JP2013125006A - 角速度センサー、電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】角速度センサー1は、X軸方向に振動可能な駆動部31と、駆動部31と共にX軸方向に振動可能で、かつ、駆動部31に対してY軸方向に振動可能な検出部34と、検出部34に設けられたX軸方向延在部342と、X軸方向延在部342とZ軸方向に離間して配置された検出用電極511とを有している。
【選択図】図1
Description
特許文献1の角速度センサーは、X軸方向に振動する駆動部と、駆動部に梁を介して連結されX軸方向と直交するY軸方向に振動する検出部とを有している。また、特許文献1の角速度センサーは、櫛歯電極を有しており、この櫛歯電極と駆動部との間に発生する静電力によって駆動部をX軸方向に振動させる。
また、特許文献1の角速度センサーでは、検出部にX軸方向に延在するX軸方向延在部が複数形成されており、さらに、この部分が一対の固定電極の間に非接触で設けられている。櫛歯電極に電圧を印加して駆動部をX軸方向に振動させた状態でZ軸まわりの角速度が加わると、Y軸方向にコリオリの力が作用して検出部がY軸方向に振動する。検出部がY軸方向に振動すると、各固定電極間とX軸方向延在部とのギャップ(離間距離)が変化して、各固定電極とX軸方向延在部の間の静電容量が変化する。特許文献1の角速度センサーは、このような静電容量の変化に基づいてZ軸まわりの角速度を検知するように構成されている。
また、固定電極とX軸方向延在部との間に発生する静電力(静電バネ)によって、検知部のY軸方向への振動を可能とするように駆動部と検知部とを連結する梁の実効的なバネ定数が機械的なバネ定数からずれてしまう。言い換えれば、梁の機械的なバネ定数に前記静電力を加味したものが梁の実効的なバネ定数となる。これにより、予め設定されている検知部の変位量と角速度の大きさとの関係がずれてしまい、この点からも角速度の検出精度が低下する。
特に、検出部が変位したときに発生する梁の引張力は、検出部の変位量に対して線形の関係を有しているのに対して、固定電極とX軸方向延在部との間に形成される静電バネの引張力は、検出部の変位量に対して非線形の関係を有している。そのため、これら引張力を合成したもの、すなわち梁の実効的なバネ定数が検出部の変位量に対して非線形の関係を有することとなる。これにより、「検出部の変位量」と「角速度の大きさ」の関係を直線的な比例式で示すことができなくなり、角速度の検出精度が低下するか、または、装置構成(回路構成)が複雑化する。
以上のように、特許文献1の角速度センサーでは、検知精度が低下するという問題がある。本発明の目的は、優れた検出精度を発揮することのできる角速度センサーおよび電子機器を提供することにある。
図1は、本発明の角速度センサーの第1実施形態を示す平面図である。図2は、図1中A−A線断面図である。図3は検出手段の作用を説明するための断面図である。図4は図1に示す角速度センサーを備えた角速度測定装置を示す断面図である。
まず、角速度センサー1について説明する。
本実施形態の角速度センサー1は、Z軸まわりの角速度を検出する角速度センサーである。
図1に示すように、角速度センサー1は、X−Y面内に設けられた振動系構造体3と、振動系構造体3を支持する基板2と、振動系構造体3を振動させる駆動手段4と、Z軸まわりの角速度を検出する検出手段5とを有している。
−振動系構造体−
このような振動系構造体3は、枠状の駆動部31と、駆動部31を支持する支持部321、322、323、324と、駆動部31と各支持部321、322、323、324とを連結する駆動バネ部331、332、333、334と、駆動部31の内側に設けられた検出部34と、検出部34と駆動部31とを連結する検出バネ部351、352、353、354とで構成されている。
なお、駆動部31の形状は、これに限定されず、例えば、円形の枠状をなしていてもよいし、枠の一部が欠損した形状をなしていてもよい。
支持部321、322、323、324は、Z軸を法線とする平面視にて、駆動部31の周囲に沿って互いに離間して配置されている。本実施形態では、支持部321、322、323、324は、それぞれ、駆動部31の角部に対応して配置されている。このような支持部321、322、323、324は、それぞれ、基板2に接合されており、これにより、振動系構造体3が基板2に支持される。
図1に示すように、駆動バネ部331は、駆動部31の左上の角部と支持部321とを連結し、駆動バネ部332は、駆動部31の左下の角部と支持部322とを連結し、駆動バネ部333は、駆動部31の右下の角部と支持部323とを連結し、駆動バネ部334は、駆動部31の右上の角部と支持部324とを連結する。
このように駆動部31の四隅に駆動バネ部331、332、333、334を連結することにより、駆動部31を支持部321、322、323、324に対して安定した状態で支持することができる。
特に、本実施形態のように、駆動バネ部331、332、333、334のX軸方向の長さWを短くしつつ、Y軸方向の長さLを長くすること、すなわち、W<Lとすることにより、上記効果をより顕著なものとすることができる。
さらに、駆動バネ部331、332、333、334の厚さ(Z軸方向の長さ)を比較的厚くすることにより、駆動バネ部331、332、333、334のZ軸方向への変形を防止または抑制し、これにより、駆動部31のZ軸方向の変位を防止または抑制することができる。駆動バネ部331、332、333、334の厚さは、振動系構造体3の大きさ(質量)等によって適宜設定することができる。
検出バネ部351、352、353、354は、駆動部31に対して検出部34をY軸方向に振動可能とするように検出部34と駆動部31とを連結する。
さらに、検出バネ部351、352、353、354の厚さ(Z軸方向の長さ)を比較的厚くすることにより、検出バネ部351、352、353、354のZ軸方向への変形を防止または抑制し、これにより、検出部34のZ軸方向の変位を防止または抑制することができる。検出バネ部351、352、353、354の厚さは、振動系構造体3の大きさ(特に検出部34の質量)等によって適宜設定することができる。
基板2は、振動系構造体3を支持するものである。図2に示すように、基板2は、板状をなしており、X−Y面内に設けられている。そして、基板2の上面に、振動系構造体3の支持部321、322、323、324を接合することにより、振動系構造体3が基板2に固定・支持される。基板2と支持部321、322、323、324の接合方法は、特に限定されず、接着剤等の支持部材を用いて接合してもよいし、振動系構造体3および基板2の構成材料によっては、直接接合や陽極接合等の各種接合方法を用いて接合してもよい。
図1に示すように、駆動手段4は、駆動部31を検出部34と共にX軸方向に振動させる機能を有している。このような駆動手段4は、一対の駆動用固定電極411、412を備える駆動用電極41を複数(本実施形態では6つ)有している。
一対の駆動用固定電極411、412は基板2に固定されている。また駆動用固定電極411、412は駆動部31の振動方向で互いに向かい合う方向に伸びる複数の櫛歯状電極413、414を持っている。また、一対の駆動用固定電極411、412の櫛歯状電極413、414に間隙をおいて互いに噛み合う形状の櫛歯状電極415を持つ駆動用可動電極416が駆動部31から伸びている。
例えば、図示しない電圧印加手段によって、振動系構造体3(駆動用可動電極416の櫛歯状電極415)に電圧V1を印加し、駆動用電極411(櫛歯状電極413)に正弦波状の第1交番電圧V2を印加し、駆動用電極412(櫛歯状電極414)に正弦波状の第2交番電圧V3を印加する。なお、第2交番電圧V3は、第1交番電圧V2の位相を180°ずらしたものである。
このような電圧V1、V2、V3が角速度センサー1に印加されると駆動用固定電極411、412と駆動用可動電極416との間に静電引力が働き、駆動バネ部331、332、333、334が弾性変形しつつ、駆動部31が検出部34と共にX軸方向に正弦波で振動する。
検出手段5は、角速度センサー1に加わるZ軸まわりの角速度を検出する機能を有している。図1に示すように、このような検出手段5は、固定電極511を複数有している。固定電極511は、検出部34が有するX軸方向延在部342に対応して、すなわち、X軸方向延在部342と同数設けられている。
以下、複数の固定電極511について説明するが、これらは互いに同様の構成であるため、以下では、1つの固定電極511について代表して説明し、その他の固定電極511については、その説明を省略する。
また、固定電極511は、Z軸を法線とする平面視にて、その一部がX軸方向延在部342と重なるように設けられている。
固定電極511をこのように配置することにより、検出部34がY軸方向に振動していない状態でX軸方向延在部342と固定電極511との間に静電容量を形成することができるとともに、検出部34がY軸方向に振動した際には、X軸方向延在部342と固定電極511との間の静電容量を振動していない状態から変化させることができる。
このような構成にすることにより、検出部34がY軸方向に振動する際、常に、固定電極511の少なくとも一部とX軸方向延在部342とが重なった状態を維持できるため、静電容量の変化をより広い範囲で検出することができる。
固定電極511の構成材料としては、導電性を有していれば特に限定されず、例えば、金(Au)、金合金、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、銀(Ag)、銀合金、クロム(Cr)、クロム合金、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)等の金属材料や、ITO、ZnO等の電極材料により形成することができる。
このような検出手段5は、例えば、下記のようにして角速度センサー1にZ軸まわりに加わる角速度を検出する。
そして、図示しない検出回路によって、X軸方向延在部342と固定電極511の間の静電容量変化によってZ軸まわりの角速度を検出する。
このギャップg’としては、特に限定されないが、0.1μm以上0.5μm以下程度であるのが好ましい。このような範囲によれば、X軸方向延在部342と固定電極511との接触を防止しつつ、X軸方向延在部342と固定電極511との間の静電容量を充分に大きくすることができ検出性能が向上する。
角速度測定装置として使用する際には、例えば、図4に示すように、パッケージ6に角速度センサー1を収容して気密封止される。なお、本図では角速度センサー1を2個収納しているが、1個、または3個以上収納される場合もある。
パッケージ6は、各角速度センサー1の基板2を兼ねるベース基板61と、枠状の枠部材62と、板状の蓋部材63とを有している。ベース基板61と枠部材62、枠部材62と蓋部材63は、接着剤あるいはろう材等により接合されている。
ベース基板61は、前述した基板2と同様の構成材料で構成されている。また、枠部材62および蓋部材63は、例えば、ベース基板61と同様の構成材料、Al、Cuのような各種金属材料、各種ガラス材料等で構成されている。
図5は、本発明の角速度センサーの第2実施形態を示す平面図である。図6は、図5に示す角速度センサーを備えた角速度測定装置を示す断面図である。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、平面視側を「上」、平面視での裏側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言う。
本実施形態の角速度センサーおよび角速度測定装置について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本実施形態の角速度センサー1Aは、駆動部と検出部の位置関係が逆であること以外は、前述した第1実施形態の角速度センサーと同様である。
−振動系構造体−
図5に示すように、振動系構造体3Aは、枠状の検出部34Aと、検出部34Aを支持する支持部321A、322A、323A、324Aと、検出部34Aと各支持部321A、322A、323A、324Aとを連結する検出バネ部351A、352A、353A、354Aと、検出部34Aの内側に設けられた駆動部31Aと、駆動部31Aと検出部34Aとを連結する駆動バネ部331A、332A、333A、334Aとで構成されている。
支持部321A、322A、323A、324Aは、Z軸を法線とする平面視にて、検出部34Aの周囲に沿って互いに離間して配置されている。本実施形態では、支持部321A、322A、323A、324Aは、それぞれ、検出部34Aの角部に対応して配置されている。
検出バネ部351A、352A、353A、354Aは、支持部321A、322A、323A、324Aに対して検出部34AをY軸方向に振動可能とするように、検出部34Aと支持部321A、322A、323A、324Aとを連結している。
これら検出バネ部351A、352A、353A、354Aは、それぞれ、X軸方向に往復しながらY軸方向に延びる蛇行状をなしている。
このような駆動部31Aは、枠状の基部311Aと、基部311Aの内側に設けられた櫛歯状の複数の駆動用電極415Aとで構成されている。
図5に示すように、本実施形態では、駆動バネ部331Aは、駆動部31Aの左上の角部と検出部34Aとを連結し、駆動バネ部332Aは、駆動部31Aの左下の角部と検出部34Aとを連結し、駆動バネ部333Aは、駆動部31Aの右下の角部と検出部34Aとを連結し、駆動バネ部334Aは、駆動部31Aの右上の角部と検出部34Aとを連結する。このように駆動部31Aの四隅に駆動バネ部331A、332A、333A、334Aを連結することにより、検出部34Aに対して駆動部31Aを安定した状態で支持することができる。
これら駆動バネ部331A、332A、333A、334Aは、それぞれ、Y軸方向に往復しながらX軸方向に延びる蛇行状をなしている。
駆動手段4Aは、一対の駆動用固定電極411A、412Aを備える駆動用電極41Aを複数有している。
以下、複数の駆動用電極41Aについて説明するが、これらは互いに同様の構成であるため、以下では、1つの駆動用電極41Aについて代表して説明し、その他の駆動用電極41Aについては、その説明を省略する。
一対の駆動用固定電極411A、412Aは基板2Aに固定されている。また駆動用固定電極411A、412Aは、駆動部31Aの振動方向で互いに向かい合う方向に伸びる複数の櫛歯状電極を有している。また、一対の駆動用固定電極411A、412Aの櫛歯状電極に間隙をおいて互いに噛み合う形状の櫛歯状電極を有する駆動用可動電極415Aが駆動部31Aから伸びている。
このような駆動手段4Aにより、前述した第1実施形態と同様にして、駆動バネ部331A、332A、333A、334AをX軸方向に弾性変形させつつ、駆動部31Aが検出部34Aに対してX軸方向に振動する。
検出手段5Aは、検出用電極としての固定電極511Aを複数有している。
以下、複数の固定電極511Aについて説明するが、これらは互いに同様の構成であるため、以下では、X軸方向延在部341Aに対応して設けられている固定電極511Aについて代表して説明する。
固定電極511Aは、基板2Aの上面に互いにY軸方向に離間して形成されている。また、固定電極511Aは、検出用導電部345AとZ軸方向に離間して配置されている。
また、固定電極511Aは、Z軸を法線とする平面視にて、その一部が検出用導電部345Aと重なるように設けられている。具体的には、Z軸を法線とする平面視にて、固定電極511Aの図5中下側の部位が検出用導電部345Aと重なっており、上側の部位が検出用導電部345Aから露出している。
このような検出手段5Aでは、前述した第1実施形態と同様にして、角速度センサー1Aに加わるZ軸まわりの角速度を検出する。
次に、角速度測定装置10Aについて説明する。
図6に示すように、角速度測定装置10Aは、パッケージ6と、パッケージ6に収容された2つの角速度センサー1Aとを有している。
角速度測定装置10Aでは、2つの角速度センサー1AがY軸方向に並んで設けられている。このような角速度測定装置10Aでは、Z軸まわりの角速度が加わったときに、一方の角速度センサー1Aが有する検出部34A(図4参照)と、他方の角速度センサー1Aが有する検出部34Aとが互いにY軸方向に逆相で振動する。これによれば、2つの検出部34Aの振動がキャンセルされ、角速度測定装置10A外への振動漏れを効果的に抑制することができる。そのため、優れた検出特性を有する角速度測定装置10Aとなる。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
図7は、本発明の角速度センサーの製造方法を示す断面図である。
まず、図7(a)に示すように、第一の基板2aの表面に凹部を形成する。第一の基板の材料は絶縁体であり例えばガラスである。凹部21はフォトリソエッチング工程により形成され、エッチングはフッ酸を含む溶液によるウェットエッチングあるいはプラズマによるドライエッチにより行われる。凹部の深さは後の工程で形成する固定電極と可動構造体との基板垂直方向ギャップが所望の値になるように決めることができ、例えば0.3μm〜1.0μmである。
図8は、角速度センサー1を備える角速度測定装置10を適用した電子機器としてのモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。
この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部100を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。
このようなパーソナルコンピューター1100には、角速度検知手段(角速度センサー)として機能する角速度測定装置10が内蔵されている。
この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部100が配置されている。
このような携帯電話機1200には、角速度検知手段(角速度センサー)として機能する角速度測定装置10が内蔵されている。
ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチールカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチールカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部100が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部100は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。
また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
また、このディジタルスチールカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、データ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。
このようなディジタルスチールカメラ1300には、角速度検知手段(角速度センサー)として機能する角速度測定装置10が内蔵されている。
また、前述した実施形態では、振動系構造体がシリコンを主材料として構成されたものについて説明したが、振動系構造体の主材料は、シリコンに限定されず、例えば、各種ガラスであってもよい。振動系構造体をガラスを主材料として構成する場合、各Y軸方向延在部の駆動用電極側の面に、導電性材料(例えば金属材料)で構成された薄膜状の駆動用導電部を形成し、各X軸方向延在部の検出用電極側の面に、導電性材料(例えば金属材料)で構成された薄膜状の検出用導電部を形成する必要がある。
Claims (6)
- 主面に固定電極が設けられた基板と、
前記主面に一端が接続され、第1軸方向に振動可能な駆動用バネ部と、
前記駆動用バネ部の他端に接続された駆動部と、
前記駆動部に一端が接続され、且つ、前記第1軸方向に直交する第2軸方向に振動可能な検出用バネ部と、
前記検出用バネ部の他端に接続され、検出用導電部を備えた検出部と、を備え、
前記固定電極は、平面視にて前記検出用導電部と少なくとも一部が重なっていることを特徴とする角速度センサー。 - 前記駆動部を前記第1軸方向に振動させた状態で、前記主面の法線の軸回りに角速度が加わったときに、コリオリ力を受けて前記検出部が前記駆動部に対して前記第2軸方向に振動し、該振動によって生じる前記検出用導電部と前記固定電極との間の静電容量の変化に基づいて、前記角速度を検出することを特徴とする請求項1に記載の角速度センサー。
- 前記検出用導電部は、前記第1軸方向に延在していることを特徴とする請求項1または2に記載の角速度センサー。
- 前記固定電極は、平面視における前記検出部の振幅領域の外側に前記第2軸方向の端部を有していることを特徴とする請求項1ないし3に記載の角速度センサー。
- 主面に固定電極が設けられた基板と、
前記主面に一端が接続され、第1軸方向に振動可能な検出用バネ部と、
前記検出用バネ部の他端に接続され、検出用導電部を備えた検出部と、
前記検出部に一端が接続され、且つ、前記第1軸方向に直交する第2軸方向に振動可能な駆動用バネ部と、
前記駆動用バネ部の他端に接続された駆動部と、を備え、
前記固定電極は、平面視にて前記検出用導電部と一部が重なっていることを特徴とする角速度センサー。 - 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の角速度センサーを備えることを特徴とする電子機器。
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