JP6210019B2 - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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本発明は、温水を貯湯及び給湯する機能を備えた貯湯式給湯機に関する。
従来技術として、例えば特許文献1に記載されているように、ヒートポンプ等の加熱装置により加熱(沸上げ)された温水を貯湯タンクに貯留し、貯湯タンクから取出した温水を浴槽、シャワー、蛇口等の給湯対象に供給する貯湯式給湯機が知られている。従来技術では、浴室と台所にそれぞれリモコンを設置し、これらのリモコンにより給湯温度、沸上げ温度等を設定したり、湯張り、追焚き等の操作を行うことが一般的に行われる。
また、従来技術では、HEMS(Home Energy Management System)と呼ばれるシステムに貯湯式給湯機を接続する構成としている。HEMSは、家屋に配置された各種の電気機器を制御し、電気機器全体のエネルギ需給を総合的に管理するものである。HEMSは、システムを操作するための操作端末を備えている。
特開2013−178009号公報
しかしながら、従来技術のように、貯湯式給湯機をHEMSに接続する場合には、浴室及び台所のリモコンからなる2個の操作端末だけでなく、HEMS用の操作端末も必要となる。このため、従来技術では、給湯機を含むHEMSを実現しようとすると、これら複数の操作端末を購入する必要が生じ、システムのコストが増加するという問題がある。また、システムの設置時には、個々の操作端末について、操作端末の設置、システムとの接続及び初期設定をそれぞれ行う必要があり、作業に手間がかかるという問題もある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、HEMS等のシステムに接続する場合において、コストアップを抑制し、設置作業時の作業性を向上させることが可能な貯湯式給湯機を提供することにある。
本発明に係る貯湯式給湯機は、温水を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンクに貯留するための湯水を加熱する加熱装置と、加熱装置を駆動して貯湯タンクに温水を貯留するための沸上げ運転を実行する制御装置と、を備え、制御装置は、沸上げ可否設定手段を含み、沸上げ可否設定手段は、沸上げ運転の実行状態を変更するための沸上げ関連操作をユーザが実行可能なリモコンが制御装置と接続されているかどうかを判定し、複数の電気機器を制御するシステムの一部であって、リモコンと同等の沸上げ関連操作をユーザが実行可能なHEMS操作端末が制御装置と接続されているかどうかを判定し、HEMS操作端末が制御装置と接続されている場合に、リモコンが制御装置と非接続状態であっても沸上げ運転を許可し、リモコン及びHEMS操作端末が制御装置と非接続状態である場合に、沸上げ運転を禁止する構成としてなるものである。
また、本発明に係る貯湯式給湯機は、温水を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンクに貯留するための湯水を加熱する加熱装置と、加熱装置を駆動して貯湯タンクに温水を貯留するための沸上げ運転を実行する制御装置と、を備え、制御装置は、沸上げ可否設定手段を含み、沸上げ可否設定手段は、沸上げ運転の実行状態を変更するための沸上げ関連操作をユーザが実行可能な第一リモコンが制御装置と接続されているかどうかを判定し、複数の電気機器を制御するシステムの一部であって、第一リモコンと同等の沸上げ関連操作をユーザが実行可能なHEMS操作端末が制御装置と接続されているかどうかを判定し、第一リモコンと同等の沸上げ関連操作をユーザが実行可能な第二リモコンが制御装置と接続されているかどうかを判定し、第一リモコン及び第二リモコンのうち一方のリモコンが制御装置と非接続状態であっても、他方のリモコン及びHEMS操作端末が制御装置と接続されている場合には、沸上げ運転を許可し、第一リモコン及び第二リモコンの両方が制御装置と非接続状態である場合には、HEMS操作端末が制御装置と接続状態であっても、沸上げ運転を禁止する構成としてなるものである。
本発明によれば、沸上げ関連操作を実行可能なHEMS操作端末が制御装置と接続されている場合には、リモコンが制御装置と非接続状態であっても、沸上げ運転を許可することができる。これにより、例えばリモコンを用いなくても、システムを構成することができる。従って、貯湯式給湯機をHEMS等のシステムに接続する場合において、システムを簡略化し、コストダウンを促進することができる。また、設置作業時の作業性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1による貯湯式の給湯機を示す構成図である。 本発明の実施の形態1において、制御装置により実行される制御の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2において、制御装置により実行される制御の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。また、本発明は、以下に示す各実施の形態に記載された構成のあらゆる組み合わせを含むものとする。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による貯湯式の給湯機を示す構成図である。この図に示すように、本実施の形態の給湯機35は、タンクユニット33と、ヒートポンプサイクルを利用するHP(ヒートポンプ)ユニット7と、後述のリモコン44A,44Bとを備えている。HPユニット7とタンクユニット33とは、HP往き配管14及びHP戻り配管15を介して接続されている。タンクユニット33には、制御装置36が搭載されている。タンクユニット33及びHPユニット7が備える各種の弁類、ポンプ類等の作動は、これらと電気的に接続された制御装置36により制御される。
HPユニット7は、後述の貯湯タンク8に貯留するための湯水を加熱する加熱装置を構成している。HPユニット7は、圧縮機1、水冷媒熱交換器3、膨張弁4及び空気熱交換器6等の機器と、これらの機器を環状に接続した冷媒配管5とを備えている。水冷媒熱交換器3は、圧縮機1で圧縮された高温高圧の冷媒と、貯湯タンク8から導入される低温水との間で熱交換を行う。
タンクユニット33には、温水を貯留する貯湯タンク8と、以下に述べる各種の部品及び配管とが搭載されている。貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8aには、第三給水配管9cが接続されている。水道等の水源から供給される水は、減圧弁31で所定圧力に調圧された上で、第三給水配管9cを介して貯湯タンク8内に流入する。貯湯タンク8の上部に設けられた温水導入出口8dには、貯湯タンク8内に貯留された湯を取出す給湯配管21と、送湯配管13とが接続されている。
貯湯タンク8には、HPユニット7を用いて加熱された高温水が温水導入出口8dから流入すると共に、第三給水配管9cからの低温水が水導入口8aから流入する。これにより、貯湯タンク8内には、上部側に高温水が滞留し、下部側に低温水が滞留する温度成層が形成される。また、貯湯タンク8の表面には、複数の貯湯温度センサ42,43が異なる高さ位置に取付けられている。これら貯湯温度センサ42,43で貯湯タンク8内の温水の温度分布を検出し、貯湯タンク8内の残湯量及び蓄熱量を算出可能とする。制御装置36は、上記残湯量または蓄熱量等に基いて、後述する沸上げ運転の開始及び停止等を制御する。
タンクユニット33内には、熱源ポンプ12、ふろ熱交換器20及びふろ循環ポンプ29が設けられている。熱源ポンプ12は、タンクユニット33内の各種配管に温水を循環させるためのポンプであり、HP往き配管14に設けられている。ふろ熱交換器20は、貯湯タンク8あるいはHPユニット7から供給される高温水と、浴槽30から導入された浴槽水との熱交換を行うことにより、浴槽水を加熱するものである。ふろ熱交換器20には、浴槽30から導出した浴槽水を循環させるふろ往き配管27及びふろ戻り配管28が接続されている。ふろ戻り配管28の途中には、浴槽水を循環させるためのふろ循環ポンプ29と、ふろ戻り配管28内の水流の有無を検出するフロースイッチ19と、浴槽30から流出した浴槽水の温度を検出するふろ戻り温度センサ38とが設けられている。ふろ往き配管27の途中には、ふろ熱交換器20から流出した熱交換後の浴槽水の温度を検出するふろ往き温度センサ37が設置されている。
三方弁11は、流入口であるaポート及びbポートと、流出口であるcポートとを有している。三方弁11は、2つの経路であるa−c経路及びb−c経路の間で湯水の流路を切換える。四方弁18は、流入口であるbポート及びcポートと、流出口であるaポート及びdポートとを有している。四方弁18は、4つの経路であるa−b経路、a−c経路、b−d経路及びc−d経路の間で湯水の流路を切換える。送湯配管13は、四方弁18のdポートと、貯湯タンク8上部の温水導入出口8dとを接続している。HP往き配管14は、三方弁11のcポートと水冷媒熱交換器3の水入口とを接続している。HP戻り配管15は、水冷媒熱交換器3の水出口と、四方弁18のcポートとを接続している。
また、タンクユニット33は、水導出口配管10、第一バイパス配管16、第二バイパス配管17、温水導入配管20a及び温水導出配管20bを有している。水導出口配管10は、貯湯タンク8の下部に設けられた水導出口8bと、三方弁11のaポートとを接続している。第一バイパス配管16は、四方弁18のaポートと、貯湯タンク8の中央部または下部に設けられた温水導入口8cとを接続している。温水導入配管20aは、送湯配管13の途中から分岐し、ふろ熱交換器20の1次側入口に接続されている。温水導出配管20bは、ふろ熱交換器20の1次側出口と三方弁11のbポートとを接続している。第二バイパス配管17は、HP往き配管14における熱源ポンプ12とHPユニット7の入口側との間から分岐し、四方弁18のbポートに接続されている。
さらに、タンクユニット33は、第一給水配管9a、第二給水配管9b、給湯用混合弁22、ふろ用混合弁23、第一給湯配管24及び第二給湯配管25を有している。第一給水配管9aの一端側は、水道等の水源に接続されている。第一給水配管9aの他端側には、減圧弁31を介して第二給水配管9b及び第三給水配管9cが接続されている。第一給水配管9a、第二給水配管9b及び第三給水配管9cは、給水管路9を構成している。第二給水配管9bは、給湯用混合弁22の2つの入口のうちの一方と、ふろ用混合弁23の2つの入口のうちの一方とにそれぞれ接続されている。給湯配管21の一端側は、貯湯タンク8の上部に接続され、給湯配管21の他端側は、給湯用混合弁22の2つの入口のうちの他方と、ふろ用混合弁23の2つの入口のうちの他方とにそれぞれ接続されている。
給湯用混合弁22は、貯湯タンク8から給湯配管21に供給される高温水と、第二給水配管9bから供給される低温水とを混合し、両者の混合比を可変とすることにより、外部に給湯される温水の温度を調整するものである。給湯用混合弁22の出口は、第一給湯配管24の一端側に接続されている。第一給湯配管24の他端側は、給湯栓34に接続されている。給湯用混合弁22により温度が調整された温水は、第一給湯配管24と、給湯栓34と、給湯栓34に接続された外部配管(図示省略)とを経由して、シャワー、カラン、流し台及び洗面台の蛇口等からなる給湯対象に供給される。
ふろ用混合弁23は、貯湯タンク8から給湯配管21に供給される高温水と、第二給水配管9bから供給される低温水とを混合し、浴槽に給湯される温水の温度を調整するものである。ふろ用混合弁23の出口は、第二給湯配管25の一端側に接続されている。第二給湯配管25の他端側は、ふろ熱交換器20とふろ往き温度センサ37との間でふろ往き配管27に接続されている。第二給湯配管25の途中には、第二給湯配管25を開閉するふろ用電磁弁26と、第二給湯配管25を通る温水の流量を検出するふろ用流量センサ45とが設けられている。ふろ用混合弁23により温度が調整された温水は、第二給湯配管25、ふろ往き配管27及びふろ戻り配管28を経由して浴槽30に流入する。
次に、給湯機35の沸上げ運転について説明する。沸上げ運転は、HPユニット7を駆動して貯湯タンク8に温水を貯留するものである。制御装置36は、沸上げ運転を実行するときに、HPユニット7及び熱源ポンプ12を駆動し、また、三方弁11をa−c経路に切換えると共に、四方弁18をc−d経路に切換える。これにより、沸上げ運転では、貯湯タンク8の水導出口8bから水導出口配管10に低温水が取出される。この低温水は、三方弁11及びHP往き配管14を経由してHPユニット7の水冷媒熱交換器3に導入され、水冷媒熱交換器3により加熱されて高温水となる。そして、水冷媒熱交換器3から流出した高温水は、HP戻り配管15、四方弁18及び送湯配管13を経由して貯湯タンク8の温水導入出口8dに流入し、貯湯タンク8の上部に貯留される。このような沸上げ運転により、貯湯タンク8内の貯湯量及び蓄熱量を増やすことができる。
次に、給湯機35の追焚き運転について説明する。追焚き運転は、浴槽水の加温または保温を行うための運転である。制御装置36は、追焚き運転を実行するときに、熱源ポンプ12及びふろ循環ポンプ29を駆動し、また、三方弁11をb−c経路に切換えると共に、四方弁18をa−b経路に切換える。これにより、追焚き運転では、浴槽30からふろ戻り配管28に浴槽水が取出され、この浴槽水は、ふろ熱交換器20の2次側を通過する間に加熱される。そして、加熱された浴槽水は、ふろ往き配管27を経由して浴槽30に戻される。一方、熱源ポンプ12が稼動すると、貯湯タンク8内の高温水が温水導入出口8dから取出され、この高温水は、送湯配管13の一部及び温水導入配管20aを経由してふろ熱交換器20の1次側に流入する。そして、ふろ熱交換器20を通過する間に温度が低下した温水は、温水導出配管20b、三方弁11、HP往き配管14の一部(熱源ポンプ12)、第二バイパス配管17、四方弁18及び第一バイパス配管16を経由して貯湯タンク8の温水導入口8cに流入し、貯湯タンク8に戻される。
次に、給湯機35の操作系統について説明する。給湯機35は、台所に設置された第1のリモコンとしての台所リモコン44Aと、浴室に設置された第2のリモコンとしての浴室リモコン44Bとを備えている。なお、本明細書では、台所リモコン44Aと浴室リモコン44Bとをまとめてリモコン44A,44Bと表記する場合がある。リモコン44A,44Bには、給湯機35の運転状態等を表示する表示部、ユーザが操作するスイッチ等の操作部、スピーカ、マイク等が搭載されている。また、リモコン44A,44Bは、制御装置36と相互に通信可能に接続されている。本実施の形態では、リモコン44A,44Bを台所と浴室に設置する場合を例示したが、本発明のリモコンは、家屋内の任意の場所に設置してよいものである。
台所リモコン44Aは、沸上げ運転の実行状態を変更するための操作(以下、沸上げ関連操作と表記する)を実行する機能と、家屋内の各給湯対象に供給される温水の温度(給湯温度)を設定及び変更する機能とを備えている。浴室リモコン44Bは、例えば浴槽30の湯張り、追焚き運転等を制御装置36に実行させるための指令を制御装置36に出力する機能を備えている。
ここで、沸上げ関連操作の具体例を挙げると、沸上げ関連操作は、沸上げ運転に関連した各種のパラメータを設定する操作と、制御装置36に沸上げ指令を出力して沸上げ運転を直ちに開始させる操作のうち少なくとも一方の操作を意味している。また、沸上げ関連操作により設定されるパラメータとしては、例えば沸上げ運転により貯湯される貯湯タンク8内の貯湯量、貯湯温度及び蓄熱量、沸上げ運転の開始時刻、終了時刻及び継続時間、沸上げ運転時の加熱力、沸上げ運転を自動的に実行する場合の貯湯温度、貯湯量及び実行時間帯に関する条件等が挙げられる。
また、給湯機35は、家屋内に設置されたHEMSコントローラ46に接続されている。HEMSコントローラ46は、家屋に配置された各種の電気機器を制御し、電気機器全体のエネルギ需給を総合的に管理するシステムを構成している。このシステムには、給湯機35及びエアコン49等の電気機器に加えて、HEMS操作端末47、電力計測装置48等が含まれている。HEMS操作端末47は、例えばHEMSコントローラ46の動作の切換、HEMSに関連した各種設定値の設定及び変更等を行うものである。HEMS操作端末47は、HEMSコントローラ46を経由して制御装置36と接続されており、沸上げ関連操作を実行する機能を備えている。即ち、HEMS操作端末47により実行された沸上げ関連操作は、HEMSコントローラ46を経由して制御装置36に送信され、沸上げ運転の制御に反映される。
本実施の形態の給湯機35は、リモコン44A,44B及びHEMS操作端末47の接続状態に応じて、沸上げ運転を許可及び禁止する機能を備えている。詳しく述べると、制御装置36は、沸上げ関連操作を実行可能な台所リモコン44Aが制御装置36と非接続状態であっても、台所リモコン44Aと同等の機能を有するHEMS操作端末47が制御装置36と接続されている場合には、沸上げ運転の実行を許可する。また、制御装置36は、リモコン44A,44B及びHEMS操作端末47が制御装置36と非接続状態である場合に、沸上げ運転の実行を禁止する。なお、「台所リモコン44Aと同等の機能」とは、前記沸上げ関連操作の実行機能を意味している。
以下、図2を参照して、上記制御の具体例について説明する。図2は、本発明の実施の形態1において、制御装置により実行される制御の一例を示すフローチャートである。図2に示すルーチンにおいて、まず、ステップS1では、制御装置36に台所リモコン44Aが接続されているか否かを判定する。この判定が成立した場合には、台所リモコン44Aが接続された通常の状態であるから、ステップS2に移行する。ステップS2では、例えば台所リモコン44Aから沸上げ指令が出力された場合に、沸上げ運転が実行されることを許可する。
なお、ステップS1では、例えば制御装置36から台所リモコン44Aに通信信号を出力し続けても、一定の時間(例えば、5分間)にわたって台所リモコン44Aから応答が無い場合に、台所リモコン44Aが非接続状態であると判定する。一方、ステップS1の判定が不成立の場合には、ステップS3に移行する。
次に、ステップS3では、台所リモコン44Aと同等の機能を有するHEMS操作端末47が制御装置36と接続されている否かを判定する。この判定が成立した場合には、台所リモコン44Aが非接続状態であっても、HEMS操作端末47を用いて沸上げ関連操作を実行すれば、沸上げ運転が実行可能であると判断される。そこで、この場合には、ステップS4に移行し、沸上げ運転の実行を許可する。なお、ステップS3では、例えばHEMS操作端末47が備えている機能の情報を、HEMSコントローラ46から制御装置36に送信することにより、ステップS3の判定処理を実現することができる。
一方、ステップS3の判定が不成立の場合には、HEMS操作端末47が非接続状態であるか、または、HEMS操作端末47が沸上げ関連操作の実行機能を備えていないと判断される。この場合には、沸上げ関連操作を実行することができず、沸上げ運転がユーザの意図と異なる設定で実行される虞れがあるので、ステップS5に移行し、沸上げ運転の実行を禁止する。
以上詳述した通り、本実施の形態によれば、沸上げ関連操作を実行可能なHEMS操作端末47が制御装置36と接続されている場合に、台所リモコン44Aが制御装置36と非接続状態であっても、沸上げ運転を許可することができる。これにより、台所リモコン44Aを用いなくても、システムを構成することができ、例えば台所リモコン44AをHEMS操作端末47と統合したり、台所リモコン44AをHEMS操作端末47により代替することが可能となる。従って、給湯機35をHEMS等のシステムに接続する場合において、システムを簡略化し、コストダウンを促進することができる。また、設置作業時の作業性を向上させることができる。
実施の形態2.
次に、図3を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態は、前記実施の形態1の構成及び制御に加えて、浴室リモコンの接続状態も考慮することを特徴としている。具体的に述べると、制御装置36は、リモコン44A,44Bのうち一方のリモコンが制御装置36と非接続状態であっても、他方のリモコン及びHEMS操作端末47が制御装置36と接続されている場合には、沸上げ運転を許可する。また、リモコン44A,44Bの両方が制御装置36と非接続状態である場合には、HEMS操作端末47が制御装置36と接続状態であっても、沸上げ運転を禁止する。
以下、図3を参照して、上記制御の具体例について説明する。図3は、本発明の実施の形態2において、制御装置により実行される制御の一例を示すフローチャートである。この図に示すルーチンは、実施の形態1(図2)に示すルーチンに対して、ステップS6の判定処理を追加したものである。
詳しく述べると、図3に示すルーチンにおいて、ステップS3の判定が成立した場合には、ステップS6に移行する。ステップS6では、台所リモコン44Aと同等の機能を有する浴室リモコン44Bが接続されているか否かを判定する。ここで、「台所リモコン44Aと同等の機能」の定義については前述の通りである。また、ステップS6では、例えば浴室リモコン44Bが備えている機能の情報を制御装置36に送信することにより、ステップS6の判定処理を実現することができる。
ステップS6の判定が成立した場合には、浴室リモコン44BとHEMS操作端末47の少なくとも一方を用いて沸上げ関連操作を実行すれば、沸上げ運転が実行可能であると判断される。そこで、この場合には、ステップS4に移行し、沸上げ運転の実行を許可する。一方、ステップS3,S6のうち少なくとも一方の判定が不成立の場合には、ステップS5に移行し、沸上げ運転の実行を禁止する。
ここで、HEMSコントローラ46及びHEMS操作端末47は、給湯機35と別製品であることが多いので、これらの機器の故障、通信動作の不良等が発生した場合には、HEMS操作端末47により沸上げ関連操作が実行できなくなる。このような事態を想定して、本実施の形態では、浴室リモコン44Bを用いて沸上げ運転に関連した操作の信頼性を確保するようにしている。
本実施の形態によれば、台所リモコン44Aと同等の機能を有する端末として、HEMS操作端末47だけでなく、浴室リモコン44Bも接続されている場合にのみ、沸上げ運転を許可することができる。即ち、例えばHEMS操作端末47が機能しなくなっても、これに代えて浴室リモコン44Bを使用することができる場合にのみ、沸上げ運転を許可することができるので、信頼性を向上させることができる。
なお、台所リモコン44Aと同等の機能を有する浴室リモコン44Bにおいては、沸上げ関連操作を実行するための操作部及び表示部が浴室リモコン44Bに常時存在していると、ユーザからみて浴室リモコン44Bの操作項目が多くなり過ぎてしまい、操作性が低下する可能性がある。このため、本実施の形態では、例えば浴室リモコン44Bにタッチパネルを搭載し、台所リモコン44Aが制御装置36と非接続状態である場合にのみ、沸上げ関連操作を実行するための操作部及び表示部がタッチパネルに出現する構成としてもよい。この構成によれば、浴室リモコン44Bの機能を台所リモコン44Aと同等にした場合でも、浴室リモコン44Bの操作性を良好に保持することができる。
なお、前記実施の形態1,2では、図2及び図3が沸上げ可否設定手段の具体例を示している。また、実施の形態1,2では、加熱装置の一例としてHPユニット7を挙げたが、本発明は、ヒートポンプ以外の各種の加熱装置に適用してもよい。
1 圧縮機,3 水冷媒熱交換器,4 膨張弁,5 冷媒配管,6 空気熱交換器,7 HPユニット(加熱装置),8 貯湯タンク,8a 水導入口,8b 水導出口,8c 温水導入口,8d 温水導入出口,9 給水管路,9a 第一給水配管,9b 第二給水配管,9c 第三給水配管,10 水導出口配管,11 三方弁,12 熱源ポンプ,13 送湯配管,14 HP往き配管,15 HP戻り配管,16 第一バイパス配管,17 第二バイパス配管,18 四方弁,19 フロースイッチ,20 ふろ熱交換器,20a 温水導入配管,20b 温水導出配管,21 給湯管路,22 給湯用混合弁,23 ふろ用混合弁,24 第一給湯配管,25 第二給湯配管,26 ふろ用電磁弁,27 ふろ往き配管,28 ふろ戻り配管,29 ふろ循環ポンプ,30 浴槽,31 減圧弁,33 タンクユニット,34 給湯栓,35 貯湯式給湯機,36 制御装置,37 ふろ往き温度センサ,38 ふろ戻り温度センサ,42,43 貯湯温度センサ,44A 台所リモコン(第1のリモコン),44B 風呂リモコン(第2のリモコン),45 ふろ用流量センサ,46 HEMSコントローラ,47 HEMS操作端末

Claims (3)

  1. 温水を貯留する貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクに貯留するための湯水を加熱する加熱装置と、
    前記加熱装置を駆動して前記貯湯タンクに温水を貯留するための沸上げ運転を実行する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、沸上げ可否設定手段を含み、
    前記沸上げ可否設定手段は、
    前記沸上げ運転の実行状態を変更するための沸上げ関連操作をユーザが実行可能なリモコンが前記制御装置と接続されているかどうかを判定し、
    複数の電気機器を制御するシステムの一部であって、前記リモコンと同等の前記沸上げ関連操作をユーザが実行可能なHEMS操作端末が前記制御装置と接続されているかどうかを判定し、
    前記HEMS操作端末が前記制御装置と接続されている場合に、前記リモコンが前記制御装置と非接続状態であっても前記沸上げ運転を許可し、
    前記リモコン及び前記HEMS操作端末が前記制御装置と非接続状態である場合に、前記沸上げ運転を禁止する構成としてなる貯湯式給湯機。
  2. 温水を貯留する貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクに貯留するための湯水を加熱する加熱装置と、
    前記加熱装置を駆動して前記貯湯タンクに温水を貯留するための沸上げ運転を実行する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、沸上げ可否設定手段を含み、
    前記沸上げ可否設定手段は、
    前記沸上げ運転の実行状態を変更するための沸上げ関連操作をユーザが実行可能な第一リモコンが前記制御装置と接続されているかどうかを判定し、
    複数の電気機器を制御するシステムの一部であって、前記第一リモコンと同等の前記沸上げ関連操作をユーザが実行可能なHEMS操作端末が前記制御装置と接続されているかどうかを判定し、
    前記第一リモコンと同等の前記沸上げ関連操作をユーザが実行可能な第二リモコンが前記制御装置と接続されているかどうかを判定し、
    前記第一リモコン及び前記第二リモコンのうち一方のリモコンが前記制御装置と非接続状態であっても、他方のリモコン及び前記HEMS操作端末が前記制御装置と接続されている場合には、前記沸上げ運転を許可し、
    前記第一リモコン及び前記第二リモコンの両方が前記制御装置と非接続状態である場合には、前記HEMS操作端末が前記制御装置と接続状態であっても、前記沸上げ運転を禁止する構成としてなる貯湯式給湯機。
  3. 前記一方のリモコンが前記制御装置と非接続状態である場合にのみ、前記沸上げ関連操作を行うための操作部及び表示部が前記他方のリモコンに出現する構成としてなる請求項2に記載の貯湯式給湯機。
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