JP5993970B2 - 防水瓦 - Google Patents

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Description

本発明は、葺設状態における桁行き方向に隣接する瓦との境界部からの水の侵入を防止可能にした防水瓦に関する。
従来、一般的な平板瓦にあっては、葺設状態における桁行き方向に隣接す2枚の瓦間の隙間より侵入した雨水は、一方の瓦のアンダーラップ部を伝い流れて軒側に流出するようにしてあり、アンダーラップ部には水返しが突設されていることで、アンダーラップ部上の雨水が瓦より下方の屋根下地材上に流出しないが、前記アンダーラップ部に被さる他方の瓦のオーバーラップ部の裏面を伝わり、下方のアンダーラップ部の側端部より外側に相当する部分まで至ってしまって、屋根下地材上に滴下、流出してしまう可能性を否定出来ず、完全な雨仕舞いを実現出来なかった。
そこで、上記欠点を解消すべく、一側部にアンダーラップ部を、他側部にオーバーラップ部を設けた平板瓦において、葺設状態における隣接する一方の瓦のアンダーラップ部に被さる他方の瓦のオーバーラップ部の裏面に、側縁部に沿って第1の水切りを突設し、該第1の水切りに対し平行な第2の水切りを、一方の瓦のアンダーラップ部の上方の位置に突設して、瓦間の隙間より侵入して他方の瓦におけるオーバーラップ部裏面を伝わる雨水が、第1、2の水切りで水切りして、一方の瓦のアンダーラップ部上に滴下させる様にしたものが見受けられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−121180号公報
しかし、上記従来技術にあっては、第2の水切りが、第1の水切りより極力離した、裏面を伝わる水の勢いが衰える箇所に突設されていることから、第1の水切りを乗り越える様なことがあっても、第2の水切りで水切りされ二段階で水切りされて、屋根下地材上に滴下しないとされているが、この第2の水切りをも乗り越えてしまうことも否定出来ないため、やはり雨仕舞いに問題があるなど、解決せねばならない課題があった。
本発明は、上記従来技術に基づく、流れ方向に対し平行な水切りでは瓦間の隙間より侵入する雨水に対する雨仕舞いに問題が残る課題に鑑み、オーバーラップ部の裏面に、内側より外方且つ頭側へ斜め方向に長く形成した複数の誘導突堤を、流れ方向に並設することによって、隣接する他方の瓦のオーバーラップ部裏面を伝わる雨水を、誘導突堤によりオーバーラップ部の外側端縁部に誘導することで、下方のアンダーラップ部の側端部より外側に相当する部分まで至らせない様にして、上記課題を解決する。
要するに本発明は、オーバーラップ部の下面に、内側より外方且つ頭側へ斜め方向に長く形成した複数の誘導突堤を、流れ方向に並設したので、かかる誘導突堤により、葺設状態における桁行き方向に隣接する一方の瓦のオーバーラップ部の下面を外側端縁部から内方且つ下方へ伝わる雨水は、何れかの誘導突堤によりそれ以上内側に伝わることを防止し、且つ外側端縁部に誘導することが出来ることから、この雨水は屋根下地上まで至らないため、より確実な排水機能を具備させることが出来、雨仕舞いの良好な瓦屋根を構築することが出来る。
又、前記瓦本体のオーバーラップ部以外の部位における頭側重合部位の下面に水切りを設け、前記瓦本体における尻側重合部位の上面に中間水返しを、葺設状態における上段の瓦の前記水切りの直下に位置可能に形成されていたり、或いは前記アンダーラップ部の頭側底面に水切りを設けたので、流れ方向に隣接する防災瓦の隙間から吹き込んでくる雨水の侵入を防止することが出来るため、更に雨仕舞いの良好な瓦屋根を構築することが出来る等その実用的効果甚だ大である。
本発明に係る防水瓦の底面、背面、右側面を表す図である。 図1の防水瓦の底面、右側面、正面を表す図である。 図1の防水瓦の平面、左側面、正面を表す図である。 図1の防水瓦の葺設状態を示す平面図である。 図4のA−A断面端面図である。 図4のB−B断面端面図である。 図4のC−C断面端面図である。
本発明に係る防水瓦にあっては、基本的に平板瓦で、平面視矩形状の瓦本体1の一側部位をオーバーラップ部2とし、他側方にアンダーラップ部3が一体形成され、頭側に前垂れ4を、尻側底面に尻剣5、5aを有し、瓦本体1におけるオーバーラップ部2以外の部分の底面に複数のリブ6、6a…を幅方向に並設しており、該リブ6、6a…の尻側の端は、瓦本体1の尻側端面まで至らない様に形成されている。
図1〜7に示された防水瓦は、所謂「F形Uタイプ」であって、瓦本体1の両側部に隆起部7、7aを形成してそれらの間を谷部8とし、前垂れ4に切欠部9を有している。
図1、2に示す様に、オーバーラップ部2の底面に複数の誘導突堤10、10a …を流れ方向に所定間隔毎に並設し、該誘導突堤10、10a …は、内側より外方且つ頭側へ斜め方向に長く形成している。
具体的には、尻側端部に段差部11を形成し、オーバーラップ部2の底面の外側部位に段差部11より浅い凹部12、12a …を流れ方向に所定間隔毎に並設し、最も尻側の凹部12を三角形状に、残る凹部12a 、12b …を平行四辺形状に形成することで、隣接する凹部12、12a …間の部分を誘導突堤10、10a …とし、且つ該誘導突堤10、10a …が、内側より外方且つ頭側へ斜め方向に長く形成されている。
オーバーラップ部2の底面における誘導突堤10、10a …の内端より若干内側に水切り13を形成し、該水切り13は断面三角形状で、流れ方向に対し平行に形成し、頭側部位を外側に屈曲させて、凹部12、12a …における最も頭側のもの(図面上、凹部12i )に到達する様に形成されている。
瓦本体1のオーバーラップ部2以外の部位における頭側重合部位の下面に2本の水切り14、14a を設け、該水切り14、14a は流れ方向に並設され、且つリブ6、6a…と同じ高さに揃えられ、これら水切り14、14a は断面直角三角形状で鋸歯状に配列され、且つ立上げ面が頭側に向けられている。
アンダーラップ部3の頭側底面に複数本の水切り15、15a …を設け、該水切り15、15a …は断面直角三角形状で鋸歯状に流れ方向に配列され、且つ立上げ面が頭側に向けられている。
瓦本体1の上面における尻側重合部位の中間部に中間水返し16を形成し、該中間水返し16は葺設状態における上段の瓦における頭側の水切り14a の直下に位置する様に形成され、且つ隆起部7、7a及び瓦本体1の尻側の外縁部に沿って形成された水返し17と同じ高さで、隆起部7、7aはこの中間水返し16から頭側までの間に形成されている。
瓦本体1の上面における中間水返し16と尻側水返し17との間の部位は谷部8の底より高く、中間水返し16と平行な溝18が形成され、該溝18は瓦本体1におけるアンダーラップ部3側の側端面まで至る様に形成されている。
瓦本体1の隆起部7、7aにおける尻側上面に突堤19、19a を形成し、該突堤19、19a は、葺設状態の上段の瓦における頭側の水切り14a に対し頭側且つ直近に位置する様に形成されている。
そして、図4、7に示す様に、屋根下地W上に上記防災瓦を葺設すると、桁行き方向に隣接する防災瓦の境界部Xの隙間から雨水が侵入し、その一部がオーバーラップ部2の下面に回り込んで内方側且つ下方へ伝わっていこうとするが、誘導突堤10、10a …における侵入部位の下方のものに到達して方向を外方側下方に誘導突堤10、10a …に沿う様に変更されて、前記境界部Xに到達し、そこから直下の隣接する防災瓦のアンダーラップ部3に滴下するか、或いは隣接する防災瓦の瓦本体1におけるアンダーラップ部3側の側端面を伝ってアンダーラップ部3に流下させて、アンダーラップ部3の側端面と隣接する防災瓦との隙間からの雨水の侵入を完全に防止する。
又、図5、6に示す様に、流れ方向に隣接する防災瓦の隙間から吹き込んでくる雨水は、下方の防災瓦における中間水返し16と上方の防災瓦における尻側の水切り14a で概ね遮断し、その隙間を通過した僅かな雨水も頭側の水切り14に当たって溝18内に滴下して、そこに止めるか、或いは溝18内を流れてオーバーラップ部2へ流下させる。
オーバーラップ部2における隙間から吹き込んでくる雨水は、下方の防災瓦における中間水返し16で概ね遮断し、それを越えた雨水も上方の防災瓦における水切り15、15a …に当たって溝18内に滴下される。
尚、図面上、本発明に係る平板瓦は、「F形Uタイプ」だけが示されているが、図示しないが、例えば瓦本体の表面は概ね平坦で、オーバーラップ部の部分の厚みをそれ以外の部分より薄くした、所謂「F形Fタイプ」の平板瓦であっても良い。
1 瓦本体
2 オーバーラップ部
3 アンダーラップ部
10、10a … 誘導突堤
14、14a 水切り
15、15a … 水切り
16 中間水返し

Claims (3)

  1. 一側部位をオーバーラップ部とした瓦本体の他側方にアンダーラップ部が一体形成された平板瓦であって、
    前記オーバーラップ部の裏面に、内側より外方且つ頭側へ斜め方向に長く形成した複数の誘導突堤を、流れ方向に並設したことを特徴とする防水瓦。
  2. 前記瓦本体のオーバーラップ部以外の部位における頭側重合部位の下面に水切りを設け、前記瓦本体における尻側重合部位の上面に中間水返しを、葺設状態における上段の瓦の前記水切りの直下に位置可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載の防水瓦。
  3. 前記アンダーラップ部の頭側底面に水切りを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の防水瓦。
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