JP2018132231A - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018132231A
JP2018132231A JP2017025132A JP2017025132A JP2018132231A JP 2018132231 A JP2018132231 A JP 2018132231A JP 2017025132 A JP2017025132 A JP 2017025132A JP 2017025132 A JP2017025132 A JP 2017025132A JP 2018132231 A JP2018132231 A JP 2018132231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
boiling operation
boiling
water supply
instruction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017025132A
Other languages
English (en)
Inventor
明宏 戸田
Akihiro Toda
明宏 戸田
高橋 健
Takeshi Takahashi
高橋  健
智 赤木
Satoshi Akagi
智 赤木
一樹 池田
Kazuki Ikeda
一樹 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2017025132A priority Critical patent/JP2018132231A/ja
Publication of JP2018132231A publication Critical patent/JP2018132231A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

【課題】外部機器との通信によって制御可能な給湯装置において、配管等の凍結を確実に防止することができる給湯装置を提供する。【解決手段】貯湯式給湯装置35は、水を加熱するHPユニット7と、HPユニット7により水を加熱する運転である沸上運転を制御する制御部36と、外部機器であるサーバ47との通信により、沸上運転を禁止する指示をサーバ47から受信可能な通信アダプタ46とを備える。制御部36は、沸上運転として、貯湯量または時刻に応じて自動で開始する自動沸上運転と、凍結を予防するための凍結予防沸上運転とを実行可能である。制御部36は、サーバ47からの指示により沸上運転が禁止されているときに、自動沸上運転を禁止し、凍結予防沸上運転を禁止しない。【選択図】図1

Description

本発明は、給湯装置に関する。
ヒートポンプのような加熱手段により加熱された湯を貯湯タンクに貯え、貯湯タンクから取り出した湯を用いて、浴槽、シャワー、台所及び洗面所の蛇口などの給湯先に給湯する貯湯式給湯装置が広く用いられている。
特許文献1には、以下のようなシステムが開示されている。管理会社と、この管理会社から給湯機の管理サービスを受ける複数の利用者宅とが、インターネット回線を介して接続されている。管理会社のセンターサーバは、電力単価情報取得ブロックと、制御部とを備え、各利用者宅の給湯機を制御する。電力単価情報取得ブロックは、電力単価情報を取得する。管理会社のセンターサーバの制御部は、電力単価情報に基づいて、利用者が負担する電力料金が最適化されるように、各利用者宅の給湯機の貯湯運転のスケジュールを作成する。
特開2007−139213号公報
特許文献1の技術には、以下の課題がある。給湯機では、配管等の凍結を予防するための凍結予防運転が必要になることがある。特許文献1の技術では、凍結予防運転について何ら考慮されていないため、配管の凍結を防止できない可能性がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、外部機器との通信によって制御可能な給湯装置において、配管等の凍結を確実に防止することができる給湯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る給湯装置は、水を加熱する加熱手段と、加熱手段により水を加熱する運転である沸上運転を制御する制御手段と、外部機器との通信により、沸上運転を禁止する指示を外部機器から受信可能な通信手段と、を備え、制御手段は、沸上運転として、貯湯量または時刻に応じて自動で開始する自動沸上運転と、凍結を予防するための凍結予防沸上運転とを実行可能であり、制御手段は、外部機器からの指示により沸上運転が禁止されているときに、自動沸上運転を禁止し、凍結予防沸上運転を禁止しないものである。
本発明によれば、外部機器との通信によって制御可能な給湯装置において、配管等の凍結を確実に防止することが可能となる。
実施の形態1による給湯装置を示す図である。 実施の形態1における制御処理を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の給湯装置を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の貯湯式給湯装置35は、ヒートポンプサイクルを利用するHPユニット7と、貯湯タンク8を有するタンクユニット33と、リモコン44とを備える。図示の構成では、貯湯式給湯装置35の制御部36がタンクユニット33に内蔵されている。
リモコン44は、貯湯式給湯装置35の制御部36に対し、双方向にデータ通信可能に接続される。リモコン44は、ユーザーインターフェースとなる端末装置の例である。制御部36とリモコン44との間の通信は、有線通信でも無線通信でもよい。リモコン44は、浴室に設置されてもよい。リモコン44は、台所に設置されてもよい。異なる場所に複数のリモコン44が設置されてもよい。リモコン44のほかに、例えばスマートフォンのような携帯端末が貯湯式給湯装置35のユーザーインターフェースとして使用可能でもよい。
リモコン44は、表示部44a及び操作部44bを備える。表示部44aは、例えば、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイでもよい。表示部44aは、例えば、貯湯式給湯装置35の状態に関する情報、貯湯式給湯装置35の設定内容に関する情報などを表示できる。操作部44bは、ユーザーが操作するためのボタン、ダイヤル、キーなどを含んでもよい。表示部44aは、操作部の機能を兼ね備えるタッチスクリーンでもよい。リモコン44は、スピーカ、マイク等をさらに備えてもよい。
貯湯式給湯装置35の制御部36に対して、通信アダプタ46が双方向にデータ通信可能に接続されている。制御部36と通信アダプタ46との間の通信は、有線通信でも無線通信でもよい。通信アダプタ46とサーバ47とは、インターネット48を経由して、相互に通信可能である。サーバ47は、貯湯式給湯装置35の遠隔監視及び遠隔操作などの制御を行うことができる外部機器の例である。通信アダプタ46は、制御部36とサーバ47との通信を中継する通信手段の例である。サーバ47は、給湯装置の管理サービスを提供する会社のサーバでもよい。
HPユニット7とタンクユニット33との間は、HP往き管14とHP戻り管15と図示しない電気配線とを介して接続されている。タンクユニット33及びHPユニット7が備える弁類、ポンプ類のような各種のアクチュエータの作動は、これらと電気的に接続された制御部36により制御される。
HPユニット7は、タンクユニット33から導かれた水を加熱する加熱手段の例である。HPユニット7は、圧縮機2、水冷媒熱交換器3、膨張弁4、空気熱交換器6を冷媒管5にて環状に接続し、ヒートポンプサイクルを構成している。水冷媒熱交換器3は、冷媒管5を流れる冷媒とタンクユニット33から導かれた水との間で熱交換を行うためのものである。HPユニット7は、電力により駆動される。HPユニット7により水を加熱する運転を沸上運転と称する。
タンクユニット33には、以下の各種部品及び配管などが内蔵されている。貯湯タンク8は、湯水を貯留するためのものである。温度による水の密度の違いにより、貯湯タンク8内には、上側が高温で下側が低温の温度成層を形成できる。貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8aには、第3給水管9cが接続されている。水道等の水源から供給される水は、減圧弁31で所定圧力に調圧された上で、第3給水管9cを通って貯湯タンク8内に流入する。貯湯タンク8の上部に設けられた温水導入出口8dには、貯湯タンク8内に貯留された湯を貯湯式給湯装置35の外部へ供給するための給湯管21と、送湯管13とが接続されている。沸上運転において、HPユニット7を用いて加熱された高温湯が温水導入出口8dから貯湯タンク8内に流入し、貯湯タンク8内で上から下に向かって徐々に高温湯が蓄積されていく。貯湯タンク8の表面には、複数の貯湯温度センサ42,43が高さを変えて取り付けられている。制御部36は、これら貯湯温度センサ42,43で貯湯タンク8内の湯水の温度分布を検出することにより、貯湯タンク8内の貯湯量を検出できる。制御部36は、検出された貯湯タンク8内の貯湯量に応じて、沸上運転の開始及び停止などを制御してもよい。
タンクユニット33内には、循環ポンプ12及びふろ用熱交換器20が内蔵されている。循環ポンプ12は、タンクユニット33内の後述する各種の配管に湯水を循環させるためのポンプであり、HP往き管14上に設けられている。ふろ用熱交換器20は、貯湯タンク8またはHPユニット7から供給される高温湯を利用して、2次側の加熱対象水(浴槽水または暖房用水など)を加熱するための熱交換器である。本実施の形態では、ふろ用熱交換器20の2次側の構成として、浴槽30内の湯水を循環させるふろ往き管27とふろ戻り管28を例示し説明する。ふろ用熱交換器20は、ふろ往き管27とふろ戻り管28の途中に設置されている。また、ふろ往き管27とふろ戻り管28の途中には、浴槽水を循環させるためのふろ循環ポンプ29と、浴槽30から出た浴槽水の温度を検出するためのふろ戻り温度センサ38と、ふろ用熱交換器20から出た熱交換後の湯の温度を検出するためのふろ往き温度センサ37とが設置されている。
三方弁11は、湯水が流入するaポート及びbポートと、湯水が流出するcポートとを有する流路切替手段である。四方弁18は、湯水が流入するbポート及びcポートと、湯水が流出するaポート及びdポートとを有する流路切替手段であり、4つの経路、a−b、a−c、b−d、c−dの間で流路切替可能に構成されている。また、タンクユニット33は、水導出口管10、温水導入管20a、第1バイパス管16、温水導出管20b、及び第2バイパス管17を有している。水導出口管10は、貯湯タンク8の下部に設けられた水導出口8bと三方弁11のaポートとを接続する。HP往き管14は、三方弁11のcポートとHPユニット7の入口側とを接続する。HP戻り管15は、HPユニット7の出口側と四方弁18のcポートとを接続する。送湯管13は、四方弁18のdポートと、貯湯タンク8上部の温水導入出口8dとを接続する。第1バイパス管16は、四方弁18のaポートと、貯湯タンク8の中央部から下部の間に設けられた温水導入口8cとを接続する。温水導入管20aは、送湯管13の途中から分岐し、ふろ用熱交換器20の1次側入口に接続される。温水導出管20bは、ふろ用熱交換器20の1次側出口と三方弁11のbポートとを接続する。第2バイパス管17は、HP往き管14における循環ポンプ12とHPユニット7の入口側との間から分岐し、四方弁18のbポートに接続される。
更に、タンクユニット33は、第1給水管9a、第2給水管9b、給湯用混合弁22、ふろ用混合弁23、第1給湯管24、及び第2給湯管25を有している。第1給水管9aの一端は水道等の水源に接続され、第1給水管9aの他端には減圧弁31を介して第2給水管9b及び第3給水管9cが接続されている。第2給水管9bは、途中から分岐してそれぞれ給湯用混合弁22とふろ用混合弁23とに接続されている。また、給湯管21は、途中から分岐してそれぞれ給湯用混合弁22及びふろ用混合弁23に接続されている。第2給湯管25の途中には、第2給湯管25を開閉するふろ用電磁弁26と、第2給湯管25を通る湯の流量を検出するふろ用流量センサ45とが設けられている。
給湯用混合弁22及びふろ用混合弁23は、給湯管21から供給される高温湯と、第2給水管9bから供給される低温水との流量比を調整することにより、ユーザーがリモコン44にて設定した設定温度の湯を生成し、第1給湯管24及び第2給湯管25にそれぞれ流入させる。給湯用混合弁22で温度調整された湯は、第1給湯管24から給湯栓34を経由して、ユーザーが使用するシャワー及びカラン等の蛇口(図示しない)に供給される。一方、ふろ用混合弁23で設定温度に調整された湯は、第2給湯管25からふろ用電磁弁26、ふろ用流量センサ45、ふろ往き管27、ふろ戻り管28を経て浴槽30に供給される。
三方弁11は、水導出口管10とHP往き管14とが連通する形態と、温水導出管20bとHP往き管14とが連通する形態、の2つの流路形態で、タンクユニット33内の湯水の流路を切り替えて使用する。四方弁18は、HP戻り管15と送湯管13とが連通する形態、HP戻り管15と第1バイパス管16とが連通する形態、第1バイパス管16と第2バイパス管17とが連通する形態、送湯管13と第2バイパス管17とが連通する形態、の4つの流路形態で、タンクユニット33内の湯水の流路を切り替えて使用する。
本実施の形態において、制御部36は、沸上運転として、自動沸上運転と、凍結予防沸上運転とを実施可能である。自動沸上運転は、貯湯タンク8内の貯湯量、あるいは時刻に応じて自動で開始される沸上運転である。例えば、制御部36は、電力単価の低い時間帯に合わせた時刻に応じて自動沸上運転を実行したり、湯切れを予防するために貯湯タンク8内の貯湯量に応じて自動沸上運転を実行する。
凍結予防沸上運転は、例えば、HP往き管14、HP戻り管15、水冷媒熱交換器3、タンクユニット33内の配管などの内部の水が凍結することを予防するための沸上運転である。本実施の形態において、制御部36は、HPユニット7に設置された外気温度センサ(図示省略)により検出された外気温度と、貯湯タンク8内の貯湯量とに基づいて、凍結予防沸上運転を必要とする条件が成立しているかどうか、すなわち凍結の懸念があるか否かを判断する。例えば、貯湯タンク8内の貯湯量が50L未満と少なく、外気温度が0℃未満の場合には、凍結の懸念があり、凍結予防沸上運転が必要と判断する。制御部36は、凍結予防沸上運転が必要と判断した場合には、凍結予防沸上運転を実行する。
図2は、本実施の形態における制御処理を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、制御部36が実行してもよいし、リモコン44が実行してもよいし、通信アダプタ46が実行してもよいし、これらのうちに2以上が協働して実行してもよい。本フローチャートの処理は、所定時間毎に繰り返し実行される。
本実施の形態の貯湯式給湯装置35は、サーバ47から受信した指示に従って制御部36が沸上運転の開始及び停止を制御する外部沸上モードを許可するか否かをユーザーが選択可能とする手段を備える。例えば、ユーザーは、リモコン44の操作部44bを操作することで、外部沸上モードを許可するか否かを選択できる。図2のステップS1では、外部沸上モードが許可設定されているか禁止設定されているかを判断する。ユーザーは、サーバ47からの指示によって沸上運転の開始及び停止が制御されることを望まない場合には、外部沸上モードを禁止設定にすればよい。外部沸上モードが禁止設定にされている場合には、ステップS1からステップS20へ進む。ステップS20では、貯湯式給湯装置35が通常モードに設定される。ステップS20からステップS21へ進む。ステップS21では、外部機器からの指示によらずに制御部36が自動で沸上運転の開始及び停止を制御する機能が有効となるように設定される。ステップS21の後、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップS1で外部沸上モードが許可設定にされている場合には、ステップS2へ進む。ステップS2では、サーバ47との通信が途絶していないかどうかを確認する。一定時間以上(例えば24時間以上)、サーバ47との通信が一度も行われていない場合に、サーバ47との通信が途絶していると判断してもよい。サーバ47との通信が途絶している場合には、ステップS2からステップS20へ進み、貯湯式給湯装置35が通常モードに設定され、ステップS21で制御部36が自動で沸上運転を実行する機能が有効となるように設定される。このように、本実施の形態であれば、サーバ47との通信が途絶している場合には、貯湯式給湯装置35の制御部36が自動で沸上運転を実行する通常モードに自動的に切り替わるので、利便性が向上する。
サーバ47との通信が途絶していない場合には、ステップS2からステップS3へ進む。なお、「サーバ47との通信が途絶していない場合」とは、サーバ47との通信が途絶した後にサーバ47との通信が再開した場合を含む。ステップS3では、外部沸上モードを有効にする指示をサーバ47から受信しているかどうかを判断する。外部沸上モードが有効とされている場合には、サーバ47は、貯湯式給湯装置35に対して遠隔監視及び遠隔操作を行う。外部沸上モードを有効にする指示をサーバ47から受信していない場合には、ステップS3からステップS20へ進み、貯湯式給湯装置35が通常モードに設定され、ステップS21で制御部36が自動で沸上運転を実行する機能が有効となるように設定される。
一方、外部沸上モードを有効にする指示をサーバ47から受信している場合には、ステップS3からステップS4へ進み、貯湯式給湯装置35が外部沸上モードに設定される。なお、貯湯式給湯装置35が外部沸上モードに設定された場合には、外部沸上モードであることをリモコン44の表示部44aに表示する。これにより、沸上運転の開始及び停止が外部のサーバ47により制御されることをユーザーに認識させることができる。
次いで、ステップS4からステップS5へ進み、貯湯式給湯装置35の制御部36が自動沸上運転の開始及び停止を制御する機能が無効とされる。すなわち、貯湯式給湯装置35の制御部36による自動沸上運転の実施が禁止される。
貯湯式給湯装置35が外部沸上モードに設定された場合には、貯湯式給湯装置35の制御部36が自動沸上運転の開始及び停止を制御することに代えて、サーバ47が貯湯式給湯装置35の沸上運転の開始及び停止を制御する。外部沸上モードでは、サーバ47は、例えば、ユーザーと電力会社との契約内容に応じた電力単価情報、ユーザーの過去の使用湯量を学習した情報、貯湯タンク8内の貯湯量などの情報に応じて、貯湯式給湯装置35の沸上運転の開始及び停止を遠隔操作により制御する。これにより、電気料金の低減及び省エネルギーが図れる。
処理は、ステップS5からステップS6に進む。ステップS6では、沸上運転を実行する沸上指示をサーバ47から受信しているか、沸上運転を禁止する沸上禁止指示をサーバ47から受信しているかを判断する。沸上指示をサーバ47から受信している場合には、ステップS6からステップS7へ進み、沸上運転を実行する。
沸上指示ではなく沸上禁止指示をサーバ47から受信している場合には、ステップS6からステップS8へ進み、沸上運転を停止する。このように、サーバ47からの指示によって沸上運転が禁止されているときには、その旨を例えばリモコン44の表示部44aに表示することにより、ユーザーに報知することが望ましい。これにより、沸上運転が外部のサーバ47により禁止されていることをユーザーに認識させることができる。
処理は、ステップS7またはステップS8からステップS9に進む。ステップS9では、凍結予防沸上運転を必要とする条件が成立しているかどうかを、前述したようにして判断する。凍結予防沸上運転を必要とする条件が成立していない場合、すなわち凍結の懸念がない場合には、ステップS11へ進む。これに対し、凍結予防沸上運転を必要とする条件が成立している場合、すなわち凍結の懸念がある場合には、ステップS9からステップS10に進む。ステップS10で、制御部36は、凍結予防沸上運転を実行する。その後、制御部36は、凍結予防沸上運転を終了する条件が成立した場合には、凍結予防沸上運転を終了する。処理は、ステップS10からステップS11に進む。
このように、本実施の形態では、サーバ47からの指示により沸上運転が禁止されているときに、制御部36は、自動沸上運転についてはその実施を禁止するが、凍結予防沸上運転についてはその実施を禁止せず、凍結予防沸上運転を実行可能としている。これにより、サーバ47からの指示により沸上運転が禁止されているときにも、凍結の発生を確実に防止できる。貯湯式給湯装置35において凍結の懸念があるかどうかをサーバ47が遠隔監視によって正確に判定することは困難である。本実施の形態であれば、貯湯式給湯装置35において凍結の懸念があるかどうかをサーバ47が遠隔監視によって判定する必要がないので、サーバ47による処理を軽減できる。
なお、ステップS10では、凍結を予防するために沸上運転を実行していることを、例えばリモコン44の表示部44aに表示することにより、ユーザーに報知することが望ましい。これにより、サーバ47からの指示によって沸上運転が禁止されているにもかかわらず沸上運転を実行していることにユーザーが疑問を抱くことを防止できる。
本実施の形態において、ユーザーは、沸上運転を強制的に開始させる操作を行うことができる。このユーザー操作を以下「強制沸上操作」と称する。本実施の形態では、ユーザーは、リモコン44の操作部44bを操作することで、強制沸上操作を行うことができる。図2のステップS11では、強制沸上操作がなされたかどうかを判断する。強制沸上操作がなされていない場合には、ステップS13に進む。強制沸上操作がなされた場合には、ステップS11からステップS12に進み、沸上運転が実行される。その後、制御部36は、貯湯タンク8が湯で満タンになると、沸上運転を終了する。処理はステップS12からステップS13に進む。
このように、本実施の形態では、制御部36は、サーバ47からの指示により沸上運転が禁止されているときでも、強制沸上操作がなされた場合には、沸上運転を実行する。これにより、利便性が向上する。例えば来客で使用湯量の増加が予想されるために貯湯タンク8に湯を多く貯めたいような場合に、ユーザーは、強制沸上操作を行うことで、湯切れを確実に防止することができる。
本実施の形態において、ユーザーは、沸上運転を強制的に停止させる操作を行うことができる。このユーザー操作を以下「沸上停止操作」と称する。本実施の形態では、ユーザーは、リモコン44の操作部44bを操作することで、沸上停止操作を行うことができる。ユーザーは、例えば、旅行などで不在となる期間の沸上運転を停止したい場合に、沸上停止操作を行う。ステップS13では、ユーザーによる沸上停止操作がなされているかどうかを判断する。沸上停止操作がなされている場合には、ステップS13からステップS14に進み、沸上運転の実行を禁止する。ステップS14の後、本フローチャートの処理を終了する。沸上停止操作がなされていない場合には、ステップS13の後に本フローチャートの処理を終了する。
本実施の形態では、沸上運転を実行する指示をサーバ47から受けている場合でも、ユーザーによる沸上停止操作がなされている場合には、沸上運転を実行しないようにする。これにより、ユーザーにとって不必要な沸上運転を確実に回避できる。
本実施の形態では、サーバ47との通信が途絶している場合には、制御部36は、上述したステップS20及びステップS21の処理により、通常モードに戻すことで、自動沸上運転の禁止を解除する。これにより、サーバ47との通信が途絶している場合でも、必要な沸上運転を確実に実施できる。また、自動沸上運転の禁止を解除した後に、サーバ47との通信が再開した場合には、図2のフローチャートの処理が再び実行されたときに、ステップS2からステップS3へ進むことで、外部沸上モードに戻り、再び自動沸上運転が禁止される。これにより、外部沸上モードに戻すためのユーザー操作が不要であるので、利便性が向上する。
以上説明したにように、本実施の形態によれば、サーバ47のような外部機器からの遠隔操作による沸上運転の制御が容易に可能となる給湯装置を提供することが可能となる。
2 圧縮機、 3 水冷媒熱交換器、 4 膨張弁、 5 冷媒管、 6 空気熱交換器、 7 HPユニット、 8 貯湯タンク、 9a 第1給水管、 9b 第2給水管、 9c 第3給水管、 10 水導出口管、 11 三方弁、 12 循環ポンプ、 13 送湯管、 14 HP往き管、 15 HP戻り管、 18 四方弁、 20 ふろ用熱交換器、 21 給湯管、 22 給湯用混合弁、 23 ふろ用混合弁、 24 第1給湯管、 25 第2給湯管、 26 ふろ用電磁弁、 27 ふろ往き管、 28 ふろ戻り管、 29 ふろ循環ポンプ、 30 浴槽、 33 タンクユニット、 34 給湯栓、 35 貯湯式給湯装置、 36 制御部、 37 ふろ往き温度センサ、 38 ふろ戻り温度センサ、 42,43 貯湯温度センサ、 44 リモコン、 44a 表示部、 44b 操作部、 45 ふろ用流量センサ、 46 通信アダプタ、 47 サーバ

Claims (9)

  1. 水を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段により水を加熱する運転である沸上運転を制御する制御手段と、
    外部機器との通信により、前記沸上運転を禁止する指示を前記外部機器から受信可能な通信手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記沸上運転として、貯湯量または時刻に応じて自動で開始する自動沸上運転と、凍結を予防するための凍結予防沸上運転とを実行可能であり、
    前記制御手段は、前記外部機器からの指示により前記沸上運転が禁止されているときに、前記自動沸上運転を禁止し、前記凍結予防沸上運転を禁止しない、
    給湯装置。
  2. 前記制御手段は、前記沸上運転を強制的に開始させるユーザー操作である強制沸上操作に応じて前記沸上運転を開始可能であり、
    前記制御手段は、前記外部機器からの指示により前記沸上運転が禁止されているときに、前記強制沸上操作がなされた場合には、前記沸上運転を実行する請求項1に記載の給湯装置。
  3. 前記外部機器との通信が途絶している場合には、前記制御手段は、前記自動沸上運転の禁止を解除する請求項1または請求項2に記載の給湯装置。
  4. 前記制御手段は、前記自動沸上運転の禁止を解除した後に、前記外部機器との通信が再開した場合には、再び前記自動沸上運転を禁止する請求項3に記載の給湯装置。
  5. 前記外部機器から受信した指示に従って前記沸上運転を制御するモードを許可するか否かをユーザーが選択可能とする手段を備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の給湯装置。
  6. 前記外部機器からの指示によって前記沸上運転が禁止されているときに、その旨をユーザーに報知する手段を備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の給湯装置。
  7. 前記外部機器からの指示によって前記沸上運転が禁止されているときに前記凍結予防沸上運転を実行している場合に、凍結を予防するために前記沸上運転を実行していることをユーザーに報知する手段を備える請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の給湯装置。
  8. 前記通信手段は、前記沸上運転を実行する指示を前記外部機器から受信可能であり、
    前記制御手段は、前記沸上運転を実行する指示を前記外部機器から受けた場合には、前記沸上運転を実行する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の給湯装置。
  9. 前記制御手段は、前記沸上運転を実行する指示を前記外部機器から受けた場合において、前記沸上運転を強制的に停止させるユーザー操作がなされている場合には、前記沸上運転を実行しない請求項8に記載の給湯装置。
JP2017025132A 2017-02-14 2017-02-14 給湯装置 Pending JP2018132231A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017025132A JP2018132231A (ja) 2017-02-14 2017-02-14 給湯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017025132A JP2018132231A (ja) 2017-02-14 2017-02-14 給湯装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018132231A true JP2018132231A (ja) 2018-08-23

Family

ID=63248235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017025132A Pending JP2018132231A (ja) 2017-02-14 2017-02-14 給湯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018132231A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020013151A1 (ja) 2018-07-12 2020-01-16 株式会社荏原製作所 基板搬送装置および基板搬送装置を備える基板処理装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63213748A (ja) * 1987-02-27 1988-09-06 Sanyo Electric Co Ltd 温水ボイラの運転表示回路
JP2002277058A (ja) * 2001-01-12 2002-09-25 Mitsubishi Electric Corp ネットワーク対応電気温水器及びその電力負荷平準化システム
JP2007071409A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 貯湯式給湯装置
JP2009250490A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Denso Corp 給湯装置
JP2013178009A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Denso Corp 給湯制御システム
JP2014114965A (ja) * 2012-12-06 2014-06-26 Mitsubishi Electric Corp 貯湯式給湯機
JP2015137802A (ja) * 2014-01-22 2015-07-30 株式会社コロナ 貯湯式給湯装置
JP2015222152A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63213748A (ja) * 1987-02-27 1988-09-06 Sanyo Electric Co Ltd 温水ボイラの運転表示回路
JP2002277058A (ja) * 2001-01-12 2002-09-25 Mitsubishi Electric Corp ネットワーク対応電気温水器及びその電力負荷平準化システム
JP2007071409A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 貯湯式給湯装置
JP2009250490A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Denso Corp 給湯装置
JP2013178009A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Denso Corp 給湯制御システム
JP2014114965A (ja) * 2012-12-06 2014-06-26 Mitsubishi Electric Corp 貯湯式給湯機
JP2015137802A (ja) * 2014-01-22 2015-07-30 株式会社コロナ 貯湯式給湯装置
JP2015222152A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020013151A1 (ja) 2018-07-12 2020-01-16 株式会社荏原製作所 基板搬送装置および基板搬送装置を備える基板処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015001324A (ja) 貯湯式給湯機
JP6897331B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP6020362B2 (ja) 貯湯式給湯機
KR101867521B1 (ko) 순간식 보일러의 절수 장치
JP2018132231A (ja) 給湯装置
JP6036501B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP2014114965A (ja) 貯湯式給湯機
JP6540672B2 (ja) 給湯システム
JP2017116199A (ja) 貯湯式給湯機
JP6907979B2 (ja) 貯湯式給湯システム
JP2013217575A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP5569490B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP6323358B2 (ja) 貯湯式電気給湯機
JP6210019B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP6036560B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP7501380B2 (ja) 給湯装置
JP6286312B2 (ja) 貯湯システム
JP2016001074A (ja) 貯湯式給湯機
JP2020159620A (ja) 給湯システム、給湯システムの制御装置および給湯システムの制御方法
JP7342643B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP2019152353A (ja) 給湯装置
JP6747424B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP2019113212A (ja) 給湯装置
JP2019086216A (ja) 貯湯式給湯装置
JP2019219156A (ja) 貯湯式給湯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200707

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201117