JP5721801B2 - 軒樋 - Google Patents
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Description
すなわち、本願の請求項1に係る軒樋は、前面板の上部の外面に水切り段差が設けられ、該水切り段差を介して前記前面板の上壁部と下壁部とが連設された軒樋において、前記水切り段差に、樋長手方向に沿って延在すると共に水を保持可能な溝が形成され、前記溝は、前記上壁部の外面の下端に連設された前方側の第一内面と、該第一内面の後方側に配設されていると共に前記下壁部の外面の上端に連設された後方側の第二内面と、を備えており、前記下壁部の外面の上端と前記第二内面の下端との間に形成された屈曲部の鉛直方向位置は、前記上壁部の外面の下端と前記第一内面の下端との間に形成された角部の先端の鉛直方向位置と略同位置に形成されていることを特徴とする。
本発明の軒樋の前記第二内面は、鉛直方向に沿って形成されていてもよい。
本発明の軒樋の前記溝は、前記第一内面と、前記第二内面と、前記第一内面と前記第二内面との間で湾曲する溝底面とにより形成され、断面視三角形状に形成されていてもよい。
前面板の外面に水切り段差が設けられ、該水切り段差を介して前記前面板の上壁部と下壁部とが連設された軒樋において、前記水切り段差に、樋長手方向に沿って延在するとともに表面張力によって水を保持可能な溝が形成され、前記水切り段差の奥行き寸法は、1〜5mmの範囲内であり、また、前記溝の深さ寸法は、1〜5mmの範囲内であることを特徴とするものであってもよい。
すなわち、本願の請求項1に係る軒樋によれば、上壁部の外面を伝って流れ落ちた水は、水切り段差の先端、つまり上壁部と水切り段差との連結部分において水切りされて落下する。また、前記した連結部分を越えて水が水切り段差側に回ったとしても、その水は、水切り段差に形成された溝の内側に毛細管現象によって吸引されると共に水の表面張力によって溝内に保持される。すなわち、前面板の外面を伝って流れ落ちる水の流通が、水切り段差による水切り機能及び溝による水保持機能によって2段階で規制される。
これにより、前面板の下壁部の外面にまで水が伝わることを確実に防止することができ、水切り段差の奥行き寸法を小さくしても、前面板の上壁部の外面を伝って流れ落ちた水が前面板の下壁部の外面にまで伝わることを確実に防止することができ、前面板の下壁部における水汚れを軽減させることができる。
そして、上壁部の外面を伝って上壁部の下端まで流れ落ちた水が溝内に保持されやすくなり、前面板の下壁部の外面にまで水が伝わることをより確実に防止することができる。
なお、本実施の形態では、図1における縦方向を「鉛直方向」とし、軒樋1が延在する方向(図1の断面に対して垂直な方向)を「樋長手方向」とし、図1における横方向を「前後方向」とする。また、前後方向のうちの図示せぬ軒先側(図1における右側)を後方側とし、その反対側(図1における左側)を前方側とする。
詳しく説明すると、溝8は、溝幅寸法(前後方向の寸法)が上方に向かうに従い漸次縮幅された断面視台形状の溝であり、その概略構成としては、上方に向かうに従い後方側に傾斜した傾斜面80(本発明の第一内面に相当する。)と、傾斜面80の後方側に配設されて鉛直方向に沿って形成された鉛直面81(本発明の第二内面に相当する。)と、傾斜面80の上端と鉛直面81の上端との間に配設されて水平面に沿って形成された溝底面82と、によって画成されている。上記した傾斜面80の下端は、Rを付けた丸角部83(本発明の角部に相当する。)を介して上壁部6の外面の下端に連設されており、また、上記した鉛直面81の下端は、鈍角に屈曲した屈曲部84を介して下壁部7の外面の上端に連設されている。さらに、上記した屈曲部84の鉛直方向位置は、丸角部83の下端(先端)の鉛直方向位置と略同位置に形成されている。
なお、上記した水切り段差5の奥行き寸法は、できる限り小さいことが好ましく、1〜5mmの範囲内であり、また、溝8の深さ寸法(鉛直方向の寸法)は、1〜5mmの範囲ないであり、例えば、水切り段差5の奥行き寸法を2mmとし、溝8の深さ寸法を1.4mmとする。
例えば、上記した実施の形態では、前面板3の上端部に前方側ブラケット掛止部10が設けられ、後面板4の上端部に後方側ブラケット掛止部11が設けられ、これら前方側ブラケット掛止部10や後方側ブラケット掛止部11に図示せぬブラケットを掛止させることで軒樋1が建物に取り付けられる構造となっているが、本発明は、軒樋1の建物に対する取付構造は適宜変更可能であり、上記した前方側ブラケット掛止部10や後方側ブラケット掛止部11を適宜変更若しくは省略することができる。
また、上記した実施の形態では、傾斜面80の下端と上壁部6の外面の下端との間に、Rを付けた丸角部83が設けられているが、本発明は、Rを付けずに鋭角な角部を介して、傾斜面80の下端と上壁部6の外面の下端とが連設されていてもよい。
Claims (4)
- 前面板の上部の外面に水切り段差が設けられ、該水切り段差を介して前記前面板の上壁部と下壁部とが連設された軒樋において、
前記水切り段差に、樋長手方向に沿って延在すると共に水を保持可能な溝が形成され、
前記溝は、前記上壁部の外面の下端に連設された前方側の第一内面と、該第一内面の後方側に配設されていると共に前記下壁部の外面の上端に連設された後方側の第二内面と、を備えており、
前記下壁部の外面の上端と前記第二内面の下端との間に形成された屈曲部の鉛直方向位置は、前記上壁部の外面の下端と前記第一内面の下端との間に形成された角部の先端の鉛直方向位置と略同位置に形成されていることを特徴とする軒樋。 - 前記第二内面は、鉛直方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1に記載の軒樋。
- 前記溝は、前記第一内面と、前記第二内面と、前記第一内面と前記第二内面との間で湾曲する溝底面とにより形成され、断面視三角形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の軒樋。
- 前面板の外面に水切り段差が設けられ、該水切り段差を介して前記前面板の上壁部と下壁部とが連設された軒樋において、
前記水切り段差に、樋長手方向に沿って延在するとともに表面張力によって水を保持可能な溝が形成され、
前記水切り段差の奥行き寸法は、1〜5mmの範囲内であり、また、前記溝の深さ寸法は、1〜5mmの範囲内であることを特徴とする軒樋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013207710A JP5721801B2 (ja) | 2013-10-02 | 2013-10-02 | 軒樋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013207710A JP5721801B2 (ja) | 2013-10-02 | 2013-10-02 | 軒樋 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009146550A Division JP5438391B2 (ja) | 2009-06-19 | 2009-06-19 | 軒樋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014025341A JP2014025341A (ja) | 2014-02-06 |
JP5721801B2 true JP5721801B2 (ja) | 2015-05-20 |
Family
ID=50199214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013207710A Active JP5721801B2 (ja) | 2013-10-02 | 2013-10-02 | 軒樋 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5721801B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2543217Y2 (ja) * | 1989-11-28 | 1997-08-06 | 松下電工株式会社 | 軒 樋 |
-
2013
- 2013-10-02 JP JP2013207710A patent/JP5721801B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014025341A (ja) | 2014-02-06 |
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