JP4938533B2 - 軒樋吊り具及びその取り付け構造 - Google Patents

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本発明は、軒樋の上方に臨む水切り部を備えた化粧鼻隠しに取り付けて軒樋を支持する軒樋吊り具に関する。
軒先に軒樋を取り付けるときに、軒樋に流れ落ちた雨水が集水器まで流下するように、軒樋には適宜な勾配がつけられる。この勾配は軒樋を支持する金具の固定位置を隣接する金具同士で上下方向にずらすことでつけており、そのため、金具を取り付ける際に鼻板の前面に水糸を張るなどして固定位置を調整する必要があるが、この位置決め作業は手間がかかり、作業にも熟練を要するものであった。
このような金具の位置決め作業の手間を解消するため、例えば図5に示されるように、軒樋を支持する金具10を、上端を鼻板の上端に当てて鼻板前面に固定される突き当て片11と、突き当て片11を跨いで鼻板に固定される固着板12と、突き当て片11と固着板12の間に端部を挟み入れて鼻板の前方に支持される軒樋係合金具13とから構成し、勾配をつけるための軒樋の高さ調節を、突き当て片11に沿って固着板12の取り付け位置を上下にずらすことで、簡単に行えるようにした構造のものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−123606号公報
近時、住宅に関する関心は、これまでの内部中心から外観へと移行し、軒樋を含む軒先の外観も、屋根や外装などとマッチしたデザインのものが求められるようになっている。
例えば図6に示されるように、鼻板1の前面を覆う前面被覆部21の上部に前方へ折れた水切り部22、下部に前方傾斜部23を介して鼻板1の下面を覆う下面被覆部24を備えた化粧鼻隠し2を鼻板1に取り付け、水切り部22の先端に軒先水切り3を係合し、前面被覆部21には軒樋4を支持する軒樋吊り具5を取り付けて、軒樋4と鼻板1の隙間が鼻隠し2で覆われるようにし、恰も軒樋4が軒先に一体に組み込まれた如き外観を呈するように軒先を造作することが行われている。
軒樋4が軒先に一体に組み込まれた外観のものでは、軒樋4の勾配が大きいと、軒先に沿って斜めになった軒樋4が目立ってしまうため、軒樋4につける勾配は小さく設定する必要がある。この場合に、前記鼻隠し2はその前面被覆部21の上下幅が狭く形成されているので、軒樋吊り具5に代えて前記高さ調節機能を備えた金具10を用いることができず、鼻隠し板2の前面に水糸を張るなどして軒樋吊り具5の固定位置を手作業で微妙に調節する必要があり、軒樋吊り具5の取り付けに手間がかかっていた。
本発明は従来技術の有するこのような問題点に鑑み、軒樋に勾配をつけるための、軒樋吊り具の固定位置の位置決めを簡単に行えるようにすることを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、鼻隠しに接合する基部の前面に軒樋の前耳部を支持する腕部と後耳部を支持する突部が設けられてなる軒樋吊り具において、前記基部の下端に、所定長さ下方へ延びた突片が薄肉な切断縁を介して一体に設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明の軒樋吊り具の取り付け構造は、鼻板の前面を覆う前面被覆部の上部に前方へ折れた水切り部、下部に前方傾斜部を介して鼻板の下面を覆う下面被覆部を備え、前面被覆部を鼻板の前面に固定し、下面被覆部の端部を鼻板の下面に固定して軒先に取り付けられた鼻隠しに沿って前記構成の軒樋吊り具を取り付けるにあたり、軒樋の雨水流路上流側を支持する軒樋吊り具を、その突片の下端が鼻隠しの前面被覆部と前方傾斜部の間の折れ線に重なる位置で鼻隠しに基部を固定し、下流側を支持する軒樋吊り具を、切断縁で突片を切除し、その基部の下端が鼻隠しの前記折れ線に重なる位置で鼻隠しに基部を固定することを特徴とするものである。
これによれば、鼻隠しの折れ線に沿って軒樋吊り具を取り付ける際に、雨水流路下流側で軒樋を支持する軒樋吊り具をその突片を切除して取り付けることにより、上流側の軒樋吊り具よりも下流側の軒樋吊り具の方が突片の長さの分だけ固定位置が低くなり、両軒樋吊り具で支持する軒樋に突片の長さ分の勾配をつけることができる。鼻板に沿って水平に取り付けられる鼻隠しの折れ線を軒樋吊り具の固定位置を決める水平基準とすることで、水糸を張る手間が省け、また、下流側の軒樋吊り具の突片を切除して取り付けるという簡単な作業で軒樋に確実に勾配をつけることができる。
本発明の好適な一実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態の軒樋吊り具の外観斜視図、図2は図1の軒樋吊り具の側面図、図3は図1の軒樋吊り具の後面図(A)と断面図(B)、図4は図1の軒樋吊り具が取り付けられた軒先の概略断面図であり、(A)は上流側、(B)で下流側の断面をそれぞれ示している。各図において、符号1は鼻板、2は鼻隠し、3は軒先水切り、4は軒樋、6は本形態の軒樋吊り具、7は落ち葉除けカバー、8は軒天井をそれぞれ示している。
図1〜図3に示されるように、本形態の軒樋吊り具6は、鼻隠し2に接合する基部61の前面に、軒樋4の前耳部41を支持する腕部62と後耳部42を支持する突部63を設け、基部61の下端に、所定長さ下方へ延びた突片64を薄肉な切断縁65を介して一体に設けて形成してある。
より詳しくは、腕部62は、その先端部を軒樋4の前耳部41内に係入し、当該先端部上面に設けた係合部62aに前耳部41の縁部を係合させて前耳部41を支持し、また、突部63は軒樋4の後耳部42の外方折れ部に下側から係合して後耳部42を支持するように設けてある。前記腕部62には落ち葉除けカバー7の下面を支持する脚体71が嵌合する通孔62bを設けてある。
また、突片64は、基部61の下端から1〜2cm程度下方へ突出した、幅2cm程度の矩形板状の部分であり、カッターなどの切断刃を用いて、薄肉な切断縁65に沿って基部61から容易に切除することができるように設けてある。なお、突片64の下端と切断縁65は、基部61の上下両端と平行に設けてある。
基部61には前面から後面に貫通する丸穴66と、上下方向に長い長穴67とが設けられており、鼻隠し2に軒樋吊り具6を接合する際に長穴67にビス等を挿通して仮接合し、軒樋吊り具6の高さ位置と傾きを適宜調整してから丸穴66にビス等を挿通して固定できるようになっている。
このように形成された軒樋吊り具6は、軒先に沿って支持される軒樋4の雨水流路上流側では図1に示した形状のままの軒樋吊り具6を取り付け、下流側では突片64を切除した軒樋吊り具6を取り付け、両軒樋吊り具6、6の固定位置を上下にずらして下流側が低くなるように取り付けることで、水糸を張って取り付け位置の調整をしなくとも、両軒樋吊り具6、6で支持する軒樋4に突片64の長さ分の勾配をつけることが可能である。
すなわち、図4は鼻板1の前面を覆う前面被覆部21の上部に前方へ折れた水切り部22、下部に前方傾斜部23を介して鼻板1の下面を覆う下面被覆部24を備えた鼻隠し2を、前面被覆部21を鼻板1の前面に固定し、下面被覆部24の端部を鼻板1の下面に固定して軒先に取り付け、この鼻隠し2に沿って前記軒樋吊り具6を取り付けて軒樋4を支持した軒先の概略断面を示している。
この場合の施工は、先ず、軒樋4の雨水流路上流側を支持する軒樋吊り具6を、その突片64の下端が鼻隠し2の前面被覆部21と前方傾斜部23の間の折れ線25に重なる位置に合わせた状態で前面被覆部21に基部61を固定する(同図(A)参照)。
次いで、軒樋4の雨水流路下流側を支持する軒樋吊り具6を、その突片64を切断縁65に沿って切除しておき、基部61の下端が鼻隠し2の前記折れ線25に重なる位置に合わせた状態で前面被覆部21に基部61を固定する(同図(B)参照)。
そして、鼻隠し2に固定された両軒樋吊り具6、6に軒樋4を架け渡して支持させれば、下流側の軒樋吊り具6の方が上流側よりも突片64の長さ分低い位置に取り付けてあるので、軒樋4は上流側の軒樋吊り具6から下流側の軒樋吊り具6に向けて下り傾斜し、両軒樋吊り具6、6の固定位置をそれぞれ調整しなくても、下流側の軒樋吊り具6の突片64を切除して取り付けるという簡単な作業で、軒樋4に勾配をつけることができる。このとき、両軒樋吊り具6、6の取り付け間隔が広くなり過ぎる場合には、両軒樋吊り具6、6の間に突片64を切除した別の軒樋吊り具6を取り付け、高さ位置を適宜調整しながら固定するとよい。
なお、図示した軒樋吊り具の形状は一例であり、本発明の軒樋吊り具は、軒樋の大きさや形状、鼻隠しの形状などに応じて適宜な形状に設けることが可能である。また、前記突片64に上下複数本の切断縁65を設けておき、軒樋を支持する軒樋吊り具6の高さ位置に応じて切除する切断縁65を適宜選択できるようにしてもよい。
また本発明の軒樋吊り具は、突片を切除していないものを一般タイプの軒樋吊り具として使用するとともに、突片を切除したものを積雪対応型の軒樋吊り具として使用することもできる。すなわち、積雪量の多い地域では雪の重みで軒先のスレートが崩壊することがあるため、軒先を鋼板や銅板で葺くことがある。このとき、軒樋の取り付け位置が一般タイプの軒樋より低くなるため、突片を切除した軒樋吊り具を使用するとよい。
本発明の一実施形態の軒樋吊り具の外観斜視図である。 図1の軒樋吊り具の側面図である。 図1の軒樋吊り具の後面図(A)と断面図(B)である。 図1の軒樋吊り具が取り付けられた軒先の概略断面図であり、(A)は上流側、(B)は下流側の断面である。 従来の軒樋支持金具の外観斜視図である。 従来の軒樋吊り具が取り付けられた軒先の概略断面図である。
符号の説明
1 鼻板、2 鼻隠し、21 前面被覆部、22 水切り部、23 前方傾斜部、24 下面被覆部、25 折れ線、3 軒先水切り、4 軒樋、6 軒樋吊り具、61 基部、62 腕部、63 突部、64 突片、65 切断縁、7 落ち葉除けカバー、8 軒天井


Claims (2)

  1. 鼻隠しに接合する基部の前面に軒樋の前耳部を支持する腕部と後耳部を支持する突部が設けられてなる軒樋吊り具において、
    前記基部の下端に、所定長さ下方へ延びた突片が薄肉な切断縁を介して一体に設けられていることを特徴とする軒樋吊り具。
  2. 鼻板の前面を覆う前面被覆部の上部に前方へ折れた水切り部、下部に前方傾斜部を介して鼻板の下面を覆う下面被覆部を備え、前面被覆部を鼻板の前面に固定し、下面被覆部の端部を鼻板の下面に固定して軒先に取り付けられた鼻隠しに沿って請求項1に記載の軒樋吊り具を取り付けるにあたり、
    軒樋の雨水流路上流側を支持する軒樋吊り具を、その突片の下端が鼻隠しの前面被覆部と前方傾斜部の間の折れ線に重なる位置で鼻隠しに基部を固定し、
    下流側を支持する軒樋吊り具を、切断縁で突片を切除し、その基部の下端が鼻隠しの前記折れ線に重なる位置で鼻隠しに基部を固定することを特徴とする軒樋吊り具の取り付け構造。
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