。そして、カウンタ24の数値が所定の設定値Bに達する時間t4で、第2のCCD10b側の出力タイミング信号SS2がLowに切り替わる(図9のステップS21)。そのため、第2のCCD10bの出力部から出力信号OS2が出力される。しかしながら、有効制御信号OSS2はHiのままであるため、出力信号OS2が有効な信号として出力選択回路25からアナログ処理回路30へと出力されることはない。なお、出力タイミング信号SS2は時間t5でHiに切り替わる。
【0040】
その後、カウンタ24の数値が所定の設定値Cに達する時間t6では、第1のCCD10a側の有効制御信号OSS1がHiに切り替わるとともに、第2のCCD10b側の有効制御信号OSS2がLowに切り替わる。すなわち、有効制御信号OSSが互いに反転される(図9のステップS22)。そのため、第2のCCD10bの出力信号OS2が有効な信号として出力選択回路25からアナログ処理回路30へと出力され始め、第1のCCD10aの出力信号OS1が出力選択回路25からアナログ処理回路30へと出力されなくなる(アナログ処理回路30に出力される出力信号がOS1からOS2へと切り替わる)。そして、カウンタ24の数値が所定の設定値Dに達する時間t7で、出力信号OS2が有効画素信号の最終画素目に達し、1ライン分の読取動作が終了する(図9のステップS23)。
【0041】
なお、以上のタイミングチャートにおいて、時間t6は、各CCD10a,10bによって読み取られるべき原稿の略半分の画像同士が切り替わる時間であり、時間t5から時間t6までの間における第2のCCD10bの出力信号OS2には、ダミー信号xと、切り替わり画素までの有効画素信号yとが含まれている。
【0042】
また、1ライン分の読取動作が終了しても、カウンタ24の数値のインクリメントは続行されており(図9のステップS24およびステップS25)、カウンタ24の数値が所定の設定値Eに達した時間t9で、1ライン分の全動作が終了する(図9のステップS26)とともに、各駆動制御信号の波形が時間t1と同じ状態に切り替わる。
【0043】
なお、第1のCCD10aよりも出力レベルが高い第2のCCD10b側の積分時間信号TINT2は、出力レベルを第1のCCD10aと略同一にするため、第1のCCD10a側の積分時間信号TINT1がLowに切り替えられる前、すなわち、時間7と時間t9との間の時間t8で、Lowに切り替えられ、時間t2と同じ波形状態となる時間10までLowのまま維持される。すなわち、この間、第2のCCD10bの感光部には信号電荷が蓄積されない。
【0044】
以上説明したように、本実施形態の画像読取装置1は、各CCD10a,10bの積分時間T1,T2を個別に制御(設定)することにより、各CCD10a,10bから出力される出力信号(電気信号)OS1,OS2のレベルを略均一にしている。そのため、各CCD10a,10b毎にアナログ回路およびA/D変換器を設ける必要がなく(実際に、本実施形態では、2つのCCD10a,10bに対して1つのアナログ処理回路(A/D変換器)30で済む)、その分、従来よりも装置を小型化して、製造コストを低減することができる。
【0045】
また、本実施形態の画像読取装置1は、各CCD10a,10bからの電気信号の出力を個別に制御している。具体的には、各CCD10a,10bから順次に電気信号を出力させるようにしている。一般に、複数のCCDが同時に画像出力信号を出力すると、1つの回路で処理することが困難になるが、本実施形態のように、各CCD10a,10bからの電気信号を順次に出力させる(CCD毎に画像出力のタイミングをずらす)ようにすれば、メモリ容量を大きくすることなく効率的に高解像度の画像を得ることができる。なお、別の解決方法として、シフトパルス信号SHのタイミングをCCD毎に遅らせていく方法もあるが、CCD毎にシフトパルス信号SHをずらすと、積分のタイミングがCCD毎にずれ、副走査方向の画像積分位置が同一位置にならないという不具合が生じる。
【0046】
また、本実施形態の画像読取装置1は、各CCD10a,10bから出力される電気信号を選択的にアナログ処理回路(A/D変換器)30に出力させる出力選択回路25を備え、各CCD10a,10bから出力された電気信号を出力選択回路25によって順次にアナログ処理回路(A/D変換器)30に出力させるようになっている。1つの原稿画像を複数のCCDによって分割して読み取る場合、各CCDからの出力データには、互いに画像の位置が重複する部分が存在するが、本実施形態のように、各CCD10a,10bからの出力信号を選択してアナログ処理回路(A/D変換器)30に出力させるようにすれば、各CCD10a,10bからの出力信号OS1,OS2を、重複画像が無いあたかも1つのCCDからの連続画素信号として、アナログ処理回路(A/D変換器)30に出力することができる。そのため、メモリ容量を大きくすることなく効率的に高解像度の画像を得ることができるとともに、各CCD毎に増幅率を個別に調整する必要がなくなり(設定された積分時間に基づいて1つの増幅率を1つのアナログ処理回路(A/D変換器)30で設定すれば良い)、制御が簡略化される。
【0047】
また、本実施形態の画像読取装置1は、2つのCCD10a,10bによって原稿画像を分割して読み取るため、1つのCCDで読み取る従来の場合に比べて、各CCD10a,10bは、略半分の読取範囲で原稿からの反射光を受ければ良い。そのため、キャリッジ6,12の移動距離を従来よりも短くして画像読取装置1の小型化を図ることもできる。
【0048】
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することできる。例えば、前述した実施形態では、2つのCCD10a,10bによって原稿画像を分割して読み取っているが、3つ以上のCCDを用いて読み取る場合にも本発明を適用できることは言うまでもない。また、前述した実施形態では、2キャリッジ方式の画像読み取り装置に本発明が適用されているが、1キャリッジ方式の画像読取装置にも本発明を適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る2キャリッジ方式の画像読取装置の概略平面図である。
【図2】図1の画像読取装置の概略断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る画像読取装置の読取処理回路の構成を概略的に示すブロック図である。
【図4】図3の処理回路の電気的な接続形態を示す結線図である。
【図5】図3の制御信号発生回路の概略構成図である。
【図6】積分時間を設定する処理工程の流れを示すフローチャートである。
【図7】各CCDにおける積分時間信号およびシフトパルス信号の出力波形図である
【図8】各CCDに出力される駆動制御信号のタイミングチャートである。
【図9】図8のタイミングチャートに沿った信号データ読み取り工程の流れを示すフローチャートである。
【図10】図8のタイミングチャートに沿った信号データ読み取り工程の流れを示すフローチャートである。
【図11】図8のタイミングチャートに沿った信号データ読み取り工程の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 光源
10 光電変換素子(光電変換手段)
21 検出部(検知手段)
22 積分時間演算部(演算手段)
23 制御部(制御手段)
25 出力選択回路(出力選択手段)
30 アナログ処理回路(A/D変換手段)

Claims (14)

  1. 原稿を照明する光源と、
    前記原稿からの反射光の光量に対応する電荷を蓄積してこれを電気信号として出力する複数の光電変換手段と、
    前記光電変換手段の駆動を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記複数の光電変換手段は、前記原稿の画像を複数の領域に分割して個別に読み取り、
    前記制御手段は、前記各光電変換手段の電荷蓄積時間を個別に制御することにより、各光電変換手段から出力される電気信号のレベルを略均一にすることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記制御手段は、前記各光電変換手段からの電気信号の出力を個別に制御することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御手段は、前記各光電変換手段から順次に電気信号を出力させることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記光電変換手段から出力されるアナログ形式の電気信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、
    前記各光電変換手段から出力される電気信号を選択的に前記A/D変換手段に出力させる出力選択手段と
    を更に備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記制御手段は、前記出力選択手段を制御することにより、前記各光電変換手段から出力される電気信号を前記A/D変換手段に順次に出力させることを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記制御手段は、設定される前記電荷蓄積時間に基づいて、前記各光電変換手段から出力される電気信号の増幅率を制御することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記各光電変換手段のうち出力レベルが最も低い光電変換手段を検知する検知手段と、
    前記検知手段によって検知された最低出力レベルの光電変換手段の電荷蓄積時間を1ライン分の読取時間に設定することにより、残る光電変換手段の電荷蓄積時間を演算する演算手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記演算手段によって演算された電荷蓄積時間に基づいて各光電変換手段に所定のタイミングで駆動制御信号を与えることにより、各光電変換手段から1ライン分の出力信号を得ることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  8. 光源によって原稿を照明し、
    前記原稿の画像を複数の領域に分割し、各領域からの反射光を対応する光電変換手段にそれぞれ入射させることにより、各領域の画像を複数の光電変換手段により個別に読み取り、
    前記各光電変換手段の電荷蓄積時間を個別に設定することにより、各光電変換手段から出力される電気信号のレベルを略均一にすることを特徴とする画像読取方法。
  9. 前記各光電変換手段からの電気信号の出力を個別に制御することを特徴とする請求項8に記載の画像読取方法。
  10. 前記各光電変換手段から順次に電気信号を出力させることを特徴とする請求項9に記載の画像読取方法。
  11. 前記光電変換手段から出力されるアナログ形式の電気信号を、選択的にA/D変換手段に入力して、A/D変換手段によりデジタル信号に変換することを特徴とする請求項8ないし請求項10のいずれか1項に記載の画像読取方法。
  12. 前記各光電変換手段から出力される電気信号を前記A/D変換手段に順次に入力することを特徴とする請求項11に記載の画像読取方法。
  13. 設定される前記電荷蓄積時間に基づいて、前記各光電変換手段から出力される電気信号の増幅率を制御することを特徴とする請求項8ないし請求項12のいずれか1項に記載の画像読取方法。
  14. 前記各光電変換手段のうち出力レベルが最も低い光電変換手段を検知し、
    検知された最低出力レベルの光電変換手段の電荷蓄積時間を1ライン分の読取時間に設定することにより、残る光電変換手段の電荷蓄積時間を設定し、
    設定された電荷蓄積時間に基づいて各光電変換手段に所定のタイミングで駆動制御信号を与えることにより、各光電変換手段から1ライン分の出力信号を得ることを特徴とする請求項8ないし請求項13のいずれか1項に記載の画像読取方法。
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