JP6142681B2 - 給湯機 - Google Patents

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Description

本発明は、湯水を加熱して給湯対象に温水を供給する機能を備えた給湯機に関する。
従来技術として、例えば特許文献1に記載されているように、複数個のリモコン間に操作の優先度を設定する構成とした給湯機が知られている。従来技術では、あるリモコンにより給湯の目標温度を設定した状態において、新たに優先権指定がなされたリモコンにより更に高い温度の目標温度が設定された場合に、新たな優先権指定がなされたリモコンの目標温度を最初の目標温度以下に制限するようにしている。
特開平11−63649号公報
上述した従来技術では、家屋内に配置された複数の宅内リモコンから送信される操作命令に対して、該各宅内リモコンの優先権の取得状態に応じて目標温度の決定を実行しているのみである。このため、例えば家屋の外部に携帯端末等の宅外リモコンが存在するシステムでは、受信した操作指令が宅外リモコンから遠隔送信されたものなのか、浴室に配置された浴室リモコンから送信されたものなのかという判断が行われず、目標温度が想定外の操作により変更されるという問題がある。しかし、特許文献1には、このような問題の解決策が何ら開示されていない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、宅内及び宅外を含めて操作指令を発信した操作機器を特定し、操作機器の位置に応じて操作の制限、温度変更の禁止等の適切な対応処理を行うことができ、使い勝手のよい給湯機を提供することを目的とする。
本発明に係る給湯機は、給湯対象に温水を供給するための給湯機本体と、給湯機本体を制御する制御装置と、給湯機本体を操作するために制御装置と接続され、少なくとも浴室に配置された浴室リモコンを含む1個または複数個のリモコンと、遠隔通信端末から給湯機本体を操作するための操作命令が発信されたときに、外部ネットワークと宅内ネットワークのうち少なくとも一方のネットワークを介して操作命令を受信し、当該操作命令を制御装置に送信する通信制御装置と、を備え、制御装置は、リモコンが複数個存在する場合に、何れか一つのリモコンに優先権を設定し、当該優先権を設定したリモコンの操作を他のリモコンよりも優先させる優先権設定手段と、遠隔通信端末から通信制御装置を介して入力される操作命令の実行を許可及び禁止する操作命令判定手段と、を備える。
操作命令判定手段は、浴室リモコンに優先権が設定されている場合には、操作命令のうち少なくとも目標給湯温度を設定する操作命令の実行を禁止し、浴室リモコンに優先権が設定されていない場合には、遠隔通信端末から宅内で発信された操作命令の実行を許可し、遠隔通信端末から宅外で発信された操作命令の実行を禁止する。
また、操作命令判定手段は、浴室リモコンに優先権が設定されている場合には、操作命令のうち少なくとも目標給湯温度を設定する操作命令の実行を禁止し、浴室リモコンに優先権が設定されていない場合には、遠隔通信端末から宅内で発信された目標給湯温度を設定する操作命令による当該目標給湯温度の要求設定値が予め設定された許可温度以下のときに当該操作命令の実行を許可し、上記の要求設定値が上記の許可温度よりも高いときに当該操作命令の実行を禁止する。
また、操作命令判定手段は、浴室リモコンに優先権が設定されている場合には、操作命令のうち少なくとも目標給湯温度を設定する操作命令の実行を禁止し、浴室リモコンに優先権が設定されていない場合には、宅外で遠隔通信端末から発信された操作命令の実行を禁止し、宅内で遠隔通信端末から目標給湯温度を設定する操作命令が発信された場合においては当該操作命令による目標給湯温度の要求設定値が予め設定された許可温度以下のときに当該操作命令の実行を許可して且つ上記の要求設定値が上記の許可温度よりも高いときに当該操作命令の実行を禁止する。
本発明によれば、操作命令を発信した操作機器が宅内の機器なのか、または、宅外の機器なのかを特定し、操作機器の位置に応じて操作の制限、温度変更の禁止等を行うことができる。即ち、制御装置は、例えば遠隔通信端末の操作者により浴室の状況に関係なく目標給湯温度が不用意に変更される等の事態を回避することができる。従って、各操作機器による操作に適切に対応し、使い勝手のよい給湯機を提供することができる。
本発明の実施の形態1による貯湯式の給湯機を示す全体構成図である。 本発明の実施の形態1による給湯機の具体的な構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態1において、制御装置により実行される制御の一例を示すフローチャートである。
実施の形態1.
以下、図1乃至図3を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。なお、本明細書で使用する各図においては、共通する要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略するものとする。図1は、本発明の実施の形態1による貯湯式の給湯機を示す全体構成図である。この図に示すように、給湯機は、ヒートポンプユニット7、タンクユニット33、制御装置36、リモコン44及び通信制御装置51を備えている。ヒートポンプユニット7は、ヒートポンプサイクルにより構成されている。ヒートポンプユニット7とタンクユニット33とは、給湯機本体35を構成するもので、後述のヒートポンプ往き配管14及びヒートポンプ戻り配管15により相互に接続されている。次に、個々の構成要素について説明する。
図2は、本発明の実施の形態1による給湯機の具体的な構成を示す構成図である。ヒートポンプユニット7は、タンクユニット33から導かれた低温水を加熱(沸上げ)して高温水を生成するもので、圧縮機1、水加熱用熱交換器3、膨張弁4及び蒸発器5を冷媒循環配管6により環状に接続することによって構成されている。一方、タンクユニット33には、貯湯タンク8と共に、各種の弁類、ポンプ類、配管等が搭載されている。貯湯タンク8は、ヒートポンプユニット7により加熱した温水を貯湯する密閉型のタンク等により構成されている。貯湯タンク8の下部側には、水導入口8a、水導出口8b及び温水導入口8cが設けられ、貯湯タンク8の上部側には、温水導入出口8dが設けられている。
貯湯タンク8の水導入口8aには、市水を減圧弁31で所定圧力に調圧した上で供給するための第3給水配管9cが接続されており、貯湯タンク8の温水導入出口8dには、タンク内に貯留した湯水を給湯機外部へ供給するための給湯配管21が接続されている。給湯機の運転時には、後述のように、貯湯タンク8の上部からタンク内に高温水が流入し、貯湯タンク8の下部からタンク内に低温水が供給される。このため、貯湯タンク8の内部には、上部側に高温水が滞留し、下部側に低温水が滞留するように温度成層が形成される。また、貯湯タンク8の表面には、互いに高さが異なる位置に複数個のタンク温度センサ42,43が設けられている(図中では、2個の場合を例示)。制御装置36は、これらのタンク温度センサ42,43の出力に基いて、貯湯タンク8内の残湯量を検出し、後述する沸上げ運転の開始及び停止等を制御する。
また、タンクユニット33内には、熱源ポンプ12およびふろ用熱交換器20が内蔵されている。熱源ポンプ12は、タンクユニット33内の後述する各種配管に湯水を循環させるもので、後述のヒートポンプ往き配管14に設けられている。なお、ヒートポンプ往き配管14のうち熱源ポンプ12の下流側の部位には、循環する湯水の温度を検出する冷却循環温度センサ39aが設けられている。ふろ用熱交換器20は、貯湯タンク8やヒートポンプユニット7から供給される高温水を利用して、2次側の加熱対象水(浴槽水や暖房用循環水など)を加熱するための熱交換器である。なお、本実施形態では、ふろ用熱交換器20の2次側の構成として、浴槽30内の湯水を循環させるふろ往き配管27とふろ戻り配管28を例に挙げて説明する。ふろ用熱交換器20は、ふろ往き配管27とふろ戻り配管28の途中に設置されている。また、ふろ往き配管27とふろ戻り配管28の途中には、浴槽水を循環させるためのふろ循環ポンプ29と、浴槽30から出た浴槽水の温度を検出するふろ戻り温度センサ38と、ふろ用熱交換器20から出た熱交換後の湯の温度を検出するふろ往き温度センサ37とが設置されている。
次に、タンクユニット33が備える弁類および配管類について説明する。タンクユニット33は、電磁駆動式の三方弁11および四方弁18を有している。三方弁11は、湯水が流入する2つの入口(aポート、bポート)と、湯水が流出する1つの出口(cポート)とを有し、aポートまたはbポートの何れかから湯水が流入するように湯水の経路を切換えるものである。四方弁18は、湯水が流入する2つの入口(bポート、cポート)と、湯水が流出する2つの出口(aポート、dポート)とを有し、4つの経路(a−b経路、a−c経路、b−d経路、c−d経路)の間で湯水の流路形態を切換えるものである。
また、タンクユニット33は、水導出口配管10、ヒートポンプ往き配管14、ヒートポンプ戻り配管15、温水導入配管20a、第1のバイパス配管16、温水導出配管20b及び第2のバイパス配管17を備えている。水導出口配管10は、貯湯タンク8の水導出口8bと三方弁11のaポートとを接続する流路である。ヒートポンプ往き配管14は、三方弁11のcポートとヒートポンプユニット7の入口側とを接続するもので、ヒートポンプ戻り配管15は、ヒートポンプユニット7の出口側と四方弁18のcポートとを接続している。
給湯配管21は、四方弁18のdポートと貯湯タンク8の温水導入出口8dとを接続するもので、第1のバイパス配管16は、四方弁18のaポートと貯湯タンク8の温水導入口8cとを接続している。また、温水導入配管20aは、貯湯タンク8の上部と四方弁18との間で給湯配管21から分岐し、ふろ用熱交換器20の1次側入口に接続されている。温水導出配管20bは、ふろ用熱交換器20の1次側出口と三方弁11のbポートとを接続している。さらに、第2のバイパス配管17は、三方弁11とヒートポンプユニット7の入り口側との間でヒートポンプ往き配管14から分岐し、四方弁18のbポートに接続されている。
また、タンクユニット33は、給水管路9、第1給水配管9a、第2給水配管9b、給湯用混合弁22、ふろ用混合弁23、第1給湯配管24、第2給湯配管25を備えている。給水管路9は、一端が市水源に接続された第1給水配管9aと、第1給水配管9aの他端に減圧弁31を介して接続された第2給水配管9bと、前述の第3給水配管9cとにより構成されている。第2給水配管9bは途中から分岐して給湯用混合弁22とふろ用混合弁23とにそれぞれ接続されている。また、給湯配管21は分岐して給湯用混合弁22とふろ用混合弁23とにそれぞれ接続されている。給湯用混合弁22及びふろ用混合弁23は、給湯配管21から供給される高温水と第2給水配管9bから流入する低温水とを混合しつつ、両者の混合比に応じた温度をもつ温水を生成する。
この温水は、給湯栓、浴槽30等の給湯対象に給湯される。給湯される温水の温度(給湯温度)は、給湯機のユーザがリモコン44、宅外の携帯端末61等により設定するものである。具体的に述べると、給湯用混合弁22で温度調整された温水は、第1給湯配管24から給湯栓34を経由して、シャワーやカラン等の蛇口(図示せず)に供給される。一方、ふろ用混合弁23で設定温度に調整された温水は、第2給湯配管25からふろ用電磁弁26、流量センサ45、ふろ往き配管27、ふろ戻り配管28を経由して、浴槽30に供給される。
次に、本実施の形態による給湯機の制御系統について説明する。制御装置36は、演算処理装置と記憶回路とを有するマイクロコンピュータ等により構成され、その入力側には、上述した各種のセンサを含むセンサ系統が接続されている。制御装置36の出力側には、ヒートポンプユニット7及びタンクユニット33に搭載されたポンプ類、弁類等を含む各種のアクチュエータが接続されている。制御装置36は、センサ系統の出力、ユーザの設定等に基いてアクチュエータを駆動することにより、給湯機本体35を制御し、一般的な沸き上げ運転、給湯運転等を実行すると共に、後述の給湯温度制御を実行する。
また、本実施の形態によるシステムは、例えば台所に配置された台所リモコン44aと、浴室に配置された浴室リモコン44bとを備えている。なお、本実施の形態では、2個のリモコン44a,44bを備える場合を例示したが、本発明は、1個のリモコン、または3個以上のリモコンを備えたシステムにも適用されるものである。また、以下の説明では、リモコン44a,44bをまとめてリモコン44と表記する場合がある。リモコン44は、給湯機本体35を操作するもので、制御装置36と接続されている。給湯機のユーザは、リモコン44を操作して各種の設定値や運転状態を変更することができる。
さらに、本実施の形態によるシステムは、図1に示すように、制御装置36と接続された通信制御装置51を備えている。通信制御装置51は、例えば家屋に設置されたLAN等の宅内ネットワークと、インターネット等の外部ネットワークとを接続するホームゲートウェイにより構成されている。通信制御装置51は、宅外の携帯端末61等から発信される給湯機用の操作命令をインターネット53上のサーバー52等を介して受信し、当該操作命令を制御装置36に送信する機能を有している。
また、通信制御装置51は、屋内で使用されるタブレット端末62から発信される給湯機用の操作命令を宅内ネットワークにより受信し、当該操作命令を制御装置36に送信する機能を有している。なお、通信制御装置51としては、必ずしも外部ネットワークと宅内ネットワークの両方から操作命令を受信可能な装置を用いる必要はなく、何れか一方のネットワークからのみ操作命令を受信する構成を採用してもよい。
制御装置36は、上記操作命令に基いて給湯機の設定、運転状態を制御し、例えば給湯温度制御を実行する。給湯温度制御とは、例えばユーザの給湯操作により給湯運転が行われるときに、ユーザにより設定された目標給湯温度に対して実際の給湯温度が一致するように、給湯用混合弁22を制御するものである。目標給湯温度は、宅内のリモコン44、タブレット端末62、または宅外の携帯端末61等により設定される。なお、目標給湯温度の設定内容は、前述の操作命令として制御装置36に送信される。
より詳しく述べると、給湯温度制御の実行時には、貯湯タンク8の温水導入出口8dから給湯配管21、給湯用混合弁22、第1給湯配管24及び給湯栓34を介して宅内の給湯配管に給湯する経路が形成される。これにより、貯湯タンク8の温水導入出口8dから高温水が流出し、この高温水の温度は、給湯用混合弁22により第2給水配管9bから流入する低温水と混合し目標給湯温度に調整された後に、宅内の給湯配管等を経由して給湯対象に供給される。このとき、制御装置36は、例えば温度センサ等により実際の給湯温度を検出しつつ、給湯用混合弁22を駆動することにより、給湯温度をフィードバック制御する。
ここで、給湯温度制御に使用する目標給湯温度は、台所リモコン44a、浴室リモコン44b、携帯端末61及びタブレット端末62からなる複数の操作機器により、設定を変更することが可能となっている。そして、制御装置36は、各種の前提条件、ユーザの操作等に基いて個々の操作機器の有効性を判定する。具体的に述べると、まず、制御装置36は、台所リモコン44aと浴室リモコン44bのうち何れか一つのリモコンに優先権を設定し、当該優先権を設定したリモコンの操作を他のリモコンよりも優先させる機能を備えている。
一例を挙げると、制御装置36は、センサ系統等により入浴者の存在を検出した場合、あるいはリモコン44への優先権設定の入力操作により、浴室リモコン44bに優先権を設定し、浴室リモコン44bから受信する操作命令の実行を許可する。一方、この設定中に台所リモコン44aが操作されたとしても、台所リモコン44aから受信する操作命令は実行を禁止し、当該命令を無視する。また、他の条件下においては、例えば台所リモコン44aに優先権を設定した場合には、台所リモコン44aからの操作命令の実行を許可し、浴室リモコン44bからの操作命令の実行を禁止する。
しかしながら、浴室リモコン44bに優先権が設定された状態でも、宅外の携帯端末61及び宅内のタブレット端末62から操作命令が出力された場合には、操作機器に関する十分な情報を得ることができず、給湯機においてユーザの意図と異なる動作(例えば浴室でシャワーを浴びている時に、給湯温度の設定変更がされる等)が行われる可能性がある。この場合、携帯端末61、タブレット端末62(以下、これら2つの端末を総称して遠隔通信端末61,62と表記する)の操作者は、浴室の状況を必ずしも把握していない場合があり、ユーザの意図と異なる操作を行う可能性がある。
このため、制御装置36は、遠隔通信端末61,62から通信制御装置51を介して入力される操作命令の実行を、必要に応じて許可及び禁止する。具体的に述べると、浴室リモコン44bに優先権が設定されている場合には、遠隔通信端末61,62から発信される操作命令のうち、少なくとも目標給湯温度を設定する操作命令の実行を禁止する。また、浴室リモコン44bに優先権が設定されてない場合には、遠隔通信端末61,62から入力される操作命令の実行を許可し、当該操作命令に基いて目標給湯温度の設定等を実行する。なお、操作命令の実行を禁止した場合には、目標給湯温度が変更されず、操作命令の発信前と同じ目標給湯温度が保持される。
この制御によれば、操作命令を発信した操作機器が宅内の機器なのか、または、宅外の機器なのかを特定し、操作機器の位置に応じて操作の制限、温度変更の禁止等を行うことができる。即ち、制御装置36は、例えば遠隔通信端末61,62の操作者により浴室の状況に関係なく目標給湯温度が不用意に変更される等の事態を回避することができる。従って、各操作機器による操作に適切に対応し、使い勝手のよい給湯機を提供することができる。
次に、上述した制御を実現する具体的な処理について説明する。図3は、本発明の実施の形態1において、制御装置により実行される制御の一例を示すフローチャートである。この図に示すルーチンおいて、まず、ステップS1では、制御装置36において目標給湯温度を変更する命令があるか否かを判定する。即ち、ステップS1では、台所リモコン44a、浴室リモコン44b、携帯端末61及びタブレット端末62からなる操作機器の何れかにより、目標給湯温度を変更する命令が発信されているか否かを判定する。この判定が不成立の場合には、成立するまでステップS1で待機する。一方、ステップS1の判定が成立した場合には、ステップS2に移行する。
ステップS2では、浴室リモコン44bに優先権が設定されているか否かを判定する。この判定が成立した場合には、浴室リモコン44bのみにより目標給湯温度の変更が許可されることになり、他の操作機器による目標給湯温度の変更は、ステップS3により禁止される。一方、ステップS2の判定が不成立の場合には、ステップS4に移行し、操作命令が宅外から発信されたものか否かを判定する。図3では、遠隔通信端末61,62から宅内で操作命令が発信された場合にのみ、操作命令の実行を許可する制御を例示し、遠隔通信端末61,62から宅外で操作命令が発信された場合には、操作命令の実行を禁止する制御を例示している。このため、ステップS4の判定が成立した場合には、ステップS5に移行し、宅外からの操作命令に対する目標給湯温度の変更を禁止する。
ステップS4,S5の制御によれば、宅外で操作命令が発信された場合には、浴室の状況を把握していない操作命令である可能性が高いので、操作命令の実行を禁止し、浴室の状況に関係なく目標給湯温度が不用意に変更される等の事態を回避することができる。
一方、ステップS4の判定が不成立の場合には、ステップS6に移行する。ステップS6では、宅内からの操作命令による目標給湯温度の要求設定値が許可温度以下であるか否かを判定する。ここで、許可温度は、当該温度以下であれば、例えば宅内の遠隔操作端末により目標給湯温度を変更しても問題ないと考えられる給湯温度であり、予め設定されている。なお、図3では、許可温度の具体例として48℃を例示したが、本発明はこの温度に限定されるものではない。
ステップS6の判定が成立した場合には、宅内からの操作命令による目標給湯温度の要求設定値が許可温度以下であるから、ステップS7に移行し、目標給湯温度を要求値に変更する。一方、ステップS6の判定が不成立の場合には、目標給湯温度の要求設定値が許可温度よりも高いので、ステップS8に移行し、宅内からの操作命令に対する目標給湯温度の変更を禁止する。
ステップS6〜S8の制御によれば、宅内からの操作命令による目標給湯温度の要求設定値が許可温度以下である場合には、仮に浴室の状況がよく把握されていなくても、目標給湯温度を変更しても問題ないと考えられる。この場合には、操作命令の実行を許可し、給湯機の利便性を向上させることができる。また、目標給湯温度の要求設定値が許可温度よりも高い場合には、操作命令の実行を禁止し、目標給湯温度が不用意に高く設定される事態を回避することができる。
なお、前記実施の形態1では、制御装置36と通信制御装置51とを信号線等により接続する場合を例示した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば制御装置36に無線通信装置を設け、この無線通信装置を介して制御装置36と通信制御装置51とを無線接続する構成としてもよい。
また、前記実施の形態1では、操作命令による操作の対象として目標給湯温度の設定を例示した。しかし、本発明はこれに限らず、操作の対象として、浴槽の温水の追焚き機能、浴槽への高温水の給湯機能等を許可及び禁止する構成としてもよい。この場合、目標給湯温度の設定に加えて、追焚き機能、高温水の給湯機能も許可及び禁止する構成としてもよい。
7 ヒートポンプユニット,8 貯湯タンク,21 給湯配管,33 タンクユニット,35 給湯機本体,36 制御装置,44 リモコン,44a 台所リモコン,44b 浴室リモコン,51 通信制御装置,61 携帯端末(遠隔通信端末),62 タブレット端末(遠隔通信端末)

Claims (3)

  1. 給湯対象に温水を供給するための給湯機本体と、
    前記給湯機本体を制御する制御装置と、
    前記給湯機本体を操作するために前記制御装置と接続され、少なくとも浴室に配置された浴室リモコンを含む1個または複数個のリモコンと、
    遠隔通信端末から前記給湯機本体を操作するための操作命令が発信されたときに、外部ネットワークと宅内ネットワークのうち少なくとも一方のネットワークを介して前記操作命令を受信し、当該操作命令を前記制御装置に送信する通信制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記リモコンが複数個存在する場合に、何れか一つのリモコンに優先権を設定し、当該優先権を設定したリモコンの操作を他のリモコンよりも優先させる優先権設定手段と、
    前記遠隔通信端末から前記通信制御装置を介して入力される操作命令の実行を許可及び禁止する操作命令判定手段と、
    を備え、
    前記操作命令判定手段は、
    前記浴室リモコンに優先権が設定されている場合には、前記操作命令のうち少なくとも目標給湯温度を設定する操作命令の実行を禁止し、
    前記浴室リモコンに優先権が設定されていない場合には、前記遠隔通信端末から宅内で発信された操作命令の実行を許可し、前記遠隔通信端末から宅外で発信された操作命令の実行を禁止する構成としてなる給湯機。
  2. 給湯対象に温水を供給するための給湯機本体と、
    前記給湯機本体を制御する制御装置と、
    前記給湯機本体を操作するために前記制御装置と接続され、少なくとも浴室に配置された浴室リモコンを含む1個または複数個のリモコンと、
    遠隔通信端末から前記給湯機本体を操作するための操作命令が発信されたときに、外部ネットワークと宅内ネットワークのうち少なくとも一方のネットワークを介して前記操作命令を受信し、当該操作命令を前記制御装置に送信する通信制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記リモコンが複数個存在する場合に、何れか一つのリモコンに優先権を設定し、当該優先権を設定したリモコンの操作を他のリモコンよりも優先させる優先権設定手段と、
    前記遠隔通信端末から前記通信制御装置を介して入力される操作命令の実行を許可及び禁止する操作命令判定手段と、
    を備え、
    前記操作命令判定手段は、
    前記浴室リモコンに優先権が設定されている場合には、前記操作命令のうち少なくとも目標給湯温度を設定する操作命令の実行を禁止し、
    前記浴室リモコンに優先権が設定されていない場合には、前記遠隔通信端末から宅内で発信された目標給湯温度を設定する操作命令による当該目標給湯温度の要求設定値が予め設定された許可温度以下のときに当該操作命令の実行を許可し、前記要求設定値が前記許可温度よりも高いときに当該操作命令の実行を禁止する構成としてなる給湯機。
  3. 給湯対象に温水を供給するための給湯機本体と、
    前記給湯機本体を制御する制御装置と、
    前記給湯機本体を操作するために前記制御装置と接続され、少なくとも浴室に配置された浴室リモコンを含む1個または複数個のリモコンと、
    遠隔通信端末から前記給湯機本体を操作するための操作命令が発信されたときに、外部ネットワークと宅内ネットワークのうち少なくとも一方のネットワークを介して前記操作命令を受信し、当該操作命令を前記制御装置に送信する通信制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記リモコンが複数個存在する場合に、何れか一つのリモコンに優先権を設定し、当該優先権を設定したリモコンの操作を他のリモコンよりも優先させる優先権設定手段と、
    前記遠隔通信端末から前記通信制御装置を介して入力される操作命令の実行を許可及び禁止する操作命令判定手段と、
    を備え、
    前記操作命令判定手段は、
    前記浴室リモコンに優先権が設定されている場合には、前記操作命令のうち少なくとも目標給湯温度を設定する操作命令の実行を禁止し、
    前記浴室リモコンに優先権が設定されていない場合には、宅外で前記遠隔通信端末から発信された操作命令の実行を禁止し、宅内で前記遠隔通信端末から目標給湯温度を設定する操作命令が発信された場合においては当該操作命令による目標給湯温度の要求設定値が予め設定された許可温度以下のときに当該操作命令の実行を許可して且つ前記要求設定値が前記許可温度よりも高いときに当該操作命令の実行を禁止する構成としてなる給湯機。
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