JP2864571B2 - 軒 樋 - Google Patents

軒 樋

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JP2864571B2
JP2864571B2 JP1280659A JP28065989A JP2864571B2 JP 2864571 B2 JP2864571 B2 JP 2864571B2 JP 1280659 A JP1280659 A JP 1280659A JP 28065989 A JP28065989 A JP 28065989A JP 2864571 B2 JP2864571 B2 JP 2864571B2
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良典 田中
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、軒樋に関するものであり、更に詳しくは、
積雪地域にあって積雪の害を防ぐ軒樋に関するものであ
る。
[従来の技術] 積雪地域、特に豪雪地域においては、建築構造体は積
雪の荷重により種々の影響を受け、中でも軒樋は、形状
および材料構成など機械的強度面から影響を受けやすい
部材といえる。
従来より、雪害の防止を考慮して軒樋として、第3図
に示すものが知られている。
このものは、樋本体Aの上面開口部に金網Bを配した
ものであり、このものの軒先Cへの取り付けは樋受け具
Dにて家壁Eに取り付け固定されている。
また、第4図に示すものは、樋本体Aと樋本体Aを保
持する樋受け具Dとから構成され、樋受け具Dは樋保持
部Daと支柱部Dbとからなり、樋保持部Daと支柱部Dbとは
支点Dcにて軸着されている。
このものは、降雨時は、軒先Cからの雨水を受けるこ
とができる位置(第4図イの位置)に固定され、降雪時
には、支点Dcを中心にして樋保持部Daを折り曲げるよう
にして、軒先Cの下(第4図ロの位置)へ退避させて雪
害を回避させるものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の技術における前者は、樋本
体A内への雪の侵入を防げるが、樋本体Aの上面開口部
に取り付けた金網Bが水平となっているので、降雪や屋
根から落下してくる雪が積雪するという問題があり、ま
た、後者は、降雪時と降雨時とで樋本体Aの固定位置を
変更させるという手間がかかり取り扱いが煩雑であっ
た。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、樋本体内および上端面において積雪
しにくく、降雨時と降雪時とにおいて取り扱いに特別な
手間を必要としない軒樋を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の軒樋は、溝形状の樋本体と、該樋本体の上端
開口部を前下がりに覆う防雪板とからなり、該防雪板に
貫通した多数の通水孔と、該防雪板の表面の前端長手方
向に連続する止水片とを設けて成る軒樋であって、樋本
体の後立片を前立片よりも高く形成し、該後立片及び前
立片の上端に形成される両耳部に防雪板の前後両端に形
成される嵌着溝を各々嵌着して該防雪板を同両耳部間に
架設状に設け、同防雪板の前端に形成される嵌着溝の直
上位置において同防雪板の表面上に止水片を立設したこ
とを特徴とするものである。
[作用] 本発明の軒樋においては、樋本体の上端開口部を防雪
板が前下がりに覆っているので、降雪や屋根から落下し
てくる雪は樋本体上を滑り落ちる。
また、防雪板の上面に設けた通水孔にて雨水を通水し
て集水すると共に、通水孔にて捕らえきれなかった雨水
を、一旦止水片のところで止水させ通水孔にて樋本体内
へ通水する。
[実施例] 本発明の軒樋の実施例について、図に基づいて述べ
る。
第1図は、本発明の一実施例の縦断面を示すもので、
第2図はその取り付け状態を示すものである。
第1図に示すように、この実施例においては、樋本体
1と、樋本体1の上端開口部を前下がりに覆う防雪板2
とから構成されており、この樋本体1と防雪板2は、共
にポリ塩化ビニルの押出成型品にて形成されている。
樋本体1は、長尺の溝形状をなし、前方に位置する前
立片1aと、後方に位置して該前立片1aより高さの高い後
立片1bと、同前立片1a及び後立片1bの上端にその長手方
向にわたって形成される肉厚状の両耳部1c、1cと、を有
する構造となっている。
防雪板2は、その表面に平坦な滑雪面2aを有し、該滑
雪面2aの表面上の前端には、長手方向にわたって連続し
た突起状の止水片2cが突出して設けられている。
また、防雪板2の裏面側の前後両端には、樋本体1の
耳部1c、1cに嵌着される嵌着溝2d、2dが設けられてお
り、該防雪板2の前端に形成される嵌着溝2dの直上位置
に、前記止水片2cは立設されることになる。
多数の楕円形の通水孔2bは、防雪板2の押出成型後、
防雪板2の表面から裏面に貫通させて開けられている。
樋本体1の耳部1c、1cは前後で高低差を有しているた
め、防雪板2は前下がりの状態で樋本体1に架設状に嵌
着されており、この場合、樋本体1の前立片1aの上端の
耳部1c直上に同防雪板2の止水片2cが位置することにな
る。
なお、防雪板2の前下がりの傾斜角の大きさは軒先5
の屋根勾配とほぼ同一とされている。
このものの建築構造体への取り付けは第2図に示すよ
うに、防雪板2の後端が軒先5の下面と一部重なるよう
に樋保持具4にて家壁6に取り付けされ固定されてい
る。
このように防雪板2が前下がりに取り付けられてある
ので、屋根から落下してくる雪が樋本体1へ積雪されに
くく、積雪による雪害を回避すると共に、防雪板2に設
けた多数の通水孔2bにて雨水を集水し、通水孔2bにて捕
らえきれなかった雨水を、一旦止水片2cにて止水させ、
通水孔2bにて樋本体1内へ通水するので、樋本来の機能
を果たす。
特に、この場合、樋本体1の後立片1bが前立片1aより
も高く形成されて、該後立片1bの上端と前立片1aの上端
との間に架設状に防雪板2が設けられているため、該防
雪板2の前端から樋本体1内へと雪は入り込むことなく
同樋本体1の前方へと支障なく滑り落とされ、しかも、
防雪板2の上の雪の荷重によっても該防雪板2は樋本体
1の前後の前立片1aと後立片1bとで支持されて変形した
り破損したりしにくく、また、樋本体1の前立片1aの上
端の直上に防雪板2の止水片2cが立設されることになっ
て、該止水片2cにてせき止められる雨や雪の荷重衝撃に
対しても同防雪板2は対抗できるように強固に支持され
る。
更には、後立片1b及び前立片1aの上端に形成される両
耳部1c、1cに防雪板2の前後両端に形成される嵌着溝2
d、2dを各々嵌着して該防雪板2が同両耳部1c、1c間に
架設状に設けられるので、防雪板2だけを樋本体1から
離脱させて不用時に取り外したり取り替えたりすること
ができ、しかも、防雪板2の前端に形成される嵌着溝2d
の直上位置において同防雪板2の表面上に止水片2cが立
設されるので、該止水片2cにてせき止められる雨や雪の
荷重衝撃は防雪板2の前側にかかって該防雪板2の中程
部分が下方へと撓み変形しにくく、またそれ故に、嵌着
溝2d、2dと耳部1c、1cとの嵌着が離脱しにくくなって同
防雪板2は外れにくい状態で確実に架設支持される。
[発明の効果] 本発明の軒樋によれば、樋本体の上端開口部を防雪板
が前下がりに覆うので、降雪や屋根から落下してくる雪
による樋本体内や樋本体の上端面への積雪を防ぎ、雪害
を防ぐ。
また、防雪板に設けた通水孔にて雨水を通水して集水
し、通水孔にて捕らえきれなかった雨水は一旦止水片の
ところで止水させられ、通水孔にて樋本体内へ通水され
るので、屋根からの雨水を集水するという樋本来の機能
を発揮すると共に、降雨時と降雪時で取り扱いに特別の
手間を必要としない効果を奏する。
特に、この場合、防雪板の前端から樋本体内へと雪は
入り込むことなく同樋本体の前方へと支障なく滑り落と
され、しかも、防雪板の上の雪の荷重によっても該防雪
板は変形したり破損したりしにくく、また、樋本体の前
立片の上端の直上に防雪板の止水片が立設されることに
なって、該止水片にてせき止められる雨や雪の荷重衝撃
に対しても同防雪板は抵抗できるように強固に支持され
る。
更には、防雪板だけを樋本体から離脱させて不用時に
取り外したり取り替えたりすることができ、しかも、止
水片にてせき止められる雨や雪の荷重衝撃が防雪板の前
側にかかって該防雪板の中程部分が下方へと撓み変形し
にくく、またそれ故に、嵌着溝と耳部との嵌着が離脱し
にくくなって同防雪板は外れにくい状態で確実に架設支
持される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の縦断面図、第2図は、同
上の取り付け斜視図、第3図は、従来例の取り付け斜視
図、第4図は、他の従来例の取り付け斜視図である。 1……樋本体、1a……前立片、1b……後立片、1c……耳
部、2……防雪板、2a……滑雪面、2b……通水孔、2c…
…止水片、2d……嵌着溝。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溝形状の樋本体と、該樋本体の上端開口部
    を前下がりに覆う防雪板とからなり、該防雪板に貫通し
    た多数の通水孔と、該防雪板の表面の前端長手方向に連
    続する止水片とを設けて成る軒樋であって、樋本体の後
    立片を前立片よりも高く形成し、該後立片及び前立片の
    上端に形成される両耳部に防雪板の前後両端に形成され
    る嵌着溝を各々嵌着して該防雪板を同両耳部間に架設状
    に設け、同防雪板の前端に形成される嵌着溝の直上位置
    において同防雪板の表面上に止水片を立設したことを特
    徴とする軒樋。
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