JP3830056B2 - 圧電振動ジャイロ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,自動車のナビゲーションシステムやカメラー体型VTRカメラの手ブレ補正などに用いられるジャイロスコープの内,圧電振動子の超音波振動を利用した圧電振動ジャイロに関し,特に圧電振動子の振動モードとしてエネルギー閉じ込め振動モードを利用し,構造が簡単で支持が容易な耐振動特性及び耐衝撃性に優れた圧電振動ジャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】
圧電振動ジャイロスコープ(以下,単に圧電振動ジャイロと呼ぶ)は,圧電振動子を一定方向に励振しておいた状態で,その圧電振動子がその振動方向に直角な方向の軸の回りに回転した際,その励振方向及び回転軸に直角の方向に生ずるコリオリ力を検知して,回転角速度を検出するもので,種々の応用があるが,最近では,例えば,自動車のナビゲーションシステムや,VTRカメラの手振れ補正機構などに用いられている。
【0003】
圧電振動ジャイロとして,振動のエネルギーが駆動電極近傍に集中しているエネルギー閉じ込め振動モードで振動する圧電振動子を用いたエネルギー閉じ込め振動モードを利用した圧電振動ジャイロが,例えば,特開昭62−162915号公報(以下,従来技術1と呼ぶ)に提案されている。このエネルギー閉じ込め振動モードを利用した圧電振動ジャイロは,振動エネルギーが圧電振動子の局部に集中しているので,圧電振動子の支持が簡単容易であり,遊離しているリード線が不要となるという利点がある。
【0004】
従来技術1には,振動エネルギーを局部に閉じ込めるために,振動子の厚みを局部的に厚く形成しその部分を厚み方向に分極し,厚い局部の対向端面に駆動電極を設け,対向側面に検出電極を設けたものが開示されている。また,他の例として,駆動電極と検出電極を圧電矩形板の一面に設け,駆動電極間に検出電極として交差指電極を設けたものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術1に開示されたエネルギー閉じ込め振動モードを利用した圧電振動ジャイロは,圧電矩形板の厚みを局部的に厚くしなくてはならないとか,交差指電極を形成しなければならないといった製造上の難点がある。また,一対の駆動電極と一対の検出電極が互いに近傍に設けられているので,駆動電極から圧電矩形板内に印加した駆動電界が検出電極に影響され,駆動電界方向が変化して精度が得られないという欠点が見られる。
【0006】
従って,本発明の技術的課題は,小型で構造及び製造が簡単,高精度のエネルギー閉じ込め振動モードを利用した圧電振動ジャイロを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、厚さ方向に分極軸成分を有する圧電矩形板の一方の主面に,頂点の角度を二等分する線が前記圧電矩形板のいずれか一方の辺に平行になるように配置した正三角形を含む二等辺三角形の各頂点の位置に3個の部分電極を形成し、前記3個の部分電極の内の等辺同士の交点となる頂点に位置する部分電極を一方の駆動用電極とし、残りの2個の部分電極を他方の駆動用電極として、前記一方及び他方の駆動電極間に駆動電圧を印加して当該矩形板に振動を励振するとともに、前記残りの2個の部分電極を前記励振とコリオリ力とによって生じた振動を前記残りの2個の部分電極間の電位差として検知する検出用電極としたことを特徴とする圧電振動ジャイロが得られる。
【0008】
また、本発明によれば、前記圧電振動ジャイロにおいて,前記頂点の角度を二等分する線を前記圧電矩形板の主面の一辺と平行に配置した正三角形を含む2等辺三角形の各頂点の位置の部分電極のうち、前記頂点の位置の部分電極から前記頂点の角度を二等分する線を延長して当該圧電矩形板の4辺の内の近い方の端面近傍まで、1個の外部接続用電極を引き出すとともに、前記底角の位置の部分電極から当該底角の二等分線を延長してそれぞれ前記4辺の内の近い方の端部近傍に更に2個の外部接続用電極を前記圧電矩形板の前記頂点の角度を二等分する線に沿う方向に延在する前記矩形板の主面の中心線に対して略対称に引き出したことを特徴とする圧電振動ジャイロが得られる。
【0009】
また,本発明によれば,前記圧電振動ジャイロにおいて,前記頂点の角度を二等分する線を前記圧電矩形板の長辺と平行に配置した正三角形を含む二等辺三角形の頂点の位置の部分電極の内前記頂角の位置の部分電極から前記頂点の角度を二等分する線を延長して,近い方の前記矩形圧電板の端部近傍まで外部接続用電極を引き出すとともに,前記二等辺三角形の底角の位置の部分電極から引き出された2個の外部接続電極を更に,前記矩形圧電板の反対側の端部近傍まで,前記圧電矩形板の主面の長さの中心線に対して略対称に引き出したことを特徴とする圧電振動ジャイロが得られる。また,本発明によれば,前記圧電振動ジャイロにおいて,前記頂点の角度を二等分する線を前記圧電矩形板の短辺と平行に配置した正三角形を含む二等辺三角形の頂の位置の部分電極から前記頂点の角度を二等分する線を延長して,近い方の前記圧電矩形板の側部近傍に至り両端部近傍まで,外部接続用の電極を引き出すとともに,前記二等辺三角形の底角の位置の部分電極からは夫々近い方の前記圧電矩形板の端部近傍に向けて更に2個の外部接続用電極を,前記頂点の角度を二等分する線に対して略対称に引き出し,さらに,前記2個の外部接続用電極を夫々近い方の端部まで延して引き出したことを特徴とする圧電振動ジャイロが得られる。
【0010】
また,本発明によれば,前記いずれかの圧電振動ジャイロにおいて,前記圧電矩形板の長辺方向の両端部だけを支持固定したことを特徴とする圧電振動ジャイロが得られる。
【0011】
さらに,本発明によれば,前記いずれかの圧電振動ジャイロにおいて,前記圧電矩形板の前記3個の部分電極を含み且つこれらの部分電極で囲まれた領域のみが厚さ方向に分極されていることを特徴とする圧電振動ジャイロが得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0013】
図1は,本発明の第1の実施の形態によるエネルギー閉じ込め形圧電振動ジャイロの圧電振動子の構成を示す平面図である。図1に示すように,圧電振動子1は,例えば,PZTやチタン酸バリウムなどの圧電セラミックス板で構成した,中央部のみが厚さ方向に分極された圧電矩形板10を用いる。この圧電矩形板10の前記中央部の主面上に,ストリップ状で,夫々同じ大きさの電極を正三角形の少なくとも一つの頂点の垂直二等分線に対して対称となるような位置に,第1,第2,及び第3の部分電極11,12,13が形成され,このとき前記垂直二等分線が前記圧電矩形板10のいずれか一方の辺と平行になるように構成されている。
【0014】
これら第1,第2,及び第3の部分電極11,12,13には,外部に導出するための第1,第2,及び第3の引出電極部14,15,16が接続されている。このとき,圧電矩形板10は,図1において破線で示すように,3つの第1乃至第3の部分電極11,12,13で囲まれる領域だけが圧電矩形板10の厚さ方向に分極されている。このように,第1乃至第3の部分電極11,12,13で囲まれる領域だけを分極した場合,分極されている領域と分極されていない領域の圧電的特性が変化するため,エネルギー閉じ込めの状態が良くなる。
【0015】
なお,これら第1乃至第3の部分電極11,12,13および第1乃至第3の引出電極部14,15,16は,銀ペーストあるいは金スパッタで構成されると良い。もちろん他の導電膜を用いることができる。尚,図1において,斜線は部分電極と引出電極部を示している。
【0016】
図1に示す通り,厚み方向をZ軸,第1の電極の正面方向をX軸,これらに直交する方向をY軸とする三次元座標を定める。第1の部分電極11と,第2及び第3の部分電極12,13との間に駆動電圧(交流)を印加すると,X方向の振動が励振される。この状態で圧電矩形板10がZ軸のまわりに回転すると,Y方向にコリオリ力による振動が発生し,これにより,第2及び第3の部分電極12,13の間に電位差が発生する。この電位差を検知することによってコリオリ力による振動の大きさを,したがって回転角速度を検知することができる。
【0017】
なお,振動のエネルギーは圧電矩形板の前記中央部に閉じ込められ,周辺に及ばないので,圧電矩形板10の周辺部を支持することが容易である。
【0018】
図2は図1の圧電振動子1に接続される回路構成を示すブロック図である。図2を参照すると,圧電振動子1の第2及び第3の部分電極12,13には,第1及び第2の電流検出回路18,19がそれぞれ接続されている。第1及び第2の電流検出回路18,19の出力側には,差動増幅回路22が接続され,同期検波回路23,整流回路24を介して,圧電振動ジャイロのセンサ出力となる。
【0019】
一方,第1及び第2の電流検出回路18,19は自励発振条件を満たすための発振回路25に接続され,X振動駆動回路26を介して第1の部分電極11に接続されており,自励発振回路を構成している。この自励発振回路により圧電振動子1の厚みすべり振動の共振周波数に略等しい周波数の交流電圧が第1の部分電極11に印加されている。
【0020】
図3は図2のエネルギー閉じ込め振動モードを利用した圧電振動ジャイロに用いた仮想接地機能を有する電流検出回路の構成例を示す図である。演算増幅器27の非反転入力端子は基準電圧に接地されており,演算増幅器27の出力端子から反転入力端子に抵抗器が接続されており,演算増幅器27の仮想接地機能により反転入力端子は常に基準電位に保たれる。この反転入力端子に電流が流入すると,抵抗器により電圧に変換される。よって図3に示す第1及び第2の電流検出回路18,19は,機能的には入カインピーダンスが略0で,入力電流に比例した出力電圧を得ることが出来る回路である。
【0021】
図4は,本発明の第2の実施の形態による圧電振動ジャイロの構造を示す平面図である。図4に示すように,圧電セラミックスからなる圧電矩形板30の一方の面の略中央部に,頂点の角度を二等分する線が前記圧電矩形板30の長辺と平行になるように配置された正三角形の各頂点の位置に,第1,第2,及び第3の部分電極31,32,33が形成され,各部分電極31,32,33からそれぞれ近い方の端部近傍に第1,第2,及び第3の外部接続用電極34,35,36が,前記頂点の角度を二等分する線に沿う方向に延在する、即ち、前記圧力矩形板の長手方向に沿って延在する前記圧電矩形板30の主面の中心線に対して略対称に引出されている。前述したように,第1の部分電極31に駆動電圧を印加し,第2及び第3の部分電極32,33をアース電極を兼ねた検出電極とすることにより,圧電振動ジャイロを構成することが出来る。各部分電極31,32,33を図4に示すように配置すると,励振振動方向は圧電矩形板30の長さ方向と平行になり,この励振振動に対して二つの検出電極が幾何学的に対称となるため,圧電振動ジャイロ自身を静止させた状態において,励振振動により検出電極に発生する電圧の振幅と位相が等しくなる。尚,符号37a,37bは,圧電矩形板30の両端を支持する支持部材の端部を示している。
【0022】
図5は本発明の第3の実施の形態による圧電振動ジャイロの構造を示す平面図である。図5に示すように,圧電セラミックスからなる圧電矩形板30の一方の面の略中央部に,頂点の角度を二等分する線が前記圧電矩形板の短辺と平行になるように配置された正三角形の各頂点の位置に,第1,第2,及び第3の部分電極41,42,43が形成され,頂点の位置の部分電極41からは両端部近傍に向け,また底角の位置の部分電極からはそれぞれ近い方の端部近傍に向けて第1の外部接続用電極44及び45,第2及び第3の外部接続用電極47,46が,前記頂点の角度を二等分する線に沿って延在する前記圧電矩形板30の主面の中心線に対して略対称に引出されている。前述したように,第1の部分電極41に駆動電圧を印加し,第2及び第3の部分電極42,43をアース電極を兼ねた検出電極とすることにより,圧電振動ジャイロを構成することが出来る。
【0023】
各部分電極を図5に示すように配置すると,励振振動方向は圧電矩形板30
の長さ方向と垂直な方向となり,この励振振動に対して二つの検出電極としての第2及び第3の部分電極42,43が幾何学的に対称となるため,圧電振動ジャイロ自身を静止させた状態において,励振振動により検出電極に発生する電圧の振幅と位相が等しくなる。
【0024】
図6は本発明の実施の形態による圧電振動ジャイロの支持構造を示す斜視図である。図6に示すように,圧電振動ジャイロの構造を図4及び図5に示したような構造とした場合,圧電振動ジャイロは,圧電矩形板30の両端部を図6に示すように,支持部材37の両端に設けられた段部37d,37dに載せて,支持部の底部37cと圧電セラミック矩形板30との中央部との間に隙間37eを設けて支持することが可能となる。
【0025】
また,圧電矩形板30の形状を図4及び図5に示したような形状とした場合,振動エネルギーは幅方向の端面で反射し,純粋なエネルギー閉込め振動ではなくなるが,幅寸法と電極寸法を適当に選択することにより,実用的に使用可能な特性が得られる。
【0026】
以上説明したように,本発明の圧電振動ジャイロにおいては,前述したように,検出する回転軸は圧電矩形板10又は30の厚さ方向の軸であり,例えば,自動車の横転を検出しようとする用途においては,圧電矩形板10又は30の厚さ方向を自動車の進行方向に合わせる必要があり,このような用途においては,図4及び図5に示したような構造とした場合,幅方向がデバイスの高さを決めることになり,低背の圧電振動ジャイロが得られるメリットがある。
【0027】
以上の説明では,圧電矩形板として圧電セラミックスを用いて,駆動及び検出用の部分電極に囲まれた領域のみを分極して,エネルギー閉込め条件を改善した場合の例について説明を行ったが,圧電体として圧電単結晶を用いても良いし,部分分極を行う代わりに,駆動及び検出用の部分電極に囲まれた領域のみを局部的に厚さを異ならせる方法などによりエネルギー閉込め条件を改善することも可能である。
【0028】
さらに,本発明の実施の形態においては,圧電体の形状として,矩形板について説明をおこなったが,これは,製造を考慮した場合に,最も作りやすい構造の代表としたものであり,円板や楕円板さらに極端に言えば二等辺三角形の形をしていても,線対称な形状の圧電体を用いて,その対称線に合わせるように励振振動軸を構成すれば,圧電矩形板10を用いたものと同様な効果が得られる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,小型で構造及び製造が簡単,高精度のエネルギー閉じ込め振動モードを利用した圧電振動ジャイロを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による圧電振動ジャイロの圧電振動子の構成を示す平面図である。
【図2】図1の圧電振動子を用いたジャイロの回路構成を示すブロック図である。
【図3】図2の回路で用いる電流検出回路の一例を示す回路図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による圧電振動子の構造を示す平面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態による圧電振動子の構造を示す平面図である。
【図6】本発明の実施の形態による圧電振動ジャイロの支持構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 圧電振動子
10,30 圧電矩形板
11,31,41 第1の部分電極
12,32,42 第2の部分電極
13,33,43 第3の部分電極
14,34,44,45 第1の引出電極部
15,35,47 第2の引出電極部
16,36,46 第3の引出電極部
18 第1の電流検出回路
19 第2の電流検出回路
22 差動回路
23 同期検波回路
24 整流回路
25 発振回路
26 駆動回路
27 演算増幅器
30a 長辺
30b 短辺
37 支持部材
37a,37b 端部
37c 底部
37d 段部
37e 隙間

Claims (6)

  1. 厚さ方向に分極軸成分を有する圧電矩形板の一方の主面に,頂点の角度を二等分する線が前記圧電矩形板のいずれか一方の辺に平行になるように配置した正三角形を含む二等辺三角形の各頂点の位置に3個の部分電極を形成し、前記3個の部分電極の内の等辺同士の交点となる頂点に位置する部分電極を一方の駆動用電極とし、残りの2個の部分電極を他方の駆動用電極として、前記一方及び他方の駆動電極間に駆動電圧を印加して当該矩形板に振動を励振するとともに、前記残りの2個の部分電極を前記励振とコリオリ力とによって生じた振動を前記残りの2個の部分電極間の電位差として検知する検出用電極としたことを特徴とする圧電振動ジャイロ。
  2. 請求項1記載の圧電振動ジャイロにおいて,前記頂点の角度を二等分する線を前記圧電矩形板の主面の一辺と平行に配置した正三角形を含む2等辺三角形の各頂点の位置の部分電極のうち、前記頂点の位置の部分電極から前記頂点の角度を二等分する線を延長して当該圧電矩形板の4辺の内の近い方の端面近傍まで、1個の外部接続用電極を引き出すとともに、前記底角の位置の部分電極から当該底角の二等分線を延長してそれぞれ前記4辺の内の近い方の端部近傍に更に2個の外部接続用電極を前記圧電矩形板の前記頂点の角度を二等分する線に沿う方向に延在する前記矩形板の主面の中心線に対して略対称に引き出したことを特徴とする圧電振動ジャイロ。
  3. 請求項2記載の圧電振動ジャイロにおいて,前記頂点の角度を二等分する線を前記圧電矩形板の長辺と平行に配置した正三角形を含む二等辺三角形の頂点の位置の部分電極の内前記頂角の位置の部分電極から前記頂点の角度を二等分する線を延長して、近い方の前記矩形圧電板の端部近傍まで外部接続用電極を引き出すとともに,前記二等辺三角形の底角の位置の部分電極から引き出された2個の外部接続電極を更に、前記矩形圧電板の反対側の端部近傍まで、前記圧電矩形板の主面の長さの中心線に対して略対称に引き出したことを特徴とする圧電振動ジャイロ。
  4. 請求項2記載の圧電振動ジャイロにおいて,前記頂点の角度を二等分する線を前記圧電矩形板の短辺と平行に配置した正三角形を含む二等辺三角形の頂点の位置の部分電極から前記頂点の角度を二等分する線を延長して,近い方の前記圧電矩形板の側部近傍に至り両端部近傍まで,外部接続用の電極を引き出すとともに,前記二等辺三角形の底角の位置の部分電極からは夫々近い方の前記圧電矩形板の端部近傍に向けて更に2個の外部接続用電極を,前記頂点の角度を二等分する線に対して略対称に引き出し,さらに,前記2個の外部接続用電極を夫々近い方の端部まで延長して引き出したことを特徴とする圧電振動ジャイロ。
  5. 請求項1乃至4の内のいずれかに記載の圧電振動ジャイロにおいて,前記圧電矩形板の長辺方向の両端部だけを支持固定したことを特徴とする圧電振動ジャイロ。
  6. 請求項1乃至5の内のいずれかに記載の圧電振動ジャイロにおいて,前記圧電矩形板の前記3個の部分電極を含み且つこれらの部分電極で囲まれた領域のみが厚さ方向に分極されていることを特徴とする圧電振動ジャイロ。
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