JP2006083581A - 軒樋の雪除けカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】 軒先に設けられる軒樋に雪が溜まることを防止させる雪除け機能を維持しながら、軒先の入り隅部からの雨水の飛び出し防止可能な軒樋の雪除けカバーを提供すること。
【解決手段】 軒先に設けられる軒樋4の前側上縁部41と屋根端部71との間隙を軒先の入り隅部にて塞ぐ平面視略L字状の軒樋の雪除けカバーである。表面1aに、雨水を該L字状の曲がり部11の、交点から離れた前端側に導き滴下させる、複数の雨水に対する堰21、21…となる導水突条2を有する。
【選択図】図1
【解決手段】 軒先に設けられる軒樋4の前側上縁部41と屋根端部71との間隙を軒先の入り隅部にて塞ぐ平面視略L字状の軒樋の雪除けカバーである。表面1aに、雨水を該L字状の曲がり部11の、交点から離れた前端側に導き滴下させる、複数の雨水に対する堰21、21…となる導水突条2を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、軒先に設けられる軒樋の前側上縁部と屋根端部との間隙を軒先の入り隅部にて塞ぐ平面視略L字状の軒樋の雪除けカバーに関する。
従来から、図3に示す如く、軒先に保持される軒樋4とともに、該軒樋4を支持する吊り具5に一体に設けられた支持部51にて支持されて、該軒樋4の前側上縁部と軒先上方の屋根先部との間隔開口を塞ぐ、積雪地にて使用して有用な軒樋の雪除けカバーが提案されている。
上記の軒樋の雪除けカバーは、積雪地以外の地域において、軒樋4の中に落ち葉が溜まりにくくする、落ち葉避けカバーとしても有用である。この軒樋の雪除けカバーの本体6は、所定長さをもった長尺略板状のもので、本体6の前側下端部と軒樋4の前側上縁部との間に雨水流入間隙が形成されるよう、上記支持部51に取着されている。また、雪除けカバーの本体6は、図3に示すような継手7にて接続されるとともに、軒先の入り隅部及び出隅部においては、継手7と同じく接続を兼ねた、平面視略L字状の入り隅用雪除けカバー8と出隅用雪除けカバー9とがそれぞれ設けられて設置される。
ところで、一般に、軒先の入り隅部と出隅部とを比較した場合、入り隅部は屋根面を伝って流下する雨水が集中し易い。そのため、積雪地とは異なる降雨量の多い降雨地域に上記雪除けカバーを設置した場合、その雨水が軒樋より前側に飛び出して地面にそのまま落ちることが懸念される。
本出願人は、上記入り隅用雪除けカバー8と出隅用雪除けカバー9とを兼用することを目的として、特許第3500974号公報に開示された、図4に示す、カバー本体100のL字状曲がり部の外縁と内縁とを結ぶ稜線に沿って屈曲自在部101を設け、その屈曲自在部101の薄肉化部分を屈曲自在部101が凹所となるように屈曲させて入り隅用とし、屈曲自在部101が凸所となるように屈曲させて出隅用とすることにより、入り隅用及び出隅用を共用させて成る軒樋の雪除けカバーを提案している。
このものにおいては、入り隅用雪除けカバーとして設置したときに、その表面を流下する雨水を、屈曲自在部101の前端となる、L字状の交点前端側に導いて滴下させることが想定される。
しかしながら、この構成では、カバー本体100のL字状曲がり部の外縁と内縁とを結ぶ稜線に沿って設けられた屈曲自在部101の雨水を流下させて軒樋内部に導くことができるが、屈曲自在部101以外の表面以外の雨水はそのまま流下し、雨水が軒樋より前側に飛び出すこととなる。したがって、降雨量の多い降雨地域への適応を考えてみると、十分とは言えない。
特許第3500974号公報
本願発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、軒樋に雪が溜まることを防止させる雪除け機能を維持しながら、軒先の入り隅部からの雨水の飛び出し防止可能な軒樋の雪除けカバーを提供することである。
上記課題を解決するために、本願発明による軒樋の雪除けカバーは、軒先に設けられる軒樋の前側上縁部と屋根端部との間隙を軒先の入り隅部にて塞ぐ平面視略L字状の軒樋の雪除けカバーであって、表面に、雨水を該L字状の曲がり部の、交点から離れた前端側に導き滴下させる導水突条を有することを特徴としている。
そして、前記曲がり部の内縁前端に、L字状の一辺と他辺との滴下箇所に亘る切欠きを有することが好ましい。
本願発明の軒樋の雪除けカバーは、その表面の雨水が、導水突条にて平面視略L字状の曲がり部の交点から離れた前端側に導かれて滴下されるので、軒先の入り隅部からの雨水の飛び出し防止機能を特徴として有する、軒樋に雪が溜まることを防止させる雪除け機能を維持した軒樋の雪除けカバーが得られる。
そして、平面視略L字状の曲がり部の内縁前端において、一辺と他辺との滴下箇所に亘る切欠きから雨水が滴下するようになるので、より多い雨量であっても軒先の入り隅部からの雨水の飛び出し防止が成されるものとなる。
本発明の上記および他の効果、特徴および利点を明確にすべく、添付した図面を参照しながら、本発明の実施の形態を以下に詳述する。 図1を参照すると、本発明の一実施形態としての軒樋の雪除けカバーの設置状態での作用の説明図が示されている。図2は、図1の軒樋の雪除けカバーを示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は、(b)図におけるA部拡大図である。
この実施形態の軒樋の雪除けカバー1は、軒先に設けられる軒樋4の前側上縁部41と屋根端部71との間隙を軒先の入り隅部にて塞ぐ平面視略L字状の軒樋の雪除けカバーであって、表面1aに、雨水を該L字状の曲がり部11の、交点から離れた前端側に導き滴下させる導水突条2を有する。
この場合、前記曲がり部11の内縁前端に、L字状の一辺12と他辺13との滴下箇所に亘る切欠き3を有してもいる。
詳しくは、この軒樋の雪除けカバー1は、従来の技術の項にて説明したものと同じく、図3に示すように、軒樋4を支持する吊り具5に一体に設けられた支持部51にて支持されて、軒樋4の前側上縁部と軒先上方の屋根先部との間隔開口を塞ぐように前下がりに斜めに固定されている雪除けカバーの本体6を、軒先の入り隅部にて接続するのに使用される。そして、この場合、塩化ビニル樹脂材料等の硬質の合成樹脂材料にて形成され、図2(a)に示すような平面視略L字状をもって、軒先の入り隅部にて屋根先部との間隔開口を塞ぐ。
軒樋の雪除けカバー1は、その直線部となる一辺12及び他辺13それぞれからL字状曲がり部11に向けて延設された、導水突条2を表面1aに有する略対称形の略L字状で、その端部両縁に、上記本体6を略直角状に接続するための接続片14、14を、また曲がり部11の内縁前端に切欠き3を有して形成されている。なお、この場合、雪除けカバーの本体6は略板状長尺材で、その両縁の前縁及び後縁には補強用の前耳及び後耳が形成されており、接続片14、14は、この前耳及び後耳をばね性をもって把持するように対向して湾曲形成されている。
表面1aには、複数の雨水に対する堰21、21…となる導水突条2が形成されている。この堰21は、この場合、図2(c)に示すように断面視略三角状で、最前列のものには、当該堰21を設けていない平坦部22が設けられ、この平坦部22から雨水がL字状の曲がり部11の、交点から離れた前端側に導き滴下される。
切欠き3は、L字状の一辺12と他辺13との滴下箇所に亘るよう、曲がり部11の内縁前端から平坦部22、22前側に向けて平面視略コ字状に大きく形成されている。この切欠き3は、曲がり部11の内縁前端部分が雨水を軒樋内部へ円滑に流下するようR形状をもって形成されている。したがって、平面視略L字状曲がり部11の内縁前端において、一辺12と他辺13との滴下箇所に亘る切欠き3から雨水が滴下するようになるので、より多い雨量であっても軒先の入り隅部からの雨水の飛び出し防止が成されるものとなる。
上記軒樋の雪除けカバー1の施工は、まず、従来の技術の項にて説明したように、所定長さの略板状長尺の本体6を、その前側下端部と軒樋4の前側上縁部との間に雨水流入間隙が形成されるように、吊り具5の支持部51に取着する。次いで、雪除けカバーの本体6を、継手7にて接続し、軒先の入り隅部に、軒樋の雪除けカバー1の接続片14、14にて雪除けカバーの本体6の両縁をばね性をもって把持させ配設する。
かかる軒樋の雪除けカバー1においては、図1に示すように、その表面1aの雨水Bが、導水突条2にて平面視略L字状の曲がり部11の交点から離れた前端側に導かれて滴下されることとなるので、軒先の入り隅部からの雨水の飛び出し防止するという効果がもたされる。
したがって、以上説明した軒樋の雪除けカバー1によると、その表面1aの雨水が、導水突条2にて平面視略L字状の曲がり部11の交点から離れた前端側に導かれて滴下されるので、軒先の入り隅部からの雨水の飛び出し防止機能を特徴として有する、軒樋に雪が溜まることを防止させる雪除け機能を維持した軒樋の雪除けカバーが得られる。
そして、平面視略L字状の曲がり部11の内縁前端において、一辺12と他辺13との滴下箇所に亘る切欠き3から雨水が滴下するようになるので、より多い雨量であっても軒先の入り隅部からの雨水の飛び出し防止が成されるものとなる。
なお、本発明は上記各実施例に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施例は適宜変更され得ることは明らかである。例えば、上記実施の形態において、堰21は、断面視略三角状以外に例えば四角形状などのどのような形状であっても良い。すなわち、雨水の勢いを低下させ、雨水を左右に導くことができるものであれば良く、また、切欠き3や、雨水を、L字状の曲がり部11の交点から離れた前端側に導き滴下される上記平坦部22の無いものであっても勿論良い。
1 雪除けカバー
1a 表面
11 曲がり部
2 導水突条
3 切欠き
4 軒樋
41 前側上縁部
1a 表面
11 曲がり部
2 導水突条
3 切欠き
4 軒樋
41 前側上縁部
Claims (2)
- 軒先に設けられる軒樋の前側上縁部と屋根端部との間隙を軒先の入り隅部にて塞ぐ平面視略L字状の軒樋の雪除けカバーであって、表面に、雨水を該L字状の曲がり部の、交点から離れた前端側に導き滴下させる導水突条を有して成ることを特徴とする軒樋の雪除けカバー。
- 前記曲がり部の内縁前端に、L字状の一辺と他辺との滴下箇所に亘る切欠きを有することを特徴とする請求項1に記載の軒樋の雪除けカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004268573A JP2006083581A (ja) | 2004-09-15 | 2004-09-15 | 軒樋の雪除けカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004268573A JP2006083581A (ja) | 2004-09-15 | 2004-09-15 | 軒樋の雪除けカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006083581A true JP2006083581A (ja) | 2006-03-30 |
Family
ID=36162319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004268573A Pending JP2006083581A (ja) | 2004-09-15 | 2004-09-15 | 軒樋の雪除けカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006083581A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5636128B1 (ja) * | 2014-04-11 | 2014-12-03 | パナソニック株式会社 | 屋根の排水構造 |
JP2019190184A (ja) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 雨水案内部材及び軒樋カバー構造 |
Citations (3)
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JPH07180300A (ja) * | 1993-12-21 | 1995-07-18 | Matsushita Electric Works Ltd | 軒樋装置 |
JP2000136607A (ja) * | 1998-10-30 | 2000-05-16 | Matsushita Electric Works Ltd | 軒樋用カバー材 |
JP2003278336A (ja) * | 2002-03-22 | 2003-10-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 雨樋入隅部水返し具 |
-
2004
- 2004-09-15 JP JP2004268573A patent/JP2006083581A/ja active Pending
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JP7117496B2 (ja) | 2018-04-27 | 2022-08-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 軒樋構造 |
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