JP6220445B2 - 搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送装置に関し、詳細には、請求項1の前提部分に記載の、キャタピラ鋳型を備える鋳造機内で冷却ブロックを搬送するための搬送装置に関する。
無端ベルト又は無端チェーンを備える搬送装置は、コンベヤのような技術において一般的に使用されている。このような搬送装置のさらなる適用は、鋳造産業で行われているのが見られる。例えば、この装置の転動部材は、鋳造キャタピラの冷却部材を形成するように、1つ又は複数の冷却ブロックを有する転動部材本体を備えてもよい。
この種の鋳造装置は、いわゆるキャタピラ式鋳型鋳造機して知られており、米国の専門用語によれば「キャタピラ鋳型を備えた装置」又は「ブロック鋳造装置」として知られている。
ブロックは駆動装置により無端キャタピラとして装置本体の周囲を循環する。ある設計構造は、2つの互いに対向する装置本体を有し、これらの装置本体は、鋳型内で互いに向き合う壁間の間隔が、固化の際の溶融物の収縮を考慮しつつ鋳造される鋼片の厚さに一致するように配置される。
他の設計構造は、装置が、キャタピラが循環する装置本体を1つだけ有するという点で異なっており、溶融物はキャタピラ上に注がれ、キャタピラ上で連続的に鋼片へと固化する。その際、固化した鋼片は、固化される溶融物の自由上側面の許容されない酸化を阻止するためにガス・シュラウドで覆われることが好ましい。
これに関する方法及び装置は、過去100年内に開発された。それは、E.Hermann著の「Handbuch des Stranggiessens(連続鋳造ハンドブック)」、1958年発行、及び「Handbook on Continuous Casting(連続鋳造ハンドブック)」、1980年発行(Aluminium Verlag(アルミニウム出版社)、デュッセルドルフ)の図書が参照される。このように、他の構造方式と並んで、溶融金属の固化する鋳型が鋳型の幅にわたって延びる並列の金属ブロックにより形成される鋳造機も着想されている。
固化する鋳造品と鋳型との間の摩擦をできる限り少なく保つために、ブロックは、固化する鋼片と共に、鋳型の端部に達するまで同速度で運動し、鋳型の端部で、ブロックは鋼片から外され、例えばチェーンホイール又は湾曲走行路を経て装置本体の裏側に案内され、再度方向転換後に、鋳型の入口に案内される。
その冷却要素が、鋳造キャタピラの直線部分上で鋳造型の壁を形成する鋳造機は、LAMECにより出願された(国際公開第2005/068108号)から知られている。この知られている鋳造機は、2つの鋳造キャタピラを備え、2つの鋳造キャタピラはそれぞれ、鋳造型の壁を形成し、各鋳造キャタピラは互いに連結された複数の無端冷却ブロックよりなる。冷却ブロックは、キャリア要素に取り付けられ、キャリア要素は、鎖の上に設けられて、鎖の連結のように互いに移動可能に連結されている。この目的のため、冷却ブロックは、静磁石を用いて、重力によって落下しないように、鎖上で支持部材を保持する。鎖の連結は、ガイド経路上を転動するローラと交わる点で与えられる。しかし、この知られている鋳型機械には、特に、キャタピラ駆動に起因する負荷のもとでの鎖の結合により多大な摩擦損失が生じるという欠点がある。
国際公開特許第2005/068108号 米国特許第3,570,586号
E.Hermann著、「Handbuch des Stranggiessens(連続鋳造ハンドブック)」、1958年発行、Aluminium Verlag(アルミニウム出版社)、デュッセルドルフ E.Hermann著、「Handbook on Continuous Casting(連続鋳造ハンドブック)」、1980年発行、Aluminium Verlag(アルミニウム出版社)、デュッセルドルフ
ここで、本発明の目的は、このような状況を改善することである。本発明の目的は、そのローラ要素が、循環路全体にわたって、特に撓み円弧(deflection arc)内及び直線部と撓み円弧との間を移行する際に、低摩擦で且つ妨害されない走行を可能とする搬送装置を製造することである。
本発明は、請求項1の構成を有する搬送装置を用いてこの課題を解決する。
本発明により達成される有利な点は、実質的に以下の通りである。
ローラを用いた各ローラ要素は、ガイド経路内で循環路上に個別に方向づけられ、したがって重力によってガイド経路から落下し得ないので、ローラ要素は循環移動方向で互いに連結される必要がない。この理由により、ローラ要素が低摩擦且つ妨害されずに循環路上を、特に移行する際や撓み円弧上で走行することが可能となる。また、取り外されたローラ要素は、転動している要素のチッピングなしにローラ・キャリアを収容するための特別に設けられた置き場所に置かれ又は重ねられ得る。
本発明の追加的に有利な実施例は、以下の通り記述される。
1つの特定の実施例では、ローラ要素は、循環移動方向に互いに対して固定されていない。この理由により、実現され得る有利な点は、循環路上で互いに連続するローラ要素は、鎖のつながりのように連結されていないので、ローラ要素を、個々のローラ要素間の接続を緩める必要なく、個別に又は組立状態で取り付け又は取り外し得るということである。特に、キャタピラ鋳型を備えた鋳造機の搬送装置を用いる際には、冷却要素として設計されたローラ要素は、最短時間で、鋳造機に取り付け又は取り外しし得る。
別の実施例では、ジョイント・ベアリングは、ローラ要素本体の第1の端部の領域内及び/又は第2の端部の領域内に位置し、それぞれの場合に、少なくとも2つのローラがジョイント・ベアリングに取り付けられる。好ましくは、ジョイント・ベアリングは、ジョイント・アクスルを用いてローラ要素本体に回動可能に取り付けられ、ジョイント・アクスルは、循環路Uにより画定される搬送装置の中央平面に垂直に位置する。
さらに、他の一実施例では、各ローラは、ローラ要素本体に固定されて取り付けられるローラ・アクスルを備える。
別の実施例では、循環方向に測定したローラ要素本体は、最大長「L」を有する。また、すぐ隣接するローラ要素は、第1のガイド経路及び第2のガイド経路上で、2つの隣接するローラ要素の第1の端部の領域に配置されるローラ又はジョイント・ベアリングのローラ・アクスル又はジョイント・アクスルの幾何学的軸が、最大長「L」に対応する距離に実質的に適合され得るように位置してもよい。
さらに別の実施例では、第1の端部の領域に配置されるローラ又はジョイント・ベアリングのローラ・アクスル又はジョイント・アクスルの幾何学的軸が、各ローラ要素本体の第1の端部により画定される、循環移動方向に直交する平面内にある。
さらに他の一実施例では、第2の端部の領域に配置されるローラ又はジョイント・ベアリングのローラ・アクスル又はジョイント・アクスルの幾何学的軸が、循環移動方向に直交する平面内にあり、この平面は、各ローラ要素本体の第1の端部により画定される平面からの距離が、長さ「L」に実質的に等しいか、これより大きい。このようにして、軸距離が、循環方向に測定した冷却ブロックの長さに実質的に一致するという有利な点が実現される。この結果、循環路全体にわたって、冷却ブロックの運動学的に最適な走行が可能となる。
好ましくは、循環移動方向に隣接する2つのローラ要素の互いに対向する第1の端部及び第2の端部に位置するローラ・アクスル又はジョイント・アクスルの幾何学的軸は、実質的に同軸である。互いに対向するローラ要素の端部に位置する、2つの隣接するローラ要素のローラの幾何学的軸の同軸的配置により、ガイド経路の幾何学的配置と相まって、ローラ要素の循環路Uを介した運動学的に最適な走行が実現される。特に、キャタピラ鋳型を備える鋳造機内の搬送装置を用いる際には、撓み円弧に移行するときに冷却ブロックの縁が鋳造平面に入らない。
別の実施例では、各ローラ要素本体は、鋳造キャタピラが鋳造型用の壁として適切に形成されるように、少なくとも1つの冷却ブロックを備える。この場合、冷却ブロックは、必要な作動条件に応じて、非磁性材料又は強磁性材料、好ましくは、鋳鉄又は鋼と同様に銅又はアルミニウムから構成されてもよい。
さらに別の実施例では、冷却ブロックは、ローラに対向する底面、及びその反対側に平坦な冷却面を有する。また、ローラ・アクスル又はジョイント・アクスルの幾何学的軸を含む2つの並行な平面は、冷却面に対して垂直である。冷却ブロックの側面が湾曲している場合は、2つの平面は、鋳造表面にある冷却ブロックの縁の垂直面により画定される。この垂直面は、冷却面に対して垂直である。
さらなる他の一実施例では、各ローラ要素は、少なくとも4つのローラを備える。2つのローラがそれぞれ、各ローラ要素本体の第1の端部及び第2の端部に配置される。第1の端部に配置されるローラは、第2の端部に配置されるローラに向かい合って、中央平面に対して直交するようにオフセットされる。その際、冷却要素の後方ローラが、冷却要素の側面が接触するまで動作の方向(循環移動方向)に一緒に押され得るように、隣接する冷却要素の前方ローラに向かい合って、横方向にオフセットされるという有利な点が実現され得る。好ましくは、第1の端部に配置される2つのローラは互いに距離Aを有するとともに、第2の端部に配置される2つのローラは互いに距離Aと異なる距離Bを有し、さらに、距離A及びBは、第1の端部に位置する2つのローラが隣接するローラ要素の第2の端部に位置するローラの間に収まる大きさである。このようにして、第1の端部に配置される冷却要素のローラの幾何学的軸が、第2の端部に配置される隣接する冷却要素のローラの幾何学的軸と共線状であるという有利な点が提供される。
さらなる他の一実施例では、ガイド経路は、循環路Uの少なくとも一部を含む。循環路Uでは、ローラ要素は、重力のため、ガイド経路、お互いに対向する第1及び第2のローラ走行面から落下し得る。
さらなる他の一実施例では、ガイド経路は撓み円弧を有する。ガイド経路は、撓み円弧の領域に、半径方向に互いに対向して位置する第1及び第2のローラ走行面を備える。その結果、ローラは、負荷の方向に依拠して、第1又は第2のローラ走行面上を転動する。この実施例の有利な点は、冷却要素が、重力の影響により、ガイド経路から傾斜したり、落下したりする可能性がないことである。好ましくは、ガイド経路は、それぞれ、中央平面の方向を向く第1の及び/又は第2のローラ走行面、並びに中央平面から離れる方向を向く第1の及び/又は第2のローラ走行面を備える。
別の実施例では、ローラ要素のローラ要素本体は、冷却ブロックとして設計されており、また、ローラは冷却ブロックに取り付けられる。
さらに他の実施例では、ローラ要素のローラ要素本体は、ローラ・キャリアを備える。
さらなる他の一実施例では、複数の冷却ブロックが、中央平面に垂直な各ローラ・キャリア上に位置する。その際、冷却ブロック及びローラ・キャリア(搬送キャリア)からの熱膨張及び圧力による影響が最小化されて、鋳造表面の平面性を確保するとともに、熱圧力により生じる機械要素の磨耗を減少することができる。一方向に熱と衝突する機械要素は、冷却ブロック及びその下にあるローラ・キャリアが、熱膨張による影響として屈曲するなどの自然の傾向を有する。このような状況に対処するため、鋳造型の幅を超えて延びる梁状の冷却ブロックは、かつては、曲げ剛性が非常に高いキャリア上にクランプされていた。さらなる解決策として、冷却ブロックは、米国特許第3,570,586号に記述されるように、比較的小さな部分(冷却ブロック部)に分割される。上記の第2の解決策では、鋳造表面の幅全体にわたるキャリアの曲げ剛性に関する要件が省略されているので、鋳造平面は、ローラが設けられた冷却ブロック部により、又は冷却ブロック部が装着されるとともに、当該冷却ブロック部をそれぞれの必要な幅に並列させることによりローラが設けられた多数の別個の冷却ブロック・キャリア要素により、横方向に形成することもできる。その熱により誘発された歪みは、横方向の膨張が比較的小さい結果、軽量な構造の場合においても、鋳造工程について許容される範囲内にとどまることができる。この場合、ローラ・キャリア要素は、1つ又は複数の冷却ブロックを備えてもよい。その際、隙間なく横方向に一緒に押されるローラ・キャリア及び冷却ブロックは、鋳造平面の幅を形成する。鋳造平面の幅全体にわたって、ローラ・キャリアを別個の、小さなローラ・キャリア要素に分割することにより、当該キャリアの歪みの可能性を最小化するという状況に加えて、このように鋳造幅のモジュール構成が提供される。
さらに他の実施例では、駆動装置は、少なくとも1つのドライバ・ホイールを有する。
好ましくは、ガイド経路は、少なくとも2つの撓み円弧を備える。各撓み円弧の領域では、それぞれドライバ・ホイールが中央平面の両側に配置される。これにより、ローラ・キャリアが直線上を誘導される循環路の領域では、冷却ブロックはその側面で接触し、その際、移動するときに互いを押し合うという有利な点が実現される。
別の実施例では、その幾何学的軸が共通の直線上にあるローラ要素のローラ、又はこれらのローラの機械的軸は、中央平面に対し垂直な延長部分を有し、また、ドライバ・ホイールはその外周に延長部分に係合し得る凹部を有する。この実施例における有利な点は、ガイド経路の2つの撓み円弧内の各ローラ・キャリアは、ドライバ・ホイールにより個別に駆動され、その結果、ドライバ・ホイールがローラ・キャリアに係合しないガイド経路の直線部では、後続の冷却ブロックが前方にある冷却ブロックを、その共通の接触面で前方に押すことである。
別の実施例では、各ガイド経路は、局所的重力ベクトルに平行な垂直方向に見て、上部及び底部のガイド経路部を備え、少なくとも上部ガイド経路部は、1つのみ又は複数の第1のローラ走行面を備える。その際、上部の直線ガイド経路部上にある、水平に位置する鋳造キャタピラ用の冷却要素−それぞれ、垂直に位置する鋳造キャタピラ用の上部撓み円弧上にある−は、個別に又は組立状態でガイド経路から取り外されるか、ガイド経路に取り付けられてもよいという有利な点が実現され得る。ローラ・キャリアが重力により自然にレールから傾斜したり落下したりしない循環路のこの領域では、ガイド経路は、対向して保持するローラ走行面を必要としない。
さらに別の実施例では、各ガイド経路は撓み円弧を備える。撓み円弧は、上部での重力に平行な垂直方向に、中央平面の方向を向く第2のローラ走行面内の第1の開口及び中央平面から離れる方向を向く第2のローラ走行面内の第2の開口を備え、ローラ要素の循環移動方向に測定した第1の開口と第2の開口との間の距離は、循環移動方向に測定したローラ要素に位置するローラの幾何学的軸の距離に一致する。このようにして、この撓み円弧の領域内に位置する冷却要素のローラは、冷却要素がガイド経路から取り除かれるか、又はガイド経路に導入されるように、開口を介して誘導されてもよい。その際、冷却要素は、単に取り除かれるか、取り付けられるだけである。
さらなる他の一実施例では、搬送装置は、長手方向の軸を有する。また、ガイド経路は、これら長手方向の軸方向に伸縮自在であり、その結果、隣接するローラ要素の間に空間が作られ得るので、ガイド経路からローラ要素を取り外せる。
好ましくは、各ガイド経路のローラ走行面は、互いに対して移動可能であるとともに、循環移動方向に重なり合う第1の部分及び第2の部分を有する。
別の実施例では、ガイド経路はそれぞれ、回動可能に設けられた撓み円弧を備え、この回動可能に設けられた撓み円弧は、中央平面に関して左右対称に配置されるとともに、中央平面に対し直交する回転軸の周りを回動してもよい。
好ましくは、回転軸は、回動可能に設けられた撓み円弧と、これに隣接する、底部にある直線状のガイド経路部分との間にある接続位置で、第2のローラ走行面の縁(部)を接続する。
さらなる他の一実施例では、各ドライバ・ホイールが、ガイド経路の撓み円弧の領域内の中央平面の各側で、駆動軸に回動可能に固定されて取り付けられ、各駆動軸は、撓み円弧の幾何学的軸と同軸的に位置する。その際、撓み円弧の領域内の冷却要素がドライバ・ホイールにより個別に駆動されて、この理由により、循環移動方向に一緒に押されない、という有利な点が実現され得る。
別の実施例では、ローラ要素は、循環移動方向に相互に連結されていない。
好ましくは、本発明による搬送装置は、鋳造キャタピラとして用いられる。特に、本発明による搬送装置は、鋳造機のモジュール式構成の鋳造キャタピラの基本モジュールとして用いられてもよい。これにより、鋳造表面の幅が、同一のモジュールを構造的に並列させることにより、横方向に形成されてもよい、という有利な点が実現され得る。
以下、本発明及び本発明のさらなる改良を、複数の例示的な実施例の部分的な模式的図面に基づき、より詳細に説明する。
それぞれ一つの搬送装置が鋳造機の鋳造キャタピラの基本モジュールを形成する、本発明による搬送装置の実施例の斜視図を示す。 図1に示す、本発明による搬送装置の実施例による複数のローラ要素の斜視図を示す。 本発明による搬送装置の他の一実施例による、冷却要素として設計されたローラ要素の斜視図を示す。 本発明による搬送装置のさらなる一実施例によるガイド経路の斜視図を示す。 図4の細部Aの拡大図を示す。 図1に示す本発明による搬送装置の実施例による、鋳造キャタピラのモジュールの斜視図を示す。 図1に示す本発明による搬送装置の実施例による、3個のモジュールを備える鋳造キャタピラの斜視分解図を示す。 一部の冷却ブロックが取り外されるとともに、2つの傾斜したローラ・キャリアを有する、本発明による搬送装置の図1に示す実施例による、鋳造キャタピラのモジュールの斜視図を示す。 本発明による搬送装置のさらに他の一実施例による、鋳造キャタピラのモジュールの斜視図を示す。 図9の細部Cの拡大図を示す。 閉鎖されたガイド経路を有する、本発明による搬送装置のさらに他の一実施例による、鋳造キャタピラのガイド経路の斜視図を示す。 開放されたガイド経路を有する、図11に示す本発明による搬送装置の実施例による、鋳造キャタピラのガイド経路の斜視図を示す。 本発明による搬送装置の他の一実施例による、ローラ要素の側方視図を示す。
ここで、本発明による搬送装置1は、キャタピラ鋳型を備える鋳造機内で用いられている状態で、例示的に記述される。図1に示す実施例では、搬送装置1はローラ要素4を備える。ローラ要素4のローラ要素本体34は、例えば冷却ブロック5を備えており、したがって、ローラ要素4が、鋳造キャタピラ2、3の冷却要素40を形成する。冷却要素40として設計されるローラ要素4は、鋳造キャタピラ2、3の直線部上の鋳造型の壁を形成する。さらに、搬送装置1は、ローラ要素4を移動させるためのドライバ・ホイール23を有する駆動装置33を備える。
図1に示す実施例は、2つの鋳造キャタピラ2、3を備える。鋳造キャタピラ2、3は、水平に、且つお互いの上方に配置される。代替的に、鋳造機は、垂直に位置するか又は傾斜した鋳造キャタピラ2、3を有するように製造されてもよい。2つの鋳造キャタピラ2、3はそれぞれ、例えば、相互に隣り合う6個の搬送装置1を備える。ここでは、各搬送装置1は、モジュール式構成の鋳造機の基本モジュール32を形成する。各搬送装置1は、2つのガイド経路20を備える。ガイド経路20は、楕円形の循環路Uの全体にわたって延びるとともに、中央平面9に関して左右対称に位置する。複数のローラ要素4は、ガイド経路20上をキャタピラのように循環する。各ローラ要素4は、ローラ要素本体34を備える。ローラ要素本体34は、循環移動方向に、第1の端部35及び第2の端部36を有する。さらに、各ローラ要素4に、例えば、4個のローラ10が取り付けられる。ローラ要素4は、循環移動方向に、相互に対して固定されずに配置される。つまり、相互に連結されていない。循環路U上のローラ要素4の循環移動は、時計回り方向又は反時計回り方向に生じてもよい。ここで、第1の鋳造キャタピラ及び第2の鋳造キャタピラ2、3上のローラ要素4は、反対方向へ循環する。
図2に示す実施例では、冷却ブロック5は、別個の搬送キャリアに固定される。つまり、相互に連結されていない。搬送キャリアは、ローラ10を備えるので、これ以降、ローラ・キャリア6という。ローラ10は、ガイド経路20として設計されるガイド上を走行する。この結果、そこに固定されたローラ・キャリア6及び冷却ブロック5は、循環路U上を、案内に従い、且つ低摩擦で移動する。冷却ブロック5は、例えば、螺合結合により着脱自在にローラ・キャリア6上に取り付けられてもよい。代替的には、冷却ブロック5自体は、別個のローラ・キャリア6が必要とならないようにローラ10(図3)を備えてもよい。
冷却ブロック5がスムーズに、妨害されることなく走行できるように、各ローラ・キャリア6に取り付けられるローラ10は、動作の方向で見て、その幾何学的軸が2本の平行な直線11a、11b上にあるように位置する。これにより、第1の直線11aは、ローラ要素本体34の第1の端部35の領域内に、また、第2の直線11bは、第2の端部36の領域内に位置する。好ましくは、各直線11a、11bは、各冷却ブロック5の第1の端部及び第2の端部35、36により画定される平面内にあるように位置する。冷却ブロック5は、ローラ10に対向する底面を有し、また、その反対側に平坦な冷却面37(図2)を有する。上述の理由により、直方体状の冷却ブロック37においては、第1の直線11aは、前方冷却ブロック側面7により画定される平面内にあり、また、第2の直線11bは、後方冷却ブロック側面8により画定される平面内にある。ローラ10に向かって先細の冷却ブロック5では、両平面は、循環方向に冷却ブロック5の冷却面37を境界付ける縁、及び冷却面37に対する各垂直面により画定される。
したがって、ローラ10の軸距離は、循環移動方向に測定した冷却ブロックの長さにちょうど対応する。さらに、第2の端部36に位置するローラ・キャリア6のローラ10は、第1の端部35に位置するローラ・キャリア6のローラ10に向かい合って、ローラ・キャリア6が冷却ブロック5の側面と接触するまで動作の方向に一緒に押され得るように鋳造機1に対して、軸(横)方向にオフセットされる。そして、その際、第2の端部36に位置するローラ・キャリア6のローラ10の幾何学的軸がある第2の直線11bが、第1の端部35に位置する隣接するローラ・キャリア6のローラ10の幾何学的軸がある第1の直線11aと重なり合う。ローラ・キャリア6の各ローラ10は、そのガイド経路上に沿って移動する。このような配置をとることにより、ガイド経路の幾何学的配置と相まって、冷却ブロック5の循環路Uを介した運動学的に最適な走行が実現される。各ローラ・キャリア6は、直線11a、11b上に、少なくとも1個のローラ10の幾何学的軸を有する。
さらに、他の一実施例(図13)では、ローラ要素4は、ジョイント・ベアリング41がローラ要素本体34の第1の端部35の領域及び第2の端部36の領域に位置するように、且つ各少なくとも2つのローラ10がジョイント・ベアリング41に取り付けられるように設計される。ジョイント・ベアリング41は、ジョイント・アクスル42を用いて、ローラ要素本体34に回動可能に取り付けられる。ジョイント・アクスル42は、搬送装置の循環路U(図1)により画定される中央平面9に垂直に位置する。第1の端部35の領域に位置するジョイント・ベアリング41のジョイント・アクスル42の幾何学的軸は、それぞれ、各ローラ要素本体34の第1の端部35により画定される、循環移動方向に直交する第1の平面内にある。第2の端部36の領域に位置するジョイント・ベアリング41のジョイント・アクスル42の幾何学的軸は、それぞれ、循環移動方向と直交する第2の平面内にあり、各ローラ要素本体34の第1の端部35により画定される第1の平面までの距離は、ここでは、例えば、ローラ要素本体34の最大長「L」に等しい。ここで、ジョイント・ベアリング42の軸距離もまた、循環方向に測定した冷却ブロックの長さ「L」に実質的に一致し、したがって、循環路全体にわたって、ローラ要素4の運動学的に最適な走行が可能となる。
図4及び図5から理解できるように、ガイド経路20として設計されたローラ・ガイドは、撓み円弧21の領域内で設計される。この領域で、ローラ・キャリア6は、重力を受けた結果、当該円弧から傾斜するか、又は落下し得る。この結果、互いに対向して位置する第1のローラ走行面及び第2のローラ走行面12a、12bを有し、その距離は、ローラ10が、負荷の方向に依拠して、第1のローラ走行面又は第2のローラ走行面12a、12bに接触し、その上を転動する範囲内で許容される。
これらの条件を満たすガイド経路20は、好ましくは、プロファイルド・レールとして設計される。これら対になっているローラ10は、その幾何学的軸が同一の直線11a、11b上にあり、互いに対向して、オフセットするように設けられるとともに、互いに平行に位置する第1のローラ走行面及び第2のローラ走行面12a、12b上を走行する。ガイド経路20は、1つ又は複数のプロファイルド・レール上に設計されてもよい。図4に示す実施例では、2つの平行なガイド経路20は、別個のプロファイルド・レールを備え、且つ、それぞれが中央平面9の方向を向く第1のローラ走行面及び/又は第2のローラ走行面12a、12b、並びに中央平面9から離れる方向を向く第1のローラ走行面及び/又は第2のローラ走行面12a、12bを備える。適切なプロファイルド・レールは、各ローラ経路用のU型、2つの隣接する走行路を有するU型、及びそれぞれ、ローラ走行面12a、12bをセンター・バーの左側に1つ、右側に1つ備えるダブルT型である。このように、各ガイド経路20は、それぞれ、ローラ要素34の第1の端部35に位置するローラ10及び同じローラ要素本体34の第2の端部36に位置する中央平面9に関してオフセットするローラ10のための、少なくとも1つのローラ走行面12a、12bを備える。代替的には、プロファイルド・レールは、平行なガイド経路20の両方を備えてもよい。この目的に適しているのは、ダブルL型、ダブルU型、又はダブルT型として設計されたプロファイルド・レールである。
このとき、第1の端部35に位置する2つのローラ10は、互いに対して距離A(図3)を有し、第2の端部36に位置する2つのローラ10は、互いに対して距離B(距離Aより大きい)を有する。ここで、距離A及びBは、第1の端部35に位置する2つのローラ10が、隣接する冷却要素40の第2の端部36に位置する2つのローラ10の間に収まる大きさである。
ガイド経路20の撓み円弧21の領域に、ドライバ・ホイール23が設けられ、その回転軸は、撓み円弧21の幾何学的軸と一致する。2つのドライバ・ホイール23はそれぞれ、中央平面9に関して左右対称であるとともに、駆動軸25に回動可能に固定されて取り付けられ、それぞれ、駆動軸25は、撓み円弧21の幾何学的軸に同軸的に位置する。ローラ・キャリア6は、その1つ又は複数のローラ10又はローラ・アクスルに横方向の延出部4を備え、駆動装置として、例えばそれぞれのアクスルに設けられるローラの形で、ドライバ・ホイール23の凹部24に係合して、このようにローラ・キャリア6をその冷却ブロック5で作動させる。
図4及び図5に示されるように、各ガイド経路20は、重力に平行な垂直方向に見て、上部及び底部の直線ガイド経路部27a、27bを備える。上部直線ガイド経路部27は中央平面9に対して同じ高さの垂直方向に、互いに隣り合って位置する、中央平面9の方向を向く第1のローラ走行面12a及び中央平面9から離れる方向を向く第1のローラ走行面12aを有してもよい。この場合、互いに隣り合って位置する第1のローラ走行面12aは、冷却要素40が鋳造型の領域内で中央平面9に対して横向きに広がり得るように、1個のガイド経路20に、サイド・ガイド44が設けられたガイド経路部27aのみを有する(図5)。
冷却ブロック5は、ローラ・キャリア6とともに、個別に又は組立状態で取り付け又は取り外し得る。これは、ローラ・キャリア6が重力により自然にガイド経路20から傾斜したり落下したりせず、対向して保持する第2のローラ走行面12bを必要としない循環路の領域で起こる。
しかし、ローラ10の幾何学的軸を含む直線11a、11bの距離が、冷却ブロックの長さと等しいという運動学的要件があることにより、困難な問題が生じる。取り外すべき第1の冷却要素40が、取り外すべき冷却要素40のローラ10が残りの冷却要素40の冷却ブロック5の下で半径の半分だけ突出するので、残りの冷却ブロックと取り外すべき冷却ブロック5との間の場所で詰まるのである。以下の方法のいずれか1つに従って、第1の冷却要素40が取り除かれ得る。
1)冷却ブロック5がローラ・キャリア6に固定される場合(図2)、2つから3つの連続した冷却要素40から冷却ブロック5を取り外せば十分である。その結果、ローラ・キャリア6は傾斜し、一緒に押され、取り外される(図8)。
2)冷却ブロック5が広がり離れている撓み円弧21の上部領域内では(図4及び図5)、高く位置するローラ10の領域内では、第2のローラ走行面12b内に第1の開口28が、下方に位置するローラ10の領域内では、第2のローラ走行面12b内に第2開口29が作られ、それぞれが少なくともローラ半径の長さを有する。各冷却要素40のローラ10は、2つのガイド経路20の第1の開口及び第2の開口28、29を介して係合し、冷却要素40全体を取り外せるようにする。図4及び図5に示す実施例では、小さい距離Aを有する第2の端部36に位置するローラ10用の第1の開口28は、中央平面9の方向を向く第2のローラ走行面12bに位置し、また、大きい距離Bを有する第1の端部35に位置するローラ10用の第2の開口29は、中央平面9から離れる方向を向く第2のローラ走行面12bに位置する。ローラ要素が対向して配置され、第1の端部35に位置するローラ10が小さい距離Aを有する場合、第1の開口及び第2の開口28、29は逆の順番で配置される。
3)伸縮自在なガイド経路20を、搬送装置1の長手方向の軸30の方向に開いたり、押して離したりすることにより、冷却要素40の列の組立ての中で隙間が生じる。隙間の寸法が少なくともローラ10の半径に等しければ、ローラ10はその隣接する冷却要素40の下から十分遠くへ押し出され得る。したがって、ローラ10が、取り出しの間に、隣接する冷却要素40と連動するのが防止される。ガイド経路20の分離は、直線ガイド経路部27a、27b(図9及び図10)に位置する。各ガイド経路20のローラ走行面12a、12bは搬送装置1の長手方向の軸30の方向に、互いに対して移動可能な第1の部分及び第2の部分38、39を有する。その結果、ローラ走行面12a、12bの第1の部分及び第2の部分38、39は、循環移動方向に重なり合う。ガイド経路20が搬送装置1の長手方向の軸30の方向に押されて離れると、ローラ要素4のローラ10が、ローラ走行面12a、12bの第1の部分及び第2の部分38、39の一方の上にあるガイド経路20の分離位置の領域にある。代替的には、移行位置は、撓み円弧21を押し分けることにより直線ガイド経路部27a、27bと撓み円弧21との間で十分広く開かれて、所望の隙間を作る。その際、撓み円弧21は、直線ガイド経路部27a、27bから移行するように押し分けられてもよい。
又は、
撓み円弧21は、撓み円弧21の第2のローラ走行面12bが、直線ガイド経路部27bの底部第2のローラ走行面12bと出会う点を結ぶ回転軸31(図11及び図12)に、回動可能に設けられてもよい。撓み円弧21をそれぞれの角度だけ傾斜させることにより、上部接続位置で、すなわち、上方直線ガイド経路部27aが下方へ向かう撓み円弧21と出会う位置で、所望する経路の隙間が作られる。回転軸は、撓み円弧21と底部直線ガイド経路部27bとの間の、第2のローラ走行面12bの接続位置に位置するので、底部ガイド経路接続は、傾斜する間も隙間がなく、したがって、冷却要素40は1つもガイド経路20から落下しない。
鋳造される製品の幅に関する要件は様々であり、200mm未満から2mを超える範囲に及ぶ。鋳造機のモジュール構成は、鋳造製品の幅に関する様々な要件を満たすので、構造、取り付け、交換部品の保管を単純化するとともに、鋳造平面の幅全体にわたって、等しい機構の機能性と作動要件を創出する。様々な幅を有する鋳造機を設置するために、基本モジュール32(図6及び図7)は、当該モジュールを横方向に並列されることによって、様々な鋳造幅を有する鋳造機を製造できるように構成されている。
基本モジュール32(図6)の特徴は、その幅に関して、ローラ10(例えば、1つ又は複数の冷却ブロック5を有するローラ・キャリア6)を備える冷却要素40、撓み円弧21、及び直線ガイド経路部27a、27bを備えることである。なお、直線ガイド経路部27a、27bは、それと同数のローラ走行面12a、12bを有し、その数が冷却要素40のローラ10の数と対応する。撓み円弧ガイドの最も外側の左右に、それぞれドライバ・ホイール23が、撓み円弧ガイドと同心的に配置される。この目的ため、ドライバ・ホイール凹部24は、平行に、撓み円弧ガイドの軸の方を向いている。撓み円弧ガイド及びドライバ・ホイール23は、その軸の領域内に開口を有し、この開口を介して駆動軸25が押されてもよい。その長さは、鋳造幅を決定する数の基本モジュール32を収容できる大きさである。駆動軸25とドライバ・ホイール23が同心円状及びインターロッキングして接続することにより、これらが作動される。ドライバ・ホイール23は、それ自体が、循環路に沿ってローラ・キャリア6及び冷却ブロック5を作動させる。
上述のように、本発明の種々の実施例が存在するが、これらが、種々の特色が個別に、又は何らかの組合せで用いられてもよいことは当然である。
したがって、本発明は、上述の特に好適な実施例のみに限定されない。
1 搬送装置
2 鋳造キャタピラ
3 鋳造キャタピラ
4 ローラ要素
5 冷却ブロック
6 ローラ・キャリア
7 前方冷却ブロック側面
8 後方冷却ブロック側面
9 中央平面
10 ローラ
11a 第1の直線
11b 第2の直線
12a ローラ走行面
12b ローラ走行面
14 ローラ走行面
20 ガイド経路
21 撓み円弧
23 ドライバ・ホイール
24 凹部
25 駆動軸
27a 直線ガイド経路部
27b 直線ガイド経路部
28 第1の開口
29 第2の開口
30 長手方向の軸
32 基本モジュール
33 駆動装置
34 ローラ要素本体
35 第1の端部
36 第2の端部
37 冷却面
38 第1の部分
39 第2の部分
40 冷却要素
41 ジョイント・ベアリング
42 ジョイント・アクスル
43 ローラ・アクスル
44 サイド・ガイド

Claims (10)

  1. 造機の搬送装置であって、
    動装置(33)によって駆動されることができる複数のローラ要素(4)と、
    それぞれが1つ以上のローラ走行面(12a、12b)を有する少なくとも2つの平行なガイド経路(20)であって、循環路U全体にわたって延びる少なくとも2つの平行なガイド経路(20)と
    を有し、
    前記各ローラ要素(4)が、循環方向に第1の端部(35)と第2の端部(36)とを有するローラ要素本体(34)を有し
    前記各ローラ要素(4)が、前記第1の端部(35)の領域及び前記第2の端部(36)の領域内に、それぞれ少なくとも1つのローラ(10)を有し、また
    前記ローラ要素本体(34)の前記第1の端部(35)の領域に位置する前記ローラ(10)は、前記ローラ要素本体(34)の前記第2の端部(36)の領域に位置するローラ(10)が走行するローラ走行面とは異なるローラ走行面(12a、12b)上を走行する
    搬送装置において、
    前記ローラ要素(4)は、前記循環路U上にクローラー式に無限に循環するように配置され、且つ側方延長部分(14)を有し、また前記駆動装置(33)は、前記延長部分と係合するための凹部(24)を含む少なくとも1つのドライバ・ホイール(23)を有し、それにより前記ローラ要素(4)を駆動することを特徴とする、搬送装置。
  2. 前記複数のローラ要素(4)は、循環移動方向に互いに対して拘束されておらず、したがって循環移動方向に互いに連結されていないことを特徴とする、請求項1に記載の搬送装置(1)。
  3. 前記ローラ要素本体(34)の前記第1の端部(35)の領域内及び/又は前記第2の端部(36)の領域内にジョイント・ベアリング(41)が位置し、それぞれにおいて、少なくとも2つのローラ(10)がジョイント・ベアリング(41)に取り付けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の搬送装置(1)。
  4. 前記ジョイント・ベアリング(41)は、ジョイント・アクスル(42)によって前記ローラ要素本体(34)に回動可能に取り付けられ、前記ジョイント・アクスル(42)は、前記循環路Uにより画定される前記搬送装置の中央平面(9)に垂直に位置することを特徴とする、請求項3に記載の搬送装置(1)。
  5. 前記ローラ(10)は、それぞれローラ・アクスル(43)を有し、前記ローラ・アクスル(43)は、前記ローラ要素本体(34)に固定されて取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載の搬送装置(1)。
  6. 前記ローラ要素本体(34)は、それぞれ循環方向に測定した最大長「L」を有し、すぐ隣り合うローラ要素(4)は、前記第1のガイド経路及び前記第2のガイド経路(20)上に位置付けられることができ、それにより、2つの隣り合うローラ要素(4)の前記第1の端部(35)の領域に位置する前記ローラ(10)又は前記ジョイント・ベアリング(41)の、前記ローラ・アクスル(43)又は前記ジョイント・アクスル(42)の幾何学的軸が、前記最大長「L」に対応する距離に実質的に調整され得ることを特徴とする、請求項4又は5に記載の搬送装置(1)。
  7. 前記第1の端部(35)の領域に配置される前記ローラ(10)又は前記ジョイント・ベアリング(41)の前記ローラ・アクスル(43)又は前記ジョイント・アクスル(42)の幾何学的軸が、それぞれの前記ローラ要素本体(34)の前記第1の端部(35)により画定される、循環移動方向に直交する平面内にあることを特徴とする、請求項4から6までのいずれか一項に記載の搬送装置(1)。
  8. 前記第2の端部(36)の領域に配置される前記ローラ(10)又は前記ジョイント・ベアリング(41)の前記ローラ・アクスル(43)又は前記ジョイント・アクスル(42)の幾何学的軸が、循環移動方向に直交する平面内にあり、この平面は、それぞれの前記ローラ要素本体(34)の前記第1の端部(35)により画定される平面まで、長さ「L」に実質的に等しいか、これより大きい距離を有していることを特徴とする、請求項6又は7に記載の搬送装置(1)。
  9. 循環移動方向に隣接する2つのローラ要素(4)の互いに対向する前記第1の端部及び前記第2の端部(35、36)に位置する前記ローラ・アクスル(43)又は前記ジョイント・アクスル(42)の幾何学的軸が、実質的に同軸にあることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか一項に記載の搬送装置(1)。
  10. 請求項1から9までのいずれか一項に記載の搬送装置(1)の、冷却ブロック(5)を搬送するための鋳造機の鋳造クローラー(2、3)としての使用。
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