JP2013067943A - 軒先の水切り構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】屋根を伝って鼻隠し板へ流れる雨水や、軒樋からの跳ね返り水や、強風時の横殴りの雨などが、軒樋と鼻隠し板との間に入り込むことを抑制できる軒先の水切り構造を提案すること。
【解決手段】軒樋1を鼻隠し板2から屋外側に離して設けた軒先の水切り構造である。軒樋1本体の屋内側から延設される後耳部10に、軒樋1と鼻隠し板2との間を覆うための飛散防止カバー3を取り付ける。飛散防止カバー3は、後耳部10に取り付ける耳部取付部30と、耳部取付部30から上方に向けて突出する上向き突出片31とを備える。この上向き突出片31は、上端部が鼻隠し板2に接触する。そして、耳部取付部30は、下方に開口する凹溝を有する。
【選択図】図1
【解決手段】軒樋1を鼻隠し板2から屋外側に離して設けた軒先の水切り構造である。軒樋1本体の屋内側から延設される後耳部10に、軒樋1と鼻隠し板2との間を覆うための飛散防止カバー3を取り付ける。飛散防止カバー3は、後耳部10に取り付ける耳部取付部30と、耳部取付部30から上方に向けて突出する上向き突出片31とを備える。この上向き突出片31は、上端部が鼻隠し板2に接触する。そして、耳部取付部30は、下方に開口する凹溝を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、雨水が軒樋と鼻隠し板との間に入り込むことを防止する軒先の水切り構造に関するものである。
一般的に、軒樋は、鼻隠し板から屋外側に離れた箇所に設けられる。この軒樋と鼻隠し板との間に雨水が入り込むことを防止するための軒先の水切り構造が、例えば特許文献1によって提案されている。
この軒先の水切り構造では、図3に示すように、軒樋1本体の屋内側から延設される後耳部10に、上方に向けて突出する飛散防止片9を取り付けている。
このような構成によって、軒樋1からの跳ね返り水が、軒樋1と鼻隠し板2との間に入り込むことを防止している。
しかし、上述の軒先の水切り構造では、屋根8を伝って鼻隠し板2へ雨水が流れ込むことや、軒樋1から飛び跳ねた水や強風による横殴りの雨が飛散防止片9を越えて、軒樋1と鼻隠し板2との間に入り込むことがあり、その間の部分が汚れてしまっていた。
そこで、上記事情を鑑みて、本発明は、屋根を伝って鼻隠し板へ流れる雨水や、軒樋からの跳ね返り水や、強風時の横殴りの雨などが、軒樋と鼻隠し板との間に入り込むことを抑制できる軒先の水切り構造を提案することを課題とする。
上記課題を解決する本発明は、軒樋を鼻隠し板から屋外側に離して設けた軒先の水切り構造であって、軒樋本体の屋内側に延設される後耳部に、前記軒樋と前記鼻隠し板との間を覆うための飛散防止カバーを取り付け、前記飛散防止カバーは、前記後耳部に取り付ける耳部取付部と、前記耳部取付部から上方に向けて突出して前記軒樋と前記鼻隠し板との間を覆うための上向き突出片とを備え、前記上向き突出片は、上端部が前記鼻隠し板に接触し、前記耳部取付部は、下方に開口する凹溝を有することを特徴とする。
また、前記耳部取付部の下端部には、凹溝内部に向けて突出する抜け止め部を備えることが好ましい。
本発明の軒先の水切り構造は、屋根を伝って鼻隠し板へ流れる雨水や、軒樋からの跳ね返り水や、強風時の横殴りの雨などが、軒樋と鼻隠し板との間に入り込むことを抑制できる。
本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
本実施形態の軒先の水切り構造は、図1に示すように、鼻隠し板2に軒樋吊り支持具4が固定してあって、その軒樋吊り支持具4によって、軒樋1を吊り支持している。なお、軒先には、水切り板5を屋根から垂下させて設けている。水切り板5は、軒樋1の長手方向に長尺の矩形板からなる。以下においては、鼻隠し板2に対して軒樋吊り支持具4がある方向を屋外側とし、その逆側を屋内側として説明を行う。
軒樋1は、軒樋1本体の屋外側から延設される前耳部11と、軒樋1本体の屋内側から延設される後耳部10とを備える。前耳部11は、軒樋1本体の底壁の屋外側端部から立ち上がった屋外側壁12の上端部から、軒樋1内側に向けて突出するように延設されている。また、後耳部10は、軒樋1本体の底壁の屋内側端部から立ち上がった屋内側壁13の上端部から、軒樋1内側に向けて突出するように延設されている。前耳部11と後耳部10とはそれぞれ、角筒状であり、軒樋吊り支持具4によって支持される。
軒樋吊り支持具4は、前耳部11を支持する前支持部40と、後耳部10を支持する後支持部41とを備える。軒樋吊り支持具4は、軒樋1の長手方向に沿って複数並んで鼻隠し板2に固定されている。そのため、軒樋1はその長手方向に亘って、複数の軒樋吊り支持具4によって吊り支持される。
軒樋1の長手方向に隣り合う軒樋吊り支持具4,4間の軒樋1の後耳部10に、軒樋1と鼻隠し板2との間を覆うための飛散防止カバー3が取り付けられる。
飛散防止カバー3は、図2(a)に示すように、後耳部10に取り付ける耳部取付部30と、耳部取付部30から上方に向けて突出する上向き突出片31とを備える。この上向き突出片31は、耳部取付部30を後耳部10に取り付けた状態で、上向き突出片31の上端部が鼻隠し板2に接触する。そして、耳部取付部30は、下方に開口する凹溝を有する。
上向き突出片31は、上端部が鼻隠し板2に接触して、鼻隠し板2表面を流れる水を、上向き突出片31の屋外側の面に伝わらせて、その水を下方の軒樋1内に誘導するものである。本実施形態では、屋内側ほど上方に位置するように傾斜した略矩形板状の傾斜片で構成されている。なお、上向き突出片31は、上述した形状に限定されない。
耳部取付部30は、後耳部10に上方から嵌め込むことができるように、下方に開口する凹溝を有する。凹溝は、後耳部10の上側に位置する上傾斜片35と、後耳部10の屋外側に位置する屋外側片33と、後耳部10の屋内側に位置する屋内側片34とで形成される。上傾斜片35は、屋内側ほど上方に位置するよう傾斜しており、屋外側片33は、上傾斜片35の屋外側の端部から略鉛直下向きに延びており、屋内側片34は、上傾斜片35の屋内側の端部から略鉛直下向きに延びている。耳部取付部30を後耳部10に嵌め込んだ状態で、屋外側片33と屋内側片34とで後耳部10を挟持する。上向き突出片31は、上傾斜片35の屋内側の端部(上端部)から上方に向けて突出している。なお、耳部取付部30は、上述した形状に限定されない。
さらに、耳部取付部30は、その下端部に、凹溝内部に向けて突出する抜け止め部32を備えている。つまり、本実施形態では、屋外側片33の下端に、凹溝内部に向けて突出する抜け止め部32が設けられている。後耳部10に取り付けられた耳部取付部30は、この抜け止め部32によって抜け止めされる。
上述した構造の飛散防止カバー3は、耳部取付部30を後耳部10に取り付けた状態で、上向き突出片31の上端部が、隣り合う軒樋吊り支持具4間に亘って、鼻隠し板2に接触する。この飛散防止カバー3を、軒樋1の長手方向に沿って複数設けた各軒樋吊り支持具4間にそれぞれ取り付けることで、軒樋1の長手方向略全長に亘って、軒樋1と鼻隠し板2間に水が入り込むことを抑制できる。
なお、軒樋1と鼻隠し板2間の距離が様々なタイプのものに使用できるように、上向き突出片31は上下方向に長く設けることが好ましく、鼻隠し板2に対して上向き突出片31が弾接するように設けてもよい。また、飛散防止カバー3は、軒樋1の長手方向に長尺となるように形成して、隣り合う軒樋吊り支持具4,4間の距離に合わせて切り出して使用することが好ましい。
以上のように、本実施形態の軒先の水切り構造は、軒樋1を鼻隠し板2から屋外側に離して設けた軒先の水切り構造である。軒樋1本体の屋内側から延設される後耳部10に、軒樋1と鼻隠し板2との間を覆うための飛散防止カバー3を取り付ける。飛散防止カバー3は、後耳部10に取り付ける耳部取付部30と、耳部取付部30から上方に向けて突出する上向き突出片31とを備える。この上向き突出片31は、上端部が鼻隠し板2に接触する。そして、耳部取付部30は、下方に開口する凹溝を有する。
このような構成とすることで、本実施形態の軒先の水切り構造では、屋根を伝って鼻隠し板2へ流れてきた雨水や、軒樋1からの跳ね返り水や、強風時の横殴りの雨などが鼻隠し板2に掛かっても、この水を鼻隠し板2に上端部を接触させた上向き突出片31によって、軒樋1内へと誘導することができる。これにより、軒樋1と鼻隠し板2との間に雨水が入り込んで、その間が汚れることを抑制できる。
また、本実施形態の軒先の水切り構造では、耳部取付部30の下端部に、凹溝内部に向けて突出する抜け止め部32を備えている。
このような構成とすることで、抜け止め部32により、強風などによって飛散防止カバー3が軒樋1から外れてしまうことを抑制できる。これにより、軒樋1と鼻隠し板2との間に雨水が入り込んで、その間が汚れることをより確実に抑制できる。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 軒樋
10 後耳部
2 鼻隠し板
3 飛散防止カバー
30 耳部取付部
31 上向き突片
32 抜け止め部
10 後耳部
2 鼻隠し板
3 飛散防止カバー
30 耳部取付部
31 上向き突片
32 抜け止め部
Claims (2)
- 軒樋を鼻隠し板から屋外側に離して設けた軒先の水切り構造であって、
軒樋本体の屋内側から延設される後耳部に、前記軒樋と前記鼻隠し板との間を覆うための飛散防止カバーを取り付け、
前記飛散防止カバーは、前記後耳部に取り付ける耳部取付部と、前記耳部取付部から上方に向けて突出して前記軒樋と前記鼻隠し板との間を覆うための上向き突出片とを備え、
前記上向き突出片は、上端部が前記鼻隠し板に接触し、
前記耳部取付部は、下方に開口する凹溝を有することを特徴とする軒先の水切り構造。 - 前記耳部取付部の下端部には、凹溝内部に向けて突出する抜け止め部を備えることを特徴とする請求項1に記載の軒先の水切り構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011205007A JP2013067943A (ja) | 2011-09-20 | 2011-09-20 | 軒先の水切り構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011205007A JP2013067943A (ja) | 2011-09-20 | 2011-09-20 | 軒先の水切り構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013067943A true JP2013067943A (ja) | 2013-04-18 |
Family
ID=48473925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011205007A Withdrawn JP2013067943A (ja) | 2011-09-20 | 2011-09-20 | 軒先の水切り構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013067943A (ja) |
-
2011
- 2011-09-20 JP JP2011205007A patent/JP2013067943A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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