JP2013174417A - ヒートポンプ機器エネルギー管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価な方法により複数の需要家のヒートポンプ機器のエネルギー消費を調整可能なヒートポンプ機器エネルギー管理装置を提供する。
【解決手段】通信ネットワーク81を介して接続された複数のヒートポンプ機器40を管理するヒートポンプ機器エネルギー管理装置110。需要側提供情報送信部と、供給側提供情報受信部とを備える。需要側提供情報送信部は、ヒートポンプ機器40の時間帯別のエネルギー消費計画値および実績値である需要側提供情報を上位のエネルギー統括装置90に送信する。供給側提供情報受信部は、上位のエネルギー統括装置90からエネルギー消費推奨値又はエネルギー価格に関する情報である供給側提供情報を受ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置に関する。
今日、環境に対する配慮から、自然エネルギーの占める割合を増やすことが求められている。
しかし、自然エネルギーは天候変化に左右されやすい。風力や太陽光発電が増えると発電量が天候により増減することになる。総発電量と総消費電力とが一致しないと電力系統の周波数が変化する。周波数が変化すると、電力系統に障害が発生する。総発電量と総消費電力とを一致させるには、蓄電池に余剰電力を貯めておいて発電量が不足する時に蓄電池の電力で補う等、電力供給を調整する方法がある。しかし、蓄電池は、まだまだ高価であり、調整に十分な蓄電池を配備するのは難しい。そこで、電力需要を調整する方法が提案されている。例えば、特許文献1(特開2006−353079号公報)には、電力系統に接続された複数の特定の負荷の消費電力を通信回線を介して制御することにより、発電電力の時系列の総量と消費電力の時系列の総量を一致させ、電力系統の周波数の安定化を図る電力系統安定化システムが提案されている。
しかし、特許文献1に記載の電力系統安定化システムでは、発電電力の時系列の総量と消費電力の時系列の総量を一致させようとするが、不一致を検知して瞬時に消費電力を調整するのは難しく、運用コストが高い。また、特許文献1に記載の電力系統安定化システムは、消費電力の制御対象である特定の負荷を自動販売機のコンプレッサーや、河川排水機、又は農業用水の汲み上げポンプとしているが、これらの負荷が調整可能な消費電力は、電力の総需要のごく一部である。夏や冬のように電力需給が逼迫する季節では、多くの需要家の有するヒートポンプ機器が消費する電力を調整することが重要である。
そこで、本発明の課題は、安価な方法により複数の需要家のヒートポンプ機器のエネルギー消費を調整可能なヒートポンプ機器エネルギー管理装置を提供することである。
本発明の第1観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置は、通信回線を介して接続された複数のヒートポンプ機器を管理するヒートポンプ機器エネルギー管理装置である。需要側提供情報送信部と、供給側提供情報受信部とを備える。需要側提供情報送信部は、ヒートポンプ機器の時間帯別のエネルギー消費計画値および実績値である需要側提供情報を上位のエネルギー統括装置に送信する。供給側提供情報受信部は、上位のエネルギー統括装置からエネルギー消費推奨値又はエネルギー価格に関する情報である供給側提供情報を受ける。
本発明の第1観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置では、複数のヒートポンプ機器の時間帯別のエネルギー消費計画値を把握し、電力会社に通知するとともに、電力会社からエネルギー消費推奨値又はエネルギー価格の情報を受ける。即ち、予め複数の需要家のヒートポンプ機器のエネルギー消費を把握できるので、エネルギーの需要と供給との不一致を検知してから事後に、瞬時にエネルギー消費を調整するのに比べて、エネルギー消費を調整しやすい。したがって、本発明の第1観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置では、安価な方法により複数の需要家のヒートポンプ機器のエネルギー消費を調整することができる。
なおエネルギーとは、例えば電気であり、ワット、又はワット時等の単位で表される。
本発明の第2観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置は、第1観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置であって、ヒートポンプ機器から需要側提供情報を収集するエネルギー消費情報収集部をさらに備える。
本発明の第2観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置では、ヒートポンプ機器の時間帯別のエネルギー消費計画値および実績値を収集する。これにより、各需要家のエネルギー消費計画値および実績値を把握することができる。
本発明の第3観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置は、第1観点又は第2観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置であって、各ヒートポンプ機器からの需要側提供情報を集計する集計部をさらに備える。
本発明の第3観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置では、時間帯別のエネルギー消費計画値および実績値を集計する。これにより、複数の需要家のエネルギー消費計画値および実績値をまとめて把握することができる。
本発明の第4観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置は、第1観点から第3観点のいずれかに係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置であって、供給側提供情報に基づいてヒートポンプ機器にエネルギー消費に関する要求であるエネルギー消費要求を送信するエネルギー消費要求部をさらに備える。
本発明の第4観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置では、電力会社からのエネルギー消費推奨値に基づいて、各ヒートポンプ機器にエネルギー消費要求を送信する。これにより、電力会社からのエネルギー消費推奨値になるように、ヒートポンプ機器のエネルギー消費を調整することができる。
本発明の第5観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置は、第4観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置であって、エネルギー消費要求には、エネルギー消費の削減要求及び増加要求を含む。
本発明の第5観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置では、エネルギー消費要求部は、エネルギー消費の抑制のみならず、促進をも要求するエネルギー消費要求をヒートポンプ機器に送信する。これにより、エネルギー供給が不足の場合のみならず、エネルギー供給が過剰ぎみの場合でも、エネルギー消費調整することができる。
本発明の第6観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置は、第4観点又は第5観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置であって、エネルギー消費要求には、エネルギー消費要求に従った場合の報酬又は従わなかった場合の罰則に関する情報を含む。
本発明の第6観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置では、エネルギー消費要求部は、エネルギー消費要求に従った場合の報酬又は従わなかった場合の罰則に関する情報を含むエネルギー消費要求をヒートポンプ機器に送信する。これにより、エネルギー消費の調整をする動機を各需要家に対して与えることができる。
本発明の第1観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置では、安価な方法により複数の需要家のヒートポンプ機器のエネルギー消費を調整することができる。
本発明の第2観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置では、各需要家のエネルギー消費計画値および実績値を把握することができる。
本発明の第3観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置では、複数の需要家のエネルギー消費計画値および実績値をまとめて把握することができる。
本発明の第4観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置では、電力会社からのエネルギー消費推奨値になるように、ヒートポンプ機器のエネルギー消費を調整することができる。
本発明の第5観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置では、エネルギー供給が不足ぎみの場合のみならず、エネルギー供給が過剰ぎみの場合でも、エネルギー消費調整することができる。
本発明の第6観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置では、エネルギー消費の調整をする動機を各需要家に対して与えることができる。
エネルギー需要調整システムの構成の模式図。 本発明に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置の構成のブロック図。 本発明に係るヒートポンプ機器の構成の模式図。 ヒートポンプ機器制御装置の構成のブロック図。 個別消費計画の例。 総消費計画の例。 総消費要求の例。 個別消費要求の例。 ヒートポンプ機器の運転計画の例。 全体動作の処理フロー図。 本発明の変形例1Cに係る需要家のリストの例。
以下、図を参照しながら本発明に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置の一実施形態について説明する。
(1)全体構成
図1は、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置の一例であるヒートポンプ機器エネルギー管理装置110を含むエネルギー需要調整システム1の構成を模式的に示した図である。
エネルギー需要調整システム1は、主に、エネルギー統括装置90、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110、複数のヒートポンプ機器制御装置100、及び複数のヒートポンプ機器40を備えている。エネルギー統括装置90、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110、及びヒートポンプ機器制御装置100は、通信回線、即ちインターネット等の通信ネットワーク81により接続されている。ヒートポンプ機器制御装置100は、ヒートポンプ機器40に備えられた装置であり、ヒートポンプ機器40を制御する制御部としての機能を有する。
(2)エネルギー統括装置90
エネルギー統括装置90は、電力会社が有する装置であり、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110から見て上位の装置である。エネルギー統括装置90は、電力会社が有するエネルギー系統におけるエネルギーの需要と供給とが合うように調節するために、エネルギーの需給に関する情報を収集する。エネルギーの需要が供給を上回りそうな時間帯では、エネルギーの消費抑制を需要家に推奨する。逆にエネルギーの供給が需要を上回りそうな時間帯では、エネルギーの消費促進を需要家に推奨する。エネルギー統括装置90は、このような需要家に対するエネルギー消費に関する推奨を時間帯別(例えば、1分毎)のエネルギー消費推奨値として決定する。エネルギー統括装置90は、エネルギー消費推奨値(図7の要求値)を図7に示すようなデータである総消費要求123に含めてヒートポンプ機器エネルギー管理装置110に送信する。
(3)ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110
ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110は、複数のヒートポンプ機器40を管理する装置であり、アグリゲータと呼ばれる事業者が有するサーバコンピュータである。アグリゲータは、複数の需要家を取りまとめて、各需要者に代わって電力会社との間に立ってエネルギー消費の調整の仲介を行う事業者である。
ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110は、電力会社のエネルギー統括装置90から総消費要求123を受信し、総消費要求123に含まれている時間帯別(例えば、1分毎)のエネルギー消費推奨値に基づいて各需要家が有するヒートポンプ機器40が消費する時間帯別のエネルギー量をエネルギー消費要求値として決定する。ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110は、エネルギー消費要求値を個別消費要求124に含めて各ヒートポンプ機器40、即ちヒートポンプ機器制御装置100に送信する。個別消費要求124は、図8に示すように、各ヒートポンプ機器40のID(識別情報)、時間帯別の要求値、インセンティブとしての報酬金又は罰金に関する情報を含むデータである。
また、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110は、各ヒートポンプ機器制御装置100から、各ヒートポンプ機器40の時間帯別(例えば、1分毎)のエネルギー消費の計画値及び各ヒートポンプ機器40が実際に消費したエネルギー消費の時間帯別の実績値を受信する。
さらに、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110は、受信した各ヒートポンプ機器40のエネルギー消費の計画値及び実績値を集計し、集計値をエネルギー統括装置90に送信する。
図2は、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110の概略構成図である。ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110は、主に、通信部111、制御部112、及び記憶部113を備える。
(3−1)通信部
通信部111は、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110を、イーサネット(登録商標、以下同じ)等を用いた通信ネットワーク81と接続可能にするインターフェースである。
(3−2)記憶部113
記憶部113は、主に、RAM、ROM、及びハードディスク等からなる。記憶部113は、個別消費計画121、総消費計画122、個別消費要求123、総消費要求124及びヒートポンプ機器エネルギー管理装置110用プログラム等、各種情報を記憶する。
(3−3)制御部112
制御部112は、主にCPUからなり、記憶部113に格納されたヒートポンプ機器エネルギー管理装置110用プログラムを実行する。ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110用プログラムが実行されると制御部110は、主に、需要側提供情報送信部112a、供給側提供情報受信部112b、エネルギー消費情報収集部112c、集計部112d、エネルギー消費要求部112e、及び割り振り部112fを備えるようになる。
(3−3−1)需要側提供情報送信部112a
需要側提供情報送信部112aは、ヒートポンプ機器40の時間帯別(例えば、1分毎)のエネルギー消費計画値および実績値である需要側提供情報を上位のエネルギー統括装置90に送信する。具体的には、需要側提供情報は、図6に示すような総消費計画122として、エネルギー統括装置90に送信される。総消費計画122は、図5に示すような個別消費計画121に含まれている各ヒートポンプ機器40の時間帯別(例えば、1分毎)のエネルギー消費計画値および実績値を集計したものである。需要側提供情報送信部112aは、例えば1日1回、総消費計画122を通信部111を介してエネルギー統括装置90に送信する。
(3−3−2)供給側提供情報受信部112b
供給側提供情報受信部112bは、上位のエネルギー統括装置90からエネルギー消費推奨値に関する情報である供給側提供情報を受ける。具体的には、供給側提供情報は、図7に示すような、総消費要求123としてエネルギー統括装置90から送信されてくる。総消費要求123は、時間帯別(例えば、1分毎)のエネルギー消費推奨値(図7の要求値)を含むデータである。供給側提供情報受信部112bは、総消費要求123を通信部111を介して受信し、記憶部113に記憶させる。
(3−3−3)エネルギー消費情報収集部112c
エネルギー消費情報収集部112cは、ヒートポンプ機器40から需要側提供情報を収集する。具体的には、需要側提供情報は、図5に示すような個別消費計画121として、各ヒートポンプ機器40から送信されてくる。個別消費計画121は、ヒートポンプ機器40のID(識別情報)、時間帯別(例えば、1分毎)のエネルギー消費計画値、および実績値を含むデータである。エネルギー消費情報収集部112cは、通信部111を介して個別消費計画121を各ヒートポンプ機器40から、例えば1日1回受信し、記憶部113に記憶させる。
(3−3−4)集計部112d
エネルギー消費要求部112eは、各ヒートポンプ機器40からの需要側提供情報を集計する。具体的には、集計部112dは、記憶部113に記憶されている個別消費計画121を集計し、集計結果を総消費計画122として記憶部113に記憶させる。
(3−3−5)エネルギー消費要求部112e
エネルギー消費要求部112eは、供給側提供情報である総消費要求123に基づいて各ヒートポンプ機器40にエネルギー消費に関する要求であるエネルギー消費要求(個別消費要求124)を送信する。個別消費要求124は、図8に示すように、各ヒートポンプ機器40のID(識別情報)、時間帯別の要求値、インセンティブとしての報酬金又は罰金を含むデータである。要求値は、例えば、図8に示すように、ヒートポンプ機器40の定格能力の割合を上限又は下限として設定した情報である。報酬金又は罰金は、例えば、電力会社とヒートポンプ機器エネルギー管理装置110を運用する事業者との間の契約で取り決められた金額を基にして、事業者が各ヒートポンプ機器40に要求値に応じてインセンティブとして割り振ったものである。
(3−3−6)割り振り部112f
割り振り部112fは、エネルギー消費の調整量及びインセンティブを割り振る割り振り処理を行う。具体的には、割り振り部112fは、管理下にある全てのヒートポンプ機器40のエネルギー消費量が総消費要求123に含まれているエネルギー消費推奨値(図7の要求値)になるように、各ヒートポンプ機器40にエネルギー消費の調整量を割り振り、個別消費要求124として記憶部113に記憶させる。また、割り振り部112fは、エネルギー消費の調整に従うためのインセンティブとして報酬金や罰金も各ヒートポンプ機器40に割り振り、個別消費要求124に含める。この調整量及びインセンティブを割り振る、割り振り処理については、後で詳述する。
(4)ヒートポンプ機器40
(4−1)ヒートポンプ機器40の全体構成
図3は、ヒートポンプ機器40の構成を模式的に示した図である。
本実施形態では、ヒートポンプ機器40は、暖房給湯装置であり、居室の暖房と給湯が可能である。ヒートポンプ機器40は、ヒートポンプユニット41と、貯湯タンク42と、給湯配管43と、暖房用循環回路44と、ヒートポンプ機器制御装置100とを備えている。
ヒートポンプユニット41は、冷媒回路16を有しており、貯湯タンク42から送られてくる水を沸き上げて温水にする。冷媒回路16は、主として、圧縮機12と、放熱器としての水熱交換器13と、膨張機構としての電動膨張弁15と、蒸発器11とを順に接続して構成される。水熱交換器13は、冷媒の凝縮器として機能する熱交換器である。
貯湯タンク42は、ヒートポンプユニット41で加熱された温水を貯える。貯湯タンク42の内側には、複数の図示しないセンサが上下にならんで設置されており、これらのセンサは、貯湯タンク内の温水の温度を感知し、温度情報をヒートポンプ機器制御装置100に送信する。貯湯タンク42は、ヒートポンプユニット1と、沸き上げ用循環回路45を介して接続されている。沸き上げ用循環回路45は貯湯タンク42の下部にある比較的低温の温水を、水熱交換器13に通し、貯湯タンク42に戻す。
給湯配管43は、水が供給される給水配管から分岐され、貯湯タンク42内に設けられた給湯用熱交換器32に引き込まれており、給水配管から供給される水道水を給湯用熱交換器32により貯湯タンク42内の温水と熱交換させて、家庭のキッチン、浴槽、シャワーなどに温湯を供給する配管である。
暖房用循環回路44は、貯湯タンク42内に貯められた温水を、建物の居室等に熱利用手段の一つである居室内放熱器として設けられる複数のラジエタ48を経由させた後、再び、貯湯タンク42内に戻して循環させることにより、複数のラジエタ48を居室内の暖房器具として利用するためのものである。
ヒートポンプ機器制御装置100は、ヒートポンプ機器40の圧縮機12等の構成要素を制御する。ヒートポンプ機器制御装置100は、例えば、貯湯タンク42内の温水の温度が所定の下限を下回ると温水の温度が所定の温度に上昇するまで沸き上げ運転を開始する。沸き上げ運転では、貯湯タンク42内の温水を、沸き上げ用循環回路45を介してヒートポンプユニット41へ流し、水熱交換器13を通して温水を加熱し、貯湯タンク42に戻す。また、制御部47は、後述する運転計画103bに基づいて、ヒートポンプ機器40の構成要素を制御する。運転計画103bは、ユーザによりリモコン130から入力されて設定されるほか、ヒートポンプ機器制御装置100によるヒートポンプ機器40の日々の運転データ103aの学習によっても作成される。また、ヒートポンプ機器制御装置100は、ユーザによるリモコン130を介した操作にしたがってヒートポンプ機器40の構成要素を制御する。
(4−2)ヒートポンプ機器制御装置100の詳細構成
図4は、ヒートポンプ機器制御装置100の構成のブロック図である。
ヒートポンプ機器制御装置100は、主に、通信部101、制御部102、記憶部103、表示部105、及び入力部106を備える。
通信部101は、イーサネット等の通信ネットワーク81とのインターフェースである。
制御部102は、CPUからなり、ヒートポンプ機器制御装置100用のプログラムを実行する。
記憶部103は、ROM、RAM、及びハードディスク、等の記憶装置からなり、ヒートポンプ機器制御装置100用のプログラム、運転データ103a、運転計画103b、個別消費計画121、及び個別消費要求123、等を記憶している。
表示部105、及び入力部106は、リモコン130に備えて提供されている。表示部105は、タッチパネル式の液晶画面である。したがって、当該液晶画面は、入力部106としての機能も有する。この他、リモコン130は、操作用のボタンも備えており、当該ボタンも入力部106としての機能を有する。
ヒートポンプ機器制御装置100用のプログラムが実行されると制御部102は、主に、需要側情報送信部102a、消費要求受信部102b、運転計画作成部102c、消費計画作成部102d、運転データ記録部102e、及び運転制御部102fを備えるようになる。
(4−2−1)需要側情報送信部102a
需要側情報送信部102aは、ヒートポンプ機器40のエネルギー消費計画値及びエネルギー消費実績値をヒートポンプ機器エネルギー管理装置110に送信する。具体的には、需要側情報送信部102aは、記憶部103に記憶されているデータである個別消費計画121を通信部101を介してヒートポンプ機器エネルギー管理装置110へ送信する。個別消費計画121には、例えば図5に示すように当日及び翌日の時間帯別(例えば、1分毎)のエネルギー消費計画値が含まれている。また、既に経過した時間帯別(例えば、1分毎)のエネルギー消費実績値も含まれている。
(4−2−2)消費要求受信部102b
消費要求受信部102bは、通信部101を介してヒートポンプ機器エネルギー管理装置110から個別消費要求124を受信する。具体的には、消費要求受信部102bは、通信部101を介して個別消費要求124を受信する。消費要求受信部102bは、受信した個別消費要求124を記憶部103に記憶させる。
(4−2−3)運転計画作成部102c
運転計画作成部102cは、時間帯別(例えば、1分間毎)のヒートポンプ機器40の運転計画103bを作成する。
具体的には、例えば、ユーザが設定したスケジュールが存在する場合は、運転計画作成部102cは、当該スケジュールに基づいて運転計画103bを作成する。
運転データ103aが記憶されている場合は、運転データ103aを学習し、当該学習結果に基づいて運転計画103bを作成する。学習は、例えば、時間帯別に最も確率が高い運転を計算することにより行う。
スケジュールと運転データ103aが共に存在する場合は、スケジュール及び運転データ103aの学習結果に基づいて運転計画103bを作成する。
スケジュールも運転データ103aも存在しない場合は、予め初期設定されている計画を運転計画103bとする。
いずれの場合も、エネルギー単価が比較的低い時、例えば、夜間になるべくエネルギーを消費するように運転計画103bを作成する。
又は、個別消費要求124が記憶部103に記憶されている場合は、個別消費要求124を参照し、個別消費要求124に従うように運転計画103bを作成する。例えば、運転計画103bは、図9に示されているように、使用下限が定格の25%と定められている時間帯(0:01)では、出力25%で、即ち圧縮機12を定格の25%以上の回転数で稼働させて温水を生成し、余剰エネルギーを熱として蓄える。使用上限が定格の50%と定められている時間帯(17:00)では、出力50%で暖房する、即ち圧縮機12を定格の50%を超える回転数で稼働させないようにする。
運転計画103bは、記憶部103に記憶される。
(4−2−4)消費計画作成部102d
消費計画作成部102dは、運転計画103bに基づいて個別消費計画121を作成する。即ち、運転計画103bを個別消費計画121に変換する。具体的には、記憶部103には、ヒートポンプ機器40の定格消費エネルギー量に関するデータが記憶されている。消費計画作成部102dは、当該データを参照し、運転計画103bに基づいて時間帯別(例えば、1分毎)の消費するエネルギー量を計算し、個別消費計画121として記憶部103に記憶させる。
(4−2−5)運転データ記録部102e
運転データ記録部102eは、時間帯別(例えば、1分間毎)の圧縮機12の回転数等、ヒートポンプ機器40の各構成要素の稼働状況に関する情報を運転データ103aとして記憶部103に記憶させる。また、運転データ記録部102eは、時間帯別(例えば、1分間毎)のエネルギー消費の実績値、即ちエネルギー消費実績値を個別消費計画121に含めて記憶部103に記憶させる。
(4−2−6)運転制御部102f
運転制御部102fは、運転計画103bに従ってヒートポンプ機器40を制御する。また、運転制御部102fは、リモコン130を介して入力されるユーザの指示に従ってヒートポンプ機器40を制御する。
(5)動作
(5−1)全体動作
上述したエネルギー需要調整システム1の全体動作についてヒートポンプ機器エネルギー管理装置110の観点からまとめると図10のフローチャートのようになる。
ステップS101では、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110は、各ヒートポンプ機器40よりエネルギー消費計画値及び実績値を収集する。具体的には、エネルギー消費情報収集部112cが各ヒートポンプ機器40から送信された個別消費計画121を、通信部111を介して受信し、個別消費計画121を記憶部113に記憶させる。
次のステップS102では、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110は、各ヒートポンプ機器40のエネルギー消費計画値を集計し、エネルギー統括装置90へ送信する。具体的には、集計部112dが、記憶部113にある各ヒートポンプ機器40の個別消費計画121に含まれるエネルギー消費計画値及び実績値を集計し、集計結果を総消費計画122として記憶部113に記憶させる。需要側提供情報送信部112aが、総消費計画122を、通信部111を介してエネルギー統括装置90へ送信する。
次のステップS103では、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110は、エネルギー統括装置90からエネルギー消費推奨値を消費するエネルギー量の目標値として受信する。具体的には、エネルギー消費推奨値に関する情報を総消費要求123としてエネルギー統括装置90から送信されてくると、供給側提供情報受信部112bが、通信部111を介して受信し、当該総消費要求123を記憶部113に記憶させる。総消費要求123には、時間帯別(例えば、1分毎)のエネルギー消費推奨値が含まれている。総消費要求123は、例えば、図7に示されているようなデータである。例えば、0:01分の時間帯では、総消費要求123の推奨値が図6で示されている総消費計画122の計画値よりも大きいので、消費促進を要請している。17:00の時間帯では、総消費要求123の推奨値が総消費計画122の計画値よりも小さいので、消費抑制を要請している。
次のステップS104では、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110は、各ヒートポンプ機器40のエネルギー消費の調整量及びインセンティブ(報酬金若しくは罰金)を決定し、当該調整量及びインセンティブを各ヒートポンプ機器40に送信する。具体的には、割り振り部112fが、各ヒートポンプ機器40にエネルギー消費の調整量及びインセンティブを割り振る。エネルギー消費の調整量は、全体のエネルギー消費が、総消費要求123に含まれているエネルギー消費推奨値になるように決められる。インセンティブは、電力会社との間で予め取り決めた報酬金若しくは罰金である。割り振られた調整量及びインセンティブは、エネルギー消費要求部112eにより個別消費要求124として各ヒートポンプ機器40に通信部111を介して送信される。送信される個別消費要求124は、例えば、図8に示されているようなデータである。例えば、0:01分の時間帯では、総消費要求123の推奨値が総消費計画122の計画値よりも大きいので、消費を促進するために使用の下限がヒートポンプ機器40の定格能力の25%以上に定められており、インセンティブとして報酬が0.5ポンドに定められている。17:00の時間帯では、総消費要求123の推奨値が総消費計画122の計画値よりも小さいので、消費を抑制するために使用の上限がヒートポンプ機器40の定格能力の50%以下に定められており、インセンティブとして報酬が0.5ポンドに定められている。
この後、フローは、ステップS101に戻る。
(5−2)割り振り処理詳細
次に、エネルギー消費の調整量及びインセンティブである報酬金や罰金を割り振る、割り振り処理について以下に説明する。
各ヒートポンプ機器40、即ち各需要家へ割り振る消費エネルギーの調整量は、エネルギー消費要求部112eにより次の数1を用いて決められる。
Figure 2013174417
ここで、
ΔPi:需要家iにおける消費エネルギー調整量、
ΔP total:総消費エネルギー調整量、
αi:需要家iにおける調整係数、
Pi max:需要家iにおける機器の定格消費エネルギー量又は需要家iにおける調整可能消費エネルギー量の最大値、
γ:調整倍率(1以上)、
である。
総消費エネルギー調整量ΔP totalは、図6の総消費計画122及び図7の総消
費要求を例にすると、17:00の時間帯の総消費計画122の計画値1.0MWhと総消費要求の推奨値0.6MWhとの差である0.4MWhである。
調整係数αiは、需要家の種別により異なる重み付けであり、例えば、需要家がオフィスビル、店舗、及び病院である場合、病院ではエネルギーの消費調整が一番難しいと予想されるので、オフィスビル:店舗:病院=10:5:1のように定める。
これにより、エネルギーの消費を調整しやすい種別の需要家には、調整量を多く割り振り、調整しにくい種別の需要家には、調整量を少なく割り振ることができる。
また、調整倍率γは全ての需要家が要求通りに消費エネルギーを調整するとは限らないため、例えば10%の余裕を考慮する場合はγ=1.1として余裕を考慮することができる。
なお、インセンティブである報酬金額又は罰金額は、調整量に比例して各需要家に割り振る。
(6)特徴
(6−1)
上記実施形態では、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110は、通信ネットワーク81を介して接続された複数のヒートポンプ機器40を管理する。需要側提供情報送信部112aと、供給側提供情報受信部112bとを備える。需要側提供情報送信部112aは、ヒートポンプ機器40の時間帯別のエネルギー消費計画値および実績値を含む総消費計画122を上位のエネルギー統括装置90に送信する。供給側提供情報受信部112bは、上位のエネルギー統括装置90からエネルギー消費の推奨値(図7の要求値)を含む総消費要求123を受信する。
上記実施形態では、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110は、複数のヒートポンプ機器40の時間帯別のエネルギー消費計画値を把握し、電力会社に通知するとともに、電力会社からエネルギー消費推奨値を受ける。即ち、予め複数の需要家のヒートポンプ機器40のエネルギー消費を把握できるので、エネルギーの需要と供給との不一致を検知してから事後に、瞬時にエネルギー消費を調整するのに比べて、エネルギー消費を調整しやすくなっている。したがって、本発明の第1観点に係るヒートポンプ機器エネルギー管理装置では、安価な方法により複数の需要家のヒートポンプ機器40のエネルギー消費を調整することが可能となっている。
また、熱的バッファを持つヒートポンプ機器40を利用してエネルギー消費調整を行うためユーザの利便性を大きく損なうことなく、規定の範囲内に電力系統周波数の変動を抑制することができている。
また、既存の消費調整手段(揚水発電、蓄電池、フライホイール等)と比較し設備投資のコストを抑えることができている。
(6−2)
上記実施形態では、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110は、各ヒートポンプ機器40(ヒートポンプ機器制御装置100)からヒートポンプ機器40の時間帯別のエネルギー消費計画値および実績値を含む個別消費計画121を受信して収集するエネルギー消費情報収集部112cをさらに備えている。これにより、各需要家のエネルギー消費計画値および実績値を把握することができている。
(6−3)
上記実施形態では、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110は、各ヒートポンプ機器40(ヒートポンプ機器制御装置100)から受信した時間帯別のエネルギー消費計画値および実績値を集計する集計部112dをさらに備えている。これにより、複数の需要家のエネルギー消費計画値および実績値をまとめて把握することができている。
(6−4)
上記実施形態では、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110は、電力会社からの総消費要求123に含まれたエネルギー消費の推奨値に基づいて各ヒートポンプ機器40(ヒートポンプ機器制御装置100)にエネルギー消費に関する要求である個別消費要求124を送信するエネルギー消費要求部112eをさらに備えている。電力会社からのエネルギー消費推奨値になるように、ヒートポンプ機器40のエネルギー消費を調整することができている。
(6−5)
上記実施形態では、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110のエネルギー消費要求部112eは、エネルギー消費の抑制要求のみならず、促進要求をも含むエネルギー消費要求を各ヒートポンプ機器40(ヒートポンプ機器制御装置100)に送信している。これにより、エネルギー供給が不足の場合のみならず、エネルギー供給が過剰ぎみの場合でも、エネルギー消費の調整をすることができている。
(6−6)
上記実施形態では、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110のエネルギー消費要求部112eは、エネルギー消費要求に従った場合の報酬又は従わなかった場合の罰則に関する情報を含む個別消費要求124を各ヒートポンプ機器40(ヒートポンプ機器制御装置100)に送信している。これにより、エネルギー消費調整をする動機を各需要家に与えることができている。
(7)変形例
(7−1)変形例1A
上記実施形態では、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110は、電力会社のエネルギー統括装置90から総消費要求123を受信し、個別消費要求124を各ヒートポンプ機器40のヒートポンプ機器制御装置100に送信していた。しかし、他の実施形態においては、供給側提供情報受信部112bが電力会社のエネルギー統括装置90から時間帯別のエネルギー単価に関する情報を受信し、エネルギー消費要求部112eが当該情報を各ヒートポンプ機器40のヒートポンプ機器制御装置100に通信部111を介して送信しても良い。
(7−2)変形例1B
上記実施形態では、ヒートポンプ機器エネルギー管理装置110は、電力会社とヒートポンプ機器エネルギー管理装置110を運営する事業者との間で予め取り決めた報酬若しくは罰金額をインセンティブとして各ヒートポンプ機器に割り振っていた。しかし、他の実施形態においては、総消費要求123に、時間帯別のエネルギー消費推奨値にしたがってエネルギーを消費した場合の報酬又は従わなかった場合の罰則であるインセンティブに関する情報も含めてエネルギー統括装置90から送信されてもよい。
(7−3)変形例1C
上記実施形態では、割り振り部112fは、各需要家にその種別に応じて重み付けを行い、数1を用いてエネルギー消費の調整量を各需要家に割り振っていた。しかし、他の実施形態においては、他の方法により割り振っても良い。例えば、総消費電力調整量に対し、図11に示すリストの上から順に調整量を規定割合まで需要家に割り振るようにする。規定割合とは、ヒートポンプ機器40の定格能力の割合であり、例えば、75%である。全ての調整量をリストの一番上位の需要家(例えば、オフィスビル)に割り振ることができなかった場合は、その次の順位の需要家(例えば、店舗)に割り振る。全ての調整量が割り振られるまで、順に下位の需要家に割り振っていく。なお、規定割合についても需要家の種別により差をつけてもよく、例えば、図11のリストを下に下がるに従って規定割合も小さくなるようにしてもよい。
(7−4)変形例1D
上記実施形態では、ヒートポンプ機器制御装置100は、ヒートポンプ機器40に備えられた装置であったが、他の実施形態においては、ヒートポンプ機器40とは、独立した装置であっても良い。
本発明は、電力会社とヒートポンプ機器を所有する複数の小規模の需要家との間に入って、これらの需要家が消費するエネルギーをとりまとめて調整を行うアグリゲータ事業に利用可能である。
A、B 需要家
40 ヒートポンプ機器
90 エネルギー統括装置
100 ヒートポンプ機器制御装置
110 ヒートポンプ機器エネルギー管理装置
112a 需要側提供情報送信部
112b 供給側提供情報受信部
112c エネルギー消費情報収集部
112d 集計部
112e エネルギー消費要求部
113 記憶部
121 個別消費計画
122 総消費計画
123 総消費要求
124 個別消費要求
特開2006−353079号公報

Claims (6)

  1. 通信回線(81)を介して接続された複数のヒートポンプ機器(40)を管理するヒートポンプ機器エネルギー管理装置(110)であって、
    前記ヒートポンプ機器の時間帯別のエネルギー消費計画値および実績値である需要側提供情報(121、122)を上位のエネルギー統括装置(90)に送信する需要側提供情報送信部(112a)と、
    前記上位のエネルギー統括装置からエネルギー消費推奨値又はエネルギー価格に関する情報である供給側提供情報(123)を受ける供給側提供情報受信部(112b)と、
    を備えた、
    ヒートポンプ機器エネルギー管理装置(110)。
  2. 前記ヒートポンプ機器から前記需要側提供情報を収集するエネルギー消費情報収集部(112c)、
    をさらに備えた、
    請求項1に記載のヒートポンプ機器エネルギー管理装置(110)。
  3. 前記各ヒートポンプ機器からの前記需要側提供情報を集計する集計部(112d)、
    をさらに備えた、
    請求項1又は2に記載のヒートポンプ機器エネルギー管理装置(110)。
  4. 前記供給側提供情報に基づいて前記ヒートポンプ機器にエネルギー消費に関する要求であるエネルギー消費要求(124)を送信するエネルギー消費要求部(112e)、
    をさらに備えた、
    請求項1〜3のいずれかに記載のヒートポンプ機器エネルギー管理装置(110)。
  5. 前記エネルギー消費要求には、エネルギー消費の削減要求及び増加要求を含む、
    請求項4に記載のヒートポンプ機器エネルギー管理装置(110)。
  6. 前記エネルギー消費要求には、前記エネルギー消費要求に従った場合の報酬又は従わなかった場合の罰則に関する情報を含む、
    請求項4又は5に記載のヒートポンプ機器エネルギー管理装置(110)。


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