JP5023708B2 - 角速度センサ素子および角速度センサ装置 - Google Patents

角速度センサ素子および角速度センサ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5023708B2
JP5023708B2 JP2007008151A JP2007008151A JP5023708B2 JP 5023708 B2 JP5023708 B2 JP 5023708B2 JP 2007008151 A JP2007008151 A JP 2007008151A JP 2007008151 A JP2007008151 A JP 2007008151A JP 5023708 B2 JP5023708 B2 JP 5023708B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
detection
angular velocity
arms
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007008151A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008175632A (ja
Inventor
隆男 野口
健一 遠池
健 海野
達男 浪川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2007008151A priority Critical patent/JP5023708B2/ja
Priority to US11/987,996 priority patent/US7975545B2/en
Publication of JP2008175632A publication Critical patent/JP2008175632A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5023708B2 publication Critical patent/JP5023708B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、物体の角速度を検出する角速度センサ素子およびそれを備えた角速度センサ装置に関する。
従来から、角速度センサ素子は、船舶、航空機、ロケット等の姿勢を自律制御する技術に使用されているが、最近では、カーナビゲーションシステム、デジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話等の小型の電子機器にも搭載されるようになってきている。それに伴い、角速度センサ素子の更なる小型化、低背化(薄型化)が要請されており、長手方向(検出軸方向)が鉛直方向と平行となっていた従来の縦置き型の角速度センサ素子(例えば特許文献1参照)に代わって、長手方向が鉛直方向と直交する横置き型の角速度センサ素子(例えば特許文献2参照)が提案されている。
特開2003−227719号公報 特許第3694160号 特開平8−128833号公報 特開2005−106481号公報
しかし、上記特許文献2,3の技術では、角速度センサ素子が横方向(水平面内において長手方向と直交する方向)から加速度を受けたときに、検出腕の振動が物体の回転による角速度によって生じたものなのか、横方向から受けた加速度によって生じたものなのかを区別することができない。
そこで、図15の角速度センサ素子100に示したように、固定部110の両側(紙面の上下方向)に一対の検出腕120を設けると共に、固定部110のうち検出腕120と直交する方向(紙面の左右方向)に一対の連結腕130を設け、さらにその一対の連結腕130のそれぞれの端部に、検出腕120の延在方向と平行な方向に延在する一対の駆動腕140を設けることが考えられる。確かに、この場合には、横方向から受けた加速度成分を除去することが可能であるが、固定部110を介して駆動腕140と検出腕120とが結合されているので、固定部110を支持面(図示せず)に強く固定してしまうと、駆動腕140に働いたコリオリ力によって発生した歪みが固定部110を介して検出腕120に効率よく伝達され難くなってしまい、逆に、固定部110を支持面に弱くと固定すると、駆動腕140を駆動しているときに、固定部110だけでなく検出腕120までもがぐらついてしまうという問題がある。
この問題に対して、特許文献4では、水平面内で撓曲可能な複数のブリッジで一体に結合された取付支持部(図示せず)を固定部110の内部に設ける技術が提案されている。これにより、駆動腕140に働いたコリオリ力によって発生した連結腕130の歪みを固定部110を介して検出腕120に効率よく伝達することができる、としている。しかし、固定部110をこのような複雑な構造にすると、固定部110の固定が容易ではないという問題がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、横方向の加速度の影響を除去し易く、かつ固定部の固定が容易な、横置き型の角速度センサ素子およびそれを備えた角速度センサ装置を提供することにある。
本発明の角速度センサ素子は、支持面に固定される固定部と、固定部に上下対称となるように連結されると共に支持面と平行な面に沿って延在する一対の連結腕と、連結腕に上下対称となるように2つずつ連結されると共に支持面と平行な面に沿って延在し、かつそれぞれが第1の圧電素子を有する4つの検出腕とを備えている。本発明の角速度センサ素子は、また、各検出腕に左右対称となるように1つずつ連結されると共に支持面と平行な面に沿って固定部側に延在し、かつそれぞれが第2の圧電素子を有する4つの第1の駆動腕と、各検出腕に左右対称となるように1つずつ連結されると共に支持面と平行な面に沿って固定部とは反対側に延在し、かつそれぞれが第3の圧電素子を有する4つの第2の駆動腕とを備えている。本発明の角速度センサ素子は、さらに、各第1の駆動腕および各第2の駆動腕のうち、検出腕とは反対側の端部に1つずつ連結された4つの加重部を備えている。なお、「連結」とは、両者が機械的に接合されている場合や、一体に形成されている場合を含む概念であり、また、直接的にまたは間接的に連結されている場合を含むものである。
また、本発明の角速度センサ装置は、上記角速度センサ素子および集積回路素子を備えており、上記集積回路素子は、各第2の圧電素子および各第3の圧電素子に駆動信号をそれぞれ送信すると共に、各第1の圧電素子からそれぞれ出力される検出信号を受信するようになっている。
本発明の角速度センサ素子および角速度センサ装置では、固定部を介さずに検出腕と第1の駆動腕とが連結されると共に検出腕と第2の駆動腕とが連結されているので、各第1の駆動腕および各第2の駆動腕に働いたコリオリ力によって発生する歪みが固定部を介さずに検出腕に直接伝達される。また、2つの検出腕および2つの第1の駆動腕からなる腕と、2つの検出腕および2つの第2の駆動腕からなる腕とが固定部の両側にそれぞれ連結されているので、検出腕において、コリオリ力に起因して発生する振動と、横方向から受けた加速度によって生じる振動とを区別しやすい。
また、連結腕の幅を当該連結腕に連結された検出腕の幅よりも広く形成することが可能である。また、連結腕の厚さを当該連結腕に連結された検出腕の厚さよりも厚く形成することが可能である。
本発明の角速度センサ素子および角速度センサ装置によれば、固定部を介さずに検出腕と第1の駆動腕とを連結すると共に検出腕と第2の駆動腕とを連結するようにしたので、固定部の構造を複雑にしなくても、各第1の駆動腕および各第2の駆動腕に働いたコリオリ力によって発生する歪みを検出腕に効率よく伝達することができる。これにより、固定部の支持面への固定を容易にすることができる。また、2つの検出腕および2つの第1の駆動腕からなる腕と、2つの検出腕および2つの第2の駆動腕からなる腕とを固定部の両側にそれぞれ連結するようにしたので、横置き型でありながら、検出腕において、コリオリ力に起因して発生する振動と、横方向から受けた加速度によって生じる振動とを区別し易くなる。これにより、横方向の加速度の影響が取り除き易くなる。
このとき、第1の駆動腕および第2の駆動腕を互いに平行な方向に延在して形成したときには、コリオリ力によるモーメントを最大にすることができるので、角速度の検出精度がより一層向上する。
また、各第1の駆動腕を検出腕の固定部側に延在して形成すると共に、各第2の駆動腕を検出腕の固定部とは反対側に延在して形成した場合には、各第1の駆動腕および各第2の駆動腕を振動させたときに、それに伴って検出腕が振動しないようにすることが可能であり、そのようにした場合には、角速度の検出精度が向上する。
また、各第1の駆動腕および各第2の駆動腕のうち、検出腕とは反対側の端部に1つずつ加重部を連結した場合には、各第1の駆動腕および各第2の駆動腕を振動させたときに、これらを比較的大きな振幅で振動させることができるので、角速度の検出精度が向上する。
また、連結腕の幅を当該連結腕に連結された検出腕の幅よりも広く形成した場合や、連結腕の厚さを当該連結腕に連結された検出腕の厚さよりも厚く形成した場合には、連結腕の剛性が高くなるので、駆動振動を効率よく各第1の駆動腕および各第2の駆動腕に生じさせることができ、さらに、コリオリ力が発生した時に検出振動を効率よく連結腕に生じさせることができる。その結果、角速度の検出精度が向上する。
また、各第1の駆動腕を、連結腕の中心を対称軸として線対称に延在して形成し、各第2の駆動腕を、連結腕の中心を対称軸として線対称に延在して形成した場合には、左右対称の駆動振動が発生し易くなるので、各第1の駆動腕および各第2の駆動腕を駆動する駆動回路を簡略化することができると共に、連結腕の不要振動を低減することができる。また、一対の連結腕を、固定部を通り連結腕の延在方向と直交する直線を対称軸として線対称に延在して形成し、第1の駆動腕と第2の駆動腕とを、固定部を通り連結腕の延在方向と直交する直線を対称軸として線対称に延在して形成した場合には、横方向の加速度による振動と角速度による振動とが区別し易くなるので、角速度の検出精度が向上する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1から図6を参照して、本発明の一実施の形態に係る角速度センサ装置1の構成について以下に説明する。
図1は本実施の形態に係る角速度センサ装置1の内部構成を分解して表す斜視図であり、図2は角速度センサ装置1のA−A矢視方向の断面構成を表す断面図である。この角速度センサ装置1は、互いに重ね合わされたケース4および上蓋部5により形成される内部空間G(図2参照)に、角速度センサ素子2および集積回路素子3を配置したものである。
集積回路素子3は、後述するように、角速度センサ素子2の各駆動腕に設けられた各圧電素子に駆動信号を送信すると共に、角速度センサ素子2の各検出腕に設けられた各圧電素子から出力される検出信号を受信するためのものである。ケース4は、例えば複数のセラミック薄板を積層して形成されており、角速度センサ素子2および集積回路素子3を収容することの可能な階段状の窪みを有している。また、上蓋部5は、例えばケース4と同様のセラミック材料により形成されている。
図1に示したように、ケース4の窪みの最も深いところに環状の集積回路支持部42が形成されており、この集積回路支持部42上に集積回路素子3が配置されている。また、この集積回路支持部42の周囲であって、かつ集積回路支持部42よりも浅いところに環状のセンサ素子支持部41(支持面)が形成されており、この集積回路支持部42上に集積回路支持部42が両持梁状に配置されている。また、このセンサ素子支持部41の周囲であって、かつ窪みの外縁をなす環状の上蓋部支持部43が形成されており、この上蓋部支持部43と上蓋部5とがケース4の窪みを外部から密閉し、内部空間G(図2参照)を形成するように互いに重ね合わされている。
角速度センサ素子2は、図1および図2に示したように、ケース4のセンサ素子支持部41を含む面と平行な面内に沿って形成されたものである。つまり、この角速度センサ素子2は、いわゆる横置き型の素子である。
図3は角速度センサ素子2の上面構成図を、図4は図3のA−B、B−B、C−CおよびD−D矢視方向の断面構成の一例をまとめて1つに表した断面図である。この角速度センサ素子2は、センサ素子支持部41に固定された固定部20と、固定部20の両側(図3では紙面の上側および下側)にそれぞれ連結された上連結腕21および下連結腕22と、上連結腕21に連結された一対の上検出腕23と、下連結腕22に連結された一対の下検出腕24と、各上検出腕23に連結された上駆動腕25と、各下検出腕24に連結された下駆動腕26と、各上駆動腕25に連結された上加重部27と、各下駆動腕26に連結された下加重部28とを有している。つまり、上連結腕21、上検出腕23、上駆動腕25および上加重部27からなる腕と、下連結腕22、下検出腕24、下駆動腕26および下加重部28からなる腕とが固定部20の両側に設けられている。
ここで、上連結腕21、上検出腕23、上駆動腕25および上加重部27のそれぞれの名称に含まれる「上」とは、固定部20の中心を対称軸として図3における紙面の上側に設けられていることを説明するために便宜的に用いられたものであり、高さ方向を指すものではない。また、下連結腕22、下検出腕24、下駆動腕26および下加重部28の名称に含まれる「下」とは、固定部20の中心を対称軸として図3における紙面の下側に設けられていることを説明するために便宜的に用いられたものであり、高さ方向を指すものではない。
固定部20は、上記した上連結腕21から下加重部28までの各要素を内部空間Gの中空に保持するためのものである。この固定部20は、角速度センサ素子2の中央部分に設けられた矩形状の固定中央部20Aを有しており、この固定中央部20Aの両側(図3では紙面の右側および左側)に一対の固定梁部20Bが連結されている。各固定梁部20Bは上検出腕21および下検出腕22の延在方向と直交する方向に延在する矩形状となっている。また、固定中央部20Aを一対の固定梁部20Bを介して挟み込むようにして、一対の固定端部20Cが一対の固定梁部20Bのそれぞれの端部と連結されている。各固定端部20Cは上検出腕21および下検出腕22の延在方向に延在する矩形状となっている。各固定端部20Cの中央部分が固定梁部20Bの端部と連結されており、各固定端部20Cの底部がケース4のセンサ素子支持部41の上面と接している。これにより、固定中央部20Aおよび固定梁部20Bは固定端部20Cによって内部空間Gの中空に保持されている。
なお、固定部20は図3に例示した形状および大きさに限られるものではなく、上検出腕21、下検出腕22および一対の上駆動腕23を内部空間Gの中空に保持することが可能であればどのような形状および大きさであってもよい。
上連結腕21は、上記した上検出腕23、上駆動腕25および上加重部27を内部空間Gの中空に保持するためのものである。この上連結腕21は、固定中央部20Aの一の側面(図3では上側の側面)に連結されており、センサ素子支持部41を含む面と平行な面内に延在すると共に固定中央部20Aから遠ざかる方向に延在して形成されている。
上連結腕21は、例えば、その幅が上検出腕23および上駆動腕25のいずれの幅よりも広くなるように形成されていたり、その厚さが上検出腕23および上駆動腕25のいずれの厚さよりも厚くなるように形成されている。これにより、この上連結腕21は、上検出腕23および上駆動腕25よりも高い剛性を有している。
下連結腕22は、上記した下検出腕24、下駆動腕26および下加重部28を内部空間Gの中空に保持するためのものである。この下連結腕22は、固定中央部20Aの上連結腕21とは反対側の他の側面に連結されており、センサ素子支持部41を含む面と平行な面内に延在すると共に固定中央部20Aから遠ざかる方向に延在して形成されている。
下連結腕22は、例えば、その幅が下検出腕24および下駆動腕26のいずれの幅よりも広くなるように形成されていたり、その厚さが下検出腕24および下駆動腕26のいずれの厚さよりも厚くなるように形成されている。これにより、この下連結腕22は、下検出腕24および下駆動腕26よりも高い剛性を有している。
なお、上連結腕21および下連結腕22は、互いに平行な方向に延在していることが好ましいが、互いに所定の角度で交差する方向に延在していてもよい。また、上連結腕21および下連結腕22は、固定中央部20Aを通り上連結腕21の延在方向と直交する直線を対称軸として線対称に延在して形成されていることが好ましい。
上検出腕23は、一対の上駆動腕25に働いたコリオリ力によって発生した上駆動腕25の歪みが当該上検出腕23に伝達されてきたときに、この歪みの大きさに応じた振動を発生させるためのものである。上検出腕23は、上連結腕21の固定中央部20Aとは反対側の端部(図3参照)またはその近傍(図4参照)に連結されており、この上検出腕23の両端部を除く部位が上連結腕21に連結されている。
下検出腕24は、一対の下駆動腕26に働いたコリオリ力によって発生した下駆動腕26の歪みが当該下検出腕24に伝達されてきたときに、この歪みの大きさに応じた振動を発生させるためのものである。下連結腕22の固定中央部20Aとは反対側の端部(図3参照)またはその近傍(図4参照)に連結されており、この下検出腕24の両端部を除く部位が下連結腕22に連結されている。
なお、上検出腕23および下検出腕24は、互いに平行な方向に延在していることが好ましいが、互いに所定の角度で交差する方向に延在していてもよい。また、上検出腕23および下検出腕24は、固定中央部20Aを通り上検出腕23の延在方向と直交する直線を対称軸として線対称に延在して形成されていることが好ましい。
上駆動腕25は、角速度センサ装置1の搭載された物体がセンサ素子支持部41を含む面と直交する方向(図3では紙面の垂直方向)を回転軸とする回転運動を行っているときに、この上駆動腕25にコリオリ力を生じさせるためのものである。各上駆動腕25は、上検出腕23の両端部またはその近傍に連結されており、センサ素子支持部41を含む面と平行な面内に延在すると共に固定中央部20Aから遠ざかる方向に延在して形成されている。
なお、各上駆動腕25は、互いに平行な方向に延在していることが好ましいが、互いに所定の角度で交差する方向に延在していてもよい。また、各上駆動腕25は、上連結腕21を対称軸として線対称に延在して形成されていることが好ましい。また、上連結腕21および各上駆動腕25が、互いに平行な方向に延在していることが好ましいが、互いに所定の角度で交差する方向に延在していてもよい。
下駆動腕26は、角速度センサ装置1の搭載された物体がセンサ素子支持部41を含む面と直交する方向(図3では紙面の垂直方向)を回転軸とする回転運動を行っているときに、この下駆動腕26にコリオリ力を生じさせるためのものである。各下駆動腕26は、下検出腕24の両端部またはその近傍に連結されており、センサ素子支持部41を含む面と平行な面内に延在すると共に固定中央部20Aから遠ざかる方向に延在して形成されている。
なお、各下駆動腕26は、互いに平行な方向に延在していることが好ましいが、互いに所定の角度で交差する方向に延在していてもよい。また、各下駆動腕26は、下連結腕22を対称軸として線対称に延在して形成されていることが好ましい。また、下連結腕22および各下駆動腕26はが、互いに平行な方向に延在していることが好ましいが、互いに所定の角度で交差する方向に延在していてもよい。
また、各上駆動腕25と各下駆動腕26とが、互いに平行な方向に延在していることが好ましい。また、各上駆動腕25と各下駆動腕26とが、固定中央部20Aを通り上連結腕21の延在方向と直交する直線を対称軸として線対称に延在して形成されていることが好ましい。
各上駆動腕25の上検出腕23とは反対側の端部またはその近傍には、上加重部27が連結されている。この上加重部27は、各上駆動腕25の振動を大きくするためのものである。また、各下駆動腕26の下検出腕24とは反対側の端部またはその近傍には、下加重部28が連結されている。この下加重部28は、各下駆動腕26の振動を大きくするためのものである。
ここで、固定部20、上連結腕21、下連結腕22、上検出腕23、下検出腕24、上駆動腕25、下駆動腕26、上加重部27および下加重部28はそれぞれ、例えば、共通の材料(例えばシリコン)からなり、ウェハをパターニングすることにより一括形成することが可能である。
また、各上検出腕23の表面には、各上検出腕23の延在方向と平行な方向に延在する一対の圧電素子23A,23Bが形成されている。これら一対の圧電素子23A,23Bは、各上検出腕23がケース4のセンサ素子支持部41を含む面と平行な面に沿って振動したときに、その振動を検出するためのものであり、各上検出腕23の延在方向に沿って並んで配置されていることが好ましい。
また、各下検出腕24の表面には、各下検出腕24の延在方向と平行な方向に延在する一対の圧電素子24A,24Bが形成されている。これら一対の圧電素子24A,24Bは、各下検出腕24がケース4のセンサ素子支持部41を含む面と平行な面に沿って振動したときに、その振動を検出するためのものであり、各下検出腕24の延在方向に沿って並んで配置されていることが好ましい。
また、各上駆動腕25の表面には、各上駆動腕25の延在方向と平行な方向に延在する一対の圧電素子25A,25Bが形成されている。これら一対の圧電素子25A,25Bは、各上駆動腕25をケース4のセンサ素子支持部41を含む面と平行な面に沿って振動させるためのものであり、各上駆動腕25の延在方向に沿って並んで配置されていることが好ましい。
また、各下駆動腕26の表面には、各下駆動腕26の延在方向と平行な方向に延在する一対の圧電素子26A,26Bが形成されている。これら一対の圧電素子26A,26Bは、各下駆動腕26をケース4のセンサ素子支持部41を含む面と平行な面に沿って振動させるためのものであり、各下駆動腕26の延在方向に沿って並んで配置されていることが好ましい。
ここで、各圧電素子23A,24A,25A,26Aは、例えば、図5に示したように、上検出腕23、下検出腕24、上駆動腕25または下駆動腕26上に、絶縁層23A1,24A1,25A1,26A1と、下部電極23A2,24A2,25A2,26A2と、圧電体23A3,24A3,25A3,26A3と、上部電極23A4,24A4,25A4,26A4とをこの順に積層して形成されたものである。他方、各圧電素子23B,24B,25B,26Bは、例えば、図5に示したように、上検出腕23、下検出腕24、上駆動腕25または下駆動腕26上に、絶縁層23B1,24B1,25B1,26B1と、下部電極23B2,24B2,25B2,26B2と、圧電体23B3,24B3,25B3,26B3と、上部電極23B4,24B4,25B4,26B4とをこの順に積層して形成されたものである。つまり、各圧電素子23A,24A,25A,26Aと、各圧電素子23B,24B,25B,26Bとは、互いに別体に形成されている。
なお、例えば、図6に示したように、絶縁層23A1,24A1,25A1,26A1と絶縁層23B1,24B1,25B1,26B1とを共通の絶縁層23−1、24−1、25−1,26−1で形成し、下部電極23A2,24A2,25A2と,26A2下部電極23B2,24B2,25B2,26B2とを共通の下部電極23−2、24−2、25−2,26−2で形成し、圧電体23A3,24A3,25A3,26A3と圧電体23B3,24B3,25B3,26B3とを共通の圧電体23−3、24−3、25−3、26−3で形成してもよい。
ここで、絶縁層23A1,24A1,25A1,26A1,23B1,24B1,25B1,26B1,23−1、24−1、25−1,26−1は、例えばZrO膜およびY膜をこの順に積層して形成されている。下部電極23A2,24A2,25A2,23B2,24B2,25B2,26B2,23−2、24−2、25−2,26−2は、例えばPt(100)配向膜からなる。圧電体23A3,24A3,25A3,26A3,23B3,24B3,25B3,26B3,23−3、24−3、25−3、26−3は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を含んで形成されている。また、上部電極23A4,24A4,25A4,26A4,23B4,24B4,25B4,26B4は、例えばPt(100)配向膜からなる。
このような構成を備えた角速度センサ装置1では、角速度センサ装置1の搭載された物体が回転運動をしていない場合に、例えば、圧電素子25A,25Bを用いて上駆動腕25を駆動すると共に、圧電素子26A,26Bを用いて下駆動腕26を駆動したときには、図7に角速度センサ素子2の構造を簡略化すると共にその一部を省略して示したように、上検出腕23の延在方向と平行な方向aに上駆動腕25が主に振動すると共に、下検出腕24の延在方向と平行な方向bに下駆動腕26が主に振動する。
このとき、例えば、図8に角速度センサ素子2の構造を簡略化すると共にその一部を省略して示したように、角速度センサ装置1の搭載された物体がセンサ素子支持部41を含む面と直交する方向を回転軸とする回転運動rを開始すると、コリオリ力fが各上駆動腕25にそれぞれ反対向きに働き、さらに、各下駆動腕26にもそれぞれ反対向きに働く。これにより、各上駆動腕25と各下駆動腕26とが左右非対称に振動し始めると共に、上検出腕23および下検出腕24が固定中央部20Aとの連結部分を支点として左右方向cに振動し始める。これにより、このときの上検出腕23の振動に応じた検出信号を圧電素子23A,23Bから取り出すと共に、下検出腕24の振動に応じた検出信号を圧電素子24A,24Bから取り出すことにより、角速度を検出することができる。
ところで、本実施の形態では、上連結腕21、上検出腕23、上駆動腕25および上加重部27からなる腕と、下連結腕22、下検出腕24、下駆動腕26および下加重部28からなる腕とが固定部20の両側にそれぞれ連結されており、さらに、上連結腕21および下連結腕22の剛性が高くなっているので、上記のようにして角速度を検出している場合、または角速度センサ装置1の搭載された物体が停止もしくは等速運動をしている場合に、横方向から加速度を受けたときには、上連結腕21および下連結腕22はほとんど変形せず、各上検出腕23および各下検出腕24が同じ方向に変位し、各上検出腕23および各下検出腕24には同位相の振動が発生する。そのため、各上検出腕23から取り出される検出信号と、各下検出腕24から取り出される検出信号との差をとることにより、横方向の加速度による振動の出力を相殺し、ノイズを低減することができる。このように、横置き型でありながら、コリオリ力に起因して発生する振動と、横方向から受けた加速度によって生じる振動とを区別することができるので、横方向の加速度の影響をほとんどなくすることができる。
また、本実施の形態では、上駆動腕25と上連結腕21との間に梁としても機能する上検出腕23が連結されると共に、下駆動腕26と下連結腕22との間に梁としても機能する下検出腕24が連結されているので、コリオリ力が発生した時にコリオリ力をより大きなモーメントとして上駆動腕25および下駆動腕26にかけることができ、それにより上検出腕23および下検出腕24を比較的に大きな振幅で振動させることができる。その結果、角速度の検出精度が向上する。
また、本実施の形態では、上駆動腕25が上検出腕23の固定部20とは反対側に延在して形成されると共に、下駆動腕26が下検出腕24の固定部20とは反対側に延在して形成されているので、圧電素子25A,25Bによって上駆動腕25を振動させると共に、圧電素子26A,26Bによって下駆動腕26を振動させたときに、上駆動腕25および下駆動腕26を比較的大きな振幅で振動させることができる。これにより、角速度の検出感度が向上する。
ここで、各上駆動腕25および各下駆動腕26を互いに平行な方向に延在して形成したときには、コリオリ力によるモーメントを最大にすることができるので、角速度の検出精度がより一層向上する。
また、各上駆動腕25を、上連結腕21の中心を対称軸として線対称に延在して形成し、各下駆動腕26を、下連結腕22の中心を対称軸として線対称に延在して形成した場合には、左右対称の駆動振動が発生し易くなるので、各上駆動腕25および各下駆動腕26を駆動する駆動回路を簡略化することができると共に、上検出腕23および下検出腕24の不要振動を低減することができる。
また、上検出腕23と下検出腕24とを、固定中央部20Aを通り上連結腕21の延在方向と直交する直線を対称軸として線対称に延在して形成し、さらに、各上駆動腕25と各下駆動腕26とを、固定中央部20Aを通り北側検出腕23の延在方向と直交する直線を基準線として線対称に延在して形成した場合には、横方向の加速度による振動と角速度による振動とが区別し易くなるので、角速度の検出精度が向上する。
また、本実施の形態では、各上駆動腕25の上検出腕23とは反対側の端部に上加重部27を連結して形成すると共に、各下駆動腕26の下検出腕24とは反対側の端部に下加重部28を連結して形成したので、各上駆動腕25および各下駆動腕26を振動させたときに、これらを比較的大きな振幅で振動させることができる。これにより、角速度の検出精度が向上する。
なお、横方向の加速度の除去を容易にするためには、上検出腕23および下検出腕24の振幅および共振周波数を等しくすることが好ましい。こうすることによって、横方向からの加速度によって励振される振動が効率よく打ち消され、ノイズの低減が容易になる。また、横方向の加速度の除去を容易にするためには、各上駆動腕25および各下駆動腕26の振幅および共振周波数もお互いに等しくすることが好ましい。
具体的には、振動する部分の幅、長さ、上加重部27および下加重部28の質量や形状を変えることによって、共振周波数や振幅を調整することが可能となるため、これらの調整によって、上検出腕23および下検出腕24同士、あるいは各上駆動腕25および各下駆動腕26同士の振幅および共振周波数を等しくすることが望ましい。なかでも、上検出腕23および下検出腕24同士、あるいは各上駆動腕25および各下駆動腕26同士を固定部20に対して線対称な形状とすることが最も好ましい。線対称にすることにより、振動がお互いに同じくなるため、ノイズを最も低減しやすくできる。なお、各上駆動腕25および各下駆動腕26と、上検出腕23および下検出腕24との間の共振周波数および振幅については、これらが異なっていることは駆動振動によるノイズを低減させることになるので、お互いの干渉を避けるうえでむしろ好ましく、これらを同じくする必要は特に無い。
また、本実施の形態では、固定部20を介さずに上検出腕23および各上駆動腕25が連結されると共に、固定部20を介さずに下検出腕24および各下駆動腕26が連結されているので、固定部20の構造を複雑にしなくても、各上駆動腕25に働いたコリオリ力によって発生する各上駆動腕25の歪みを上検出腕23に効率よく伝達することができると共に、各下駆動腕26に働いたコリオリ力によって発生する各下駆動腕26の歪みを下検出腕24に効率よく伝達することができる。これにより、固定部20のセンサ素子支持部41への固定を容易にすることができる。
また、図3または図4の構成において、圧電素子23A,23B,24A,24Bは、上検出腕23と上連結腕21とが交わる部位や、下検出腕24と下連結腕22とが交わる部位に配置されていてよい。これは、下記の各変形例においても同様である。
[第1変形例]
上記実施の形態では、各上駆動腕25および上加重部27を上検出腕23の固定部20とは反対側に連結すると共に、各下駆動腕26および下加重部28を下検出腕24の固定部20とは反対側に連結していたが、図9の角速度センサ素子6に示したように、各上駆動腕25および上加重部27を上検出腕23の固定部20側に連結すると共に、各下駆動腕26および下加重部28を下検出腕24の固定部20側に連結してもよい。この場合にも、上記実施の形態と同様、上連結腕21、上検出腕23、上駆動腕25および上加重部27からなる腕と、下連結腕22、下検出腕24、下駆動腕26および下加重部28からなる腕とが固定部20の両側にそれぞれ連結されており、さらに、上連結腕21および下連結腕22の剛性が高くなっているので、横方向の加速度の影響をほとんどなくすることができる。また、上記実施の形態と同様、固定部20を介さずに上検出腕23および各上駆動腕25が連結されると共に、固定部20を介さずに下検出腕24および各下駆動腕26が連結されているので、固定部20のセンサ素子支持部41への固定を容易にすることができる。
さらに、この場合には、各上駆動腕25および上加重部27を上検出腕23の固定部20とは反対側に連結すると共に、各下駆動腕26および下加重部28を下検出腕24の固定部20とは反対側に連結した場合(上記実施の形態の場合)と比べて、角速度センサ素子6および角速度センサ装置1を小型化することができる。
なお、この場合には、角速度センサ装置1の搭載された物体が回転運動をしていない場合に、圧電素子25A,25Bを用いて各上駆動腕25を駆動すると共に圧電素子26A,26Bを用いて各下駆動腕26を駆動したときには、図10に角速度センサ素子6の構造を簡略化すると共にその一部を省略して示したように、上検出腕23の延在方向と平行な方向aに各上駆動腕25が振動すると共に、下検出腕24の延在方向と平行な方向bに各下駆動腕26が振動する。
このとき、図11に角速度センサ素子6の構造を簡略化すると共にその一部を省略して示したように、角速度センサ装置1の搭載された物体がセンサ素子支持部41を含む面と直交する方向を回転軸とする回転運動rを開始すると、コリオリ力fが各上駆動腕25にそれぞれ反対向きに働き、さらに、各下駆動腕26にもそれぞれ反対向きに働く。これにより、各上駆動腕25および上検出腕23と、各下駆動腕26および下検出腕24とが左右非対称に振動し始めると共に、上検出腕23および下検出腕24が左右方向cに振動し始めるので、このときの上検出腕23の振動に応じた検出信号を圧電素子23A,23Bから取り出すと共に、下検出腕24の振動に応じた検出信号を圧電素子24A,24Bから取り出すことにより、各速度を検出することができる。
[第2変形例]
上記実施の形態では、各上駆動腕25および上加重部27を上検出腕23の固定部20とは反対側にだけ連結すると共に、各下駆動腕26および下加重部28を下検出腕24の固定部20とは反対側にだけ連結していたが、図12に本変形例に係る角速度センサ素子7を示したように、各上駆動腕25および上加重部27を上検出腕23の固定部20とは反対側にだけでなく上検出腕23の固定部20側にも連結すると共に、各下駆動腕26および下加重部28を下検出腕24の固定部20とは反対側にだけでなく下検出腕24の固定部20側にも連結してもよい。この場合にも、上記実施の形態と同様、上連結腕21、上検出腕23、上駆動腕25および上加重部27からなる腕と、下連結腕22、下検出腕24、下駆動腕26および下加重部28からなる腕とが固定部20の両側にそれぞれ連結されており、さらに、上連結腕21および下連結腕22の剛性が高くなっているので、横方向の加速度の影響をほとんどなくすることができる。また、上記実施の形態と同様、固定部20を介さずに上検出腕23および各上駆動腕25が連結されると共に、固定部20を介さずに下検出腕24および各下駆動腕26が連結されているので、固定部20のセンサ素子支持部41への固定を容易にすることができる。
さらに、この場合には、各上駆動腕25および各下駆動腕26を振動させたときに各上駆動腕25および各下駆動腕26の振動に伴って上検出腕23,下検出腕24,上連結腕21および下連結腕22を振動しないようにすることが可能であり、そのようにした場合には、角速度の検出精度が向上する。
なお、この場合には、角速度センサ装置1の搭載された物体が回転運動をしていない場合に、圧電素子25A,25Bを用いて各上駆動腕25を駆動すると共に圧電素子26A,26Bを用いて各下駆動腕26を駆動したときには、図13に角速度センサ素子7の構造を簡略化すると共にその一部を省略して示したように、上検出腕23の延在方向と平行な方向aに4つの上駆動腕25が振動すると共に、下検出腕24の延在方向と平行な方向bに4つの下駆動腕26が振動する。
このとき、図14に角速度センサ素子7の構造を簡略化すると共にその一部を省略して示したように、角速度センサ装置1の搭載された物体がセンサ素子支持部41を含む面と直交する方向を回転軸とする回転運動rを開始すると、コリオリ力fが右側の上駆動腕25と左側の上駆動腕25とにそれぞれ反対向きに働き、さらに、右側の下駆動腕26と左側の下駆動腕26とにもそれぞれ反対向きに働く。これにより、各上駆動腕25および上検出腕23と、各下駆動腕26および下検出腕24とが左右非対称に振動し始めると共に、上検出腕23および下検出腕24が左右方向cに振動し始めるので、このときの上検出腕23の振動に応じた検出信号を圧電素子23A,23Bから取り出すと共に、下検出腕24の振動に応じた検出信号を圧電素子24A,24Bから取り出すことにより、各速度を検出することができる。
以上、実施の形態および変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明は、これらの実施の形態等に限定されず、種々変形可能である。
本発明の一実施の形態に係る角速度センサ装置の分解斜視図である。 図1のA−A矢視方向の断面構成図である。 図1の角速度センサ素子の上面構成図である。 図1の角速度センサ装置の一変形例の上面構成図である。 図3のA−A、B−B、C−C、D−D矢視方向の断面構成図である。 図5の変形例を説明するための断面構成図である。 図1の角速度センサ素子に回転運動が印加されていないときの動作を説明するために簡略化して表した上面構成図である。 図1の角速度センサ素子に回転運動が印加されているときの動作を説明するために簡略化して表した上面構成図である。 第1変形例に係る角速度センサ素子の上面構成図である。 図9の角速度センサ素子に回転運動が印加されていないときの動作を説明するために簡略化して表した上面構成図である。 図9の角速度センサ素子に回転運動が印加されているときの動作を説明するために簡略化して表した上面構成図である。 第2変形例に係る角速度センサ素子の上面構成図である。 図12の角速度センサ素子に回転運動が印加されていないときの動作を説明するために簡略化して表した上面構成図である。 図12の角速度センサ素子に回転運動が印加されているときの動作を説明するために簡略化して表した上面構成図である。 従来の角速度センサ素子の上面構成図である。
符号の説明
1…角速度センサ装置、2,6,7…角速度センサ素子、3…集積回路素子、4…ケース、5…上蓋部、20…固定部、20A…固定中央部、20B…固定梁部、20C…固定端部、21…上連結腕、22…下連結腕、23…上検出腕、23A,23B,24A,24B,25A,25B,26A,26B…圧電素子、23A1,24A1,25A1,26A1,23B1,24B1,25B1,26B1,23−1,24−1,25−1,26−1…絶縁層、23A2,24A2,25A2,26A2,23B2,24B2,25B2,26B2,23−2,24−2,25−2,26−2…下部電極、23A3,24A3,25A3,26A3,23B3,24B3,25B3,26B3,23−3,24−3,25−3,26−3…圧電体、23A4,24A4,25A4,26A4,23B4,24B4,25B4,26B4…上部電極、24…下検出腕、25…上駆動腕、26…下駆動腕、27…上加重部、28…下加重部、41…センサ素子支持部、42…集積回路支持部、43…上蓋部支持部、a,b,c,d…振動方向、f…コリオリ力、G…内部空間、r…回転運動方向。

Claims (5)

  1. 支持面に固定される固定部と、
    前記固定部に上下対称となるように連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在する一対の連結腕と、
    連結腕に上下対称となるように2つずつ連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在し、かつそれぞれが第1の圧電素子を有する4つの検出腕と、
    各検出腕に左右対称となるように1つずつ連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って前記固定部側に延在し、かつそれぞれが第2の圧電素子を有する4つの第1の駆動腕と、
    各検出腕に左右対称となるように1つずつ連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って前記固定部とは反対側に延在し、かつそれぞれが第3の圧電素子を有する4つの第2の駆動腕と
    各第1の駆動腕および各第2の駆動腕のうち、前記検出腕とは反対側の端部に1つずつ連結された4つの加重部と
    を備えた
    ことを特徴とする角速度センサ素子。
  2. 前記第1の駆動腕および前記第2の駆動腕は互いに平行な方向に延在している
    ことを特徴とする請求項1に記載の角速度センサ素子。
  3. 前記連結腕の幅は、当該連結腕に連結された検出腕の幅よりも広い
    ことを特徴とする請求項1または請求項に記載の角速度センサ素子。
  4. 前記連結腕の厚さは、当該連結腕に連結された検出腕の厚さよりも厚い
    ことを特徴とする請求項1または請求項に記載の角速度センサ素子。
  5. 角速度センサ素子および集積回路素子を備えた角速度センサ装置であって、
    前記角速度センサ素子は、
    支持面に固定される固定部と、
    前記固定部に上下対称となるように連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在する一対の連結腕と、
    連結腕に上下対称となるように2つずつ連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って延在し、かつそれぞれが第1の圧電素子を有する4つの検出腕と、
    各検出腕に左右対称となるように1つずつ連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って前記固定部側に延在し、かつそれぞれが第2の圧電素子を有する4つの第1の駆動腕と、
    各検出腕に左右対称となるように1つずつ連結されると共に前記支持面と平行な面に沿って前記固定部とは反対側に延在し、かつそれぞれが第3の圧電素子を有する4つの第2の駆動腕と
    各第1の駆動腕および各第2の駆動腕のうち、前記検出腕とは反対側の端部に1つずつ連結された4つの加重部と
    を備え、
    前記集積回路素子は、各第2の圧電素子および各第3の圧電素子に駆動信号をそれぞれ送信すると共に、各第1の圧電素子からそれぞれ出力される検出信号を受信する
    ことを特徴とする角速度センサ装置。
JP2007008151A 2006-12-08 2007-01-17 角速度センサ素子および角速度センサ装置 Active JP5023708B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007008151A JP5023708B2 (ja) 2007-01-17 2007-01-17 角速度センサ素子および角速度センサ装置
US11/987,996 US7975545B2 (en) 2006-12-08 2007-12-06 Angular velocity sensor and angular velocity sensor device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007008151A JP5023708B2 (ja) 2007-01-17 2007-01-17 角速度センサ素子および角速度センサ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008175632A JP2008175632A (ja) 2008-07-31
JP5023708B2 true JP5023708B2 (ja) 2012-09-12

Family

ID=39702765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007008151A Active JP5023708B2 (ja) 2006-12-08 2007-01-17 角速度センサ素子および角速度センサ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5023708B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008145256A (ja) * 2006-12-08 2008-06-26 Tdk Corp 角速度センサ素子および角速度センサ装置
JP5471217B2 (ja) * 2009-09-14 2014-04-16 パナソニック株式会社 角速度センサユニットおよびその信号検出方法
JP5453791B2 (ja) * 2008-12-05 2014-03-26 ヤマハ株式会社 圧電体素子及びその製造方法、並びに該圧電体素子を用いた角速度センサ
JP2010256054A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Panasonic Corp 角速度センサ素子
JP5655501B2 (ja) * 2010-01-05 2015-01-21 セイコーエプソン株式会社 振動素子、振動子、および電子機器
WO2011093077A1 (ja) * 2010-01-29 2011-08-04 パナソニック株式会社 角速度センサ
JP5772286B2 (ja) 2011-06-24 2015-09-02 セイコーエプソン株式会社 屈曲振動片及び電子機器

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0786417B2 (ja) * 1990-05-25 1995-09-20 赤井電機株式会社 振動ジャイロ
JPH1047971A (ja) * 1996-08-05 1998-02-20 Nippon Soken Inc 角速度センサ
JP3694160B2 (ja) * 1996-11-28 2005-09-14 日本碍子株式会社 振動型ジャイロスコープおよびその調整方法
JPH10153432A (ja) * 1996-11-26 1998-06-09 Ngk Insulators Ltd 振動型ジャイロスコープ
JPH10160477A (ja) * 1996-11-28 1998-06-19 Ngk Insulators Ltd 振動子、振動子の調整方法およびこの振動子を使用した振動型ジャイロスコープ
JPH10160478A (ja) * 1996-11-28 1998-06-19 Ngk Insulators Ltd 振動子、振動子の調整方法およびこの振動子を使用した振動型ジャイロスコープ
JP4281708B2 (ja) * 1996-11-28 2009-06-17 セイコーエプソン株式会社 振動型ジャイロスコープ
JPH10170270A (ja) * 1996-12-06 1998-06-26 Ngk Insulators Ltd 振動子およびこの振動子を使用した振動型ジャイロスコープ
JPH10260043A (ja) * 1997-03-17 1998-09-29 Toyota Motor Corp 角速度検出装置
JP4038276B2 (ja) * 1997-06-23 2008-01-23 日本碍子株式会社 振動型ジャイロスコープ
JP3973742B2 (ja) * 1997-07-04 2007-09-12 日本碍子株式会社 振動型ジャイロスコープ
JPH11125528A (ja) * 1997-08-20 1999-05-11 Ngk Insulators Ltd 屈曲振動アームおよび振動型ジャイロスコープ
JP3999377B2 (ja) * 1997-11-04 2007-10-31 日本碍子株式会社 振動子、振動型ジャイロスコープ、直線加速度計および回転角速度の測定方法
JP3972790B2 (ja) * 2001-11-27 2007-09-05 松下電器産業株式会社 薄膜微小機械式共振子および薄膜微小機械式共振子ジャイロ
JP2006058101A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Seiko Epson Corp 振動片、振動子および応用機器
JP2006208124A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Citizen Watch Co Ltd 振動体デバイス及び振動体デバイスの製造方法
JP2008145256A (ja) * 2006-12-08 2008-06-26 Tdk Corp 角速度センサ素子および角速度センサ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008175632A (ja) 2008-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7975545B2 (en) Angular velocity sensor and angular velocity sensor device
JP2008249489A (ja) 角速度センサ素子および角速度センサ装置
JP5023708B2 (ja) 角速度センサ素子および角速度センサ装置
RU2405126C1 (ru) Датчик угловой скорости
JP5716827B2 (ja) 振動子および振動ジャイロ
US7975546B2 (en) Angular velocity sensor and angular velocity sensing device
JP4702942B2 (ja) 振動ジャイロ用素子及び振動ジャイロ
JP2008180511A (ja) 角速度センサ
EP2012087B1 (en) Vibration gyro
JP2007315830A (ja) 角速度センサ
JP2006201053A (ja) 圧電振動ジャイロ素子、圧電振動ジャイロ素子の支持構造およびジャイロセンサ
JP2008014727A (ja) 加速度角速度センサ
JP2003028644A (ja) 角速度センサ装置
JP4992512B2 (ja) 角速度センサ素子および角速度センサ装置
US7714486B2 (en) Angular velocity sensor and angular velocity sensing device
JP2008145256A (ja) 角速度センサ素子および角速度センサ装置
JP4911690B2 (ja) 振動ジャイロ用振動子
JP2012149961A (ja) 振動ジャイロ
WO2018003692A1 (ja) 物理量センサ
JP2010078397A (ja) 慣性センサ、その駆動方法およびその製造方法
JP2007163248A (ja) 圧電振動ジャイロ
JP2011018959A (ja) 圧電振動子
JP6733621B2 (ja) 振動型角速度センサ
JP2010145315A (ja) 振動ジャイロスコープ
JP4362739B2 (ja) 振動型角速度センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120522

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120604

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5023708

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150