JP4894479B2 - 軒樋吊具 - Google Patents

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Description

本発明は、軒樋吊具に関するものである。
従来より、軒先に取り付けられた鼻隠し板に取り付けて固定する鼻隠し板固定部から前方にアーム部が突設され、軒樋を吊持する軒樋吊持部がそのアーム部の下方に連結される軒樋吊具が知られている。この軒樋吊具はアーム部に対して軒樋吊持部が前後方向にスライド自在に連結可能であり、鼻隠し板固定部を鼻隠し板に固定した状態で軒樋吊持部を前後方向にスライドさせることによって、軒樋を任意の位置に調整することができる。
ところで、軒先に配置した軒樋は屋根を伝って落下した雨水を受けて軒先から地面に向かって雨水が落下しないようにしているが、軒樋の上方に位置する軒樋吊具のアーム部に雨水が降りかかったとき、風により雨水がアーム部から鼻隠し板固定部を伝わって鼻隠し板側に回り、鼻隠し板を濡らしたり腐らせたりし、さらに鼻隠し板を取付けた軒先側から軒裏側にまで走ることがあった。これを防止するため、例えば、アーム部の上面に水切り突起を設け、この水切り突起により軒先側から軒裏側に走る雨水を堰き止めるようにした軒樋吊具が知られている(例えば、特許文献1参照)。あるいは、別の方法として、例えば、アーム部の幅方向端部を下方に傾斜させた傾斜部を形成するとともにその下端縁に導水溝を形成し、アーム部上面の雨水を前記導水溝に集水して軒樋に流入させるようにしたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−217120号公報 特開2004−232242号公報
しかしながら、上記特許文献1の軒樋吊具によれば、アーム部上面に設けた水切り突起によって軒先側から軒裏側に走る雨水を堰き止めることが可能であるが、水切り突起が形成されていない箇所のアーム部上面を伝って雨水が軒裏側に走る場合があった。また、上記特許文献2の軒樋吊具は、アーム部の上面に降りかかった雨水が傾斜部を伝って導水溝に向かう際に雨水の流れの勢いが強くなり導水溝を超えてしまう場合があった。さらに、傾斜部および導水溝が形成されるなどアーム部の構造が複雑であるため、製造コストがかかるという問題もあった。
そこで、本発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、アーム部の上面に降りかかった雨水を軒樋に確実に流入させることができる簡便な軒樋吊具を提供することを課題としている。
本発明の軒樋吊具は、上記の課題を解決するために、以下のことを特徴としている。
第1に、鼻隠し板固定部から前方にアーム部が延設され、軒樋を吊持する軒樋吊持部がそのアーム部の下方に連結される軒樋吊具において、アーム部が前方に向かって下方に傾斜し、アーム部上面の幅方向両側端部に雨水を堰き止める雨水堰き止め部が長手方向にわたり上方に突設され、アーム部の上面は、幅方向中央から両幅方向にやや緩やかに下方に傾斜させた山形状であり、雨水堰止め部の高さを鼻隠し板側をやや低くし、アーム部の前方に向かうほど高く、アーム部の上に降りかかった雨水を堰き止める高さに形成されていることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、アーム部上面の幅方向両端部に雨水を堰き止める雨水堰き止め部が長手方向にわたり上方に突設されていることにより、アーム部上面の雨水は鼻隠し板側に回ることなくアーム部の前方先端から確実に軒樋に流入することになる。また、アーム部上面の幅方向両側端部の雨堰き止め部は雨水を堰き止める程度に上方に突出されたものでよく、構造が単純であるため、軒樋吊具を簡便に製造することができる。
さらに、鼻隠し板固定部から延設されるアーム部が前方に向かって下方に傾斜されていることにより、前方先端側から鼻隠し板側方向に伝わっていく雨水の勢いを減衰させて前方先端方向に向けさせるため、アーム部上面の雨水をアーム部の前方先端からさらに確実に軒樋に流入させることができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態の軒樋吊具の斜視図である。図2(a)は軒樋吊具の鼻隠し板固定部の側面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。図3は軒樋吊具の軒樋吊持部の斜視図であり、図4は軒樋吊具を用いて軒樋を配置した側面断面図である。
本発明の軒樋吊具は、鼻隠し板固定部1からアーム部11が前方に延設されており、そのアーム部11の下方には軒樋4を吊持する軒樋吊持部2が連結具3により連結されている。
本発明における鼻隠し板固定部1は、その四隅コーナー部分に設けられた固定用孔15が形成されており、ビスや釘などの固定具を挿入させて鼻隠し板Aに固定される。
鼻隠し板固定部1から前方に延設されるアーム部11は、その前方先端が自由端であり、前方先端に向かってやや下方に緩やかに傾斜して形成されている。
アーム部11の上面11aは、幅方向中央から両幅方向にやや緩やかに下方に傾斜させた山形状を有しており、その上面11aの幅方向両側端部には、雨水を堰き止めるために上方に突設されてなる雨水堰き止め部12が長手方向の略全長にわたって形成されている。この雨水堰き止め部12は、アーム部11の上面11aに降りかかった雨水を堰き止める程度の高さを有していればよく、その形状も図1に示すような板形状に限定されるものではない。また、雨水堰き止め部12の高さはアーム部11の長手方向の略全長にわたって均一であってもよいが、例えば、アーム部11が前方先端に向かってやや下方に緩やかに傾斜している場合、鼻隠し板側をやや低くしアーム部11の前方先端に向かうほど高くするようにしてもよい。また、雨水堰き止め部12は鉛直方向に上方に突設されていてもよいし、内側あるいは外側に倒れるように突設されるようにしてもよい。なお、雨水堰き止め部12は、アーム部11と一体または別体として形成されていてもよいが、特に一体であることが好ましい。この場合には、アーム部11の上面11aの幅方向両側端部に上方への折り曲げ加工や同時成形などによって雨水堰き止め部12を簡便に形成することができる。
アーム部11の前方先端は下方に一段下がる段部13が形成されており、前記雨水堰き止め部12は鼻隠し板固定部1からこの段部13の手前まで形成されている。段部13には上下に貫通する連結孔14が形成され、その連結孔14にビスなどの連結具3を挿通させて軒樋吊持部2を連結している。
軒樋吊持部2の前後両端には軒樋耳受け部21が形成されており、軒樋4の前耳部41および後耳部42をそれぞれ前記軒樋耳受け部21に載せて係止することで軒樋4を吊持するようにしている。
軒樋吊持部2は鼻隠し板固定部1に対して前後方向の任意の位置に位置決め可能にされて、アーム部11と連結することができる構成になっている。具体的には、軒樋吊持部2を構成する水平板22に前後に長い長孔23が形成され、この長孔23の前後の任意の位置にアーム部11の段部13の連結孔14が位置するように位置決めして連結具3を挿通して連結、固定することで、軒樋吊持部2を鼻隠し板固定部1に対して前後方向の任意の位置に連結、固定することができる。
以上の構成の軒樋吊具にあっては、軒樋吊持部2で吊持される軒樋4の開口部の上方にアーム部11の段部13が位置しており、しかもアーム部11が前方先端に向かってやや下方に緩やかに傾斜しているため、アーム部11上面11aに降りかかった雨水は雨水堰き止め部12によりアーム部11の外部に漏れることなく、その前方先端から確実に軒樋4に流入することになる。また、風で雨水が前方先端側から鼻隠し板側方向にアーム部11の上面11aを伝わっていったとしても、アーム部11の傾斜により雨水の勢いを減衰させて前方先端方向に向けさせるため、さらに確実に雨水を軒樋4に流入させることができる。さらに、本発明におけるアーム部11の雨水堰き止め部12は構造が単純であるため、コストをかけずに簡便に製造することができる。
本発明の実施の形態の軒樋吊具の斜視図である。 (a)は本発明の軒樋吊具の鼻隠し板固定部の側面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。 本発明の軒樋吊具の軒樋吊持部の斜視図である。 本発明の軒樋吊具を用いて軒樋を配置した側面断面図である。
符号の説明
1 鼻隠し板固定部
11 アーム部
12 雨水堰き止め部
2 軒樋吊持部
3 連結具
4 軒樋

Claims (1)

  1. 鼻隠し板固定部から前方にアーム部が延設され、軒樋を吊持する軒樋吊持部がそのアーム部の下方に連結される軒樋吊具において、アーム部が前方に向かって下方に傾斜し、アーム部上面の幅方向両側端部に雨水を堰き止める雨水堰き止め部が長手方向にわたり上方に突設され、アーム部の上面は、幅方向中央から両幅方向にやや緩やかに下方に傾斜させた山形状であり、雨水堰止め部の高さを鼻隠し板側をやや低くし、アーム部の前方に向かうほど高く、アーム部の上に降りかかった雨水を堰き止める高さに形成されていることを特徴とする軒樋吊具。
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