JP2002277058A - ネットワーク対応電気温水器及びその電力負荷平準化システム - Google Patents

ネットワーク対応電気温水器及びその電力負荷平準化システム

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JP2002277058A
JP2002277058A JP2001199027A JP2001199027A JP2002277058A JP 2002277058 A JP2002277058 A JP 2002277058A JP 2001199027 A JP2001199027 A JP 2001199027A JP 2001199027 A JP2001199027 A JP 2001199027A JP 2002277058 A JP2002277058 A JP 2002277058A
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伸一 友田
Tetsuya Matsuyama
哲也 松山
Masahiro Inoue
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部の遠隔地から、温水器のコントロールや
情報確認を可能にし、デマンドコントロールや、新設さ
れる電力制度に対応した最適沸き上げコントロールをし
て低ランニングコストにできるネットワーク対応電気温
水器を提供する。 【解決手段】 水を加熱昇温する発熱体3と、加熱した
温水を貯めておく貯湯槽2と、沸き上げの制御をする制
御手段と、この制御手段に制御指令を出力するリモコン
51と、ネットワークを介して電力供給者のホストコン
ピュータ200または需要者の情報端末201に制御状
態情報を送信し、制御状態情報に基づいてホストコンピ
ュータ200または需要者の情報端末201から出力さ
れた制御情報を受信する通信手段とを備え、制御手段
は、通信手段で受信された制御情報に基づいて、沸き上
げまたは湯張りの制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークに
接続され、外部との通信機能を有したネットワーク対応
電気温水器及びその電力負荷平準化システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、外部との通信機能を有したものに
は例えば、テレコン操作が行えるテレコンシステム電気
温水器がある。図6は従来のテレコンシステム電気温水
器の構成図である。図において100は住戸の外部にあ
る電話端末であり、公衆電話や一般電話や携帯電話等が
該当する。101はNTT等が提供するネットワーク
網、102は各住戸に設置されるテレコントローラ、3
0は電気温水器であり、水源から供給される水の圧力を
減圧する減圧弁1、水またはお湯を貯める貯湯槽2、貯
湯槽2内の水を沸き上げる発熱体3、沸き上げにより体
積膨張したお湯を逃がすための逃し弁5、沸き上げ湯温
センサ4、貯湯槽2内の残湯温度を検出する温度センサ
A6、残湯状態を確認する温度センサB〜D、7、8、
9及び電気温水器の制御部50から構成される。51は
入力部であるリモコンである。
【0003】次に、図6に示す構成からなるテレコンシ
ステム電気温水器の動作について説明する。まず、水源
から給水された水は、減圧弁1で減圧され貯湯槽2に流
れ込む。リモコン51で設定された設定値に基づき、制
御部50の指令により発熱体3に通電されると貯湯槽2
内の水が加熱される。そこで、沸き上げ湯温センサ4
が、リモコン51で、あらかじめ設定された沸き上げ温
度を検出すると、制御部50は、発熱体3の通電を停止
させる。加熱により膨張した水は、逃し弁5から排水さ
れる。
【0004】貯湯槽2は常に満水状態にあり、お湯を使
用すると、貯湯槽2の下部から水が供給され、温度セン
サB〜D7、8、9の温度により残湯量を把握する。
【0005】遠隔地等の外部から電気温水器の制御を行
うには、電話端末100から、電話回線等のネットワー
ク網101を使用して、各住戸の電話番号に電話をか
け、各住戸に設置されたテレコントローラ102を経由
して、各住戸に設置された電気温水器を制御する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のテレコンシステム電気温水器では、エンドユーザ
ー自らが電話端末100から電話をかけることにより、
情報のやりとりが開始されるため、電気温水器の機器の
状態を示す情報や状態の変化を示す情報は、電話端末1
00からテレコントローラ102に電話をかけて情報を
受信しない限り入手することはできず、リアルタイムに
情報を入手したいという要望に応えることができなかっ
た。また、電力供給事業者の電力のデマンドコントロー
ルができなかった。
【0007】また、電力制度が、各電力供給事業者ごと
に、多様化する方向にあり、地域ごとにバラバラな制度
に対応した沸き上げ制御に対応するのが、困難になって
きた。さらに、新しい電力制度が出てきており、すでに
設置済の電気温水器を、新しい電力制度に対応させるの
が困難であるという問題があった。
【0008】この発明は、上記のような問題を解消する
ためになされたもので、住戸の内外にかかわらず、外部
の遠隔地から、電気温水器のコントロールや情報確認を
可能にし、また、デマンドコントロールにより、使い勝
手がよく、湯切れを起こさないで、電力負荷の平準化を
することができ、また、新設される電力制度に対応した
最適沸き上げコントロールをして低ランニングコストに
でき、さらに、新たな配線工事が不要なネットワーク対
応電気温水器及びその電力負荷平準化システムを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係るネットワーク対応電気温水器は、水を加熱昇温する
加熱手段と、加熱した温水を貯めておく貯湯槽と、沸き
上げの制御をする制御手段と、この制御手段に制御指令
を出力する入力部と、ネットワークを介して電力供給者
の電力制御装置または需要者の情報端末に制御状態情報
を送信し、前記制御状態情報に基づいて前記電力制御装
置または需要者の情報端末から出力された制御情報を受
信する通信手段とを備え、前記制御手段は、前記通信手
段で受信された前記制御情報に基づいて、前記沸き上げ
の制御を行うものである。
【0010】この発明の第2の発明に係るネットワーク
対応電気温水器は、通信手段から送信される制御状態情
報は、沸き上げモード設定状態としたものである。
【0011】この発明の第3の発明に係るネットワーク
対応電気温水器は、通信手段から送信される制御状態情
報は、沸き上げモード設定状態の変化としたものであ
る。
【0012】この発明の第4の発明に係るネットワーク
対応電気温水器は、通信手段から送信される制御状態情
報は、残湯量の状態としたものである。
【0013】この発明の第5の発明に係るネットワーク
対応電気温水器は、通信手段から送信される制御状態情
報は、残湯量の状態の変化としたものである。
【0014】この発明の第6の発明に係るネットワーク
対応電気温水器は、通信手段から送信される制御状態情
報は、沸き上げオン・オフ設定状態としたものである。
【0015】この発明の第7の発明に係るネットワーク
対応電気温水器は、通信手段から送信される制御状態情
報は、沸き上げオン・オフ設定状態の変化としたもので
ある。
【0016】この発明の第8の発明に係るネットワーク
対応電気温水器は、通信手段から送信される制御状態情
報は、加熱手段の通電状態としたものである。
【0017】この発明の第9の発明に係るネットワーク
対応電気温水器は、通信手段から送信される制御状態情
報は、加熱手段の通電状態の変化としたものである。
【0018】この発明の第10の発明に係るネットワー
ク対応電気温水器は、通信手段から送信される制御状態
情報は、貯湯槽の水温状態としたものである。
【0019】この発明の第11の発明に係るネットワー
ク対応電気温水器は、浴槽への湯張りを制御する制御手
段を備え、通信手段から送信される制御状態情報は、浴
槽への自動湯張りの設定・解除の状態としたものであ
る。
【0020】この発明の第12の発明に係るネットワー
ク対応電気温水器は、湯槽への湯張を制御する制御手段
を備え、通信手段から送信される制御状態情報は、浴槽
への自動湯張り予約の設定・解除及び自動湯張り予約時
間設定の状態としたものである。
【0021】この発明の第13の発明に係るネットワー
ク対応電気温水器は、電力供給者の電力制御装置は、電
力全体の負荷状態、各住戸毎の残湯状態、時間帯別の電
気料金単価に基づいて制御情報を出力するものである。
【0022】この発明の第14の発明に係るネットワー
ク対応電気温水器は、電力供給者の電力制御装置から沸
き上げ禁止の制御情報が出力されたときに、制御手段は
入力部または情報端末に沸き上げ禁止の表示をさせるも
のである。
【0023】この発明の第15の発明に係るネットワー
ク対応電気温水器は、電力供給者の電力制御装置から沸
き上げ禁止の制御情報が出力されたときに、制御手段は
入力部または情報端末により前記沸き上げ禁止をキャン
セルするものである。
【0024】この発明の第16の発明に係るネットワー
ク対応電気温水器は、電力供給者の電力制御装置から沸
き上げ禁止の制御情報が出力されたときに、制御手段は
入力部または情報端末に前記沸き上げ禁止の表示をさせ
ないとともに、需要家による前記入力部または情報端末
から沸き上げモード設定の変更を可能としたものであ
る。
【0025】この発明の第17の発明に係るネットワー
ク対応電気温水器は、通信手段は個別識別情報を記憶す
る記憶手段を備え、前記個別識別情報を確認しながら通
信を行うものである。
【0026】この発明の第18の発明に係るネットワー
ク対応電気温水器の電力負荷平準化システムは、水を加
熱昇温する加熱手段と、加熱した温水を貯めておく貯湯
槽と、沸き上げの制御をする制御手段と、この制御手段
に制御指令を出力する入力部と、ネットワークを介して
電力供給者の電力制御装置または需要者の情報端末に制
御状態情報を送信し、前記制御状態情報に基づいて前記
電力制御装置または需要者の情報端末から出力された制
御情報を受信する通信手段とを備え、前記電力供給者の
電力制御装置は、全体の電力負荷状況に応じて、あらか
じめ定められた短時間の沸き上げ禁止の制御情報を各住
戸の電気温水器に出力し、前記制御手段は、前記通信手
段で受信された前記制御情報に基づいて、前記沸き上げ
の制御を行うものである。
【0027】この発明の第19の発明に係るネットワー
ク対応電気温水器の電力負荷平準化システムは、電気温
水器の残湯があらかじめ定めた量以上あるときに、沸き
上げ禁止の制御情報を出力するものである。
【0028】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1について説明する。図1は、この発明の実
施の形態1を示すネットワーク対応電気温水器の構成
図、図2はネットワーク対応電気温水器の制御部の構成
図、図3、図4はリモコンの操作及び表示部の図、図5
は外部から沸き上げ禁止されたときの動作例を示すタイ
ムチャートである。図1において、1は水源から供給さ
れる水の圧力を減圧する減圧弁、2は水またはお湯を貯
める貯湯槽、3は貯湯槽2内の水を沸き上げる発熱体、
4は貯湯槽2内の水の沸き上げの制御を行う時の温度検
出を行う沸き上げ湯温センサ、5は沸き上げにより体積
膨張したお湯を逃がすための逃し弁、6は貯湯槽2内の
残湯温度を入力する温度センサA、7は貯湯槽2内の残
湯状態を検出する温度センサB、8は貯湯槽2内の残湯
状態を検出する温度センサC、9は貯湯槽2内の残湯状
態を検出する温度センサD、30は電気温水器、50は
電気温水器30の制御を司る制御部、51はリモコン、
200は電力供給事業者等が保有し電気温水器のコント
ロールや情報確認を行う電力制御装置であるホストコン
ピュータ、201はユーザーが保有する情報端末(携帯
電話、PHS等)、202はネットワーク網、203は
各住戸毎に設置され、住戸の外部との情報の出入り口と
なるゲートウェイである。
【0029】図2において、401は通信手段であり、
ゲートウェイ203からの情報を受信する受信手段30
1、ゲートウェイ203に情報を送信する送信手段30
2及び機器の個体識別情報等を記憶する記憶手段304
からなる。402は制御手段であり、制御部50の中核
をなすメインCPU303、リモコン制御手段306及
び発熱体3等のデバイスをコントロールするデバイス制
御手段307からなる。
【0030】図3、4において、52aは沸き上げモー
ド設定の表示ランプ、52bは沸き増し設定の表示ラン
プ、52cは外部からの沸き上げ禁止の表示ランプ、5
2dは発熱体通電中の表示ランプ、52eは湯張り設定
の表示ランプ、52fは湯張り予約設定の表示ランプで
ある。53aは沸き上げモード設定のスイッチ、53b
は沸き増し設定のスイッチ、53cは外部からの禁止キ
ャンセルのスイッチ、54aは湯張り設定のスイッチ、
54bは湯張り予約設定のスイッチ、54cは湯張り予
約時刻を設定するスイッチである。
【0031】次に、動作を説明する。全体の動作概略
は、まず、水源から給水された水は、減圧弁1を流れ減
圧され、減圧された水は、貯湯槽2に流れ込む。貯湯槽
2の中は、常に水または温水で満水状態となっている。
制御手段402のデバイス制御手段307の制御により
発熱体3に通電されると貯湯槽2内の水が加熱される。
そこで、沸き上げ湯温センサ4が、リモコン51であら
かじめ設定された沸き上げ温度(例えば90℃)を検出
すると、デバイス制御手段307は発熱体3の通電を停
止させる。加熱している間は、貯湯槽2内の水が膨張す
るので、膨張した水は逃し弁5から排水される。
【0032】次に、電気温水器の沸き上げ設定について
説明する。1つは、電気料金単価が安い深夜時間帯にお
ける沸き上げ設定がある。例えば、高(90℃)、低
(70℃)といった設定が可能である。この設定では、
電気料金単価の安い深夜時間帯(例えば、夜23時から
翌日朝7時等)の電力を利用して、設定温度まで沸き上
げを行う。もう1つは、昼間時間帯に沸き増しと呼ばれ
る沸き上げの設定がある。例えば、来客等で、その日だ
けお湯をたくさん使用すると予測される時に使用する当
日沸き増しや、毎日のお湯の使用量が多い時に使う連続
沸き増し等がある。この設定では、昼間の電力を使用し
た沸き上げを行う。
【0033】これらの沸き上げ設定は、リモコン51の
操作を行うことによりリモコン制御手段306を経由し
てメインCPU303に伝えることで設定変更を行う。
また、電力供給事業者のホストコンピュータ101から
の操作や情報端末201からの操作をゲートウェイ20
3経由で制御部50の通信手段401の受信手段301
が情報を受信し、メインCPU303に伝えることで設
定変更を行う。
【0034】また、逆に、現在の沸き上げ設定状態や沸
き上げ設定が変更された情報をメインCPU303から
リモコン制御手段306を経由してリモコン51に伝え
ることでリモコン51に設定状態等の表示を行うことが
できる。また、メインCPU303から通信手段401
の送信手段302からデータ送信し、ゲートウェイ20
3を経由してネットワーク網202を介し、電力供給事
業者のホストコンピュータ200や情報端末201から
情報を取得することができる。一般的に、リモコン51
と情報端末201からの操作はエンドユーザーが行い、
電力供給事業者のホストコンピュータ200の操作は電
力事業者の社員が行う。
【0035】次に、電気温水器の残湯状態について説明
する。電気温水器の貯湯槽2は常に満水状態であり、お
湯を使用すると、貯湯槽2の下部から水が供給される。
そこで、貯湯槽2の壁面に取り付けられた温度センサB
7、温度センサC8、温度センサD9の温度を検出する
ことにより、貯湯槽2内の残湯量を概略把握することが
できる。例えば、各温度センサが45℃以上あれば、そ
の量までお湯が残っているとみなす。この残湯情報や残
湯の変化情報は、リモコン51または、ゲートウェイ2
03経由で電力供給事業者のホストコンピュータ200
や情報端末201からも情報を取得することができる。
【0036】次に、電気温水器の沸き上げオン・オフ設
定について説明する。各住戸別の残湯量の情報や電力供
給事業者が別システムの電力監視システム等で収集する
瞬時の電力需要や電力需要予測データをみながら、電力
のピークを抑制させるために、電気温水器の沸き上げオ
ン・オフを電力供給事業者のホストコンピュータ200
から、操作することができる。また、逆に、現在の沸き
上げ設定オン・オフ状態や沸き上げ設定オン・オフ状態
が変更された情報をリモコン51、電力供給事業者のホ
ストコンピュータ200、情報端末201から取得する
ことができる。
【0037】次に、電気温水器の発熱体通電状態につい
て説明する。電気温水器の発熱体3は、電気温水器の制
御部50のデバイス制御手段307の指令によりオン・
オフを行う。この発熱体3の通電情報や発熱体の通電の
変化情報は、リモコン51または、ゲートウェイ203
経由で電力供給事業者のホストコンピュータ200や情
報端末201からも取得することができる。この情報も
電力ピークを抑える上で重要な情報となる。
【0038】次に、浴槽への自動湯張りのオン・オフ設
定について説明する。外出先等から、自宅の浴槽に湯張
りを行うため、情報端末201等からゲートウェイ20
3経由で、オン・オフ設定や湯張り時間の予約設定がで
きる。例えば、帰宅する前にオンにしておけば、帰宅し
たらすぐに入浴ができる。
【0039】以上のような情報入手や外部コントロール
機能を活用し、電力供給事業者のホストコンピュータ2
00からデマンドコントロール等を行うことが可能とな
る。例えば、電力全体の負荷状態を別のシステムから入
手し、各住戸毎の残湯状態や時間帯別の電気料金単価を
もとに、各住戸の電気温水器の沸き上げオン・オフをコ
ントロールして、デマンドコントロールができるととも
に、エンドユーザーにできるだけ安い電気料金を使用し
てお湯を沸かし、湯切れを起こさないようなコントロー
ルを行うことが可能となる。特に、電気温水器は深夜電
力等を使用して約8時間で貯湯槽全体のお湯を沸き上げ
るため、多少沸き上げを停止しても全体の動きには影響
がなく、エアコン等に比べデマンドコントロールに向い
ている。
【0040】また、新設される時間帯別電気料金制度に
対しても、電力供給事業者のホストコンピュータ200
からの電気温水器の沸き上げオン・オフコントロールに
より、単価の安い時間帯にできるだけ沸き上げをオンす
るようにコントロールすることにより、エンドユーザー
のランニングコストを低くすることができる。
【0041】次に、以上のように電力供給事業者のホス
トコンピュータ200等による外部から、電気温水器の
沸き上げを禁止されたときのエンドユーザー側の電気温
水器の動作について説明する。この場合、図3に示すよ
うに外部から沸き上げ禁止されたことをリモコン51の
表示ランプ52cを点灯し、エンドユーザーにその旨を
知らせるようにする。また、表示だけでなく、音声やブ
ザー等で知らせることも可能である。ここで、エンドユ
ーザーが外部からの沸き上げ禁止に不服がある場合、リ
モコン51のスイッチ53cの操作により禁止命令をキ
ャンセルできるようにしておくことも可能である。この
動作は電力制度の単価の高い時に外部から沸き上げ禁止
をする時のインターフエイステップ等に利用すればよ
い。
【0042】あるいは、逆に、リモコン51に外部から
の禁止状態を表示せず、エンドユーザーからはあえて、
禁止情報を見えなくすることも可能である。この場合
は、エンドユーザーに操作の違和感をなくすために、リ
モコン51から、外部からの沸き上げ禁止の表示及び外
部からの禁止キャンセルのスイッチは除いたものとし、
沸き上げ設定の変更は可能として、発熱体3の通電だけ
を行わないようにする。この動作例を図5のタイムチャ
ートにより説明する。図5において、(a)は電力供給
業者側の沸き上げ禁止・解除指令、(b)はリモコン5
1による沸き上げの設定・解除、(c)は発熱体のON
・OFFを示す。電力業者側が(a)のように昼間のピ
ーク時間帯の12〜14時を沸き上げ禁止としたとき
は、リモコン51に外部からの禁止状態は表示せず、
(b)に示すようにリモコン51により9〜23時まで
の沸き上げ設定状態となっている。しかし、(c)に示
すように、発熱体3の通電は12〜14時まで沸き上げ
禁止の間はOFFとする。この沸き上げは実際は昼間に
残湯が無くなった時に行う沸き増しの場合であり、沸き
上げ禁止の時間が短いので実使用上は問題がない。
【0043】ここで、電気温水器は沸き上げ増しの設定
が行われても、温度センサ4の温度が高くお湯が残って
いる状態では発熱体3への通電は行われない。従って、
需要家は外部から沸き上げを禁止されていることを意識
することなく電気温水器を使用できる。上記の例では沸
き上げを2時間連続して禁止しているが、短い時間(例
えば10分)を数回に分けて沸き上げ禁止にすると需要
家は湯切れの心配もなく使用できるとともに、電力供給
業者も各住戸の沸き上げ禁止をコントロールすることに
より、デマンドコントロールをすることができる。
【0044】なお、ゲートウェイ100と電気温水器の
制御部50は、電力線搬送方式によって通信を行う。こ
れにより、新たに、通信用のケーブルを施工することが
不要になり、工事の大幅な省力化になる。
【0045】また、上記の電力線搬送の代わりに無線を
使用して通信を行うことも可能である。無線の方式とし
ては、特定小電力やBluetoohなどが対応可能で
ある。
【0046】以上のように、遠隔地から電気温水器のコ
ントロールや情報確認を可能にし、電力供給業者等から
問い合わせしなくとも、状態情報を入手することがで
き、その情報によりデマンドコントロールをして電力負
荷の平準化をすることができる。 また、新設される電
力制度に対応した最適沸き上げコントロールをして低ラ
ンニングコストにでき、さらに、新たな配線工事を不要
にすることができる。
【0047】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2について説明する。本実施の形態は各住戸の沸き上
げ禁止を、短い時間内にコントロールすることにより、
デマンドコントロールをするものである。図6は、この
発明の実施の形態を示すネットワーク対応電気温水器構
成図の電力負荷平準化システムの構成図、図7は電力供
給業者の電力負荷平準化のホストコンピュータ(DSM
(デマンドサイドマネージメント)コントローラー)の
制御フローチャート、図8はネットワーク対応電気温水
器の電力負荷平準化システムの制御タイミングチャート
である。
【0048】図6において、30aは住戸Aに設置され
た電気温水器、30bは住戸Bに設置された電気温水
器、200は電力供給事業者等が保有し電気温水器の沸
き上げ許可/禁止指令を送信することによって電力負荷
平準化制御を行うホストコンピュータ(DSMコントロ
ーラー)、202はネットワーク網、203aは住戸A
に設置されたゲートウェイ、203bは住戸8に設置さ
れたゲートウェイである。なお、電気温水器30a、3
0bは実施の形態1の図1と同じであり説明を省略す
る。
【0049】次に、動作を図7、図8により説明する。
図8において電力ピークカーブは実線が電力がピークか
どうかの判断する電力ピークカーブでああり、点線は電
力平準化後の電力カーブを示し、タイミングチャートは
住戸A,B,C,Dの沸き上げ許可と禁止を示す。ま
ず、Sl0lでスタートし、Sl02に進む。Sl02
では、季節や時間帯毎に変化する電力負荷が図8に示す
電力ピークカーブ(実線)によりピークか否かを判断す
る。電力負荷ピークであれば、Sl03に進む。電力負
荷ピークでなければ、S111に進み終了する。
【0050】Sl03では、電力負荷平準化のため、沸
き上げを禁止する対象となる電気温水器30a、30b
等を有する住戸A,B等を選択する。ここで、住戸を選
択するにあたり、各住戸ができるだけ公平に選択される
ような配慮をしておく必要がある。住戸選択が完了した
ら、Sl04に進む。Sl04では、ホストコンピュー
タ200は、Sl03で選択された住戸の温水器の残湯
状況をネットワーク網を経由して受信し、沸き上げ禁止
指令を出しても場切れがしないレベルかどうかを確認す
るため、残湯量が一定量以上あるか否かを確認する。残
湯量が一定量以上ある場合は、Sl05に進む。残湯量
が一定量未満の場合は、Sl03に戻り、再び、住戸選
択を行う。ここでの住戸選択では、残湯量が一定量未満
の住戸が再び選択されないようにプログラム上に配慮が
必要である。なお、S104で無駄な判定をなくすため
に、例えば、30分以内に、残湯量が一定未満になって
いた住戸は、S103の住戸選定時に、選択対象から外
すようにして、何回も残湯確認をしないようにしてもよ
い。
【0051】Sl05では、タイマーAのリセットをか
け、Sl06に進む。Sl06では、タイマーAのカウ
ントを開始させ、Sl06に進む。Sl07では、ホス
トコンピュータ200は、選択された住戸の電気温水器
に沸き上げ禁止指令を送信する。これによって、電気温
水器は沸き上げ禁止状態となる。そして、Sl08に進
む。
【0052】Sl08では、タイマーAのカウント値
が、一定時間以上か否かを確認する。ここで、一定時間
とは、湯切れを発生させないレベルで、かつ、電力負荷
平準化に寄与できるレベルで設定する必要がある。例え
ば、ここでは、おおむね、5〜15分位の短時間が妥当
であると考えられる。タイマーAのカウント値が一定時
間以上の時はSl09に進む。タイマーAのカウント値
が一定時間未満の時はSl08に戻る。
【0053】Sl09では、ホストコンピュータ200
は、選択された住戸の電気温水器に沸き上げ許可指令を
送信し、Sll0に進む。Sll0では、タイマーAの
カウントを停止させ、Sl11に進み終了する。
【0054】この結果として、各住戸の沸き上げ状態を
禁止や許可にすると、図8のようなタイムチャートとな
り、同時に複数の電気温水器を沸き上げ禁止とすること
により電力負荷ピークを少し下げることが可能となる。
【0055】また、図9のタイムチャートのように、1
日の中で、沸き上げ禁止を複数回実施することもでき
る。ただし、この場合は、例えば、住戸Aの電気温水器
を沸き上げ禁止にしてからしばらくは、湯切れ回避のた
め、沸き上げ禁止指令は住戸Aに送信しないような配慮
が必要である。
【0056】以上のような制御を行うことにより、ネッ
トワーク対応電気温水器の電力負荷平準化を行うことが
できる。また、電気温水器はゆっくりお湯を沸かし、タ
ンクに貯湯するようなリアルタイム性があまり要求され
ない機器であり、使い勝手がよく、電力負荷の平準化を
することができる。また、残湯量を確認してから、電気
温水器に対して、沸き上げ禁止指令を送信するため、湯
切れを起こさないで、電力負荷の平準化をすることがで
きる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、この発明の第1の発明に
係るネットワーク対応電気温水器は、水を加熱昇温する
加熱手段と、加熱した温水を貯めておく貯湯槽と、沸き
上げの制御をする制御手段と、この制御手段に制御指令
を出力する入力部と、ネットワークを介して電力供給者
の電力制御装置または需要者の情報端末に制御状態情報
を送信し、前記制御状態情報に基づいて前記電力制御装
置または需要者の情報端末から出力された制御情報を受
信する通信手段とを備え、前記制御手段は、前記通信手
段で受信された前記制御情報に基づいて、前記沸き上げ
の制御を行うので、電力供給業者等から問い合わせしな
くとも、状態情報を入手することができ、その情報によ
りデマンドコントロールができる。
【0058】この発明の第2の発明に係るネットワーク
対応電気温水器は、通信手段から送信される制御状態情
報は、沸き上げモード設定状態としたので、外部から温
水器の状態に対応して沸き上げを行い湯切れを防ぐとと
もに、低ランニングコストにすることができる。
【0059】この発明の第3の発明に係るネットワーク
対応電気温水器は、通信手段から送信される制御状態情
報は、沸き上げモード設定状態の変化としたので、外部
から温水器の状態に対応して沸き上げを行い湯切れを防
ぐとともに、低ランニングコストにすることができる。
【0060】この発明の第4の発明に係るネットワーク
対応電気温水器は、通信手段から送信される制御状態情
報は、残湯量の状態としたので、外部から温水器の残湯
の状態を把握することができ、この情報に基づいて、外
部から沸き上げをコントロールすることにより、電力供
給業者のデマンドコントロールや、温水器の湯切れ防
止、電力制度に合わせた低ランニングコストでの沸き上
げをおこなうことができる。
【0061】この発明の第5の発明に係るネットワーク
対応電気温水器は、通信手段から送信される制御状態情
報は、残湯量の状態の変化としたので、外部から温水器
の状態に対応して沸き上げを行い湯切れを防ぐととも
に、低ランニングコストにすることができる。
【0062】この発明の第6の発明に係るネットワーク
対応電気温水器は、通信手段から送信される制御状態情
報は、沸き上げオン・オフ設定状態としたので、外部か
ら温水器の状態に対応して沸き上げを行い湯切れを防ぐ
とともに、デマンドコントロールや低ランニングコスト
にすることができる。
【0063】この発明の第7の発明に係るネットワーク
対応電気温水器は、通信手段から送信される制御状態情
報は、沸き上げオン・オフ設定状態の変化としたので、
外部から温水器の状態に対応して沸き上げを行い湯切れ
を防ぐとともに、低ランニングコストにすることができ
る。
【0064】この発明の第8の発明に係るネットワーク
対応電気温水器は、通信手段から送信される制御状態情
報は、加熱手段の通電状態としたので、電力供給業者
は、現在の電力使用量の情報の一部として活用し、デマ
ンドコントロールに活用するこたができる。
【0065】この発明の第9の発明に係るネットワーク
対応電気温水器は、通信手段から送信される制御状態情
報は、加熱手段の通電状態の変化としたので、電力供給
業者は、現在の電力使用量の情報の一部として活用し、
デマンドコントロールに活用するこたができる。
【0066】この発明の第10の発明に係るネットワー
ク対応電気温水器は、通信手段から送信される制御状態
情報は、貯湯槽の水温状態としたので、残湯温度と残湯
量により現在の温水器のお湯の熱量を知ることができ
る。
【0067】この発明の第11の発明に係るネットワー
ク対応電気温水器は、浴槽への湯張りを制御する制御手
段を備え、通信手段から送信される制御状態情報は、浴
槽への自動湯張りの設定・解除の状態としたので、外部
から温水器の自動湯張りのコントロールをすることがで
きる。
【0068】この発明の第12の発明に係るネットワー
ク対応電気温水器は、湯槽への湯張を制御する制御手段
を備え、通信手段から送信される制御状態情報は、浴槽
への自動湯張り予約の設定・解除及び自動湯張り予約時
間設定の状態としたので、外部から温水器の自動湯張り
のコントロールをすることができる。
【0069】この発明の第13の発明に係るネットワー
ク対応電気温水器は、電力供給者の電力制御装置は、電
力全体の負荷状態、各住戸毎の残湯状態、時間帯別の電
気料金単価に基づいて制御情報を出力するので、デマン
ドコントロールや低ランニングコストにすることができ
る。
【0070】この発明の第14の発明に係るネットワー
ク対応電気温水器は、電力供給者の電力制御装置から沸
き上げ禁止の制御情報が出力されたときに、制御手段は
入力部または情報端末に沸き上げ禁止の表示をさせるの
で、現在外部より沸き上げ禁止されてていることをエン
ドユーザーが知ることができる。また、電力制度の単価
の高い時に、禁止する場合は、現在の電力料金の単価が
高いことを知ることができる。
【0071】この発明の第15の発明に係るネットワー
ク対応電気温水器は、電力供給者の電力制御装置から沸
き上げ禁止の制御情報が出力されたときに、制御手段は
入力部または情報端末により前記沸き上げ禁止をキャン
セルすることができるので、来客等で大量のお湯の使用
が想定される場合に沸き上げ禁止をキャンセルすること
ができる。
【0072】この発明の第16の発明に係るネットワー
ク対応電気温水器は、電力供給者の電力制御装置から沸
き上げ禁止の制御情報が出力されたときに、制御手段は
入力部または情報端末に前記沸き上げ禁止の表示をさせ
ないとともに、需要家による前記入力部または情報端末
から沸き上げモード設定の変更を可能としたので、操作
の違和感をなくすことができる。
【0073】この発明の第17の発明に係るネットワー
ク対応電気温水器は、通信手段は個別識別情報を記憶す
る記憶手段を備え、前記個別識別情報を確認しながら通
信を行うので確実なコントロールをすることができる。
【0074】この発明の第18の発明に係るネットワー
ク対応電気温水器の電力負荷平準化システムは、水を加
熱昇温する加熱手段と、加熱した温水を貯めておく貯湯
槽と、沸き上げの制御をする制御手段と、この制御手段
に制御指令を出力する入力部と、ネットワークを介して
電力供給者の電力制御装置または需要者の情報端末に制
御状態情報を送信し、前記制御状態情報に基づいて前記
電力制御装置または需要者の情報端末から出力された制
御情報を受信する通信手段とを備え、前記電力供給者の
電力制御装置は、全体の電力負荷状況に応じて、あらか
じめ定められた短時間の沸き上げ禁止の制御情報を各住
戸の電気温水器に出力し、前記制御手段は、前記通信手
段で受信された前記制御情報に基づいて、前記沸き上げ
の制御を行うので、使い勝手がよく、電力負荷の平準化
をすることができる。
【0075】この発明の第19の発明に係るネットワー
ク対応電気温水器の電力負荷平準化システムは、電気温
水器の残湯があらかじめ定めた量以上あるときに、沸き
上げ禁止の制御情報を出力するので、湯切れを起こさな
いで、電力負荷の平準化をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すネットワーク
対応電気温水器の構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1を示すネットワーク
対応電気温水器の制御部の構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1を示すネットワーク
対応電気温水器のリモコンの操作部を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1を示すネットワーク
対応電気温水器のリモコンの操作部を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1を示すネットワーク
対応電気温水器の外部から沸き上げ禁止をされたときの
動作例を示すタイムチャート。
【図6】 この発明の実施の形態2を示すネットワーク
対応電気温水器の電力負荷平準化システムの構成図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態2を示すネットワーク
対応電気温水器の電力負荷平準化システムの動作フロー
チャートである。
【図8】 この発明の実施の形態2を示す電力負荷平準
化システムのタイミングチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態2を示す電力負荷平準
化システムのタイミングチャートである。
【図10】 従来のテレコンシステム電気温水器の構成
図である。
【符号の説明】
2 貯湯槽、3 発熱体、4 沸き上げ湯温センサ、6
温度センサA、7温度センサB、8 温度センサC、
9 温度センサD、30、30a、30b電気温水器、
50 制御部、51 リモコン、200 電力供給事業
者のホストコンピュータ、201 情報端末、202
ネットワーク網、203 ゲートウェイ、401通信手
段、402 制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F24F 11/02 F24F 11/02 P 102 102Z (72)発明者 井上 雅裕 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA03 CC10 DD06 DD08 EE41 5G066 JA07 KA12 KB03 KB07 5K048 AA05 BA14 CA08 DC07 EA11 EB02 EB12 FC01 HA01 HA02 HA05 HA07 5K101 KK11 LL01 LL12 MM07 NN17 NN21 RR11 SS07 TT06 UU16

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を加熱昇温する加熱手段と、 加熱した温水を貯めておく貯湯槽と、 沸き上げの制御をする制御手段と、 この制御手段に制御指 令を出力する入力部と、 ネットワークを介して電力供給者の電力制御装置または
    需要者の情報端末に制御状態情報を送信し、前記制御状
    態情報に基づいて前記電力制御装置または需要者の情報
    端末から出力された制御情報を受信する通信手段とを備
    え、 前記制御手段は、前記通信手段で受信された前記制御情
    報に基づいて、前記沸き上げの制御を行うことを特徴と
    するネットワーク対応電気温水器。
  2. 【請求項2】 通信手段から送信される制御状態情報
    は、沸き上げモード設定状態としたことを特徴とする請
    求項1記載のネットワーク対応電気温水器。
  3. 【請求項3】 通信手段から送信される制御状態情報
    は、沸き上げモード設定状態の変化としたことを特徴と
    する請求項1記載のネットワーク対応電気温水器。
  4. 【請求項4】 通信手段から送信される制御状態情報
    は、残湯量の状態としたことを特徴とする請求項1記載
    のネットワーク対応電気温水器。
  5. 【請求項5】 通信手段から送信される制御状態情報
    は、残湯量の状態の変化としたことを特徴とする請求項
    1記載のネットワーク対応電気温水器。
  6. 【請求項6】 通信手段から送信される制御状態情報
    は、沸き上げオン・オフ設定状態としたことを特徴とす
    る請求項1記載のネットワーク対応電気温水器。
  7. 【請求項7】 通信手段から送信される制御状態情報
    は、沸き上げオン・オフ設定状態の変化としたことを特
    徴とする請求項1記載のネットワーク対応電気温水器。
  8. 【請求項8】 通信手段から送信される制御状態情報
    は、加熱手段の通電状態としたことを特徴とする請求項
    1記載のネットワーク対応電気温水器。
  9. 【請求項9】 通信手段から送信される制御状態情報
    は、加熱手段の通電状態の変化としたことを特徴とする
    請求項1記載のネットワーク対応電気温水器。
  10. 【請求項10】 通信手段から送信される制御状態情報
    は、貯湯槽の水温状態としたことを特徴とする請求項1
    記載のネットワーク対応電気温水器。
  11. 【請求項11】 浴槽への湯張りを制御する制御手段を
    備え、通信手段から送信される制御状態情報は、浴槽へ
    の自動湯張りの設定・解除の状態としたことを特徴とす
    る請求項1〜請求項10のいずれかに記載のネットワー
    ク対応電気温水器。
  12. 【請求項12】 湯槽への湯張を制御する制御手段を備
    え、通信手段から送信される制御状態情報は、浴槽への
    自動湯張り予約の設定・解除及び自動湯張り予約時間設
    定の状態としたことを特徴とする請求項1〜請求項11
    のいずれかに記載のネットワーク対応電気温水器。
  13. 【請求項13】 電力供給者の電力制御装置は、電力全
    体の負荷状態、各住戸毎の残湯状態、時間帯別の電気料
    金単価に基づいて制御情報を出力することを特徴とする
    請求項1〜請求項12のいずれかに記載のネットワーク
    対応電気温水器。
  14. 【請求項14】 電力供給者の電力制御装置から沸き上
    げ禁止の制御情報が出力されたときに、制御手段は入力
    部または情報端末に沸き上げ禁止の表示をさせることを
    特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載のネ
    ットワーク対応電気温水器。
  15. 【請求項15】 電力供給者の電力制御装置から沸き上
    げ禁止の制御情報が出力されたときに、制御手段は入力
    部または情報端末により前記沸き上げ禁止をキャンセル
    することを可能にしたことを特徴とする請求項1〜請求
    項14のいずれかに記載のネットワーク対応電気温水
    器。
  16. 【請求項16】 電力供給者の電力制御装置から沸き上
    げ禁止の制御情報が出力されたときに、制御手段は入力
    部または情報端末に前記沸き上げ禁止の表示をさせない
    とともに、需要家による前記入力部または情報端末から
    沸き上げモード設定の変更を可能としたことを特徴とす
    る請求項1〜請求項15のいずれかに記載のネットワー
    ク対応電気温水器。
  17. 【請求項17】 通信手段は個別識別情報を記憶する記
    憶手段を備え、前記個別識別情報を確認しながら通信を
    行うことを特徴とする請求項1〜請求項16のいずれか
    に記載のネットワーク対応電気温水器。
  18. 【請求項18】 水を加熱昇温する加熱手段と、 加熱した温水を貯めておく貯湯槽と、 沸き上げの制御をする制御手段と、 この制御手段に制御指令を出力する入力部と、 ネットワークを介して電力供給者の電力制御装置または
    需要者の情報端末に制御状態情報を送信し、前記制御状
    態情報に基づいて前記電力制御装置または需要者の情報
    端末から出力された制御情報を受信する通信手段とを備
    え、 前記電力供給者の電力制御装置は、全体の電力負荷状況
    に応じて、あらかじめ定められた短時間の沸き上げ禁止
    の制御情報を各住戸の電気温水器に出力し、前記制御手
    段は、前記通信手段で受信された前記制御情報に基づい
    て、前記沸き上げの制御を行うことを特徴とするネット
    ワーク対応電気温水器の電力負荷平準化システム。
  19. 【請求項19】 電気温水器の残湯があらかじめ定めた
    量以上あるときに、沸き上げ禁止の制御情報を出力する
    ことを特徴とする請求項18記載のネットワーク対応電
    気温水器の電力負荷平準化システム。
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