JP2007050763A - 摩擦ローラ式駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パワーチェーン式駆動装置から容易に変更使用可能な摩擦ローラ式駆動装置を得る。
【解決手段】 駆動体105支持用パワーレール102と移動体106支持用フリーレール103とを備えたパワーアンドフリー式トロリコンベア101において、パワーチェーン式駆動装置から変更使用される摩擦ローラ式駆動装置1であって、パワーレール102に取着される支持手段2、支持手段2により支持されて搬送方向軸Cまわりに回動可能とされるアーム3,4、アーム3及び4の自由端部に取着される駆動手段5及び摩擦ローラ並びにバックアップローラ7、ローラ6,7が移動体106の駆動面131,132から離間した状態でアーム3,4を連結固定する第1のアーム固定手段8、ローラ6,7が駆動面131,132に当接した状態でアーム3,4を連結固定する第2のアーム固定手段9を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、搬送経路に沿ってトロリを移動させるトロリコンベアの駆動装置に係わり、更に詳しくは、パワーアンドフリー式トロリコンベアにおけるパワーチェーン式駆動装置から変更して使用することが可能な摩擦ローラ式駆動装置に関するものである。
パワーアンドフリー式トロリコンベアにおいて、フリーレールに支持案内されたフリートロリを搬送経路に沿って移動させる駆動装置として、パワーレールに支持案内されたパワーチェーンを用いるパワーチェーン式駆動装置が広く用いられている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
また、摩擦ローラ駆動式トロリコンベアにおいて、フリーレールに沿ってフリートロリ(又は複数のフリートロリを連結して構成したキャリヤ)の全長より若干短い距離毎に複数配設され、回転している摩擦ローラをフリートロリ(又はキャリヤ)に圧接させて推進力を付与する摩擦ローラ式駆動装置が広く用いられている(例えば、特許文献3及び特許文献4参照。)。
パワーアンドフリー式トロリコンベアにおいて、作業内容の変更等に対応するため、駆動装置を上記パワーチェーン式駆動装置から上記摩擦ローラ式駆動装置へ変更する改造を行い、パワーアンドフリー機能を持たない摩擦ローラ駆動式トロリコンベアにしたいという要望がある。このような改造は、一般的には、まず不要となるパワーチェーンとパワートロリを撤去し、次に摩擦ローラ式駆動装置を取り付ける作業を行うことにより行われる。
例えば、パワーレールとフリーレールとが上下に配置されたパワーアンドフリー式トロリコンベア(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)において、パワーチェーン式駆動装置から摩擦ローラ式駆動装置への変更を行う場合には、まず不要となるパワーチェーン及びパワートロリを撤去する。次に、摩擦ローラ式駆動装置を固定するための支持部材、例えば自由端がフリーレールの左右において下方に伸びる正面視略逆U字状のものの中央部をパワーレールの上面に固定し、左右の自由端の一方に例えばキヤドモーター等の駆動手段及び該駆動手段により駆動される摩擦ローラを取り付け、左右の自由端の他方にバックアップローラを取り付ける(以下、「変更タイプ1」という。)。さらに、フリートロリ(又はキャリヤ)側の摩擦ローラが当接する位置に駆動面を有する被駆動ロッドを取り付けることにより、パワーアンドフリー機能を持たない摩擦ローラ駆動式トロリコンベアとなる。
また、特許文献5には、作業用の所定経路部分の全長を作業に使用した作業形態と、所定経路部分の一部で移動体を高速移動させる別な作業形態とに切り替え得る移動体使用の搬送設備の構成が開示されている。すなわち、該搬送設備は、所定経路部分中の変更経路部に、無端回動式の送り手段(パワーチェーン式駆動装置)に対して移動体を先行移動させるために惰走防止体を上方揺動させて受動部との係合を解除させるカムレール形式のレール体と、フレーム体側面の受動面に当接回転作用して移動体に移動力を付与する摩擦式送り手段(摩擦ローラ式駆動装置)とを配設すると(以下、「変更タイプ2」という。)、該変更経路部では摩擦式送り手段による移動体の搬送を行うことができるものである。
実開昭59−131357号公報(第1−6図) 実用新案登録第2595470号公報(図1−5) 特開平11−255113号公報(図1−9) 特開平11−291898号公報(図1−6) 特開2003−267208号公報(図1−12)
変更タイプ1では、不要となるパワーチェーン等を撤去した後に、摩擦ローラ式駆動装置を取り付けるため、このような改造に伴う機械工事及び電気工事が完了するまで、トロリコンベアラインを停止させる必要がある。したがって、特にライン長が長い場合(例えば、数百メートルないし1キロメートル程度)においては、生産停止が長期化して生産ラインの稼働率が低下するという問題点がある。
また、変更タイプ2は、パワーチェーン式駆動装置による駆動から摩擦ローラ式駆動装置による駆動への変更に際して、パワーチェーン等を撤去する必要がなく、コンベアフレームに前記レール体及び摩擦ローラ式駆動装置を取り付けることにより前記変更を行うことができるようにしている。しかし、前記レール体及び摩擦ローラ式駆動装置を取り付けるとパワーチェーン式駆動装置は無効にされるため、摩擦ローラ式駆動装置が完全に動作するように機械工事及び電気工事が完了するまでトロリコンベアラインを停止させる必要がある。したがって、変更タイプ2においても変更タイプ1と同様に、特に変更経路部のライン長が長い場合においては、生産停止が長期化して生産ラインの稼働率が低下するという問題点がある。
本発明は、前記のような問題点を解決するためになされたものであり、パワーアンドフリー式トロリコンベアにおけるパワーチェーン式駆動装置から容易に変更して使用することが可能な摩擦ローラ式駆動装置を得ること目的とする。
本発明に係る摩擦ローラ式駆動装置は、前記課題解決のために、パワーチェーン等の駆動体を支持案内するパワーレールと該駆動体により駆動される移動体を支持案内するフリーレールとを備えてなるパワーアンドフリー式トロリコンベアにおいて、パワーチェーン式駆動装置から変更して使用される摩擦ローラ式駆動装置であって、前記パワーレール又はフリーレールに取り付けられる支持手段と、前記移動体の搬送幅方向の両側に位置し、前記支持手段により基端部が支持されて搬送方向軸まわりに回動可能とされる一対のアームと、一方のアームの自由端部に取り付けられる駆動手段及び該駆動手段により駆動される摩擦ローラと、他方のアームの自由端部に取り付けられるバックアップローラと、前記摩擦ローラ及びバックアップローラが前記移動体の搬送幅方向両側面に形成された駆動面から離間した状態で前記一対のアームを連結固定する第1のアーム固定手段と、前記摩擦ローラ及びバックアップローラが前記駆動面に当接した状態で前記一対のアームを連結固定する第2のアーム固定手段とを備えてなるものである。
ここで、前記パワーレールと前記フリーレールとが上下に配置されると共に、該パワーレールに前記支持手段を取り付けてなると好ましい。
また、前記第1のアーム固定手段を、前記一対のアームの基端部から搬送幅方向を含む垂直面に沿って離間した位置同士を連結する板材、棒材又はブロック材とし、前記第2のアーム固定手段を、前記一対のアームの自由端部同士又は長手方向の中間部同士を連結する板材、棒材又はブロック材として、共用してなると好ましい。
本発明に係る摩擦ローラ式駆動装置によれば、パワーチェーン等の駆動体を支持案内するパワーレールと該駆動体により駆動される移動体を支持案内するフリーレールとを備えてなるパワーアンドフリー式トロリコンベアにおいて、パワーチェーン式駆動装置から変更して使用される摩擦ローラ式駆動装置であって、前記パワーレール又はフリーレールに取り付けられる支持手段と、前記移動体の搬送幅方向の両側に位置し、前記支持手段により基端部が支持されて搬送方向軸まわりに回動可能とされる一対のアームと、一方のアームの自由端部に取り付けられる駆動手段及び該駆動手段により駆動される摩擦ローラと、他方のアームの自由端部に取り付けられるバックアップローラと、前記摩擦ローラ及びバックアップローラが前記移動体の搬送幅方向両側面に形成された駆動面から離間した状態で前記一対のアームを連結固定する第1のアーム固定手段と、前記摩擦ローラ及びバックアップローラが前記駆動面に当接した状態で前記一対のアームを連結固定する第2のアーム固定手段とを備えてなるので、前記摩擦ローラ及びバックアップローラが、前記駆動面から離間した状態及び前記駆動面に当接した状態を、前記第1のアーム固定手段及び第2のアーム固定手段により容易に実現することができるため、前記摩擦ローラ等が前記駆動面から離間した状態から前記摩擦ローラ等が前記駆動面に当接した状態に切り替える作業時間を短縮することができる。したがって、パワーアンドフリー式トロリコンベアにおけるパワーチェーン式駆動装置から容易に変更して摩擦ローラ式駆動装置を使用することができるため、ライン長が長い場合であっても、前記変更による生産停止時間を大幅に短縮することができる。また、前記変更のための改造コスト及び生産停止により発生するコストを大幅に削減することができる。
また、前記パワーレールと前記フリーレールとが上下に配置されると共に、該パワーレールに前記支持手段を取り付けてなると、前記摩擦ローラにより前記移動体の安定した駆動を行うためには剛性を高める必要があると共に、前記パワーレール及びフリーレールが上下に配置されるため垂下部の長さを長くする必要がある前記一対のアームが、前記第2のアーム固定手段により補強されるため、該アームの軽量化を図ることができる。
さらに、前記第1のアーム固定手段を前記一対のアームの基端部から搬送幅方向を含む垂直面に沿って離間した位置同士を連結する板材、棒材又はブロック材とし、前記第2のアーム固定手段を前記一対のアームの自由端部同士又は長手方向の中間部同士を連結する板材、棒材又はブロック材として、共用してなると、部品点数を削減することができると共に、前記摩擦ローラ等が前記駆動面から離間した状態から前記摩擦ローラ等が前記駆動面に当接した状態に切り替える際に、前記第1のアーム固定手段であると共に前記第2の固定手段でもある板材等が直ちに使用されるため、該切り替え作業時間をさらに短縮することができる。
次に、本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。なお、本明細書においては、被搬送物の搬送方向(搬送経路に沿う移動体の移動方向)を前(図3及び図4の矢印A参照。)、その反対側を後とし、前方に向かって左右を左右とする。また、搬送方向と直交する水平方向(左右方向)を搬送幅方向(図1、図2及び図4の矢印B参照。)という。さらに、後方から見た図を正面図とする。
図1〜図4は、本発明の実施の形態に係る摩擦ローラ式駆動装置の構成を示す説明図であり、図1は摩擦ローラ及びバックアップローラが移動体の駆動面から離間した状態(以下において、「離間状態」という。)を示す正面図、図2は摩擦ローラ及びバックアップローラが移動体の駆動面に当接した状態(以下において、「当接状態」という。)を示す正面図、図3は同じく左側面図、図4は同じく平面図である。
図1において、パワーアンドフリー式トロリコンベア101は、パワーレール102に支持案内される駆動体105の駆動力をフリーレール103に支持案内される移動体106に伝達することにより、移動体106をフリーレール103に沿って移動させるものである。搬送経路に沿って延びるパワーレール102及びフリーレール103は、所定間隔毎に配置された、下側に開口を有する正面視略逆U字状のヨーク104,…に固定され、該ヨーク104,…が図示しない天井からの支持構造物等に固定される。
パワーレール102は、正面視略I字状レール107により構成され、その左右に開放する略コ字状部に左右の走行車輪112,112がそれぞれ係合する。したがって、駆動体105を構成する、パワーレール102に沿って配設されるパワーチェーン111、パワーチェーン111に所定間隔毎に垂設される牽引手段114、パワーチェーン111の長手方向の所定間隔毎に配設されるパワートロリ113が、パワーレール102により搬送経路に沿って移動可能に支持案内される。また、パワーチェーン111は、図示しない駆動装置により駆動される。なお、パワーレール102は、正面視略I字状レール107である必要はなく、互いに搬送幅方向(図中矢印B参照。)に間隔をおいて開口同士を対向させてなる左右一対の正面視略コ字状のもの等であってもよい。
フリーレール103は、互いに搬送幅方向(図中矢印B参照。)に間隔をおいて開口同士を対向させてなる左右一対の正面視略コ字状レール108,108により構成され、該コ字状部に左右の走行車輪121,121が係合する。したがって、フリートロリ等により構成される移動体106はフリーレール103により搬送経路に沿って移動可能に支持案内される。なお、レール108,108間にはサイドローラ122が配設され、左右の振れが抑制される。そして、移動体106上部の被牽引手段123は、前記パワーチェーン111から垂設された牽引手段114に係脱可能であるため、該牽引手段114と被牽引手段123との係合状態において、駆動体105の駆動力が移動体106に伝達される。
図1においては、移動体106の搬送幅方向(図中矢印B参照。)両側面に、摩擦ローラ式駆動装置1により駆動される駆動面131,132を形成しているが、パワーアンドフリー式トロリコンベア101として動作させる場合には、このような駆動面131,132を形成する必要はない。駆動面131,132は、後述するように、パワーアンドフリー式トロリコンベア101におけるパワーチェーン式駆動装置から変更して摩擦ローラ式駆動装置1を使用する場合に必要となるものである。
したがって、パワーアンドフリー式トロリコンベア101に使用される移動体に、駆動面131,132を予め設けておいてもよいし、該移動体に該駆動面131,132がない場合には、後述する摩擦ローラ6及びバックアップローラ7が当接する位置に駆動面131,132を有する被駆動ロッド等を取り付ける改造を行えばよい。このような改造は、既設の移動体を一台ずつフリーレール103から取り外して改造を行った後、該改造後の移動体をフリーレール103に戻してパワーアンドフリー式トロリコンベア101の移動体として使用することができるため、該改造による生産の中断は一時的に発生するのみである。
本発明の実施の形態に係る摩擦ローラ式駆動装置1は、パワーレール102に取り付けられる支持手段2、移動体106の搬送幅方向(図中矢印B参照。)の両側に位置し、支持手段2により基端部が支持されて搬送方向軸Cまわりに回動可能とされる左右一対のアーム3,4、一方のアーム3の自由端部に取り付けられるキヤドモーター等の駆動手段5及び該駆動手段5により駆動される摩擦ローラ6、他方のアーム4の自由端部に取り付けられるバックアップローラ7等により構成される。
支持手段2は、ボルト及びナットによる締結又は溶接等によりパワーレール102の上面に固定される基板2a、基板2aの前後に立設する支持板2b,2c(図3及び図4も参照。)等により構成される。一対のアーム3,4は、正面視略L字状であり、その上部の基端部が支持手段2により支持板2b,2c中央の搬送方向軸Cまわりに回動可能に支持される。支持手段2によりアーム3,4の基端部を搬送方向軸Cまわりに回動可能に支持するための具体的な構成は、種々考えられるが、例えば、図3及び図4に示すように、支持手段2の前後の支持板2b,2cの中央に形成した通孔、アーム3の基端部に形成した通孔及びアーム4の基端部に形成した通孔とを合わせて、ボルト21a及びボルト22aにより支持する構成とすればよい。
このような構成によれば、ボルト21aに螺合するナット21b及びボルト22aに螺合するナット22bを強固に締めることにより、後述する第1のアーム固定手段とすることもできる。そして、該ボルト及びナットによる締結を緩めれば左右一対のアーム3,4を搬送方向軸Cまわりに回動させることができる。なお、一対のアーム3,4の基端部同士を一括して支持手段2により搬送方向軸Cまわりに回動可能に支持する構成ではなく、個別の搬送方向軸まわりに、支持手段2によりアーム3,4の基端部を個別に支持してもよい。
図1に示す離間状態での左右一対のアーム2,3の保持は、該アーム3,4の基端部から搬送幅方向(図中矢印B参照。)を含む垂直面に沿って離間した位置同士を、支持手段2の支持板2c上に載置された第1のアーム固定手段8であるアーム固定板10により連結して固定することにより容易に行うことができる。
すなわち、アーム固定板10には左右の下端部に通孔11,12が形成されているため、通孔11を通してボルト13を、正面視略L字状アーム3のコーナ部の後側に形成された螺孔3bに螺合し、通孔12を通してボルト14を、正面視略L字状アーム4のコーナ部の後側に形成された螺孔4bに螺合すればよい。
ここで、前記のように、ボルト21a及びナット21b並びにボルト22a及びナット22bを第1のアーム固定手段8とすることもできるが、アーム固定板10を用いた方が安定かつ確実に離間状態を保持することができるため好ましい。
また、図2〜図4に示す当接状態での左右一対のアーム2,3の保持は、該アーム3,4の自由端部同士又は長手方向の中間部同士を、第2のアーム固定手段9であるアーム固定板10により連結して固定することにより容易に行うことができる。
すなわち、左右一対のアーム3,4の垂下部は、アーム4の後端の方がアーム3の前端よりも前となっていると共に(図3参照。)、アーム3の垂下部の前側には螺孔3aが、アーム4の垂下部の後側には螺孔4a形成されているため、ボルト13をアーム固定板10の通孔11を通して螺孔3aに螺合し、ボルト14をアーム固定板10の通孔12を通して螺孔4aに螺合すればよい。
なお、当接状態においては、図2に示すように、アーム固定板10の上面とパワーレール102を構成する正面視略I字状レール107の下面とを当接させ、溶接等によりアーム固定板10とレール107とを固定すれば、左右一対のアーム3,4がより強固に固定されるため、好ましい。また、このようにして当接状態とされた摩擦ローラ6と移動体106の駆動面131との位置調整、及び、バックアップローラ7と移動体106の駆動面132との位置調整は、アジャストボルト15,16により容易に行うことができる。
ここで、本実施の形態のパワーアンドフリー式トロリコンベア101は、パワーレール102とフリーレール103とが上下に配置されたものであるため、パワーレール102に支持板2を介して取り付けられるアーム3,4の垂下部の長さを長くする必要がある。したがって、摩擦ローラ式駆動装置1の摩擦ローラ6により移動体106の安定した駆動を行うためには、アーム3,4の剛性を高める必要がある。しかし、第2のアーム固定手段9であるアーム固定板10により、なるべくアーム2,3の自由端に近い位置同士を連結固定すれば、対向する摩擦ローラ6とバックアップローラ7に近い位置でアーム2,3を連結固定できるため、摩擦ローラ6により移動体106の安定した駆動を可能としながら、アーム2,3の軽量化を図ることができる。
以上のとおり、離間状態及び当接状態は第1のアーム固定手段8及び第2のアーム固定手段9により容易に実現することができるため、離間状態から当接状態に切り替える作業時間を短縮することができる。また、第1のアーム固定手段8及び第2のアーム固定手段9として、アーム固定板10を共用しているため、部品点数を削減することができると共に、離間状態から当接状態に切り替える際に直ちに使用されるため、離間状態から当接状態に切り替える作業時間をさらに短縮することができる。なお、離間状態及び当接状態で共用するアーム固定板10は、このような板材に限定されるものではなく、所定の剛性及び強度を有する棒材又はブロック材であってもよい。
以上のように構成される本発明に係る摩擦ローラ式駆動装置1,…を、例えば、数百メートルないし1キロメートル程度のライン長が長いパワーアンドフリー式トロリコンベア101におけるパワーチェーン式駆動装置から変更して使用する場合には、搬送経路に沿って所定間隔毎に、支持手段2,…をボルト及びナットによる締結又は溶接等によりパワーレール102の上面に固定し、左右一対のアーム3,4を各支持手段2に取り付けて第1のアーム固定手段8により離間状態とする作業を行えばよい。
このような作業は、パワーアンドフリー式トロリコンベア101のラインの休止時間等に行うことができ、該作業が全て完了する前であっても、離間状態の摩擦ローラ式駆動装置1,…は、パワーアンドフリー式トロリコンベア101における移動体の搬送作業の邪魔になることはない。そして、摩擦ローラ式駆動装置1,…の取付作業及び配線工事が完了した段階で、パワーチェーン111とパワートロリ113(図1参照。)を撤去した後、摩擦ローラ式駆動装置1,…を当接状態とすれば、改造作業が完了する。このように、全ての摩擦ローラ式駆動装置1,…の取付作業が終了した後に配線工事を行うことができるので、最適な配線ルートを決めることができる。したがって、配線工事の作業効率が向上する。
以上のとおり、摩擦ローラ式駆動装置1,…の取付作業が全て完了する前であっても、パワーアンドフリー式トロリコンベア101を稼働させることができるため、摩擦ローラ式駆動装置1,…の取付作業によって生産ラインの稼働率が低下することはない。また、摩擦ローラ式駆動装置1,…の離間状態から当接状態への変更作業も前記のとおり容易であるため、該変更による生産停止時間を大幅に短縮することができる。したがって、改造コスト及び生産停止により発生するコストを大幅に削減することができる。
以上のように駆動装置を摩擦ローラ式駆動装置1へ変更する改造を行い、パワーアンドフリー機能を持たない摩擦ローラ駆動式トロリコンベアにした後、再び、パワーアンドフリー式トロリコンベア101に戻したい場合には、摩擦ローラ式駆動装置1を、当接状態から離間状態として、撤去したパワーチェーン111とパワートロリ113を元に戻せばよい。
以上の説明においては、本願発明に係る摩擦ローラ式駆動装置1を、パワーレール102とフリーレール103とが上下に配置されたパワーアンドフリー式トロリコンベア101に適用する場合について説明したが、パワーレールとフリーレールとが左右に配置されたパワーアンドフリー式トロリコンベアに適用してもよい。この場合においては、支持手段2をフリーレールに取り付ければよい。また、以上の説明においては、パワーアンドフリー式トロリコンベア101がオーバーヘッドタイプの場合について説明したが、フロアタイプであってもよい。
摩擦ローラ及びバックアップローラが移動体の駆動面から離間した状態を示す本発明の実施の形態に係る摩擦ローラ式駆動装置の正面図である。 摩擦ローラ及びバックアップローラが移動体の駆動面に当接した状態を示す本発明の実施の形態に係る摩擦ローラ式駆動装置の正面図である。 同じく左側面図である。 同じく平面図である。
符号の説明
A 搬送方向
B 搬送幅方向
C 搬送方向軸
1 摩擦ローラ式駆動装置
2 支持手段
2a 基板
2b,2c 支持板
3,4 アーム
3a,3b 螺孔
4a,4b 螺孔
5 駆動手段
6 摩擦ローラ
7 バックアップローラ
8 第1のアーム固定手段
9 第2のアーム固定手段
10 アーム固定板
11,12 通孔
13,14 ボルト
15,16 アジャストボルト
21a,22a ボルト
21b,22b ナット
101 パワーアンドフリー式トロリコンベア
102 パワーレール
103 フリーレール
104 ヨーク
105 駆動体
106 移動体
107 正面視略I字状レール
108 正面視略コ字状レール
111 パワーチェーン
112 走行車輪
113 パワートロリ
114 牽引手段
121 走行車輪
122 サイドローラ
123 被牽引手段
131,132 駆動面

Claims (3)

  1. パワーチェーン等の駆動体を支持案内するパワーレールと該駆動体により駆動される移動体を支持案内するフリーレールとを備えてなるパワーアンドフリー式トロリコンベアにおいて、パワーチェーン式駆動装置から変更して使用される摩擦ローラ式駆動装置であって、
    前記パワーレール又はフリーレールに取り付けられる支持手段と、
    前記移動体の搬送幅方向の両側に位置し、前記支持手段により基端部が支持されて搬送方向軸まわりに回動可能とされる一対のアームと、
    一方のアームの自由端部に取り付けられる駆動手段及び該駆動手段により駆動される摩擦ローラと、
    他方のアームの自由端部に取り付けられるバックアップローラと、
    前記摩擦ローラ及びバックアップローラが前記移動体の搬送幅方向両側面に形成された駆動面から離間した状態で前記一対のアームを連結固定する第1のアーム固定手段と、
    前記摩擦ローラ及びバックアップローラが前記駆動面に当接した状態で前記一対のアームを連結固定する第2のアーム固定手段とを備えてなる摩擦ローラ式駆動装置。
  2. 前記パワーレールと前記フリーレールとが上下に配置されると共に、該パワーレールに前記支持手段を取り付けてなる請求項1記載の摩擦ローラ式駆動装置。
  3. 前記第1のアーム固定手段を、前記一対のアームの基端部から搬送幅方向を含む垂直面に沿って離間した位置同士を連結する板材、棒材又はブロック材とし、前記第2のアーム固定手段を、前記一対のアームの自由端部同士又は長手方向の中間部同士を連結する板材、棒材又はブロック材として、共用してなる請求項1記載の摩擦ローラ式駆動装置。
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