JP6257202B2 - 袖瓦 - Google Patents

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Description

本発明は、屋根の端に葺設される断面が略逆L字形をなす袖瓦に関するものである。
袖瓦として、側面部に長さ方向に延びる切欠き溝を頭見付部まで連続して形成したものが知られている(特許文献1参照)。
しかし、上面部と側面部が交差する角部は弧状に形成されており、上面部に降る雨は弧状部を介して側面部に流れやすいうえに、側面部に降りつける雨は側面部を伝い切欠き溝に流れ込むため切欠き溝を流れる雨水量は多くなる。しかも、切欠き溝を流れる雨水は次々と次段の切欠き溝に流れ込んでいくので、通過する雨水量は指数関数的に増し、切欠き溝の通水限界は普通の降雨で簡単に越えて切欠き溝より雨水は溢れて雨垂れとなって地面に落下するという問題がある。
特開2010-190003号公報
本発明は雨水が側板部より雨垂れとなって地面に落下することを低減する袖瓦を提供することを目的とする。
本発明は、天板部と側板部よりなる断面略逆L状の袖瓦本体の、前記側板部下端縁に薄板状の雨受辺を突設するとともに、側板部を雨受辺の上面基部より側板部上方に向かって外方に張り出した傾斜面とし、側板部の上端に先端が鋭角の庇部を形成したことを特徴とするものである。
なお、雨受辺の先端縁を庇部の先端縁と面一または内側に位置させたり、雨受辺の先方部を側板部と同一面となるようテーパ状にさせたりしてもよい。
本発明は、天板部と側板部よりなる断面略逆L状の袖瓦本体の、前記側板部下端縁に薄板状の雨受辺を突設するとともに、側板部を雨受辺の上面基部より側板部上方に向かって外方に張り出した傾斜面とし、側板部上部に庇部を形成したことにより、庇部による庇効果により側板部に降りつける雨量を減らすことができる。また、傾斜面とすることにより雨受辺の受け面、即ち上面を幅広にでき通水量を大きくすることができるので、多数の袖瓦本体を経て集水される下方の雨受辺を流れる雨水が通水限界を越えて溢流することを防ぎ雨垂れの発生を抑えるものである。さらに、雨受辺を薄板状として側板部の下端縁に形成することにより、側板部に降り付ける雨は確実に捕捉できるので雨垂れの発生をなくすることができる。
請求項2のように、雨受辺の先端縁を庇部の先端縁と面一または内側に位置させたことにより、庇部により雨は遮られるので、雨受辺上への雨の降り込みを低減できる。また、雨受辺の先端縁を庇部の先端縁より内側に位置させれば、雨受辺に降り込む雨をより一層低減できるので、雨受辺で受ける雨水量を減らすことができる。
また、請求項3のように、雨受辺の先方部を側板部と同一面となるようテーパ状としたことにより、雨受辺の先端から溢流する雨水は側板部と同一面となるテーパ状部により流れを乱されることなく滑らかに流れ出て、次段の袖瓦本体の雨受辺に雨水を円滑に伝えることができ、側板部から雨水が雨垂れとなって落下することを防ぐことができる。
本発明の実施形態を示す一部切欠斜視図である。 同じく正面図である。 同じく縦断正面図である。 同じく使用状態を示す斜視図である。
次に、本発明の実施形態を図1〜4に基づいて詳細に説明する。
1は天板部2と側板部3とからなる断面略逆L状の袖瓦本体であって、袖瓦本体1の側板部3の下端縁には薄板状の雨受辺4が突設されている。該雨受辺4は後段の袖瓦本体1の頭を重ね合わせて受ける尻を除いて先端まで形成される。
また、側板部3を雨受辺4の上面基部より側板部上方に向かって外方に張り出した傾斜面5とすることにより、図4に示すように、側板部3の上部にテーパ状の庇部5aが形成され、天板部2と側板部3の交差部は図4に示すように、エッジ状となる。また、側板部3を外方に張り出した傾斜面5とすることにより、垂直面の場合より雨受辺4の上面幅を大きくすることができ、通水量を増やすことができる。また、側板部3の傾斜角を変えることにより雨受辺4の上面幅を拡縮できることとなる。また、雨受辺4を薄板状とすることにより、雨受辺4の側面に降り付ける雨を減らして、側面から雨が雨垂れとなって落下することを防止している。
雨受辺4は図4に示すように、その先端縁を庇部5aの先端縁と同一か内側に位置させることにより、雨受辺4に降り込む雨を低減して雨受辺4を流れる雨量を減らしている。特に、雨受辺4の先端縁を庇部5aの先端縁より内側に位置させれば、雨受辺4に降り込む雨をより一層減らすことができ、雨受辺4に流れ込む雨水の溢流をより的確に抑えて雨垂れの落下を防いでいる。
また、テーパ状の庇部5aの上端はエッジ状となるため、雨水は表面張力によりエッジ状部を伝って次段の袖瓦本体1に伝えられるので、雨水が天板部2から側板部3に移行することを抑えられるので、天板部と側板部の交差部を弧状に形成したものと比較して、天板部2から側板部3に伝わる雨水量が大幅に低減できる。このため雨受辺4から雨水が溢流して雨垂れとなって落下することを防ぐことができる。
また、雨受辺4は図1、2に示されるように、先方部を側板部3と同一面となるテーパ状とすることにより、雨受辺4上を流れる雨水は流れを乱されることなく滑らかに溢流して次段の袖瓦本体1に雨水を円滑に移行させることができ、溢流水が雨垂れとなって落下することを的確に防ぐことができる。
このように構成されたものは、屋根の袖部に葺設して見栄えを良くするとともに、降雨時、上端が外方に張り出す庇部5aにより雨受辺4に降込む雨を低減すことができるうえに、庇部5aのエッジ状部により天板部2の雨水は側板部3に移行し難くなるので、側板部3に流れる雨水は極力抑えられることとなる。このため、雨水が多数の袖瓦本体1の雨受辺4を介して集合されても、雨受辺4の通水限界を越えることを防止でき、雨水が雨受辺4より溢流して雨垂れとなって地面に落下することを防ぐことができる。
1 袖瓦本体
2 天板部
3 側板部
4 雨受辺
5 傾斜面
5a 庇部

Claims (3)

  1. 天板部と側板部よりなる断面略逆L状の袖瓦本体の、前記側板部下端縁に薄板状の雨受辺を突設するとともに、側板部を雨受辺の上面基部より側板部上方に向かって外方に張り出した傾斜面として、その上端部に先端が鋭角の庇部を形成したことを特徴とする袖瓦。
  2. 雨受辺の先端縁を庇部の先端縁と面一または内側に位置させたことを特徴とする請求項1に記載の袖瓦。
  3. 雨受辺の先方部を側板部と同一面となるようテーパ状としたことを特徴とする請求項1または2に記載の袖瓦。
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