JP2008145256A - 角速度センサ素子および角速度センサ装置 - Google Patents

角速度センサ素子および角速度センサ装置 Download PDF

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隆男 野口
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健一 遠池
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Abstract

【課題】横方向の加速度の影響を受け難く、かつ固定部の固定が容易な、横置き型の角速度センサ素子を提供する。
【解決手段】固定部20と、固定部20の北側に連結された北側振動腕21と、固定部20の南側に連結された南側振動腕22とを備える。北側振動腕21は、固定部20の北側に連結されると共に固定部20の北側に延在する北側検出腕23と、北側検出腕23の固定中央部20Aとは反対側の端部に連結された北側梁部24と、北側梁部24の両端にそれぞれ連結された一対の北側駆動腕25および加重部26とを有する。南側振動腕21は、固定部20の南側に連結されると共に固定部20の南側に延在する南側検出腕27と、南側検出腕27の固定部20とは反対側の端部に連結された南側梁部28と、南側梁部28の両端にそれぞれ連結された一対の南側駆動腕29および加重部26とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、物体の角速度を検出する角速度センサ素子およびそれを備えた角速度センサ装置に関する。
従来から、角速度センサ素子は、船舶、航空機、ロケット等の姿勢を自律制御する技術に使用されているが、最近では、カーナビゲーションシステム、デジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話等の小型の電子機器にも搭載されるようになってきている。それに伴い、角速度センサ素子の更なる小型化、低背化(薄型化)が要請されており、長手方向(検出軸方向)が鉛直方向と平行となっていた従来の縦置き型の角速度センサ素子(例えば特許文献1参照)に代わって、長手方向が鉛直方向と直交する横置き型の角速度センサ素子(例えば特許文献2参照)が提案されている。
特開2003−227719号公報 特許第3694160号 特開平8−128833号公報 特開2005−106481号公報
しかし、上記特許文献2,3の技術では、角速度センサ素子が横方向から加速度を受けたときに、検出腕の振動が物体の回転による角速度によって生じたものなのか、横方向から受けた加速度によって生じたものなのかを区別することができない。
そこで、図22の角速度センサ素子100に示したように、固定部110の両側(紙面の上下方向)に一対の検出腕120を設けると共に、固定部110のうち検出腕120と直交する方向(紙面の左右方向)に一対の連結腕130を設け、さらにその一対の連結腕130のそれぞれの端部に、検出腕120の延在方向と平行な方向に延在する一対の駆動腕140を設けることが考えられる。確かに、この場合には、横方向から受けた加速度成分を除去することが可能であるが、固定部110を介して駆動腕140と検出腕120とが結合されているので、固定部110を支持面(図示せず)に強く固定してしまうと、駆動腕140に働いたコリオリ力によって発生した歪みが固定部110を介して検出腕120に効率よく伝達され難くなってしまい、逆に、固定部110を支持面に弱くと固定すると、駆動腕140を駆動しているときに、固定部110だけでなく検出腕120までもがぐらついてしまうという問題がある。
この問題に対して、特許文献4では、水平面内で撓曲可能な複数のブリッジで一体に結合された取付支持部(図示せず)を固定部110の内部に設ける技術が提案されている。これにより、駆動腕140に働いたコリオリ力によって発生した連結腕130の歪みを固定部110を介して検出腕120に効率よく伝達することができる、としている。しかし、固定部110をこのような複雑な構造にすると、固定部110の固定が容易ではないという問題がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、横方向の加速度の影響を除去し易く、かつ固定部の固定が容易な、横置き型の角速度センサ素子およびそれを備えた角速度センサ装置を提供することにある。
本発明の第1の角速度センサ素子は、支持面に固定される固定部と、固定部の両側に連結されると共に支持面と平行な面に沿って延在する上屈曲腕および下屈曲腕と、上屈曲腕に連結されると共に支持面と平行な面に沿って延在する一対の上駆動腕と、下屈曲腕に連結されると共に支持面と平行な面に沿って延在する一対の下駆動腕とを備えている。なお、「連結」とは、両者が機械的に接合されている場合や、一体に形成されている場合を含む概念であり、また、直接的にまたは間接的に連結されている場合を含むものである。
また、本発明の第1の角速度センサ装置は、互いに重ね合わされたケースおよび上蓋部により形成される内部空間に、上記角速度センサ素子と、集積回路素子とを備えており、上記集積回路素子は、一対の上駆動腕および一対の下駆動腕に駆動信号を送信すると共に、上屈曲腕および下屈曲腕から出力される検出信号を受信するようになっている。
いる。
本発明の第1の角速度センサ素子および第1の角速度センサ装置では、固定部を介さずに上屈曲腕と一対の上駆動腕とが連結されると共に下屈曲腕と一対の下駆動腕とが連結されているので、一対の上駆動腕および一対の下駆動腕に働いたコリオリ力によって発生する歪みが固定部を介さずに上屈曲腕および下屈曲腕に直接伝達される。また、上屈曲腕および一対の上駆動腕からなる腕と、下屈曲腕および一対の下駆動腕からなる腕とが固定部の両側にそれぞれ連結されているので、上屈曲腕および下屈曲腕において、コリオリ力に起因して発生する振動と、横方向から受けた加速度によって生じる振動とを区別しやすい。
ここで、上屈曲腕に連結されると共に支持面と平行な面に沿って延在する上梁部と、下屈曲腕に連結されると共に支持面と平行な面に沿って延在する下梁部とを設け、上駆動腕を、上梁部を介して上屈曲腕に連結すると共に、下駆動腕を、下梁部を介して下屈曲腕に連結することが可能である。また、上屈曲腕に連結されると共に支持面と平行な面に沿って延在する一対の上梁部と、下屈曲腕に連結されると共に支持面と平行な面に沿って延在する一対の下梁部とを設け、上駆動腕を、一対の上梁部を介して上屈曲腕に連結すると共に、下駆動腕を、一対の下梁部を介して下屈曲腕に連結することも可能である。
このように上梁部および下梁部を設けた場合には、以下の(1)〜(7)のようにすることが可能である。(1)上屈曲腕、下屈曲腕、上駆動腕および下駆動腕を互いに平行な方向に延在して形成することが可能である。(2)上駆動腕を上梁部の固定部側に延在して形成すると共に、下駆動腕を下梁部の固定部側に延在して形成することが可能である。(3)上駆動腕を上梁部の固定部とは反対側に延在して形成すると共に、下駆動腕を下梁部の固定部とは反対側に延在して形成することが可能である。(4)上駆動腕を上梁部の固定部側および梁部の固定部とは反対側の双方にそれぞれ延在して形成すると共に、下駆動腕を下梁部の固定部側および梁部の固定部とは反対側の双方にそれぞれ延在して形成することが可能である。(5)上駆動腕の上梁部とは反対側の端部に上加重部を連結して形成すると共に、下駆動腕の下梁部とは反対側の端部に下加重部を連結して形成することが可能である。(6)上梁部の幅を上駆動腕および上屈曲腕のいずれか一方の幅よりも広く形成し、下梁部の幅を下駆動腕および下屈曲腕のいずれか一方の幅よりも広く形成することが可能である。(7)上梁部の厚さを上駆動腕および上屈曲腕のいずれか一方の厚さよりも厚く形成し、下梁部の厚さを下駆動腕および下屈曲腕のいずれか一方の厚さよりも厚く形成することが可能である。
また、一対の上駆動腕を、上屈曲腕を基準線として線対称に延在して形成し、一対の下駆動腕を、下屈曲腕を基準線として線対称に延在して形成することが可能である。また、上屈曲腕と下屈曲腕とを、固定部を通り上屈曲腕の延在方向と直交する直線を基準線として線対称に延在して形成し、一対の上駆動腕と一対の下駆動腕とを、固定部を通り上屈曲腕の延在方向と直交する直線を基準線として線対称に延在して形成することが可能である。
本発明の角速度センサ素子および角速度センサ装置によれば、固定部を介さずに上屈曲腕と一対の上駆動腕とを連結すると共に下屈曲腕と一対の下駆動腕とを連結するようにしたので、固定部の構造を複雑にしなくても、一対の上駆動腕および一対の下駆動腕に働いたコリオリ力によって発生する歪みを上屈曲腕および下屈曲腕に効率よく伝達することができる。これにより、固定部の支持面への固定を容易にすることができる。また、上屈曲腕および一対の上駆動腕からなる腕と、下屈曲腕および一対の下駆動腕からなる腕とを固定部の両側にそれぞれ連結するようにしたので、横置き型でありながら、上屈曲腕および下屈曲腕において、コリオリ力に起因して発生する振動と、横方向から受けた加速度によって生じる振動とを区別し易くなる。これにより、横方向の加速度の影響が取り除き易くなる。
また、上屈曲腕に連結されると共に支持面と平行な面に沿って延在する上梁部と、下屈曲腕に連結されると共に支持面と平行な面に沿って延在する下梁部とを設け、上駆動腕を、上梁部を介して上屈曲腕に連結すると共に、下駆動腕を、下梁部を介して下屈曲腕に連結した場合や、上屈曲腕に連結されると共に支持面と平行な面に沿って延在する一対の上梁部と、下屈曲腕に連結されると共に支持面と平行な面に沿って延在する一対の下梁部とを設け、上駆動腕を、一対の上梁部を介して上屈曲腕に連結すると共に、下駆動腕を、一対の下梁部を介して下屈曲腕に連結した場合には、コリオリ力が発生した時にコリオリ力をより大きなモーメントとして上屈曲腕および下屈曲腕にかけることができ、それにより上屈曲腕および下屈曲腕を比較的に大きな振幅で振動させることができる。その結果、角速度の検出精度が向上する。
このように上梁部および下梁部を設けた場合に、上屈曲腕、下屈曲腕、上駆動腕および下駆動腕を互いに平行な方向に延在して形成したときには、コリオリ力によるモーメントを最大にすることができるので、角速度の検出精度がより一層向上する。
また、上駆動腕を上梁部の固定部側に延在して形成すると共に、下駆動腕を下梁部の固定部側に延在して形成したときには、上駆動腕を上梁部の固定部とは反対側に延在して形成すると共に、下駆動腕を下梁部の固定部とは反対側に延在して形成したときと比べて、角速度センサ素子を小型化することができる。また、上駆動腕を上梁部の固定部とは反対側に延在して形成すると共に、下駆動腕を下梁部の固定部とは反対側に延在して形成したときには、上駆動腕および下駆動腕を振動させたときに、これらを比較的大きな振幅で振動させることができるので、角速度の検出精度が向上する。また、上駆動腕を上梁部の固定部側および梁部の固定部とは反対側の双方にそれぞれ延在して形成すると共に、下駆動腕を下梁部の固定部側および梁部の固定部とは反対側の双方にそれぞれ延在して形成した場合には、上駆動腕および下駆動腕を振動させたときに、それに伴って上梁部および下梁部が振動しないようにすることが可能であり、そのようにした場合には、角速度の検出精度が向上する。
また、上駆動腕の上梁部とは反対側の端部に上加重部を連結して形成すると共に、下駆動腕の下梁部とは反対側の端部に下加重部を連結して形成した場合には、上駆動腕および下駆動腕を振動させたときに、これらを比較的大きな振幅で振動させることができるので、角速度の検出精度が向上する。
また、上梁部の幅を上駆動腕および上屈曲腕のいずれか一方の幅よりも広く形成し、下梁部の幅を下駆動腕および下屈曲腕のいずれか一方の幅よりも広く形成した場合や、上梁部の厚さを上駆動腕および上屈曲腕のいずれか一方の厚さよりも厚く形成し、下梁部の厚さを下駆動腕および下屈曲腕のいずれか一方の厚さよりも厚く形成した場合には、上梁部および下梁部の剛性が高くなるので、駆動振動を効率よく上駆動腕および下駆動腕に生じさせることができ、さらに、コリオリ力が発生した時に検出振動を効率よく上屈曲腕および下屈曲腕に生じさせることができる。その結果、角速度の検出精度が向上する。
また、一対の上駆動腕を、上屈曲腕を基準線として線対称に延在して形成し、一対の下駆動腕を、下屈曲腕を基準線として線対称に延在して形成した場合には、左右対称の駆動振動が発生し易くなるので、上駆動腕および下駆動腕を駆動する駆動回路を簡略化することができると共に、上屈曲腕および下屈曲腕の不要振動を低減することができる。また、上屈曲腕と下屈曲腕とを、固定部を通り上屈曲腕の延在方向と直交する直線を基準線として線対称に延在して形成し、一対の上駆動腕と一対の下駆動腕とを、固定部を通り上屈曲腕の延在方向と直交する直線を基準線として線対称に延在して形成した場合には、横方向の加速度による振動と角速度による振動とが区別し易くなるので、角速度の検出精度が向上する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1から図6を参照して、本発明の一実施の形態に係る角速度センサ装置1の構成について以下に説明する。
図1は本実施の形態に係る角速度センサ装置1の内部構成を分解して表す斜視図であり、図2は角速度センサ装置1のA−A矢視方向の断面構成を表す断面図である。この角速度センサ装置1は、互いに重ね合わされたケース4および上蓋部5により形成される内部空間G(図2参照)に、角速度センサ素子2および集積回路素子3を配置したものである。
集積回路素子3は、後述するように、角速度センサ素子2の各駆動腕に設けられた各圧電素子(振動手段)に駆動信号を送信すると共に、角速度センサ素子2の各検出腕に設けられた各圧電素子(出力手段)から出力される検出信号を受信するためのものである。ケース4は、例えば複数のセラミック薄板を積層して形成されており、角速度センサ素子2および集積回路素子3を収容することの可能な階段状の窪みを有している。また、上蓋部5は、例えばケース4と同様のセラミック材料により形成されている。
図1に示したように、ケース4の窪みの最も深いところに環状の集積回路支持部42が形成されており、この集積回路支持部42上に集積回路素子3が配置されている。また、この集積回路支持部42の周囲であって、かつ集積回路支持部42よりも浅いところに環状のセンサ素子支持部41(支持面)が形成されており、この集積回路支持部42上に集積回路支持部42が両持梁状に配置されている。また、このセンサ素子支持部41の周囲であって、かつ窪みの外縁をなす環状の上蓋部支持部43が形成されており、この上蓋部支持部43と上蓋部5とがケース4の窪みを外部から密閉し、内部空間G(図2参照)を形成するように互いに重ね合わされている。
角速度センサ素子2は、図1および図2に示したように、ケース4のセンサ素子支持部41を含む面と平行な面内に沿って形成されたものである。つまり、この角速度センサ素子2は、いわゆる横置き型の素子である。
図3は角速度センサ素子2の上面構成図を、図4は図3のB−B、C−C、D−DおよびE−E矢視方向の断面構成の一例をまとめて1つに表した断面図である。この角速度センサ素子2は、センサ素子支持部41に固定された固定部20と、固定部20の両側(図3では紙面の上側および下側)にそれぞれ連結されると共にセンサ素子支持部41を含む面と平行な面内に延在する北側振動腕21および南側振動腕22とを有している。
ここで、北側とは、固定部20を基準として図3における紙面の上側を指すために便宜的に用いられたものであり、地理上の北側と対応するとは限らない。また、南側とは、固定部20を基準として図3における紙面の下側を指すために便宜的に用いられたものであり、地理上の南側と対応するとは限らない。なお、後述の東側、西側の用語についても北側等と同様の解釈をするものとする。
固定部20は、北側振動腕21および南側振動腕22を内部空間Gの中空に保持するためのものである。この固定部20は、角速度センサ素子2の中央部分に設けられた矩形状の固定中央部20Aを有しており、この固定中央部20Aの東側および西側の双方に一対の固定梁部20Bが連結されている。各固定梁部20Bは東西方向に延在する矩形状となっている。また、固定中央部20Aおよび一対の固定梁部20Bを東西側から挟み込むようにして、一対の固定端部20Cが固定梁部20Bの端部と連結されている。各固定端部20Cは南北方向に延在する矩形状となっている。各固定端部20Cの中央部分が固定梁部20Bの端部と連結されており、各固定端部20Cの底部がケース4のセンサ素子支持部41の上面と接している。これにより、固定中央部20Aおよび固定梁部20Bは固定端部20Cによって内部空間Gの中空に保持されている。
北側振動腕21は、固定中央部20Aの北側に連結されると共に固定部20の北側に延在する北側検出腕23(上屈曲腕)を有している。この北側検出腕23は、後述の北側駆動腕25に働いたコリオリ力によって発生した北側梁部24の歪みが当該北側検出腕23に伝達されてきたときに、この歪みの大きさに応じた振動を発生させるためのものである。
この北側検出腕23の固定中央部20Aとは反対側の端部には、北側梁部24(上梁部)が連結されている。この北側梁部24は、後述の北側駆動腕25に働いたコリオリ力によって発生した北側梁部24の歪みを北側検出腕23に伝達するためのものである。この北側梁部24は、例えば北側検出腕23の延在方向と直交する方向に延在する矩形状となっており、この北側梁部24の中央部分が北側検出腕23と連結されている。なお、北側梁部24は、北側検出腕23の延在方向と所定の角度で交差する折れ線形状となっていてもよい。
この北側梁部24の両端には一対の北側駆動腕25(上駆動腕)がそれぞれ連結されている。各北側駆動腕25は、角速度センサ装置1の搭載された物体がセンサ素子支持部41を含む面と直交する方向を回転軸とする回転運動を行っているときに、この北側駆動腕25にコリオリ力を生じさせるためのものである。各北側駆動腕25は、北側梁部24のうち北側検出腕23とは反対側に延在しており、例えば、北側検出腕23の延在方向と平行な方向に延在する矩形状となっている。なお、各北側駆動腕25は、北側検出腕23の延在方向と所定の角度で交差する方向に延在していてもよい。
各北側駆動腕25の北側梁部24とは反対側の端部には、加重部26が連結されている。ここでの加重部26は、各北側駆動腕25の振動を大きくするためのものである。
他方、南側振動腕22は、固定中央部20Aの南側に連結されると共に固定部20の南側に延在する南側検出腕27(下屈曲腕)を有している。この南側検出腕27は、後述の南側駆動腕29に働いたコリオリ力によって発生した南側梁部28の歪みが当該南側振動腕22に伝達されてきたときに、この歪みの大きさに応じた振動を発生させるためのものである。
この南側検出腕27の固定中央部20Aとは反対側の端部には、南側梁部28(下梁部)が連結されている。この南側梁部28は、後述の南側駆動腕29に働いたコリオリ力によって発生した南側梁部28の歪みを南側検出腕27に伝達するためのものである。この南側梁部28は、例えば南側検出腕27の延在方向と直交する方向に延在する矩形状となっており、この南側梁部28の中央部分が南側検出腕27と連結されている。なお、南側梁部28は、南側検出腕27の延在方向と所定の角度で交差する折れ線形状となっていてもよい。
この南側梁部28の両端には一対の南側駆動腕29(下駆動腕)がそれぞれ連結されている。各南側駆動腕29は、角速度センサ装置1の搭載された物体がセンサ素子支持部41を含む面と直交する方向を回転軸とする回転運動を行っているときに、この南側駆動腕29にコリオリ力を生じさせるためのものである。各南側駆動腕29は、南側梁部28のうち南側検出腕27とは反対側に延在しており、例えば、南側検出腕27の延在方向と平行な方向に延在する矩形状となっている。なお、各南側駆動腕29は、南側検出腕27の延在方向と所定の角度で交差する方向に延在していてもよい。
各南側駆動腕29の南側梁部28とは反対側の端部には、加重部26が連結されている。ここでの加重部26は、各南側駆動腕29の振動振幅を大きくするためのものである。
ここで、上記固定部20、北側検出腕23、北側梁部24、北側駆動腕25、加重部26、南側検出腕27、南側梁部28および南側駆動腕29はそれぞれ、例えば、共通の材料(例えばシリコン)からなり、ウェハをパターニングすることにより一括形成することが可能である。
また、北側検出腕23の表面には、北側検出腕23の延在方向と平行な方向に延在する一対の東側圧電素子23Eおよび西側圧電素子23Wが形成されている。これら東側圧電素子23Eおよび西側圧電素子23Wは、北側検出腕23がケース4のセンサ素子支持部41を含む面と平行な面に沿って振動したときに、その振動を検出するためのものであり、北側検出腕23の延在方向に沿って並んで配置されている。なお、北側検出腕23、東側圧電素子23Eおよび西側圧電素子23Wが、本発明の「上第1振動腕」の一具体例に対応する。
各北側駆動腕25または北側梁部24の表面には、各北側駆動腕25または北側梁部24の延在方向と平行な方向に延在する一対の東側圧電素子25Eおよび西側圧電素子25Wが形成されている。これら東側圧電素子25Eおよび西側圧電素子25Wは、各北側駆動腕25または北側梁部24をケース4のセンサ素子支持部41を含む面と平行な面に沿って振動させるためのものであり、各北側駆動腕25または北側梁部24の延在方向に沿って並んで配置されている。なお、図3では、東側圧電素子25Eおよび西側圧電素子25Wが各北側駆動腕25に形成されている場合が例示されているが、この場合において、北側駆動腕25、東側圧電素子25Eおよび西側圧電素子25Wが、本発明の「上第2振動腕」の一具体例に対応する。
また、南側検出腕27の表面には、南側検出腕27の延在方向と平行な方向に延在する一対の東側圧電素子27Eおよび西側圧電素子27Wが形成されている。これら東側圧電素子27Eおよび西側圧電素子27Wは、南側検出腕27がケース4のセンサ素子支持部41を含む面と平行な面に沿って振動したときに、その振動を検出するためのものであり、南側検出腕27の延在方向に沿って並んで配置されている。なお、南側検出腕27、東側圧電素子27Eおよび西側圧電素子27Wが、本発明の「下第1振動腕」の一具体例に対応する。
各南側駆動腕29または南側梁部28の表面には、各南側駆動腕29または南側梁部28の延在方向と平行な方向に延在する一対の東側圧電素子29Eおよび西側圧電素子29Wが形成されている。これら東側圧電素子29Eおよび西側圧電素子29Wは、各南側駆動腕29または南側梁部28をケース4のセンサ素子支持部41を含む面と平行な面に沿って振動させるためのものであり、各南側駆動腕29または南側梁部28の延在方向に沿って並んで配置されている。なお、図3では、東側圧電素子29Eおよび西側圧電素子29Wが各南側駆動腕29に形成されている場合が例示されているが、この場合において、南側駆動腕29、東側圧電素子29Eおよび西側圧電素子29Wが、本発明の「下第2振動腕」の一具体例に対応する。
ここで、各東側圧電素子23E、東側圧電素子25E、東側圧電素子27Eおよび東側圧電素子29Eは、例えば、図4に示したように、北側検出腕23、北側駆動腕25、南側検出腕27および南側駆動腕29上に、絶縁層23E1、25E1、27E1および29E1と、下部電極23E2、25E2、27E2および29E2と、圧電体23E3、25E3、27E3および29E3と、上部電極23E4、25E4、27E4および29E4とをこの順に積層して形成されたものである。他方、各西側圧電素子23W、西側圧電素子25W、西側圧電素子27Wおよび西側圧電素子29Wは、例えば、図4に示したように、北側検出腕23、北側駆動腕25、南側検出腕27および南側駆動腕29上に、絶縁層23W1、25W1、27W1および29W1と、下部電極23W2、25W2、27W2および29W2と、圧電体23W3、25W3、27W3および29W3と、上部電極23W4、25W4、27W4および29W4とをこの順に積層して形成されたものである。つまり、各東側圧電素子23E、東側圧電素子25E、東側圧電素子27Eおよび東側圧電素子29Eと、各西側圧電素子23W、西側圧電素子25W、西側圧電素子27Wおよび西側圧電素子29Wとは、互いに別体に形成されている。
なお、例えば、図5に示したように、絶縁層23E1、25E1、27E1および29E1と、絶縁層23W1、25W1、27W1および29W1とを共通の絶縁層23−1、25−1、27−1、29−1で形成し、下部電極23E2、25E2、27E2および29E2と、下部電極23W2、25W2、27W2および29W2とを共通の絶縁層23−2、25−2、27−2、29−2で形成し、圧電体23E3、25E3、27E3および29E3と、圧電体23W3、25W3、27W3および29W3とを共通の圧電体23−3、25−3、27−3、29−3で形成してもよい。
ここで、絶縁層23E1、25E1、27E1、29E1、23W1、25W1、27W1、29W1および23−1は、例えばZrO膜およびY膜をこの順に積層して形成されている。下部電極23E2、25E2、27E2、29E2、23W2、25W2、27W2、29W2および23−2は、例えばPt(100)配向膜からなる。圧電体23E3、25E3、27E3、29E3、23W3、25W3、27W3、29W3および23−3は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を含んで形成されている。また、上部電極23E4、25E4、27E4、29E4、23W4、25W4、27W4および29W4は、例えばPt(100)配向膜からなる。
このような構成を備えた角速度センサ装置1では、角速度センサ装置1の搭載された物体が回転運動をしていない場合に、例えば、東側圧電素子25Eおよび西側圧電素子25Wを用いて北側駆動腕25を駆動したときには、図6に角速度センサ素子2の構造を簡略化すると共にその一部を省略して示したように、北側梁部24の延在方向と平行な方向aに北側駆動腕25が主に振動すると共に、南側梁部28の延在方向と平行な方向bに南側駆動腕29が主に振動する。
このとき、例えば、図7に角速度センサ素子2の構造を簡略化すると共にその一部を省略して示したように、角速度センサ装置1の搭載された物体がセンサ素子支持部41を含む面と直交する方向を回転軸とする回転運動rを開始すると、コリオリ力fが東側の北側駆動腕25と西側の北側駆動腕25とにそれぞれ反対向きに働き、さらに、東側の南側駆動腕29と西側の南側駆動腕29とにもそれぞれ反対向きに働く。これにより、一対の北側駆動腕25および北側梁部24と、一対の南側駆動腕29および南側梁部28とが左右非対称に振動し始めると共に、北側検出腕23および南側検出腕27が東西方向cに振動し始める。これにより、このときの北側検出腕23の振動に応じた検出信号を東側圧電素子23Eおよび西側圧電素子23Wから取り出すと共に、南側検出腕27の振動に応じた検出信号を東側圧電素子27Eおよび西側圧電素子27Wから取り出すことにより、各速度を検出することができる。
ところで、本実施の形態では、北側駆動腕25および北側検出腕23を含む振動腕と、南側駆動腕29および南側検出腕27を含む振動腕とが固定部20の両側にそれぞれ連結されているので、上記のようにして角速度を検出している場合、または角速度センサ装置1の搭載された物体が停止もしくは等速運動をしている場合に、横方向から加速度を受けたときには、北側検出腕23および南側検出腕27が同じ方向に変位し、北側検出腕23および南側検出腕27には同位相の振動が発生する。そのため、東側圧電素子23Eおよび西側圧電素子23Wから取り出される検出信号と、東側圧電素子27Eおよび西側圧電素子27Wから取り出される検出信号との差をとることにより、横方向の加速度による振動の出力を相殺し、ノイズを低減することができる。このように、横置き型でありながら、コリオリ力に起因して発生する振動と、横方向から受けた加速度によって生じる振動とを区別することができるので、横方向の加速度の影響をほとんどなくすることができる。
また、本実施の形態では、北側検出腕23と北側駆動腕25との間に北側梁部24が連結されると共に、南側検出腕27と南側駆動腕29との間に南側梁部28が連結されているので、コリオリ力が発生した時にコリオリ力をより大きなモーメントとして北側駆動腕25および南側駆動腕29にかけることができ、それにより北側検出腕23および南側検出腕27を比較的に大きな振幅で振動させることができる。その結果、角速度の検出精度が向上する。
また、本実施の形態では、北側駆動腕25が北側梁部23の固定部20とは反対側に延在して形成されると共に、南側駆動腕29が南側梁部28の固定部20とは反対側に延在して形成されているので、東側圧電素子25Eおよび西側圧電素子25Wによって北側駆動腕25を振動させたとき、および東側圧電素子25Eおよび西側圧電素子25Wによって北側駆動腕25を振動させたときに、北側駆動腕25および南側駆動腕29を比較的大きな振幅で振動させることができる。これにより、角速度の検出感度が向上する。
ここで、北側検出腕23、南側検出腕27、北側駆動腕25および南側駆動腕29を互いに平行な方向に延在して形成したときには、コリオリ力によるモーメントを最大にすることができるので、角速度の検出精度がより一層向上する。
また、一対の北側駆動腕25を、北側検出腕23を基準線として線対称に延在して形成し、一対の南側駆動腕29を、南側検出腕27を基準線として線対称に延在して形成した場合には、左右対称の駆動振動が発生し易くなるので、北側駆動腕25および南側駆動腕29を駆動する駆動回路を簡略化することができると共に、北側検出腕23および南側検出腕27の不要振動を低減することができる。
また、北側検出腕23と南側検出腕27とを、固定中央部20Aを通り北側検出腕23の延在方向と直交する直線を基準線として線対称に延在して形成し、一対の北側駆動腕25と一対の南側駆動腕29とを、固定中央部20Aを通り北側検出腕23の延在方向と直交する直線を基準線として線対称に延在して形成した場合には、横方向の加速度による振動と角速度による振動とが区別し易くなるので、角速度の検出精度が向上する。
また、本実施の形態では、北側駆動腕25の北側梁部24とは反対側の端部に加重部26を連結して形成すると共に、南側駆動腕29の南側梁部28とは反対側の端部に加重部26を連結して形成したので、北側駆動腕25および南側駆動腕29を振動させたときに、これらを比較的大きな振幅で振動させることができる。これにより、角速度の検出精度が向上する。
なお、横方向の加速度の除去を容易にするためには、南北に配置された北側検出腕23および南側検出腕27の振幅および共振周波数を等しくすることが好ましい。こうすることによって、横方向からの加速度によって励振される振動が効率よく打ち消され、ノイズの低減が容易になる。また、横方向の加速度の除去を容易にするためには、南北および東西に配置された一対の北側駆動腕25および一対の南側駆動腕29の振幅および共振周波数もお互いに等しくすることが好ましい。
具体的には、振動する部分の幅、長さ、加重部26の質量や形状を変えることによって、共振周波数や振幅を調整することが可能となるため、これらの調整によって、北側検出腕23および南側検出腕27同士、あるいは一対の北側駆動腕25および一対の南側駆動腕29同士の振幅および共振周波数を等しくすることが望ましい。なかでも、北側検出腕23および南側検出腕27同士、あるいは一対の北側駆動腕25および一対の南側駆動腕29同士を固定部20に対して線対称な形状とすることが最も好ましい。線対称にすることにより、振動がお互いに同じくなるため、ノイズを最も低減しやすくできる。
なお、一対の北側駆動腕25および一対の南側駆動腕29と、北側検出腕23および南側検出腕27との間の共振周波数および振幅については、これらが異なっていることは駆動振動によるノイズを低減させることになるので、お互いの干渉を避けるうえでむしろ好ましく、これらを同じくする必要は特に無い。
また、本実施の形態では、固定部20を介さずに北側駆動腕25および北側検出腕23が連結されると共に、固定部20を介さずに南側駆動腕29および南側検出腕27が連結されているので、固定部20の構造を複雑にしなくても、北側駆動腕25に働いたコリオリ力によって発生する北側梁部24の歪みを北側検出腕23に効率よく伝達することができると共に、南側駆動腕29に働いたコリオリ力によって発生する南側梁部28の歪みを南側検出腕27に効率よく伝達することができる。これにより、固定部20のセンサ素子支持部41への固定を容易にすることができる。
なお、図8に示したように、北側梁部24を北側検出腕23の端部よりも若干固定部20側に連結させ、北側検出腕23の端部を北側梁部24の側面に突出させたり、南側梁部28を南側検出腕27の端部よりも若干固定部20側に連結させ、南側検出腕27の端部を南側梁部28の側面に突出させてもよい。これは、下記の各変形例においても同様である。
また、図3に示したように、北側駆動腕25を北側梁部24の端部よりも若干北側駆動腕25側に連結させ、北側梁部24の端部を北側駆動腕25の側面よりも突出させたり、南側駆動腕29を南側梁部28の端部よりも若干南側検出腕27側に連結させ、南側梁部28の端部を南側駆動腕29の側面よりも突出させてもよい。また、図示しないが、北側駆動腕25を北側梁部24の端部に連結させ、北側梁部24の端部が北側駆動腕25の側面よりも突出しないようにしたり、南側駆動腕29を南側梁部28の端部に連結させ、南側梁部28の端部が南側駆動腕29の側面よりも突出しないようにしてもよい。これは、下記の各変形例においても同様である。
また、図3または図8の構成において、東側圧電素子23E、西側圧電素子23W、東側圧電素子27Eおよび西側圧電素子27Wは、北側検出腕23および南側検出腕27上であれば、北側検出腕23と北側梁部24とが交わる部位や、南側検出腕27と南側梁部28とが交わる部位に配置されていてよい。これは、下記の各変形例においても同様である。
[第1変形例]
上記実施の形態では、北側振動腕25および加重部26を北側梁部24の固定部20とは反対側に連結すると共に、南側振動腕29および加重部26を南側梁部28の固定部20とは反対側に連結していたが、図9の角速度センサ素子6に示したように、北側振動腕25および加重部26を北側梁部24の固定部20側に連結すると共に、南側振動腕29および加重部26を南側梁部28の固定部20側に連結してもよい。この場合にも、上記実施の形態と同様、北側駆動腕25および北側検出腕23からなる振動腕と、南側駆動腕29および南側検出腕27からなる振動腕とが固定部20の両側にそれぞれ連結されているので、横方向の加速度の影響をほとんどなくすることができる。また、上記実施の形態と同様、固定部20を介さずに北側駆動腕25および北側検出腕23が連結されると共に、固定部20を介さずに南側駆動腕29および南側検出腕27が連結されているので、固定部20のセンサ素子支持部41への固定を容易にすることができる。
さらに、この場合には、北側振動腕25を北側梁部24の固定部20とは反対側に連結すると共に、南側振動腕29および加重部26を南側梁部28の固定部20とは反対側に連結した場合(上記実施の形態の場合)と比べて、角速度センサ素子6および角速度センサ装置1を小型化することができる。
なお、この場合には、角速度センサ装置1の搭載された物体が回転運動をしていない場合に、東側圧電素子25Eおよび西側圧電素子25Wを用いて北側駆動腕25を駆動したときには、図10に角速度センサ素子6の構造を簡略化すると共にその一部を省略して示したように、北側梁部24の延在方向と平行な方向aに北側駆動腕25が振動すると共に、南側梁部28の延在方向と平行な方向bに南側駆動腕29が振動する。
このとき、図11に角速度センサ素子6の構造を簡略化すると共にその一部を省略して示したように、角速度センサ装置1の搭載された物体がセンサ素子支持部41を含む面と直交する方向を回転軸とする回転運動rを開始すると、コリオリ力fが東側の北側駆動腕25と西側の北側駆動腕25とにそれぞれ反対向きに働き、さらに、東側の南側駆動腕29と西側の南側駆動腕29とにもそれぞれ反対向きに働く。これにより、一対の北側駆動腕25および北側梁部24と、一対の南側駆動腕29および南側梁部28とが左右非対称に振動し始めると共に、北側検出腕23および南側検出腕27が東西方向cに振動し始めるので、このときの北側検出腕23の振動に応じた検出信号を東側圧電素子23Eおよび西側圧電素子23Wから取り出すと共に、南側検出腕27の振動に応じた検出信号を東側圧電素子27Eおよび西側圧電素子27Wから取り出すことにより、各速度を検出することができる。
[第2変形例]
上記実施の形態では、北側振動腕25および加重部26を北側梁部24の固定部20とは反対側にだけ連結すると共に、南側振動腕29および加重部26を南側梁部28の固定部20とは反対側にだけ連結していたが、図12に本変形例に係る角速度センサ素子7を示したように、北側振動腕25および加重部26を北側梁部24の固定部20とは反対側にだけでなく北側梁部24の固定部20側にも連結すると共に、南側振動腕29および加重部26を南側梁部28の固定部20とは反対側にだけでなく南側振動腕29および加重部26を南側梁部28の固定部20側にも連結してもよい。この場合にも、上記実施の形態と同様、北側駆動腕25および北側検出腕23からなる振動腕と、南側駆動腕29および南側検出腕27からなる振動腕とが固定部20の両側にそれぞれ連結されているので、横方向の加速度の影響をほとんどなくすることができる。また、上記実施の形態と同様、固定部20を介さずに北側駆動腕25および北側検出腕23が連結されると共に、固定部20を介さずに南側駆動腕29および南側検出腕27が連結されているので、固定部20のセンサ素子支持部41への固定を容易にすることができる。
さらに、この場合には、北側振動腕25を振動させたときに北側振動腕25の振動に伴って北側検出腕23だけでなく北側梁部24も振動しないようにすることが可能であり、そのようにした場合には、角速度の検出精度が向上する。
なお、この場合には、角速度センサ装置1の搭載された物体が回転運動をしていない場合に、東側圧電素子25Eおよび西側圧電素子25Wを用いて北側駆動腕25を駆動したときには、図13に角速度センサ素子7の構造を簡略化すると共にその一部を省略して示したように、北側梁部24の延在方向と平行な方向aに4つの北側駆動腕25が振動すると共に、南側梁部28の延在方向と平行な方向bに4つの南側駆動腕29が振動する。
このとき、図14に角速度センサ素子7の構造を簡略化すると共にその一部を省略して示したように、角速度センサ装置1の搭載された物体がセンサ素子支持部41を含む面と直交する方向を回転軸とする回転運動rを開始すると、コリオリ力fが東側の北側駆動腕25と西側の北側駆動腕25とにそれぞれ反対向きに働き、さらに、東側の南側駆動腕29と西側の南側駆動腕29とにもそれぞれ反対向きに働く。これにより、一対の北側駆動腕25および北側梁部24と、一対の南側駆動腕29および南側梁部28とが左右非対称に振動し始めると共に、北側検出腕23および南側検出腕27が東西方向cに振動し始めるので、このときの北側検出腕23の振動に応じた検出信号を東側圧電素子23Eおよび西側圧電素子23Wから取り出すと共に、南側検出腕27の振動に応じた検出信号を東側圧電素子27Eおよび西側圧電素子27Wから取り出すことにより、各速度を検出することができる。
[第3変形例]
上記実施の形態の北側梁部24および南側梁部28を剛体により構成してもよい。この場合には、東側圧電素子25Eおよび西側圧電素子25Wを用いて北側駆動腕25を振動させたときに北側駆動腕25の振動に伴って北側検出腕23だけでなく北側梁部24も振動せず、東側圧電素子29Eおよび西側圧電素子29Wを用いて南側駆動腕29を振動させたときに南側駆動腕29の振動に伴って南側検出腕27だけでなく南側梁部28も振動しない。これにより、角速度の検出精度が向上する。
このとき、図15の角速度センサ素子8に示したように、北側検出腕23の北側梁部24との連結部分に袴部23Aを設けると共に、南側検出腕27の南側梁部28との連結部分に袴部27Aを設けてもよい。
また、図16に示したように、北側検出腕23のうち東側圧電素子23Eおよび西側圧電素子23Wの設けられている部位またはその近傍に窪み23Bを設けると共に、南側検出腕27のうち東側圧電素子27Eおよび西側圧電素子27Wの設けられている部位またはその近傍に窪み27Bを設けてもよい。また、図17に示したように、北側検出腕23の両端に袴部23Aを設け、これにより北側検出腕23のうち東側圧電素子23Eおよび西側圧電素子23Wの設けられている部位またはその近傍に窪みを形成すると共に、南側検出腕27の両端に袴部27Aを設け、これにより南側検出腕27のうち東側圧電素子27Eおよび西側圧電素子27Wの設けられている部位またはその近傍に窪みを形成するようにしてもよい。また、図18に示したように、北側検出腕23の固定中央部20Aとの連結部分に窪み23Bを設けると共に、南側検出腕27の固定中央部20Aとの連結部分に窪み27Bを設けてもよい。
また、北側梁部24の幅を北側駆動腕25および北側検出腕23のいずれか一方の幅よりも広く形成し、南側梁部28の幅を南側駆動腕29および南側検出腕27のいずれか一方の幅よりも広く形成したり、北側梁部24の厚さを北側駆動腕25および北側検出腕23のいずれか一方の厚さよりも厚く形成し、南側梁部28の厚さを南側駆動腕29および南側検出腕27のいずれか一方の厚さよりも厚く形成することが可能である。このようにした場合には、北側梁部24および南側梁部28の剛性が高くなるので、駆動振動を効率よく北側駆動腕25および南側駆動腕29に生じさせることができ、さらに、コリオリ力が発生した時に検出振動を効率よく北側検出腕23および南側検出腕27に生じさせることができる。その結果、角速度の検出精度が向上する。
[第4変形例]
上記実施の形態では、北側振動腕25および加重部26を北側梁部24の固定部20とは反対側に連結すると共に、南側振動腕29および加重部26を南側梁部28の固定部20とは反対側に連結していたが、図19の角速度センサ素子9に示したように、北側振動腕25、加重部26、南側振動腕29をなくして、北側梁部24の両端側に一対の北側圧電素子24Nおよび南側圧電素子24Sと、南側梁部28の両端側に一対の北側圧電素子28Nおよび南側圧電素子28Sとを設けてもよい。この場合にも、上記実施の形態と同様に、北側検出腕23および振動腕として作用する北側梁部24と、南側検出腕27および振動腕として作用する南側梁部28とが固定部20の両側にそれぞれ連結されているので、横方向の加速度の影響をほとんどなくすることができる。また、上記実施の形態と同様に、固定部20を介さずに北側検出腕23および振動腕として作用する北側梁部24が連結されると共に、固定部20を介さずに南側検出腕27および振動腕として作用する南側梁部28が連結されているので、固定部20のセンサ素子支持部41への固定を容易にすることができる。なお、北側検出腕23および南側検出腕27のそれぞれの両端部に、上記加重部26と同様のものを連結してもよい。
なお、この場合には、角速度センサ装置1の搭載された物体が回転運動をしていない場合に、北側圧電素子24Nおよび南側圧電素子24Sを用いて北側梁部24を駆動すると共に、北側圧電素子28Nおよび南側圧電素子28Sを用いて南側梁部28を駆動したときには、図20に角速度センサ素子9の構造を簡略化すると共に角速度センサ素子9の構成要素の一部を省略して示したように、北側検出腕23の延在方向と平行な方向dに北側梁部24が振動すると共に、南側検出腕27の延在方向と平行な方向eに北側梁部24が振動する。
このとき、図21に角速度センサ素子9の構造を簡略化すると共にその一部を省略して示したように、角速度センサ装置1の搭載された物体がセンサ素子支持部41を含む面と直交する方向を回転軸とする回転運動rを開始すると、コリオリ力fが北側梁部24の両端にそれぞれ反対向きに働き、さらに、南側梁部28の両端にもそれぞれ反対向きに働く。これにより、北側梁部24と南側梁部28とが左右非対称に振動し始めると共に、北側検出腕23および南側検出腕27が東西方向cに振動し始めるので、このときの北側検出腕23の振動に応じた検出信号を東側圧電素子23Eおよび西側圧電素子23Wから取り出すと共に、南側検出腕27の振動に応じた検出信号を東側圧電素子27Eおよび西側圧電素子27Wから取り出すことにより、各速度を検出することができる。
以上、実施の形態および変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明は、これらの実施の形態等に限定されず、種々変形可能である。
本発明の一実施の形態に係る角速度センサ装置の分解斜視図である。 図1のA−A矢視方向の断面構成図である。 図1の角速度センサ素子の上面構成図である。 図3のB−B、C−C、D−D、E−E矢視方向の断面構成図である。 図4の変形例を説明するための断面構成図である。 図1の角速度センサ素子に回転運動が印加されていないときの動作を説明するために簡略化して表した上面構成図である。 図1の角速度センサ素子に回転運動が印加されているときの動作を説明するために簡略化して表した上面構成図である。 図1の角速度センサ装置の一変形例の上面構成図である。 第1変形例に係る角速度センサ素子の上面構成図である。 図9の角速度センサ素子に回転運動が印加されていないときの動作を説明するために簡略化して表した上面構成図である。 図9の角速度センサ素子に回転運動が印加されているときの動作を説明するために簡略化して表した上面構成図である。 第2変形例に係る角速度センサ素子の上面構成図である。 図12の角速度センサ素子に回転運動が印加されていないときの動作を説明するために簡略化して表した上面構成図である。 図12の角速度センサ素子に回転運動が印加されているときの動作を説明するために簡略化して表した上面構成図である。 第3変形例に係る角速度センサ素子の上面構成図である。 図15の一変形例に係る角速度センサ素子の上面構成図である。 図15の他の変形例に係る角速度センサ素子の上面構成図である。 図15のその他の変形例に係る角速度センサ素子の上面構成図である。 第4変形例に係る角速度センサ素子の上面構成図である。 図19の角速度センサ素子に回転運動が印加されていないときの動作を説明するために簡略化して表した上面構成図である。 図19の角速度センサ素子に回転運動が印加されているときの動作を説明するために簡略化して表した上面構成図である。 従来の角速度センサ素子の上面構成図である。
符号の説明
1…角速度センサ装置、2,6,7,8,9…角速度センサ素子、3…集積回路素子、4…ケース、5…上蓋部、20…固定部、20A…固定中央部、20B…固定梁部、20C…固定端部、21…北側振動腕、22…南側振動腕、23…北側検出腕、23A,27A…袴部、23E,25E,27E,29E…東側圧電素子、23E1,25E1,27E1,29E1,23W1,25W1,27W1,29W1,23−1…絶縁層、23E2,25E2,27E2,29E2,23W2,25W2,27W2,29W2,23−2…下部電極、23E3,25E3,27E3,29E3,23W3,25W3,27W3,29W3,23−3…圧電体、23E4,25E4,27E4,29E4,23W4,25W4,27W4,29W4…上部電極、23W,25W,27W,29W…西側圧電素子、24…北側梁部、24N…北側圧電素子、24S…南側圧電素子、26…加重部、28…南側梁部、41…センサ素子支持部、42…集積回路支持部、43…上蓋部支持部、a,b,c,d…振動方向、f…コリオリ力、G…内部空間、r…回転運動方向。

Claims (20)

  1. 支持面に固定される固定部と、
    前記固定部の両側に連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在する上屈曲腕および下屈曲腕と、
    前記上屈曲腕に連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在する一対の上駆動腕と、
    前記下屈曲腕に連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在する一対の下駆動腕と
    を備えることを特徴とする角速度センサ素子。
  2. 前記上屈曲腕に連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在する上梁部と、
    前記下屈曲腕に連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在する下梁部と
    を備え、
    前記上駆動腕は、前記上梁部を介して前記上屈曲腕に連結され、
    前記下駆動腕は、前記下梁部を介して前記下屈曲腕に連結されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の角速度センサ素子。
  3. 前記上屈曲腕に連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在する一対の上梁部と、
    前記下屈曲腕に連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在する一対の下梁部と
    を備え、
    前記上駆動腕は、前記一対の上梁部を介して前記上屈曲腕に連結され、
    前記下駆動腕は、前記一対の下梁部を介して前記下屈曲腕に連結されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の角速度センサ素子。
  4. 前記上屈曲腕、前記下屈曲腕、前記上駆動腕および前記下駆動腕は互いに平行な方向に延在している
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の角速度センサ素子。
  5. 前記上駆動腕は、前記上梁部の前記固定部側に延在し、
    前記下駆動腕は、前記下梁部の前記固定部側に延在している
    ことを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の角速度センサ素子。
  6. 前記上駆動腕は、前記上梁部の前記固定部とは反対側に延在し、
    前記下駆動腕は、前記下梁部の前記固定部とは反対側に延在している
    ことを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の角速度センサ素子。
  7. 前記上駆動腕は、前記上梁部の前記固定部側および前記梁部の前記固定部とは反対側の双方にそれぞれ延在し、
    前記下駆動腕は、前記下梁部の前記固定部側および前記梁部の前記固定部とは反対側の双方にそれぞれ延在している
    ことを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の角速度センサ素子。
  8. 前記上駆動腕の前記上梁部とは反対側の端部に上加重部が連結され、
    前記下駆動腕の前記下梁部とは反対側の端部に下加重部が連結されている
    ことを特徴とする請求項2ないし請求項7のいずれか一項に記載の角速度センサ素子。
  9. 前記上梁部の幅は、前記上駆動腕および前記上屈曲腕のいずれか一方の幅よりも広く、
    前記下梁部の幅は、前記下駆動腕および前記下屈曲腕のいずれか一方の幅よりも広い
    ことを特徴とする請求項2ないし請求項8のいずれか一項に記載の角速度センサ素子。
  10. 前記上梁部の厚さは、前記上駆動腕および前記上屈曲腕のいずれか一方の厚さよりも厚く、
    前記下梁部の厚さは、前記下駆動腕および前記下屈曲腕のいずれか一方の厚さよりも厚い
    ことを特徴とする請求項2ないし請求項8のいずれか一項に記載の角速度センサ素子。
  11. 前記一対の上駆動腕は、前記上屈曲腕を基準線として線対称に延在し、
    前記一対の下駆動腕は、前記下屈曲腕を基準線として線対称に延在する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の角速度センサ素子。
  12. 前記上屈曲腕と前記下屈曲腕とは、前記固定部を通り前記上屈曲腕の延在方向と直交する直線を基準線として線対称に延在し、
    前記一対の上駆動腕と前記一対の下駆動腕とは、前記固定部を通り前記上屈曲腕の延在方向と直交する直線を基準線として線対称に延在する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか一項に記載の角速度センサ素子。
  13. 前記上屈曲腕上に形成されると共に前記上屈曲腕の延在方向に沿って並んで配置された一対の上第1電極と、
    前記下屈曲腕上に形成されると共に前記下屈曲腕の延在方向に沿って並んで配置された一対の下第1電極と、
    前記上駆動腕上に形成されると共に前記上駆動腕の延在方向に沿って並んで配置された一対の上第2電極と、
    前記下駆動腕上に形成されると共に前記下駆動腕の延在方向に沿って並んで配置された一対の下第2電極と
    を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の角速度センサ素子。
  14. 支持面に固定される固定部と、
    前記固定部の両側に連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在し、かつ第1電極を有する上第1振動腕および下第1振動腕と、
    前記上第1振動腕に連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在し、かつ第2電極を有する一対の上第2振動腕と、
    前記下第1振動腕に連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在し、かつ第3電極を有する一対の下第2振動腕と
    を備えることを特徴とする角速度センサ素子。
  15. 前記上第1振動腕に連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在する上梁部と、
    前記下第1振動腕に連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在する下梁部と
    を備え、
    前記上第2振動腕は、前記上梁部を介して前記上第1振動腕に連結され、
    前記下第2振動腕は、前記下梁部を介して前記下第1振動腕に連結されている
    ことを特徴とする請求項14に記載の角速度センサ素子。
  16. 前記上第1振動腕に連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在する一対の上梁部と、
    前記下第1振動腕に連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在する一対の下梁部と
    を備え、
    前記上第2振動腕は、前記一対の上梁部を介して前記上第1振動腕に連結され、
    前記下第2振動腕は、前記一対の下梁部を介して前記下第1振動腕に連結されている
    ことを特徴とする請求項14に記載の角速度センサ素子。
  17. 前記一対の上第2振動腕は、前記上第1振動腕を基準線として線対称に延在し、
    前記一対の下第2振動腕は、前記下第1振動腕を基準線として線対称に延在する
    ことを特徴とする請求項14ないし請求項16のいずれか一項に記載の角速度センサ素子。
  18. 前記上第1振動腕と前記下第1振動腕とは、前記固定部を通り前記上第1振動腕の延在方向と直交する直線を基準線として線対称に延在し、
    前記一対の上第2振動腕と前記一対の下第2振動腕とは、前記固定部を通り前記上第1振動腕の延在方向と直交する直線を基準線として線対称に延在する
    ことを特徴とする請求項14ないし請求項17のいずれか一項に記載の角速度センサ素子。
  19. 互いに重ね合わされたケースおよび上蓋部により形成される内部空間に、角速度センサ素子および集積回路素子を備えた角速度センサ装置であって、
    前記角速度センサ素子は、
    前記ケースの表面または前記集積回路素子の表面に固定された固定部と、
    前記固定部の両側に連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在する上屈曲腕および下屈曲腕と、
    前記上屈曲腕に連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在する一対の上駆動腕と、
    前記下屈曲腕に連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在する一対の下駆動腕と
    を備え、
    前記集積回路素子は、前記一対の上駆動腕および前記一対の下駆動腕に駆動信号を送信すると共に、前記上屈曲腕および前記下屈曲腕から出力される検出信号を受信する
    ことを特徴とする角速度センサ装置。
  20. 互いに重ね合わされたケースおよび上蓋部により形成される内部空間に、角速度センサ素子および集積回路素子を備えた角速度センサ装置であって、
    前記角速度センサ素子は、
    前記ケースの表面または前記集積回路素子の表面に固定された固定部と、
    前記固定部の両側に連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在し、かつ第1電極を有する上第1振動腕および下第1振動腕と、
    前記上第1振動腕に連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在し、かつ第2電極を有する一対の上第2振動腕と、
    前記下第1振動腕に連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在し、かつ第3電極を有する一対の下第2振動腕と
    を備え、
    前記集積回路素子は、前記第2電極および前記第3電極に駆動信号を送信すると共に、前記第1電極から出力される検出信号を受信する
    ことを特徴とする角速度センサ装置。
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