JP2010276367A - 加速度角速度センサ - Google Patents

加速度角速度センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2010276367A
JP2010276367A JP2009126595A JP2009126595A JP2010276367A JP 2010276367 A JP2010276367 A JP 2010276367A JP 2009126595 A JP2009126595 A JP 2009126595A JP 2009126595 A JP2009126595 A JP 2009126595A JP 2010276367 A JP2010276367 A JP 2010276367A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angular velocity
spring
acceleration
movable electrode
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009126595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4868027B2 (ja
Inventor
Keisuke Goto
敬介 五藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2009126595A priority Critical patent/JP4868027B2/ja
Priority to US12/781,852 priority patent/US8567248B2/en
Publication of JP2010276367A publication Critical patent/JP2010276367A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4868027B2 publication Critical patent/JP4868027B2/ja
Priority to US13/772,638 priority patent/US8621928B2/en
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P3/00Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
    • G01P3/42Devices characterised by the use of electric or magnetic means
    • G01P3/44Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5719Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using planar vibrating masses driven in a translation vibration along an axis
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P15/125Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values by capacitive pick-up
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/14Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of gyroscopes

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Gyroscopes (AREA)

Abstract

【課題】角速度検出部の耐衝撃特性、及び加速度検出部の感度特性の低下が抑制された加速度角速度センサを提供する。
【解決手段】対をなす、第1固定電極、第1可動電極、錘部、及び該錘部が設けられ、第1可動電極を支持する第1支持部を有する加速度検出部と、対をなす、第2固定電極、第2可動電極、及び該第2可動電極を支持する第2支持部を有する角速度検出部と、対をなす第1支持部をX方向に逆位相で加振し、対をなす第2支持部をX方向に逆位相で加振する加振部と、を備え、第1支持部間は、Y方向に変位可能な第1バネによって互いに連結され、第1支持部はX方向及びY方向に変位可能な第2バネによって基台に連結され、第2支持部の1つはX方向及びY方向に変位可能な第3バネによって第1支持部の1つと連結され、第2支持部と第2可動電極とは、Y方向に変位可能な第4バネによって連結されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、加速度角速度センサに関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されるように、駆動方向及び検出方向に変位可能な振動子と、該振動子を駆動方向に振動させる駆動部と、振動子の検出方向に対する変位を静電容量変化として検出する検出電極と、を有する加速度角速度センサが提案されている。
特開2008−39614号公報
ところで、特許文献1に示される加速度角速度センサでは、検出電極の静電容量変化を検出することで、加速度、及び角速度を検出している。このように、加速度、及び角速度いずれの物理量も、検出電極の静電容量変化に基づいて検出しているため、バネ定数の平方根に比例し、且つ質量の平方根に半比例する構造共振を、加速度、及び角速度それぞれに適した値に決定することが困難であった。
2つの検出電極は、検出方向に対して垂直な駆動方向に並列配置され、検出方向に変位可能な検出バネと、検出電極間を駆動方向において連結する連結リンクバネとによって互いに連結されている。
特許文献1の段落番号[0044]〜[0047]には、以下の記載がある。加速度の印加時に、検出バネが検出方向にて同位相で変位するために、加速度の共振周波数(構造共振)は検出バネに依存する。これに対して、角速度の印加時に、検出バネが検出方向にて逆位相で変位するために、角速度の構造共振は検出バネと連結リンクバネとに依存する。したがって、連結リンクバネのバネ定数を調整することで、加速度の構造共振と、角速度の構造共振とを分離することができる。
しかしながら、加速度の構造共振が、連結リンクバネに依存しないためには、加速度の印加時に、2つの検出電極が、理想的に同位相で検出方向に変位する必要がある。実際のセンサは、多少の製造ばらつきや、寸法ばらつきがあるために、2つの検出電極が理想的に同位相で変位する、ということは起こりえない。上記したばらつきのために2つの検出電極それぞれの変位量が異なると、2つの検出電極間は、連結リンクバネによって斜めに連結される。これにより、連結リンクバネの付勢力が検出方向に作用されるので、加速度の構造共振に、連結リンクバネが寄与することとなる。このように、加速度の構造共振は、実質的に、検出バネと連結リンクバネとに依存する構成となっている。
以上、示したように、特許文献1に示される加速度角速度センサにおいては、加速度の構造共振、及び角速度の構造共振それぞれは、検出バネと連結リンクバネとに依存するために、それぞれの構造共振を、加速度、及び角速度それぞれに適した値に決定することが困難であった。
例えば、構造共振を小さくする(バネ定数を小さくする)ことで、検出電極を慣性力によって変動し易くした場合、慣性力による静電容量の変化量が大きくなり、加速度センサの感度特性が高まる。しかしながら、この場合、外部応力によって検出電極が変位し易くなるので、角速度センサの耐衝撃性が低下する、という問題が生じる。これとは反対に、構造共振を大きくする(バネ定数を大きくする)ことで、検出電極を外部応力によって変動し難くした場合、外部応力による角速度センサへの影響が小さくなり、角速度センサの耐衝撃性が高まる。しかしながら、この場合、慣性力によって検出電極が変位し難くなるので、加速度センサの感度特性が低下する、という問題が生じる。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、加速度センサ(加速度検出部)の感度特性、及び角速度センサ(角速度検出部)の耐衝撃特性の低下が抑制された加速度角速度センサを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、対をなす、第1固定電極、第1可動電極、錘部、及び該錘部が設けられ、第1可動電極を支持する第1支持部を有する加速度検出部と、対をなす、第2固定電極、第2可動電極、及び該第2可動電極を支持する第2支持部を有する角速度検出部と、対をなす第1支持部をX方向に逆位相で加振し、対をなす第2支持部をX方向に逆位相で加振する加振部と、を備え、第1支持部間は、X方向に対して垂直な方向であるY方向に変位可能な第1バネによって互いに連結され、第1支持部それぞれは、X方向、及びY方向に変位可能な第2バネによって基台に連結され、第2支持部の1つは、X方向、及びY方向に変位可能な第3バネによって第1支持部の1つと連結され、第2支持部と第2可動電極とは、Y方向に変位可能な第4バネによって連結されていることを特徴とする。
このように本発明によれば、第1可動電極を支持する第1支持部間は、Y方向に変位可能な第1バネによって互いに連結され、第1支持部それぞれは、X方向、及びY方向に変位可能な第2バネによって基台に連結されている。これにより、加速度検出部の構造共振が、検出方向であるY方向に変位可能な第1バネと第2バネとに依存する構成となっている。また、本発明においては、第2支持部の1つは、X方向、及びY方向に変位可能な第3バネによって第1支持部の1つと連結され、第2支持部と第2可動電極とは、Y方向に変位可能な第4バネによって連結されている。これにより、角速度検出部の構造共振が、Y方向に変位可能な第3バネと第4バネとに依存する構成となっている。このように、加速度検出部の構造共振と、角速度検出部の構造共振とが分離されているので、第1バネ、第2バネ、第3バネ、及び第4バネそれぞれのバネ定数を調整することで、加速度、及び角速度の構造共振を、それぞれに適した値に設定することができる。例えば、第1バネ、及び第2バネのバネ定数を大きくすることで、加速度検出部の感度特性の低下を抑制し、第3バネ、及び第4バネのバネ定数を小さくすることで、角速度検出部の耐衝撃特性の低下を抑制することができる。以上から、本発明に係る加速度角速度センサは、加速度検出部の感度特性、及び角速度検出部の耐衝撃特性の低下が抑制された加速度角速度センサとなっている。
なお、厳密に言えば、角速度の構造共振は、第3バネと第4バネのバネ定数だけではなく、加速度の構造共振を決定する第2バネのバネ定数にも依存する。しかしながら、第3バネと第4バネのバネ定数を調整することで、加速度の構造共振と角速度の構造共振とを分離することができる。
また、本発明によれば、第2可動電極と基台とが、第4バネ、第2支持部、第3バネ、第1支持部、及び第2バネを介して連結されている。これにより、基台に印加された外部応力が第2可動電極に伝達されるまでに、第2バネ、第1支持部、第3バネ、第2支持部、及び第4バネによって低減される。したがって、本発明に係る構成は、特に、角速度の耐衝撃特性の低下が抑制された構成となっている。
請求項2に記載の発明の作用効果は、請求項1に記載の発明の作用効果と同様なので、その記載を省略する。
請求項3に記載のように、加速度は、慣性力による、第1固定電極と、第1可動電極とによって構成される第1コンデンサの静電容量変化に基づいて検出し、角速度は、慣性力による、第2固定電極と、第2可動電極とによって構成される第2コンデンサの静電容量変化に基づいて検出する構成を採用することができる。
請求項4に記載のように、第1固定電極、及び第1可動電極の形状は、櫛歯状が好ましい。これによれば、第1固定電極、及び第1可動電極が平板状であるのと比べて、対向面積を大きくすることができる。
請求項5に記載のように、第2固定電極、及び第2可動電極の形状は、櫛歯状が好ましい。これによれば、第2固定電極、及び第2可動電極が平板状であるのと比べて、対向面積を大きくすることができる。
請求項6に記載のように、加振部は、静電気力によって、対をなす第1支持部をX方向に逆位相で加振し、対をなす第2支持部をX方向に逆位相で加振する構成を採用することができる。この場合、例えば請求項7に記載のように、加振部が櫛歯電極を有する構成を採用することができる。
なお、請求項8に記載のように、加振部は、電磁力によって、対をなす第1支持部をX方向に逆位相で加振し、対をなす第2支持部をX方向に逆位相で加振する構成を採用することもできる。
請求項9に記載のように、加速度検出部、角速度検出部、及び加振部が、1つの半導体基板に集積された構成を採用することができる。これによれば、加速度検出部、及び角速度検出部それぞれが別の半導体基板に集積された加速度角速度センサと比べて、加速度角速度センサの体格を小さくすることができる。
請求項10に記載のように、第1支持部の形状としては、コの字状を採用することができる。
請求項11に記載のように、第2支持部の形状としては、枠形状を採用することができる。
第1実施形態に係る加速度角速度センサの概略構成を示す平面図である。 加速度角速度センサの変形例を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る加速度角速度センサの概略構成を示す平面図である。なお、本実施形態では、図1に示すように、加速度検出部10と角速度検出部30の振動方向をX方向、該X方向に対して垂直であり、慣性力の印加方向をY方向と示す。また、X方向及びY方向に垂直な方向をZ方向と示す。
図1に示すように、加速度角速度センサ100は、要部として、加速度を検出する加速度検出部10と、角速度を検出する角速度検出部30と、後述する駆動フレーム11,31をX方向に加振する加振部50と、を有する。そして、加速度角速度センサ100は、図1に一点鎖線で示すX方向に沿う対称線sを介して対称な構造となっている。本実施形態に係る加速度角速度センサ100は、例えばSOI基板などの半導体基板を、周知の露光技術によって微細加工したMEMS(微小電子機械システム)デバイスであり、上記した半導体基板に相当する基台70に、加速度検出部10と、角速度検出部30と、加振部50とが集積されたものである。
加速度検出部10は、第1駆動フレーム11と、該第1駆動フレーム11に設けられた第1可動電極12と、該第1可動電極12とY方向にて対向する、基台70の壁面71に設けられた第1固定電極13と、第1駆動フレーム11に設けられた錘部14と、を有する。
第1駆動フレーム11は、X方向とY方向にて構成されるXY平面に沿う断面形状がコの字状の2つの第1支持部11a,11bと、第1支持部11aの端部と第1支持部11bの端部とを連結する、Y方向に変位可能な第1バネ11cと、を有する。第1支持部11a,11bは剛性を有し、第1支持部11a,11bを構成するX方向に沿う1つの部位それぞれに1つの錘部14と、後述する第1加振部51の延設部51aとが設けられ、第1支持部11a,11bを構成するY方向に沿う2つの部位それぞれに1つの第1可動電極12が設けられている。第1駆動フレーム11は、基台70の壁面71に連結された第2バネ15によって、X方向及びY方向に対して変位可能となっており、第1支持部11a,11bにおけるY方向に沿う部位に設けられた第1可動電極12が、基台70の壁面71(第1固定電極13)に対して、X方向及びY方向に変位可能となっている。なお、第2バネ15は、X方向に変位可能なバネ15aと、Y方向に変位可能なバネ15bとが合成されてなるものであり、本実施形態では、6つの第2バネ15が壁面71に設けられ、壁面71と第1駆動フレーム11とを連結している。
第1可動電極12は、図1に示すように、X方向にて、第1支持部11a,11bから第1固定電極13の方向へ延設された第1櫛部12aを有し、第1固定電極13は、X方向にて、壁面71から第1可動電極12の方向へ延設された第2櫛部13aを有する。第1櫛部12aと第2櫛部13aとがY方向にて互いに対向することで、第1コンデンサC1a,C1bが構成される。これら第1コンデンサC1a,C1bは、対称線sを介して対称な構成となっている。
第1コンデンサC1a,C1bの構成要素である第1可動電極12は、第1バネ11c及び第2バネ15と連結されているので、壁面71に対して、X方向及びY方向に変位可能となっている。第1可動電極12における、X方向への変位は第2バネ15に依存し、Y方向への変位は第1バネ11cと第2バネ15とに依存する。これに対して、第1コンデンサC1a,C1bの構成要素である第1固定電極13は、壁面71に固定されているので、壁面71に対して変位しない。以上により、第1コンデンサC1a,C1bの静電容量変化は、第1可動電極12の変位に依存する。上記したように、第1可動電極12のX方向への変位は第2バネ15に依存するので、第1可動電極12と第1固定電極13との対向面積の変位による第1コンデンサC1a,C1bの静電容量変化は、バネ11c,15に依存する。これに対して、第1可動電極12のY方向への変位は第2バネ15に依存するので、第1可動電極12と第1固定電極13との電極間隔の変位による第1コンデンサC1a,C1bの静電容量変化は、第2バネ15に依存する。
なお、第1櫛部12aと壁面71との間、及び第2櫛部13aと第1支持部11a,11bとの間には、第1駆動フレーム11(第1可動電極12)の振動振幅よりも長い隙間が形成されている。これにより、第1可動電極12がX方向に振動した際に、第1櫛部12aと壁面71、及び第2櫛部13aと第1支持部11a,11bとが衝突することが抑制された構成となっている。また、第1櫛部12aと第2櫛部13aとの電極間隔は、第1駆動フレーム11(第1可動電極12)のY方向への変位量よりも長く設計されている。これにより、第1可動電極12がY方向へ変位した際に、第1櫛部12aと第2櫛部13aとが衝突することが抑制された構成となっている。さらに、第1駆動フレーム11(第1可動電極12)が振動していない状態における、第1櫛部12aと第2櫛部13aとの対向面積におけるX方向に沿う長さは、第1駆動フレーム11(第1可動電極12)の振動振幅よりも長く設計されている。これにより、第1可動電極12がX方向に振動した際に、第1可動電極12と第1固定電極13との対向面積がゼロになることで、第1コンデンサC1a,C1bの静電容量が著しく低下することが抑制された構成となっている。
角速度検出部30は、第1駆動フレーム11によって囲まれた領域に配置された、第2駆動フレーム31と、該第2駆動フレーム31を第1駆動フレーム11に連結する、X方向及びY方向に変位可能な第3バネ32と、Y方向に変位可能な第4バネ33と、該第4バネ33を介して、第2駆動フレーム31に連結された第2可動電極34と、基台70の底部72に設けられ、第2可動電極34とY方向にて対向する第2固定電極35と、を有する。
第2駆動フレーム31は、対をなす第2支持部31a,31bを有し、第2支持部31a,31bそれぞれは、対称線sを介して対称となるように並列配置され、XY平面に沿う断面形状が枠形状となっている。第2支持部31a,31bは剛性を有し、第2支持部31a,31bの外環部におけるY方向に沿う部位に第3バネ32が接続され、第2支持部31a,31bの内環部におけるX方向に沿う部位に第4バネ33が接続されている。これにより、対をなす第2支持部31a,31bはX方向にて連成振動可能となっており、第2可動電極34はY方向に変位可能となっている。
第2可動電極34は、XY平面に沿う断面形状が枠形状の検出フレーム34aと、該検出フレーム34aの内環部におけるY方向に沿う部位から、検出フレーム34aの中央に向かって、X方向に延設された第3櫛部34bと、を有する。図1に示すように、第2可動電極34は対をなし、Y方向において、対称線sを介して対称となるように並列配置されている。
第2固定電極35は、Y方向に延設された延設部35aと、該延設部35aに設けられ、X方向に延設された第4櫛部35bと、を有する。図1に示すように、第2固定電極35は対をなし、Y方向において、対称線sを介して対称となるように並列配置されている。そして、第2可動電極34の構成要素である第3櫛部34bと、第2固定電極35の構成要素である第4櫛部35bとがY方向にて互いに対向することで、第2コンデンサC2a,C2bが構成される。これら第2コンデンサC2a,C2bは、対称線sを介して対称な構造となっている。
第2コンデンサC2a,C2bの構成要素である第2可動電極34は、第4バネ33と、第2駆動フレーム31と、第3バネ32と、第1駆動フレーム11と、第2バネ15と、を介して基台70の壁面71に連結されている。これにより、第2可動電極34は、底部72に対して、X方向及びY方向に変位可能となっており、X方向への変位がバネ32,15に依存し、Y方向への変位が、バネ32,33に依存する構成となっている。これに対して、第2固定電極35は、底部72に固定されているので、底部72に対して変位しない。以上により、第2コンデンサC2a,C2bの静電容量変化は、第2可動電極34の変位に依存する。上記したように、第2可動電極34のX方向への変位がバネ32,15に依存するので、第2可動電極34と第2固定電極35との対向面積の変位による第2コンデンサC2a,C2bの静電容量変化は、バネ32,15に依存する。これに対して、第2可動電極34のY方向への変位がバネ32,33に依存するので、第2可動電極34と第2固定電極35との電極間隔の変位による第2コンデンサC2a,C2bの静電容量変化は、バネ32,33に依存する。なお、厳密に言えば、第2可動電極34におけるY方向への変位は、第2バネ15にも依存する。しかしながら、第2バネ15による、第2可動電極34のY方向への寄与は小さく、無視することができるので、第2可動電極34のY方向への変位がバネ32,33に依存する、とみなすことができる。第2バネ15は、主として、第1駆動フレーム11をY方向に変位することに寄与する。
なお、第3櫛部34bと延設部35aとの間、及び第4櫛部35bと検出フレーム34aとの間には、第2支持部31a,31b(第2可動電極34)のX方向への振動振幅よりも長い隙間が形成されている。これにより、第2可動電極34がX方向に振動した際に、第3櫛部34bと延設部35a、及び第4櫛部35bと検出フレーム34aとが衝突することが抑制された構成となっている。また、第3櫛部34bと第4櫛部35bとの電極間隔は、第2支持部31a,31b(第2可動電極34)のY方向への変位量よりも長く設計されている。これにより、第2支持部31a,31b(第2可動電極34)がY方向へ変位した際に、第3櫛部34bと第4櫛部35bとが衝突することが抑制された構成となっている。さらに、第2支持部31a,31b(第2可動電極34)が振動していない状態における、第3櫛部34bと第4櫛部35bとの対向面積におけるX方向に沿う長さは、第2支持部31a,31b(第2可動電極34)の振動振幅よりも長く設計されている。これにより、第2可動電極34がX方向に振動した際に、第2可動電極34と第2固定電極35との対向面積がゼロとなることで、第2コンデンサC2a,C2bの静電容量が著しく低下することが抑制された構成となっている。
加振部50は、駆動フレーム11,31をX方向に加振するものである。加振部50は、第1駆動フレーム11の構成要素である対をなす第1支持部11a,11b(錘部14)を加振する第1加振部51と、第2駆動フレーム31の構成要素である対をなす第2支持部31a,31bを加振する第2加振部52と、を有する。
第1加振部51は、図1に示すように、錘部14から第2駆動フレーム31の方向へ、Y方向に沿って延設された延設部51aと、該延設部51aに設けられ、X方向にて、紙面の左方向へ延設された第5櫛部51bと、基台70の底部72において、X方向に延設された梁51cと、該梁51cに設けられ、Y方向において壁面71の方向へ延設された延設部51dと、該延設部51dに設けられ、X方向にて、紙面の右方向へ延設された第6櫛部51eと、を有する。第1加振部51は対をなし、図1に示すように、対称線sを介して対称な構造となっている。
第2加振部52は、第2支持部31a,31bにおけるX方向に沿う部位から錘部14の方向へ、Y方向に沿って延設された延設部52aと、該延設部52aに設けられ、X方向にて、紙面の左方向に延設された第7櫛部52bと、基台70の底部72において、X方向に延設された梁52cと、該梁52cに設けられ、Y方向において第2支持部31a,31bの方向へ延設された延設部52dと、該延設部52dに設けられ、X方向にて、紙面の右方向へ延設された第8櫛部52eと、を有する。第2加振部52は対をなし、図1に示すように、対称線sを介して対称な構造となっている。なお、上記した梁51cと梁52cは、同一のものである。また、上記した櫛部51b,51e,51b,51eが、特許請求の範囲に記載の櫛歯電極に相当する。
第1加振部51に、極性が一定周期で変動する駆動電圧を印加すると、櫛部51b,51eの間に発生する静電気力の極性が一定周期で変動する。この櫛部51b,51eの間に発生した静電気力によって、延設部51aが設けられた錘部14が一定周期でX方向に振動する。これにより、錘部14が設けられた第1駆動フレーム11も一定周期でX方向に振動する。また、第2加振部52に、極性が一定周期で変動する駆動電圧を印加すると、櫛部52b,52eの間に発生する静電気力の極性が一定周期で変動する。この櫛部52b,52eの間に発生した静電気力によって、延設部52aが設けられた第2支持部31a,31bが一定周期でX方向に振動する。これにより、第2支持部31a,31bと第4バネ33を介して連結された第2可動電極34も一定周期でX方向に振動する。
第1加振部51によって、錘部14がX方向に振動すると、この錘部14の振動が、第1駆動フレーム11と第3バネ32とを介して第2駆動フレーム31(第2支持部31a,31b)に伝達され、対をなす第2支持部31a,31bそれぞれがX方向に振動する。錘部14が、X方向の一方向に変位した場合、錘部14と隣接している第2支持部31a,31bは、錘部14の変位に追随して、X方向の一方向に変位する。したがって、第1加振部51の一方に、極性が一定周期で変動する駆動電圧を印加し、第1加振部51の他方に、第1加振部51の一方に印加した駆動電圧とは反対の極性を有する駆動電圧を印加した場合、錘部14がX方向において逆位相で振動し、対をなす第2支持部31a,31bもX方向において逆位相で振動する。なお、この場合、錘部14が設けられた第1支持部11a,11bも、X方向において逆位相で振動することは言うまでもない。本実施形態では、対をなす第1加振部51それぞれに、極性が反対の駆動電圧を印加することで、錘部14が設けられた第1支持部11a,11bをX方向にて逆位相で振動し、これによって対をなす第2支持部31a,31bをX方向にて逆位相で振動している。
上記したように、駆動電圧の印加によって、第2コンデンサC2aを構成する第2可動電極34と、第2コンデンサC2bを構成する第2可動電極34とが、X方向において逆位相で振動するので、第2加振部52の振動による、第1コンデンサC1a,C1bそれぞれの静電容量変化は同一となる。すなわち、第2可動電極34のX方向への変位による、第2コンデンサC2a,C2bそれぞれの静電容量変化は同一となる。これにより、第2コンデンサC2aの出力電圧と、第2コンデンサC2bの出力電圧とを比較する場合には、第2加振部52の影響を考慮しなくとも良い。すなわち、第2可動電極34と第2固定電極35との対向面積の変化による、第2コンデンサC2a,C2bの静電容量変化を考慮しなくとも良い。
次に、加速度角速度センサ100における加速度の検出原理を説明する。第1加振部51によって、第2支持部31aと第2支持部31bとが、X方向にて逆位相で振動している状態で、加速度角速度センサ100にY方向の加速度が印加されると、加速度の慣性力によって、第1コンデンサC1aを構成する第1可動電極12と第1コンデンサC1bを構成する第1可動電極12とが、第1駆動フレーム11とともに、同位相でY方向に変位する。これにより、第1可動電極12と第1固定電極13との電極間隔が変化し、第1コンデンサC1aの静電容量と、第1コンデンサC1bの静電容量とが変化する。静電容量の変化量は印加された加速度に比例するので、この第1コンデンサC1a,C1bの静電容量の変化量に基づいて、加速度を求めることができる。
次に、加速度角速度センサ100における角速度の検出原理を説明する。加振部51,52によって、第2支持部31aと第2支持部31bとが、X方向にて逆位相で振動している状態で、加速度角速度センサ100にZ方向の角速度が印加されると、振動している第2支持部31a,31b、該第2支持部31a,31bと第4バネ33を介して連結された第2可動電極34それぞれに、振動速度と角速度の積に比例するコリオリ力がY方向に作用する。上記したように、第2コンデンサC2aを構成する第2可動電極34と、第2コンデンサC2bを構成する第2可動電極34とは、X方向にて逆位相で振動しているので、第2コンデンサC2aを構成する第2可動電極34と、第2コンデンサC2bを構成する第2可動電極34には、Y方向において逆方向のコリオリ力が作用する。これにより、第2コンデンサC2aを構成する第2可動電極34と、第2コンデンサC2bを構成する第2可動電極34とは、Y方向において逆方向に変位する。これにより、第2可動電極34と第2固定電極35との電極間隔が変化し、第2コンデンサC2aの静電容量と、第2コンデンサC2bの静電容量とが変化する。静電容量の変化量は、印加された角速度に比例するので、この第2コンデンサC2a,C2bの静電容量の変化量に基づいて、角速度を求めることができる。
次に、本実施形態に係る加速度角速度センサ100の作用効果を説明する。上記したように、第1可動電極12を支持する第1支持部11a,11b間は、Y方向に変位可能な第1バネ11cによって互いに連結され、第1支持部11a,11bそれぞれは、X方向、及びY方向に変位可能な第2バネによって基台70の壁面71に連結されている。これにより、加速度検出部10の構造共振が、検出方向であるY方向に変位可能な第1バネ11cと第2バネ15とに依存する構成となっている。これに対し、第2支持部31a,31bは、X方向、及びY方向に変位可能な第3バネ32によって第1支持部11a,11bと連結され、第2支持部31a,31bと第2可動電極34とは、Y方向に変位可能な第4バネ33を介して連結されている。これにより、角速度検出部30の構造共振が、Y方向に変位可能な第3バネ32と第4バネ33とに依存する構成となっている。このように、加速度検出部10の構造共振と、角速度検出部30の構造共振とが分離されているので、第1バネ11c、第2バネ15、第3バネ32、及び第4バネ33それぞれのバネ定数を調整することで、加速度検出部10、及び角速度検出部30それぞれの構造共振を、それぞれに適した値に設定することができる。例えば、第1バネ11cのバネ定数と第2バネ15を構成するバネ15bのバネ定数とを大きくすることで、加速度検出部10の感度特性の低下を抑制し、第3バネ32のバネ定数と第4バネ33のバネ定数とを小さくすることで、角速度検出部30の耐衝撃特性の低下を抑制することができる。以上から、本実施形態に係る加速度角速度センサ100は、加速度検出部10の感度特性の低下、及び角速度検出部30の耐衝撃特性が抑制された加速度角速度センサとなっている。
なお、厳密に言えば、角速度検出部30の構造共振は、第3バネ32と第4バネ33のバネ定数だけではなく、加速度検出部10の構造共振を決定する第2バネ15のバネ定数にも依存する。しかしながら、第3バネ32と第4バネ33のバネ定数を調整することで、加速度検出部10の構造共振と角速度検出部30の構造共振とを分離することができる。また、上記したように、第2バネ15は、主として第1駆動フレーム11をY方向に変位することに寄与するので、第2バネ15による第2可動電極34のY方向への寄与は小さく、無視することができる。
本実施形態では、角速度検出部30の第2可動電極34と基台70の壁面71とが、第4バネ33、第2支持部31a,31b、第3バネ32、第1支持部11a,11b、及び第2バネ15を介して連結されている。これにより、基台70に印加された外部応力が第2可動電極34に伝達されるまでに、第4バネ33、第2支持部31a,31b、第3バネ32、第1支持部11a,11b、及び第2バネ15によって低減される。したがって、本実施形態に係る加速度角速度センサ100は、特に、角速度の耐衝撃特性の低下が抑制された構成となっている。
本実施形態では、第1可動電極12が第1櫛部12aを有し、第1固定電極13が第2櫛部13aを有する例を示した。これによれば、第1可動電極12、及び第1固定電極13それぞれが櫛部を有さず、それぞれの形状が平板状である構成と比べて、対向面積を大きくすることができる。
本実施形態では、第2可動電極34が第3櫛部34bを有し、第2固定電極35が第4櫛部35bを有する例を示した。これによれば、第2可動電極34、及び第2固定電極35それぞれが櫛部を有さず、それぞれの形状が平板状である構成と比べて、対向面積を大きくすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本実施形態では、対をなす第2支持部31a,31bが、Y方向において、対称線sを介して対称となるように並列配置される例を示した。これに対して、例えば図2に示すように、対をなす第2支持部31a,31bが、X方向において、Y方向に沿う対称線t(図2に二点差線で示す線)を介して対称となるように並列配置された構成を採用することもできる。第1実施形態で示した加速度角速度センサ100は、対称線sを介して対称な構造となっていたが、図2に示す加速度角速度センサ100は、対称線tを介して対称な構造となっている。なお、この変形例の場合、第2支持部31a,31b間は、X方向に変位可能な第5バネ36を介して連結され、これによって、第2支持部31a,31bがX方向に連成振動可能となっている。図2は、加速度角速度センサの変形例を示す平面図である。
本実施形態では、第1可動電極12が第1櫛部12aを有する、すなわち第1可動電極12が櫛歯状である例を示した。しかしながら、第1可動電極12は櫛歯状に限定されず、例えば平板状を採用することができる。
本実施形態では、第1固定電極13が第2櫛部13aを有する、すなわち第1固定電極13が櫛歯状である例を示した。しかしながら、第1固定電極13は櫛歯状に限定されず、例えば平板状を採用することができる。
本実施形態では、第2可動電極34が、検出フレーム34aと、第3櫛部34bとを有する、すなわち第2可動電極34が櫛歯状である例を示した。しかしながら、第2可動電極34は櫛歯状に限定されず、例えば平板状を採用することができる。
本実施形態では、第2固定電極35が、延設部35aと、第4櫛部35bとを有する、すなわち第2固定電極35が櫛歯状である例を示した。しかしながら、第2固定電極35は櫛歯状に限定されず、例えば平板状を採用することができる。
本実施形態では、第1加振部51が、延設部51aと、第5櫛部51bと、梁51cと、延設部51dと、第6櫛部51eと、を有する、すなわち、第1加振部51が櫛歯状である例を示した。しかしながら、第1加振部51は櫛歯状に限定されず、例えば平板状を採用することができる。
本実施形態では、第2加振部52が、延設部52aと、第7櫛部52bと、梁52cと、延設部52dと、第8櫛部52eと、を有する、すなわち、第2加振部52が櫛歯状である例を示した。しかしながら、第2加振部52は櫛歯状に限定されず、例えば平板状を採用することができる。
本実施形態では、加振部51,52が、静電気力によって、駆動フレーム11,31を加振する例を示した。しかしながら、加振部51,52は、例えば電磁力によって、駆動フレーム11,31を加振しても良く、加振部51,52の加振方法は上記例に限定されない。
10・・・加速度センサ
11・・・第1駆動フレーム
11a,11b・・・第1支持部
12・・・第1可動電極
13・・・第1固定電極
30・・・角速度センサ
31・・・第2駆動フレーム
31a,31b・・・第2支持部
34・・・第2可動電極
35・・・第2固定電極
50・・・加振部
70・・・基台
100・・・加速度角速度センサ

Claims (11)

  1. 対をなす、第1固定電極、第1可動電極、錘部、及び該錘部が設けられ、前記第1可動電極を支持する第1支持部を有する加速度検出部と、
    対をなす、第2固定電極、第2可動電極、及び該第2可動電極を支持する第2支持部を有する角速度検出部と、
    対をなす前記第1支持部をX方向に逆位相で加振し、対をなす前記第2支持部をX方向に逆位相で加振する加振部と、を備え、
    前記第1支持部間は、X方向に対して垂直な方向であるY方向に変位可能な第1バネによって互いに連結され、
    前記第1支持部それぞれは、X方向、及びY方向に変位可能な第2バネによって基台に連結され、
    前記第2支持部の1つは、X方向、及びY方向に変位可能な第3バネによって、前記第1支持部の1つと連結され、
    前記第2支持部と前記第2可動電極とは、Y方向に変位可能な第4バネによって連結されていることを特徴とする加速度角速度センサ。
  2. 対をなす、第1固定電極、第1可動電極、及び該第1可動電極を支持する第1支持部を有する加速度検出部と、
    対をなす、第2固定電極、第2可動電極、及び該第2可動電極を支持する第2支持部を有する角速度検出部と、
    対をなす前記第1支持部をX方向に逆位相で加振し、対をなす前記第2支持部をX方向に逆位相で加振する加振部と、を備え、
    前記第1支持部間は、X方向に変位可能な第1バネによって互いに連結され、
    前記第1支持部それぞれは、X方向、及びX方向に対して垂直な方向であるY方向に変位可能な第1バネによって基台に連結され、
    前記第2支持部の1つは、X方向、及びY方向に変位可能な第3バネによって、前記第1支持部の1つと連結され、
    前記第2支持部と前記第2可動電極とは、Y方向に変位可能な第4バネによって連結され、
    前記第2支持部間は、X方向に変位可能な第5バネによって互いに連結されていることを特徴とする加速度角速度センサ。
  3. 慣性力による、前記第1固定電極と、前記第1可動電極とによって構成される第1コンデンサの静電容量変化に基づいて加速度を検出し、
    慣性力による、前記第2固定電極と、前記第2可動電極とによって構成される第2コンデンサの静電容量変化に基づいて角速度を検出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の加速度角速度センサ。
  4. 前記第1固定電極、及び前記第1可動電極の形状は、櫛歯状であることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の加速度角速度センサ。
  5. 前記第2固定電極、及び前記第2可動電極の形状は、櫛歯状であることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の加速度角速度センサ。
  6. 前記加振部は、静電気力によって、対をなす前記第1支持部をX方向に逆位相で加振し、対をなす前記第2支持部をX方向に逆位相で加振することを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の加速度角速度センサ。
  7. 前記加振部は、櫛歯電極を有することを特徴とする請求項6に記載の加速度角速度センサ。
  8. 前記加振部は、電磁力によって、対をなす前記第1支持部をX方向に逆位相で加振し、対をなす前記第2支持部をX方向に逆位相で加振することを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の加速度角速度センサ。
  9. 前記加速度検出部、前記角速度検出部、及び前記加振部が、1つの半導体基板に集積されていることを特徴とする請求項1〜8いずれか1項に記載の加速度角速度センサ。
  10. 前記第1支持部は、コの字状であることを特徴とする請求項1〜9いずれか1項に記載の加速度角速度センサ。
  11. 前記第2支持部は、枠形状であることを特徴とする請求項1〜10いずれか1項に記載の加速度角速度センサ。
JP2009126595A 2009-05-26 2009-05-26 加速度角速度センサ Expired - Fee Related JP4868027B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009126595A JP4868027B2 (ja) 2009-05-26 2009-05-26 加速度角速度センサ
US12/781,852 US8567248B2 (en) 2009-05-26 2010-05-18 Sensor for detecting acceleration and angular velocity
US13/772,638 US8621928B2 (en) 2009-05-26 2013-02-21 Sensor for detecting acceleration and angular velocity

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009126595A JP4868027B2 (ja) 2009-05-26 2009-05-26 加速度角速度センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010276367A true JP2010276367A (ja) 2010-12-09
JP4868027B2 JP4868027B2 (ja) 2012-02-01

Family

ID=43218694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009126595A Expired - Fee Related JP4868027B2 (ja) 2009-05-26 2009-05-26 加速度角速度センサ

Country Status (2)

Country Link
US (2) US8567248B2 (ja)
JP (1) JP4868027B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012173055A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Seiko Epson Corp 物理量センサー、電子機器
WO2013094208A1 (ja) * 2011-12-23 2013-06-27 株式会社デンソー 振動型角速度センサ
WO2014030492A1 (ja) * 2012-08-22 2014-02-27 日立オートモティブシステムズ株式会社 慣性力センサ
JP2015507176A (ja) * 2011-12-06 2015-03-05 サジェム デファンス セキュリテ 平衡化mems型慣性角度センサ及びそのようなセンサを平衡化するための方法
WO2017056222A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社日立製作所 ジャイロスコープ
WO2018003692A1 (ja) * 2016-07-01 2018-01-04 株式会社デンソー 物理量センサ

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4797075B2 (ja) * 2009-02-12 2011-10-19 株式会社豊田中央研究所 静電容量式センサ装置
FI124020B (fi) * 2011-03-04 2014-02-14 Murata Electronics Oy Jousirakenne, resonaattori, resonaattorimatriisi ja anturi
JP5963567B2 (ja) * 2012-06-26 2016-08-03 日立オートモティブシステムズ株式会社 慣性センサ
CN103913595B (zh) * 2014-04-02 2016-05-18 清华大学 三轴集成硅微谐振式加速度计
US9360496B2 (en) * 2014-10-03 2016-06-07 Freescale Semiconductor, Inc. Three-axis microelectromechanical systems device with single proof mass
JP6372361B2 (ja) * 2015-01-16 2018-08-15 株式会社デンソー 複合センサ
ITUA20162172A1 (it) 2016-03-31 2017-10-01 St Microelectronics Srl Sensore accelerometrico realizzato in tecnologia mems avente elevata accuratezza e ridotta sensibilita' nei confronti della temperatura e dell'invecchiamento
DE102016215975A1 (de) * 2016-08-25 2018-03-01 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Betrieb eines mikromechanischen Bauelements
DE102017217975A1 (de) * 2017-10-10 2019-04-11 Robert Bosch Gmbh Mikromechanische Federstruktur
CN111551761B (zh) * 2020-04-03 2021-11-30 四川知微传感技术有限公司 一种低噪声mems加速度计

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004518971A (ja) * 2001-02-21 2004-06-24 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 回転レートセンサー
JP2004518970A (ja) * 2001-02-21 2004-06-24 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 回転レートセンサー
JP2004518969A (ja) * 2001-02-21 2004-06-24 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ヨーレートセンサ
JP2007333467A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Hitachi Ltd 慣性センサ
JP2008014727A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Toyota Motor Corp 加速度角速度センサ
JP2008039614A (ja) * 2006-08-07 2008-02-21 Toyota Motor Corp 加速度角速度センサ
WO2009037751A1 (ja) * 2007-09-19 2009-03-26 Murata Manufacturing Co., Ltd. 複合センサおよび加速度センサ

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3123301B2 (ja) 1993-04-16 2001-01-09 株式会社村田製作所 角速度センサ
JP3329068B2 (ja) 1994-04-28 2002-09-30 株式会社村田製作所 角速度センサ
JP2000074673A (ja) 1998-08-27 2000-03-14 Miyota Kk 複合運動センサ
JP2000337884A (ja) 1999-03-25 2000-12-08 Murata Mfg Co Ltd 角速度センサ
JP3659160B2 (ja) * 2000-02-18 2005-06-15 株式会社デンソー 角速度センサ
JP3870895B2 (ja) * 2002-01-10 2007-01-24 株式会社村田製作所 角速度センサ
JP3985796B2 (ja) * 2004-03-30 2007-10-03 株式会社デンソー 力学量センサ装置
JP2006105698A (ja) 2004-10-01 2006-04-20 Star Micronics Co Ltd 加速度角速度複合センサ
US8187902B2 (en) * 2008-07-09 2012-05-29 The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. High performance sensors and methods for forming the same

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004518971A (ja) * 2001-02-21 2004-06-24 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 回転レートセンサー
JP2004518970A (ja) * 2001-02-21 2004-06-24 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 回転レートセンサー
JP2004518969A (ja) * 2001-02-21 2004-06-24 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ヨーレートセンサ
JP2007333467A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Hitachi Ltd 慣性センサ
JP2008014727A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Toyota Motor Corp 加速度角速度センサ
JP2008039614A (ja) * 2006-08-07 2008-02-21 Toyota Motor Corp 加速度角速度センサ
WO2009037751A1 (ja) * 2007-09-19 2009-03-26 Murata Manufacturing Co., Ltd. 複合センサおよび加速度センサ

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012173055A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Seiko Epson Corp 物理量センサー、電子機器
US9273962B2 (en) 2011-02-18 2016-03-01 Seiko Epson Corporation Physical quantity sensor and electronic device
JP2015507176A (ja) * 2011-12-06 2015-03-05 サジェム デファンス セキュリテ 平衡化mems型慣性角度センサ及びそのようなセンサを平衡化するための方法
JP2018004653A (ja) * 2011-12-06 2018-01-11 サフラン エレクトロニクス アンド ディフェンス 平衡化mems型慣性角度センサ及びそのようなセンサを平衡化するための方法
WO2013094208A1 (ja) * 2011-12-23 2013-06-27 株式会社デンソー 振動型角速度センサ
JP2013134064A (ja) * 2011-12-23 2013-07-08 Denso Corp 振動型角速度センサ
WO2014030492A1 (ja) * 2012-08-22 2014-02-27 日立オートモティブシステムズ株式会社 慣性力センサ
WO2017056222A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社日立製作所 ジャイロスコープ
WO2018003692A1 (ja) * 2016-07-01 2018-01-04 株式会社デンソー 物理量センサ
JP2018004451A (ja) * 2016-07-01 2018-01-11 株式会社デンソー 物理量センサ
CN109416254A (zh) * 2016-07-01 2019-03-01 株式会社电装 物理量传感器

Also Published As

Publication number Publication date
US20100300203A1 (en) 2010-12-02
US8621928B2 (en) 2014-01-07
US20130152684A1 (en) 2013-06-20
JP4868027B2 (ja) 2012-02-01
US8567248B2 (en) 2013-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4868027B2 (ja) 加速度角速度センサ
KR100616641B1 (ko) 튜닝포크형 진동식 mems 자이로스코프
JP5670357B2 (ja) 角速度の振動微小機械センサ
JP3785261B2 (ja) マイクロアクチュエータの相補型静電駆動装置
JP5884603B2 (ja) ロールオーバージャイロセンサ
JP6176001B2 (ja) ジャイロセンサ
JP5772873B2 (ja) 静電容量式物理量センサ
US9476897B2 (en) Physical quantity sensor
JP2012519295A5 (ja)
JPWO2008032415A1 (ja) 角速度センサ
WO2011158348A1 (ja) 複合センサ
JP2008014727A (ja) 加速度角速度センサ
WO2017007428A1 (en) Motion measurement devices and methods for measuring motion
JP2013096801A (ja) 出力安定性に優れた振動型ジャイロ
JP5018337B2 (ja) 音叉振動型センサ、力学量検出装置、及び力学量検出方法
JP4710926B2 (ja) 角速度センサ
JP4816273B2 (ja) ジャイロセンサ
JP2012202799A (ja) バイアス安定性に優れた振動型ジャイロ
JP4320934B2 (ja) 半導体角速度センサ
JP6256215B2 (ja) 角速度センサ
KR102502062B1 (ko) 구동 및 검출 겸용 mems 요레이트 센서
JP2008039614A (ja) 加速度角速度センサ
WO2018092449A1 (ja) ジャイロセンサ及び電子機器
JP3992006B2 (ja) 振動型マイクロジャイロセンサ
JP2006071335A (ja) 角速度センサおよびその駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111018

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111031

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees