JPH0612104Y2 - 積雪地用軒樋 - Google Patents
積雪地用軒樋Info
- Publication number
- JPH0612104Y2 JPH0612104Y2 JP1987010433U JP1043387U JPH0612104Y2 JP H0612104 Y2 JPH0612104 Y2 JP H0612104Y2 JP 1987010433 U JP1987010433 U JP 1987010433U JP 1043387 U JP1043387 U JP 1043387U JP H0612104 Y2 JPH0612104 Y2 JP H0612104Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rainwater
- eaves gutter
- inclined surface
- eaves
- longitudinal direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sewage (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［技術分野］ 本考案は、積雪地用の軒樋に関するものである。
［背景技術］ 冬期に雪が大量に降る積雪地においては、屋根に積もっ
た大量の雪が軒先から落下する際に軒樋内に入り込み、
この大量の雪の重みで軒樋が変形されたり破損されたり
するおそれがある。このために積雪地では冬期に軒樋を
取り外すなどしているが、軒樋の取り付けや取り外しに
は多大の労力を要するという問題があった。
た大量の雪が軒先から落下する際に軒樋内に入り込み、
この大量の雪の重みで軒樋が変形されたり破損されたり
するおそれがある。このために積雪地では冬期に軒樋を
取り外すなどしているが、軒樋の取り付けや取り外しに
は多大の労力を要するという問題があった。
［考案の目的］ 本考案は、上記の点に鑑みて為されたものであり、軒樋
内に雪が大量に入り込むことを防止することができて冬
期に取り外すような必要がなく、しかも雨水の排水にも
支障のない積雪地用軒樋を提供することを目的とするも
のである。
内に雪が大量に入り込むことを防止することができて冬
期に取り外すような必要がなく、しかも雨水の排水にも
支障のない積雪地用軒樋を提供することを目的とするも
のである。
［考案の開示］ しかして本考案に係る積雪地用軒樋は、横長の中空の角
形の筒体１の上面を屋外側へ向けて下り傾斜する傾斜面
２に形成すると共に傾斜面２に筒体１の長手方向と略直
交する方向に長いスリット状の雨水導入孔３を筒体１の
長手方向に沿って多数本穿設し、雨水導入孔３よりも屋
外側位置において傾斜面２に上方へ突出する雨水せき止
め突条４を筒体１の長手方向に沿って設け、この筒体１
を角形の軒樋５内にはめ込んで成ることを特徴とするも
のであり、軒樋５内にはめ込んだ筒体１によって屋根の
雪が軒樋５内に入り込むことを防止することができるよ
うにしたものであって、以下本考案を実施例により詳述
する。
形の筒体１の上面を屋外側へ向けて下り傾斜する傾斜面
２に形成すると共に傾斜面２に筒体１の長手方向と略直
交する方向に長いスリット状の雨水導入孔３を筒体１の
長手方向に沿って多数本穿設し、雨水導入孔３よりも屋
外側位置において傾斜面２に上方へ突出する雨水せき止
め突条４を筒体１の長手方向に沿って設け、この筒体１
を角形の軒樋５内にはめ込んで成ることを特徴とするも
のであり、軒樋５内にはめ込んだ筒体１によって屋根の
雪が軒樋５内に入り込むことを防止することができるよ
うにしたものであって、以下本考案を実施例により詳述
する。
筒体１は横長の筒状に合成樹脂の押出し成形などで作成
されるもので、その上面は屋外側へ下り傾斜する傾斜面
２として形成してある。筒体１の傾斜面２には第２図に
示すように家屋の内外方向に長いスリット状の雨水導入
孔３が穿設してある。この雨水導入孔３は筒体１の長手
方向に沿って多数設けてある。また、雨水導入孔３より
も屋外側位置において傾斜面２の上面には筒体１の長手
方向全長に亘って雨水せき止め突条４が筒体１と一体に
突設してある。筒体１はその底の幅が軒樋５の底面の幅
とほぼ等しい寸法になるように形成されているものであ
り、さらに筒体１はその屋外側の側面の高さ寸法が軒樋
５の屋外側の側片５ａの高さ寸法とほぼ同じになるよう
に形成されているものである。
されるもので、その上面は屋外側へ下り傾斜する傾斜面
２として形成してある。筒体１の傾斜面２には第２図に
示すように家屋の内外方向に長いスリット状の雨水導入
孔３が穿設してある。この雨水導入孔３は筒体１の長手
方向に沿って多数設けてある。また、雨水導入孔３より
も屋外側位置において傾斜面２の上面には筒体１の長手
方向全長に亘って雨水せき止め突条４が筒体１と一体に
突設してある。筒体１はその底の幅が軒樋５の底面の幅
とほぼ等しい寸法になるように形成されているものであ
り、さらに筒体１はその屋外側の側面の高さ寸法が軒樋
５の屋外側の側片５ａの高さ寸法とほぼ同じになるよう
に形成されているものである。
しかして、このように形成される筒体１を軒樋５内には
め込んで軒樋５内を筒体１で閉塞させ、この状態で軒樋
５を第１図に示すように屋根６の軒先に取り付けるもの
である。軒樋５を軒先に取り付けるにあたっては、鼻板
７に取り付けた軒樋受け具８で軒樋５を支持させること
によっておこなうことができる。このものにあって、屋
根６に積もった雪が軒先から軒樋５へと落下する際に
は、第１図のａ矢印のように雪は筒体１の傾斜面２に沿
って滑って軒樋５よりも屋外側に飛び出して下方へ落下
することになり、この雪が軒樋５内に入り込むことを防
ぐことができる。従って屋根６の雪が多量に軒樋５内に
入り込んで、雪の重みで軒樋５が変形したり破損された
りすることを防止することができることになり、冬期に
おいて軒樋５を取り外すような必要がなくなる。一方、
屋根６上に降った雨水が軒先から落下すると筒体１の上
面の傾斜面２に受けられ、この雨水は傾斜面２の雨水導
入孔３から筒体１内に導入されることになり、筒体１内
において軒樋５内に沿って流れて排水され、冬期以外の
季節において筒体１を軒樋５から外さなくとも支障なく
雨水の排水をおこなうことができる。またこのように雨
水の排水にあたって、屋根６から筒体１の傾斜面２の上
面に流れた雨水は雨水せき止め突条４によってせき止め
られ、傾斜面２の傾斜に沿って雨水が流れ落ちてしまう
ことなく雨水を確実に雨水導入孔３から筒体１内に流入
させて排水することができる。
め込んで軒樋５内を筒体１で閉塞させ、この状態で軒樋
５を第１図に示すように屋根６の軒先に取り付けるもの
である。軒樋５を軒先に取り付けるにあたっては、鼻板
７に取り付けた軒樋受け具８で軒樋５を支持させること
によっておこなうことができる。このものにあって、屋
根６に積もった雪が軒先から軒樋５へと落下する際に
は、第１図のａ矢印のように雪は筒体１の傾斜面２に沿
って滑って軒樋５よりも屋外側に飛び出して下方へ落下
することになり、この雪が軒樋５内に入り込むことを防
ぐことができる。従って屋根６の雪が多量に軒樋５内に
入り込んで、雪の重みで軒樋５が変形したり破損された
りすることを防止することができることになり、冬期に
おいて軒樋５を取り外すような必要がなくなる。一方、
屋根６上に降った雨水が軒先から落下すると筒体１の上
面の傾斜面２に受けられ、この雨水は傾斜面２の雨水導
入孔３から筒体１内に導入されることになり、筒体１内
において軒樋５内に沿って流れて排水され、冬期以外の
季節において筒体１を軒樋５から外さなくとも支障なく
雨水の排水をおこなうことができる。またこのように雨
水の排水にあたって、屋根６から筒体１の傾斜面２の上
面に流れた雨水は雨水せき止め突条４によってせき止め
られ、傾斜面２の傾斜に沿って雨水が流れ落ちてしまう
ことなく雨水を確実に雨水導入孔３から筒体１内に流入
させて排水することができる。
尚、上記実施例では傾斜面２を断面三角形状に屈曲させ
て筒体１と一体に雨水せき止め突条４を形成するように
したが、第３図に示すように傾斜面２を凸段状に屈曲さ
せて雨水せき止め突条４を形成するようにしてもよい。
第３図において９は雪、１０は雨水を示す。
て筒体１と一体に雨水せき止め突条４を形成するように
したが、第３図に示すように傾斜面２を凸段状に屈曲さ
せて雨水せき止め突条４を形成するようにしてもよい。
第３図において９は雪、１０は雨水を示す。
［考案の効果］ 上述のように本考案にあっては、横長の中空の角形の筒
体の上面を屋外側へ向けて下り傾斜する傾斜面に形成
し、この筒体を角形の軒樋内にはめ込んであるので、屋
根に積もった雪は筒体の傾斜面に沿って滑って軒樋より
も屋外側に飛び出して下方へ落下することになり、雪多
量に軒樋内に入り込むことを防ぐことができ、雪の重み
で軒樋が変形したり破損されたりすることを防止するこ
とができると共に、角形の筒体は積雪の荷重に対して強
固で変形したりして排水機能を果たさなくなるようなこ
とがなくなるものであり、しかも傾斜面に雨水導入孔を
穿設し、雨水導入孔よりも屋外側位置において傾斜面に
上方へ突出する雨水せき止め突条を筒体の長手方向に沿
って設けてあるので、屋根から筒体の傾斜面に流れた雨
水は雨水せき止め突条によってせき止められ、傾斜面の
傾斜に沿って雨水が流れ落ちてしまうことなく雨水を確
実に雨水導入孔から筒体内に流入させると共に、中空に
形成されていて通水量の大きい筒体内に沿ってスムーズ
に流して排水することができ、冬期以外の季節に筒体を
軒樋から取り外す必要なく雨水の排水をおこなうことが
できるものである。また筒体の長手方向と略直交する方
向に長いスリット状の雨水導入孔を筒体の長手方向に沿
って多数本穿設するようにしたので、雨水導入孔をスリ
ット状にして開口面積を大きくして雨水の導入効率を高
めることができると共に、雪はスリット状の雨水導入孔
の開口両縁にガイドされて筒体の傾斜面を滑ることにな
り、雨水導入孔に引っ掛かって雪が滑り落ちなくなるよ
うなことを未然に防ぐことができるものである。
体の上面を屋外側へ向けて下り傾斜する傾斜面に形成
し、この筒体を角形の軒樋内にはめ込んであるので、屋
根に積もった雪は筒体の傾斜面に沿って滑って軒樋より
も屋外側に飛び出して下方へ落下することになり、雪多
量に軒樋内に入り込むことを防ぐことができ、雪の重み
で軒樋が変形したり破損されたりすることを防止するこ
とができると共に、角形の筒体は積雪の荷重に対して強
固で変形したりして排水機能を果たさなくなるようなこ
とがなくなるものであり、しかも傾斜面に雨水導入孔を
穿設し、雨水導入孔よりも屋外側位置において傾斜面に
上方へ突出する雨水せき止め突条を筒体の長手方向に沿
って設けてあるので、屋根から筒体の傾斜面に流れた雨
水は雨水せき止め突条によってせき止められ、傾斜面の
傾斜に沿って雨水が流れ落ちてしまうことなく雨水を確
実に雨水導入孔から筒体内に流入させると共に、中空に
形成されていて通水量の大きい筒体内に沿ってスムーズ
に流して排水することができ、冬期以外の季節に筒体を
軒樋から取り外す必要なく雨水の排水をおこなうことが
できるものである。また筒体の長手方向と略直交する方
向に長いスリット状の雨水導入孔を筒体の長手方向に沿
って多数本穿設するようにしたので、雨水導入孔をスリ
ット状にして開口面積を大きくして雨水の導入効率を高
めることができると共に、雪はスリット状の雨水導入孔
の開口両縁にガイドされて筒体の傾斜面を滑ることにな
り、雨水導入孔に引っ掛かって雪が滑り落ちなくなるよ
うなことを未然に防ぐことができるものである。
第１図は本考案の一実施例の断面図、第２図は同上の一
部の分解斜視図、第３図は本考案の他の実施例の断面図
である。 １は筒体、２は傾斜面、３は雨水導入孔、４は雨水せき
止め突条、５は軒樋である。
部の分解斜視図、第３図は本考案の他の実施例の断面図
である。 １は筒体、２は傾斜面、３は雨水導入孔、４は雨水せき
止め突条、５は軒樋である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 月森 博幸 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)考案者 山本 雅春 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)考案者 西原 敏夫 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−51360（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−168230（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭60−29545（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭57−41314（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】横長の中空の角形の筒体の上面を屋外側へ
向けて下り傾斜する傾斜面に形成すると共に傾斜面に筒
体の長手方向と略直交する方向に長いスリット状の雨水
導入孔を筒体の長手方向に沿って多数本穿設し、雨水導
入孔よりも屋外側位置において傾斜面に上方へ突出する
雨水せき止め突条を筒体の長手方向に沿って設け、この
筒体を角形の軒樋内にはめ込んで成る積雪地用軒樋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987010433U JPH0612104Y2 (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 | 積雪地用軒樋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987010433U JPH0612104Y2 (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 | 積雪地用軒樋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63117936U JPS63117936U (ja) | 1988-07-30 |
| JPH0612104Y2 true JPH0612104Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=30796719
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987010433U Expired - Lifetime JPH0612104Y2 (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 | 積雪地用軒樋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0612104Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2864571B2 (ja) * | 1989-10-26 | 1999-03-03 | 松下電工株式会社 | 軒 樋 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5741314U (ja) * | 1980-08-20 | 1982-03-05 | ||
| JPS5751360A (en) * | 1980-09-12 | 1982-03-26 | Nobuyuki Aoki | Rainwater gutter |
| JPS6029545U (ja) * | 1983-08-06 | 1985-02-28 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用シ−トバックのランバサポ−ト装置 |
| JPH0111856Y2 (ja) * | 1985-04-09 | 1989-04-07 |
-
1987
- 1987-01-27 JP JP1987010433U patent/JPH0612104Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63117936U (ja) | 1988-07-30 |
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