JP6190353B2 - 車両用ペダル装置の後退防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の前方衝突に伴ってダッシュパネルが車両後側へ変位した場合に、操作ペダルが後退することを抑制する車両用ペダル装置の後退防止装置に関する。
従来、車両の前方衝突時に操作ペダルが車体後方の乗員側に移動することを抑制する車両用ペダル装置の後退防止装置として、例えば、特許文献1、特許文献2記載の発明が知られている。特許文献1、特許文献2記載のブレーキペダル後退防止装置は、ペダルブラケットと、ブレーキペダルと、中間レバーと、リンクプレートを有する車両用ペダル装置に関し、ダッシュパネルが運転席側へ後退変位させられた際に前記操作ペダルの踏部がその運転席側へ後退することを抑制するように構成されている。
具体的に説明すると、特許文献1記載のブレーキペダル後退防止装置は、ダッシュパネルに配設されたペダルブラケットと、ペダルブラケットの第1支持軸まわりに回動可能に配設され、車両前側への踏込み操作に用いられる踏部を下端部に有するブレーキペダルと、ペダルブラケットの第2支持軸まわりに回動可能に配設されると共に、リンクプレートを介してブレーキペダルに連結され、そのブレーキペダルに連動して機械的に出力方向へ回動させられることにより、ダッシュパネルから突き出すオペレーティングロッドを車両前側へ変位させる中間レバーを有している。従って、オペレーティングロッドは、ブレーキペダルが踏込み操作されると、中間レバーを介して車両前側に位置するブレーキブースタ内に押し込まれる。
そして、インパネリインフォースには、後退防止部材が設けられており、当該後退防止部材は、車両衝突時のダッシュパネル及びインパネリインフォースの後退変位量の相違に基づいて、中間レバーと当接する。この後退防止部材との当接によって、中間レバーは、オペレーティングロッドを出力方向(車両前側)へ変位させるように、第2支持軸の中心として回動する。この時、ブレーキペダルは、リンクプレートを介して、中間レバーと連結されている為、当該中間レバーの回動に伴って、車両前側への踏込み操作方向へ回動する。特許文献1記載のブレーキペダル後退防止装置は、ダッシュパネルが運転席側へ後退変位させられた際に、上述の動作を行うことによって、ブレーキペダルの踏部の運転席側への後退が抑制している。
一方、特許文献2記載のブレーキペダル装置は、ダッシュパネルの車室内側に固定されたペダルブラケットと、ペダルブラケットに揺動自在に支持されると共に一端に踏部を有するブレーキペダルと、ペダルブラケットに支持されると共に、オペレーティングロッドとブレーキペダルとを連結する中間レバーとを有している。特許文献2記載のブレーキペダル装置においては、中間レバーには、回転アームが回転可能に支持されている。そして、車両の前方衝突等によりペダルブラケットが車両後方へ変位する場合、回転アームの一端が固定ブラケットに当接し、当該回転アームを回転させる。この時、回転アームの他端側は、オペレーティングロッドの撓みを誘導するように、当該オペレーティングロッド側に当接する。特許文献2記載のブレーキペダル装置は、回転アームの端部をオペレーティングロッドに当接させ、オペレーティングロッドの撓み変形や破断を引き起こすことで、ペダルブラケットと中間レバーとの相対距離を小さくして、ブレーキペダルの後退量を低減している。
特開2012−008698号公報 特開2014−040201号公報
しかしながら、特許文献1記載のブレーキペダル後退防止装置のような車両用ペダル装置の後退防止装置においては、インパネリインフォースと共に変位する後退防止部材と当接することで、中間レバーがオペレーティングロッドを車両前側に位置するブレーキブースタ側へ押圧しながら出力方向へ回動することを前提としている。
この点、車両衝突時の各部の変形等の影響によっては、オペレーティングロッドがブレーキブースタ内へ押し込むことができない場合も生じ得る。この為、特許文献1のような車両用ペダル装置の後退防止装置においては、オペレーティングロッドをブレーキブースタ内に押し込むことができない場合に、中間レバーを出力方向へ回動させることができず、結果的に、ブレーキペダルを踏込み方向へ回動させて踏部の後退を抑制する後退防止作用が適切に得られない可能性があった。
又、特許文献2記載のブレーキペダル装置の場合、ブレーキペダルの後退量を抑制する為には、車両後方へのダッシュパネルの変位に伴って、回転アームの一端が固定ブラケットに当接することが必要である。しかしながら、車両の前方衝突等に伴う各部の変形は、多種多様な態様が想定され、例えば、衝突に伴う捩り荷重が作用した場合、各部の変形態様によっては、回転アームが回転したとしても、オペレーティングロッドと当接せずに、空振りしてしまう場合も想定される。この場合、特許文献2記載のブレーキペダル装置においても、ブレーキペダルの後退を抑制する後退防止作用が適切に得られない虞が生じ、確実に、ブレーキペダルの後退を抑制することができない可能性があった。
本発明は、車両の前方衝突に伴ってダッシュパネルが車両後側へ変位した場合に、操作ペダルが後退することを抑制する車両用ペダル装置の後退防止装置に関し、出力部材の状態に関わらず、操作ペダルの後退を確実に抑制し得る車両用ペダル装置の後退防止装置を提供する。
本発明の一側面に係る車両用ペダル装置の後退防止装置は、車両前側のダッシュパネルに固定されたペダルブラケットと、前記ペダルブラケットの第1支持軸によって回動可能に配設され、車両前側への踏込み操作に用いられる踏部を有する操作ペダルと、前記ペダルブラケットに配設され、前記第1支持軸に平行な第2支持軸まわりに回動可能に支持されると共に、前記第2支持軸を軸とした出力方向への回動によって、所定の出力部材を車両前側へ変位させる中間レバーと、前記操作ペダルと前記中間レバーを連結し、前記操作ペダルに対する踏込み操作に連動して、前記中間レバーを前記出力方向へ回動させる第1連結リンクと、を有する車両用ペダル装置に関し、前記ダッシュパネルが車両後側へ変位した場合に、前記操作ペダルの踏部の車両後側への変位を抑制する後退防止装置であって、前記ペダルブラケットに対して回動可能に配設され、前記ダッシュパネルが車両後側へ変位した場合に、車体側部材と当接して回動する回動レバーと、前記第2支持軸が挿通されると共に、前記ペダルブラケットに固設された取付ブラケットと、前記回動レバーと前記取付ブラケットを連結する第2連結リンクと、を有し、前記第2支持軸は、前記ダッシュパネルが車両後側へ変位し、前記回動レバーが車体側部材と当接して回動した場合に、前記第2連結リンクを介して、前記中間レバー及び取付ブラケットと共に、前記ペダルブラケットに対して車両後側へ相対移動可能に配設されていることを特徴とする。
当該車両用ペダル装置の後退防止装置は、ペダルブラケットと、操作ペダルと、中間レバーと、第1連結リンクと、を有しており、踏込み操作に伴う操作ペダルの回動に連動して、第1連結リンクを介して中間レバーを回動させることができ、もって、出力部材を車両前側へ変位させ得る。ここで、当該車両用ペダル装置の後退防止装置は、更に、回動レバーと、取付ブラケットと、第2連結リンクを更に有しており、前記ダッシュパネルが車両後側へ変位した場合に、回動レバーが車体側部材と当接して回動することで、第2連結リンクを介して、前記中間レバー及び取付ブラケットと共に、第2支持軸を前記ペダルブラケットに対して車両後側へ相対移動させることができる。これにより、当該車両用ペダル装置の後退防止装置によれば、前記中間レバー及び取付ブラケットと共に、第2支持軸を前記ペダルブラケットに対して車両後側へ相対移動させることで、中間レバーに連結されている第1連結リンクを介して、操作ペダルを回動させることができ、もって、操作ペダルの踏部を車両後側へ変位することを抑制することができる。そして、当該車両用ペダル装置の後退防止装置によれば、出力部材が車両前側へ変位することを必要としていない為、出力部材の状態に関わらず、操作ペダルの後退を確実に抑制することができる。
又、本発明の他の側面に係る車両用ペダル装置の後退防止装置は、請求項1記載の車両用ペダル装置の後退防止装置であって、前記ペダルブラケットは、前記第2支持軸の端部を支持する支持部を有し、前記支持部の端縁は、前記操作ペダルの踏込み操作に際して前記第2支持軸に作用する荷重に対して垂直となる方向に延びていることを特徴とする。
当該車両用ペダル装置の後退防止装置において、前記ペダルブラケットは、前記第2支持軸の端部を支持する支持部を有しており、前記支持部の端縁は、前記操作ペダルの踏込み操作に際して前記第2支持軸に作用する荷重に対して垂直となる方向に延びている。従って、当該車両用ペダル装置の後退防止装置によれば、前記ダッシュパネルが車両後側へ変位した場合に、中間レバー及び取付ブラケットと共に移動する第2支持軸を、支持部の端縁に沿って移動させることができ、所望の位置へガイドすることができるので、操作ペダルの踏部が車両後側へ変位することを、より確実に抑制することができる。又、当該車両用ペダル装置の後退防止装置によれば、支持部の端縁は、前記操作ペダルの踏込み操作に際して前記第2支持軸に作用する荷重に対して垂直となる方向に延びている為、操作ペダルの踏込み操作によって、第2支持軸が支持部の端縁に沿って移動することはなく、操作ペダルの踏込み操作によって、出力部材を車両前側に変位させることができる。
そして、本発明の他の側面に係る車両用ペダル装置の後退防止装置は、請求項1又は請求項2記載の車両用ペダル装置の後退防止装置であって、前記ペダルブラケットは、当該ペダルブラケットと前記取付ブラケットの位置関係を固定する為の固定部を有し、前記取付ブラケットは、前記ペダルブラケットの前記固定部を保持する保持部と、前記ダッシュパネルが車両後側へ変位し、前記回動レバーが車体側部材と当接して回動した場合に、前記保持部による前記固定部の保持を解除して、前記ペダルブラケットに対して車両後側への当該取付ブラケットの移動を許容する移動許容部と、を有することを特徴とする。
当該車両用ペダル装置の後退防止装置によれば、前記ペダルブラケットには、固定部を設け、前記取付ブラケットには、保持部と、移動許容部とを形成することによって、前記ダッシュパネルが車両後側へ変位し、前記回動レバーが車体側部材と当接して回動した場合に、前記第2連結リンクを介して、前記中間レバー及び取付ブラケットと共に、第2支持軸を前記ペダルブラケットに対して車両後側へ相対移動可能な構成を実現することができる。
この発明は、ペダルブラケットと、操作ペダルと、中間レバーと、第1連結リンクと、回動レバーと、取付ブラケットと、第2連結リンクを有しており、前記中間レバー及び取付ブラケットと共に、第2支持軸を前記ペダルブラケットに対して車両後側へ相対移動させることで、中間レバーに連結されている第1連結リンクを介して、操作ペダルを回動させることができ、もって、操作ペダルの踏部を車両後側へ変位することを確実に抑制することができる。
本実施形態に係るブレーキペダル装置の概略構成を示す側面図である。 本実施形態に係る操作ペダルの操作に伴い各部に作用する力を示す説明図である。 本実施形態に係るペダルブラケットの支持穴近傍の拡大図である。 前方衝突時におけるブレーキペダル装置の動作を示す説明図である。 前方衝突時において、取付ブラケットに作用する力を示す説明図である。 前方衝突時における取付ブラケットの動作に関する説明図である。 本発明におけるペダルブラケットの一実施形態を示す側面図である。 本発明における取付ブラケットの一実施形態を示す説明図(1)である。 本発明における取付ブラケットの一実施形態を示す説明図(2)である。
以下、本発明に係る車両用ペダル装置の後退防止装置を、常用ブレーキ用のブレーキペダル装置1に適用した実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
(ブレーキペダル装置の概略構成)
先ず、本実施形態に係るブレーキペダル装置1の概略構成について、図1〜図3を参照しつつ詳細に説明する。尚、図1は、ブレーキペダル装置1の概略構成を示す側面図であり、ペダルブラケット10を仮想線(破線)で示すことで、その内側の構造が分かるように示している。
本実施形態に係るブレーキペダル装置1は、エンジンルームと車室内とを区切るダッシュパネルPに対して固設されており、ペダルブラケット10と、操作ペダル20と、中間レバー25と、第1連結リンク30と、回動レバー35と、第2連結リンク40と、取付ブラケット50とを有している。当該ブレーキペダル装置1は、操作ペダル20の踏込み操作によって当該操作ペダル20が回動した場合に、ブレーキブースタBのオペレーティングロッドRを車両前方側へ変位させることで、車両に対する制動力を発生させるように構成されている。
ブレーキブースタBは、ダッシュパネルPの車両前側(即ち、エンジンルーム側)に一体的に固設されており、出力部材としてのオペレーティングロッドRを有している。当該ブレーキブースタBは、オペレーティングロッドRが車両前側へ変位した場合に、操作ペダル20を介して伝達された制動力を倍化して、倍化した制動力を車両に伝達する。そして、オペレーティングロッドRは、ダッシュパネルPから車両後側の車室内へ突き出すように配設されており、車両前後方向へ変位可能に構成されている。
図1に示すように、インパネリインフォースメントIは、ダッシュパネルPよりも車両後側(運転席側)に配設されており、車体側部材に相当する。そして、当該インパネリインフォースメントIは、一般に、衝突時等の車両前方からの大荷重入力時に車両後側へ変位する可能性や変形量がダッシュパネルPよりも少ないものである。図1に示すように、インパネリインフォースメントIには、衝突用ブラケットCが一定的に固設されている。
ペダルブラケット10は、ダッシュパネルPの車室側に対して、ボルト等を用いて固定されており、車幅方向に間隔をおいて対向する一対の側板を有している。当該ペダルブラケット10は、第1支持軸11と、第2支持軸12と、第3支持軸13と、固定ピン14と、支持穴15とを有している。
第1支持軸11は、ペダルブラケット10における一対の側板の間に亘って、略水平で且つ車幅方向と略平行に延びており、ペダルブラケット10に対して固定されている。そして、第2支持軸12は、操作ペダル20よりも車両前側に位置しており、第1支持軸11と平行に延びるように配設されている。第3支持軸13は、第1支持軸11及び第2支持軸12の上方であって、第1支持軸11よりも車両前側且つ第2支持軸12よりも車両後側となる位置に固定されており、ペダルブラケット10における一対の側板の間に亘って、第1支持軸11、第2支持軸12と平行に延びている。
固定ピン14は、第2支持軸12よりも下方において、ペダルブラケット10における一対の側板に対して取り付けられ、取付ブラケット50を、ペダルブラケット10に対して固定している。支持穴15は、ペダルブラケット10における一対の側板の夫々に対して、操作ペダル20よりも車両前側に形成されている。各支持穴15に対しては、第2支持軸12の端部がそれぞれ挿通されており、支持穴15は、第2支持軸12の端部を支持している。各支持穴15の開口縁は、車両後側ほど上方となるように直線状に延びるガイド端縁15Aを有しており、所定の状況下で第2支持軸12が移動する際に、当該第2支持軸12を案内する。
操作ペダル20は、ペダルブラケット10の第1支持軸11によって、その上部を回動可能に支持されており、下端部に踏部21を有している。従って、操作ペダル20は、踏部21を利用して踏込み操作が行われた場合、第1支持軸11を中心に回動し、踏部21は、車両前側に向かって移動する。
そして、中間レバー25は、ペダルブラケット10に配設された第2支持軸12によって、その下端部を回動可能に支持されており、上方に向かって延びている。中間レバー25の上端部には、オペレーティングロッドRが、クレビスを介して連結されている。従って、中間レバー25が第2支持軸12を中心として回動することによって、オペレーティングロッドRは、車両前後方向へ変位し得る。つまり、当該ブレーキペダル装置1によれば、中間レバー25によって、オペレーティングロッドRを車両前側へ押圧することで、ブレーキブースタBを介して制動力を発生させ得る。
第1連結リンク30は、操作ペダル20の上部と、中間レバー25の下部を連結しており、操作ペダル20及び中間レバー25に対して回動可能に取り付けられている。第1連結リンク30の一端側は、操作ペダル20の上方前側部分に対して、連結ピン31を介して連結されている為、第1連結リンク30は、連結ピン31を中心として、操作ペダル20に対して回動し得る。又、第1連結リンク30の他端側は、中間レバー25の下方後側部分に対して、連結ピン32を介して連結されている為、第1連結リンク30は、連結ピン32を中心として、中間レバー25に対して回動し得る。従って、当該ブレーキペダル装置1においては、第1支持軸11を中心とした操作ペダル20の回動を、第1連結リンク30を介して、中間レバー25に伝達することができ、中間レバー25を、第2支持軸12を中心として回動させることができる。
回動レバー35は、ペダルブラケット10の第3支持軸13によって、回動可能に支持されており、上方に向かって延びるように構成されている。即ち、回動レバー35は、車両衝突時等に前記ダッシュパネルPが運転席側へ後退変位した場合に、その上部がインパネリインフォースメントIに当接し、第3支持軸13を中心として回動可能に構成されている。
第2連結リンク40は、回動レバー35の下端部と、取付ブラケット50の上部を連結しており、回動レバー35及び取付ブラケット50に対して回動可能に取り付けられている。第2連結リンク40の一端側は、回動レバー35の下端部に対して、連結ピン41を介して連結されている為、第2連結リンク40は、連結ピン41を中心として、回動レバー35に対して回動し得る。又、第2連結リンク40の他端側は、取付ブラケット50の上部に対して、連結ピン42を介して連結されている為、第2連結リンク40は、連結ピン42を中心として、取付ブラケット50に対して回動し得る。従って、当該ブレーキペダル装置1においては、第3支持軸13を中心とした回動レバー35の回動を、第2連結リンク40を介して、取付ブラケット50に伝達することができる。
取付ブラケット50は、ペダルブラケット10の各側板における内側面に沿って、固定ピン14によって固定された板状の部材であり、その下部には、保持部51及び移動許容部52を有している。又、当該取付ブラケット50は、支持穴15内に挿通された第2支持軸12に対して固定されており、その上部には、連結ピン42によって、第2連結リンク40が連結されている。従って、取付ブラケット50は、第2連結リンク40から伝達された力によって、第2支持軸12と共に移動し得る。
保持部51は、固定ピン14を保持することにより、ペダルブラケット10の各側板に対する取付ブラケット50の位置を固定しており、本実施形態においては、固定ピン14の外径と略同寸法の穴を、取付ブラケット50の下部に形成することで構成されている。
移動許容部52は、第2連結リンク40から伝達された力が取付ブラケット50に作用した場合に、前記保持部51による前記固定ピン14の保持を解除して、前記ペダルブラケット10に対して車両後側への当該取付ブラケット50の移動を許容するように構成されている。本実施形態においては、移動許容部52は、取付ブラケット50における保持部51の下側部分を、前記固定ピン14の外径よりも小さな幅で切り欠くことによって形成されている。
(操作ペダルの踏込み操作に伴う各部の動作)
次に、上述したブレーキペダル装置1において、操作ペダル20の踏込み操作が行われた場合の各部の動きについて説明する。
操作ペダル20に対して踏込み操作が行われた場合、踏部21が車両前側へ踏み込まれることになる為、操作ペダル20は、第1支持軸11を中心として回動する。この時、操作ペダル20の上部は、第1支持軸11を中心として車両上方へ向かって回動する為、操作ペダル20の回動は、第1連結リンク30を介して、中間レバー25に対して伝達される。
上述したように、第1連結リンク30は、中間レバー25の下方後側部分に対して、連結ピン32を介して連結されている為、中間レバー25は、操作ペダル20の回動に伴って、第2支持軸12を中心として回動し、中間レバー25の上部を車両前側に向かって移動させ得る。中間レバー25の上部には、ブレーキブースタBのオペレーティングロッドRが、クレビスを介して連結されている為、当該ブレーキペダル装置1は、操作ペダル20の踏込み操作に連動して、オペレーティングロッドRを出力方向(車両前側)へ押圧することができ、車両に対する制動力を発生させ得る。
続いて、踏込み操作に際して、ブレーキペダル装置1の各部に作用する力について、図2を参照しつつ説明する。尚、以下の説明において、操作ペダル20の踏込み操作に伴って、操作ペダル20の踏部21に作用する荷重を、ペダル操作荷重FAという。
図2に示すように、操作ペダル20の踏部21に対して、ペダル操作荷重FAが作用して、踏込み操作が行われた場合、操作ペダル20は、第1支持軸11を中心として回動する為、第1連結リンク30の連結ピン31に対して、連結ピン入力荷重FBが作用する。従って、操作ペダル20の踏込み操作に伴って、第1支持軸11に作用する荷重(以下、第1荷重FX)は、ペダル操作荷重FAと、連結ピン入力荷重FBの合力によって求めることができ、第1荷重FXの大きさ及び向きを特定することができる。
そして、中間レバー25は、第1連結リンク30を介して操作ペダル20と連結されている為、操作ペダル20の踏込み操作に連動して、第2支持軸12を中心に回動する。従って、中間レバー25には、第1連結リンク30の連結ピン32に対して、連結ピン入力荷重FCが作用する。連結ピン入力荷重FCは、連結ピン入力荷重FBの反力である。
又、中間レバー25は、第2支持軸12を中心として回動することによって、ブレーキブースタBのオペレーティングロッドRを出力方向へ変位させる。従って、中間レバー25の上部には、オペレーティングロッドRを出力方向へ変位させる際の荷重の反力が入力される。この場合に、オペレーティングロッドRによって中間レバー25の上部に入力される荷重を、中間レバー入力荷重FDという。従って、操作ペダル20の踏込み操作に伴う中間レバー25の回動により、第2支持軸12に作用する荷重(以下、第2荷重FY)は、連結ピン入力荷重FCと、中間レバー入力荷重FDの合力によって求めることができ、第2荷重FYの大きさ及び向きを特定することができる。
図3に示すように、ペダルブラケット10に形成された支持穴15のガイド端縁15Aは、操作ペダル20の踏込み操作によって第2支持軸12に作用する第2荷重FYの向きに対して直交する直線状に延びている。従って、操作ペダル20の踏込み操作に伴い第2支持軸12に作用する荷重が、支持穴15内に挿通されている第2支持軸12を移動させる方向に作用することはない。即ち、当該ブレーキペダル装置1によれば、操作ペダル20の踏込み操作によって、第2支持軸12が支持穴15を移動することはなく、操作ペダル20の踏込み操作によって、オペレーティングロッドRを出力方向に変位させて、車両に制動力を発生させることができる。
(前方衝突時におけるブレーキペダル装置の動作)
次に、車両の前方衝突時におけるブレーキペダル装置1の動作について、図4〜図6を参照しつつ詳細に説明する。車両の前方衝突等によって車両前側から大荷重が入力された場合、ダッシュパネルPは、入力された大荷重によって車両後側へ変位する。ダッシュパネルPが車両後側へ変位することによって、ブレーキペダル装置1全体が車両後側へ変位し、回動レバー35の上部がインパネリインフォースメントIの衝突用ブラケットCに当接し、第3支持軸13を軸として車両前側へ移動する(図4参照)。
衝突用ブラケットCとの当接により、回動レバー35が第3支持軸13を中心に回動すると、回動レバー35の下端部は、上方後側に向かって変位する。上述したように、回動レバー35の下端部には、第2連結リンク40が連結ピン41によって連結されており、第2連結リンク40の他端は、連結ピン42によって取付ブラケット50の上部に連結されている。従って、当該ブレーキペダル装置1によれば、衝突用ブラケットCの当接に伴う回動レバー35の回動させることで、第2連結リンク40を介して、取付ブラケット50に上方への力を作用させることができる(図5参照)。
取付ブラケット50は、第2支持軸12に対して固定されると同時に、保持部51及び移動許容部52と、固定ピン14の協働によって、ペダルブラケット10の側板に対して固定されている。従って、前方衝突に伴う荷重が第2連結リンク40を介して取付ブラケット50に作用すると、取付ブラケット50は、固定ピン14が移動許容部52を介して保持部51から抜け出すようにして、ペダルブラケット10の側板に沿って、上方後側へ向かって引き上げられる(図4、図6参照)。この時、第2支持軸12は、取付ブラケット50に対して固定されている為、取付ブラケット50と共に引き上げられる。そして、中間レバー25は、第2支持軸12によって回動可能に支持されている為、取付ブラケット50及び第2支持軸12と共に引き上げられる。
上述したように、第2支持軸12は、ペダルブラケット10の支持穴15を挿通することによって、ペダルブラケット10の各側板に亘って配設されている。従って、第2連結リンク40によって、取付ブラケット50が引き上げられる際に、第2支持軸12は、各支持穴15のガイド端縁15Aに沿って案内され、支持穴15内部を上方後側へ移動することになる。
そして、第2支持軸12が支持穴15内を上方後側へ移動することで、中間レバー25に連結された第1連結リンク30の連結ピン32も、ペダルブラケット10の上方後側へ移動する。これに伴って、第1連結リンク30の連結ピン31は、第1支持軸11の前側において上方に引き上げられることになる為、操作ペダル20は、その下端部に位置する踏部21が車両前側へ移動するように、第1支持軸11を中心に回動し、運転席側への後退を抑制することができる。
このように、本実施形態に係るブレーキペダル装置1によれば、前方衝突等によって車両前方から大荷重が入力された場合には、衝突用ブラケットCとの当接による回動レバー35の回動によって、取付ブラケット50と共に第2支持軸12を引き上げることで、操作ペダル20の踏部21を車両前側へ回動させることができ、運転席側への後退を抑制することができる。この動作に際し、ブレーキブースタBのオペレーティングロッドRを出力方向へ変位させる必要はない為、当該ブレーキペダル装置1によれば、オペレーティングロッドRの状態に関わらず、操作ペダル20の踏部21の後退量を抑制し得る。
又、当該ブレーキペダル装置1においては、オペレーティングロッドR、中間レバー25、第1連結リンク30の破断等を必要とするものではない為、操作ペダル20が第1支持軸11を軸として自由に揺動する状態になることはない。又、ペダルブラケット10に対する第1支持軸11の離脱を必要とするものでもない。従って、図4のように、操作ペダル20の後退量を抑制した後に、操作ペダル20が揺動して運転席に着座した運転者を負傷させることもない。
以上説明したように、本実施形態に係るブレーキペダル装置1は、ペダルブラケット10と、操作ペダル20と、中間レバー25と、第1連結リンク30と、を有しており、踏込み操作に伴う操作ペダル20の回動に連動して、第1連結リンク30を介して中間レバー25を回動させることができ、もって、オペレーティングロッドRを車両前側へ変位させて、車両に制動力を発生し得る。
そして、当該ブレーキペダル装置1は、更に、回動レバー35と、第2連結リンク40と、取付ブラケット50を有しており、前方衝突等によってダッシュパネルPが車両後側へ変位した場合に、回動レバー35がインパネリインフォースメントIの衝突用ブラケットCと当接して回動することで、第2連結リンク40を介して、前記中間レバー25及び取付ブラケット50と共に、第2支持軸12を前記ペダルブラケット10に対して車両後側へ相対移動させることができる(図6参照)。
当該ブレーキペダル装置1によれば、前記中間レバー25及び取付ブラケット50と共に、第2支持軸12を前記ペダルブラケット10に対して車両後側へ相対移動させることで、第1連結リンク30を介して、操作ペダル20を回動させて、操作ペダル20の踏部21を車両後側へ変位することを抑制することができる(図4参照)。又、当該ブレーキペダル装置1によれば、オペレーティングロッドRが車両前側(ブレーキブースタB側)へ変位することを必要としていない為、オペレーティングロッドRの状態に関わらず、操作ペダル20の後退を抑制することができる。
当該ブレーキペダル装置1において、操作ペダル20は、オペレーティングロッドR、中間レバー25、第1連結リンク30と共に、各部材同士で互いに連結されており、通常時において相互に離間している部材を、衝突に伴い接触させることはない。従って、当該ブレーキペダル装置1によれば、前方衝突時に捩り荷重が作用した場合であっても適切に操作ペダル20の後退を抑制することができる。
又、ペダルブラケット10の支持穴15は、第2支持軸12の端部を挿通することによって、第2支持軸12を支持するように構成されており、図2、図3に示すように、支持穴15のガイド端縁15Aは、操作ペダル20の踏込み操作に際し、第2支持軸12に作用する第2荷重FYに対して、垂直となる方向に延びている。従って、操作ペダル20の踏込み操作に伴い第2支持軸12に作用する荷重が、支持穴15内に挿通されている第2支持軸12を移動させる方向に作用することはない。即ち、当該ブレーキペダル装置1によれば、操作ペダル20の踏込み操作によって、第2支持軸12が支持穴15を移動することはなく、操作ペダル20の踏込み操作によって、オペレーティングロッドRを出力方向に変位させて、車両に制動力を発生させることができる。
更に、当該ブレーキペダル装置1によれば、前記ダッシュパネルPが車両後側へ変位した場合に、中間レバー25及び取付ブラケット50と共に移動する第2支持軸12を、各支持穴15のガイド端縁15Aに沿って移動させることができ、所望の位置へガイドすることができるので、操作ペダル20の踏部21が車両後側へ変位することを、より確実に抑制することができる。
そして、当該ブレーキペダル装置1によれば、前記ペダルブラケット10には、固定ピン14を配設し、前記取付ブラケット50には、保持部51と、移動許容部52を形成することによって、前記ダッシュパネルPが車両後側へ変位し、前記回動レバー35がインパネリインフォースメントIの衝突用ブラケットCと当接して回動した場合に、前記第2連結リンク40を介して、前記中間レバー25及び取付ブラケット50と共に、第2支持軸12を前記ペダルブラケット10に対して車両後側へ相対移動可能な構成を実現することができる。
更に、当該ブレーキペダル装置1においては、オペレーティングロッドR、中間レバー25、第1連結リンク30の破断等を必要とするものではない為、操作ペダル20が第1支持軸11を軸として自由に揺動する状態になることはない。又、ペダルブラケット10に対する第1支持軸11の離脱を必要とするものでもない。従って、図4のように、操作ペダル20の後退量を抑制した後に、操作ペダル20が揺動して運転席に着座した運転者を負傷させることはなく、安全性の高い状態を維持し得る。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。例えば、上述した実施形態においては、ペダルブラケット10における一対の側板の間に、第2支持軸12を配設する構成として、ペダルブラケット10の側板に、当該側板を貫通する支持穴15を夫々形成していたが、この態様に限定されるものではない。
例えば、図7に示すように、ペダルブラケット10の内側面において、ペダルブラケット10の内側方向へ突出したガイドリブ16Aを、支持部16の外縁に沿って形成することも可能である。又、本発明に係る支持部を、ペダルブラケット10の内側面に対して、ペダルブラケット10の外側方向へ窪んだ溝状に形成してもよい。
そして、上述した実施形態においては、取付ブラケット50の下部に、保持部51及び移動許容部52を形成した態様であったが、この態様に限定されるものではない。本発明における取付ブラケットは、前記ダッシュパネルが車両後側へ変位し、前記回動レバーが車体側部材と当接して回動した場合に、前記第2連結リンクを介して、前記中間レバー及び第2支持軸と共に、前記ペダルブラケットに対して車両後側へ相対移動可能となればよい。
例えば、保持部51及び移動許容部52がなく、平板状に形成された取付ブラケット50の下部に対して、ペダルブラケット10の側板に形成された固定ピン14を、かしめや溶接等により固定しておき(図8参照)、インパネリインフォースメントIの衝突用ブラケットCとの当接によって、回動レバー35が回動した場合に、図9に示すように、固定ピン14をせん断破壊することで、ペダルブラケット10に対して、取付ブラケット50を相対移動可能とする構成としてもよい。
又、取付ブラケット50に保持部51を形成しておき、インパネリインフォースメントIの衝突用ブラケットCとの当接によって回動レバー35が回動した場合に、保持部51の下側部分を破壊して、ペダルブラケット10に対する取付ブラケット50の相対移動を可能としてもよい。この場合において、各保持部51の下側部分に対して、V溝やミシン穴、スリット、切欠等の脆弱部を設けて、各保持部51の下側部分を、移動許容部52として機能させることも可能である。
更に、上述した実施形態においては、例えば、中間レバー25は、回動レバー35及び操作ペダル20よりも車両前側に配設されているが、本発明に係る車両用ペダル装置の後退防止装置における各動作を実現することができれば、この態様に限定されるものではない。本発明に係る車両用ペダル装置の後退防止装置は、本発明に係る車両用ペダル装置の後退防止装置における各動作を実現することができれば、ブレーキペダル装置1を構成する各部材の配置を適宜変更することができる。
又、本発明に係る車両用ペダル装置の後退防止装置における各動作を実現することができれば、構成部材の形状を適宜変更することができる。各構成部材の形状は、上述した実施形態におけるブレーキペダル装置1の各構成部材の形状に限定されるものではなく、例えば、本発明に係る車両用ペダル装置の後退防止装置における各動作を実現する際に、各構成部材間の干渉を避ける為に、構成部材夫々の形状を変更してもよい。
1 ブレーキペダル装置
10 ペダルブラケット
11 第1支持軸
12 第2支持軸
14 固定ピン
15 支持穴
15A ガイド端縁
20 操作ペダル
21 踏部
25 中間レバー
30 第1連結リンク
35 回動レバー
40 第2連結リンク
50 取付ブラケット
51 保持部
52 移動許容部

Claims (3)

  1. 車両前側のダッシュパネルに固定されたペダルブラケットと、
    前記ペダルブラケットの第1支持軸によって回動可能に配設され、車両前側への踏込み操作に用いられる踏部を有する操作ペダルと、
    前記ペダルブラケットに配設され、前記第1支持軸に平行な第2支持軸まわりに回動可能に支持されると共に、前記第2支持軸を軸とした出力方向への回動によって、所定の出力部材を車両前側へ変位させる中間レバーと、
    前記操作ペダルと前記中間レバーを連結し、前記操作ペダルに対する踏込み操作に連動して、前記中間レバーを前記出力方向へ回動させる第1連結リンクと、を有する車両用ペダル装置に関し、前記ダッシュパネルが車両後側へ変位した場合に、前記操作ペダルの踏部の車両後側への変位を抑制する後退防止装置であって、
    前記ペダルブラケットに対して回動可能に配設され、前記ダッシュパネルが車両後側へ変位した場合に、車体側部材と当接して回動する回動レバーと、
    前記第2支持軸が挿通されると共に、前記ペダルブラケットに固設された取付ブラケットと、
    前記回動レバーと前記取付ブラケットを連結する第2連結リンクと、を有し、
    前記第2支持軸は、
    前記ダッシュパネルが車両後側へ変位し、前記回動レバーが車体側部材と当接して回動した場合に、前記第2連結リンクを介して、前記中間レバー及び取付ブラケットと共に、前記ペダルブラケットに対して車両後側へ相対移動可能に配設されている
    ことを特徴とする車両用ペダル装置の後退防止装置。
  2. 前記ペダルブラケットは、前記第2支持軸の端部を支持する支持部を有し、
    前記支持部の端縁は、前記操作ペダルの踏込み操作に際して前記第2支持軸に作用する荷重に対して垂直となる方向に延びている
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用ペダル装置の後退防止装置。
  3. 前記ペダルブラケットは、
    当該ペダルブラケットと前記取付ブラケットの位置関係を固定する為の固定部を有し、
    前記取付ブラケットは、
    前記ペダルブラケットの前記固定部を保持する保持部と、
    前記ダッシュパネルが車両後側へ変位し、前記回動レバーが車体側部材と当接して回動した場合に、前記保持部による前記固定部の保持を解除して、前記ペダルブラケットに対して車両後側への当該取付ブラケットの移動を許容する移動許容部と、を有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用ペダル装置の後退防止装置。
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