JP5135142B2 - 車両用ペダル装置 - Google Patents

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本発明は、車両用ペダル装置に関する。
従来、車両用ペダル装置として、ダッシュパネルに固定したペダルブラケットに揺動可能に支持された上部ペダル部材にペダルアームとウイングカムとをそれぞれ異なる位置で回動可能に支持するとともに、ペダルアームとウイングカムとをリンク機構を介して連結したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、車両前面衝突等によるダッシュパネルの車両後方への変形にともなってペダルブラケットが後退した際にウイングカムの先端部をステアリングメンバに干渉させることで、当該ウイングカムを車両前方に回動させるとともに、リンク機構を介して連結されたペダルアームを車両前方に回動させ、以て、車両前面衝突時のペダルアームの後退を抑制している。
特開2005−285064号公報
しかしながら、上記従来の技術では、ペダルアームからウイングカムへの反力が、ペダルアームとウイングカムとの接点と回動軸とを結ぶ直線と交差する方向に作用するため、車両前面衝突時に車両後方に変形したダッシュパネルが車両前方に戻されるスプリングバック現象が生じ、ウイングカムがペダルブラケットとともに車両前方に移動した際に、当該ウイングカムが、ペダルアームからウイングカムへ作用する反力によって車両後方に回動してしまいペダルアームが車両後方へと回動してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、車両後方に変形したダッシュパネルがスプリングバックによって車両前方に戻された際に、ペダルアームが車両後方へ回動してしまうのを抑制することのできる車両用ペダル装置を得ることを目的とする。
本発明は、車両用ペダル装置であって、第1の車体部に固定されたペダルブラケットにペダル回転軸を介して回動可能に枢着されるペダルアームと、前記ペダルブラケットにおける前記ペダル回転軸とは異なる位置に設けられたレバー回転軸を介して回動可能に枢着され、かつ操作部を有する回動レバーと、前記ペダルブラケットより車両後方に配置された第2の車体部から、前記操作部の後方に間隔を設けて延設される押圧部材と、を備え、前記回動レバーには、車両前方からの入力により前記ペダルブラケットが車両後方に後退し、前記操作部が前記押圧部材と当接することで前記操作部が車両前方へ向かう方向へ前記回動レバーが回動し、前記ペダルアームの外周面に接触して当該ペダルアームを押圧し、当該ペダルアームを車両前方に回動させるカム面が設けられており、前記ペダルアームの外周面及びカム面は、前記ペダルアームから前記回動レバーへの反力が前記レバー回転軸に向けて作用するように形成されていることを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、車両前面衝突により第1の車体部が車室内方に変形してペダルブラケットが後退すると、これに伴って回動レバーが車両後方に移動して操作部が押圧部材に接触して回動し、回動レバーに設けたカム面がペダルアームの外周面を押圧して、ペダルアームを車両前方に回動させる。これにより、ペダルアームが運転者の足に衝突するのを避けることができる。
このとき、ペダルアームの外周面及びカム面を、ペダルアームから回動レバーへの反力がレバー回転軸に向けて作用するように形成することで、回動レバーのカム面が、ペダルアームから回動レバーへの反力がレバー回転軸に向けて作用するようにペダルアームを押圧するようになり、第1の車体部の変形部分がスプリングバック現象により車両前方に揺り戻されて、回動レバーが押圧部材から車両前方に離れたとしても、ペダルアームからカム面に作用する反力をレバー回転軸の方向に向かわせることができる。その結果、回動レバーに、当該回動レバーを回転させる力が発生するのが抑制され、ペダルアームが車両後方に戻されてしまうのを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。ここでは、車両用ペダル装置としてブレーキペダル装置を例示する。
図1は、本実施形態にかかる車両用ペダル装置の全体斜視図、図2は、通常時の車両用ペダル装置の内部を示す側面図、図3は、車両前面衝突時の車両用ペダル装置の内部を示す側面図、図4は、車両用ペダル装置の要部を拡大した側面図、図5は、回動レバーのカム面の形状を模式的に示す側面図である。
本実施形態にかかるブレーキペダル装置1は、ダッシュパネル(第1の車体部)10にボルト11にて固定されるペダルブラケット2と、当該ペダルブラケット2にペダル回転軸3aを介して車両前後方向に回動可能に枢着されるペダルアーム3と、を備えている。そして、ペダルアーム3の下端部には、ペダルパッド3bが設けられており、ペダルパッド3bを踏み込むことによってペダルアーム3をペダル回転軸3aを中心に車両前方(図2中左方)に回動させている。
本実施形態では、車幅方向に間隔を設けて配置される一対のペダルブラケット2,2の間にペダルアーム3が取り付けられている。また、ペダルブラケット2は、ブレーキスイッチなどを取り付けるスイッチブラケット2aを備えており、このスイッチブラケット2aがペダルアーム3の車両後方(図2中右方)に配置されている。
ペダルアーム3の中間部には、クレビスピンの取付孔3cが形成されており、この取付孔3cにマスターバックのプッシュロッド(図示せず)をクレビスを介して連結している。そして、ペダルアーム3の踏み込みによる踏力がプッシュロッドを介してマスターシリンダに伝達されてマスターシリンダが作動し、当該マスターシリンダで発生したブレーキ液圧により各車輪に装備したブレーキ装置を作動させることで各車輪を制動させている。
なお、ペダルアーム3には、図示せぬリターンスプリングが設けられており、ペダルアーム3に常時復帰方向(図2中反時計回り方向)の付勢力が生じるようにしている。すなわち、ペダルパッド3bを踏み込むことで車両前方に回動させたペダルアーム3の踏力を解除することで、ペダルアーム3がペダルパッド3bを踏み込んでいないときの状態(図2に示す状態)に自動的に復帰するようにしている。
また、ペダルブラケット2のペダル回転軸3aとは異なる位置(本実施形態ではペダル回転軸3aの後方かつ上方)には、カム回転軸(レバー回転軸)4aが設けられており、当該カム回転軸4aを介してカムレバー(回動レバー)4が回動可能に枢着されている。カムレバー4は、カム回転軸4aを設けた基端部4bと、通常時に、基端部4bから上方に向かって立ち上がるとともに、ペダルブラケット2よりも上方に突出するように配置される突出部4cとを備えている。本実施形態では、この突出部4cがカムレバー4を回動させる操作部4eとして機能している。
また、カムレバー4の突出部4cの後方(ペダルブラケット2よりも車両後方)には、ステアリングコラムを支持するステアリングメンバ(第2の車体部)5が配置されている。
このステアリングメンバ5のカムレバー4と対向する部位には、カムレバー4が当接可能な押圧部材5aが車両前方に突設されており、通常時には、押圧部材5aとカムレバー4との間に間隔S(図2参照)が形成されている。すなわち、押圧部材5aが突出部4cの後方に間隔Sを設けて延設されている。
本実施形態では、押圧部材5aは、ステアリングメンバ5から車両前方に水平状に突設されており、押圧部材5aの先端には、カムレバー4の突出部4cに対向する当接面5bが形成されている。また、押圧部材5aは、車幅方向にある程度の幅をもって形成されており、衝突形態によってカムレバー4が車両直後方から若干車幅方向にズレた場合でも、カムレバー4を押圧部材5aに確実に当接させることができるようにしている。
そして、車両前面衝突によりダッシュパネル10が車室内方(車両後方)に変形してブレーキペダル装置1が車両後方に移動すると、図3に示すように、カムレバー4の突出部4cが押圧部材5aに当接し、カムレバー4がカム回転軸4aを中心として車両前方に回動するようにしている。
また、ペダルアーム3のペダル回転軸3aの周囲には、車両後方かつ上方に向けて突出する突出部3dが設けられている。そして、突出部3dの外周面3eは、ペダルアーム3が車両前方に回動する際、その回転中心(ペダル回転軸3a)からカムレバー4との接触部Pまでの距離が拡大する方向に変化するように形成されている。
また、カムレバー4の基端部4bには、車両前方からの入力によりペダルブラケット2が車両後方に後退した際に、操作部4eが車両前方へ向かう方向への回動レバー4の回動(図4中X方向への回動)に伴いペダルアーム3の外周面3eに接触して当該ペダルアーム3を押圧し、ペダルアーム3を車両前方に回動させるカム面4dが設けられている。
ここで、本実施形態では、操作部4eを車両前方へ回動させるようにカムレバー4に入力された力(カムレバー4をX方向へ回動させる力)が解除された場合に、車両前方に回動させたペダルアーム3が車両後方に回動してしまわないようにしている。
本実施形態では、カムレバー4のカム面4dがペダルアーム3を押圧する際、ペダルアーム3からカムレバー4への反力がカム回転軸4aに向けて作用するようにペダルアーム3の外周面3e及びカム面4dを形成することで、ペダルアーム3の車両後方への回動の抑制を図っている。
具体的には、図5に示すように、カムレバー4のカム面4dに、カム回転軸4aからペダルアーム3の外周面3eにおけるカム面4dとの接触部Pに下ろした垂線Vおよびカム回転軸4aに直交する方向(カム回転軸4aの接線方向T)に延在し、カムレバー4のX方向への回動に伴い、ペダルアーム3の突出部3dの外周面3eに順次面接触する複数の平面4fを形成するとともに、複数の平面4fを、カムレバーのX方向への回動に伴いペダルアーム3の突出部3dの外周面3eに接触する順に、カム回転軸4aからの距離が徐々に大きくなるように形成している。すなわち、平面4fの荷重点(カム面4dと突出部3dとの接触部)Pからカム回転軸4aまでの距離r1、r2、r3、r4…は、図4および図5に示すように、r1<r2<r3<r4…となっている。なお、図4中、実線はブレーキペダル装置1の通常状態を示し、破線は衝突状態を示している。
このように、カム回転軸4aを中心とする接線方向Tに延在する平面4fを突出部3dの外周面3eに面接触させるとともに、カムレバー4のX方向への回動に伴い順次外周面3eに接触する平面4fのカム回転軸4aからの距離を徐々に大きくすることで、平面4fの荷重点Pにおける平面4fの法線がカムレバー4のカム回転軸4aの方向を向くようになるため、カムレバー4のX方向への回動に伴ってペダルアーム3が平面4fの法線方向に押圧されるようになる。その結果、ペダルアーム3からカムレバー4への反力が平面4fの法線方向、すなわち平面4fからカム回転軸4aに向けて作用するようになる。
また、カムレバー4のカム面4dが突出部3dの外周面3eに面接触した際に、接平面に働く押圧力Fでペダルアーム3を車両前方に回動させるための条件は、図4に示すように、ペダル回転軸3aとカム回転軸4aとを結ぶ直線αよりも車両後方(矢印β方向)側の領域でカム面4dが突出部3dの外周面3eに面接触することであるため、カムレバー4が押圧部材5aに押圧されてX方向へ回動している間において、カムレバー4のカム面4dは、ペダル回転軸3aとカム回転軸4aとを結ぶ直線αよりも車両後方(矢印β方向)側の領域で突出部3dの外周面3eに接触するように設定されている。
なお、ステアリングメンバ5の押圧部材5aから受けるカムレバー4の回動力を確実にペダルアーム3に伝達するために、ペダル回転軸3aとカム回転軸4aの剛性およびペダルアーム3の突出部3dとカムレバー4のカム面4dとの接触部分の剛性を十分に確保しておくのが好ましい。
ところで、カム面4dの平面4fは、その荷重点Pにおける法線が完全にカム回転軸4aの方向を向いている必要はなく、相互に接触するカム面4dと外周面3eとの接触面における静止摩擦係数をμとし、平面4fの荷重点Pにおける法線と平面4fの荷重点Pとカム回転軸4aとを結ぶ直線とのなす角度をθとすると、θ≦tan-1μの条件を満たすように形成してあればよい。このように、平面4fの荷重点Pにおける法線がカム回転軸4aから若干ずれて形成されていたとしても、θ≦tan-1μの条件を満たしていれば、相互に接触したカムレバー4のカム面4dと突出部3dの外周面3eとが接線T方向へ相対移動するのを抑制することができるため、車両前方に回動させたペダルアーム3が車両後方に回動するのが抑制され、ペダルアーム3が車両前方に回動した状態を保持することができる。
さらに、本実施形態では、図4に示すように、カム回転軸4aと、当接面5bがカムレバー4に当接した状態における押圧部材5aとの間の距離(カム回転軸4aから車両後方に水平に延びる直線Hから押圧部材5aまでの最短距離)L1を、カム回転軸4aとカム面4dの平面4fの荷重点(カムレバー4とペダルアーム3との接触部)Pとの間の距離のうち、最大の距離L2よりも大きくなるように設定している。
さらにまた、カムレバー4の突出部4cは、カム面4dを形成した基端部4bから突出部4cの先端に向かって先細り形状に形成されている。
本実施形態では、突出部4cは、通常状態で、カムレバー4が押圧部材5aと接触する側(図4中右側)を押圧部材5aの当接面5bと平行な垂直面とするとともに、その反対側(図4中左側)を上方かつ後方に傾斜する傾斜面とすることで、レバー回転軸4bから離れるに従って細くなるように形成されている。このように、本実施形態では、カムレバー4は、突出部4cが押圧部材5aと面接触できるようにペダルブラケットに取り付けられている。
以上の本実施形態によれば、通常時には、図2に示すように、ペダルアーム3の踏み込みに対して突出部3dがカムレバー4と干渉することなく通常の制動作用を行わせることができる。
一方、車両前面衝突によりダッシュパネル(第1の車体部)10が車室内方に変形してペダルブラケット2が後退すると、これに伴ってカムレバー(回動レバー)4が車両後方に移動して、図3に示すように、カムレバー4の操作部4eがステアリングメンバ5の押圧部材5aに接触してX方向、すなわち、車両前方に回動する。
すると、カムレバー4の基端部4bに設けたカム面4dがペダルアーム3の突出部3dの外周面3eを押圧し、ペダルアーム3を図3中2点鎖線で示す通常位置から図3中実線に示すように車両前方に回動させる。これにより、衝突時にペダルアーム3が後方移動して運転者の足に衝突するのを避けることができる。
このとき、ペダルアーム3の外周面3e及びカム面4dを、ペダルアーム2からカムレバー(回動レバー)4への反力がカム回転軸(レバー回転軸)4aに向けて作用するように形成することで、図4中破線に示すように、カムレバー4のカム面4dが、ペダルアーム3からカムレバー4への反力がカム回転軸4aに向けて作用するようにペダルアーム3を押圧するようになり、ダッシュパネル10の変形部分がスプリングバック現象により車両前方に揺り戻されて、カムレバー4が押圧部材5aから車両前方に離れたとしても、ペダルアーム3からカム面4dに作用する反力をカム回転軸4aの方向に向かわせることができる。このため、カムレバー4に、当該回動レバーを回転させる力が発生するのが抑制され、ペダルアーム3が車両前方に回動した状態のまま保持されるため、ペダルアーム3が車両後方に戻されてしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、カム回転軸4aからペダルアーム3の外周面3eにおけるカム面4dとの接触部Pに下ろした垂線Vおよびカム回転軸4aに直交する方向(カム回転軸4aの接線方向T)に延在し、カムレバー4のX方向への回動に伴って外周面3eに順次面接触するとともに、カムレバー4のX方向への回動に伴い外周面3eに接触する順に、カム回転軸4aからの距離が徐々に大きくなるように形成された複数の平面4fで、カム面4dを形成しているため、ペダルアーム3からカムレバー4に作用する反力をカム回転軸4aの方向に向かわせることができるカム面4dを簡単な構成で得ることができる。
また、本実施形態では、カム回転軸4aから車両後方に水平に延びる直線Hから押圧部材5aまでの最短距離L1を、カム回転軸4aと平面4fの荷重点(カムレバー4とペダルアーム3との接触部)Pとの間の距離のうち最大の距離L2よりも大きく設定しているため、車両衝突時にカムレバー4からペダルアーム3に押圧力Fを付加する際に、荷重点Pからの反力によりカムレバー4からステアリングメンバ5に過大な力が入力されるのを抑えることができ、運転者に過大な荷重が作用してしまうのを抑制することができる。
さらに、カムレバー4は、カム面4dを形成した基端部4bから押圧部材5aに接触する突出部4cに向かって先細り形状に形成されているので、カムレバー4の剛性を確保しつつ軽量化を図ることができる上、ステアリングメンバ5からの荷重を効率良くペダルアーム3に伝達することができるようになる。
図6は、本実施形態の変形例を示す車両用ペダル装置の内部を示す側面図である。なお、本変形例にかかる車両用ペダル装置は、上記実施形態と同一の構成を備える。よって、それら同様の構成要素については共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
本変形例にかかるブレーキペダル装置1Aでは、突出部3dAをペダルアーム3のペダル回転軸3aよりも下方に配置するとともに、車両後方に突出した状態で設けている。
また、カムレバー4のカム回転軸4aをペダル回転軸3aのほぼ車両後方に配置して、基端部4bの下側部分に形成したカム面4dAを上述の突出部3dAの先端部の斜め上方に僅かの隙間をもって対向させている。
このようなブレーキペダル装置1Aにあっても、上記実施形態と同様の作用・効果を奏することができる。なお、図6中、符号6はペダルアーム3のリターンスプリングである。
以上、本発明にかかるブレーキペダル装置の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限ることなく要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態を採用することができる。
例えば、ペダル回転軸とカム回転軸との位置関係および突出部やカム面の形状は、車両前方に回動したペダルアームが車両後方へ回動するのを抑制できる限りにおいて任意に設定することができる。
また、車両用ペダル装置は、ブレーキペダル装置に限ることなくその他のペダル装置、例えば、アクセルペダル装置やクラッチペダル装置に適用することも可能である。
本発明の一実施形態にかかる車両用ペダル装置の全体斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる通常時の車両用ペダル装置の内部を示す側面図である。 本発明の一実施形態にかかる衝突時の車両用ペダル装置の内部を示す側面図である。 本発明の一実施形態にかかる車両用ペダル装置の要部を拡大した側面図である。 本発明の一実施形態にかかる回動レバーのカム面の形状を模式的に示す側面図である。 本発明の他の実施形態にかかる車両用ペダル装置の内部を示す側面図である。
符号の説明
1、1A ブレーキペダル装置(車両用ペダル装置)
2 ペダルブラケット
3 ペダルアーム
3a ペダル回転軸
3e 外周面
4 カムレバー(回動レバー)
4a カム回転軸(レバー回転軸)
4b カムレバーの基端部
4c カムレバーの突出部
4d、4dA カム面
4e 操作部
4f 平面
5 ステアリングメンバ(第2の車体部)
5a 押圧部材
10 ダッシュパネル(第1の車体部)
H 直線
P 接触部
V 垂線

Claims (4)

  1. 第1の車体部に固定されたペダルブラケットにペダル回転軸を介して回動可能に枢着されるペダルアームと、前記ペダルブラケットにおける前記ペダル回転軸とは異なる位置に設けられたレバー回転軸を介して回動可能に枢着され、かつ操作部を有する回動レバーと、前記ペダルブラケットより車両後方に配置された第2の車体部から、前記操作部の後方に間隔を設けて延設される押圧部材と、を備える車両用ペダル装置において、
    前記回動レバーには、車両前方からの入力により前記ペダルブラケットが車両後方に後退し、前記操作部が前記押圧部材と当接することで前記操作部が車両前方へ向かう方向へ前記回動レバーが回動し、前記ペダルアームの外周面に接触して当該ペダルアームを押圧し、当該ペダルアームを車両前方に回動させるカム面が設けられており、
    前記ペダルアームの外周面及びカム面は、前記ペダルアームから前記回動レバーへの反力が前記レバー回転軸に向けて作用するように形成されていることを特徴とする車両用ペダル装置。
  2. 前記カム面は、前記レバー回転軸から前記ペダルアームの外周面における前記カム面との接触部に下ろした垂線および前記レバー回転軸に直交する方向に延在し、前記回動レバーの前記回動に伴って前記外周面に順次面接触する複数の平面を備え、
    複数の前記平面は、前記回動レバーの前記回動に伴い前記外周面に接触する順に、前記レバー回転軸からの距離が徐々に大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ペダル装置。
  3. 前記レバー回転軸から車両後方に水平に延びる直線から前記押圧部材までの最短距離は、前記レバー回転軸から前記回動レバーと前記ペダルアームとの接触部までの最大距離よりも大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用ペダル装置。
  4. 前記回動レバーは、前記カム面が形成され、前記レバー回転軸に取り付けられる基端部と、前記操作部を有し、前記基端部から突設された突出部と、を備え、
    前記突出部は、前記基端部から当該突出部の先端に向けて先細り状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の車両用ペダル装置。
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