JP4858806B2 - ペダル装置 - Google Patents
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Description
通常、マスターシリンダはダッシュパネルに接続されているため、車両前方から過大な力が車体にかかった場合に、ダッシュパネルの位置変化がそのままマスターシリンダの位置変化となり、マスターシリンダのプッシュロッドによりペダルアームを車体後方に回動操作することになる。
また、本発明は、上記ペダルリンクの係合部を上記ペダルアームの軸支部に係合させる方向に付勢する弾発手段を設けたことにある。
さらに、本発明は、上記弾発手段が上記ペダルのリターンスプリングを兼ねることにある。またさらに、本発明は、互いに連結された一対の対向面にそれぞれ二組のピン穴を形成して上記第2のペダルリンクを構成し、該一組のピン穴に連結ピンを介して上記ペダルアームの軸支部にリンク結合し、かつ該他の一組のピン穴に上記連結ピンを介して上記ペダルレバーと第1のペダルリンクをピン結合するとともに、上記ペダルレバーと上記第1のペダルリンクをピン結合した上記連結ピンを上記ペダルアームの軸支部にリンク結合した連結ピンよりもペダルの軸支部に近い方に配設したことにある。
さらに、上記第2のペダルリンクに当接する係止部を上記第1のペダルリンクに設けたことにある。
またさらに、上記ペダルアームの軸支部に一対のアームを設け、これらアーム相互間に上記ペダルレバーと第1のペダルリンクを配置し、上記一対のアーム相互間に上記第2のペダルリンクを軸支したことにある。
また、上記長孔を上記ペダルレバーの放射方向に形成したことにある。
上記ブレーキペダルリンク3はペダルリターンスプリング10によってフック部3cがブレーキペダル1のボス部1bに係合する方向に付勢されている。このペダルリターンスプリング10はブレーキペダルリンク3のフック部3cがボス部2bから外れて、相対的にブレーキペダルリンク3が上方にずれたときには、ブレーキペダルリンク3との係合が外れる位置で、他端10bがブレーキペダルリンク3に引掛けて組み付けられている。これによって、ブレーキペダルリンク3のフック部3cがボス部2bから外れると、ペダル踏面14を乗員側に戻す方向に付勢しているペダルリターンスプリング10の反発力の作用がなくなるものである。
上記ブレーキペダル1は、ペダルブラケット11の側壁11a相互間にペダルシャフトボルト12およびナット12aを介して軸支されている。ペダルシャフトボルト12はボス部1bに挿入された筒状のスペーサ8内を挿通されてブレーキペダル1をペダルブラケット11に揺動可能に取り付けている。13はペダルリターンスプリング10の外側にペダルブラケット11の側壁11aに組み付けられた保護部材で、ネジ13aおよびナット13bにより片側側壁11aに螺着されている。この保護部材13は、ブレーキペダルリンク3の基端に装着された作用部となるプレート3bの車両後方側の斜め下に位置し、衝撃荷重作用時以外の外力がブレーキペダルリンク3へ加えられることを防止する。
14はプレート1gに取り付けられたペダル踏み面である。
通常状態では、図6に示すように、ブレーキペダルリンク3のリンク片3aの基端に装着された作用部となるプレート3bとストラットタワー15の縦壁15aとの間には、一定の隙間20が確保されている。
通常ブレーキ時の操作力は、ペダル踏面14を踏み込むことによって、プレート1gからペダルアーム1aを介してボス部1bが回動し、アーム1c,1dおよびスペーサ1e,1fが回動する。この回動の動きは、連結ピン5によってブレーキペダルリンク4とともに、連結ピン6に伝わり、ブレーキペダルレバー2をボス部2bを中心に回動させる。ブレーキペダルレバー2の回動はプッシュロッド結合ピン17を介してプッシュロッド16aに伝達され、マスターシリンダ16を作動してブレーキ力が働く。通常時における連結ピン6は、ブレーキペダルリンク3によってレバー2aの長孔2c内での動きを拘束されているので、運転者のブレーキペダル踏み込みによるブレーキの操作力は、確実に伝達される。また、連結ピン6の軸心位置は、連結ピン5の軸心よりも踏み込みによるブレーキペダル回転方向に位置し、さらに、連結ピン5の軸心とボス部1bの軸心との距離よりも、連結ピン5の軸心と連結ピン6の軸心との距離と連結ピン6の軸心とボス部1bの軸心との距離の合計が大きくなる位置となっている。これにより、運転者のブレーキペダル踏み込みによるブレーキの操作力は、確実に伝達される。
こうして、リンク片3aの端面3dからペダルリターンスプリング10の端部10bが外れ、ブレーキペダル1を乗員側に戻す方向への付勢力がなくなるとともに、作動スプリング9の作用によって、ブレーキペダルレバー2に対してアーム1dが矢印22方向に回転する。このとき、ペダルアーム1a、ボス部1b、アーム1c,1d、スペーサ1e,1fおよびプレート1gは、剛体結合で同時に矢印22方向に回転するため、ペダル踏面14が乗員側に後退することを抑制することができる(図8参照)。
さらに、ペダルリターンスプリング10がブレーキペダル1のリターンスプリングを兼ねるので、係合維持用のスプリングを別途設ける必要がなく、部品点数の削減、組付け工数の削減となる。またさらに、ブレーキペダルリンク3のフック部3cの係合が解除された後、スプリングとの係止も外れるため、リターンスプリングの付勢力がブレーキペダル1にかからなくなるので、ブレーキペダル1を乗員から離れる方向に容易に移動させることができる。
さらに、ブレーキペダル1の回動軸と同軸にブレーキペダルレバー2が回動可能に配置され、ブレーキペダルリンク4の両端に挿入される連結ピン5,6の位置は、連結ピン5よりも連結ピン6の方がブレーキペダル1の回動軸に対して、より接近配置されているので、連結ピン5が動きの邪魔にならずに、より大きな相対的な動きを許容できる。より具体的には、ブレーキペダルレバー2の連結ピン6側の先端よりも連結ピン5側が遠い位置を動くので、干渉することがない。
さらに、プレート部3bは、アーム1dよりも軸方向に突出しないので、ペダルリターンスプリング10がこれに引っかからない。
1a ペダルアーム
1b ボス部(軸支部)
1c,1d アーム
1e,1f スペーサ
2 ブレーキペダルレバー(ペダルレバー)
2c 長孔
2d 係止部
3 ブレーキペダルリンク(第1のペダルリンク)
3b プレート
3c フック部(係合部)
3d1 係止部
3e1 係止部
4 ブレーキペダルリンク(第2のペダルリンク)
5,6 連結ピン
8 スペーサ
9 作動スプリング
10 ペダルリターンスプリング(弾発手段)
11 ペダルブラケット
12 ペダルシャフトボルト
13 保護部材
14 ペダル踏面
15 ストラットタワー
16 マスターシリンダ
19 ダッシュパネル
20 隙間
Claims (7)
- ペダルアームの一端部を回動可能に軸支し、該ペダルアームの回動操作をリンク機構を介してマスターシリンダのプッシュロッドに伝達するペダル装置において、上記ペダルアームの一端部を軸支した軸支部にペダルレバーを回動可能に装着し、該ペダルレバーの一端部に長孔を形成し、該長孔を通して連結ピンでピン結合された第1のペダルリンクを設け、上記ペダルアームの軸支部に装着されたアームにリンク結合された第2のペダルリンクを設けるとともに、上記ペダルレバーおよび上記第1のペダルリンクをピン結合した上記連結ピンで上記第2のペダルリンクをピン結合し、上記第1のペダルリンクの他端部に、上記軸支部に係合し、上記ペダルレバーとの相対的な動きを規制する係合部を形成し、上記ペダルアームの回動操作に伴う上記アームの回動によって上記第2のペダルリンクを介して上記第1のペダルリンクとともに上記ペダルレバーを上記軸支部を中心に回動操作して上記ペダルレバーの一端部に係合した上記マスターシリンダのプッシュロッドを作動するとともに、該第1のペダルリンクの他端部に上記ペダルアームの操作力以外の力を受ける作用部を設け、該作用部に加わる力によって、上記軸支部に対する上記第1のペダルリンクの係合部の係合が解除されたとき、上記長孔にピン結合した上記第2のペダルリンクの連結ピンの移動を許容し、上記ペダルレバーの動きがペダルアームに伝わらない構成にしたことを特徴とするペダル装置。
- 上記ペダルリンクの係合部を上記ペダルアームの軸支部に係合させる方向に付勢する弾発手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のペダル装置。
- 上記弾発手段が上記ペダルのリターンスプリングを兼ねることを特徴とする請求項2に記載のペダル装置。
- 互いに連結された一対の対向面にそれぞれ二組のピン穴を形成して上記第2のペダルリンクを構成し、該一組のピン穴に連結ピンを介して上記ペダルアームの軸支部にリンク結合し、かつ該他の一組のピン穴に上記連結ピンを介して上記ペダルレバーと第1のペダルリンクをピン結合するとともに、上記ペダルレバーと上記第1のペダルリンクをピン結合した上記連結ピンを上記ペダルアームの軸支部にリンク結合した連結ピンよりもペダルの軸支部に近い方に配設したことを特徴とする請求項1に記載のペダル装置。
- 上記第2のペダルリンクに当接する係止部を上記第1のペダルリンクに設けたことを特徴とする請求項4に記載のペダル装置。
- 上記ペダルアームの軸支部に一対のアームを設け、これらアーム相互間に上記ペダルレバーと第1のペダルリンクを配置し、上記一対のアーム相互間に上記第2のペダルリンクを軸支したことを特徴とする請求項4または5に記載のペダル装置。
- 上記長孔を上記ペダルレバーの放射方向に形成したことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のペダル装置。
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