JP6176001B2 - ジャイロセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、基板平面(xy平面)方向に対して検出錘を駆動振動させると共に、角速度の印加に伴って検出錘を基板垂直方向(以下、z軸方向という)に移動させることで角速度検出を行うジャイロセンサに関するものである。例えば、本発明は、車両におけるロール方向の角速度検出などを行うジャイロセンサに適用されると好適である。
従来より、角速度の検出に用いられるセンサとして、例えば特許文献1に示されるようなジャイロセンサが知られている。この種のジャイロセンサは、基板平面方向に振動させられる駆動錘と、この駆動錘に対して検出バネを介して接続された検出錘とを有し、駆動錘を駆動振動させつつ角速度印加によって基板垂直方向に検出錘が振動させられることに基づいて角速度検出を行う。特許文献1に示されるジャイロセンサでは、ディスク状に駆動錘および検出錘を配置した構造とされ、角速度検出時にはディスク中心を中心として揺動させるように駆動錘を振動させることによって角速度検出を行っている。すなわち、角速度印加に基づいて、ディスク中心を挟んだ左右両側において検出錘がシーソーのように相対向してディスク平面に対する垂直方向(z軸方向)に上下振動させられるため、その左右での上下振動に基づく差動出力を得ることで、角速度検出を行っている。
特開2001−255153号公報
しかしながら、特許文献1のようなジャイロセンサでは、z軸方向への衝撃を受けたときに出力誤差が大きくなるという問題が発生する。具体的には、z軸方向への衝撃を受けたときに、ディスク中心を挟んだ左右両側においてz軸方向に検出錘が移動させられることになる。このとき、左右両側において共に同調して検出錘が動けば作動出力を取るときに各出力中の衝撃振動成分がキャンセルされるため問題ないが、同調しないと、それが大きな出力誤差として現れることになる。このような大きな出力誤差が発生すると、正確な角速度検出が行えなくなるため、好ましくない。
本発明は上記点に鑑みて、衝撃を受けたときの出力誤差を抑制でき、より正確な角速度検出を行うことが可能なジャイロセンサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、固定部(20)に対して支持梁(41)を介して接続され、基板(10)の平面上の一方向をx軸方向、該x軸方向に対する垂直方向をy軸方向として、角速度検出の際に、支持梁の変位に基づいてxy平面上において往復回転振動させられる質量部(31a)を有する駆動錘(31)を備えた可動部(30)と、駆動錘に対して検出梁(42、43)を介して接続され、x軸方向に並べられた2つの検出錘(32、33)と、2つの検出錘を連結する連成バネ(44)と、基板の平面に対する垂直方向をz軸方向として、2つの検出錘それぞれからz軸方向において所定距離離間して配置された検出電極(14)と、を有した構成とされていることを特徴とする。具体的には、連成バネは、2つの検出錘それぞれに接続されたトーションバネ(44a)と、一方の検出錘に接続されたトーションバネと他方の検出錘に接続されたトーションバネとを連結する中間剛体(44b)とを備えた構成とされている。
このような構成のジャイロセンサは、角速度印加に伴って2つの検出錘がz軸方向において互いに逆方向に振動させられることで2つの検出錘と検出電極との間の距離を変化させる。これにより、2つの検出錘と検出電極の間に構成された2つの容量値が変化することに基づいて、2つの容量値の変化を示す信号の差動出力を用いて角速度検出を行う。
そして、連成バネによって両検出錘を連結しているため、両検出錘を同調して動くようにでき、必ず同相モードと逆相モードの2パターンの動きにすることができる。そして、両検出錘が同調して動くことから、同相モードの共振周波数finと逆相モードの共振周波数fantiとを持つようにできると共に、各部の設定に基づいて同相モードの共振周波数finと逆相モードの共振周波数fantiとを分離できる。このため、衝撃を受けたときの出力誤差を抑制でき、より正確な角速度検出を行うことが可能なジャイロセンサとすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明と基本的には同じ構造のジャイロセンサであるが、2つの検出錘(32、33)を駆動錘に対して一体的に構成してx軸方向に並べた構造としたものである。このような構造のジャイロセンサにおいても、請求項1と同様の効果を得ることができる。
請求項に記載の発明では、請求項1ないしのいずれか1つに記載のジャイロセンサを第1ジャイロセンサ(100)として、基板に形成され、xy平面上におけるz軸周りの角速度を検出する第2ジャイロセンサ(200)と、基板に形成され、xy平面に平行な一方向の加速度を検出する加速度センサ(400)とが、1チップ化されていることを特徴としている。
このように、請求項1ないしのいずれか1つに記載のジャイロセンサを第1ジャイロセンサとれば、第1ジャイロセンサを第2ジャイロセンサや加速度センサと1チップ化することが可能な複合センサにできる。これにより、各センサを異なるチップに形成する場合と比較して、複合センサの簡素化を図ることが可能となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかるジャイロセンサの正面図である。 図1のII−II線上の断面図である。 ジャイロセンサの基本動作時の様子を示した模式図である。 ジャイロセンサの検出部の静止状態の様子を示した模式図である。 ジャイロセンサの検出部の同相モードの様子を示した模式図である。 ジャイロセンサの検出部の逆相モードの様子を示した模式図である。 ジャイロセンサの共振倍率の周波数特性(応答曲線)を示した図である。 D.R.と耐衝撃性との関係を示したグラフである。 ジャイロセンサの各部の定数などを示した模式図である。 D.R.の狙い値に対する出来栄えの関係を示した図である。 従来構造の場合と、第1実施形態のように同相モードの共振周波数finと逆相モードの共振周波数fantiを分けた場合と、さらにD.R.がばらつきにくい構造とした場合それぞれの耐衝撃性のバラツキを調べた結果を示した図である。 本発明の第2実施形態にかかるジャイロセンサの正面図である。 駆動連成バネ31eや中間剛体44bに備えられるバネ44baの一例を示した拡大正面図である。 本発明の第3実施形態にかかるジャイロセンサの正面図である。 検出梁42、43に備えられる駆動バネ42a、43aの一例を示した拡大正面図である。 中間剛体44bに備えられるバネ44bbの一例を示した拡大正面図である。 本発明の第4実施形態にかかる複合センサの正面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態で説明するジャイロセンサは、物理量として角速度を検出するためのセンサであり、例えば車両の上下方向に平行な中心線周りの回転角速度の検出に用いられるが、勿論、ジャイロセンサを車両用以外に適用することもできる。
ジャイロセンサは、図1の紙面法線方向が車両の上下方向と一致するようにして車両に搭載される。図1に示すように、ジャイロセンサは、板状の基板10の一面側に形成されている。基板10は、例えば図2に示すように、支持基板11と半導体層12とで犠牲層となる埋込酸化膜13を挟み込んだ構造とされたSOI(Silicon on insulator)基板にて構成されている。このようなセンサ構造は、半導体層12側をセンサ構造体のパターンにエッチングしたのち埋込酸化膜13を部分的に除去し、センサ構造体の一部をリリースしてフローティング状態にすることで構成される。
なお、半導体層12の表面に平行な面上の一方向であって紙面左右方向をx軸方向、このx軸方向に直角となる紙面上下方向をy軸方向、半導体層12の一面に垂直な方向をz軸方向として、以下の説明を行う。
図1に示すように、半導体層12は、固定部20と可動部30および梁部40とにパターニングされている。固定部20は、少なくともその裏面の一部に埋込酸化膜13が残されており、支持基板11からリリースされることなく、埋込酸化膜13を介して支持基板11に固定された状態とされている。可動部30および梁部40は、ジャイロセンサにおける振動子を構成するものである。可動部30は、その裏面側の埋込酸化膜13が除去されており、支持基板11からリリースされてフローティング状態とされている。梁部40は、可動部30を支持しており、角速度検出を行うために可動部30をxy平面上において駆動振動させると共に、角速度印加に伴って可動部30の一部をz軸方向に変位させるものである。これら固定部20と可動部30および梁部40の具体的な構造を説明する。
固定部20は、可動部30を支持するための支持用固定部21、駆動用電圧が印加される駆動用固定部22、23とを有した構成とされている。
支持用固定部21は、例えば、固定部20のうちの他の部分(駆動用固定部22、23)に対して分離されており、可動部30を中心とした対称位置に配置されていて、梁部40の一部である支持梁41を介して可動部30を支持している。本実施形態では、支持用固定部21は、可動部30を中心とした左右両側に配置され、可動部30を二箇所で支持している。
駆動用固定部22、23は、駆動用電圧が印加されるものであり、互いに分離されていて、異なる電位を印加できるように構成されている。これら駆動用固定部22、23は、基部22a、23aと櫛歯状の駆動用固定電極22b、23bを備えた構成とされている。
基部22a、23aは、本実施形態では、可動部30などのセンサ構造体の周囲を囲むように配置されており、可動部30の紙面左半分を基部22aで囲み、紙面右半分を基部23aで囲んでいる。この基部22a、23aに対して駆動用固定電極22b、23bが接続されており、基部22a、23aに備えられた図示しないボンディングパッドに接続されるボンディングワイヤを通じて、外部からAC電圧(駆動用電圧)が印加できる構成とされている。この基部22a、23aに対して所望のAC電圧を印加することで、各駆動用固定電極22b、23bにも所望のAC電圧が印加できるようになっている。
駆動用固定電極22b、23bは、可動部30に備えられた櫛歯状の駆動用可動電極31bの各櫛歯と対向配置された櫛歯状の電極である。具体的には、駆動用固定電極22b、23bは、x軸方向に延設された複数の支持部22c、23cと、各支持部22c、23cからy軸方向に延設された等間隔配置の複数の櫛歯状電極22d、23dにより構成されている。このような構造の駆動用固定電極22b、23bが基部22a、23aに接続されることで、複数の櫛歯状電極22d、23dそれぞれに一様にAC電圧を印加できるようになっている。
このような構造により、固定部20が構成されている。なお、ここでは基部22a、23aをセンサ構造体の周囲を囲む構成とし、支持用固定部21を部分的に配置した構造としたが、基部22a、23aを部分的に配置し、支持用固定部21をセンサ構造体の周囲を囲む構成とするなど、他の構造としても良い。
可動部30は、角速度検出の際に駆動振動させられたり、角速度印加に応じて変位する部分であり、外側駆動錘31と検出錘32、33などを有した構成とされている。可動部30は、略円環状とされた外側駆動錘31の中に梁部40の一部を介して検出錘32、33を内蔵したレイアウトとされている。
外側駆動錘31は、検出錘32、33の外側に配置される駆動錘であり、質量部31aと駆動用可動電極31bとを有した構成とされている。
質量部31aは、外側駆動錘31の外形を構成している部分であり、円環状で構成されている。質量部31aは、駆動用固定部22、23の内壁面に沿って配置されており、この質量部31aが錘としての役割を果たし、質量部31aの中心を回転中心として外側駆動錘31がz軸回りに回転可能に構成されている。
駆動用可動電極31bは、駆動用固定部22、23に備えられた櫛歯状の駆動用固定電極22b、23bの各櫛歯と対向配置された櫛歯状の電極である。具体的には、駆動用可動電極31bは、x軸方向に延設された複数の支持部31cと、各支持部31cからy軸方向に延設された等間隔配置の複数の櫛歯状電極31dにより構成されている。このような構造の駆動用可動電極31bの先端に、支持梁41が接続され、これが支持用固定部21に接続されることで、可動部30がフローティング状態で支持用固定部21に懸架される。
検出錘32、33は、平板状とされ、それぞれ梁部40の一部である検出梁42、43を介して質量部31aの内側に支持されている。具体的には、検出錘32、33は、質量部31aの中心に対して対称位置に一対となって配置されており、本実施形態ではx軸方向に2つ並べて配置されている。検出錘32、33は、それぞれy軸方向の両側に延設された2本の検出梁42、43によって支持されているが、検出梁42、43の接続位置を検出梁32における質量部31aの端部、望ましくは中心側の端部に寄せることで、片持ち構造となるようにしている。つまり、各検出錘32、33を2本の検出梁42、43で支持しつつ、検出梁42を検出錘32におけるx軸方向の片側(質量部31aの中心側)に寄せて接続し、検出梁43を検出錘33におけるx軸方向の片側(質量部31aの中心側)に寄せて接続している。このため、角速度印加時には、検出錘32、33は検出梁42、43で支持されている側(以下、支持側という)の端部は振動の節となってあまり変位せず、その反対側(以下、非支持側という)の端部で大きく変位させることができる。
そして、図2に示すように、支持基板11のうち半導体層12側の表面における検出錘32、33と対応する位置(図1中一点鎖線)には検出電極14が形成されている。角速度印加時には、この検出電極14と錘32、33との間の距離が変位することに基づいて、角速度検出を行う。
なお、本実施形態では、上記のように検出錘32、33を片持ち構造によって支持しているが、これによりS/N比を向上させることが可能となる。すなわち、検出錘32、33のx軸方向の両側に検出梁42、43を配置した両持ち構造にすることで検出錘32、33がxy平面と平行に変位する構造にすることもできる。しかしながら、両持ち構造にした場合、バネとなる検出針42、43の接続箇所が増えて、共振モードが増加し、不要な共振モードも増えて好ましくない。したがって、本実施形態のような片持ち構造によって検出錘32、33を支持するのが好ましい。
梁部40は、上記した支持梁41や検出梁42、43に加えて、連成バネ44を有した構成とされている。
支持梁41は、可動部30を基板10に対してフローティング状態で支持すると共に、xy平面における可動部30の移動を可能に支持するバネとして機能する。本実施形態では、支持梁41を駆動用可動電極31bにおける支持部31cの先端と支持用固定部21の間を連結させる構造とし、支持梁41の幅を支持部31cよりも小さくすることでバネとして機能するようにしている。しかしながら、支持梁41を駆動用可動電極31bに連結させる必要はなく、駆動用可動電極31bとは別の場所に配置しても良い。
検出梁42、43は、各検出錘32、33を質量部31aに接続すると共に、検出錘32、33の外側駆動錘31と一体となったxy平面内への移動と外側駆動錘31と独立したz軸方向への移動を可能とする検出バネである。本実施形態では、検出梁42、43は、y軸方向に伸ばされた直線状梁で構成されており、紙面上下方向において検出錘32、33を挟んだ両側に一本ずつ配置され、質量部31aの内周面に接続されている。検出梁42、43のうち特に検出錘32、33との接続箇所が捻じれ、トーションバネ(捻りバネ)として機能する。これにより、検出錘32、33を支持側で支持しつつ、非支持側で変位させられるようになっている。
連成バネ44は、両検出錘32、33を連結するものであり、折返梁44aと中間剛体44bとを有した構成とされている。この連成バネ44によって両検出錘32、33を連結することにより、検出錘32、33を同調して動くようにできる。
折返梁44aは、トーションバネを構成するものであり、両検出錘32、33における非支持側において検出梁42、43よりも質量部31aの中心側に配置されている。折返梁44aは、四角形の枠体形状に折り返された梁で構成されており、検出錘32、33における非支持側の両コーナー部に接続され、y軸方向と平行な2辺とx軸と平行な1辺とによって構成されている。そして、折返梁44aのちのy軸方向と平行な辺が捻じれ、トーションバネとして機能する。
中間剛体44bは、両折返梁44aを連結するものである。本実施形態では、中間剛体44bを直線状の部材とし、折返梁44aのうちy軸と平行な辺の中心位置に接続してある。中間剛体44は、y軸方向の厚みが折返梁44aのx軸方向の厚みよりも大きくされている。このため、センサ動作時には折返梁44aが変位し、中間剛体44は捻じれ変形することなく両折返梁44aの間の距離を保ちながらこれらを連結する。
以上のような構造により、質量部31a内において検出梁42、43に支持された一対の検出錘32、33が配置されると共に、検出錘32、33が連成バネ44を介して連結された構造のジャイロセンサが構成されている。
続いて、このように構成されたジャイロセンサの作動について図3を参照して説明する。図3中の丸の中に黒丸を示した記号は紙面垂直方向向こう側、丸の中に×印を示した記号は紙面垂直方向手前側に振動することを示している。
図3に示すように、角速度検出時には、ジャイロセンサは基本動作として、外側駆動錘31を駆動振動させるという動作、本実施形態の場合には質量部31aの中心を回転中心として外側駆動錘31を往復回転振動させるという動作を行う。具体的には、駆動用固定部22、23に対してAC電圧を印加することにより、外側駆動錘31との間に電位差を発生させると、その電位差に基づき、駆動用固定電極22b、23bと駆動用可動電極31bとの間においてy軸方向の静電気力が発生する。この静電力に基づいて、外側駆動錘31が質量部31aの中心を回転中心として往復回転振動させられる。また、図3中の矢印で示すように、外側駆動錘31の振動方向に対して検出錘32、33が逆方向に振動させられる。そして、AC電圧の周波数を変えながら外側駆動錘31の振動をモニタし、AC電圧の周波数が所望の駆動共振周波数となるように調整する。
このようにして、角速度検出時には、ジャイロセンサは可動部30が駆動振動されるという基本動作を行う。
そして、上記した図3のような基本動作を行っている際にジャイロセンサに軸回りの角速度が印加されると、コリオリ力により、検出錘32、33がz軸方向において互いに逆方向へ変位する。この変位により、検出錘32、33と検出電極14との間の距離が変化し、これらによって構成されるキャパシタの容量値が変化する。そして、検出錘32、33と検出電極14との間の距離が角速度の大きさに応じて変化することから、キャパシタの容量値も角速度の大きさに応じて変化する。
このため、検出錘32、33それぞれと対向配置された検出電極14から引き出された図示しない配線パターンを通じての信号取り出しに基づいて、各キャパシタの容量値の変化を読み取ることにより、角速度を検出することができる。そして、本実施形態のような構成の場合、一対の検出錘32、33および検出電極14を用いた2組の角速度検出構造それぞれから取り出した信号の差動出力を得ることでキャパシタの容量値の変化を読み取ることが可能となる。このため、角速度と加速度を区別して検出することが可能となる。
ここで、上記のような検出原理によって角速度検出を行っているが、2つの検出錘32、33は、連成バネ44によって連結されているため、同調して動く。このため、検出錘32、33は、z軸方向において同方向に振動する同相モードと、互いに逆方向に振動する逆相モードで動き、同相モードの共振周波数finと逆相モードの共振周波数fantiを有したものとなる。これについて、図4A〜図4Cを参照して説明する。
本実施形態にかかるジャイロセンサの静止状態、同相モードおよび逆相モードの際の状態を模式的に描くと、それぞれ図4A〜図4Cのように表される。すなわち、検出錘32、33が支持側において検出梁42、43に支持され、その支持側において、連成バネ44を構成する折返梁44aおよび中間剛体44bに接続されている。これらのうち、検出梁42、43および折返梁44aのうちy軸と平行な部分が捻りバネとなる。図4A〜図4C中では、これら捻りバネとなる部分を丸印で示してあり、剛体となる部分を四角印で示してある。また、図中では、各検出錘32、33と中間剛体44bとの間において、折返梁44aを2つの丸印と1つの四角印で示したが、折返梁44aのうちy軸と平行な2辺が捻りバネ、x軸と平行な1辺が剛体となる。
静止状態においては、図4Aに示すように、検出錘32、検出梁42、43および連成バネ44がxy平面と平行な状態となる。同相モードにおいては、図4Bに示すように、検出錘32、33の非支持側が共に同方向に変位し、中間剛体44bが検出錘32、33と逆方向に変位する状態となる。また、逆相モードにおいては、図4Cに示すように、検出錘32、33の非支持側が互いに逆方向に変位する状態となる。
上記したように、通常の駆動状態においては、コリオリ力によって検出錘32、33がz軸方向において互いに逆方向へ変位することから、逆相モードで振動させられることになる。そして、ジャイロセンサに対してz軸方向への衝撃が加えられた場合には、ともに同相モードで変化をするのであれば、2組の角速度検出構造それぞれから取り出した信号を差動増幅していることから、その衝撃に基づく振動に起因する信号が相殺される。しかしながら、衝撃は同相モードで印加されるが、ジャイロセンサ固有の逆相モードの共振周波数が同相モードの共振周波数の近傍に位置している場合、同相モードの励振が逆相モードの振動を誘発することとなる。このため、出力誤差として現れる。
z軸方向への衝撃を受けたときに、その衝撃に含まれる様々な周波数成分に応じて共振倍率、(応答の強さ)が変わる。具体的には、同相モードで駆動させた際の共振倍率の周波数特性(応答曲線)は図5のように表されることを確認しており、同相モードの共振周波数finにおいて最も共振倍率が大きくなる。そして、同相モードの共振周波数finを中心として他の周波数域では急激に共振倍率が低下し、同相モードの共振周波数finから離れるほど低下していく。ただし、同相モードの共振周波数finとは別に逆相モードの共振周波数fantiが存在し、この逆相モードの共振周波数fantiでも同相モードの共振周波数finよりは十分小さいものの、共振倍率がある程度大きくなる。衝撃により励起された同相モードの振動が、2つの検出錘32、33を逆方向へ振動させる動き、すなわち逆相モードの振動を誘発し、上記のような出力誤差を発生させるのである。
そして、本発明者らが鋭意検討を行ったところ、この逆相モードの共振周波数fantiについては同相モードの共振周波数finの近くに存在するほどその共振周波数fantiでの共振倍率が大きくなることが確認された。すなわち、図5に示されるように同相モードの共振周波数finを中心として共振倍率が減衰されていく。しかしながら、逆相モードの共振周波数fantiが同相モードの共振周波数finに近すぎると、衝撃により励起された同相モードの振動が十分減衰されないまま、逆相モードの振動を誘発することとなるのである。
したがって、同相モードの共振周波数finと逆相モードの共振周波数fantiとが離れるようにすることで、衝撃により励起される同相モードの振動が、逆相モードの共振周波数fanti付近では十分減衰された領域となるようにでき、逆相モードの動きの誘発を抑制することが可能になると言える。そして、共振倍率の周波数特性ついては、z軸方向の変位を許容するバネ等、つまり本実施形態の場合であれば検出梁42、43や折返梁44aに加えて、中間剛体44bの長さの設定に基づいて調整することができる。これに基づいて、本発明者らがz軸方向の変位を許容するバネ等を調整して共振倍率の周波数特性を調べた。その結果、逆相モードの共振周波数fantiが同相モードの共振周波数finから離れるようにすると、逆相モードの共振周波数fantiでの共振倍率を低下させることができた。
逆相モードの共振周波数fantiが同相モードの共振周波数finから離れるようにするには、検出錘32、33が同調して動き、同相モードと逆相モードの動きとなるようにすることが必要となる。
従来のジャイロセンサでは、連成バネで連結されていない完全に分離した2つの検出錘、あるいは、完全に一体の検出錘とされていたため、各検出錘が個々に独立して動き、同調した動きにならないため、同相モードと逆相モードの動きにすることができなかった。このため、同相モードの共振周波数finと逆相モードの共振周波数fantiとを分離することができなかった。
これに対して、本実施形態では、連成バネ44によって両検出錘32、33を連結しているため、検出錘32、33を同調して動くようにでき、必ず同相モードと逆相モードの2パターンの動きにすることができる。そして、検出錘32、33が同調して動くことから、同相モードの共振周波数finと逆相モードの共振周波数fantiとを持つようにできると共に、これらを検出梁42、43や折返梁44aに加えて、中間剛体44bの長さの設定に基づいて分離することが可能となる。したがって、逆相モードの共振周波数fantiが同相モードの共振周波数finから離れるようにでき、逆相モードの共振周波数fantiでの共振倍率を低下させることが可能となる。
ここで、逆相モードの共振周波数fantiと同相モードの共振周波数finの差分を逆相モードの共振周波数fantiで割った値(=(fanti―fin)/fanti)をデカップリング率(Decoupling Ratio(以下、D.R.という)と定義する。
このように、D.R.が大きくなるほど、逆相モードの動きの誘発を抑制することが可能となる。これにより、ジャイロセンサの出力誤差を抑制することができ、耐衝撃性を向上させることが可能となり、より正確な角速度検出を行うことが可能となる。具体的に、D.R.と耐衝撃性との関係を調べたところ、図6に示す結果が得られた。この図からも、D.R.の絶対値が大きくなるほど、耐衝撃性が良くなることが判る。
ただし、D.R.を大きくすると、耐衝撃性については向上させられるが、その反面、他の周波数の共振モードとの干渉や感度低下を招くため、単にD.R.を大きくするのは好ましくない。したがって、D.R.をあまり大きな値にならないように調整しつつ、耐衝撃性に敏感な領域、つまり耐衝撃性が急峻に悪化する領域となるほど小さな値にならないように、最適な範囲に調整するのが好ましい。
D.R.の調整は、他の共振周波数と同様、検出梁42、43や折返梁44aに加えて、中間剛体44bの長さの設定により行うことができる。以下、この理由について説明する。
図7に示すように、検出錘32、33の重さをms、検出梁42、43や折返梁44aのバネ定数をそれぞれks、kc、中間剛体44bの長さをLとすると、逆相モードの共振周波数fantiと同相モードの共振周波数finは、数式1、2のように近似できる。なお、数式1、2中において、a、bは定数である。ただし、b>aである。
Figure 0006176001
Figure 0006176001
そして、D.R.=(fanti―fin)/fanti)であることから、この式に数式1、2で表される逆相モードの共振周波数fantiと同相モードの共振周波数finを代入すると、数式3を導出できる。この式は、ksが大きく、かつ、Lが大きくなるとD.R.が小さくなることや、ksが小さく、かつ、Lが小さくなるとD.R.が大きくなることを示している。また、D.R.のバラツキはks/kcが影響することを示している。さらに、ks/kc=Kとおくと、数式3を数式4のように変形できる。
Figure 0006176001
Figure 0006176001
この数式4は、D.R.が小さい、すなわちLおよびKが大きい領域ほど、平方根内のa/LKおよびb/LKの影響が小さくなる領域であることを示している。よって、Kがばらついても、D.R.はばらつき難いことが分かる。
したがって、検出梁42、43や折返梁44aに加えて、中間剛体44bの長さLの調整を行うだけでD.R.を調整することが可能となる。
また、検出梁42、43の加工バラツキに起因して、ジャイロセンサを製造したときに、D.R.の狙い値に対して実際に作成したときのD.R.の出来栄え値にバラツキが発生する。このバラツキは、図8に示すように、D.R.の狙い値が小さいほど小さくなるという結果が得られている。したがって、耐衝撃性を考慮してD.R.をある程度大きな値に選択しつつ、D.R.の出来栄えのバラツキを抑制できるように、ある程度小さい値に設定するのが好ましい。そして、このように出来栄えのバラツキを抑制できれば、耐衝撃性に敏感な領域近くのD.R.を狙い値として耐衝撃性を良好にしようとする場合にも、D.R.をほぼ狙い値通りに設定できる。よって、耐衝撃性に敏感な領域ほどロバスト性を強くすることが可能となる。具体的には、図9に示すように、検出錘32、33を連成バネ44による連結して同相モードの共振周波数finと逆相モードの共振周波数fantiを分けることで、検出錘を連結していない従来構造よりも耐衝撃性を向上させつつ、耐衝撃性のバラツキを抑制できる。さらに、D.R.を調整することで、さらに耐衝撃性のバラツキを抑制でき、ロバスト性を強くすることが可能となる。
以上説明したように、本実施形態のジャイロセンサでは、連成バネ44によって両検出錘32、33を連結しているため、同相モードの共振周波数finと逆相モードの共振周波数fantiとを分離することが可能となる。このため、衝撃を受けたときの出力誤差を抑制でき、より正確な角速度検出を行うことが可能なジャイロセンサとすることができる。
また、連成バネ44をトーションバネとなる折返梁44aと中間剛体44bとによって構成している。このため、中間剛体44bの長さLの調整を行うだけでD.R.を調整することができ、検出梁42、43や折返梁44aを調整するよりも容易かつ的確にD.R.を調整することが可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して可動部30や梁部40の構成および駆動方向を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図10に示すように、外側駆動錘31を枠体形状、ここでは矩形枠体形状にすると共にx軸方向において2つに分離し、分離された2つの外側駆動錘31を駆動連成バネ31eによって連結している。外側駆動錘31は、支持梁41を介して支持用固定部21に支持されており、支持梁41に備えられた駆動バネ41aによってx軸方向(紙面左右方向)に移動可能となっている。そして、分離された2つの外側駆動錘31を駆動連成バネ31eによって連結されていることから、各外側駆動錘31がより同調して動作するようになっている。
また、連成バネ44については、基本的には第1実施形態と同様の構成とされているが、外側駆動錘31を2つに分離したことから、各検出錘32、33がxy平面上において移動できるように、中間剛体44bにバネ44baを備えた構成としている。このバネ44baは、各検出錘32、33のxy平面上での移動については許容してz軸方向への移動については規制できるように、xy平面方向については柔らかく、z軸方向には硬い剛体として働くようになっている。例えば、図11に示すように、バネ44baを枠体形状の折返梁によって構成することができる。この場合、折返梁のうちy軸方向と平行な方向の梁の長さを短くすることで、捻じれ方向の剛性を上げられるため、上記したように検出錘32、33のz軸方向への移動を規制できる。
なお、図10では、駆動用固定部22、23や駆動用可動電極31bについては省略してある。これらのうち、駆動用固定部22、23に備えた基部22a、23aと櫛歯状の駆動用固定電極22b、23bを支持梁41と別体で構成している点が第1実施形態の構成と異なっているが、それ以外は、第1実施形態と同様の構成とされている。
このような構成のジャイロセンサとすることもできる。このようなジャイロセンサでは、図10中の矢印のように、分離された外側駆動錘31をx軸方向において互いに反対方向に変位させることで駆動振動させることで角速度検出を行うことができる。このような駆動形態とされるため、駆動方向が第1実施形態と異なるが、その他の動作については第1実施形態と同様である。そして、このように構成されるジャイロセンサにおいても、連成バネ44によって2つの検出錘32、33を連結することで、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態も、第1実施形態に対して可動部30や梁部40の構成および駆動方向を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図12に示すように、検出梁42、43を支持用固定部21に接続し、検出梁42、43にy軸方向(紙面上下方向)への移動を可能にする駆動バネ42a、43aを備えた構成としている。そして、駆動バネ42a、43aにより、検出梁42、43に接続した検出錘32、33をy軸方向に駆動振動させることで、検出錘32、33を駆動錘としても機能させる。
連成バネ44については、基本的には第1実施形態と同様の構成とされているが、検出錘32、33がy軸方向に移動可能な構成としたことから、各検出錘32、33のy軸方向への移動を許容できるように、中間剛体44bにバネ44bbを備えている。このバネ44bbは、各検出錘32、33のy軸方向への移動については許容してz軸方向への移動については規制できるように、y軸方向については柔らかく、z軸方向には硬い剛体として働くようになっている。
例えば、図13Aに示すように、バネ44bbを枠体形状の折返梁によって構成することができる。この場合、折返梁のうちx軸方向と平行な方向の梁の長さを短くすることで、捻じれ方向の剛性を上げられるため、上記したように検出錘32、33のz軸方向への移動を規制できる。また、図13Bに示すように、単にバネ44bbを中間剛体44bのy軸方向の厚みを部分的に薄くした単純梁で構成しても良い。
なお、図12では、駆動用固定部22、23や駆動用可動電極31bについては省略してあるが、駆動用可動電極31bを検出錘32、33に備え、それに対向するように駆動用固定電極22b、23bを備えるようにしている。駆動用可動電極31bについては、支持部31cをy軸方向、櫛歯状電極31dをx軸方向に延設し、駆動用固定電極22b、23bについても、支持部22c、23cをy軸方向、櫛歯状電極22d、23dをx軸方向に延設している。これにより、各櫛歯状電極22d、23d、31dの間の静電力に基づいて、検出錘32、33をy軸方向に平行に駆動振動させることが可能となる。
このような構成のジャイロセンサとすることもできる。このようなジャイロセンサは、検出錘32、33をy軸方向において互いに反対方向に変位させることで駆動振動させることになるため、駆動方向が第1実施形態と異なるが、その他の動作については第1実施形態と同様である。そして、このように構成されるジャイロセンサにおいても、連成バネ44によって2つの検出錘32、33を連結することで、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、第1〜第3実施形態のいずれかのジャイロセンサを複合センサの1つとして備えるようにしたものであり、ジャイロセンサの基本構造は上記各実施形態と同様であるため、上記各実施形態と異なる部分についてのみ説明する。なお、ここでは第1実施形態のジャイロセンサを備える複合センサを例に挙げて説明するが、第2、第3実施形態にかかるジャイロセンサであっても良い。
図14に示すように、本実施形態にかかる複合センサは、基板10に対して、第1実施形態で説明したジャイロセンサを第1ジャイロセンサ100として備えているのに加え、第2ジャイロセンサ200と加速度センサ400を備えて1チップ化したものである。
第2ジャイロセンサ200は、第1、第2振動子201、202を有した構成とされている。各振動子201、202は、検出錘210、220、検出固定電極230、240、サーボ電極231、241、駆動錘250、260、固定電極270、280および固定部290、300などが備えられることで構成されている。
検出錘210、220は、それぞれ矩形枠状をなしており、検出錘210、220の外周部にx軸に平行な検出可動電極211、221を備えている。また、検出固定電極230、240およびサーボ電極231、241が検出錘210、220の周囲に配置されると共に、各検出可動電極211、221にそれぞれ対向配置されている。
一方、駆動錘250、260は、矩形枠状の検出錘210、220の内側にそれぞれ配置されている。本実施形態では、駆動錘250、260はブロック状になっており、各駆動錘250、260の外周部にx軸に平行な駆動可動電極251、261が設けられている。また、駆動固定電極270、280が駆動錘250、260の周囲すなわち検出錘210、220と駆動錘250、260との間に配置されると共に、駆動可動電極250、260に対向配置されている。
また、固定部290、300が検出錘210、220と駆動錘250、260との間に配置されると共に、駆動梁291、301が固定部290、300と駆動錘250、260とを連結している。そして、支持梁292、302が検出錘210、220と駆動錘250、260との間に配置されると共に、検出錘210、220と駆動錘250、260とを連結している。これにより、検出錘210、220および駆動錘250、260が、固定部290、300、駆動梁291、301、および支持梁292、302により、支持基板11の上に一定の間隔で浮遊した状態で支持されている。
さらに、上記のような構造において、検出錘210、220のうち、検出錘210、220同士が対向している部分に開口部214、224がそれぞれ形成されている。これにより、検出錘210、220の内側に配置された各駆動錘250、260が開口部214、224を介して対向している。そして、検出錘210、220の開口部214、224を通じて、第1振動子201の駆動錘250と第2振動子202の駆動錘260とを駆動連成バネ310で直接連結している。
このように、駆動錘250、260の外側に検出錘210、220を配置した内部駆動外部検出型の構造では、駆動錘250、260が検出錘210、220に囲まれる。このため、検出錘210、220に開口部214、224を設けることにより、駆動錘250、260同士を駆動連成バネ310により直接連結することが可能となる。
また、第1振動子201の検出錘210と第2振動子202の検出錘220との間には検出連成バネ320が配置されており、検出連成バネ320によって検出錘210、220を直接連結している。そして、各検出錘210、220が対向する部分のうち、開口部214の一方の開口端側と開口部224の一方の開口端側とが1本の検出連成バネ320により直接連結されている。また、開口部214の他方の開口端側と開口部242の他方の開口端側とが1本の検出連成バネ320により直接連結されている。このため、駆動連成バネ310は検出連成バネ320に挟まれた状態になっている。
このように構成される第2ジャイロセンサ200は、次のように動作する。まず、駆動固定電極270、280と駆動可動電極251、261との間に電位差を与えると駆動錘250、260がx軸方向に変位する。したがって、駆動固定電極270、280に所望の周波数(通常は各振動子201、202の固有振動数)の交流電圧を加えるとその周波数で各駆動錘250、260が振動する。
このとき、駆動錘250、260は、第1振動子201の検出錘210と第2振動子202の検出錘220とが互いに逆位相(位相差180°)となるように駆動方向(x軸方向)に検出錘210、220をそれぞれ駆動する。これにより、検出錘210、220が駆動錘250、260と同様にx軸方向に振動する。
このように、検出錘210、220がx軸方向に振動しているときに、x軸およびy軸に垂直なz軸を中心とする角速度が印加された場合、y軸方向にコリオリ力が発生する。その力によって検出錘210、220は駆動錘250、260に対して相対的にy軸方向へ変位する。各検出錘210、220は互いに逆位相で振動するので、各検出可動電極211、221は基板10の一面に垂直なz軸周りの角速度が加わるときにコリオリ力によって互いに逆方向に変位することとなる。
各検出錘210、220の変位量は、検出可動電極221、221と検出固定電極230、240との距離が変化することにより生じる容量の変化を検出することで測定する。すなわち、検出可動電極211、221と検出固定電極230、240との間の容量変化を検知し、この容量変化を抑えるように、サーボ電極231、241にサーボ力に相当する電圧を印加する。このサーボ力に相当する電圧から角速度を得ることができる。このように、第2ジャイロセンサ200によって、xy平面上におけるz軸周りの加速度を検出することができる。
一方、加速度センサ400は、可動部410と固定部420および振動バネ430を有した構成とされている。
可動部410は、可動錘411と可動電極412とを有した構成とされ、矩形状の可動錘411の相対する二辺それぞれに櫛歯状の可動電極412が備えられた構造とされている。
固定部420は、支持基板11に支持され、可動電極412と対応する櫛歯状の固定電極421を有した構成とされている。可動電極412と固定電極421とは所定距離離間して配置されており、これらの間に容量を形成している。本実施形態の場合、x軸方向に沿って可動電極412および固定電極421を延設してある。
振動バネ430は、例えば可動錘411における可動電極412が形成された二辺と異なる二辺において、可動錘411を支持固定部431に接続している。これにより、y軸方向において、可動部410を変位させられるようになっている。
このように構成される加速度センサ400では、x軸方向に平行な成分の加速度が印加されると、それに伴って可動部410が変位し、可動電極412と固定電極421との間の距離が変化して、これらの間に構成される容量が変化する。このため、固定部420と支持固定部431との間に電位差を発生させることで可動電極412と固定電極421との間に電位差を発生させ、これらの間の容量の変化を出力させることで、y軸方向の加速度を検出することができる。
このように、基板10に対して、第1ジャイロセンサ100に加えて、第2ジャイロセンサ200と加速度センサ400を備えて1チップ化することができる。第1ジャイロセンサ100のように検出錘32、33をz軸方向に変位させることでxy平面と平行な軸を中心する周方向(例えば車両におけるロール方向)の角速度を検出する場合、xy平面上において第1ジャイロセンサ100の各構成要素を形成できる。
これに対して、仮に第2ジャイロセンサ200のような構造において、xy平面と平行な軸を中心とする周方向の角速度を検出する場合、第2ジャイロセンサ200の各構成要素をz軸に平行な平面上に形成しなければならない。このため、第2ジャイロセンサ200が形成されるチップをxy平面上に垂直に立てて配置する必要がある。したがって、第2ジャイロセンサ200のような構造によってxy平面と平行な軸を中心とする周方向の角速度とz軸周りの角速度の2つの角速度を検出する場合、各センサを異なるチップに配置しなければならず、1チップ化することができない。
このため、本実施形態のように、第1ジャイロセンサ100の構造を採用することで、第1ジャイロセンサ100を第2ジャイロセンサ200や加速度センサ400と1チップ化することが可能な複合センサにできる。これにより、各センサを異なるチップに形成する場合と比較して、複合センサの簡素化を図ることが可能となる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、基板10としてSOI基板を用いる場合について説明したが、これは基板10の一例を示したものであり、SOI基板以外のものを用いても良い。また、基板10としてSOI基板を用いたため、検出電極14を支持基板11に備えるようにした。しかしながら、検出電極14については検出錘32、33からz軸方向において所定距離離間した位置に配置されていれば良いことから、検出錘32、33の表側に配置されていても良い。
また、検出錘32、33の外側に配置される質量部31aを円環状としたが、他の枠体形状、例えば四角形状の枠体としても良い。また、質量部31aを駆動振動させる際に、復回転振動させるようにしたが、y軸方向に往復振動させても良い。
また、上記各実施形態では、検出錘32、33を外側駆動錘31の内側に配置した外部駆動内部検出型のジャイロセンサを例に挙げた。しかしながら、これらは単なる一例を示したものであり、例えば第4実施形態において第2ジャイロセンサ200として説明した構造、つまり検出錘が駆動錘の外側に配置される内部駆動外部検出型のジャイロセンサに対しても本発明を適用することができる。
10 基板
14 検出電極
20 固定部
30 可動部
31 外側駆動錘
32、33 検出錘
40 梁部
42、43 検出梁
44a 折返梁
44b 中間剛体
100 第1ジャイロセンサ
200 第2ジャイロセンサ
400 加速度センサ

Claims (6)

  1. 固定部(20)が備えられた基板(10)と、
    前記固定部(20)に対して支持梁(41)を介して接続されると共に、前記基板の平面上の一方向をx軸方向、該x軸方向に対する垂直方向をy軸方向として、角速度検出の際に、前記支持梁の変位に基づいてxy平面上において往復回転振動させられる質量部(31a)を有する駆動錘(31)を備えた可動部(30)と、
    前記駆動錘に対して検出梁(42、43)を介して接続され、前記x軸方向に並べられた2つの検出錘(32、33)と、
    前記2つの検出錘を連結する連成バネ(44)と、
    前記基板の平面に対する垂直方向をz軸方向として、前記2つの検出錘それぞれから前記z軸方向において所定距離離間して配置された検出電極(14)と、を有し、
    角速度印加に伴って前記2つの検出錘が前記z軸方向において互いに逆方向に振動させられることで前記2つの検出錘と前記検出電極との間の距離が変化し、前記2つの検出錘と前記検出電極の間に構成された2つの容量値が変化することに基づいて、2つの容量値の変化を示す信号の差動出力を用いて角速度検出を行い、
    前記連成バネは、前記2つの検出錘それぞれに接続されたトーションバネ(44a)と、一方の前記検出錘に接続された前記トーションバネと他方の前記検出錘に接続された前記トーションバネとを連結する中間剛体(44b)とを備えていることを特徴とするジャイロセンサ。
  2. 固定部(21)が備えられた基板と、
    前記固定部(21)に対して検出梁(42、43)を介して接続されると共に、前記基板の平面上の一方向をx軸方向、該x軸方向に対する垂直方向をy軸方向として、角速度検出の際に、前記検出梁の変位に基づいてxy平面上において往復回転振動させられる質量部を有する2つの検出錘(32、33)を備えた可動部と、
    前記2つの検出錘それぞれに対して一体的に構成され、前記x軸方向に並べられた2つの駆動錘(31)と、
    前記2つの検出錘を連結する連成バネ(44)と、
    前記基板の平面に対する垂直方向をz軸方向として、前記2つの検出錘それぞれから前記z軸方向において所定距離離間して配置された検出電極と、を有し、
    角速度印加に伴って前記2つの検出錘が前記z軸方向において互いに逆方向に振動させられることで前記2つの検出錘と前記検出電極との間の距離が変化し、前記2つの検出錘と前記検出電極の間に構成された2つの容量値が変化することに基づいて、2つの容量値の変化を示す信号の差動出力を用いて角速度検出を行い、
    前記連成バネは、前記2つの検出錘それぞれに接続されたトーションバネ(44a)と、一方の前記検出錘に接続された前記トーションバネと他方の前記検出錘に接続された前記トーションバネとを連結する中間剛体(44b)とを備えていることを特徴とするジャイロセンサ。
  3. 前記2つの検出錘は、前記検出梁にて片持ちされた片持ち構造とされ、角速度が印加されたときには、前記検出梁を節として該検出錘における前記検出梁によって接続されている側とは反対側の端部において変位させられることを特徴とする請求項1または2に記載のジャイロセンサ。
  4. 前記2つの検出錘は、それぞれ前記検出錘のうちの前記質量部の中心側において前記検出梁に接続されていることを特徴とする請求項3に記載のジャイロセンサ。
  5. 前記固定部には駆動用固定電極(22b、23b)が備えられ、
    前記可動部には円環状で構成された前記質量部の外周に駆動用可動電極(31b)が備えられており、
    前記角速度検出時には、前記駆動用固定電極と前記駆動用可動電極との間に静電引力を発生させることで、前記質量部の中心を回転中心として前記駆動錘を回転振動させることを特徴とする請求項1に記載のジャイロセンサ。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1つに記載のジャイロセンサを第1ジャイロセンサ(100)として、
    前記基板に形成され、前記xy平面上における前記z軸周りの角速度を検出する第2ジャイロセンサ(200)と、
    前記基板に形成され、前記xy平面に平行な一方向の加速度を検出する加速度センサ(400)とが、1チップ化されていることを特徴とする複合センサ。
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