JP5427442B2 - 車両用ペダル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ペダル装置に関する。
従来、車両衝突時にペダルアームの上端側の支点部を後方へ移動させることにより、ペダルアームの下端側のペダル部を前方へ移動させるようにした車両用ペダル装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2006−160150号公報
しかしながら、上記特許文献1の車両用ペダル装置では、支点部がブラケットの一部を破断させながら後方へ移動する構成となっていたため、破断させるのに余分な力が必要となり、支点部が後方へ円滑に移動するのが抑制されるおそれがあった。
そこで、本発明は、車両衝突時に支点部をより円滑に後方へ移動させることが可能な車両用ペダル装置を得ることを目的とする。
本発明にあっては、車両衝突時に、前方から支点部を押してブラケットに形成された軌道に沿って支点部を後方へ移動させる前方当接部を有する押圧部材に、当該押圧部材が通常時にブラケットに対して静止された状態で軌道内にある支点部を後方から支持することによって支点部を通常位置にとどめておく後方当接部を設け、前記押圧部材は、前記ブラケットに、前記支点部の回動軸心と平行な第二の回動軸心回りに回動可能に支持され、前記支点部と前記後方当接部との接面が、前記回動軸心および前記第二の回動軸心の双方に垂直な仮想直線に対して垂直となるように設定されたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、通常時には、押圧部材をブラケットに対して静止させることで、軌道内の前端側にある支点部を通常位置に保持し、車両衝突時には、押圧部材のブラケットに対する静止状態を解除することで、支点部を軌道に沿って後方移動させることができる。したがって、従来のようにブラケットの一部を破断させる必要がなくなる分、支点部をより円滑に後方へ移動させることができるようになる。
また、押圧部材は、ブラケットに、支点部の回動軸心と平行な第二の回動軸心回りに回動可能に支持され、支点部と後方当接部との接面が、回動軸心および第二の回動軸心の双方に垂直な仮想直線に対して垂直となるように設定されている。よって、支点部と後方当接部との間で接面に垂直な方向に作用する力によって回動軸心回りの回転モーメントが生じるのを抑制し、通常時に押圧部材がブラケットに対して不本意に回動するのを抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態にかかる車両用ペダル装置の側面図である。 図2は、本発明の一実施形態にかかる車両用ペダル装置の上部の背面図である。 図3は、本発明の一実施形態にかかる車両用ペダル装置の上部の側面図である。 図4は、本発明の一実施形態にかかる車両用ペダル装置の車両衝突時における側面図である。 図5は、本発明の一実施形態にかかる車両用ペダル装置の車両衝突時における軌道に対する支点部および押圧部材に形成されたガイドスリットの移動軌跡を示す図である。 図6は、図1のVI−VI断面図である。 図7は、本発明の一実施形態にかかる車両用ペダル装置の変形例のブラケットの側面図である。 図8は、図7のブラケットを含む本発明の一実施形態の変形例にかかる車両用ペダル装置の車両衝突時における側面図である。 図9は、本発明の一実施形態にかかる車両用ペダル装置の別の変形例のブラケットの側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、本発明にかかる車両用ペダル装置をブレーキペダル装置として実施した場合について例示する。なお、図中、FRは車両前方、UPは車両上方、WDは車幅方向を示す。
ブレーキペダル装置1は、第一の車体部材としてのダッシュパネル2に取り付けられたブラケット3と、ブラケット3に回動可能に支持されたペダルアーム4とを備えている。
ブラケット3は、図1,図2に示すように、左右一対の縦壁部3aと、それら一対の縦壁部3aの上端縁間で架設される天壁部3bとを有して、下方に開放される略逆U字状の断面形状を備えており、板状の金属部材を折曲して形成されている。
図2に示すように、一対の縦壁部3a,3aは、いずれもほぼ同形状で、車幅方向と垂直に形成されて上下方向かつ前後方向に沿っており、相互に平行に配置されている。また、縦壁部3aの上縁は水平方向に略沿って伸びる一方、下縁は後方に向かうに連れて上方に向けて傾斜しており、後方へ向けて先細りの台形状に形成されている。
また、一対の縦壁部3a,3aには、それぞれ、一定幅で前後方向に略沿って水平方向に伸びる長孔5,5が形成されている。これら長孔5,5は、車幅方向からの水平視で重なり合っている。また、これら長孔5,5には、その前端に突き当てられた状態で略円柱状のシャフト4aが車幅方向に沿って貫通しており、このシャフト4aを覆う筒状部4bに、ペダルアーム4のアーム部4cの上端部が固着されている。そして、筒状部4bは、シャフト4aの周囲を、シャフト4aの中心軸(Ax1)回りに回動できるようにしてある。本実施形態では、この中心軸がペダルアーム4の回動軸心Ax1に相当し、シャフト4aおよび筒状部4bがペダルアーム4の上端側に配置される支点部6に相当する。また、図1の支点部6の位置が、通常位置Poとなる。なお、シャフト4aは、図示しないCリングや、ピン、ワッシャ等留め具等を用いて、ブラケット3、筒状部4b、あるいは後述する押圧部材9に対して、軸方向に抜け止めされている。
アーム部4cは、支点部6から緩やかに屈曲しながら下方に向けて伸びており、その下端部にペダル部4dが設けられている。使用者(運転者)がペダル部4dを前方に踏み込むと、ペダルアーム4は回動軸心Ax1回りに前方に向けて図1の時計回り方向に回動し、プッシュロッド7を前方に押す。そして、プッシュロッド7が前方に押されるとブレーキ装置8内で液圧が高まって、車両が制動されるようになっている。一方、ペダル部4dの踏み込みが解除されると、ペダルアーム4は回動軸心Ax1回りに後方に向けて図1の反時計回り方向に回動し、図1に示される初期位置に戻るようになっている。
そして、ブラケット3には、押圧部材9が取り付けられている。この押圧部材9は、通常時に支点部6を通常位置Poにとどめておく機能と、車両衝突時に支点部6を長孔5,5に沿って後方へ移動させる機能と、の二つの機能を有している。
まずは、押圧部材9の、通常時に支点部6を通常位置Poにとどめておく機能について説明する。
押圧部材9は、ブラケット3を上方から取り囲むように配置されており、ブラケット3の縦壁部3a,3aに沿ってその車幅方向外側または内側(本実施形態では外側)に隣接して立設される縦壁部9a,9aと、これら縦壁部9a,9a間で架け渡される架橋部9bとを有しており、車幅方向に沿う回動軸心(第二の回動軸心)Ax2回りに回動可能に、ブラケット3に取り付けられている。回動軸心Ax2は回動軸心Ax1と平行に配置されている。
ここで、本実施形態では、ブラケット3および押圧部材9のうち少なくともいずれか一方に形成した貫通孔10bに回動軸心Ax2を成すシャフト10aを貫通させ、このシャフト10aをかしめることで保持機構10を形成してある。本実施形態では、シャフト10aをブラケット3に固着し、押圧部材9に形成した貫通孔10bを貫通させたシャフト10aの両端部分を軸方向に近接する方向に潰して一対の張出部10c,10cを形成し、これら一対の張出部10c,10c間に縦壁部9aおよび縦壁部3aを挟持し、かつシャフト10aを拡径させて貫通孔10bの内面側に押しつけることで、押圧部材9をブラケット3に対して静止させている。
そして、図1に示すように、保持機構10によってブラケット3に対して静止された押圧部材9には、長孔5内にある支点部6を後方から支持することによって、当該支点部6を長孔5内の前端側の通常位置Poにとどめておく後方当接部9cを設けてある。すなわち、押圧部材9の縦壁部9aには、支点部6(のシャフト4a)を貫通させる長孔9dが形成されており、この長孔9dの後方側の部分(図1の右側の部分)が後方当接部9cとなっている。
すなわち、本実施形態では、長孔5内の前端側に配置された支点部6を、保持機構10によってブラケット3に対して静止させた押圧部材9の後方当接部9cで支持することにより、支点部6を通常位置Poに配置している。
また、図3に示すように、支点部6と後方当接部9cとの接面Ptは、回動軸心Ax1および第二の回動軸心Ax2の双方に垂直な仮想直線Lに対して垂直となるようにしてある。接面Ptをこのように設定することで、支点部6と後方当接部9cとの間で接面Ptに垂直な方向に作用する力によって回動軸心Ax2回りの回転モーメントが生じるのを抑制し、通常時に押圧部材9がブラケット3に対して不本意に回動するのを抑制することができる。
次に、押圧部材9の、車両衝突時に支点部6を長孔5に沿って後方へ移動させる機能について説明する。
図1に示すように、押圧部材9の後方には、車幅方向に沿って伸びる第二の車体部材としてのステアリングシャフト11が配置されており、このステアリングシャフト11に、押圧部材9の後方に間隔をあけて対応するように、受止部11aが設けられている。したがって、図4に示すように、車両衝突時に、ダッシュパネル2とともに、ブレーキ装置8、プッシュロッド7、ブラケット3、ペダルアーム4、および押圧部材9が、ほぼ一体となって後方に移動すると、これらのうち押圧部材9のみが受止部11aによって相対的に前方に押される。ここで、本実施形態では、受止部11aから押圧部材9への力の作用点が回動軸心Ax2より上方に設定されるとともに、保持機構10による保持状態が、通常使用時には解除されず、受止部11aからの押圧力によって解除されるようになっている。
したがって、受止部11aによって前方へ押された押圧部材9は、回動軸心Ax2回りに所定方向(図4,図1では反時計回り方向)に回動し、支点部6のシャフト4aを、前方から後方へ向けて押圧する。すなわち、長孔9dの前方側の部分(図3,図1の左側の部分)が前方当接部9eとなっている。この長孔9dは、略一定幅で屈曲されて形成されている。また左右の縦壁部9a,9aに形成される二つの長孔9d,9dは、車幅方向からの水平視で重なり合っている。
かかる構成では、図5に示すように、受止部11aによって相対的に前方に押された押圧部材9がブラケット3に対して相対移動(本実施形態では相対回動)するのに伴って、支点部6のシャフト4aが、ブラケット3の縦壁部3aに形成された長孔5と押圧部材9の縦壁部9aに形成された長孔9dとの交点に配置されることになる。したがって、長孔9dの形状は、上記接面Ptの角度設定を考慮するのに加えて、押圧部材9のブラケット3に対する相対移動に伴って支点部6が所期の後方移動を行うように考慮して設定するのが好適である。
また、本実施形態では、長孔9d,9dを、支点部6のシャフト4aの直径よりわずかに大きい幅で延設することで、図5に示すように、押圧部材9が支点部6のシャフト4aを後方へ押している間、当該シャフト4aは、長孔9d内に挿入されたままで、前方当接部9eと後方当接部9cとの間に挟みこまれた状態となっている。さらに、本実施形態では、図6に示すように、長孔5および長孔9dは、ブラケット3および押圧部材9の車幅方向両側に形成され、これらは、ぞれぞれ、車幅方向からの水平視で相互に重なりあっている。したがって、支点部6のシャフト4aの長手方向両端部が配置される位置(長孔5,9dの交点)も、車幅方向からの水平視で相互に重なりあうことになる。すなわち、シャフト4aは、車幅方向に離間した二箇所で、前後方向のほぼ同じ位置で、前方当接部9eおよび後方当接部9cによって挟持された状態となるため、押圧部材9によって押されたシャフト4aは、移動中、車幅方向に対して傾く(図6の左右方向に傾く)ことなく、通常位置Poでの姿勢、すなわち車幅方向(図6の上下方向)に沿う姿勢のまま、後方へ移動することができる。シャフト4aが後方移動中に車幅方向に対して傾くと、シャフト4aやペダルアーム4のその他の部分等がブラケット3や他の車体部分等に干渉して、円滑に後方移動しにくくなる場合があるが、かかる構成によれば、そのような不具合を抑制することができる。
そして、上述したようにして支点部6が後方に移動すると、図4に示すように、アーム部4cがプッシュロッド7との連結部を略中心として後傾し、ペダル部4dが相対的に前方へ移動する。したがって、車両衝突時に、ペダル部4d近傍の足下空間をより広く確保することができるようになる。
以上、説明したように、本実施形態では、押圧部材9に、ブラケット3に対して静止された状態で軌道としての長孔5内の前端側にある支点部6のシャフト4aを後方から支持することによって支点部6を通常位置Poにとどめておく後方当接部9cが設けられている。よって、通常時には、押圧部材9をブラケット3に対して静止させることで、軌道としての長孔5内の前端側にある支点部6を通常位置Poに保持し、車両衝突時には、押圧部材9のブラケット3に対する静止状態を解除することで、支点部6を軌道に沿って後方移動させることができる。したがって、従来のようにブラケット3の一部を破断させる必要がなくなる分、支点部6をより円滑に後方へ移動させることができるようになる。また、通常時に支点部6を軌道内に配置することができるため、押圧部材9のブラケット3に対する静止状態を解除することによって支点部6を静止状態から軌道内での移動状態により円滑に移行させることができる。
また、本実施形態では、押圧部材9を通常時にブラケット3に対して静止させる保持機構10が設けられている。よって、保持機構10によって、押圧部材9をブラケット3により安定的に静止させることができ、通常時に押圧部材9がブラケット3に対して不本意に相対移動するのを抑制しやすくなる。
また、本実施形態では、この保持機構10が支点部6とは別個に構成されている。支点部6を保持機構10の一部として組み込むと、保持機構10による静止状態が解除される際に、支点部6が変形するなどして支点部6のより円滑な移動が妨げられるおそれがあるが、本実施形態では、保持機構10を支点部6とは別個に構成したため、このような不具合が生じにくい。
また、本実施形態では、押圧部材9は、ブラケット3に、支点部6の回動軸心Ax1と平行な第二の回動軸心Ax2回りに回動可能に支持され、押圧部材9およびブラケット3のうち少なくともいずれか一方に形成した貫通孔10bに第二の回動軸心Ax2をなすシャフト10aを貫通させ、当該シャフト10aをかしめることで、保持機構10が形成されている。よって、押圧部材9をブラケット3に回動可能に支持するのに用いるシャフト10aを、保持機構10として利用することができる分、これらを別個に設ける場合に比べて構成をよりコンパクトにすることができる。
また、本実施形態では、押圧部材9は、ブラケット3に、支点部6の回動軸心Ax1と平行な第二の回動軸心Ax2回りに回動可能に支持され、支点部6と後方当接部9cとの接面Ptが、回動軸心Ax1および第二の回動軸心Ax2の双方に垂直な仮想直線Lに対して垂直となるように設定されている。よって、支点部6と後方当接部9cとの間で接面Ptに垂直な方向に作用する力によって回動軸心Ax2回りの回転モーメントが生じるのを抑制し、通常時に押圧部材9がブラケット3に対して不本意に回動するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、前方当接部9eと支点部6のシャフト4aを挟んで前方当接部9eの後方に配置される後方当接部9cとのペアが、回動軸心Ax1の軸方向に間隔をあけて二つ設けられている。よって、押圧部材9によって、支点部6のシャフト4aの前後方向の位置を、車幅方向に離間した二箇所で規定することができるため、押圧部材9によって押されたシャフト4aを、移動中、通常位置Poでの姿勢、すなわち車幅方向に沿う姿勢を維持したまま、後方へ移動させやすくなる。シャフト4aが後方移動の途中で傾いたりすると、円滑に移動しにくくなる場合があるが、かかる構成によれば、そのような不具合を抑制することができる。
(変形例)図7〜図9は、上記実施形態の変形例を示している。図7および図8の変形例では、ブラケット3に、車両衝突時に軌道としての長孔5に沿って後方へ移動した支点部6が前方へ戻るのを抑制する戻り抑制部として、長孔5の後端部から下方へ凹設した切欠12を設けてある。この切欠12は、一対の縦壁部3aの双方に設けてあり、それら一対の切欠12,12は、車幅方向からの水平視で重なり合っている。
車両衝突時に、押圧部材9によって後方に押された支点部6のシャフト10aは、長孔5の後端部に到達すると、図8に示すように、重力によって切欠12内に入る。切欠12内に入ると、切欠12の前縁部によってシャフト10aが前方に戻るのが抑制される。したがって、かかる変形例によれば、何らかの原因によって支点部6が前方に戻って支点部6を後方移動させたことによる効果が損なわれるという事態を、抑制することができる。
また、図9の変形例では、戻り抑制部として、長孔5の後端部の幅を狭くした幅狭部12Aを設けてある。よって、支点部6は長孔5の後端部に到達すると、幅狭部12Aに挟持されて、前方へ戻れなくなる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。上記実施形態では、軌道を長孔として形成したが、これを長手方向他端側を切り欠いたスリットとして形成してもよい。
また、押圧部材は、受止部に突き当たることで、ブラケットに対して相対移動可能な構成であればよく、回動可能となっていることは必須ではない。例えば、受止部による押圧力を押圧部材ひいては支点部の後方移動に変換できる機構(例えばリンク機構等)を有するものとして構成してもよい。
また、ブラケット、押圧部材、支点部その他の各構成部品の形状や、大きさ等のスペックは、適宜に変更することができる。また、保持機構を、第二の回動軸心に関わる構成とは別個に構成してもよいし、シャフトのかしめ構造以外の構成で保持機構を具現化してもよい。また、戻り抑制部も、上記変形例には限定されず、例えば、移動によって乗り越える突起として構成することも可能である。
1 ブレーキペダル装置(車両用ペダル装置)
2 ダッシュパネル(第一の車体部材)
3 ブラケット
4 ペダルアーム
4d ペダル部
5 長孔(軌道)
6 支点部
7 プッシュロッド
9 押圧部材
9c 後方当接部
9e 前方当接部
10 保持機構
10a シャフト
10b 貫通孔
11 ステアリングシャフト(第二の車体部材)
11a 受止部
12 切欠(戻り抑制部)
12A 幅狭部(戻り抑制部)
Ax1 回動軸心
Ax2 (第二の)回動軸心
L 仮想直線
Po 通常位置
Pt 接面

Claims (5)

  1. 上端側に配置される支点部と下端側に配置されるペダル部とを有するとともに、前記支点部と前記ペダル部との間で前方のプッシュロッドに連結されるペダルアームと、
    第一の車体部材に取り付けられ、通常時には前記支点部を通常位置で支持し、車両衝突時に前記支点部を後方に向けて移動案内する軌道が形成されたブラケットと、
    前記ブラケットに相対移動可能に取り付けられ、車両衝突時における前記ブラケットの後退に伴って前記第一の車体部材とは別の第二の車体部材に設けられた受止部から前方に押されて前記ブラケットに対して相対移動することで前記支点部を前方から押す前方当接部を有する押圧部材と、
    を備え、通常時には、前記ペダルアームが前記支点部の回動軸心回りに回動可能となって前記ペダル部の前方への踏み込みによってプッシュロッドを前方へ押し、車両衝突時には、前記前方当接部に押された前記支点部が前記軌道に沿って後方に移動することで前記ペダル部を前方に移動させるように構成された車両用ペダル装置において、
    前記押圧部材に、前記ブラケットに対して静止された状態で前記軌道内の前端部にある前記支点部を後方から支持することによって前記支点部を通常位置にとどめておく後方当接部を設け
    前記押圧部材は、前記ブラケットに、前記支点部の回動軸心と平行な第二の回動軸心回りに回動可能に支持され、
    前記支点部と前記後方当接部との接面が、前記回動軸心および前記第二の回動軸心の双方に垂直な仮想直線に対して垂直となるように設定されたことを特徴とする車両用ペダル装置。
  2. 前記押圧部材を通常時に前記ブラケットに対して静止させる保持機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用ペダル装置。
  3. 前記押圧部材および前記ブラケットのうち少なくともいずれか一方に形成した貫通孔に前記第二の回動軸心をなすシャフトを貫通させ、当該シャフトをかしめることで、前記保持機構を形成したことを特徴とする請求項2に記載の車両用ペダル装置。
  4. 前記ブラケットに、車両衝突時に前記軌道に沿って後方へ移動した前記支点部が前方へ戻るのを抑制する戻り抑制部を設けたことを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一つに記載の車両用ペダル装置。
  5. 前記前方当接部と前記支点部を挟んで前記前方当接部の後方に配置される前記後方当接部とのペアを、前記回動軸心の軸方向に間隔をあけて二つ設けたことを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一つに記載の車両用ペダル装置。
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JP6190353B2 (ja) 車両用ペダル装置の後退防止装置

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