JP6036560B2 - 貯湯式給湯機 - Google Patents

貯湯式給湯機 Download PDF

Info

Publication number
JP6036560B2
JP6036560B2 JP2013122384A JP2013122384A JP6036560B2 JP 6036560 B2 JP6036560 B2 JP 6036560B2 JP 2013122384 A JP2013122384 A JP 2013122384A JP 2013122384 A JP2013122384 A JP 2013122384A JP 6036560 B2 JP6036560 B2 JP 6036560B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water storage
outside air
air temperature
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013122384A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014240703A (ja
Inventor
柳本 圭
圭 柳本
風間 史郎
史郎 風間
利幸 佐久間
利幸 佐久間
洋介 貞廣
洋介 貞廣
真行 須藤
真行 須藤
忠明 柳
忠明 柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013122384A priority Critical patent/JP6036560B2/ja
Publication of JP2014240703A publication Critical patent/JP2014240703A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6036560B2 publication Critical patent/JP6036560B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Description

本発明は、貯湯式給湯機に関する。
ヒートポンプなどの加熱手段により加熱された湯を貯湯タンクに貯え、貯湯タンクから取り出した湯を用いて、浴槽やシャワー、台所や洗面所の蛇口などの給湯先に給湯する貯湯式給湯機が広く用いられている。
特許文献1には、電力がピークとなる時間帯に沸き上げを禁止する給湯機が開示されている。
特開2002−277058号公報
しかしながら、電力がピークとなるピーク時間帯に単純に沸き上げ運転を禁止すれば、その時間帯に湯切れが発生する可能性がある。また、電力がピークとなる時間帯であっても、電力の使用状況は当日の環境条件により大きく変化する。例えば、多くの電力を消費する冷暖房は当日の気温によってその稼働率が大きく変化するため、昼間のピーク時間帯はいつでも電力使用量が多いとは限らない。ピーク時間帯であっても電力使用量が少ないのであれば、沸き上げ運転を禁止せずに湯切れ防止を優先する選択肢も考え得る。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、電力のピーク時間帯での電力使用量を抑制しつつ、当日の環境条件に柔軟に対応して湯切れ抑制が可能な貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
本発明に係る貯湯式給湯機は、水を加熱して湯を生成する加熱手段と、湯水を貯える貯湯タンクと、加熱手段を稼働して湯を貯湯タンクに貯える沸き上げ運転を行う場合に、電力需要のピークを含むピーク時間帯において沸き上げ運転を禁止するピークカットを設定する節約モードと、ピークカットを設定しない通常モードとの間で運転モードを切り替え可能な制御手段と、外気温度を検出する外気温度検出手段と、を備え、制御手段は、外気温度と予め設定された冷暖房不使用温度域とを比較し、外気温度が冷暖房不使用温度域内にある場合には、通常モードで沸き上げ運転を行い、外気温度が冷暖房不使用温度域外にある場合には、節約モードで沸き上げ運転を行うものである。
本発明によれば、電力のピーク時間帯での電力使用量を抑制しつつ、当日の環境条件に柔軟に対応して湯切れ抑制が可能な貯湯式給湯機を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る貯湯式給湯機を示す構成図である。 本発明の実施の形態1に係る貯湯式給湯機の沸き上げ運転時の回路構成図である。 実施の形態1に係る貯湯式給湯機における外気温度と運転モードとの関係を示す図である。 実施の形態2に係る貯湯式給湯機における外気温度と運転モードとの関係を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る貯湯式給湯機を示す構成図である。図1に示す貯湯式給湯機35は、タンクユニット33と、ヒートポンプサイクルを利用して湯水を加熱するヒートポンプユニット(以下、HPユニット)7と、運転動作の指令および設定値の変更操作を行うリモコン44とを備えている。HPユニット7とタンクユニット33とは、HP往き配管14とHP戻り配管15と図示しない電気配線とを介して接続されている。タンクユニット33には、制御部36が内蔵されている。タンクユニット33およびHPユニット7が備える各種弁類、ポンプ類等の作動は、これらと電気的に接続された制御部36により制御される。また、制御部36はタンクユニット33における種々の情報を時間に対応付けて記憶する記憶機能を有している。記憶される情報には、例えば、貯湯タンク8内に貯湯されている湯の熱量、貯湯タンク8から出湯される湯の熱量、後述する沸き上げ運転による沸き上げられた湯の熱量が含まれる。なお、これらの熱量情報は、後述する一日の給湯使用量の学習に用いられる。制御部36は本発明の制御手段に相当する。制御部36とリモコン44とは、相互通信可能に接続されている。リモコン44には、図示を省略するが、貯湯式給湯機35の状態等の情報を表示する表示部、使用者が操作するスイッチ等の操作部、スピーカ、マイク等が搭載されている。
HPユニット7は、タンクユニット33が備える貯湯タンク8から導かれた低温水を加熱するための加熱手段として機能するものである。HPユニット7は、圧縮機1、水冷媒熱交換器3、膨張弁4、空気熱交換器6を冷媒配管5にて環状に接続し、ヒートポンプサイクルを構成している。水冷媒熱交換器3は、冷媒配管5を流れる冷媒とタンクユニット33から導かれた低温水との間で熱交換を行うためのものである。また、HPユニット7には、外気温度を検出する外気温度検出手段としての外気温度センサ2が設けられている。
一方、タンクユニット33には、以下の各種部品や配管などが内蔵されている。貯湯タンク8は、湯水を貯留するためのものである。貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8aには、第3給水配管9cが接続されている。水道等の水源から供給される水は、減圧弁31で所定圧力に調圧された上で、第3給水配管9cを通って貯湯タンク8内に流入する。貯湯タンク8の上部に設けられた温水導入出口8dには、貯湯タンク8内に貯留された湯を貯湯式給湯機35の外部へ供給するための給湯配管21と、送湯配管13とが接続されている。なお、貯湯タンク8には、HPユニット7を用いて加熱された高温湯が温水導入出口8dから流入するとともに、第3給水配管9cからの低温水が水導入口8aから流入することにより、上部と下部とで温度差が生じるように湯水が貯留される。また、貯湯タンク8の表面には、複数の貯湯温度センサ42,43が取付高さを変えて取り付けられている。これら貯湯温度センサ42,43を用いて貯湯タンク8内の湯水の温度分布を検出することにより、貯湯タンク8内の貯湯量(残湯量)が把握され、HPユニット7によって加熱した湯を貯湯タンク8に貯える沸き上げ運転の開始および停止などが制御される。
また、タンクユニット33内には、熱源ポンプ12およびふろ用熱交換器20が内蔵されている。熱源ポンプ12は、タンクユニット33内の後述する各種配管に湯水を循環させるためのポンプであり、HP往き配管14上に設けられている。ふろ用熱交換器20は、貯湯タンク8やHPユニット7から供給される高温湯を利用して、2次側の加熱対象水(浴槽循環水や暖房用循環水など)を加熱するための熱交換器である。なお、本実施の形態では、ふろ用熱交換器20の2次側の構成として、浴槽30内の湯水を循環させるふろ往き配管27とふろ戻り配管28を例に挙げて説明する。ふろ用熱交換器20は、ふろ往き配管27とふろ戻り配管28の途中に設置されている。また、ふろ往き配管27とふろ戻り配管28の途中には、浴槽水を循環させるためのふろ循環ポンプ29と、浴槽30から出た浴槽水の温度を検出するためのふろ戻り温度センサ38と、ふろ用熱交換器20から出た熱交換後の湯の温度を検出するためのふろ往き温度センサ37とが設置されている。
三方弁11は、湯水が流入するa,bポートと、湯水が流出するcポートとを有する流路切り替え手段であり、2つの経路、すなわちa−c,b−cの間で流路形態を切り替え可能に構成されている。四方弁18は、湯水が流入するb,cポートと、湯水が流出するa,dポートとを有する流路切り替え手段であり、4つの経路、すなわちa−b,a−c,b−d,c−dの間で流路形態を切り替え可能に構成されている。
また、タンクユニット33は、水導出口配管10、温水導入配管20a、第1バイパス配管16、温水導出配管20b、および第2バイパス配管17を有している。水導出口配管10は、貯湯タンク8の下部に設けられた水導出口8bと三方弁11のaポートとを接続する流路である。HP往き配管14は、三方弁11のcポートとHPユニット7の入口側とを接続する流路である。HP戻り配管15は、HPユニット7の出口側と四方弁18のcポートとを接続する流路である。送湯配管13は、四方弁18のdポートと、貯湯タンク8上部の温水導入出口8dとを接続する流路である。第1バイパス配管16は、四方弁18のaポートと、貯湯タンク8の中央部から下部の間に設けられた温水導入口8cとを接続する流路である。温水導入配管20aは、送湯配管13の途中から分岐し、ふろ用熱交換器20の1次側入口に接続される流路である。温水導出配管20bは、ふろ用熱交換器20の1次側出口と三方弁11のbポートとを接続する流路である。第2バイパス配管17は、HP往き配管14における熱源ポンプ12とHPユニット7の入口側との間から分岐し、四方弁18のbポートに接続される流路である。
更に、タンクユニット33は、第1給水配管9a、第2給水配管9b、給湯用混合弁22、ふろ用混合弁23、第1給湯配管24、および第2給湯配管25を有している。第1給水配管9aの一端は水道等の水源に接続され、第1給水配管9aの他端には減圧弁31を介して第2給水配管9bおよび第3給水配管9cが接続され、これらによって給水管路9が構成されている。第2給水配管9bは、途中から分岐してそれぞれ給湯用混合弁22とふろ用混合弁23とに接続されている。また、給湯配管21は、途中から分岐してそれぞれ給湯用混合弁22およびふろ用混合弁23に接続されている。第2給湯配管25の途中には、第2給湯配管25を開閉するふろ用電磁弁26と、第2給湯配管25を通る湯の流量を検出するふろ用流量センサ45とが設けられている。
給湯用混合弁22およびふろ用混合弁23は、給湯配管21から供給される高温湯と、第2給水配管9bから供給される低温水との流量比を調整することにより、使用者がリモコン44にて設定した設定温度の湯を生成し、第1給湯配管24および第2給湯配管25にそれぞれ流入させる。給湯用混合弁22で温度調整された湯は、第1給湯配管24から給湯栓34を経由して、使用者が使用するシャワーやカラン等の蛇口(図示しない)に供給される。一方、ふろ用混合弁23で設定温度に調整された湯は、第2給湯配管25からふろ用電磁弁26、ふろ用流量センサ45、ふろ往き配管27、ふろ戻り配管28を経て浴槽30に供給される。
三方弁11は、水導出口配管10とHP往き配管14とが連通する流路形態と、温水導出配管20bとHP往き配管14とが連通する流路形態との間で、タンクユニット33内の湯水の流路を切り替えて使用する。四方弁18は、HP戻り配管15と送湯配管13とが連通する流路形態と、HP戻り配管15と第1バイパス配管16とが連通する流路形態と、第1バイパス配管16と第2バイパス配管17とが連通する流路形態と、送湯配管13と第2バイパス配管17とが連通する流路形態との間で、タンクユニット33内の湯水の流路を切り替えて使用する。
次に本実施の形態に係る貯湯式給湯機の動作について説明する。図2は、本発明の実施の形態1に係る貯湯式給湯機の沸き上げ運転時の回路構成図である。尚、ここでいう沸き上げ運転とは、HPユニット7を利用して沸き上げた湯を貯湯タンク8内に貯える運転のことである。この沸き上げ運転時には、三方弁11は、aポートとcポートとが連通しbポートが閉状態となるように制御される。これにより、水導出口配管10とHP往き配管14とが連通するとともに、温水導出配管20b側を閉としてふろ用熱交換器20からの流路が遮断される。また、沸き上げ運転時には、四方弁18は、cポートとdポートとが連通しaポートとbポートとが閉状態となるように制御される。これにより、HP戻り配管15と送湯配管13とが連通するとともに、第1バイパス配管16側を閉として貯湯タンク8の温水導入口8cへの流路が遮断される。
沸き上げ運転は、上記のように三方弁11および四方弁18が制御された状態で、熱源ポンプ12とHPユニット7の運転を開始することにより実行される。その結果、貯湯タンク8の水導出口8bから流出する低温水は、水導出口配管10、三方弁11、HP往き配管14および熱源ポンプ12を経由してHPユニット7に導かれ、水冷媒熱交換器3において加熱されて高温水となった後、HP戻り配管15、四方弁18および送湯配管13を経由して、貯湯タンク8の温水導入出口8dから当該貯湯タンク8内に流入し貯えられる。このような沸き上げ運転が実行されることで、貯湯タンク8の内部では、上層部から高温水が貯えられていき、この高温水層が徐々に厚くなる。
本発明の実施の形態に係る貯湯式給湯機は、ピーク時間帯での沸き上げ運転を禁止するピークカットを設定する節約モードと、ピークカットの設定をしない通常モードとの2つの運転モードを備え、当日の環境条件に応じてこれらの運転モードを切り替える機能を備えるものである。なお、ここでいうピーク時間帯とは、電力消費量(電力需要)が社会全体としてピークとなる時間帯であり、電力使用量を抑制することが社会的に求められている時間帯である。したがって、ピーク時間帯は他の時間帯に比して電力料金単価が割高に設定されている時間帯でもある。ピーク時間帯を設定する方法としては、例えば、電力会社等から発せられるピーク時間帯に関する情報をインターネットやスマートグリットを経由して取得し、取得した情報を用いて制御部36がピーク時間帯を自動的に設定する。また、使用者がリモコン44に直接入力するなどしてピーク時間帯の設定を行うこととしてもよい。以下、通常モードと節約モードについて詳細に説明する。
通常モードでは、制御部36は記憶されている履歴情報から1日の給湯使用量を学習し、電気料金の安い深夜電力時間帯(例えば23時から翌朝7時)に、学習により予測した翌日分の給湯負荷を賄えるだけの量を貯湯タンク8に貯える沸き上げ運転を行う。また、通常モードでは、深夜電力時間帯以外の時間帯(昼間時間帯)に、貯湯タンク8内の貯湯量が所定の基準貯湯量以下となったら、制御部36は所定量または所定時間だけ追加沸き上げ運転を行う。ここで、基準貯湯量は、沸き上げ運転を行ったとしても給湯使用負荷に追いつかずに湯切れを起こす量であり、例えば過去の給湯使用量の履歴に基づいてその値が設定される。
一方、節約モードでは、上述した通常モードと同様に、制御部36は記憶されている履歴情報から1日の給湯使用量を学習し、電気料金の安い深夜電力時間帯(例えば23時から翌朝7時)に、学習により予測した翌日分の給湯負荷を賄えるだけの量を貯湯タンク8に貯える沸き上げ運転を行う。また、節約モードでは、深夜電力時間帯以外の時間帯(昼間時間帯)に、貯湯タンク8内の貯湯量が所定の基準貯湯量以下となったら、制御部36は所定量または所定時間だけ追加沸き上げ運転を行う。但し、節約モードでは、制御部36はピーク時間帯において上述したピークカットが行われる。
制御部36は、外気温度センサ2によって検出された外気温度に応じて上記2つの運転モードを切り替える。以下、具体例を挙げて更に詳細に説明する。
図3は、実施の形態1に係る貯湯式給湯機における外気温度と運転モードとの関係を示す図である。個人や周辺環境による差異はあるが、一般的に外気温度が約18℃未満となると暖房運転が実施されるといわれている。すなわち、外気温度が約18℃未満となると各家庭ではエアコンにより暖房運転を行なうことが想定される。ここでは、各家庭で暖房機器が使用されるであろう温度を「暖房機器使用温度」と称し、これが例えば18℃に設定されているものとする。また、同様に、外気温度が約28℃以上となると冷房運転が実施されるといわれている。すなわち、外気温度が約28℃以上となると各家庭でエアコンが冷房運転を行なうことが想定される。ここでは、各家庭で冷房機器が使用されるであろう温度を「冷房機器使用温度」と称し、これが例えば28℃に設定されているものとする。なお、冷房機器使用温度及び暖房機器使用温度は、使用者がリモコン44から任意の温度を設定することとしてもよいし、また、制御部36にこれらの温度が予め設定されていてもよい。以上の想定によれば、外気温度が暖房機器使用温度(18℃)を超え且つ冷房機器使用温度(28℃)未満の温度領域(以下、「冷暖房機器不使用温度域」と称する)となるとエアコンは非運転となり、外気温度が暖房機器使用温度(18℃)以下、または冷房機器使用温度(28℃)以上の温度領域、つまり冷暖房機器不使用温度域外の温度領域となるとエアコンが運転されることとなる。
電力使用量はエアコンの稼働状態によって大きく左右される。そこで、制御部36は、外気温度センサ2によって定期的に(例えば10秒間隔)外気温度を検出し、検出された外気温度が冷暖房機器不使用温度域に属する場合には通常モードで沸き上げ運転を行い、外気温度が冷暖房機器不使用温度域に属さない場合には節約モードで沸き上げ運転を行う。このような運転モードの切り替え動作によれば、エアコンが稼働している場合には節約モードが選択される。これにより、エアコンが稼働されている状況でのピーク時間帯の追加沸き上げ運転が禁止されるので、ピーク時間帯における電力使用量を有効に抑制することができる。また、上述した運転モードの切り替え動作によれば、エアコンが稼働していない場合には通常モードが選択される。これにより、エアコンが稼働されていないピーク時間帯には追加沸き上げ運転が許可されるので、ピーク時間帯における電力使用量を抑制しつつ湯切れを抑制することが可能となる。
なお、ピーク時間帯に運転モードが通常モードから節約モードへと切り替えられた場合、追加沸き上げ運転の実施中であれば動作中の追加沸き上げ運転が中断されることとなる。また、逆に運転モードが節約モードから通常モードへと切り替えられた場合、貯湯タンク8内の貯湯量が所定の基準貯湯量以下であれば追加沸き上げ運転が開始されることとなる。このような追加沸き上げ運転の開始/停止が行われた場合において、その後早い時間(例えば0〜30分程度)で再び運転モードの切り替え条件が成立することも想定される。この場合、運転モードを切り替えて再度追加沸き上げ運転の開始/停止を行うこととすると、HPユニット7の圧縮機1にかかる負荷が大きくなってしまう。
そこで、本実施の形態に係る貯湯式給湯機では、ピーク時間帯に運転モードの切り替えが行われた場合に、その後所定時間(例えば30分)の運転モードの切り替えを禁止するように制御することが好ましい。これにより、HPユニット7の圧縮機1の負荷を有効に軽減することが可能となる。
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、外気温度センサ2の検出値が暖房機器使用温度(18℃)を超え且つ冷房機器使用温度(28℃)未満となったら、エアコンが非運転と判断し通常モードで沸上げ運転を実施することとしたが、本実施の形態2では、暖房機器使用温度は考慮せずに外気温度センサ2の検出値が冷房機器使用温度(28℃)未満となったら、エアコンが非運転と判断し、通常モードで沸上げ運転を実施する点に特徴を有している。以下、具体例を挙げて更に詳細に説明する。
図4は、実施の形態2に係る貯湯式給湯機における外気温度と運転モードとの関係を示す図である。例えば、暖房運転をあまり実施しない地域(例えば温暖な地域)の場合は暖房運転での電力ピークが発生し難い。このような場合には、暖房運転を想定した外気温度での制御は不要であり、かえって貯湯タンク8の残湯量が不足する湯切れに対応して貯湯タンク8への沸き上げ運転を優先すべきと考えられる。また、暖房を電力の利用ではなく石油ストーブや石油でのセントラルヒーティング等の他のエネルギー源を利用することが多い厳寒地域では、同様に暖房運転での電力消費量のピークを懸念する必要よりも貯湯タンク8の残湯不足に対応すべきと考えられる。そこで、本実施の形態では、制御部36は外気温度センサ2によって検出された外気温度が冷房機器使用温度(28℃)未満である場合には通常モードで沸き上げ運転を行い、外気温度が冷房機器使用温度(28℃)以上である場合には節約モードで沸き上げ運転を行う。このような運転モードの切り替え動作によれば、エアコンが冷房運転を実施している場合には節約モードが選択される。これにより、エアコンが稼働されている状況でのピーク時間帯の追加沸き上げ運転が禁止されるので、ピーク時間帯における電力使用量を有効に抑制することができる。また、上述した運転モードの切り替え動作によれば、エアコンにより冷房運転が実施されていない場合には通常モードが選択される。これにより、エアコンが稼働されていないピーク時間帯には追加沸き上げ運転が許可されるので、ピーク時間帯における電力使用量を抑制しつつ湯切れを抑制することが可能となる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る貯湯式給湯機は、現在の運転モードが通常モードに設定されているか節約モードに設定されているかをリモコン44の表示部に表示する報知機能(報知手段)を備えている。これによれば、使用者は現在の運転モードを容易に把握することができるので、例えば、節約モードにより電力消費を抑制していることを把握することができる。また、上述した報知機能によれば、ピーク時間帯の沸き上げ運転を禁止していることも把握することができるので、万一貯湯タンク8の湯が不足してもその理由を把握することができるようになる。
2 外気温度センサ(外気温度検出手段)、7 HPユニット(加熱手段)、8 貯湯タンク、35 貯湯式給湯機、36 制御部(制御手段)

Claims (4)

  1. 水を加熱して湯を生成する加熱手段と、
    湯水を貯える貯湯タンクと、
    前記加熱手段を稼働して湯を前記貯湯タンクに貯える沸き上げ運転を行う場合に、電力需要のピークを含むピーク時間帯において前記沸き上げ運転を禁止するピークカットを設定する節約モードと、前記ピークカットを設定しない通常モードとの間で運転モードを切り替え可能な制御手段と、
    外気温度を検出する外気温度検出手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記外気温度と予め設定された冷暖房不使用温度域とを比較し、前記外気温度が前記冷暖房不使用温度域内にある場合には、前記通常モードで前記沸き上げ運転を行い、前記外気温度が前記冷暖房不使用温度域外にある場合には、前記節約モードで前記沸き上げ運転を行う貯湯式給湯機。
  2. 水を加熱して湯を生成する加熱手段と、
    湯水を貯える貯湯タンクと、
    前記加熱手段を稼働して湯を前記貯湯タンクに貯える沸き上げ運転を行う場合に、電力需要のピークを含むピーク時間帯において前記沸き上げ運転を禁止するピークカットを設定する節約モードと、前記ピークカットを設定しない通常モードとの間で運転モードを切り替え可能な制御手段と、
    外気温度を検出する外気温度検出手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記外気温度と予め設定された冷房使用温度とを比較し、前記外気温度が前記冷房使用温度未満である場合には、前記通常モードで前記沸き上げ運転を行い、前記外気温度が前記冷房使用温度以上の場合には、前記節約モードで前記沸き上げ運転を行う貯湯式給湯機。
  3. 前記制御手段は、前記ピーク時間帯に前記運転モードの切り替えが行われた場合に、切り替えの後予め設定された基準時間を経過するまでの間、前記運転モードの切り替えを禁止する手段を含む請求項1または2に記載の貯湯式給湯機。
  4. 前記通常モードと前記節約モードとの何れで運転されているかを使用者に報知する報知手段を備える請求項1乃至3の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
JP2013122384A 2013-06-11 2013-06-11 貯湯式給湯機 Active JP6036560B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013122384A JP6036560B2 (ja) 2013-06-11 2013-06-11 貯湯式給湯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013122384A JP6036560B2 (ja) 2013-06-11 2013-06-11 貯湯式給湯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014240703A JP2014240703A (ja) 2014-12-25
JP6036560B2 true JP6036560B2 (ja) 2016-11-30

Family

ID=52140046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013122384A Active JP6036560B2 (ja) 2013-06-11 2013-06-11 貯湯式給湯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6036560B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7345302B2 (ja) * 2019-07-19 2023-09-15 三菱電機株式会社 貯湯式給湯装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000018681A (ja) * 1998-06-26 2000-01-18 Kyoritsu Air Tech Inc 空気調和装置
JP5471763B2 (ja) * 2010-04-19 2014-04-16 三菱電機株式会社 空気調和機、機器システム、情報管理システム、空気調和機の制御方法
JP2012032117A (ja) * 2010-08-02 2012-02-16 Panasonic Electric Works Co Ltd 貯湯式給湯システム
JP5957690B2 (ja) * 2012-04-19 2016-07-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 給湯装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014240703A (ja) 2014-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5103567B2 (ja) ヒートポンプ式給湯装置
JP5277714B2 (ja) 給湯装置
JP6107958B2 (ja) 蓄熱システム
JP6036563B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP6020362B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP6897331B2 (ja) 貯湯式給湯機
KR101867521B1 (ko) 순간식 보일러의 절수 장치
JP6036560B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP6628643B2 (ja) 給湯システム
JP4375095B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP4379385B2 (ja) 給湯装置
JP6109776B2 (ja) 電気瞬間温水器システム
JP2017116199A (ja) 貯湯式給湯機
JP5831383B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP2018132231A (ja) 給湯装置
JP4515883B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP6323358B2 (ja) 貯湯式電気給湯機
JP6210019B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP2013036709A (ja) 給湯装置
JP7334850B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP6747424B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP6702243B2 (ja) 給湯システム
JP2023127255A (ja) 貯湯式給湯機
JP2021081102A (ja) 貯湯式給湯装置
JP2021113647A (ja) 貯湯式給湯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161017

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6036560

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250