JP6174473B2 - 実装方法 - Google Patents

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Description

本発明は、チップを基板や他のチップに実装する実装方法に関するものである。
LSI(Large scale integration)やMEMS(Micro electro mechanical systems)デバイスの作製において、チップを対となるチップ、あるいはチップへ分割する前のウェハに張り合わせるフリップチップ実装技術が広く利用されている。これらのチップ実装技術は、「Chip on chip (CoC)」,「 Chip on Wafer (CoW)」などと呼ばれている。
上述したチップ実装技術では、例えば、チップ面に形成したバンプなどの突起状の構造を接合対象の電極に当接させ、ここに熱,荷重,超音波を加えることで、電気的接続と構造的接合を実現し、チップ同士あるいはチップを基板上に実装している。例えば、特許文献1の技術によれば、チップ上に形成したスタッドバンプを接合する際に、荷重を加えながら超音波振動を与え、バンプと電極との接合を行っている。
また、非特許文献1の技術によれば、次に示すように、スタッドバンプと電極(電極パッド)に接合している。まず、シリコン基板上の金(Au)薄膜にAuスタッドバンプを作製し、これを加圧することにより、平滑な表面(接合面)を備えて厚いAuバンプを形成する。次に、半導体チップのAu薄膜電極およびAuバンプの表面(接合面)に、Ar+O2またはAr+H2ガスを用いた大気圧プラズマを照射して表面を活性化する。このように活性化した状態で、大気中で加熱し、また荷重を印加することにより、AuバンプをAu薄膜電極に接合し、チップを基板に実装している。表面活性化を行うことにより、超音波振動を加えずに、荷重を加えることによって、150℃という比較的低温でバンプと電極との接合を行っている。
特開2001−189339号公報
山本 道貴 他、「大気圧プラズマで活性化したAuスタッドバンプによる半導体レーザ素子の低温接合」、2012年度精密工学会秋季大会学術講演会講演論文集、K38、758−760頁、2012年。
しかしながら、上述した実装においては、バンプと電極との接合時に、チップ全体に超音波振動を加えるようにしている。また、超音波を印加しない場合においては、形成したAuバンプの接合強度を増加させるための表面改質のために、プラズマ処理などを行うようにしている。このため、微小な懸架構造を持つMEMSデバイスなどの繊細なデバイスにおいては、電極とバンプとの接合における超音波やプラズマ処理により、デバイスが損傷を受けてしまい、破壊されてしまうことがあるなどの問題が発生している。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、チップに形成されているデバイスに損傷を与えることなく、バンプを用いた実装ができるようにすることを目的とする。
本発明に係る実装方法は、形成面より離れる側の先端に先細りとなる第1先端部を備えるAuから構成された第1スタッドバンプを、第1基板の実装面に形成された第1電極に形成する第1バンプ形成工程と、形成面より離れる側の先端に先細りとなる第2先端部を備えるAuから構成された第2スタッドバンプを、第2基板の実装面に形成された第2電極に形成する第2バンプ形成工程と、平板を第1スタッドバンプの第1先端部の先端に当接させて荷重を加えることで、第1スタッドバンプを第1基板側に圧下して圧潰し、第1先端部の表面より内側に存在していた清浄領域を露呈させ、第1スタッドバンプの上面に、第1基板の実装面に平行な第1接合面を形成する第1接合面形成工程と、平板を第2スタッドバンプの第2先端部の先端に当接させて荷重を加えることで、第2スタッドバンプを第2基板側に圧下して圧潰し、第2先端部の表面より内側に存在していた清浄領域を露呈させ、第2スタッドバンプの上面に、第2基板の実装面に平行な第2接合面を形成する第2接合面形成工程と、各々対応する第1スタッドバンプの第1接合面と第2スタッドバンプの第2接合面とを当接させ、加熱して荷重を加えることで、第1スタッドバンプおよび第2スタッドバンプを互いに圧潰して接合することで、第1基板を第2基板に実装する実装工程とを備え、第1先端部および第2先端部は、荷重の印加による圧下で圧潰する範囲の径し、第1接合面形成工程,第2接合面形成工程では、実装工程よりも小さな荷重を加え、実装工程では、接合前の第1接合面および第2接合面より内側に存在していた清浄領域を、荷重の印加による圧潰により露呈させて接合させる。
上記実装方法において、第1基板および第2基板は、シリコンから構成されているとよい。また、実装工程では、150℃に加熱し、かつ、1つの第1スタッドバンプおよび第2スタッドバンプに加わる荷重が1N以上として接合を行えばよい。
以上説明したことにより、本発明によれば、チップに形成されているデバイスに損傷を与えることなく、バンプを用いた実装ができるようになるという優れた効果が得られる。
図1Aは、本発明の実施の形態における実装方法を説明するための各工程における状態を示す構成図である。 図1Bは、本発明の実施の形態における実装方法を説明するための各工程における状態を示す構成図である。 図1Cは、本発明の実施の形態における実装方法を説明するための各工程における状態を示す構成図である。 図1Dは、本発明の実施の形態における実装方法を説明するための各工程における状態を示す構成図である。 図1Eは、本発明の実施の形態における実装方法を説明するための各工程における状態を示す構成図である。 図1Fは、本発明の実施の形態における実装方法を説明するための各工程における状態を示す構成図である。 図1Gは、本発明の実施の形態における実装方法を説明するための各工程における状態を示す構成図である。 図1Hは、本発明の実施の形態における実装方法を説明するための各工程における状態を示す構成図である。 図1Iは、本発明の実施の形態における実装方法を説明するための各工程における状態を示す構成図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図1A〜図1Iは、本発明の実施の形態における実装方法を説明するための各工程における状態を示す構成図である。図1A,図1C,図1D,図1E,図1F,図1G,図1H,図1Iは、側方から見た状態を示し、図1Bは、部分断面図である。
まず、図1Aに示すように、第1基板101の第1電極102に、Auから構成された第1スタッドバンプ103を形成する(第1バンプ形成工程)。第1スタッドバンプ103は、形成面(第1電極102)より離れる側の先端に、先細りとなる第1先端部104を備える。また、第1基板101は、例えば、シリコンから構成されたシリコンチップである。
ここで、第1スタッドバンプ103の形成例について説明する。第1スタッドバンプ103の形成は、例えば、ワイヤボンディング装置を用いればよい。まず、図1Bの(a)に示すように、ワイヤボンディング装置に取り付けられたキャピラリ201の先端より、Auワイヤ202を吐出させ、吐出させたAuワイヤ202の先端に、電極203からの放電によりボール204を形成する。
次に、図1Bの(b)に示すように、形成したボール204を、第1基板101の第1電極102に押し当てる(圧下して圧潰する)。このとき、第1基板101が固定されているステージ(不図示)の温度を150℃程度に加熱し、また、キャピラリ201には超音波を印加する。これにより、ボール204が、キャピラリ201の先端部の形状に成型され、スタッドバンプの形状となる。
この後、Auワイヤ202をクランプした状態で、キャピラリ201を第1基板101より離間する方向(上方)に引き離し、Auワイヤ202を切断する。この切断条件を適宜に設定することで、図1Bの(c)に示すように、所望とする形状の第1先端部104を備える第1スタッドバンプ103が形成できる。ここで、第1先端部104は、後に説明する荷重の印加による圧下(押し付け)で圧潰する範囲の径とされていればよい。以下に説明する第2先端部114についても、同様である。
次に、図1Cに示すように、第2基板111の第2電極112に、Auから構成された第2スタッドバンプ113を形成する(第2バンプ形成工程)。第2スタッドバンプ113は、形成面(第2電極112)より離れる側の先端に、先細りとなる第2先端部114を備える。また、第2基板111は、例えば、シリコンから構成された実装基板である。第2スタッドバンプ113も、上述した第1スタッドバンプ103と同様に形成すればよく、第2スタッドバンプ113は、第1スタッドバンプ103と同じ形状,同じ大きさとすればよい。
次に、図1Dの(a)に示すように、平板121を用意し、平板121の平面が第1基板101の実装面に平行となる状態に配置する。平板121は、市販されている、鏡面研磨されているシリコンウエハを用いればよい。ここで、前述したワイヤボンディングにおいて、Auワイヤ202は、例えば直径25μmであり、99%以上のAuから構成されている。また、ボール204の径は、約50〜60μmとすればよい。この条件であれば、前述したように形成した第1スタッドバンプ103の台座部105の直径は、70〜80μm程度となる。また、第1先端部104を含む第1スタッドバンプ103の高さH1は、約90μmになる。
次に、上述した平行な状態を維持し、平板121の平面を第1スタッドバンプ103の第1先端部104の先端に当接させて荷重を加える。これにより、図1Dの(b)に示すように、第1スタッドバンプ103を第1基板101側に圧下して圧潰し、第1先端部104の表面より内側に存在していた清浄領域(新生領域)104aを露呈させる。この圧潰をある程度継続し、図1Dの(c)および図1Eに示すように、第1スタッドバンプ103の上面に、第1基板101の実装面に平行な第1接合面106を形成する(第1接合面形成工程)。
上述した圧下は、1つのスタッドバンプあたりに、室温(23℃程度)で0.8Nの荷重が印加される条件とすればよい。この条件で第1接合面106を形成した状態の第1スタッドバンプ103の高さH2は、初期の高さH1の約1/2の約45μmになり、第1接合面106の平面視の直径は、30〜40μmになる。
ここで、第1先端部104の高さ(長さ)は、第1スタッドバンプ103の全体高さの1/3程度であればよいことが判明している。これより長くすると、第1基板101平面の法線(垂直)方向に、第1先端部104の形状が維持し難くなる。一方、第1先端部104が短すぎると、上述したように、圧下により圧潰しても、清浄面の露呈が実現できない場合が発生する。従って、第1先端部104の長さは、形状が維持でき、かつ、圧潰により清浄面が露呈できる範囲に、適宜に設定すればよい。
次に、上述同様に、平板121を第2スタッドバンプ113の第2先端部114の先端に当接させて荷重を加えることで、第2スタッドバンプ113を第2基板111側に圧下して圧潰する。これにより、第2先端部114の表面より内側に存在していた清浄領域を露呈させ、図1Fに示すように、第2スタッドバンプ113の上面に、第2基板111の実装面に平行な第2接合面116を形成する(第2接合面形成工程)。
次に、図1Gに示すように、各々対応する、第1スタッドバンプ103の第1接合面106と、第2スタッドバンプ113の第2接合面116とを当接させる。この状態で、加熱し、また両者に荷重を加えることで、第1スタッドバンプ103および第2スタッドバンプ113を互いに圧潰して接合し、第1基板101を第2基板111に実装する。
上述した接合では、まず、図1Hの(a)に示すように、各々対応する第1スタッドバンプ103の第1接合面と、第2スタッドバンプ113の第2接合面116とを、よく知られた位置合わせ法により位置合わせし、互いの面が相対する状態とする。このとき、第1基板101の実装面と、第2基板111の実装面とは、互いに平行な状態とする。
次に、上述した平行な状態を維持し、例えば、第1基板101を第2基板111の方に移動させ、図1Hの(b)に示すように、各々対応する第1スタッドバンプ103の第1接合面と、第2スタッドバンプ113の第2接合面116とを当接させる。なお、チップ101および基板103を加熱してから、上述した位置合わせを行い、互いの接合面同士を当接させるようにするとよい。チップ101と基板103との位置合わせを行う段階で、所定の温度に加熱されている方がよい。位置合わせをした後で加熱を行うと、合わせた位置関係が変化し、位置合わせ精度の低下を招く場合があるが、加熱をしておくことでこれが抑制できる。
次いで、加熱を継続した状態で、両者に荷重を加える。これにより、図1Hの(c)および図1Iに示すように、第1スタッドバンプ103と第2スタッドバンプ113とを圧潰し、接合前の第1接合面106および第2接合面116より内側に存在していた清浄領域を露呈させ、両者を接合する。ここで、加熱は150℃とし、また、1つのスタッドバンプあたりに1.0Nの荷重が印加される条件とすればよい。また、この荷重は、180秒間継続して印加すればよい。
この条件により、接合した第1スタッドバンプ103および第2スタッドバンプ113の高さH3は、初期の高さH1の約1/3の約30μmになる。また、互いに接合している第1接合面106および第2接合面116の平面視の直径は、60〜70μmに拡大する。
ここで、接合時には、上述した荷重の印加により、各スタッドバンプが再度、圧潰して清浄領域を露呈することが重要となる。これに対し、接合面形成時の荷重が大きすぎると、接合面を形成した各スタッドバンプがこれ以上変形(圧潰)しなくなり、上述したような接合が得られなくなる場合が発生する。従って、接合面形成時の荷重は、先端部がある程度圧潰して平坦な接合面が形成されればよく、印加する荷重の値は、接合時の荷重より小さい値とし、あまり大きくしないことが重要となる。
上述したように、本発明の実施の形態によれば、まず、各スタッドバンプに先端部を設け、この先端部を圧潰することで、この内側に存在していた清浄領域を露呈させた接合面を形成する。次いで、加熱を開始してから清浄領域を露呈させた接合面同士を当接し、加熱を継続した状態で荷重を印加することで、各スタッドバンプを圧潰し、更に清浄領域を露呈させ、接合面同士を接合するようにした。この結果、プラズマ照射による表面活性化や、超音波の印加などをすることなく、各スタッドバンプ同士を接合することによる実装(フリップチップ実装)が実現できるようになる。
ここで、清浄領域を露呈させた接合面を形成した後、この接合面における清浄領域が維持できる期間内に、上述した当接および接合を実施することが重要となる。先端部を圧潰して形成した接合面は、時間の経過とともに清浄度が低下するので、接合面を形成した後、直ちに、接合を実施した方がよい。
ところで、上述したように、第1基板および第2基板の両者がシリコンから構成されているので、熱膨張係数差による応力の発生が抑制できるようになる。特に、両者を同じ温度で加熱した状態で、各スタッドバンプ同士の接合を行うことで、より効果的に応力発生が抑制できる。例えば、第1基板がシリコンチップであり、第2基板がガラスエポキシ製プリント配線板であり、シリコンチップをガラスエポキシ製プリント配線板に実装する場合など、一般的な異種材料間の実装に比較して、上述した構成とすることで、熱膨張係数差による応力をより小さくすることができる。これにより、チップと基板との間にアンダーフィル材を注入することなく、十分な接合強度が確保できるようになる。
上述したように、第1基板および第2基板の両者がシリコンから構成されている場合に、本発明の実装方法により実装した場合のせん断強度試験を実施した結果、互いに接合している1対のスタッドバンプ当たり、平均100gfの値が得られた。また、接合されたすべての対となるスタッドバンプにおいて、良好な導通性が確認できた。
以上に説明したように、本発明によれば、Auからなるスタッドバンプを接合する2つの基板の両者に形成し、各々のスタッドバンプの先端部を大きく変形させることにより、清浄面を生成しながら両者の接合を行うため、表面活性化工程や超音波振動を加えることが不要であり、チップに形成されているデバイスに損傷を与えることなく、バンプを用いた実装ができるようになる。
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で、当分野において通常の知識を有する者により、多くの変形および組み合わせが実施可能であることは明白である。例えば、上述では、ワイヤボンディング装置を用いてスタッドバンプを作製するようにしたが、これに限るものではなく、例えばモールドによりスタッドバンプを形成してもよく、また、めっき法を利用してスタッドバンプを形成してもよい。また、スタッドバンプは、パラジウム(Pd)が1〜0.5%程度添加されているAuから構成してもよい。
101…第1基板、102…第1電極、103…第1スタッドバンプ、104…第1先端部、105…台座部、106…第1接合面、111…第2基板、112…第2電極、113…第2スタッドバンプ、114…第2先端部、116…第2接合面、121…平板。

Claims (3)

  1. 形成面より離れる側の先端に先細りとなる第1先端部を備えるAuから構成された第1スタッドバンプを、第1基板の実装面に形成された第1電極に形成する第1バンプ形成工程と、
    形成面より離れる側の先端に先細りとなる第2先端部を備えるAuから構成された第2スタッドバンプを、第2基板の実装面に形成された第2電極に形成する第2バンプ形成工程と、
    平板を前記第1スタッドバンプの前記第1先端部の先端に当接させて荷重を加えることで、前記第1スタッドバンプを前記第1基板側に圧下して圧潰し、前記第1先端部の表面より内側に存在していた清浄領域を露呈させ、前記第1スタッドバンプの上面に、前記第1基板の実装面に平行な第1接合面を形成する第1接合面形成工程と、
    平板を前記第2スタッドバンプの前記第2先端部の先端に当接させて荷重を加えることで、前記第2スタッドバンプを前記第2基板側に圧下して圧潰し、前記第2先端部の表面より内側に存在していた清浄領域を露呈させ、前記第2スタッドバンプの上面に、前記第2基板の実装面に平行な第2接合面を形成する第2接合面形成工程と、
    各々対応する前記第1スタッドバンプの第1接合面と前記第2スタッドバンプの第2接合面とを当接させ、加熱して荷重を加えることで、前記第1スタッドバンプおよび前記第2スタッドバンプを互いに圧潰して接合することで、前記第1基板を前記第2基板に実装する実装工程と
    を備え、
    前記第1先端部および前記第2先端部は、荷重の印加による圧下で圧潰する範囲の径とし、
    前記第1接合面形成工程,前記第2接合面形成工程では、前記実装工程よりも小さな荷重を加え、
    前記実装工程では、接合前の第1接合面および前記第2接合面より内側に存在していた清浄領域を、荷重の印加による圧潰により露呈させて接合させる
    ことを特徴とする実装方法。
  2. 請求項1記載の実装方法において、
    前記第1基板および前記第2基板は、シリコンから構成されていることを特徴とする実装方法。
  3. 請求項1または2記載の実装方法において、
    前記実装工程では、150℃に加熱し、かつ、1つの前記第1スタッドバンプおよび前記第2スタッドバンプに加わる荷重が1N以上として前記接合を行うことを特徴とする実装方法。
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