JPH09218042A - マイクロジャイロスコープ - Google Patents

マイクロジャイロスコープ

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JPH09218042A
JPH09218042A JP8348971A JP34897196A JPH09218042A JP H09218042 A JPH09218042 A JP H09218042A JP 8348971 A JP8348971 A JP 8348971A JP 34897196 A JP34897196 A JP 34897196A JP H09218042 A JPH09218042 A JP H09218042A
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stripe
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vibrating
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鍾元 李
永昊 ▲チョ▼
Young-Ho Cho
Ci-Moo Song
基武 宋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コリオリの力による振動構造物の変位が振動
構造物の表面方向に発生するマイクロジャイロスコープ
を提供する。 【解決手段】 本発明によるマイクロジャイロスコープ
は、基板と、ストライプ状の多数の陽極と陰極が相互交
代して平行に配列された第1感知手段31と、ストライ
プ状の多数の陽極と陰極が相互交代して平行に配列され
た駆動手段32と、第1感知手段31及び駆動手段32
の定義する平面から垂直上方に所定の高さに離隔して配
置され、多数の第1溝35及び多数の第2溝36を有す
る振動構造物34と、振動構造物34を前記基板から所
定の高さに保持するように前記基板上に形成された支持
部39と、振動構造物34と支持部39との間を弾性的
に連結させる弾性部材38とを有して構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロジャイロス
コープに係り、特に振動構造物を振動させる駆動電極が
振動構造物の定義する平面に対して垂直下方に配置さ
れ、コリオリの力による振動構造物の変位が振動構造物
の表面方向に発生するマイクロジャイロスコープに関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】慣性
体の角速度を検出するための角速度センサー装置(ジャ
イロスコープ)は既に前々からミサイルや船舶、航空機
等で航法装置用核心部品として使われ、現在は自動車の
航法装置や高配率ビデオカメラの手触れを検出してこれ
を補正する装置等に適用され使用範囲が拡大している。
しかし、従来の角速度感知用ジャイロスコープは多数の
複雑な部品が精密加工工程及び組立工程等を通して製作
されるので精密な性能は得られるが、製作コストが高く
なるとともに、容積の大きな大型の構造を有するので、
一般産業用や家電製品に適用するには適しないものであ
った。
【0003】最近、三角プリズムの形のビームに圧電素
子を付着した小型ジャイロスコープが開発され、小型ビ
デオカメラの手触れ感知用センサーとして使用されてい
る。そして、前記圧電素子を付着したジャイロスコープ
の製作上の難点を克服するように改善された円筒形ビー
ム構造を有する小型ジャイロスコープが開発されてい
る。
【0004】しかし、前記のような2つの型のジャイロ
スコープはすべて精密加工を要する小型部品よりなるた
め、製作が困難であるのは勿論、コスト高となる短所が
ある。さらに、根本的に前記ジャイロスコープは多数の
機械部品よりなるので、回路一体形に開発するのが困難
であるという問題があった。
【0005】一方、前記のようなジャイロスコープの短
所を改善するために、超精密加工(Micro Machining)
技術を活かして、より経済的で精密な小型ジャイロスコ
ープを開発中である。
【0006】通常、角速度センサー、即ちジャイロスコ
ープの原理は、第1軸方向に一定に振動したり回転した
りする慣性体が前記第1軸に対して直角の第2軸方向で
の回転による角速度の入力を受ける時、前記2つの軸に
対して直交する第3軸方向に発生するコリオリの力を測
定することにより回転角速度を算出するものである。す
なわち、コリオリの力(Coriolis force)を測ることに
より、回転角速度が検出される。この際、慣性体に加え
られる力を平衡させれば、角速度検出の正確度が高くな
る。特に信号の線形性と帯域幅を広げようとすれば、力
の平衡方法を用いた構造が望ましい。
【0007】図1には、チューニングフォークモード
(tuning fork mode)を利用するコーム駆動形マイクロ
ジャイロスコープ(comb drive type gyroscope)の構
造が示されており、これは米国特許第5、349、85
5号に開示されている。前記の超精密加工技術を用いて
構成された図1のジャイロスコープは、平板形の振動構
造物11と、前記振動構造物11に連結されたスプリン
グ12、13と、前記振動構造物11に静電力を印加す
るコーム14等を具備する。振動構造物11は基板から
所定の間隙で上部に隔離されており、部材番号15で示
した部分で支持されている。図1の左側に示したように
ジャイロスコープの各部は基板に付着された表面電極と
基板から所定の間隙に離隔された懸垂電極と、前記懸垂
電極を支持する支持領域に区分しうる。
【0008】図1に示されたマイクロジャイロスコープ
の動作においては振動構造物11の両端に形成されたコ
ーム14に対して右側のモーター17及び左側のモータ
ー16を利用して静電力を加えることにより一方向にチ
ューニングフォークモードの振動運動を起こす。振動構
造物11の一方向の運動は中央に位置したコーム20で
静電容量の変化として感知され、感知された信号はフィ
ードバックされ、不安定な発振制御条件(limit cycl
e)を満足する振動を誘発しうる電圧を左側のモーター
16及び右側のモーター17に印加すると構造物は固有
振動数で連続的な振動をする。モーター16、17によ
る静電力で振動運動が発生している状態で慣性体が前記
振動運動方向に対して平面上で直交する方向に回転すれ
ば前記2方向に直交する方向(即ち平面の垂直方向)に
はコリオリの力が発生し、コリオリの力は振動構造物1
1を図1の平面に垂直方向に変位させる。このような変
位は振動構造物11を歪める力として作用する。振動構
造物11の歪みは振動構造物11の下部の2箇所に配置
された電極22で静電容量の変化として感知され、これ
によりコリオリの力が測定される。振動構造物11は、
前述したようにZ方向への変位、即ち歪められるので、
これを相殺させうる力の平衡方法としてトルク電極23
を通して静電力を発生させる。トルク電極23は振動構
造物11の下部に対角線の方向の2箇所に配置され、歪
みを平衡させる。図1で部材番号18は中心モーター
部、25、26は左右トルク感知部、27、28は左右
感知部、29は出力部である。
【0009】図1に示された従来技術のジャイロスコー
プは、次のような問題点を有する。まず、振動構造物1
1に関して、振動が発生するそれぞれの方向に対して固
有振動数を一致させる作業が非常に困難である。即ち、
通常、平面状に形成された振動構造物には、図2(a)
に示されたような平面に平行な一方向への振動と、図2
(b)に示されたような平面に垂直方向への振動が発生
するが、この両方向の固有振動数が一致すべきである。
これを調整するために、振動構造物11を保持するスプ
リング12、13の厚さと幅とを所定の加工誤差内で加
工すべきであり、通常、その加工誤差は数ないし数十オ
ングストロームである。また、スプリングの厚さを加工
する工程と幅を加工する工程は分離されているので両方
向に対する固有振動数を一致させる作業が非常に困難で
ある。加工工程で固有振動数が一致できない場合には、
別の工程を通して作動中に固有振動数調整作業が行われ
るが、これはさらに困難な作業であり、結果的に製品の
標準化と偏差の管理を難しくする。
【0010】また、図1のマイクロジャイロスコープで
は、コリオリの力による振動構造物11の変位を測るた
めに基板上に付着された電極22、23と振動構造物1
1との間には所定の間隙が保たれるべきであるが、この
ような間隙の決定はジャイロスコープの解像度、使用周
波数及び線形性に致命的な制限を課すものである。ジャ
イロスコープの感度は前記間隙の自乗に反比例するので
感度を増加させるためには、間隙を密着させるべきであ
る。しかし、振動構造物11の変位を感知する感知器を
駆動するため電極22に一定の直流電圧を印加すること
になるので間隙があまり小さい場合には、振動構造物が
基板に接触する不安定性を誘発する。また、基板上の電
極22と振動構造物11との静電容量の変化は間隙の自
乗に反比例するので、出力値の角速度の線形性が不良に
なる。ジャイロスコープの感度を向上させようとすれ
ば、同一の角速度に対して感知方向に変位が大きく発生
しうるように設計すべきであるが、変形が大きいと振動
構造物11が電極22に接触する現象が発生する。
【0011】振動構造物11が基板の電極22に接触す
るのを防止するために、トルク電極23を振動構造物1
1の下部に対角線上に2箇所設置する。このような形態
の正位置制御方式はトルク電極23に電圧を印加した場
合トルク電極23が設置されていない部分では振動構造
物11と基板間の間隙がむしろ縮む傾向を示すので、結
局正位置制御ができない状況となってしまう。このよう
な欠点を補完するために、スプリング12、13の弾性
を増強すると、ジャイロスコープの固有振動数が上昇す
る結果を導くので、ジャイロスコープの感度上昇には否
定的な影響を与える。
【0012】本発明は前記のような問題点を解決するた
めに案出されたものであって、本発明の第1目的は、多
数の溝を有する振動構造物を具備したマイクロジャイロ
スコープを提供することにある。本発明の第2目的は、
ストライプ状の多数の陽極及び陰極が配列された駆動電
極及び感知電極を具備したマイクロジャイロスコープを
提供することにある。本発明の第3目的は、駆動電極及
び感知電極が振動構造物の定義する平面の垂直下方に配
置されるマイクロジャイロスコープを提供することにあ
る。本発明の第4目的は、振動構造物を振動させる駆動
力が振動構造物に対して垂直方向及び水平方向の合成力
として作用するマイクロジャイロスコープを提供するこ
とにある。本発明の第5目的は、コリオリの力による振
動構造物の変位が振動構造物の平面の一方向に発生する
マイクロジャイロスコープを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明により、基板と、前記基板上でストライプ状
の多数の陽極と陰極が相互交代して平行に配列された第
1感知手段と、前記基板上で前記第1感知手段のストラ
イプの長さ方向と直角方向に配置され、ストライプ状の
多数の陽極と陰極が相互交代して平行に配列された駆動
手段と、前記第1感知手段及び前記駆動手段の定義する
平面から垂直上方に所定の高さに離隔して配置され、前
記第1感知手段のストライプの長さ方向と一致する方向
に形成されたストライプ状の多数の第1溝及び前記駆動
手段のストライプの長さ方向と一致する方向に形成され
たストライプ状の多数の第2溝を有する振動構造物と、
前記振動構造物を前記基板から所定の高さに保持するよ
うに前記基板上に形成された支持部と、前記振動構造物
と前記支持部との間を弾性的に連結する弾性部材とを具
備するマイクロジャイロスコープが提供される。
【0014】望ましくは、前記振動構造物の初期振動状
態を検出して固有振動数に振動しうるように、前記振動
手段のストライプ片の形状と同じ形状で前記駆動手段の
両側に配置された第2感知手段をさらに具備する。また
望ましくは、前記第1感知手段は前記基板上に平行に2
箇所に配置され、前記駆動手段はこれら前記第1感知手
段の間に配置される。また望ましくは、前記第1感知手
段のストライプ片は前記駆動手段及び前記第2感知手段
のストライプ片より細長い形状に形成され、前記振動構
造物の前記第1溝のストライプ片は前記第2溝のストラ
イプ片より細長い形状に形成される。また望ましくは、
前記第1感知手段の垂直上部に前記第1溝が形成された
振動構造物の部分が対応され、前記駆動手段及び前記第
2感知手段の垂直上部に前記第2溝が形成された振動構
造物の部分が対応される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、添付した図面に
示された1つの実施の形態に基づき、より詳細に説明す
る。図3(a)は本発明によるマイクロジャイロスコー
プ装置のウェーハの基板に形成される駆動電極及び感知
電極を示す平面図であり、図3(b)は振動構造物を示
す平面図である。
【0016】図3(a)を参照すれば、基板上にはスト
ライプ状の陽極と陰極が相互交代して平行に配列された
第1感知電極31が配置されている。第1感知電極31
は2箇所に配置され、その間に駆動電極32が配置され
ている。駆動電極32もストライプ状の陽極と陰極が相
互交代して平行に配列されることにより形成され、第1
感知電極31に対して直角方向に配置されている。駆動
電極32のストライプ片は前記第1感知電極31のスト
ライプ片より広くて短い。第1感知電極31はコリオリ
の力による振動構造物の変位を検出する機能を有し、駆
動電極32は振動構造物を振動させる機能を有する。
【0017】駆動電極32の両端には、第2感知電極3
3が配置されている。第2感知電極33も駆動電極32
の個別のストライプ片と同一の形状を有する。第2感知
電極33は、振動構造物34が固有振動数で連続的に振
動しうるように振動構造物の振動を感知して不安定発振
制御条件を満足させる電圧を駆動電極に印加する機能を
有する。
【0018】図3(b)には、図3(a)に示された基
板上の電極31、32、33から所定の間隙に離隔され
て、その上部に配置される振動構造物34が示されてい
る。振動構造物34は、感知電極31、33と駆動電極
32の上部に形成される平板にストライプ状の第1及び
第2溝35、36を形成したものである。前記第1及び
第2溝35、36の方向は振動構造物34の垂直下部に
配置された個別の電極ストライプの長さ方向と各々一致
する。即ち、第1溝35は第1感知電極31のストライ
プの長さ方向と同じ方向である。同じように、第2溝3
6は電極32、33のストライプの長さ方向と同じ方向
である。
【0019】振動構造物34にはスプリング38が連結
され、スプリング38は基板から所定の高さに形成され
た支持部39に連結される。四角形の振動構造物34の
4つの頂点に連結されたスプリング38は振動構造物3
4の両側に配置された支持部39に連結されることによ
り振動構造物34が駆動力を受ける時振動しうるように
する。
【0020】図4は、図3(a)に示された基板上の電
極等と図3(b)に示された振動構造物が組立てられた
状態における図3(b)のA−A線に沿って切断した断
面図である。基板上には陽極と陰極が交代に配列された
駆動電極32のストライプが配置され、基板から垂直方
向に所定の高さに離隔された位置には振動構造物34が
その間に形成された第2溝36と共に配置されている。
【0021】図5は、図4のように電極と振動構造物が
組立てられた状態で図3(b)のB−B線に沿って切断
した断面図である。基板上には陽極と陰極が交代に配列
された第1感知電極31のストライプが配置され、基板
から垂直方向に所定の高さに離隔された位置には振動構
造物34がその間に形成された第1溝35と共に配置さ
れている。
【0022】以下、本発明によるジャイロスコープの作
動及び構成原理を説明する。図7はジャイロスコープの
ような振動計をモデリングして示したものであって、質
量mを有する振動構造物はX軸方向及びY軸方向で各々
スプリングで支持されている。このような振動計でX軸
方向に振動構造物を振動させる外力fは次の式で示しう
る。 f=F sin(ωt) ここで、Fは振動構造物に印加される全体外力を示し、
ωtは角速度ωで時間tほど回転した角を意味する。こ
の際、振動構造物のX軸方向の運動の変位X及び速度V
は次のように示しうる。
【0023】
【数1】
【0024】前記式でxはX軸方向の変位、VxはX軸
方向の振動構造物の速度である。そして、kxはX方向
のスプリング定数である。また、入力される角速度に比
例して発生するコリオリの力によりY軸方向に発生する
変位は、次式のように計算される。
【0025】
【数2】
【0026】ここで、Qx及びQyはX軸方向及びY軸方
向に対するQ定数であり、Ωは入力角速度である。kは
スプリング定数である。従って、yの変位を検出すれば
慣性体の回転角速度を測定しうる。
【0027】再び、図3(a)および図3(b)を参照
すれば、本発明のマイクロジャイロスコープで質量mは
振動構造物34の質量に該当し、駆動電極32に対して
振動構造物34の固有振動数に該当する交流電圧を印加
すれば振動構造物34は振動構造物が定義する平面上で
前記駆動電極32のストライプの長さ方向と直角方向に
振動運動する。振動構造物34に形成された第2溝36
の長さ方向は駆動電極32の長さ方向と一致するので駆
動電極32の駆動力による振動構造物34の振動方向は
第2溝36の長さ方向とも直角をなす。
【0028】駆動電極32は前述したように陽極と陰極
が交代して平行に配列されるので、交流電圧が陽の時の
陽極と振動構造物34との間に発生される静電力の方向
と交流電圧が陰の時の陰極と振動構造物間に発生される
静電力の方向は相互反対方向である。従って、振動構造
物34は交流電圧の印加により振動運動ができる。一
方、駆動電極32が振動構造物34に対して垂直方向に
配置されているので駆動電極32に印加される電圧によ
る静電力が垂直方向に作用し、よって実際に振動構造物
に作用する振動駆動力の合成力は傾斜方向に作用する。
駆動電極32に交流電圧を印加することにより発生する
駆動力は次の式で示される。
【0029】
【数3】
【0030】前記式で、fは駆動力であり、εは空気の
誘電定数、Lxは駆動電極32の長さ、nxは駆動電極3
2の対の個数、Vは駆動電圧、hは振動構造物34と駆
動電極32との間隙である。
【0031】駆動電極32の駆動力による初期振動は振
動構造物34の最外郭部37と第2感知電極33との静
電容量の変化として検出される。このように検出された
信号により振動構造物34が固有振動数で連続的な振動
を発生させうるように不安定発振制御条件を満足させる
電圧を駆動電極32に印加する。
【0032】振動構造物34が前記のような駆動力を受
けている状態で基板の定義する平面に対して垂直方向に
所定の角速度の力を受けると、振動構造物34はコリオ
リの力による変位を起こす。コリオリの力による変位の
方向は振動構造物34の定義する平面上で駆動電極32
による振動方向と直角方向である。図6(a)は駆動電
極32による駆動モードを示し、図6(b)はコリオリ
の力による振動構造物の変位を示したものである。
【0033】コリオリの力による振動構造物34の変位
は、第1感知電極31と振動構造物34との静電容量の
変化を発生させる。前述したように第1感知電極31は
狭くて長いストライプ状の陽極と陰極が交代して平行に
配置された形状を有しており、また第1感知電極31の
垂直上方に配置される振動構造物34の部分にも狭くて
長いストライプ状の第1溝35が形成されているので、
振動構造物34がコリオリの力により第1感知電極31
および振動構造物34の第1溝35の長さ方向と直角方
向に変位すると、その間の静電容量が変化する。これに
より、第1感知電極31ではコリオリの力による振動構
造物34の変位を測定することができる。前述したよう
に、第1感知電極31は陽極と陰極が相互交代して平行
に配置されるので、陽極に対する静電容量の変化と陰極
に対する静電容量の変化は反対に発生する。陽極及び陰
極に誘発される静電容量の差を計算することにより、コ
リオリの力による変位が測定される。両電極の間の静電
容量の差は次のようである。
【0034】
【数4】
【0035】前記式で、nyは感知電極31の対の数、
εは空気の誘電定数、Lyは第1感知電極31の長さ、
hは第1感知電極31と振動構造物34との間隙であ
る。静電容量の変化を検出する一般的な回路を使用すれ
ば静電容量の変化に比例する電圧信号を検出しうるので
結果的に角速度の信号を検出しうる。
【0036】一方、前述したように、本発明では振動構
造物34を基板上に配置された駆動電極32から発生す
る静電力で駆動するので、駆動力は振動構造物の定義す
る平面と平行な水平成分と前記平面に対して垂直な成分
に区分しうる。従って、垂直成分の静電力により振動構
造物が基板に接触する現象を防止する必要がある。駆動
電極32に対する駆動電圧が最大に印加され、第1感知
電極31に対するバイアス電圧が印加された時の垂直方
向の静電力(fb)は次の式のようである。
【0037】
【数5】
【0038】前記式で、εは空気の誘電定数、Aaは駆
動電極により静電力を受ける振動構造物34の投射面
積、Vpは駆動電圧の最大値、Asは第1感知電極31に
より静電力を受ける振動構造物34の面積、Vbは第1
感知電極31に印加されるバイアス電圧、hは振動構造
物34と第1感知電極31との間隙である。
【0039】振動構造物34に静電力により一定変形が
発生するとスプリング38による弾性的な反発力が反作
用として発生するが、このスプリング38の力(fk
は次のようである。 fk=kg(h0−h)
【0040】前記式で、kgは駆動電極32のストライ
プの長さ方向に対するスプリング定数、h0は静電力を
受ける前の振動構造物34と駆動電極32との間隙、h
は変形後の振動構造物34と駆動電極32との間隙であ
る。
【0041】振動構造物34は静電力とスプリング38
の弾性力が平衡を成す位置で振動運動をするが、間隙と
力の関係は図8のグラフに示されている。図8で直線に
示されるスプリング力のグラフと曲線に示される静電力
のグラフは点Pで交差する。点Pは安定した力の平衡点
として駆動電極32に最大電圧を印加した時、運動部は
点PとQの位置で力の平衡を成すことがわかる。しか
し、点Pでは振動構造物34と電極との間隙が十分に広
いので振動構造物34は電極面に接触することがなく一
定間隙を保つ状態で振動運動をすることがわかる。
【0042】
【発明の効果】本発明によるマイクロジャイロスコープ
は、全体的な構成が非常に単純化されたので製作の容易
性だけでなく使用中の故障の発生がほとんどない優秀な
性能を発揮する。また、2軸振動構造物を用いるマイク
ロジャイロスコープの性能を決定づける。各軸に対する
固有振動数の調整作業が振動構造物の構造上単一の工程
で行われうるので工程が単純化され、固有振動数調整の
正確度が向上されうる。それ以外にも、駆動電極による
静電力とスプリングの力を調整することにより、振動構
造物が電極に接触することなく製品の機能を発揮しう
る。特に、従来の技術では振動構造物がその垂直下方に
位置した感知電極に対して接近したり離隔される時、そ
の間隙の変化による静電容量の変化としてコリオリの力
による振動構造物の変位を検出するので間隙の自乗に反
比例する非線形的な出力が検出される反面に、本発明で
は振動構造物が垂直下方に位置した感知電極に対して平
行な方向に変位されながらその変位に対する静電容量の
変化からコリオリの力による変位が測れるので出力の線
形性が向上されうる長所がある。本発明は前記実施例に
限定されることはなく、多くの変形が本発明の技術的思
想内で当分野における通常の知識を有する者により可能
であることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の技術によるマイクロジャイロスコープ
を示す平面図である。
【図2】 図1のマイクロジャイロスコープの振動構造
物が振動する振動モードを示す斜視図である。
【図3】 本発明によるマイクロジャイロスコープを示
す平面図であり、(a)は電極構造を示し、(b)は振
動構造物を示している。
【図4】 本発明のマイクロジャイロスコープを組立て
た状態における図3(b)のAーA線に沿った断面図で
ある。
【図5】 本発明のマイクロジャイロスコープを組立て
た状態における図3(b)のBーB線に沿った断面図で
ある。
【図6】 本発明のマイクロジャイロスコープの振動構
造物が振動する振動モードを示す平面図である。
【図7】 通常の振動計を示す概略構成図である。
【図8】 振動構造物と駆動電極との間隙に関するスプ
リング力及び静電力の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
31 第1感知電極(第1感知手段) 32 駆動電極(駆動手段) 33 第2感知電極(第2感知手段) 34 振動構造物 35 第1溝 36 第2溝 38 スプリング(弾性部材) 39 支持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 李 鍾元 大韓民国大田廣域市儒城區弓洞392−1番 地大東ビリジーエー棟1號 (72)発明者 ▲チョ▼ 永昊 大韓民国大田廣域市儒城區田民洞864−1 番地エキスポアパート307棟808號 (72)発明者 宋 基武 大韓民国京畿道城南市盆唐區二梅洞99番地 三煥アパート1104棟102號

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 前記基板上でストライプ状の多数の陽極と陰極が相互交
    代して平行に配列された第1感知手段と、 前記基板上で前記第1感知手段のストライプの長さ方向
    と直角方向に配置され、ストライプ状の多数の陽極と陰
    極が相互交代して平行に配列された駆動手段と、 前記第1感知手段及び前記駆動手段の定義する平面から
    垂直上方に所定の高さに離隔して配置され、前記第1感
    知手段のストライプの長さ方向と一致する方向に形成さ
    れたストライプ状の多数の第1溝及び前記駆動手段のス
    トライプの長さ方向と一致する方向に形成されたストラ
    イプ状の多数の第2溝を有する振動構造物と、 前記振動構造物を前記基板から所定の高さに保持するよ
    うに前記基板上に形成された支持部と、 前記振動構造物と前記支持部との間を弾性的に連結する
    弾性部材とを有して構成されているマイクロジャイロス
    コープ。
  2. 【請求項2】 前記振動構造物の初期振動状態を検出し
    て固有振動数に振動しうるように、前記振動手段のスト
    ライプ片の形状と同じ形状で前記駆動手段の両側に配置
    された第2感知手段をさらに有することを特徴とする請
    求項1に記載のマイクロジャイロスコープ。
  3. 【請求項3】 前記第1感知手段は前記基板上に平行に
    2箇所に配置され、前記駆動手段はこれら前記第1感知
    手段の間に配置されることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のマイクロジャイロスコープ。
  4. 【請求項4】 前記第1感知手段のストライプ片は前記
    駆動手段及び前記第2感知手段のストライプ片より細長
    い形状に形成され、前記振動構造物の前記第1溝のスト
    ライプ片は前記第2溝のストライプ片より細長い形状に
    形成されていることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のマイクロジャイロスコープ。
  5. 【請求項5】 前記第1感知手段の垂直上部に前記第1
    溝が形成された振動構造物の部分が対応され、前記駆動
    手段及び前記第2感知手段の垂直上部に前記第2溝が形
    成された振動構造物の部分が対応されることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載のマイクロジャイロス
    コープ。
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