JP2009128020A - 音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロ - Google Patents

音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロ Download PDF

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豪 水野
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Abstract


【課題】 電単結晶振動子の小型化を実現しつつ、低コストで高感度な音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロを提供すること。
【解決手段】 音叉型圧電単結晶振動子2は、振動部である第1の振動アーム31aと第2の振動アーム31bとこれら振動アームを支える基台32から構成される。検出電極33aは第1の振動アーム31aの外側に設けられた検出電極と第2の振動アーム31bの中央に設けられた検出電極が音叉型圧電単結晶振動子2上で電気的に接続される。また、同様に検出電極33bは第2の振動アーム31bの外側に設けられた検出電極と第1の振動アーム31aの中央に設けられた検出電極が音叉型圧電単結晶振動子2上で電気的に接続される。この検出電極33a、33bで検出した出力信号に基づいて角速度を検出する。
【選択図】 図1

Description

発明は、音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロに関するものである。
圧電振動子は、センサ、発振器、表面弾性波フィルタ、超音波モータ、音響素子、トランスなど、幅広い分野に用いられている。圧電振動子に用いられる圧電材料には様々な材料がある。これらの圧電材料の中でも、圧電単結晶材料は、一般に機械的品質係数が高い、温度特性が小さい、材料が均一で信頼性が高い、材料の量産がしやすい等の特徴があるので、センサ、発振器、表面弾性波フィルタ等の電子部品向けの振動子としてよく用いられている。
圧電単結晶振動子を用いたセンサの応用例として圧電振動ジャイロが挙げられる。振動ジャイロは、速度を持つ物体に回転角速度を与えた時にその物体自身の速度方向と直角な方向にコリオリ力が発生するという力学現象を利用した角速度センサである。圧電振動ジャイロは、電気的な信号を印加することで機械的な振動(以下、駆動モードと呼ぶ)を励起することができ、且つ、駆動振動と直交する方向の機械的な振動(以下、検出モードと呼ぶ)の大きさを電気的に検出可能とした系において、予め、駆動モードを励振した状態で駆動モードの振動面と検出モードの振動面との交線と平行な軸を中心とした回転角速度を与えると、前述のコリオリ力の作用により検出モードが発生し、出力電圧として検出される。検出された出力電圧は、駆動モードの大きさ及び回転角速度に比例するので、駆動モードの大きさを一定にした状態では、出力電圧の大きさから回転角速度の大きさを求めることができる。
圧電振動ジャイロは、自動車のナビゲーションシステムや姿勢制御装置、カメラ一体型VTRや携帯電話付属のカメラの手振れ防止装置等に用いられている。近年、他の電子部品と同様に圧電振動ジャイロの小型化、低価格化が急速に進められるている。それに伴い、例えば、手振れ防止装置等では、携帯電話機をはじめとした携帯機器への圧電振動ジャイロの搭載の検討においては、これまで以上に、圧電振動ジャイロに小型化、耐衝撃性、高安定化が求められている。
圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロの振動子の形状として代表的なものに音叉型振動子が挙げられる。音叉型振動子は、2つ以上のアーム状の振動部を有する構造体であり、例えば特許文献1には、音叉形振動子を用いた圧電振動ジャイロが記載されている。
特開2006−201118号公報
圧電振動ジャイロとしての特性を維持、もしくは向上させつつ小型化を実現するためには、圧電単結晶振動子の検出効率を上げる必要がある。より具体的には、圧電単結晶振動子に角速度が印加された時に大きなコリオリ力を発生する振動子の構造や形状、コリオリ力による圧電効果で発生した電荷を効率よく電気的信号に変換できるような検出電極の配置が求められる。
図5は、従来の音叉型圧電単結晶振動子用いた圧電振動ジャイロの外観図で、図5(a)は上面図で、図5(b)は下面図である。図6は、従来の音叉型圧電単結晶振動子用いた圧電振動ジャイロにY軸周りに角速度を印加した時に発生するコリオリ力によって生じる電荷分布を示す断面図である。図5、図6に示す従来の音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロは本願の出願人の発明に係るものであり、公知技術となっているものではない。
この圧電音叉型単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロは、直交する2軸の角速度が検出可能な圧電振動ジャイロとなっている。以下説明の便宜上、図5、図6に示す圧電単結晶振動子の厚み方向をX軸、図面上の縦方向をY軸、図面上の横方向をZ軸とする。また、この音叉型圧電単結晶振動子はYZ平面上でY軸とZ軸と各45度の角度をなすように、単結晶全体が同一の斜め方向に分極された場合で説明する。
音叉型圧電単結晶振動子3は矩形状板に貫通加工をして、矩形状板の一部を打ち抜くことにより、内部に振動部である4つの付加質量部43a、43b、43c、43dを保持する構造体が一体物として形成されている。また、音叉型圧電単結晶振動子3は圧電振動ジャイロとして機能させるための電極、および振動効率および検出効率を向上させるための電極が表裏両面に形成されている。図5(a)の上面図の電極配置に示すように、上面には駆動電極46a、46b、47a、47b、検出電極48a、49a、51a、50a、基準電位電極52a、52bが形成されている。図5(b)の下面図の電極配置に示すように、下面には駆動電極46c、46d、47c、47d、検出電極48b、49b、51b、50b、基準電位電極52c、52dが形成されている。各電極は音叉型圧電単結晶振動子3の外縁部まで引き回して配線されていて、信号処理回路が形成されている。
この圧電単結晶振動子の製造プロセスの一例を簡単に説明する。圧電単結晶材料としては、水晶、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、ランガサイト、酸化亜鉛等が用いられる。これらのウエハーに電極としてCrを下地としてAuをスパッタもしくは真空蒸着で成膜する。次にフォトリソグラフによりレジストを所望のパターンに形成し、エッチングによりAuおよびCrを除去し、さらにレジストを除去して、電極を形成する。反対面も同様な工程により、表裏両面に電極が形成される。次にフォトリソグラフによりレジストを所望のパターンに形成し、エッチングもしくはサンドブラストによって貫通加工を行い、レジストを除去して圧電単結晶振動子が得られる。
こうして得られた音叉型圧電単結晶振動子3は回路基板に導電接着剤で固定かつ電気的接続がなされて実装される。この時、駆動電極46aと46c、46bと46d、検出電極48aと48b、49aと49b、51aと51b、50aと50b、基準電位電極52aと52c、52bと52dは各々導電接着剤で電気的に接続される。
音叉型圧電単結晶振動子3の上面において、駆動電極46aおよび46bと駆動電極47aおよび47bとの間に交流電圧を印加し、下面では、前記駆動電極とは逆位相で、駆動電極46cおよび46dと駆動電極47cおよび47dとの間に交流電圧を印加する。その結果、付加質量部43aおよび43dがX軸方向に振動し、それとは逆位相に付加質量部43cおよび43bがX軸方向に振動する。この振動状態でY軸まわりに回転角速度が印加されるとコリオリ力により、Z軸方向の振動が励振されるので、検出電極48a、48b、49a、49bから電気的に検出することができる。Z軸まわりに回転角速度が印加されるとY軸方向の振動が励振されるので、検出電極51a、51b、50a、50bから電気的に検出することができる。これらの検出信号を信号処理して出力することで、直交する2軸の角速度が検出できる圧電振動ジャイロを得ることができる。
音叉型圧電単結晶振動子3にY軸まわりに角速度が印加された時にコリオリ力によって発生する電荷分布が図6に示されている。図6に示すように、アームの外側と中央で逆の極性の電荷が発生する。また、第1の振動アーム42aと対になって音叉振動する第2の振動アーム42bには第1の振動アーム42aと逆の極性の電荷が発生する。第3の振動アーム42cと対となって音叉振動する第4の振動アーム42dにも同様の現象が発生する。図5に示された圧電振動ジャイロでは、振動アームの中央に発生する電荷のみを検出電極48a、48b、49a、49b、50a、50b、51a、51bで検出して信号処理する構造になっており、各振動アームの外側に発生する電荷は基準電位電極52a、52b、52c、52dに電気的に接続される構造のため、角速度の検出に使用されていない。従って、上記の構成は必ずしも、効率の良い電極配置になっていない。
また、特許文献1の圧電振動ジャイロが、図7に示されている。図7(a)は圧電単結晶振動子の外観図で、図7(b)は、図7(a)のA−A’の切断断面図である。図7(b)に示されるように、検出用振動腕(アーム)に溝部63a、63bを設け、溝内部に電極を形成することで、電気機械変換効率を高め、角速度印加時の検出感度を向上させる構造となっている。しかしながら、この圧電振動ジャイロの構造では、圧電振動子の振動アームに溝部を設け、溝内部に電極を形成する工数が増えるので、低コストで製造するのに不利である。
本発明は、上記のような問題を解決すべくなされたもので、圧電単結晶振動子の小型化を実現し、低コストで高感度な音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロを提供することである。
本発明は、上記目的を達成するため、対となる振動アームを有する音叉型単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロにおいて、対となる振動アームに発生する電荷に着目して検討した結果得られたものである。音叉型単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロにおいては、音叉振動子の面内振動を検出するために、振動アームの主面上に振動アームの長手方向に平行な3本の検出電極を設ける。この検出電極に発生する電荷は、振動アームの中央と外側の検出電極間では電荷の極性が異なり、さらに対となる振動アーム間では、中央の検出電極同士、外側の検出電極同士では電荷の極性が異なるので、本発明のでは、これらの検出電極に発生する電荷を有効に活用して検出できるよう構成したものである。
即ち本発明によれば、対となる振動アームを有する音叉型単結晶振動子の各々の前記振動アームの主面に前記振動アームの長手方向に対して3本の検出電極が平行に形成された音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロであって、前記対となる振動アームの一方の振動アームの中央にある検出電極と他方の振動アームの外側にある2本の検出電極からの電荷を合わせて得られる出力信号と前記一方の振動アームの外側にある2本の検出電極と前記他方の振動アームの中央にある検出電極からの電荷を合わせて得られる出力信号に基づいて角速度を検出することを特徴とする音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロが得られる。
また、本発明によれば、前記対となる振動アームの第1の振動アームの中央にある検出電極と第2の振動アームの外側にある2本の検出電極が前記音叉型単結晶振動子上で電気的に接続されてなる第1の検出端子と、前記第1の振動アームの外側にある2本の検出電極と前記第2の振動アームの中央にある検出電極が前記音叉型単結晶振動子上で電気的に接続されてなる第2の検出端子とを備えたことを特徴とする音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロが得られる。
また、本発明によれば、4つの振動アームを有し、第1の振動アームと第2の振動アームが対となり、前記第3の振動アームと第4の振動アームが対となり、前記第1の振動アームと第4の振動アームが対となり、前記第2の振動アームと前記第3の振動アームが対となる音叉型単結晶振動子の全ての前記振動アームの両主面に、各主面毎に前記振動アームの長手方向に対して3本の検出電極が平行に形成された音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロであって、前記第1の振動アームの中央にある検出電極と前記第2の振動アームの外側にある2本の検出電極からの電荷を合わせて得られる出力信号と前記第1の振動アームの外側にある2本の検出電極と前記第2の振動アームの中央にある検出電極からの電荷を合わせて得られる出力信号と前記第3の振動アームの中央にある検出電極と前記第4の振動アームの外側にある2本の検出電極からの電荷を合わせて得られる出力信号と前記第3の振動アームの外側にある2本の検出電極と前記第4の振動アームの中央にある検出電極からの電荷を合わせて得られる出力信号に基づいて角速度を検出することを特徴とする音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロが得られる。
また、本発明によれば、前記第1の振動アームの中央にある検出電極と前記第2の振動アームの外側にある2本の検出電極が前記音叉型単結晶振動子上で電気的に接続されてなる第1の検出端子と、前記第1の振動アームの外側にある2本の検出電極と前記第2の振動アームの中央にある検出電極が前記音叉型単結晶振動子上で電気的に接続されてなる第2の検出端子と、前記第3の振動アームの中央にある検出電極と前記第4の振動アームの外側にある2本の検出電極が前記音叉型単結晶振動子上で電気的に接続されてなる第3の検出端子と、前記第3の振動アームの外側にある2本の検出電極と前記第4の振動アームの中央にある検出電極が前記音叉型単結晶振動子上で電気的に接続されてなる第4の検出端子とを備えたことを特徴とする音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロが得られる。
本発明によれば、振動検出信号として、各振動アームに発生する電荷を有効に利用しているので、検出感度の高い圧電振動ジャイロが提供できる。また、音叉型単結晶振動子上で検出電極間の電気的な接続を行う事により、電極端子を減らすことができるので、音叉型単結晶振動子の回路基板等への固定が容易となる。また、4つの振動アームを有する本発明の圧電振動ジャイロは2軸の角速度を検出できるので、圧電単結晶振動子の小型化を実現しつつ、低コストで高感度な音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロの提供が可能になる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロについて従来例と比較して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を図を用いて説明する。本発明の第1の実施の形態の音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロの外観図が図1に示されている。図1(a)は上面図で、図1(b)は下面図である。図2は、第1の実施の形態の圧電振動ジャイロにY軸周りに角速度を印加した時に発生するコリオリ力によって生じる電荷分布を示す断面図である。
第1の実施の形態の音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロは1軸の角速度を検出できる圧電振動ジャイロである。以下、説明の便宜上、図1、図2に示した音叉型圧電単結晶振動子2の厚み方向をX軸とし、縦方向(図面の上下方向)をY軸とし、横方向(図面の左右方向)をZ軸とする。
図1に示された音叉型圧電単結晶振動子2は、振動部である第1の振動アーム31aと第2の振動アーム31bとこれら振動アームを支える基台32から構成される。音叉型圧電単結晶振動子2の上面には検出電極33a、33bが形成され、下面には駆動電極34a、34b、35が形成されている。各電極は振動アームと基台を経由して外縁部まで引き回して配線される。
ここで、検出電極として振動アーム上に、少なくとも振動子の上面もしくは下面側に、各振動アームの長手方向に平行に3本の検出電極を設ける。さらに、対になる振動アームの検出電極は、夫々、一方の振動アーム上の中央電極と他方の振動アーム上の外側の電極とを電気的に接続する。第1の実施の形態の場合は、図1(a)で説明すると、検出電極33aは第1の振動アーム31aの外側に設けられた検出電極と第2の振動アーム31bの中央に設けられた検出電極が音叉型圧電単結晶振動子2上で電気的に接続される。また、同様に検出電極33bは第2の振動アーム31bの外側に設けられた検出電極と第1の振動アーム31aの中央に設けられた検出電極が音叉型圧電単結晶振動子2上で電気的に接続される。
駆動電極は各振動アームの長手方向に平行に2本の駆動電極を設ける。第1の実施の形態の場合は、図1(b)で説明すると、音叉型圧電単結晶振動子2の中央側にある第1の振動アーム31aと第2の振動アーム上の駆動電極が電気的に接続された駆動電極35と、音叉型圧電単結晶振動子2の外側にある第1の振動アーム31aの駆動電極34aと第2の振動アーム上の駆動電極34bを形成する。中央側の駆動電極35と外側の駆動電極34a、34b間に共振周波数近傍の交流電圧を印加すると、第1振動アーム31aと第2の振動アーム31bには逆位相のX方向の振動が発生し、音叉型圧電単結晶振動子2に面外振動を行わせることができる。
図1の音叉型圧電単結晶振動子2に駆動信号を入力した状態で、Y軸周りに角速度を印加してコリオリ力が発生した場合に生じる電荷分布は図2のようになる。図2のように振動アームの外側と中央では逆の極性の電荷が発生する。このように、第1の振動アーム31aの電荷分布36aは、第1の振動アーム31aと対になって振動する第2の振動アーム31bに発生する電荷分布36bとは逆の極性の電荷が発生する。
検出電極33aは第1の振動アーム31aの外側に発生した負の電荷と第2の振動アーム31bの中央に発生した負の電荷を検出する配置になっており、検出電極33bは、第1の振動アーム31aの中央に発生した正の電荷と第2の振動アーム31bの外側に発生した正の電荷を検出する配置になっている。
第1の実施の形態の音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロでは、図1(a)に示されるように、振動アームの中央と外側に発生する極性の異なる電荷を効率よく検出できるように電極が配置されているので、従来に比べ2倍の検出効率が得られる。その結果、圧電振動ジャイロの感度は2倍になる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を図を用いて説明する。本発明の第2の実施の形態の音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロの外観図が図3に示されている。図3(a)は上面図で、図3(b)は下面図である。図4は、本発明の第2の実施の形態の圧電振動ジャイロにY軸周りに角速度を印加した時に発生するコリオリ力によって生じる電荷分布を示す断面図である。
第2の実施の形態の音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロは直交する2軸の角速度を検出できる様に構成されている。以下、説明の便宜上、図3に示した音叉型圧電単結晶振動子1の厚み方向をX軸とし、縦方向(図面の上下方向)をY軸とし、横方向(図面の左右方向)をZ軸とする。また、第2の実施の形態の音叉型圧電単結晶振動子はYZ平面上でY軸とZ軸と各45度の角度をなすように、単結晶全体が同一の斜め方向に分極された場合である。本発明の音叉型圧電単結晶振動子の分極方向は、例えば各振動アーム毎に変える等、上記と別の分極方向としても構成できる。ただし、電極の配置、接続、振動子の駆動の説明等は以下とは少し異なる。
図3に示されるように、音叉型圧電単結晶振動子1は、外枠11の内部に振動部である第1の振動アーム12a、第2の振動アーム12b、第3の振動アーム12c、第4の振動アーム12dと、各振動アームの先端に付加質量部13a、13b、13c、13dと、第1の振動アーム12aと第3の振動アーム12cを支えるビーム14aおよび第2の振動アーム12bと第4の振動アーム12dを支えるビーム14bと、ビーム14aと外枠11を固定接続するセンタービーム15から構成され、外枠11と第1の振動アーム12aと付加質量部13aとビーム14aとセンタービーム15は一体で形成されている。
図3(a)の上面図の電極配置に示すように、音叉型圧電単結晶振動子1の上面には、駆動電極16a、16b、17a、17bと検出電極18a、18b、19a、20a、20b、21aが形成されている。図3(b)の下面図の電極配置に示すように、音叉型圧電単結晶振動子1の下面には、駆動電極16c、16d、17c、17dと検出電極18c、18d、19b、20c、20d、21bが形成されている。各電極は、第1の振動アーム12a、第2の振動アーム12b、第3の振動アーム12c、第4の振動アーム12d、ビーム14a、14b、センタービーム15および外枠11を経由して外縁部まで引き回して配線される。
ここで、検出電極としては、振動アーム上に、少なくとも振動子の上面もしくは下面側に、各振動アームの長手方向に平行に3本の検出電極を設ける。さらに、振動アームと対になる振動アームの検出電極は、夫々、一方の振動アーム上の中央電極と他方の振動アーム上の外側の電極とを電気的に接続する。第2の実施の形態の場合は、直交する2軸の各速度を検出するために、図3に示されるように、各振動アームの音叉型圧電単結晶振動子1の上下両面に3本ずつ合計6本の平行電極が配置されている。
検出電極18aは第1の振動アーム12aの中央に発生した電荷を検出する配置とし、検出電極18cは第1の振動アーム12aの外側に発生した電荷を検出する配置とし、検出電極18bは第2の振動アーム12bの外側に発生した電荷を検出する配置とし、検出電極18dは第2の振動アーム12bの中央に発生した電荷を検出する配置とする。また、検出電極19aは、第1の振動アーム12aの外側に発生した電荷と第2の振動アーム12bの中央に発生した電荷を検出する配置とし、検出電極19bは、第1の振動アーム12aの中央に発生した電荷と第2の振動アーム12bの外側に発生した電荷を検出する配置とする。さらに、検出電極20aは第3の振動アーム12cの中央に発生した電荷を検出する配置とし、検出電極20cは第3の振動アーム12cの外側に発生した電荷を検出する配置とし、検出電極20bは第4の振動アーム12dの外側に発生した電荷を検出する配置とし、検出電極20dは第4の振動アーム12dの中央に発生した電荷を検出する配置とする。また、検出電極21aは第3の振動アーム12cの外側に発生した電荷と第4の振動アーム12dの中央に発生した電荷を検出する配置とし、検出電極21bは第3の振動アーム12cの中央に発生した電荷と第4の振動アーム12dの外側に発生した電荷を検出する配置とする。
この第2の実施の形態の音叉型圧電単結晶振動子1を用いた圧電振動ジャイロの圧電単結晶振動子の製造プロセスについて説明する。圧電単結晶材料には、水晶、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、ランガサイト、酸化亜鉛のいずれかが用いられる。Cr電極を下地としてAuをスパッタもしくは真空蒸着で圧電単結晶材料のウエハーに成膜する。次に、フォトリソグラフによりレジストを所望のパターンに形成した上で、エッチングでAuとCrを除去する。更に、レジストを除去して、電極を形成する。反対面も同様な工程で、両面に電極が形成される。
次に、フォトリソグラフによりレジストを所望のパターンに形成し、エッチングもしくはサンドブラストにより貫通加工を行った上で、レジストを除去することで圧電単結晶振動子を得る。
得られた図3に示す音叉型圧電単結晶振動子1を、信号処理回路を有するパッケージに導電接着剤で固定することで、電気的接続をとって実装することで、圧電振動ジャイロが得られる。駆動電極16aと16c、16bと16d、17aと17c、17bと17d、検出電極18aと18c、18bと18d、19aと19b、20aと20c、20bと20d、21aと21bは各々導電接着剤で電気的に接続される。また、パッケージ上の配線において検出電極18a(18c)と18b(18d)、20a(20c)と20b(20d)は各々電気的に接続される。
音叉型圧電単結晶振動子1の駆動電極16aおよび16bと、駆動電極17aおよび17bとの間に交流電圧を印加した上で、駆動電極16aおよび16bと、駆動電極17cおよび17dとの間に駆動電極と逆位相の交流電圧を印加すると、ビーム14a、14bにすべり振動が発生し、付加質量部13a、13dと、付加質量部13b、13cがX軸方向に逆位相で振動する。
ビーム14a、14bにすべり振動が発生し、付加質量部13a、13dと、付加質量部13b、13cとがX軸方向に逆位相で振動する状態でY軸まわりに回転角速度が印加されるとコリオリ力により、各振動アームのZ軸方向の振動が励振される。その結果、検出電極18a、18b、19a、19b、20a、20b、21a、21bから電気的に各振動アームのZ軸方向の振動を検出できる。また、同様にZ軸まわりに回転角速度が印加されると各振動アームのY軸方向の振動が励振されるので、検出電極18a、18b、19a、19b、20a、20b、21a、21bから各振動アームのY軸方向の振動を電気的に検出できる。検出電極18a、18b、19a、19b、20a、20b、21a、21bで検出された検出信号を信号処理することによりY軸方向、Z軸方向の信号を分離して出力することで、直交する2軸の角速度が検出できる圧電振動ジャイロが得られる。
図3の音叉型圧電単結晶振動子1に駆動信号を入力した状態で、Y軸まわりに角速度を印加してコリオリ力が発生した場合に生じる電荷分布は図4のようになる。図4に示すようにアームの外側と中央では逆の極性の電荷が発生する。また、第1の振動アームと対になって音叉振動する第2の振動アームには第1の振動アームと逆の極性の電荷が発生する。第3の振動アームと対となって音叉振動する第4の振動アームについても同様の現象が発生する。
検出電極18aは第1の振動アーム12aの中央に発生した正の電荷を検出する配置になっており、検出電極18bは第2の振動アーム12bの外側に発生した正の電荷を検出する配置となっているのに対して、検出電極18cは第1の振動アーム12aの外側に発生した負の電荷を検出する配置になっており、検出電極18dは第2の振動アーム12bの中央に発生した負の電荷を検出する配置となっている。また、検出電極19aは、第1の振動アーム12aの外側に発生した負の電荷と第2の振動アーム12bの中央に発生した負の電荷を検出する配置になっているのに対し、検出電極19bは、第1の振動アーム12aの中央に発生した正の電荷と第2の振動アーム12bの外側に発生した正の電荷を検出する配置になっている。
なお、検出電極20aは第3の振動アーム12cの中央に発生した負の電荷を検出する配置になっており、検出電極20bは第4の振動アーム12dの外側に発生した負の電荷を検出する配置となっているのに対して、検出電極20cは第3の振動アーム12cの外側に発生した正の電荷を検出する配置になっており、検出電極20dは第4の振動アーム12dの中央に発生した正の電荷を検出する配置となっている。また、検出電極21aは第3の振動アーム12cの外側に発生した正の電荷と第4の振動アーム12dの中央に発生した正の電荷を検出する配置になっているのに対し、検出電極21bは第3の振動アーム12cの中央に発生した負の電荷と第4の振動アーム12dの外側に発生した負の電荷を検出する配置になっている。
第2の実施の形態の音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロの具体的な一例を示す。圧電単結晶材料としてニオブ酸リチウムを用い、外形寸法が幅3mm×長さ3.5mm×厚み0.25mmで、各振動アームの外形寸法が幅0.1mm×長さ0.35mmで、各付加質量部大きさの外形寸法が0.45mm×0.6mmとなる形状の図1の音叉型圧電単結晶振動子を作製した。この場合のX軸方向の振動の共振周波数は約50kHzとなる。圧電振動子を1.5Vppで駆動した場合の圧電振動ジャイロの感度は、信号処理回路の増幅率が200倍の時でY軸回りの回転角速度とZ軸回りの回転角速度は共に約0.6mV/°/秒が得られ、1つの圧電単結晶振動子で、2軸の角速度を検出できた。
従来例では、図5、図6に示すように、各振動アームの外側に発生する電荷は基準電位電極52a、52b、52c、52dにより電気的に接続されているので、角速度の検出に利用できない構造になっており、検出電極48a、48b、49a,49b、50a、50b、51a、51bにより振動アームの中央に発生する電荷のみを検出して信号処理しているので、検出効率が低く、上記の本願発明の一例と同様の材料、寸法の場合には、従来例の圧電振動ジャイロの感度は約0.3mV/゜/秒であった。
本発明の第2の実施の形態の音叉型圧電単結晶振動子1を用いた圧電振動ジャイロでは、振動アームと中央と外側に発生する極性の異なる電荷を効率よく検出できるように検出電極が配置されているので、従来例に比べ2倍の検出効率が得られる。その結果、第2の実施の形態の圧電振動ジャイロの感度は従来例の圧電振動ジャイロの2倍になる。
上記で説明した駆動方式では、Z軸まわりに角速度を印加した場合は、第1の振動アーム12aと第2の振動アーム12b、第3の振動アーム12cと第4の振動アーム12dに関しては、夫々、中央に発生する電荷と外側に発生する電荷は、Y軸回りに角速度を与えた場合と同様に、同じ電荷となるが、第1の振動アーム12aと第3の振動アーム12c、第2の振動アーム12bと第4の振動アーム12dに関しては、夫々、中央に発生する電荷と中央に発生する電荷、外側に発生する電荷と外側に発生する電荷が、同じ電荷となる。この違いにより、Y軸まわりとZ軸まわりの2軸の振動を分離して検出可能となる。ただし、Z軸まわりの場合も中央と外側の発生電荷を有効に利用するので、第2の実施の形態の圧電振動ジャイロの感度は従来例の圧電振動ジャイロの2倍になる。
また、第2の実施の形態の音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロの電極の配置は、マスクのパターンを変更するだけで、通常のフォトリソグラフによる電極形成工程で形成することができるので、余分なコストを発生させることなく製造できる。
以上述べたように、本発明の第1の実施の形態、第2の実施の形態の音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロでは、図2、図4に示されるような、振動アームの中央と外側に発生する極性の異なる電荷を効率よく検出できるように電極が配置されているので、従来に比べ2倍の検出効率が得られる。その結果、圧電振動ジャイロの感度は2倍になる。
また、本発明の第1の実施の形態、第2の実施の形態の音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロの電極の配置は、マスクのパターンを変更するだけで、通常のフォトリソグラフによる電極形成工程で形成することができるので、余分なコストを発生させることなく製造できる。
以上に示した通り、本発明によれば、圧電単結晶振動子の小型化を実現しつつ、低コストで高感度な音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロの提供が可能になる。
本発明の第1の実施の形態の音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロの外観図。図1(a)は上面図、図1(b)は下面図。 本発明の第1の実施の形態の圧電振動ジャイロにY軸周りに角速度を印加した時に発生するコリオリ力によって生じる電荷分布を示す断面図。 本発明の第2の実施の形態の音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロの外観図。図3(a)は上面図、図3(b)は下面図。 本発明の第2の実施の形態の圧電振動ジャイロにY軸周りに角速度を印加した時に発生するコリオリ力によって生じる電荷分布を示す断面図。 従来の音叉型圧電単結晶振動子用いた圧電振動ジャイロの外観図。図5(a)は上面図、図5(b)は下面図。 従来の音叉型圧電単結晶振動子用いた圧電振動ジャイロにY軸周りに角速度を印加した時に発生するコリオリ力によって生じる電荷分布を示す断面図。 従来の音叉型圧電単結晶振動子用いた圧電振動ジャイロの外観図と断面図。図7(a)は外観図、図7(b)は、7(a)のA−A’切断断面図。
符号の説明
1、2、3、4 音叉型圧電単結晶振動子
11 外枠
12a 第1の振動アーム
12b 第2の振動アーム
12c 第3の振動アーム
12d 第4の振動アーム
13a、13b、13c、13d 付加質量部
14a、14b ビーム
15 センタービーム
16a、16b、16c、16d 駆動電極
17a、17b、17c、17d 駆動電極
18a、18b、18c、18d 検出電極
19a、19b 検出電極
20a、20b、20c、20d 検出電極
21a、21b 検出電極
22a 第1の振動アームの電荷分布
22b 第2の振動アームの電荷分布
22c 第3の振動アームの電荷分布
22d 第4の振動アームの電荷分布
31a 第1の振動アーム
31b 第2の振動アーム
32 基台
33a、33b 検出電極
34a、34b 駆動電極
35 駆動電極
36a (第1の振動アームの)電荷分布
36b (第2の振動アームの)電荷分布
41 外枠
42a 第1の振動アーム
42b 第2の振動アーム
42c 第3の振動アーム
42d 第4の振動アーム
43a、43b、43c、43d 付加質量部
44a、44b ビーム
45 センタービーム
46a、46b、46c、46d 駆動電極
47a、47b、47c、47d 駆動電極
48a、48b 検出電極
49a、49b 検出電極
50a、50b 検出電極
51a、51b 検出電極
52a、52b、52c、52d 基準電位電極
53a 第1の振動アームの電荷分布
53b 第2の振動アームの電荷分布
53c 第3の振動アームの電荷分布
53d 第4の振動アームの電荷分布
61a、61b、61c、61d 振動アーム(駆動用)
62a、62b 振動アーム(検出用)
63a、63b 溝部

Claims (4)

  1. 対となる振動アームを有する音叉型単結晶振動子の各々の前記振動アームの主面に前記振動アームの長手方向に対して3本の検出電極が平行に形成された音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロであって、前記対となる振動アームの一方の振動アームの中央にある検出電極と他方の振動アームの外側にある2本の検出電極からの電荷を合わせて得られる出力信号と前記一方の振動アームの外側にある2本の検出電極と前記他方の振動アームの中央にある検出電極からの電荷を合わせて得られる出力信号に基づいて角速度を検出することを特徴とする音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロ。
  2. 前記対となる振動アームの第1の振動アームの中央にある検出電極と第2の振動アームの外側にある2本の検出電極が前記音叉型単結晶振動子上で電気的に接続されてなる第1の検出端子と、前記第1の振動アームの外側にある2本の検出電極と前記第2の振動アームの中央にある検出電極が前記音叉型単結晶振動子上で電気的に接続されてなる第2の検出端子とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロ。
  3. 4つの振動アームを有し、第1の振動アームと第2の振動アームが対となり、前記第3の振動アームと第4の振動アームが対となり、前記第1の振動アームと第4の振動アームが対となり、前記第2の振動アームと前記第3の振動アームが対となる音叉型単結晶振動子の全ての前記振動アームの両主面に、各主面毎に前記振動アームの長手方向に対して3本の検出電極が平行に形成された音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロであって、前記第1の振動アームの中央にある検出電極と前記第2の振動アームの外側にある2本の検出電極からの電荷を合わせて得られる出力信号と前記第1の振動アームの外側にある2本の検出電極と前記第2の振動アームの中央にある検出電極からの電荷を合わせて得られる出力信号と前記第3の振動アームの中央にある検出電極と前記第4の振動アームの外側にある2本の検出電極からの電荷を合わせて得られる出力信号と前記第3の振動アームの外側にある2本の検出電極と前記第4の振動アームの中央にある検出電極からの電荷を合わせて得られる出力信号に基づいて角速度を検出することを特徴とする音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロ。
  4. 前記第1の振動アームの中央にある検出電極と前記第2の振動アームの外側にある2本の検出電極が前記音叉型単結晶振動子上で電気的に接続されてなる第1の検出端子と、前記第1の振動アームの外側にある2本の検出電極と前記第2の振動アームの中央にある検出電極が前記音叉型単結晶振動子上で電気的に接続されてなる第2の検出端子と、前記第3の振動アームの中央にある検出電極と前記第4の振動アームの外側にある2本の検出電極が前記音叉型単結晶振動子上で電気的に接続されてなる第3の検出端子と、前記第3の振動アームの外側にある2本の検出電極と前記第4の振動アームの中央にある検出電極が前記音叉型単結晶振動子上で電気的に接続されてなる第4の検出端子とを備えたことを特徴とする請求項3記載の音叉型圧電単結晶振動子を用いた圧電振動ジャイロ。
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