JP2016057073A - 物理量センサー素子、物理量センサー、電子機器および移動体 - Google Patents

物理量センサー素子、物理量センサー、電子機器および移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた検出精度を有する物理量センサー素子を提供すること、また、かかる物理量センサー素子を備える物理量センサー、電子機器および移動体を提供すること。
【解決手段】本発明の物理量センサー素子1は、検出部21と、駆動部24と、検出部21と駆動部24とを接続している梁部25とを備え、梁部25は、分岐している部分を有する。梁部25は、駆動部24の互いに異なる2つの位置から延出している2つの質量部側梁部と、検出部21の互いに異なる2つの位置から延出している2つの支持部側梁部とを有し、2つの質量部側梁部の検出部21側の端部同士が互いに接続されているとともに、2つの支持部側梁部の駆動部24側の端部同士が互いに接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、物理量センサー素子、物理量センサー、電子機器および移動体に関する。
近年、シリコンMEMS(Micro Electro Mechanical System)技術を用いた物理量センサー素子として、例えば、角速度を検出する静電容量型のジャイロセンサー素子(角速度センサー)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に係る角速度センサーは、フレームに2つの質量が間接的に連結されている。この2つの質量は、Z方向に沿って必ず反対方向に移動するように、リンク装置により連結されている。Y軸を中心にするセンサーの角速度は、2つの質量をZ方向に反対位相で振動させ、それによりフレームに加わる角振動の振幅を測定することにより感知することができる。
しかし、特許文献1に係る角速度センサーでは、各質量部とフレームとを接続するヒンジの変形が大きく、各質量部に作用したコリオリ力をフレームに効率的に伝達できず、その結果、検出精度が低下するという問題があった。
特表2007−509346号公報
本発明の目的は、優れた検出精度を有する物理量センサー素子を提供すること、また、かかる物理量センサー素子を備える物理量センサー、電子機器および移動体を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本発明の物理量センサー素子は、支持部と、
質量部と、
前記支持部と前記質量部とを接続している梁部と、
を備え、
前記梁部は、分岐している部分を有することを特徴とする。
このような物理量センサー素子によれば、梁部が分岐している部分を有しているため、質量部に作用するコリオリ力の方向における梁部の曲げ剛性を高めることができる。そのため、質量部から支持部へコリオリ力を効率的に伝達し、その結果、振動漏れを低減して、検出精度を高めることができる。
[適用例2]
本発明の物理量センサー素子では、前記梁部は、前記質量部の互いに異なる2つの位置から延出している2つの質量部側梁部を有し、
前記2つの質量部側梁部の前記支持部側の端部同士が互いに接続されていることが好ましい。
これにより、簡単な構成で、コリオリ力の方向における梁部の剛性を高めることができる。
[適用例3]
本発明の物理量センサー素子では、各前記質量部側梁部の前記質量部側の端部の幅は、各前記質量部側梁部の途中の幅よりも広いことが好ましい。
これにより、簡単な構成で、コリオリ力の方向における梁部の剛性を高めることができる。
[適用例4]
本発明の物理量センサー素子では、前記梁部は、前記支持部の互いに異なる2つの位置から延出している2つの支持部側梁部を有し、
前記2つの支持部側梁部の前記質量部側の端部同士が互いに接続されていることが好ましい。
これにより、簡単な構成で、コリオリ力の方向における梁部の剛性を高めることができる。
[適用例5]
本発明の物理量センサー素子では、各前記支持部側梁部の前記支持部側の端部の幅は、各前記支持部側梁部の途中の幅よりも広いことが好ましい。
これにより、簡単な構成で、コリオリ力の方向における梁部の剛性を高めることができる。
[適用例6]
本発明の物理量センサー素子では、前記梁部は、前記梁部の途中で分岐している2つの分岐梁部を有し、
前記2つの分岐梁部の前記質量部側の端部同士が接続されているとともに、前記2つの分岐梁部の前記支持部側の端部同士が互いに接続されていることが好ましい。
これにより、簡単な構成で、コリオリ力の方向における梁部の剛性を高めることができる。
[適用例7]
本発明の物理量センサー素子では、それぞれが前記質量部を構成する第1質量部および第2質量部と、
それぞれが前記支持部を構成する第1支持部および第2支持部と、
前記第1質量部と前記第1支持部とを接続している前記梁部を構成する第1梁部と、
前記第2質量部と前記第2支持部とを接続している前記梁部を構成する第2梁部と、
前記第1質量部と前記第2質量部とを接続している連結部と、
を備えることが好ましい。
これにより、第1質量部と第2質量部とを逆相に振動させることにより、これらの振動を相殺させるようにして、振動漏れをより低減することができる。
[適用例8]
本発明の物理量センサー素子では、前記連結部の一端部が前記第1質量部の内側の部分に接続され、前記連結部の他端部が前記第2質量部の内側の部分に接続され、
前記第1質量部は、前記連結部の前記一端部が接続されていて、基準面に対する前記第1質量部の姿勢の変化を低減するように変形可能な第1変形容易部を有し、
前記第2質量部は、前記連結部の前記他端部が接続されていて、前記基準面に対する前記第2質量部の姿勢の変化を低減するように変形可能な第2変形容易部を有することが好ましい。
これにより、基準面に対する第1質量部および第2質量部の姿勢変化を低減し、振動漏れをさらに低減することができる。
[適用例9]
本発明の物理量センサー素子では、前記第1質量部は、前記第1変形容易部が配置されている第1隙間部を有し、
前記第2質量部は、前記第2変形容易部が配置されている第2隙間部を有することが好ましい。
これにより、比較的簡単な構成で、基準面に対する第1質量部および第2質量部の姿勢を一定に保つことができる。第1質量部および第1変形容易部を同一基板から形成することができる。同様に、第2質量部および第2変形容易部を同一基板から形成することができる。
[適用例10]
本発明の物理量センサー素子では、基準面に沿った前記第1支持部および前記第2支持部の振動を検出する電極を備えることが好ましい。
これにより、第1質量部および第2質量部を面外方向に駆動したとき、第1質量部および第2質量部に作用するコリオリ力による第1支持部および第2支持部の変位を検出することができる。そのため、角速度センサーを実現できる。
[適用例11]
本発明の物理量センサーは、本発明の物理量センサー素子と、
前記物理量センサー素子を収納しているパッケージと、を備えていることを特徴とする。
これにより、優れた検出精度を有する物理量センサーを提供することができる。
[適用例12]
本発明の電子機器は、本発明の物理量センサー素子を備えていることを特徴とする。
これにより、優れた検出精度を有する物理量センサー素子を備える電子機器を提供することができる。
[適用例13]
本発明の移動体は、本発明の物理量センサー素子を備えていることを特徴とする。
これにより、優れた検出精度を有する物理量センサー素子を備える移動体を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る物理量センサーを示す平面図である。 図1中のA−A線断面図である。 図1中のB−B線断面図である。 図1に示す物理量センサーの動作を説明するための模式的な図であって、(a)は平面図、(b)は断面図である。 図1に示す物理量センサーが備える梁部を説明するための拡大平面図である。 本発明の第2実施形態に係る物理量センサーを示す平面図である。 図5に示す物理量センサーが備える梁部を説明するための拡大平面図である。 本発明の電子機器の一例であるモバイル型のパーソナルコンピューターの構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の電子機器の一例である携帯電話機の構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の電子機器の一例であるディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。 本発明の移動体の一例である自動車の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の物理量センサー素子、物理量センサー、電子機器および移動体を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.物理量センサー
まず、本発明の物理量センサー(本発明の物理量センサー素子を備える物理量センサー)の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る物理量センサーを示す平面図、図2は、図1中のA−A線断面図、図3は、図1中のB−B線断面図である。また、図4は、図1に示す物理量センサーの動作を説明するための模式的な図であって、図4(a)は平面図、図4(b)は断面図である。図5は、図1に示す物理量センサーが備える梁部を説明するための拡大平面図である。
なお、各図では、説明の便宜上、互いに直交する3つの軸であるX軸(第3軸)、Y軸(第2軸)およびZ軸(第1軸)を矢印で図示しており、その矢印の先端側を「+(プラス)」、基端側を「−(マイナス)」としている。また、以下では、X軸に平行な方向を「X軸方向」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」という。また、以下では、説明の便宜上、図2および図3中の上側(+Z軸方向側)を「上」、下側(−Z軸方向側)を「下」という。
図1に示す物理量センサー10は、Y軸まわりの角速度を検出するジャイロセンサーである。この物理量センサー10は、図2および図3に示すように、ジャイロ素子である物理量センサー素子1と、物理量センサー素子1を収納しているパッケージ11と、を有している。
(パッケージ)
パッケージ11は、物理量センサー素子1を支持しているベース基板12(基板)と、ベース基板12に接合されている蓋部材13と、を有し、ベース基板12と蓋部材13との間に、物理量センサー素子1を収納している空間が形成されている。なお、ベース基板12は、物理量センサー素子1の一部を構成しているともいえる。
ベース基板12および蓋部材13は、それぞれ、板状をなし、X軸およびY軸を含む平面であるXY平面(基準面)に沿って配置されている。また、ベース基板12の上面(すなわち、物理量センサー素子1が設けられている側の面)には、物理量センサー素子1の振動部分(後述する振動構造体2a、2bの固定部22を除く部分)がベース基板12に接触するのを防止する機能を有する凹部121が設けられている。これにより、物理量センサー素子1の駆動を許容しつつ、ベース基板12が物理量センサー素子1を支持することができる。また、蓋部材13の下面(すなわち、ベース基板12に接合される側の面)には、物理量センサー素子1を非接触で覆うように形成されている凹部131が設けられている。これにより、物理量センサー素子1の駆動を許容しつつ、ベース基板12と蓋部材13の間に、物理量センサー素子1を収納する空間を形成することができる。
なお、図示では、ベース基板12および蓋部材13は、それぞれ、1部材で構成されているが、2以上の部材を接合して構成されていてもよい。例えば、枠状の部材と板状の部材とを貼り合わせることにより、ベース基板12または蓋部材13が構成されていてもよい。
このようなベース基板12と蓋部材13との接合方法としては、ベース基板12および蓋部材13の構成材料によっても異なり、特に限定されず、例えば、接着剤、ロウ材等の接合材を用いた接合法、直接接合、陽極接合等の固体接合法等を用いることができる。
また、ベース基板12の構成材料としては、特に限定されないが、絶縁性を有する材料を用いることが好ましく、具体的には、高抵抗なシリコン材料、ガラス材料を用いるのが好ましく、特に、アルカリ金属イオン(可動イオン)を含むガラス材料(例えば、パイレックスガラス(登録商標)のような硼珪酸ガラス)を用いるのが好ましい。これにより、振動構造体2a、2bがシリコンを主材料として構成されている場合、ベース基板12と振動構造体2a、2bとを陽極接合することができる。
また、蓋部材13の構成材料としては、特に限定されず、例えば、前述したベース基板12と同様の材料を用いることができる。
このようなベース基板12および蓋部材13は、それぞれ、例えば、フォトリソグラフィー法およびエッチング法等を用いて形成することができる。
(物理量センサー素子)
物理量センサー素子1は、2つの振動構造体2a、2bと、これら2つの振動構造体2a、2b間を連結する連結構造体2cと、振動構造体2a、2bを駆動振動させる2つの駆動用固定電極部3と、振動構造体2a、2bの検出振動を検出する4つの検出用固定電極部4と、振動構造体2a、2bの駆動状態を検出する2つの駆動モニター用電極5と、を有している。以下、物理量センサー素子1の各部について順次説明する。
−振動構造体−
振動構造体2a、2bは、X軸方向に並んで配置されている。振動構造体2a、2bは、図1にて左右対称に配置されている以外は、互いに同様に構成されており、それぞれ、検出部21と、パッケージ11のベース基板12に固定された4つの固定部22と、検出部21と4つの固定部22とを接続している4つの梁部23と、駆動部24と、検出部21と駆動部24とを接続している2つの梁部25と、を有している。ここで、振動構造体2aの梁部25が「第1梁部(梁部)」、梁部23が「第3梁部」、固定部22が「第1固定部」、駆動部24が「第1質量部(質量部)」、検出部21が「第1支持部(支持部)」を構成している。また、振動構造体2bの梁部25が「第2梁部(梁部)」、梁部23が「第4梁部」、固定部22が「第2固定部」、駆動部24が「第2質量部(質量部)」、検出部21が「第2支持部(支持部)」を構成している。
この振動構造体2a、2bは、連結構造体2cと一体で形成されている。また、振動構造体2a、2bの構成材料としては、例えば、リン、ボロン等の不純物をドープされることにより導電性が付与されたシリコンを用いることができる。また、振動構造体2a、2bは、1つの基板(例えばシリコン基板)を加工(例えばエッチング加工)することにより、連結構造体2cとともに一括して形成される。
[検出部(第1、2支持部)]
振動構造体2a、2bのそれぞれが備える検出部21は、フレーム部211と、フレーム部211に設けられている検出用可動電極部212と、を有している。
フレーム部211は、Z軸方向(基準面の法線に沿った方向)から見た平面視(以下、単に「平面視」という)において、周方向での一部が欠損した枠状をなしている。具体的には、フレーム部211は、互いに平行となるようにX軸方向に沿って延びている1対の第1部分と、Y軸方向に延びていて1対の第1部分の一端部同士を接続している第2部分と、1対の第1部分の他端部のそれぞれから互いに突き合うようにY軸方向に延びていている1対の第3部分と、で構成されている。
検出用可動電極部212は、前述したフレーム部211の各第1部分からY軸方向に沿って延出している複数の電極指で構成されている。なお、この電極指の数は、図示のものに限定されず、任意である。
[第1、2固定部]
振動構造体2a、2bのそれぞれが備える4つの固定部22は、前述したパッケージ11のベース基板12の凹部121の外側にてベース基板12の上面に接合・固定されている。かかる接合方法としては、ベース基板12および固定部22の構成材料によっても異なり、特に限定されないが、例えば、直接接合、陽極接合等の固体接合法等を用いることができる。
4つの固定部22は、平面視において、それぞれ、検出部21の外側で互いに離間して配置されている。本実施形態では、4つの固定部22は、平面視において、検出部21のフレーム部211の各角部(第1部分と第2部分および第3部分との各接続部)に対応した位置に配置されている。
[第3、4梁部]
振動構造体2a、2bのそれぞれが備える4つの梁部23は、平面視において、検出部21のフレーム部211の各角部に対応しており、それぞれ、対応する検出部21と固定部22とを連結している。
各梁部23は、平面視において、Y軸方向に往復しながらX軸方向に沿って延びている蛇行形状をなしている。これにより、小型化を図りつつ、各梁部23の長さを長くすることができる。また、各梁部23の長さを長くすることにより、各梁部23の曲げ変形を伴う検出部21のX軸方向の変位を容易なものとすることができる。
ここで、各梁部23は、Y軸方向に沿って延びる部分と、X軸方向に沿って延びる部分と、を有しているが、Y軸方向に沿って延びる部分の長さがX軸方向に沿って延びる部分の長さよりも長い。これにより、各梁部23のY軸方向の曲げ変形を低減し、その結果、各梁部23の曲げ変形を伴う検出部21のY軸方向の変位を低減することができる。
なお、各梁部23は、前述したように蛇行形状をなしていなくてもよく、例えば、平面視においてY軸方向に沿って延びている形状であってもよい。
また、各梁部23の幅(X軸方向に沿った長さ)は、各梁部23の厚さ(Z軸方向に沿った長さ)よりも小さい。言い換えると、各梁部23の厚さは、各梁部23の幅よりも大きい。これにより、各梁部23は、X軸方向に曲げ変形しやすく、かつ、Z軸方向に曲げ変形し難いものとなる。すなわち、各梁部23のZ軸方向でのバネ定数が、各梁部23のX軸方向でのバネ定数よりも大きい。そのため、各梁部23の曲げ変形を伴う検出部21のX軸方向の変位を容易としつつ、検出部21のZ軸方向の変位を低減することができる。なお、梁部23全体のZ軸方向でのバネ定数は、梁部23全体のX軸方向でのバネ定数よりも大きい。
[駆動部(第1、2質量部)]
振動構造体2a、2bのそれぞれが備える駆動部24は、前述した検出部21のフレーム部211の内側に配置されている。駆動部24は、前述したパッケージ11のベース基板12の上面を基準面として、当該基準面に沿った板状をなしている。本実施形態では、駆動部24は、平面視において、フレーム部211の形状に沿った略四角形をなす外形を有している。
また、駆動部24には、Y軸方向に沿って延びている梁部29が設けられている。各梁部29の両端は、対応する駆動部24に固定されている。また、駆動部24は、梁部29が配置されている隙間部241を有している。ここで、一方の駆動部24の隙間部241が「第1隙間部」を構成し、他方の駆動部24の隙間部241が「第2隙間部」を構成している。
[第1、2梁部(梁部)]
振動構造体2a、2bのそれぞれが備える2つの梁部25は、フレーム部211の各角部および駆動部24の各角部に対応しており、それぞれ、対応する検出部21と駆動部24とを連結している。
各梁部25は、駆動部24のX軸方向に離間した2箇所に接続されている1対の一端部と、検出部21のX軸方向に離間した2箇所に接続されている1対の他端部と、を有し、当該1対の一端部のそれぞれから検出部21側に延出するとともに、当該1対の他端部のそれぞれから駆動部24側に延出して、途中で1箇所に集合した形状をなしている。このような各梁部25は、分岐している部分を有する。これにより、駆動部24に作用するコリオリ力の方向(X軸方向)における各梁部25の曲げ剛性を高めることができる。そのため、駆動部24から検出部21へコリオリ力を効率的に伝達し、その結果、振動漏れを低減して、検出精度を高めることができる。
具体的に説明すると、各梁部25は、図5に示すように、駆動部24(質量部)から検出部21(支持部)側へ延出している1対の質量部側梁部251と、検出部21から駆動部24側へ延出している1対の支持部側梁部252と、これらを1箇所でまとめて接続している接続梁部253と、を有している。
1対の質量部側梁部251は、一方の質量部側梁部251が他方の質量部側梁部251側に向かうように、駆動部24から検出部21側に向けて延出していて、1対の質量部側梁部251の駆動部24とは反対側の端部同士が互いに接続している。また、1対の質量部側梁部251は、X軸方向において互いに対称となるように形成されている。
各質量部側梁部251は、駆動部24から検出部21側に向けて、Y軸方向に沿った方向とX軸方向に沿った方向とに交互に延びた階段状をなしている。すなわち、各質量部側梁部251は、駆動部24からY軸方向に沿って延出している部分2511と、部分2511の駆動部24とは反対側の端部からX軸方向に沿って延出している部分2512と、部分2512の部分2511とは反対側の端部からY軸方向に沿って延出している部分2513と、部分2513の部分2512とは反対側の端部からX軸方向に沿って延出している部分2514と、を有している。
同様に、1対の支持部側梁部252は、一方の支持部側梁部252が他方の支持部側梁部252側に向かうように、検出部21から駆動部24側に向けて延出していて、1対の支持部側梁部252の検出部21とは反対側の端部同士が互いに接続している。また、1対の支持部側梁部252は、X軸方向において互いに対称となるように形成されている。
各支持部側梁部252は、検出部21から駆動部24側に向けて、Y軸方向に沿った方向とX軸方向に沿った方向とに交互に延びた階段状をなしている。すなわち、各支持部側梁部252は、検出部21からY軸方向に沿って延出している部分2521と、部分2521の検出部21とは反対側の端部からX軸方向に沿って延出している部分2522と、部分2522の部分2521とは反対側の端部からY軸方向に沿って延出している部分2523と、部分2523の部分2522とは反対側の端部からX軸方向に沿って延出している部分2524と、を有している。
接続梁部253は、Y軸方向に沿って延びていて、一端部には、前述した各質量部側梁部251の駆動部24とは反対側の端部(すなわち部分2514の部分2513とは反対側の端部)が接続され、他端部には、前述した各支持部側梁部252の検出部21とは反対側の端部(すなわち部分2524の部分2523とは反対側の端部)が接続されている。
このように、梁部25は、接続梁部253から駆動部24側に1対の質量部側梁部251に分岐しているとともに、接続梁部253から検出部21側に1対の支持部側梁部252に分岐していると言える。
また、各梁部25は、X軸方向に沿って延びる部分2512、2514、2522、2524と、Y軸方向に沿って延びる部分2511、2513、2521、2523および接続梁部253と、を有しているが、X軸方向に沿って延びる各部分の長さがY軸方向に沿って延びる各部分の長さよりも長い。これにより、各梁部25のX軸方向の曲げ変形を低減し、その結果、各梁部25の曲げ変形を伴う駆動部24のX軸方向の変位を低減することができる。そのため、駆動部24に生じるX軸方向のコリオリ力を検出部21に梁部25を介して効率的に伝達することができる。また、このような各梁部25では、駆動部24がZ軸方向の変位する際、各梁部25のX軸方向に沿って延びている部分が捩れ変形および曲げ変形しつつ、各梁部25のY軸方向に沿って延びている部分がZ軸方向に傾斜する。このとき、各梁部25のY軸方向に延びている部分は、ほとんど変形しないが、前述したように傾斜することにより、かかる部分に長さに応じて駆動部24のZ軸方向の変位を拡大する変位拡大機構として機能する。
また、各梁部25のY軸方向に沿って延びている各部分の長さを短くすることにより、各梁部25のX軸方向に沿って延びている部分同士の間の隙間、各梁部25のX軸方向に沿って延びている部分と検出部21との間の隙間、および、各梁部25のX軸方向に沿って延びている部分と駆動部24との間の隙間をそれぞれ小さくすることができる。これにより、各梁部25のY軸方向での曲げ変形を規制または制限し、その結果、駆動部24のY軸方向の変位を低減することができる。
また、各梁部25の長さは、前述した各梁部23の長さよりも長い。これにより、各梁部25は、各梁部23に比べて、Z軸方向に曲げ変形しやすくなっている。すなわち、各梁部25のZ軸方向でのバネ定数が、各梁部23のZ軸方向でのバネ定数よりも小さい。なお、梁部25の数と梁部23の数が等しいことから、梁部25全体のZ軸方向でのバネ定数は、梁部23全体のZ軸方向でのバネ定数よりも小さい。
−連結構造体−
図1に示すように、連結構造体2cは、2つの振動構造体2a、2b間に配置されている。この連結構造体2cは、2つの固定部26と、2つの固定部26間を接続している支持梁部27と、支持梁部27に支持されているとともに振動構造体2a、2bの梁部29同士を連結している連結部28と、を有している。
2つの固定部26は、Y軸方向に並んで配置されている。そして、この2つの固定部26間を接続している支持梁部27は、Y軸方向に沿って延在している。また、連結部28は、X軸方向に沿って延在しており、一端部が一方の梁部29の途中に接続され、他端部が他方の梁部29の途中に接続されている。また、平面視で、連結部28と支持梁部27とが交差しており、連結部28の途中部分が支持梁部27の途中部分に接続している。
−駆動用固定電極−
2つの駆動用固定電極部3は、それぞれ、前述したパッケージ11のベース基板12に形成された凹部121の底面に固定されている。この各駆動用固定電極部3は、対応する駆動部24に対して間隔を隔てて対向して配置されている。ここで、各駆動用固定電極部3は、平面視において、対応する駆動部24に重なる位置に配置されている。本実施形態では、各駆動用固定電極部3は、平面視において、対応する駆動部24の外周に沿った略環状をなしている。
このような駆動用固定電極部3は、配線31を介して、ベース基板12の上面の凹部121の外側に設けられた端子32に電気的に接続されている。
駆動用固定電極部3、配線31および端子32の構成材料としては、それぞれ、例えば、ITO(酸化インジウムスズ)、ZnO(酸化亜鉛)等の透明電極材料、金(Au)、金合金、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、銀(Ag)、銀合金、クロム(Cr)、クロム合金、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)等の金属材料を用いることができる。
また、駆動用固定電極部3、配線31および端子32は、前述したような材料をスパッタリング法、蒸着法等の気相成膜法を用いて成膜した膜を、フォトリソグラフィー法およびエッチング法等を用いてパターニングすることによって一括して形成される。なお、ベース基板12がシリコンのような半導体材料で構成されている場合には、駆動用固定電極部3、配線31および端子32とベース基板12との間に、絶縁層を設けることが好ましい。かかる絶縁層の構成材料としては、例えば、SiO(酸化ケイ素)、AlN(窒化アルミ)、SiN(窒化ケイ素)等を用いることができる。
−検出用固定電極−
4つの検出用固定電極部4は、それぞれ、前述したパッケージ11のベース基板12の凹部121の外側にてベース基板12の上面に接合・固定されている。この4つの検出用固定電極部4は、振動構造体2aの検出振動を検出する2つの検出用固定電極部4(第1検出電極)と、振動構造体2bの検出振動を検出する2つの検出用固定電極部4(第2検出電極)と、で構成されている。振動構造体2aの検出振動を検出する2つの検出用固定電極部4は、振動構造体2aを挟むようにして、Y軸方向に並んで配置されている。同様に、振動構造体2bの検出振動を検出する2つの検出用固定電極部4は、振動構造体2bを挟むようにして、Y軸方向に並んで配置されている。
このような4つの検出用固定電極部4は、1つの基板(例えばシリコン基板)を加工(例えばエッチング加工)することにより、2つの振動構造体2a、2bおよび連結構造体2cとともに、一括して形成される。
各検出用固定電極部4は、X軸方向に沿って交互に並んで配置されている複数の電極指41および複数の電極指42と、複数の電極指42の振動構造体2a、2bとは反対側の端部同士を接続している接続部43と、で構成されている。
各電極指41、42は、Y軸方向に沿って延びている。そして、各電極指41は、前述した検出用可動電極部212の電極指の一方の側面に対向しており、一方、各電極指42は、検出用可動電極部212の電極指の他方の側面に対向している。このように各電極指41、42が配置されていることにより、検出部21がX軸方向に変位したとき、電極指41と検出用可動電極部212の電極指との間の静電容量、および、電極指42と検出用可動電極部212の電極指との間の静電容量は、一方の静電容量が増加し、他方の静電容量が減少する。
接続部43は、複数の電極指42間の導通を確保する機能を有する。これにより、各電極指42と後述する配線44との電気的接続の信頼性を高めることができる。
このような検出用固定電極部4は、配線44を介して、ベース基板12の上面の凹部121の外側に設けられた端子45に電気的に接続されている。配線44および端子45の構成材料および形成方法としては、前述した駆動用固定電極部3、配線31および端子32と同様のものを用いることができる。
−駆動モニター用電極−
2つの駆動モニター用電極5は、それぞれ、前述したパッケージ11のベース基板12に形成された凹部121の底面に接合・固定されている。この各駆動モニター用電極5は、対応する駆動部24に対して間隔を隔てて対向して配置されている。ここで、各駆動モニター用電極5は、平面視において、対応する駆動部24に重なる位置に配置されている。本実施形態では、各駆動モニター用電極5は、平面視において、前述した環状をなす駆動用固定電極部3の内側に配置されていて、対応する駆動部24の中央部に重なっている。
このような駆動モニター用電極5は、配線51を介して、ベース基板12の上面の凹部121の外側に設けられた端子52に電気的に接続されている。
駆動モニター用電極5、配線51および端子52の構成材料および形成方法としては、前述した駆動用固定電極部3、配線31および端子32と同様のものを用いることができる。
以上のようにして構成された物理量センサー10は、以下のようにして動作する。
互いに対向している駆動用固定電極部3と駆動部24との間に周期的に変化する電圧(例えば交番電圧)を駆動電圧として印加する。すると、駆動用固定電極部3と駆動部24との間に周期的に強度が変化する静電引力が生じ、これにより、梁部25の弾性変形を伴って、駆動部24がZ軸方向に振動する。
このとき、振動構造体2aの駆動用固定電極部3と駆動部24との間に印加する電圧と、振動構造体2bの駆動用固定電極部3と駆動部24との間に印加する電圧との位相を互いに180°ずらす。これにより、振動構造体2aの駆動部24と振動構造体2bの駆動部24とが逆相で振動する。すなわち、図4(b)に示すように、一方の駆動部24が+Z軸方向となる方向α1に変位するとともに、他方の駆動部24が−Z軸方向となる方向α2に変位する状態と、当該一方の駆動部24が方向α2に変位するとともに、当該他方の駆動部24が方向α1に変位する状態と、を交互に繰り返す。これにより、振動漏れを低減することができる。なお、図4(b)では、図中左側の駆動部24が方向α1に変位し、右側の駆動部24が方向α2に変位している場合を図示している。
また、このとき、Y軸方向に沿った軸線aまわりに支持梁部27が捩れ変形しながら、連結部28が傾斜する。これにより、連結部28の両端に接続された2つの駆動部24の振幅が等しくなるように各駆動部24を振動させることができる。その際、一方の駆動部24の梁部29がY軸方向に沿った軸線a1まわりに捩れ変形するとともに、他方の駆動部24の梁部29がY軸方向に沿った軸線a2まわりに捩れ変形する。ここで、連結部28の一端部が一方の駆動部24(第1質量部)の内側の部分に接続され、連結部28の他端部が他方の駆動部24(第2質量部)の内側の部分に接続されている。したがって、前述したような梁部29の捩れ変形と相まって、各駆動部24がXY平面に対して平行な状態を維持することができる。
また、このとき、駆動モニター用電極5と駆動部24との間の静電容量を検出し、その検出結果に基づき、必要に応じて、駆動電圧を制御する。これにより、駆動部24の振動が所望の振動となるように制御することができる。なお、各駆動用固定電極部3を用いて、各駆動部24の基準面の法線に沿った方向の振動を検出することも可能である。
このように駆動部24を振動させた状態で、Y軸まわりの角速度が物理量センサー10に加わると、駆動部24にX軸方向のコリオリ力が生じ、そのコリオリ力の作用により、検出部21がX軸方向に振動する。すなわち、図4(a)に示すように、一方の検出部21が+X軸方向となる方向β1に変位するとともに、他方の検出部21が−X軸方向となる方向β2に変位する状態と、当該一方の検出部21が方向β2に変位するとともに、当該他方の検出部21が方向β1に変位する状態と、を交互に繰り返す。これにより、検出用固定電極部4の電極指41、42と検出用可動電極部212の電極指との間の静電容量が変化する。したがって、かかる静電容量に基づいて、物理量センサー10に加わった角速度を検出することができる。
このとき、電極指41と検出用可動電極部212の電極指との間の隙間g1、および、電極指42と検出用可動電極部212の電極指との間の隙間g2のうちの一方の隙間が大きくなり、他方の隙間が小さくなる。したがって、電極指41と検出用可動電極部212の電極指との間の静電容量、および、電極指42と検出用可動電極部212の電極指との間の静電容量は、一方の静電容量が増加するとき、他方の静電容量が減少する。したがって、これらの静電容量を差動増幅することにより、高出力な検出信号を得ることができる。その結果、高精度に角速度を検出することができる。
このように、検出用固定電極部4がXY平面に沿った各検出部21の振動を検出することにより、各駆動部24をZ軸方向(面外方向)に駆動したとき、各駆動部24に作用するコリオリ力による各検出部21の変位を検出することができる。そのため、物理量センサー10により角速度センサーを実現できる。
以上のような物理量センサー10では、各梁部25が分岐している部分を有しているため、各駆動部24に作用するコリオリ力の方向における各梁部25の曲げ剛性を高めることができる。そのため、駆動部24から検出部21へコリオリ力を効率的に伝達し、その結果、振動漏れを低減して、検出精度を高めることができる。
各梁部25は、前述したように、駆動部24の互いに異なる2つの位置から延出している2つの質量部側梁部251を有し、2つの質量部側梁部251の検出部21側の端部同士が互いに接続されている。また、各梁部25は、前述したように、検出部21の互いに異なる2つの位置から延出している2つの支持部側梁部252を有し、2つの支持部側梁部252の駆動部24側の端部同士が互いに接続されている。このような質量部側梁部251および支持部側梁部252を有することにより、簡単な構成で、コリオリ力の方向における梁部25の剛性を高めることができる。
また、各質量部側梁部251の駆動部24側の端部(部分2511)の幅は、各質量部側梁部251の途中(部分2512、2514)の幅よりも広い。また、各支持部側梁部252の検出部21側の端部(部分2521)の幅は、各支持部側梁部252の途中(部分2522、2524)の幅よりも広い。これにより、これらの端部のX軸方向での曲げ剛性を高め、その結果、簡単な構成で、コリオリ力の方向における梁部25の剛性を高めることができる。
また、物理量センサー素子1では、2つの駆動部24を逆相に振動させることにより、これらの振動を相殺させるようにして、振動漏れをより低減することができる。また、連結部28が一方の駆動部24(第1質量部)と他方の駆動部24(第2質量部)とを接続しているため、これら2つの駆動部24をZ軸方向に逆相で振動させたとき、2つの駆動部24を安定的に振動させることができる。
特に、連結部28の一端部が一方の駆動部24(第1質量部)の内側の部分に接続され、連結部28の他端部が他方の駆動部24(第2質量部)の内側の部分に接続されている。そして、一方の駆動部24の梁部29は、基準面となるXY平面に対する当該一方の駆動部24の姿勢の変化を低減するように変形可能な「第1変形容易部」として機能する。同様に、他方の駆動部24の梁部29は、基準面となるXY平面に対する当該他方の駆動部24の姿勢の変化を低減するように変形可能な「第2変形容易部」として機能する。
したがって、2つの駆動部24をZ軸方向に逆相で振動させたとき、各梁部29が2つの駆動部24のXY平面に対する姿勢の変化を低減するように変形するため、振動漏れを低減することができる。以上のようなことから、物理量センサー素子1および物理量センサー10は、優れた検出精度を有する。
ここで、各梁部29は、平面視で、2つの駆動部24が並ぶ方向(X軸方向)に対して交差する方向(Y軸方向)に沿って延びている。これにより、各梁部29を捩れ変形させることで、2つの駆動部24のXY平面に対する姿勢の変化を低減することができる。このように、比較的簡単な構成で、XY平面に対する2つの駆動部24の姿勢の変化を低減することができる。
また、各梁部29は、平面視で、対応する駆動部24の重心を含む位置に配置されている。これにより、XY平面に対する2つの駆動部24の姿勢の変化を効果的に低減することができる。
また、平面視で、各梁部29の幅が連結部28の幅よりも狭い。これにより、第1変形容易部および第2変形容易部をそれぞれ捩れ変形させやすくし、2つの駆動部24の基準面に対する姿勢の変化を効率的に低減することができる。また、連結部28の不本意な変形を低減し、2つの駆動部24の振動の安定化を図ることができる。
また、各駆動部24は、前述したように、梁部29が配置されている隙間部241を有している。これにより、1つの基板を加工することにより、2つの梁部29を2つの駆動部24とともに一括して形成することができる。各隙間部241は、梁部29の捩れ変形を許容するとともに、連結部28が駆動部24に接触するのを防止するように形成されている。
また、平面視で、連結部28の途中が支持梁部27に支持されているため、支持梁部27の捩れ変形を伴って、支持梁部27を中心として、連結部28を安定的に回動させることができる。その結果、2つの駆動部24の振動の安定化を図ることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図6は、本発明の第2実施形態に係る物理量センサーを示す平面図、図7は、図5に示す物理量センサーが備える梁部を説明するための拡大平面図である。
本実施形態は、駆動部(質量部)と検出部(支持部)とを接続している梁部の形状が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。
なお、以下の説明では、第2実施形態に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。
図6に示す物理量センサー10Aが備える物理量センサー素子1Aは、前述した第1実施形態の梁部25に代えて、検出部21と駆動部24とを接続している梁部25Aを有している。
図7に示すように、各梁部25Aは、駆動部24(質量部)から検出部21(支持部)側へ延出している1対の質量部側梁部251Aと、検出部21から駆動部24側へ延出している1対の支持部側梁部252Aと、1対の質量部側梁部251Aの駆動部24とは反対側の端部同士を接続している接続梁部254と、1対の支持部側梁部252Aの検出部21とは反対側の端部同士を接続している接続梁部255と、接続梁部254、255間に設けられている1対の分岐梁部256と、を有している。
1対の質量部側梁部251Aは、一方の質量部側梁部251Aが他方の質量部側梁部251A側に向かうように、駆動部24から検出部21側に向けて延出していて、1対の質量部側梁部251Aの駆動部24とは反対側の端部同士が互いに接続している。
各質量部側梁部251Aは、駆動部24からY軸方向に沿って延出している部分2511と、部分2511の駆動部24とは反対側の端部からX軸方向に沿って延出している部分2512Aと、を有している。
同様に、1対の支持部側梁部252Aは、一方の支持部側梁部252Aが他方の支持部側梁部252A側に向かうように、検出部21から駆動部24側に向けて延出していて、1対の支持部側梁部252Aの検出部21とは反対側の端部同士が互いに接続している。
各支持部側梁部252Aは、検出部21からY軸方向に沿って延出している部分2521と、部分2521の検出部21とは反対側の端部からX軸方向に沿って延出している部分2522Aと、を有している。
接続梁部254は、Y軸方向に沿って延びていて、一端部には、前述した各質量部側梁部251Aの駆動部24とは反対側の端部(すなわち部分2512Aの部分2511とは反対側の端部)が接続され、他端部には、1対の分岐梁部256の一端部が接続されている。
同様に、接続梁部255は、Y軸方向に沿って延びていて、一端部には、前述した各支持部側梁部252Aの検出部21とは反対側の端部(すなわち部分2522Aの部分2521とは反対側の端部)が接続され、他端部には、1対の分岐梁部256の他端部が接続されている。
1対の分岐梁部256は、接続梁部254と接続梁部255とを分岐して接続している。各分岐梁部256は、接続梁部254の質量部側梁部251Aとは反対側の端部からY軸方向に沿って延出している部分2561と、接続梁部255の支持部側梁部252Aとは反対側の端部からY軸方向に沿って部分2561と同方向に延出している部分2563と、部分2561、2563の接続梁部254、255とは反対側の端部同士を接続している部分2562と、を有している。
以上説明したような物理量センサー素子1Aおよび物理量センサー10Aでは、梁部25Aが、梁部25Aの途中で分岐している2つの分岐梁部256を有し、2つの分岐梁部256の駆動部24側の端部同士が接続されているとともに、2つの分岐梁部256の検出部21側の端部同士が互いに接続されている。このような構成によっても、簡単な構成で、コリオリ力の方向における梁部25Aの剛性を高めることができる。
2.電子機器
次いで、物理量センサー素子1を用いた電子機器について、図8〜図10に基づき、詳細に説明する。
図8は、本発明の電子機器の一例であるモバイル型のパーソナルコンピューターの構成を模式的に示す斜視図である。
この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、ジャイロセンサーとして機能する物理量センサー素子1が内蔵されている。
図9は、本発明の電子機器の一例である携帯電話機の構成を模式的に示す斜視図である。
この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1208が配置されている。このような携帯電話機1200には、ジャイロセンサーとして機能する物理量センサー素子1が内蔵されている。
図10は、本発明の電子機器の一例であるディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1310は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。
また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。
また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、データ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。
このようなディジタルスチルカメラ1300には、ジャイロセンサーとして機能する物理量センサー素子1が内蔵されている。
なお、本発明の物理量センサー素子を備える電子機器は、図8のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図9の携帯電話機、図10のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレーター等に適用することができる。
3.移動体
次いで、物理量センサー素子1を用いた移動体について、図11に基づき、詳細に説明する。
図11は、本発明の移動体の一例である自動車の構成を示す斜視図である。
自動車1500には、ジャイロセンサーとして機能する物理量センサー素子1が内蔵されており、物理量センサー素子1によって車体1501の姿勢を検出することができる。物理量センサー素子1の検出信号は、車体姿勢制御装置1502に供給され、車体姿勢制御装置1502は、その信号に基づいて車体1501の姿勢を検出し、検出結果に応じてサスペンションの硬軟を制御したり、個々の車輪1503のブレーキを制御したりすることができる。その他、このような姿勢制御は、二足歩行ロボットやラジコンヘリコプターで利用することができる。以上のように、各種移動体の姿勢制御の実現にあたって、物理量センサー素子1が組み込まれる。
以上、本発明の物理量センサー素子、物理量センサー、電子機器および移動体を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
1‥‥物理量センサー素子
1A‥‥物理量センサー素子
2a‥‥振動構造体
2b‥‥振動構造体
2c‥‥連結構造体
3‥‥駆動用固定電極部
4‥‥検出用固定電極部
5‥‥駆動モニター用電極
10‥‥物理量センサー
10A‥‥物理量センサー
11‥‥パッケージ
12‥‥ベース基板
13‥‥蓋部材
21‥‥検出部
22‥‥固定部
23‥‥梁部
24‥‥駆動部
25‥‥梁部
25A‥‥梁部
26‥‥固定部
27‥‥支持梁部
28‥‥連結部
29‥‥梁部
31‥‥配線
32‥‥端子
41‥‥電極指
42‥‥電極指
43‥‥接続部
44‥‥配線
45‥‥端子
51‥‥配線
52‥‥端子
121‥‥凹部
131‥‥凹部
211‥‥フレーム部
212‥‥検出用可動電極部
241‥‥隙間部
251‥‥質量部側梁部
251A‥‥質量部側梁部
252‥‥支持部側梁部
252A‥‥支持部側梁部
253‥‥接続梁部
254‥‥接続梁部
255‥‥接続梁部
256‥‥分岐梁部
1100‥‥パーソナルコンピューター
1102‥‥キーボード
1104‥‥本体部
1106‥‥表示ユニット
1108‥‥表示部
1200‥‥携帯電話機
1202‥‥操作ボタン
1204‥‥受話口
1206‥‥送話口
1208‥‥表示部
1300‥‥ディジタルスチルカメラ
1302‥‥ケース
1304‥‥受光ユニット
1306‥‥シャッターボタン
1308‥‥メモリー
1310‥‥表示部
1312‥‥ビデオ信号出力端子
1314‥‥入出力端子
1430‥‥テレビモニター
1440‥‥パーソナルコンピューター
1500‥‥自動車
1501‥‥車体
1502‥‥車体姿勢制御装置
1503‥‥車輪
2511‥‥部分
2512‥‥部分
2512A‥‥部分
2513‥‥部分
2514‥‥部分
2521‥‥部分
2522‥‥部分
2522A‥‥部分
2523‥‥部分
2524‥‥部分
2561‥‥部分
2562‥‥部分
2563‥‥部分
a‥‥軸線
a1‥‥軸線
a2‥‥軸線
g1‥‥隙間
g2‥‥隙間
α1‥‥方向
α2‥‥方向
β1‥‥方向
β2‥‥方向

Claims (13)

  1. 支持部と、
    質量部と、
    前記支持部と前記質量部とを接続している梁部と、
    を備え、
    前記梁部は、分岐している部分を有することを特徴とする物理量センサー素子。
  2. 前記梁部は、前記質量部の互いに異なる2つの位置から延出している2つの質量部側梁部を有し、
    前記2つの質量部側梁部の前記支持部側の端部同士が互いに接続されている請求項1に記載の物理量センサー素子。
  3. 各前記質量部側梁部の前記質量部側の端部の幅は、各前記質量部側梁部の途中の幅よりも広い請求項2に記載の物理量センサー素子。
  4. 前記梁部は、前記支持部の互いに異なる2つの位置から延出している2つの支持部側梁部を有し、
    前記2つの支持部側梁部の前記質量部側の端部同士が互いに接続されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の物理量センサー素子。
  5. 各前記支持部側梁部の前記支持部側の端部の幅は、各前記支持部側梁部の途中の幅よりも広い請求項4に記載の物理量センサー素子。
  6. 前記梁部は、前記梁部の途中で分岐している2つの分岐梁部を有し、
    前記2つの分岐梁部の前記質量部側の端部同士が接続されているとともに、前記2つの分岐梁部の前記支持部側の端部同士が互いに接続されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の物理量センサー素子。
  7. それぞれが前記質量部を構成する第1質量部および第2質量部と、
    それぞれが前記支持部を構成する第1支持部および第2支持部と、
    前記第1質量部と前記第1支持部とを接続している前記梁部を構成する第1梁部と、
    前記第2質量部と前記第2支持部とを接続している前記梁部を構成する第2梁部と、
    前記第1質量部と前記第2質量部とを接続している連結部と、
    を備える請求項1ないし6のいずれか1項に記載の物理量センサー素子。
  8. 前記連結部の一端部が前記第1質量部の内側の部分に接続され、前記連結部の他端部が前記第2質量部の内側の部分に接続され、
    前記第1質量部は、前記連結部の前記一端部が接続されていて、基準面に対する前記第1質量部の姿勢の変化を低減するように変形可能な第1変形容易部を有し、
    前記第2質量部は、前記連結部の前記他端部が接続されていて、前記基準面に対する前記第2質量部の姿勢の変化を低減するように変形可能な第2変形容易部を有する請求項7に記載の物理量センサー素子。
  9. 前記第1質量部は、前記第1変形容易部が配置されている第1隙間部を有し、
    前記第2質量部は、前記第2変形容易部が配置されている第2隙間部を有する請求項8に記載の物理量センサー素子。
  10. 基準面に沿った前記第1支持部および前記第2支持部の振動を検出する電極を備える請求項7ないし9のいずれか1項に記載の物理量センサー素子。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の物理量センサー素子と、
    前記物理量センサー素子を収納しているパッケージと、を備えていることを特徴とする物理量センサー。
  12. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の物理量センサー素子を備えていることを特徴とする電子機器。
  13. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の物理量センサー素子を備えていることを特徴とする移動体。
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