JP6153381B2 - 袖瓦 - Google Patents

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本発明は、屋根の端に葺設される断面が略逆L字形をなす袖瓦に関するものである。
袖瓦として、垂下部の前部に内方面部と外方面部及び内方面部と外方面部とを傾斜面で連結した中間面部とからなる膨出部を形成したものとするとともに、前記垂下部の尻部から膨出部の中間面部まで雨滴防止用の細桟状部材を下端側面に設けたものが知られている(特許文献1参照)。
しかし、側板部の下面は水平な面のため、側板部を伝って下る雨水は下面に回り込むことなく外側角部より雨垂れとなって落下したり、角部を伝って見付面に向かったりすることとなるが、雨水は外側角部を伝うため次段の袖瓦の雨受に受け止められ難く雨垂れとなって落下するという問題がある。
特許第4804119号公報
本発明は雨だれの発生を抑える袖瓦を目的とするものである。
本発明は、天板部と側板部とを有する断面略逆L状の袖瓦であって、側板部の下端に後段の袖瓦からの雨水を受ける雨受を形成するとともに、少なくとも雨受先端から見付面に至る側板部下面に下向き傾斜が内側に向かって形成される雨水伝わせ面を形成し、さらに、この雨水伝わせ面に一つ以上の導水路を形成したことを特徴とするものである。
なお、雨受の先端が側板部と同一面となるよう雨受をテーパ状または先細テーパ状としたり、側板部の前部に被せ部を形成するとともに、被せ部の先方部に、次段の袖瓦に雨水を導く内向き面を形成したりしてもよい。
本発明は、天板部と側板部とを有する断面略逆L状の袖瓦であって、側板部の下端に後段の袖瓦からの雨水を受ける雨受を形成するとともに、少なくとも雨受先端から見付面に至る側板部下面に下向き傾斜が内側に向かって形成される雨水伝わせ面を形成したことにより、後段の袖瓦から伝い流れてきた雨水は雨受に確実に導かれる。そして、雨受に導かれた雨水は、雨受の先端より溢流して側板部下面に伝い流れることとなる。側板部の下面は下向き傾斜が内側に向かって形成される雨水伝わせ面となっているので、雨水は内側の下向き稜線に集合されて流れ見付面下端まで導かれ、次段の袖瓦の雨受に流れ伝わるので、雨水は雨だれとして落下することなく雨樋に導かれることとなる。
また、雨水伝わせ面に一つ以上の導水路を形成したことにより、下向き斜面を伝う雨水は導水路に導かれて流れるので、一つの下向きの稜線よりも多くの雨水を流すことができる。さらに、導水路を複数形成すれば、第1の導水路を溢れた雨水を第2、第3の導水路に導いて流すことができるので流水量を大幅に増やすことができ、雨が強くなっても雨垂れをより確実に防ぐことができる。
請求項2のように、雨受の先端が側板部と同一面となるよう雨受をテーパ状または先細テーパ状としたことにより、雨受の先端から溢流する雨水は側板部と同一面となる先端のテーパ端または先細テーパ端により流れを乱されることなく滑らかに流れ出るので、側板部の下面に円滑に伝わり雨垂れとなって落下することをおさえられる。
請求項3のように、側板部の前部に被せ部を形成するとともに、被せ部の先方部に、次段の袖瓦に雨水を導く内向き面を形成したことにより、被せ部の表面を伝い流れる雨水は先方部の内向き面によって、次段の袖瓦の側板部に向かう流れとなり、次段の袖瓦の雨受に的確に導かれるので、雨水が雨垂れとなって落下することを抑えることができる。
本発明の好ましい実施形態を示す一部切欠斜視図である。 同じく正面図である。 同じく縦断正面図である。 同じく側面図である。 同じく使用状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施例を示す一部切欠斜視図である。 同じく正面図である。 同じく縦断正面図である。 同じく側面図である。 同じく使用状態を示す斜視図である。 本発明の第3の実施例を示す一部切欠斜視図である。
次に、本発明の第1の実施例を図1〜5に基づいて詳細に説明する。
1は天板部2と側板部3とからなる断面略逆L状の袖瓦本体であって、側板部3の前部には、先方部に次段の袖瓦に雨水を導く内向き面5aを見付面4に向けて形成した被せ部5が形成されている。6は側板部3の後部に形成される雨受であり、該雨受6は後段の袖瓦の被せ部5を受けて、後段の袖瓦の被せ部5から流れてくる雨水を受けて前方に伝え流すものである。なお、袖瓦は被せ部5のない左右兼用のものでもよいことはいうまでもない。
また、雨受6は先端を側板部3と同一面となる先細テーパ状とすることにより、雨受6を流れていく雨水が流れを乱されることなく滑らかに溢流できる。このように雨水を滑らかに溢流させることにより、側板部3の下端面に雨水を円滑に移行させることができるので雨水が溢流部で雨垂れとなって落下することを的確に抑えることができる。
7は側板部3の下端面に形成される雨水伝わせ面であり、該雨水伝わせ面7は袖瓦の内側に向かう下向き傾斜7aを、少なくとも雨受6の先端から被せ部5の下端に形成したもので、表面張力により雨水伝わせ面7の下向きの稜線を雨が伝う流水経路とすることにより、側板部3から雨水が雨垂れとなって落下することを防ぎ、被せ部5の先端まで雨水を伝え流すことができる。なお、雨水伝わせ面7は雨受6の先端より後方から形成してもよいことはいうまでもない。
また、雨水伝わせ面7に形成される一つ以上の導水路7bは、下向き傾斜7a面に一つ以上の堰堤を形成することにより、雨水伝わせ面7の下向き傾斜7a面を伝う雨水を堰堤により堰き止めて流すものである。また、導水路7bを複数形成すれば、第1の堰堤から雨水が溢れたら、順次次段の堰堤により雨水を堰止めて流すことができるので、流水量は大幅に増え、雨が強くなって雨垂れの発生をより確実に抑えることができる。
なお、導水路7bに複数の堰堤を形成することにより、堰堤間に溝を形成すれば堰堤だけの場合より多くの雨水を流すことができる。さらに、堰堤の代わりに一つ以上の溝を形成したものとすれば、複数の堰堤を形成した導水路7bよりも多くの雨水を流すことができる。
このように構成されたものは、屋根の袖部に葺設して見栄えを良くするとともに、降雨時、側板部3吹き付けられた雨水や、後段の袖瓦の側板部3より伝わって流れてくる雨水は、先端を側板部3と同一面とする雨受6の先細テーパ端より滑らかに流れ出て側板部3の下面に伝えられる。下面に伝えられた雨水は雨水伝わせ面7に導かれ次段の袖瓦に向かって流れることとなるが、雨水伝わせ面7の下向き傾斜7aには導水路7bが形成されているので、雨水は堰堤としての第1の導水路7bに堰止められて次段の袖瓦に向かって流れることとなる。
第1の導水路7bの堰堤を溢れた雨水は第2の導水路7bの堰体間に形成された溝内に流れ込みより多くの雨水を次段の袖瓦に向かって流すこととなる。また、第2の導水路7bの堰堤を溢れた雨水は雨水伝わせ面7の下向きの稜線を伝って次段の袖瓦に向かって流れる。
また、側板部3の被せ部5表面を伝う雨水は、被せ部5の前部に形成された内向き面5aにより次段の袖瓦の側板部3に向かう流れとなり、雨水を確実に次段の袖瓦の雨受6に伝えられるので、雨垂れとなって落下することを防ぐことができる。
図6〜10は第2の実施例を示すもので、被せ部5を第1の実施例のように直線面ではなく水平断面が円弧となるよう湾曲させ、内向き面5aを含めて被せ部5を湾曲面で形成することによって、被せ部5の表面を伝う雨水は被せ部5の滑らかな湾曲面を伝うこととなる。このため被せ部5を直線面で形成した第1の実施例のように、角部で雨水の剥離が起こる恐れが少なく、確実に見付面4まで導かれるので雨垂れとなることがない。
また、内向き面5aも湾曲面としているので雨水は次段の袖瓦の側板部寄りに滑らか、且つゆっくりと流れ伝わり、次段の袖瓦の雨受6に的確に導かれることとなり、雨水が雨垂れとなって落下することをより確実に抑えることができる点と、雨受6の先端を側板部と同一面となるテーパ状とした点が、第1の実施例と相違する以外は同じ構成のため同一符号を付して説明を省略する。
図11は第3の実施例を示すもので、雨受6を被せ部5との重なり合う部分にのみ形成するとともに、第2の実施例のように、雨受6の先端を側板部3と同一面となるテーパ状とした点と、雨水伝わせ面7を雨受6の先端が位置する側板部3の略中間位置から被せ部5まで形成した点以外は同じ構成のため、同一符号を付して説明は省略する。
1 袖瓦本体
2 天板部
3 側板部
4 見付面
5 被せ部
5a 内向き面
6 雨受
7 雨水伝わせ面
7a 下向き傾斜
7b 導水路

Claims (3)

  1. 天板部と側板部とを有する断面略逆L状の袖瓦であって、側板部の下端に後段の袖瓦からの雨水を受ける雨受を形成するとともに、少なくとも雨受先端から見付面に至る側板部下面に下向き傾斜が内側に向かって形成される雨水伝わせ面を形成し、さらに、この雨水伝わせ面に一つ以上の導水路を形成したことを特徴とする袖瓦。
  2. 雨受の先端が側板部と同一面となるよう雨受をテーパ状または先細テーパ状としたことを特徴とする請求項1に記載の袖瓦。
  3. 側板部の前部に被せ部を形成するとともに、被せ部の先方部に、次段の袖瓦に雨水を導く内向き面を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の袖瓦。
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