JPH0429012A - 振動ジャイロ - Google Patents

振動ジャイロ

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JPH0429012A
JPH0429012A JP2134212A JP13421290A JPH0429012A JP H0429012 A JPH0429012 A JP H0429012A JP 2134212 A JP2134212 A JP 2134212A JP 13421290 A JP13421290 A JP 13421290A JP H0429012 A JPH0429012 A JP H0429012A
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Kokichi Terajima
厚吉 寺嶋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、角速度を検出する目的の下で、コリオリの
力を検知する振動ジャイロに関するものである。
〔従来の技術〕 従来既知の振動ジャイロとしては、例えば、第13図に
示すものがある。
これは、三次元座標系のZ軸方向へ相互に平行に延在し
てY軸方向に所定の間隔をおいて位置する二本の腕部材
10L 102の下端部を、Y軸方向へ延びるベース部
103にて一体的に連結してなる駆動振動子104を、
支持部材105を介して基台106に固定するとともに
、その駆動振動子104のへ一ス部103に、X軸方向
へ突出する検知手段107を設けることによって構成さ
れている。
かかる振動ジャイロでは、例えば、それぞれの腕部材1
01.102に設けた駆動手段108.109に交流電
圧を印加して、それらの腕部材101.102を、圧電
的方法、電磁的方法などによってY軸方向へ対称振動さ
せつつ、駆動振動子104をZ軸の周りに角速度ω2で
回動させると、ある瞬間に速度■で運動しているそれぞ
れの腕部材101.102に、X軸方向の、相互に逆向
きのコリオリの力Fcxが発生する。
ここで、腕部材101.102の速度Vは、交番的Qこ
変化するので、コリオリの力Fcxは両腕部材101゜
102の振動数で変調された形で生し、駆動振動子10
4は基台106に対してZ軸の周りにねしれ振動するこ
とになり、そのねじれ角は、コリオリの力Fcx、ひい
ては角速度ω2に比例する。
そこでこの従来装置では、そのねじれ振動の大きさを、
X軸方向へ突出する検知手段107により、圧電的方法
、電磁的方法などをもって検知することとしており、例
えば、バイモルフ素子その他を用いた圧電的方法では、
ねじれ振動を検知手段107の撓み振動に変換し、撓み
量に応してバイモルフ素子が発生する電荷を電圧として
抽出して検知することとしている。
ところが、かかる従来技術にあっては、それぞれの腕部
材101.102の質量のアンバランス、長さのアンバ
ランスなどにより、腕部材lot、 102の振動が、
ベース部103の、Y軸方向への不要な振動を引き起こ
すことに起因して、検知手段107が、その不要な振動
によって発生される信号をも出力することになるため、
角速度ω2が零であるにもかかわらず、コリオリの力を
検知しているかの如き状態、すなわち、オフセントを発
止し、S/N比、ひいては検出感度の低下をもたらすと
いう問題があった。
そこで、従来技術のかかる問題を解決すべく、出願人は
先に、S/N比のすくれた高感度の振動ジャイロとして
、第9図に示すような、駆動振動子4のベース部3から
Z軸方向へ突出させて設けた支持部材5の一側面に、Z
軸方向へ分極処理した千電材料のY軸と直交する対向面
のそれぞれに電極を設けてなる検知手段9を、一方の電
極を支持部材5に接触させた状態で、X軸方向へ偏らせ
て固定してなる振動ジャイロを提案した(特願平1−2
70366号)。
この出願に先立って出願人が提案したこの振動ジャイロ
は、従来技術で述べたように、検知手段9を、ベース部
3からX軸方向へ突出させて設けることなく、支持部材
5の側面に対し、直接に接合することによって製造する
ことができ、それ故に、装置の構造が簡単になり、装置
それ自体を小型かつ低廉なものとすることができるとと
もに、装置の組立てを極めて容易ならしめることができ
る。
しかも、本願に先行するかかる振動ジャイロでは、検知
手段9が、コリオリの力Faxの発生に起因して支持部
材5に作用するねじりモーメン)Mtを検知すべく機能
することから、たとえ腕部材12が、その質量、長さな
どのアンバランスによって、ベース部3にY軸方向への
不要な振動を生じることがあっても、その影響が検知信
号に漏れ込むのを、特別の手段を用いることなく有効に
防止して、検知感度を大きく向上させることができると
いう効果がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上尾の、出願人が先番こ提案した前記振
動ジャイロでは、Z軸の周りの角速度ω2だけが検出可
能であり、他の軸の周りの角速度。
すなわち腕部材1,2の振動方向と直交するもう1つの
軸:Z軸の周りの角速度ωXについては、X軸方向の、
相互に逆向きのコリオリの力Fczが発生するにもかか
わらず、検出が不能であった。
そこでこの発明は、従来技術および先行提案技術が抱え
る上述した課題を同時に解決することができる振動ジャ
イロの提供を目的とするものであって、とくにZ軸の周
りの角速度ωXの有利な検出を可能とする一方で、既に
提案されているZ軸の周りの角速度ω2の検知手段と併
用することにより、いわゆる単一の駆動振動子に発生す
る二軸方向の角速度を検出可能とする振動ジャイロの提
供を目指すものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を実現するのに好適な振動ジャイロの構成とし
て、本発明は、 三次元座標系のX軸方向へ相互に平行に延在する二本の
腕部材と、これらの腕部材の各一端部を一体的に連結す
るベース部とで駆動振動子を構成したものにおいて; ■ 前記駆動振動子のベース部、好ましくはその中央部
分に、X軸方向へ突出する支持部材を設け、この支持部
材のZ軸と直交する少なくとも一側面に、Y軸方向へ分
極された圧電材料の、Z軸と直交する対抗面にそれぞれ
電極を設けることによって構成される検知手段を、一方
の電極を支持部材に接触させて固定してなる振動ジャイ
ロ、 ■ 上述の検知手段の配置について、駆動振動子のベー
ス部に、Z軸と直交する少な(とも一側面に、X軸方向
へ分極された圧電材料の、Z軸と直交する対抗面にそれ
ぞれ電極を設けて構成された検知手段を、その一方の電
極をベース部に接触させて固定してなる振動ジャイロ、
を提案すると共に、さらに、 ■ 前記駆動振動子の前記ベース部、好ましくはその中
央部分に、X軸方向へ突出する支持部材を設け、この支
持部材の少なくとも一側面に、それに沿って延在させる
X軸方向へ分極された圧電材料の、Z軸と平行をなすい
ずれかの対抗面にそれぞれ電極を設けて構成された検知
手段を、支持部材におけるZ軸と直交する2方向のうち
のいずれか一方の方向へ偏らせて配設すると共に、一方
の電極を支持部材に接触させて固定してなる振動ジャイ
ロ、および、 ■ X軸方向へ突出する支持部材の少なくとも一側面に
、それに沿って延在してX軸方向へ分極された、前記一
側面とほぼ同幅の圧電材料の、Z軸と平行をなすいずれ
かの対抗面にそれぞれ電極を設け、かつこれらの電極の
少なくとも一方をZ軸と直交する方向に二分割して構成
された検知手段を配設すると共に、その一方の電極を支
持部材に接触させて固定してなる振動ジャイロ を提案する。
〔作 用〕
さて、第10図に示すような音叉構造;すなわち、三次
元座標系のX軸方向へ相互に平行に延在して、Y軸方向
に所定の間隔をおいて位置する二本の腕部材1,2と、
これらの腕部材1.2の各一端部を一体的に連結するベ
ース部3とで駆動振動子4を構成し、この駆動振動子4
のベース部3に、Z軸方向へ突出する支持部材5を設け
て基台6に固定した音叉構造において、この構造のY軸
の周りの角速度ωXを、以下に検討する。
前記腕部材1,2をY軸方向へ対称振動させつつ、駆動
振動子4をY軸の周りに角速度ωXで回動させる場合を
考えると、ある瞬間に速度Vで運動している各腕部材L
  2には、Z軸方向の、相互に逆向きのコリオリの力
Fczがそれぞれ発生する。その結果、この駆動振動子
4は、第11図に示すように、コリオリの力Fczに基
づいて、腕部材1については基台6側に向かって押し下
げられ、一方、腕部材2については、基台6から離隔す
る逆向きのモーメントが作用して押し上げられる。
従って、このときベース部3は、支持部材5との接続部
を境にして、腕部材1側と腕部材2側とがZ軸向きの逆
方向にたわみ変形し、そしてまた支持部材5もY軸方向
にたわみ変形する。
次に、第12図に示すようなコ字形構造;すなわち、三
次元座標系のZ軸方向へ相互に平行に延在して、Y軸方
向に所定の間隔をおいて位置する二本の腕部材1’、 
 2’と、これらの腕部材1’、2’の各端部を一体的
に連結するベース部3′とで駆動振動子4′を構成し、
この駆動振動子4′のベース部3′に、X軸方向へ突出
する支持部材5′を設けて図示しない基台に固定したコ
字形構造において、この構造のY軸の周りの角速度ωX
について、以下に検討する。
前記腕部材1’、2’をY軸方向へ対称振動させつつ、
駆動振動子4′をY軸の周りに角速度ωXで回動させる
場合を考えると、ある瞬間に速度■で運動している各腕
部材1’、2’には、Z軸方向の、相互に逆向きのコリ
オリの力Fczが発生する。その結果、この駆動振動子
4′は、X軸方向に突設した前記支持部材5′は、上述
したと同様に、各腕部材1’、  2’に発生するそれ
ぞれ逆向きのコリオリの力Fczに起因するねじりモー
メントMtを受けてねじれ変形する。
以上説明したところから判るように、本発明振動ジャイ
ロによれば、上述した駆動振動子4,4′の構成におい
て、ベース部3のZ軸方向へ突出させた支持部材5に作
用するX軸周りのモーメントに起因するたわみ変形、お
よびベース部3に作用するX軸周りのモーメントに起因
するたわみ変形、マタハヘース部3′のX軸方向へ突出
させた支持部材5′に作用するX軸周りのモーメントに
起因するねじれ変形を、それぞれの支持部材5,5′に
検知手段を配設して検知することにより、既知の振動ジ
ャイロでは検8できなかったY軸の周りの角速度ωXを
検知することが可能である。
さて、支持部材5の側面に、Y軸方向へ分極処理した圧
電材料の、Y軸と直交する対抗面にそれぞれ電極10.
11を有する検知手段12を、その電極10、11のい
ずれか一方を接合させると、この検知手段12には、そ
れの支持部材5への接合面に作用するたわみ変形に対応
する電気変位を発生する。
また、ベース部3の側面に、Z軸方向へ分極処理した圧
電材料の、Y軸と直交する対抗面にそれぞれ電極を有す
る検知手段を、その電極のいずれか一方を接合させると
、この検知手段12には、それのベース部3の接合面に
作用するたわみ変形に対応する電気変位を発生する。
さらにまた、支持部材5′の側面に、X軸方向へ分極処
理した圧電材料の、Y軸と平行をなすいずれかの対抗面
にそれぞれ電極を有する検知手段12を、支持部材5′
におけるY軸と直交する2方向のうちいずれか一方の方
向へ偏らせて検知手段12の電極のいずれが一方を接合
させると、この検知手段12には、それの支持部材5′
への接合面に作用するねしれ変形に対応する電気変位を
発生する。
そこでこの発明では、基本的には、 (イ)Y軸方向に分極処理した圧電材料を主体として構
成してなる検知手段を、支持部材5のY軸と直交する少
なくとも一側面に、前記検知手段12のY軸と直交する
対抗面に設けた電極の1つが接触するように取付けるこ
とにより、(ロ)また、Z軸方向に分極処理した圧電材
料を主体として構成してなる検知手段を、ヘース部3の
Z軸と直交する少なくとも一側面に、前記検知手段12
のZ軸と直交する対抗面に設けた電極の1つが接触する
ように取付けることにより、(ハ)さらにまた、X軸方
向に分極処理した圧電材料を主体として構成してなる検
知手段を、支持部材5′がベース部3′からX軸方向に
突出する場合において、支持部材5′の少なくとも一側
面に、前記検知手段のY軸と平行をなすいずれかの対抗
面に設けた電極の1つが接触するように、支持部材にお
けるY軸と直交する2方向のうちのいずれか一方の方向
へ偏らせて取付けることにより、 それぞれ、簡単な構造にして、小型かつ低度な振動ジャ
イロを実現するとともに、腕部材のアンバランスの影響
を有効に除去して、検出感度の十分なる向上をもたらす
ことができる。
〔実施例〕
以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図の(a)、 (b)は、この発明の一実施例を示
す斜視図であり、図中従来技術で述べた部分と同等の部
分は、それらと同一の番号で示す。
すなわち、1,2はそれぞれ、Z軸方向へ相互に平行に
延在して、Y軸方向に所定の間隔をおいて位置する腕部
材を示し、3は、それら腕部材1゜2を、図では下端部
にて一体的に連結するベース部をそれぞれ示す。また4
は、腕部材1,2とベース部3とからなる駆動振動子を
示し、この駆動振動子4は、そのベース部3から2軸方
向へ突設した支持部材5によって基台6に固定されてい
る。
ここでこの例では、支持部材5の、Y軸と直交する一方
の側面に、検知手段12を、一方の電極10を接触させ
る姿勢にて接合することにより、振動ジャイロが構成さ
れている。
この例の振動ジャイロにおいて、前記検知手段12は、
図中に白抜矢印で示すように、Y軸方向へ分極された圧
電材料15よりなり、Y軸と直交する対抗面にそれぞれ
電極10.11を取付けたものであって、これによれば
、第11図に示したようなたわみが支持部材5に発生す
ると、これに取付けた圧電材料に対して伸縮として作用
するから、前記電極10.11間にはコリオリの力Fc
zにともなう電圧を発生するようになる。
すなわち、腕部材1.2を駆動手段13.14への交流
電圧の印加によってY軸方向へ対称振動させつつ、振動
ジャイロをY軸の周りに角速度ωで回動させたとき、検
知手段12は、支持部材5にコリオリの力Fczに基づ
いて作用するねしりモーメントMtを検知することがで
きる。
なお、この第1図に示す振動ジャイロにおいて、腕部材
1,2、ベース部3および支持部材5は、必ずしも一体
構造である必要はなく、相互連結可能な構成とすること
もできる。
第2図(a)、 (b)は、本発明振動ジャイロの他の
実施例を示す路線図であり、これは、支持部材5を板状
材料にて構成するとともに、その支持部材5の、Y軸と
直交する両面に検知手段12.42aを取付けた振動ジ
ャイロである。ここで、前記検知手段12.12aは、
Y軸方向へ分極された圧電材料15よりなり、Y軸と直
交する対抗面にそれぞれ電極10、 IL 10a、 
llaを設けたバイモルフを構成している。
次に第3図は、さらに他の実施例ニー・−ス部3のZ軸
と直交する少なくともその一側面に、検知手段12を接
合した振動ジャイロの例である。この例において用いる
検知手段12は、図中で白抜矢印で示すように、Z軸方
向へ分極された圧電材料15よりなり、Z軸と直交する
対抗面ムこそれぞれ図示を省略した電極を設けて構成さ
れており、それらの電極間にはコリオリの力Fczにと
もなう電圧を発生するために第1,2各図に示したのと
同様に機能するものである。この場合、注意を要するこ
とは、ベース部3が支持部材5を境にして逆方向へたわ
むため、検知手段12はY軸方向のいずれかの片側に偏
らせて接合することが必要となる。
また、第4図は、第3図の例の応用例を示す図であり、
ベース部3のZ軸と直交する少なくともその一側面の、
はぼ全面に亘って検知手段12を固定した例である。た
だし、すでに述べたように、駆動振動子4のベース部3
の両端部が支持部材5を境にしてそれぞれ逆の方向へた
わむことを考慮して、次のような検知手段の配置が必要
である。
すなわちこの例では、検知手段12は、それの中央部が
Y軸方向でほぼ二分割され、そしてX軸方向への分極の
方向が互いに反転するように構成された2個の圧電材料
よりなり、しかも上述したと同様に、この圧電材料のZ
軸と直交する対抗面にはそれぞれ図示を省略した電極を
設けて構成されているものである。
次に第5図は、さらに他の実施例を示す振動ジャイロの
図である。この例は、支持部材5がベース部3からX軸
方向へ突設していて、図示しない基台に固定される形式
のものである。この振動ジャイロは、X軸方向へ突出し
ている支持部材5のY軸と直交するいずれか一方の側面
に、X軸方向に分極された圧電材料の、Y軸と直交する
対抗面にそれぞれ図示を省略した電極を設けてなる検知
手段12を、X軸方向へ偏らせて固定することにより構
成した振動ジャイロである。この例においては、上述し
たように支持部材5に発生したねじりモーメントが圧電
材料に対して「すり」として作用し、そのために検知手
段に取付けた電極間にコリオリの力Fczにともなう電
圧を発生するようになる。
また第6図は、第5図と同一種の実施形態である振動ジ
ャイロの図である。すなわち、この例は、ベース部3か
らX軸方向へ突出し、図示しない基台に固定された支持
部材5を、板状材料にて構成するとともに、この支持部
材5の、Y軸と直交する対抗面にそれぞれ図示を省略し
た電極を設けてなる検知手段12を設けた形式のもので
ある。
この例での検知手段12は、板状支持部材5に沿わせて
延在させるとともに、その支持部材とほぼ等しい幅とし
た圧電材料をX軸方向へ分極し、がっ、その圧電材料の
、Y軸と直交する対抗面にそれぞれ電極を設けたところ
において、それらの少なくとも一方の電極を、X軸方向
に二分割してなる小電極としたもので構成されているも
のである。
この検知手段12の外観は、一般の厚み振動子によって
弾性板を挟み込んだバイモルフと同様のものであり、こ
れによりコリオリの力Fczの発生に対し、第1図に示
したと同様に機能させることができる。
さて、第7図は、本発明の応用例を示す図であり、第1
図に例示した実施例の振動ジャイロと従来のZ軸のまわ
りの角速度ω2に対する検知手段11の両方を取付けた
もので、二軸方向の角速度検知の例を示したものである
また、第8図は、第7図と同様に本発明の他の応用例を
示す図であり、この場合、これまで説明してきた、コの
字形の駆動振動子の変形であるH字形の駆動振動子に適
用した例を示す。この例の振動ジャイロは、第1図にお
ける実施例と同様、支持部材5の一方の側面に、検知手
段12を設けるとともに、Z軸の周りの角速度ω2に伴
って発生するコリオリの力Fcxによるところの支持部
材5のZ軸の周りのねしれを検知する検知手段16を付
加して併用することにより、二軸方向の角速度検知を可
能とする例を示したものである。
〔発明の効果〕
かくして、この発明によれば、前述したところから明ら
かなように、それぞれの腕部材のアンバランスに起因す
るオフセット量を著しく低減して、装置の感度を大きく
向上させることができるとともに、そのアンバランスの
許容幅を広げて生産効率を高めることができる。
しかも、検知手段を支持部材に面接合することにより、
検知手段の機械的強度を高めて、衝撃その他による検知
手段の破損を防止することができる。
さらに、この発明によれば、従来なされなかったX−軸
の周りの角速度の検知が可能となり、このことは、ひい
ては単一の駆動振動子による簡単な構成で、二台分の振
動ジャイロに相当する二軸方向検知の機能を持たせるこ
とも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図の(aL (b)は、この発明の振動ジャイロの
実施例と検知手段の斜視図、 第2図の(a)、Φ〕は、この発明の他の振動ジャイ口
の実施例と検知手段の斜視図、 第3図は、この発明の他の実施例の正面図、第4図は、
この発明の他の実施例の正面図、第5回は、この発明の
他の実施例の正面図、第6図は、この発明の他の実施例
の正面図、第7図は、この発明の二軸形の応用例を示す
正面図、 第8図は、この発明の二軸形の応用例を示す正面図、 第9図は、従来例を示す図、 第1O図〜第12図は、それぞれこの発明の作動原理を
説明するための説明図、 第13図は、先行提案に係る振動ジャイロの斜視図であ
る。 1.2・・・腕部材、  3・・・ベース部、4・・・
駆動振動子、 5・・・支持部材、6・・・基台、 1
2・・・検知手段、10、10a、 11. lla・
・・電極、 13・・・圧電材料。 第j 図 (a) (シ) 第2 図 (a) (b) ez 第一7図 第 8図 第9 図 第10図 Fe2 第12図 第」1図 第」3凶

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、三次元座標系のZ軸方向へ相互に平行に延在してY
    軸方向に所定の間隔をおいて位置する二本の腕部材と、
    これらの腕部材の各一端部を一体的に連結するベース部
    とで駆動振動子を構成し、 この駆動振動子のベース部に、Z軸方向へ突出する支持
    部材を設け、この支持部材のY軸と直交する少なくとも
    一側面に、 Y軸方向へ分極された圧電材料の、Y軸と直交する対抗
    面にそれぞれ電極を設けて構成された検知手段を、一方
    の電極を支持部材に接触させて固定してなる振動ジャイ
    ロ。 2、三次元座標系のZ軸方向へ相互に平行に延在してY
    軸方向に所定の間隔をおいて位置する二本の腕部材と、
    これらの腕部材の各一端部を一体的に連結するベース部
    とで駆動振動子を構成し、 この駆動振動子の前記ベース部におけるZ軸と直交する
    少なくとも一側面に、Z軸方向へ分極された圧電材料の
    、Z軸と直交する対抗面にそれぞれ電極を設けて構成さ
    れた検知手段を、その一方の電極をベース部に接触させ
    て固定してなる振動ジャイロ。 3、三次元座標系のZ軸方向へ相互に平行に延在してY
    軸方向に所定の間隔をおいて位置する二本の腕部材と、
    これらの腕部材の各一端部を一体的に連結するベース部
    とで駆動振動子を構成し、 この駆動振動子の前記ベース部に、X軸方向へ突出する
    支持部材を設け、この支持部材の少なくとも一側面に、 それに沿って延在させるX軸方向へ分極された圧電材料
    の、X軸と平行をなすいずれかの対抗面にそれぞれ電極
    を設けて構成された検知手段を、支持部材におけるX軸
    と直交する2方向のうちのいずれか一方の方向へ偏らせ
    て配設すると共に、一方の電極を支持部材に接触させて
    固定してなる振動ジャイロ。 4、三次元座標系のZ軸方向へ相互に平行に延在してY
    軸方向に所定の間隔をおいて位置する二本の腕部材と、
    これらの腕部材の各一端部を一体的に連結するベース部
    とで駆動振動子を構成し、 この駆動振動子の前記ベース部に、X軸方向へ突出する
    支持部材を設け、この支持部材の少なくとも一側面に、 それに沿って延在してX軸方向へ分極された、前記一側
    面とほぼ同幅の圧電材料の、X軸と平行をなすいずれか
    の対抗面にそれぞれ電極を設け、かつこれらの電極の少
    なくとも一方をX軸と直交する方向に二分割して構成さ
    れた検知手段を配設すると共に、その一方の電極を支持
    部材に接触させて固定してなる振動ジャイロ。
JP2134212A 1990-05-25 1990-05-25 振動ジャイロ Expired - Lifetime JPH0786417B2 (ja)

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