JP2019086216A - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

貯湯式給湯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019086216A
JP2019086216A JP2017214670A JP2017214670A JP2019086216A JP 2019086216 A JP2019086216 A JP 2019086216A JP 2017214670 A JP2017214670 A JP 2017214670A JP 2017214670 A JP2017214670 A JP 2017214670A JP 2019086216 A JP2019086216 A JP 2019086216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
temperature
medium
water supply
water storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017214670A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6962140B2 (ja
Inventor
洋真 黒柳
Hiromasa Kuroyanagi
洋真 黒柳
一樹 池田
Kazuki Ikeda
一樹 池田
真行 須藤
Masayuki Sudo
真行 須藤
宗平 高橋
Sohei Takahashi
宗平 高橋
康史 本庄
Yasushi Honjo
康史 本庄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2017214670A priority Critical patent/JP6962140B2/ja
Publication of JP2019086216A publication Critical patent/JP2019086216A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6962140B2 publication Critical patent/JP6962140B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

【課題】貯湯槽内の中温水を給湯に利用可能であるとともに、給湯温度の変動を抑制できる貯湯式給湯装置を提供する。【解決手段】中温取出切替弁28は、貯湯槽1から中温配管30を通って供給される中温水を水出口28cへ流出させる中温位置と、水源からの低温水を水出口28cへ流出させる低温位置とに流路を切り替え可能である。一般給湯側電動混合弁7及び風呂給湯側電動混合弁11は、貯湯槽1から高温配管8を通って供給される高温湯と、中温取出切替弁28の水出口28cからの水とを混合させる。制御部24は、中温取出切替弁28へ供給される中温水の温度が、現在の温度よりも高くなる可能性がある場合には、中温取出切替弁28を低温位置とし、中温位置への切り替えを禁止する。【選択図】図1

Description

本発明は、貯湯式給湯装置に関する。
リモコンにて設定された温度で、蛇口、シャワー、浴槽等へ給湯する機能を有した貯湯式給湯装置が広く用いられている。貯湯タンク内の中温水は、わき上げ効率を悪化させる要因になる。下記特許文献1に開示された貯湯式給湯装置は、以下のように構成される。なお、括弧内は特許文献1での符号である。貯湯タンク(1)の上部から取り出された高温水と、貯湯タンク(1)の中間部から取り出された中温水とを混合する高温水中温水混合弁(5)を備える。給水配管(6)からの低温水と、高温水中温水混合弁(5)からの湯とを混合する給水温水混合弁(7)を備える。貯湯タンク(1)の中温水を、高温水中温水混合弁(5)及び給水温水混合弁(7)を介して、蛇口、シャワー、浴槽等への給湯に利用することで消費する。
特開2009−162481号公報
タンク中間部から取り出される中温水の温度は、タンク上部から取り出される高温水の温度よりも、変動しやすい。例えば、タンク内の温度境界層の位置が動くと、タンク中間部から取り出される中温水の温度が大きく変動する可能性がある。このため、中温水を利用した給湯中には、蛇口、シャワー、浴槽等への給湯温度が変動する可能性がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、貯湯槽内の中温水を給湯に利用可能であるとともに、給湯温度の変動を抑制できる貯湯式給湯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る貯湯式給湯装置は、貯湯槽と、貯湯槽の第一位置に連通する高温配管と、第一位置よりも低位の第二位置で貯湯槽に連通する中温配管と、貯湯槽から中温配管を通って供給される中温水が流入する中温入口と、中温水よりも温度の低い低温水が流入する低温入口と、水出口とを有し、中温入口を水出口へ連通させる中温位置と、低温入口を水出口へ連通させる低温位置とに流路を切り替え可能な中温取出切替弁と、貯湯槽から高温配管を通って供給される高温湯が流入する湯側入口と、中温取出切替弁の水出口からの水が流入する水側入口と、湯側入口から流入した高温湯と水側入口から流入した水とが混合した湯が出る湯出口とを有する混合弁と、混合弁及び中温取出切替弁を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、中温取出切替弁の中温入口へ供給される中温水の温度が、現在の温度よりも高くなる可能性がある場合には、中温取出切替弁を低温位置とし、中温位置への切り替えを禁止するものである。
本発明によれば、貯湯槽内の中温水を給湯に利用可能であるとともに、給湯温度の変動を抑制することが可能となる。
実施の形態1による貯湯式給湯装置を示す図である。 実施の形態1による貯湯式給湯装置の制御動作を示すフローチャートである。 実施の形態2による貯湯式給湯装置の制御動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。本開示は、以下の各実施の形態で説明する構成のうち、組み合わせ可能な構成のあらゆる組み合わせを含み得る。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による貯湯式給湯装置を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の貯湯式給湯装置は、水を加熱する加熱手段であるヒートポンプユニット2と、貯湯槽1を有する貯湯ユニット40とを備える。ヒートポンプユニット2と、貯湯ユニット40との間は、HP往き配管48と、HP戻り配管49と、電気配線(図示省略)とを介して接続されている。ヒートポンプユニット2内には、圧縮機、給湯用熱交換器、膨張弁、空気熱交換器を順次冷媒配管で接続したヒートポンプ回路が備えられている。
貯湯槽1は、湯水を貯留する。貯湯槽1の内部では、温度による水の密度の差によって、上側が高温で下側が低温になる温度成層を形成することができる。本実施の形態における貯湯槽1は、貯湯タンクを一つのみ備える。変形例として、貯湯槽1は、直列に接続された複数の貯湯タンクを備えたものでもよい。直列に接続された複数の貯湯タンクでは、上位側の貯湯タンクの下部と、当該貯湯タンクに対して低位側となる次の貯湯タンクの上部とが管を介して順次連結される。以下の説明において、貯湯槽1における上下方向の位置に関して言及するが、直列に接続された複数の貯湯タンクを貯湯槽1が備える場合には、それらの複数の貯湯タンクを含む貯湯槽1全体での階層において、上下方向の位置が特定されるものとする。
貯湯槽1の外面には、貯湯槽1の上部からの容積が、例えば0L、50L、100L、150L、170L、220Lの各位置に、第1の温度センサ5a、第2の温度センサ5b、第3の温度センサ5c、第4の温度センサ5d、第5の温度センサ5e、第6の温度センサ5fがそれぞれ設けられており、各位置で水温を検出する。第1〜第6の温度センサ5a〜5fは、貯湯槽1内の残湯熱量を検出する残湯熱量検出手段として機能する。HP往き配管48には、ヒートポンプユニット2への入水温度を検出する第7の温度センサ5gが設けられている。
貯湯ユニット40内には、循環ポンプ4、一般給湯側電動混合弁7、高温配管8、給水管9、風呂給湯側電動混合弁11、風呂用電磁弁13、風呂循環ポンプ14、入水切替弁17、給湯用流量センサ19、給湯用温度センサ20、風呂用流量センサ21、風呂用温度センサ22、給水温度センサ23、出湯切替弁26、中温戻し切替弁27、中温取出切替弁28、中温配管30などがさらに備えられている。
給水管9の上流は、例えば水道管のような水源に接続されている。給水管9の下流側は、給水管9a及び給水管9bに分岐している。給水管9aは、貯湯槽1の下部に接続されている。水源から供給される低温水が給水管9aから貯湯槽1の下部に流入することで、貯湯槽1内は満水状態に維持される。
中温取出切替弁28は、中温入口28a、低温入口28b、及び水出口28cを有する。低温入口28bに給水管9bが接続されている。中温入口28aに中温配管30の一端が接続されている。高温配管8の上流部は、貯湯槽1の上部にある第一位置1aにて貯湯槽1内に連通する。中温配管30の他端は、第一位置1aよりも低位にある第二位置1bにて貯湯槽1内に連通する。第二位置1bは、給水管9aが接続された貯湯槽1の下部よりも上位にある。すなわち、第二位置1bは、貯湯槽1の上部と下部との間の中間部にある。
貯湯槽1から中温配管30を通って供給される中温水が中温入口28aに流入する。当該中温水よりも温度の低い低温水が低温入口28bに流入する。本実施の形態では、水源から給水管9bを通って供給される低温水が低温入口28bに流入する。中温取出切替弁28は、「中温位置」と「低温位置」とに流路を切り替え可能である。「中温位置」では、中温入口28aが水出口28cへ連通し、低温入口28bが遮断される。「中温位置」のときには、中温配管30からの中温水が水出口28cへ流れる。「低温位置」では、低温入口28bが水出口28cへ連通し、中温入口28aが遮断される。「低温位置」のときには、給水管9bからの低温水が水出口28cへ流れる。
一般給湯側電動混合弁7は、湯側入口7a、水側入口7b、及び湯出口7cを備える。風呂給湯側電動混合弁11は、湯側入口11a、水側入口11b、及び湯出口11cを備える。高温配管8の下流部は、湯側入口7a及び湯側入口11aのそれぞれに連通している。中温取出切替弁28の水出口28cは、水側入口7b及び水側入口11bのそれぞれに連通している。
第一給湯管10の一端は、湯出口7cに接続されている。一般給湯側電動混合弁7は、貯湯槽1から高温配管8を通って供給される高温湯と、中温取出切替弁28の水出口28cからの水とを混合し、温度調節する。その温度調節された湯は、第一給湯管10に流入する。第一給湯管10を通る湯は、例えば、蛇口、シャワーなどに供給される。
第二給湯管18の一端は、湯出口11cに接続されている。風呂給湯側電動混合弁11は、貯湯槽1から高温配管8を通って供給される高温湯と、中温取出切替弁28の水出口28cからの水とを混合し、温度調節する。その温度調節された湯は、第二給湯管18に流入する。
給水管9には、給水温度センサ23が設けられている。給水温度センサ23は、給水管9を流れる水の温度である給水温度を検出する。第一給湯管10には、給湯用流量センサ19及び給湯用温度センサ20が設けられている。給湯用流量センサ19は、第一給湯管10を流れる湯水の流量を検出する。給湯用温度センサ20は、第一給湯管10を流れる湯水の温度である第一給湯温度を検出する。第二給湯管18には、風呂用電磁弁13、風呂用流量センサ21、及び風呂用温度センサ22が設けられている。風呂用電磁弁13は、第二給湯管18を開閉する開閉弁に相当する。風呂用流量センサ21は、第二給湯管18を流れる湯水の流量を検出する。風呂用温度センサ22は、第二給湯管18を流れる湯水の温度である第二給湯温度を検出する。
第二給湯管18は、風呂側循環回路12に接続されている。貯湯ユニット40内には熱交換器15が配置されている。風呂側循環回路12は、貯湯式給湯装置の外部の浴室にある浴槽(図示省略)から浴水を引き込み、熱交換器15を経由した浴水を浴槽内に戻すことのできる経路である。風呂側循環回路12の途中に接続された風呂循環ポンプ14を運転すると、浴槽から浴水が風呂側循環回路12を通過して浴槽に戻るように循環する。
貯湯ユニット40から浴槽に湯を注入する湯はり動作を行うときには、以下のようになる。風呂用電磁弁13が開かれる。風呂給湯側電動混合弁11で温度調節された湯は、第二給湯管18及び風呂側循環回路12を通って、浴槽に流入する。風呂用電磁弁13が閉じると、湯はり動作が終了する。
入水切替弁17は、入口となるaポート及びbポートと、出口となるcポートとを有する流路切替手段である。入水切替弁17は、a−c、b−cの2つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
出湯切替弁26は、入口となるaポート及びbポートと、出口となるcポート及びdポートとを有する流路切替手段である。出湯切替弁26は、a−c、a−d、b−c、b−dの4つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
中温戻し切替弁27は、入口となるaポートと、出口となるbポート、cポート、及びdポートとを有する流路切替手段である。中温戻し切替弁27は、a−b、a−c、a−dの3つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
貯湯ユニット40は、低温配管41、第一送水配管42、第一温水配管43、第二温水配管44、第三温水配管45、第四温水配管46、第五温水配管47を有している。低温配管41は、貯湯槽1の下部と入水切替弁17のaポートとの間を接続する。第一送水配管42は、入水切替弁17のcポートと循環ポンプ4の入口との間を接続する。HP往き配管48は、循環ポンプ4の出口と、ヒートポンプユニット2の入口との間を接続する。HP戻り配管49は、ヒートポンプユニット2の出口と出湯切替弁26のbポートとの間を接続する。第一温水配管43は、出湯切替弁26のdポートと、中温戻し切替弁27のaポートとの間を接続する。第三温水配管45は、中温戻し切替弁27のbポートと、貯湯槽1の上部の温水導入出口1cとの間を接続する。第四温水配管46は、中温戻し切替弁27のdポートと、高温配管8の途中の位置との間を接続する。第五温水配管47は、中温戻し切替弁27のcポートと、貯湯槽1の上部から中間部の間に設けられた温水導入口1dとの間を接続する。
温水導入出口1cの近くに上部温度センサ6が設けられている。上部温度センサ6は、ヒートポンプユニット2によって加熱されて貯湯槽1の上部に戻される湯の温度を検出する。
第一タンク循環配管16は、第三温水配管45の途中の位置と、熱交換器15のタンク水の入口との間を接続する。第二タンク循環配管50は、熱交換器15のタンク水の出口と、入水切替弁17のbポートとの間を接続する。第二送水配管51は、HP往き配管48における循環ポンプ4とヒートポンプユニット2の入口との間から分岐し、出湯切替弁26のaポートに接続される。風呂熱回収配管31は、第二タンク循環配管50の途中の位置から分岐して、中温配管30の途中の位置に接続されている。
本実施の形態の貯湯式給湯装置は、制御手段としての制御部24を備える。制御部24は、上述した各アクチュエータ及び各センサと電気的に接続されている。貯湯式給湯装置の運転は、制御部24により制御される。
制御部24と、リモコン25との間は、有線通信または無線通信により、双方向に通信可能である。制御部24と、リモコン25とが、ネットワークを介して通信可能でもよい。リモコン25は、ユーザーインターフェースの例である。リモコン25は、ユーザーが操作する操作部と、情報を表示する表示部25aとを有する。リモコン25は、操作部及び表示部25aの両方の機能を有するタッチスクリーンを備えてもよい。ユーザーは、リモコン25を操作することで、貯湯式給湯装置を遠隔操作し、各種の設定などを行うことが可能である。リモコン25の表示部25aは、ユーザーに情報を報知する報知手段としての機能を有する。本実施の形態におけるリモコン25は、表示部25aを報知手段として備えるが、変形例として、例えば音声案内装置のような他の報知手段を備えてもよい。
本実施の形態において、リモコン25は、例えば台所、リビング、浴室などの壁に設置されたものでもよい。または、例えばスマートフォンのような携帯端末がリモコン25のようなユーザーインターフェースとしての機能を有するように構成してもよい。複数のリモコン25が制御部24に対して通信可能でもよい。
ユーザーは、リモコン25を操作することで、一般給湯側電動混合弁7についての設定温度及び風呂給湯側電動混合弁11についての設定温度をそれぞれ変更できる。以下の説明では、一般給湯側電動混合弁7についての設定温度を「給湯設定温度」と呼び、風呂給湯側電動混合弁11についての設定温度を「湯はり設定温度」と呼ぶ。
本実施の形態の貯湯式給湯装置は、ヒートポンプユニット2で加熱された湯を貯湯槽1に流入させる貯湯運転を実行できる。貯湯運転では、以下のようになる。ヒートポンプユニット2及び循環ポンプ4が運転される。貯湯槽1の下部から取り出された水が、低温配管41、入水切替弁17、第一送水配管42、循環ポンプ4、及びHP往き配管48を通ってヒートポンプユニット2内に導かれる。ヒートポンプユニット2内で加熱された高温の湯は、HP戻り配管49、出湯切替弁26、第一温水配管43、中温戻し切替弁27、及び第三温水配管45を通って、温水導入出口1cから貯湯槽1に流入する。貯湯運転は、典型的には、深夜電力時間帯を中心に実施され、翌日に使用される分の湯を貯湯槽1に貯える。
給湯用流量センサ19が水流を検出すると、制御部24は、給湯用温度センサ20で検出される温度が給湯設定温度に等しくなるように、一般給湯側電動混合弁7での混合比を調整する。風呂用流量センサ21が水流を検出すると、制御部24は、風呂用温度センサ22で検出される温度が湯はり設定温度に等しくなるように、風呂給湯側電動混合弁11での混合比を調整する。
中温取出切替弁28が低温位置にあるときには、水源からの低温水と、貯湯槽1の上部からの高温湯とが、一般給湯側電動混合弁7及び風呂給湯側電動混合弁11にて混合され、給湯に利用される。中温取出切替弁28が中温位置にあるときには、貯湯槽1から中温配管30へ流出した中温水と、貯湯槽1の上部からの高温湯とが、一般給湯側電動混合弁7及び風呂給湯側電動混合弁11にて混合され、給湯に利用される。本実施の形態であれば、貯湯槽1から中温配管30へ流出する中温水を給湯に利用可能であるので、貯湯槽1内の中温水の量を低減できる。このため、ヒートポンプユニット2への入水温度を低くすることができ、ヒートポンプユニット2の運転効率を向上できる。以下の説明では、中温取出切替弁28を中温位置とすることで中温水を給湯に利用することを「中温水利用」と呼ぶことがある。
本実施の形態の貯湯式給湯装置は、追い焚き運転を実行できる。追い焚き運転は、熱交換器15にて、貯湯槽1から循環するタンク水により、浴槽から循環する浴水を加熱する運転である。追い焚き運転のときには、以下のようになる。風呂循環ポンプ14が運転され、風呂側循環回路12に浴水が循環する。循環ポンプ4が運転され、貯湯槽1から取り出されたタンク水が次のように循環する。貯湯槽1の上部の温水導入出口1cから流出した高温のタンク水は、第一タンク循環配管16を通って、熱交換器15に流入する。熱交換器15内で、タンク水は、浴槽からの浴水に熱を奪われることで温度低下し、例えば50℃程度の温度になる。この温度低下したタンク水を以下「追い焚き戻り湯」と称する。追い焚き戻り湯は、熱交換器15から、第二タンク循環配管50、入水切替弁17、第一送水配管42、循環ポンプ4、第二送水配管51、出湯切替弁26、第一温水配管43、中温戻し切替弁27、及び第五温水配管47を通って、温水導入口1dから貯湯槽1内に流入する。浴槽内の浴水の温度が適温まで上昇すると、制御部24は、風呂循環ポンプ14及び循環ポンプ4の動作を停止し、追い焚き運転を終了する。
本実施の形態の貯湯式給湯装置は、風呂熱回収運転を実行できる。風呂熱回収運転は、入浴の終了後、熱交換器15にて、浴槽から循環する浴水によって貯湯槽1から循環するタンク水を加熱することで、浴槽内の熱を貯湯槽1内に回収する運転である。風呂熱回収運転のときには、以下のようになる。風呂循環ポンプ14が運転され、風呂側循環回路12に浴水が循環する。循環ポンプ4が運転され、貯湯槽1から取り出されたタンク水が次のように循環する。貯湯槽1の下部から低温配管41へ流出した低温のタンク水は、入水切替弁17、第一送水配管42、循環ポンプ4、第二送水配管51、出湯切替弁26、第一温水配管43、中温戻し切替弁27、第三温水配管45、及び第一タンク循環配管16を通って、熱交換器15に流入する。熱交換器15内で、タンク水は、浴槽からの浴水の熱により加熱され、浴槽内の浴水の温度に近い温度になる。この加熱されたタンク水を以下「熱回収温水」と称する。熱回収温水は、熱交換器15から、風呂熱回収配管31、及び中温配管30を通って、第二位置1bから貯湯槽1内に流入する。このようにして風呂熱回収運転が実施されると、貯湯槽1内で第二位置1bに近い高さの領域に、熱回収温水が貯留される。浴槽内の浴水の残熱の回収が終了すると、制御部24は、風呂循環ポンプ14及び循環ポンプ4の動作を停止し、風呂熱回収運転を終了する。
本実施の形態の貯湯式給湯装置は、エア抜き運転を実行できる。エア抜き運転は、配管内のエア抜きを行うための運転である。リモコン25にてエア抜き運転の開始の操作がされると、制御部24は、エア抜き運転を行う。エア抜き運転のときには、以下のようになる。循環ポンプ4が運転される。貯湯槽1の上部から取り出された高温湯が、熱交換器15、入水切替弁17、循環ポンプ4、ヒートポンプユニット2、出湯切替弁26、中温戻し切替弁27を通って、温水導入口1dから貯湯槽1内に流入する。同時に、貯湯槽1内の湯が第二位置1bから中温配管30、風呂熱回収配管31を通って、第二タンク循環配管50に流入して合流する。エア抜き運転のときには、風呂循環ポンプ14は運転されず、浴水は熱交換器15に循環しない。このため、熱交換器15を通る高温湯は、熱交換をせず、高温のままで温水導入口1dから貯湯槽1内に流入する。エア抜き運転の動作時間が所定時間を超えた場合、あるいはリモコン25にてエア抜き運転の終了の操作がされた場合には、制御部は、循環ポンプ4の動作を停止し、エア抜き運転を終了する。
制御部24は、中温水利用制御手段24a、中温水利用禁止手段24b、及び中温水利用停止手段24cを備える。中温水利用制御手段24aは、中温水が利用できるかどうかを判断し、中温取出切替弁28に対して動作指示を送る。中温水利用制御手段24aは、貯湯槽1から中温配管30へ供給される中温水の温度に基づいて、中温水が利用できるかどうかを判断する。第4の温度センサ5dは、第二位置1bと同じ高さ、またはほぼ同じ高さの位置にある。第4の温度センサ5dで検出される温度は、貯湯槽1から中温配管30へ供給される中温水の温度に等しいとみなすことができる。よって、第4の温度センサ5dにより、貯湯槽1から中温配管30へ供給される中温水を検出できる。以下の説明では、第4の温度センサ5dで検出される温度を「中温水検出温度」と称する。
例えば、以下のようにしてもよい。中温水利用制御手段24aは、給湯設定温度及び湯はり設定温度の少なくとも一方に基づいて、中温取出許可温度を算出する。中温取出許可温度は、給湯設定温度あるいは湯はり設定温度よりも低い温度である。中温水利用制御手段24aは、中温水検出温度が中温取出許可温度以下であれば、中温水利用可能と判断し、中温取出切替弁28を中温位置にする動作指示を出す。中温水利用制御手段24aは、中温水検出温度が中温取出許可温度よりも高ければ、中温水利用不可と判断し、中温取出切替弁28を低温位置にする動作指示を出す。
以下の説明では、中温取出切替弁28の中温入口28aに供給される中温水の温度を「中温水温度」と称する。中温水利用禁止手段24bは、中温水温度が現在の温度よりも高くなる可能性がある場合には、中温水利用を禁止する。例えば、中温水利用禁止手段24bは、貯湯槽1内の中間部の温度が上昇する可能性のある運転、あるいは貯湯槽1内の中間部の温度が急峻に変動する可能性のある運転が行われている場合には、中温水利用を禁止する。これにより、設定温度よりも高い温度の湯が第一給湯管10または第二給湯管18へ供給されたり、給湯温度の変動が発生したりすることを確実に防止できる。以下の説明では、設定温度よりも高い温度の湯が第一給湯管10または第二給湯管18へ供給されることを「高温給湯」と称し、第一給湯管10または第二給湯管18を流れる湯の温度が変動することを「給湯温度変動」と称する。
また、中温水利用禁止手段24bは、中温水利用の給湯の際に使用する機器が故障している場合には、中温水利用を禁止する。当該機器が故障しているときに中温水利用の給湯を行うと、高温給湯及び給湯温度変動が発生する可能性があるためである。
中温水利用停止手段24cは、中温水利用中に、貯湯槽1内の中間部の温度が上昇する可能性のある運転、あるいは貯湯槽1内の中間部の温度が急峻に変動する可能性のある運転を開始する要求が発生した場合には、中温水利用を停止する。これにより、高温給湯及び給湯温度変動を確実に防止できる。
図2は、実施の形態1による貯湯式給湯装置の制御動作を示すフローチャートである。実施の形態1では、中温取出切替弁28が低温位置で待機している場合の動作について記載する。制御部24は、中温取出切替弁28が低温位置にあるときに、本フローチャートの処理を実行する。図2のステップS1で、中温水利用禁止手段24bは、貯湯運転が実行中かどうかを判断する。貯湯運転が実行中である場合には、ステップS7へ進み、中温水利用禁止手段24bは、中温取出切替弁28の中温位置への切替動作を禁止する。貯湯運転の実行中は、貯湯槽1内で高温湯の層が上部から下へ向かって拡大していくので、中温水温度が現在の温度よりも高くなる可能性がある。本実施の形態であれば、貯湯運転の実行中に中温水利用を禁止することで、高温給湯及び給湯温度変動を確実に防止できる。
貯湯運転が実行中でない場合には、ステップS1からステップS2へ進む。ステップS2で、中温水利用禁止手段24bは、追い焚き運転が実行中かどうかを判断する。追い焚き運転が実行中である場合には、ステップS7へ進み、中温水利用禁止手段24bは、中温取出切替弁28の中温位置への切替動作を禁止する。追い焚き運転の実行中は、追い焚き戻り湯が温水導入口1dから貯湯槽1内に流入するので、中温水温度が現在の温度よりも高くなる可能性がある。本実施の形態であれば、追い焚き運転の実行中に中温水利用を禁止することで、高温給湯及び給湯温度変動を確実に防止できる。
追い焚き運転が実行中でない場合には、ステップS2からステップS3へ進む。ステップS3で、中温水利用禁止手段24bは、風呂熱回収運転が実行中かどうかを判断する。風呂熱回収運転が実行中である場合には、ステップS7へ進み、中温水利用禁止手段24bは、中温取出切替弁28の中温位置への切替動作を禁止する。風呂熱回収運転の実行中は、熱回収温水が中温配管30内に流入するので、中温水温度が現在の温度よりも高くなる可能性がある。本実施の形態であれば、風呂熱回収運転の実行中に中温水利用を禁止することで、高温給湯及び給湯温度変動を確実に防止できる。
風呂熱回収運転が実行中でない場合には、ステップS3からステップS4へ進む。ステップS4で、中温水利用禁止手段24bは、エア抜き運転が実行中かどうかを判断する。エア抜き運転が実行中である場合には、ステップS7へ進み、中温水利用禁止手段24bは、中温取出切替弁28の中温位置への切替動作を禁止する。エア抜き運転の実行中は、高温湯が中温配管30内に流入する可能性があるので、中温水温度が現在の温度よりも高くなる可能性がある。本実施の形態であれば、エア抜き運転の実行中に中温水利用を禁止することで、高温給湯及び給湯温度変動を確実に防止できる。
エア抜き運転が実行中でない場合には、ステップS4からステップS5へ進む。ステップS5で、一般給湯側電動混合弁7、風呂給湯側電動混合弁11、中温取出切替弁28、第4の温度センサ5d、給湯用温度センサ20、及び風呂用温度センサ22のうちの少なくとも一つの機器に関して、例えば故障エラーのような異常がないかどうかを判断する。一般給湯側電動混合弁7、風呂給湯側電動混合弁11、中温取出切替弁28、第4の温度センサ5d、給湯用温度センサ20、及び風呂用温度センサ22のうちの少なくとも一つの機器に関して異常がある場合には、ステップS7へ進み、中温水利用禁止手段24bは、中温取出切替弁28の中温位置への切替動作を禁止する。これにより、高温給湯及び給湯温度変動を確実に防止できる。
ステップS5で、異常のない場合には、ステップS6へ進む。ステップS6で、中温水利用禁止手段24bは、給湯用温度センサ20または風呂用温度センサ22の検出温度を、基準となる高温判定温度と比較する。高温判定温度は、給湯設定温度または湯はり設定温度に応じて算出される。高温判定温度は、給湯設定温度または湯はり設定温度よりも高い温度である。給湯用温度センサ20または風呂用温度センサ22の検出温度が高温判定温度以上の場合には、ステップS7へ進み、中温水利用禁止手段24bは、中温取出切替弁28の中温位置への切替動作を禁止する。これにより、一般給湯側電動混合弁7及び風呂給湯側電動混合弁11に対して水源からの低温水を確実に供給可能になるので、設定温度よりも高くなっている給湯温度を確実に低下させることができる。
ステップS6で、給湯用温度センサ20または風呂用温度センサ22の検出温度が高温判定温度未満の場合には、ステップS8へ進み、中温水利用禁止手段24bは、中温水利用を許可する。この場合には、中温水利用制御手段24aにより中温取出切替弁28が制御される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、中温水温度が現在の温度よりも高くなる可能性がある場合には中温取出切替弁28を低温位置から中温位置へ切り替えることを禁止することで、高温給湯及び給湯温度変動を未然に防止することが可能となる。
実施の形態2.
次に、図3を参照して、実施の形態2について説明するが、前述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。本実施の形態2の貯湯式給湯装置のハードウェア構成は、図1に示す実施の形態1と同じであるので、図示を省略する。
図3は、実施の形態2による貯湯式給湯装置の制御動作を示すフローチャートである。実施の形態2では、中温取出切替弁28が中温位置で待機していた場合の動作について記載する。制御部24は、中温取出切替弁28が中温位置にあるときに、図3のフローチャートの処理を実行する。
図3のステップS9で、中温水利用停止手段24cは、貯湯運転を開始する要求があるかどうかを判断する。貯湯運転を開始する要求がある場合には、ステップS15へ進み、中温水利用停止手段24cは、中温水利用の停止を決定する。次いで、ステップS16へ進み、中温水利用停止手段24cは、中温取出切替弁28を低温位置へ切り替える動作指示を行う。このように、貯湯運転が開始される場合に、中温取出切替弁28が中温位置にあるときには、中温取出切替弁28を低温位置に切り替えることで、高温給湯及び給湯温度変動を確実に防止できる。
貯湯運転を開始する要求がない場合には、ステップS9からステップS10へ進む。ステップS10で、中温水利用停止手段24cは、追い焚き運転を開始する要求があるかどうかを判断する。追い焚き運転を開始する要求がある場合には、ステップS15へ進み、中温水利用停止手段24cは、中温水利用の停止を決定する。次いで、ステップS16へ進み、中温水利用停止手段24cは、中温取出切替弁28を低温位置へ切り替える動作指示を行う。このように、追い焚き運転が開始される場合に、中温取出切替弁28が中温位置にあるときには、中温取出切替弁28を低温位置に切り替えることで、高温給湯及び給湯温度変動を確実に防止できる。
追い焚き運転を開始する要求がない場合には、ステップS10からステップS11へ進む。ステップS11で、中温水利用停止手段24cは、風呂熱回収運転を開始する要求があるかどうかを判断する。風呂熱回収運転を開始する要求がある場合には、ステップS15へ進み、中温水利用停止手段24cは、中温水利用の停止を決定する。次いで、ステップS16へ進み、中温水利用停止手段24cは、中温取出切替弁28を低温位置へ切り替える動作指示を行う。このように、風呂熱回収運転が開始される場合に、中温取出切替弁28が中温位置にあるときには、中温取出切替弁28を低温位置に切り替えることで、高温給湯及び給湯温度変動を確実に防止できる。
風呂熱回収運転を開始する要求がない場合には、ステップS11からステップS12へ進む。ステップS12で、中温水利用停止手段24cは、エア抜き運転を開始する要求があるかどうかを判断する。エア抜き運転を開始する要求がある場合には、ステップS15へ進み、中温水利用停止手段24cは、中温水利用の停止を決定する。次いで、ステップS16へ進み、中温水利用停止手段24cは、中温取出切替弁28を低温位置へ切り替える動作指示を行う。このように、エア抜き運転が開始される場合に、中温取出切替弁28が中温位置にあるときには、中温取出切替弁28を低温位置に切り替えることで、高温給湯及び給湯温度変動を確実に防止できる。
エア抜き運転を開始する要求がない場合には、ステップS12からステップS13へ進む。ステップS13で、一般給湯側電動混合弁7、風呂給湯側電動混合弁11、中温取出切替弁28、第4の温度センサ5d、給湯用温度センサ20、及び風呂用温度センサ22のうちの少なくとも一つの機器に関して、例えば故障エラーのような異常が発生していないかどうかを判断する。一般給湯側電動混合弁7、風呂給湯側電動混合弁11、中温取出切替弁28、第4の温度センサ5d、給湯用温度センサ20、及び風呂用温度センサ22のうちの少なくとも一つの機器に関して異常が発生した場合には、ステップS15へ進み、中温水利用停止手段24cは、中温水利用の停止を決定する。次いで、ステップS16へ進み、中温水利用停止手段24cは、中温取出切替弁28を低温位置へ切り替える動作指示を行う。これにより、高温給湯及び給湯温度変動を確実に防止できる。
ステップS13で、異常が発生していない場合には、ステップS14へ進む。ステップS14で、中温水利用停止手段24cは、給湯用温度センサ20または風呂用温度センサ22の検出温度が、高温判定温度以上かどうかを判断する。給湯用温度センサ20または風呂用温度センサ22の検出温度が高温判定温度以上の場合には、ステップS15へ進み、中温水利用停止手段24cは、中温水利用の停止を決定する。次いで、ステップS16へ進み、中温水利用停止手段24cは、中温取出切替弁28を低温位置へ切り替える動作指示を行う。これにより、一般給湯側電動混合弁7及び風呂給湯側電動混合弁11に対して水源からの低温水を供給可能になるので、設定温度よりも高くなっている給湯温度を確実に低下させることができる。
ステップS14で、給湯用温度センサ20または風呂用温度センサ22の検出温度が高温判定温度未満の場合には、ステップS17へ進み、中温水利用停止手段24cは、中温水利用の継続を許可する。この場合には、中温水利用制御手段24aにより中温取出切替弁28が制御される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、中温水利用中に、中温水温度が現在の温度よりも高くなる可能性が生じた場合には、中温取出切替弁28を中温位置から低温位置へ切り替えることで、高温給湯及び給湯温度変動を未然に防止することが可能となる。
制御部24は、制御モードとして、第一制御モード及び第二制御モードを有してもよい。第二制御モードは、第一制御モードよりも省エネルギーを優先する制御モードである。例えば、第一制御モードは「通常モード」のような名称でもよいし、第二制御モードは「省エネモード」のような名称でもよい。ユーザーは、リモコン25を操作することで、第一制御モードか第二制御モードかを選択できる。
第二制御モードが選択されている場合において、貯湯槽1から中温配管30へ供給される中温水を利用した給湯の実行中に、貯湯運転、追い焚き運転、風呂熱回収運転、またはエア抜き運転を開始する要求が発生した場合には、制御部24は、当該給湯が終了するまで、その要求された、貯湯運転、追い焚き運転、風呂熱回収運転、またはエア抜き運転の開始を延期してもよい。そして、制御部24は、当該給湯の終了を待って、中温取出切替弁28を中温位置から低温位置へ切り替えた後に、要求された、貯湯運転、追い焚き運転、風呂熱回収運転、またはエア抜き運転を開始してもよい。上記のようにすることで、中温水の利用量を増加させることができるので、省エネルギーが図れる。
1 貯湯槽、 1a 第一位置、 1b 第二位置、 1c 温水導入出口、 1d 温水導入口、 2 ヒートポンプユニット、 4 循環ポンプ、 7 一般給湯側電動混合弁、 7a 湯側入口、 7b 水側入口、 7c 湯出口、 8 高温配管、 9,9a,9b 給水管、 10 第一給湯管、 11 風呂給湯側電動混合弁、 11a 湯側入口、 11b 水側入口、 11c 湯出口、 12 風呂側循環回路、 13 風呂用電磁弁、 14 風呂循環ポンプ、 15 熱交換器、 17 入水切替弁、 18 第二給湯管、 19 給湯用流量センサ、 20 給湯用温度センサ、 21 風呂用流量センサ、 22 風呂用温度センサ、 23 給水温度センサ、 24 制御部、 24a 中温水利用制御手段、 24b 中温水利用禁止手段、 24c 中温水利用停止手段、 25 リモコン、 25a 表示部、 26 出湯切替弁、 27 中温戻し切替弁、 28 中温取出切替弁、 28a 中温入口、 28b 低温入口、 28c 水出口、 30 中温配管、 31 風呂熱回収配管、 40 貯湯ユニット、 48 HP往き配管、 49 HP戻り配管

Claims (15)

  1. 貯湯槽と、
    前記貯湯槽の第一位置に連通する高温配管と、
    前記第一位置よりも低位の第二位置で前記貯湯槽に連通する中温配管と、
    前記貯湯槽から前記中温配管を通って供給される中温水が流入する中温入口と、前記中温水よりも温度の低い低温水が流入する低温入口と、水出口とを有し、前記中温入口を前記水出口へ連通させる中温位置と、前記低温入口を前記水出口へ連通させる低温位置とに流路を切り替え可能な中温取出切替弁と、
    前記貯湯槽から前記高温配管を通って供給される高温湯が流入する湯側入口と、前記中温取出切替弁の前記水出口からの水が流入する水側入口と、前記湯側入口から流入した高温湯と前記水側入口から流入した水とが混合した湯が出る湯出口とを有する混合弁と、
    前記混合弁及び前記中温取出切替弁を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記中温取出切替弁の前記中温入口へ供給される中温水の温度が、現在の温度よりも高くなる可能性がある場合には、前記中温取出切替弁を前記低温位置とし、前記中温位置への切り替えを禁止する
    貯湯式給湯装置。
  2. 水を加熱する加熱手段を備え、
    前記貯湯槽内の水を前記加熱手段により加熱する貯湯運転の実行中には、前記制御手段は、前記中温取出切替弁を前記低温位置とし、前記中温位置への切り替えを禁止する請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  3. 前記貯湯運転が開始される場合に、前記中温取出切替弁が前記中温位置にあるときには、前記制御手段は、前記中温取出切替弁を前記低温位置に切り替える請求項2に記載の貯湯式給湯装置。
  4. 前記制御手段は、第一制御モードと、前記第一制御モードよりも省エネルギーを優先する第二制御モードとを有し、
    前記第二制御モードが選択されている場合において、前記貯湯槽から前記中温配管へ供給される中温水を利用した給湯の実行中に、前記貯湯運転を開始する要求が発生した場合には、前記制御手段は、当該給湯が終了するまで、前記貯湯運転の開始を延期する請求項2または請求項3に記載の貯湯式給湯装置。
  5. 浴槽から循環する浴水と、前記貯湯槽から循環する循環水との間で熱を交換する熱交換器を備え、
    前記熱交換器にて前記循環水により前記浴水を加熱する追い焚き運転の実行中には、前記制御手段は、前記中温取出切替弁を前記低温位置とし、前記中温位置への切り替えを禁止する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  6. 前記追い焚き運転が開始される場合に、前記中温取出切替弁が前記中温位置にあるときには、前記制御手段は、前記中温取出切替弁を前記低温位置に切り替える請求項5に記載の貯湯式給湯装置。
  7. 前記制御手段は、第一制御モードと、前記第一制御モードよりも省エネルギーを優先する第二制御モードとを有し、
    前記第二制御モードが選択されている場合において、前記貯湯槽から前記中温配管へ供給される中温水を利用した給湯の実行中に、前記追い焚き運転を開始する要求が発生した場合には、前記制御手段は、当該給湯が終了するまで、前記追い焚き運転の開始を延期する請求項5または請求項6に記載の貯湯式給湯装置。
  8. 浴槽から循環する浴水と、前記貯湯槽から循環する循環水との間で熱を交換する熱交換器を備え、
    前記熱交換器にて前記浴水により前記循環水を加熱することで前記浴槽内の熱を前記貯湯槽内に回収する風呂熱回収運転の実行中には、前記制御手段は、前記中温取出切替弁を前記低温位置とし、前記中温位置への切り替えを禁止する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  9. 前記風呂熱回収運転が開始される場合に、前記中温取出切替弁が前記中温位置にあるときには、前記制御手段は、前記中温取出切替弁を前記低温位置に切り替える請求項8に記載の貯湯式給湯装置。
  10. 前記制御手段は、第一制御モードと、前記第一制御モードよりも省エネルギーを優先する第二制御モードとを有し、
    前記第二制御モードが選択されている場合において、前記貯湯槽から前記中温配管へ供給される中温水を利用した給湯の実行中に、前記風呂熱回収運転を開始する要求が発生した場合には、前記制御手段は、当該給湯が終了するまで、前記風呂熱回収運転の開始を延期する請求項8または請求項9に記載の貯湯式給湯装置。
  11. 浴槽から循環する浴水と、前記貯湯槽から循環する循環水との間で熱を交換する熱交換器を備え、
    前記浴水を前記熱交換器に循環させずに前記貯湯槽の上部から取り出した湯を前記熱交換器を経由させ、かつ、前記貯湯槽の中間部から取り出した湯を合流させて前記貯湯槽の前記上部よりも低位の中間部に戻すエア抜き運転の実行中には、前記制御手段は、前記中温取出切替弁を前記低温位置とし、前記中温位置への切り替えを禁止する請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  12. 前記エア抜き運転が開始される場合に、前記中温取出切替弁が前記中温位置にあるときには、前記制御手段は、前記中温取出切替弁を前記低温位置に切り替える請求項11に記載の貯湯式給湯装置。
  13. 前記制御手段は、第一制御モードと、前記第一制御モードよりも省エネルギーを優先する第二制御モードとを有し、
    前記第二制御モードが選択されている場合において、前記貯湯槽から前記中温配管へ供給される中温水を利用した給湯の実行中に、前記エア抜き運転を開始する要求が発生した場合には、前記制御手段は、当該給湯が終了するまで、前記エア抜き運転の開始を延期する請求項11または請求項12に記載の貯湯式給湯装置。
  14. 前記混合弁の前記湯出口から出た湯の温度を検出する第一温度センサと、
    前記貯湯槽から前記中温配管へ供給される中温水の温度を検出する第二温度センサと、
    を備え、
    前記混合弁、前記中温取出切替弁、前記第一温度センサ、及び前記第二温度センサのうちの少なくとも一つに異常があるときには、前記制御手段は、前記中温取出切替弁を前記低温位置とし、前記中温位置への切り替えを禁止する請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  15. 前記混合弁の前記湯出口から流出する湯の温度である給湯温度を検出する温度センサを備え、
    前記給湯温度が基準よりも高いときには、前記制御手段は、前記中温取出切替弁を前記低温位置とし、前記中温位置への切り替えを禁止する請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
JP2017214670A 2017-11-07 2017-11-07 貯湯式給湯装置 Active JP6962140B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017214670A JP6962140B2 (ja) 2017-11-07 2017-11-07 貯湯式給湯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017214670A JP6962140B2 (ja) 2017-11-07 2017-11-07 貯湯式給湯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019086216A true JP2019086216A (ja) 2019-06-06
JP6962140B2 JP6962140B2 (ja) 2021-11-05

Family

ID=66762703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017214670A Active JP6962140B2 (ja) 2017-11-07 2017-11-07 貯湯式給湯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6962140B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6940035B1 (ja) * 2021-01-22 2021-09-22 三菱電機株式会社 貯湯式給湯装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014016077A (ja) * 2012-07-06 2014-01-30 Mitsubishi Electric Corp 貯湯式給湯機
JP2016217545A (ja) * 2015-05-14 2016-12-22 三菱電機株式会社 貯湯式ヒートポンプ給湯機
JP2017190884A (ja) * 2016-04-11 2017-10-19 三菱電機株式会社 貯湯式給湯システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014016077A (ja) * 2012-07-06 2014-01-30 Mitsubishi Electric Corp 貯湯式給湯機
JP2016217545A (ja) * 2015-05-14 2016-12-22 三菱電機株式会社 貯湯式ヒートポンプ給湯機
JP2017190884A (ja) * 2016-04-11 2017-10-19 三菱電機株式会社 貯湯式給湯システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6940035B1 (ja) * 2021-01-22 2021-09-22 三菱電機株式会社 貯湯式給湯装置
WO2022157940A1 (ja) * 2021-01-22 2022-07-28 三菱電機株式会社 貯湯式給湯装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6962140B2 (ja) 2021-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2014087700A1 (ja) ヒートポンプ熱源システム
JP2019086216A (ja) 貯湯式給湯装置
JP5316440B2 (ja) 給湯装置
JP7151838B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP5152211B2 (ja) 給湯装置
JP6683171B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP2019078504A (ja) 貯湯式給湯装置
JP6498133B2 (ja) 貯湯式給湯機、および貯湯式給湯機での給湯方法
JP6393648B2 (ja) 水加熱装置
JP6209117B2 (ja) 熱源装置
JP2013217575A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP2021148351A (ja) 貯湯式給湯機
JP6828669B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP2019090561A (ja) 貯湯式給湯装置
JP7501380B2 (ja) 給湯装置
JP6939629B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP2019152353A (ja) 給湯装置
JP2015190739A (ja) 熱源装置
JP2018132231A (ja) 給湯装置
JP7342643B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP7243525B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP2021025678A (ja) 貯湯式給湯装置
JP6389790B2 (ja) 水加熱装置
JP2023118525A (ja) 貯湯式給湯機
JP2021119320A (ja) 貯湯式給湯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210813

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210914

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210927

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6962140

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150