JP6702243B2 - 給湯システム - Google Patents

給湯システム Download PDF

Info

Publication number
JP6702243B2
JP6702243B2 JP2017054702A JP2017054702A JP6702243B2 JP 6702243 B2 JP6702243 B2 JP 6702243B2 JP 2017054702 A JP2017054702 A JP 2017054702A JP 2017054702 A JP2017054702 A JP 2017054702A JP 6702243 B2 JP6702243 B2 JP 6702243B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water supply
bathroom
supply system
waste heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017054702A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018155469A (ja
Inventor
悠介 佐藤
悠介 佐藤
一樹 池田
一樹 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2017054702A priority Critical patent/JP6702243B2/ja
Publication of JP2018155469A publication Critical patent/JP2018155469A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6702243B2 publication Critical patent/JP6702243B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Description

本発明は、給湯システムに関する。
例えば、特許文献1には、浴室乾燥機と排水栓とを連動して制御するヒートポンプ温水器が開示されている。この装置では、より詳しくは、排出口の開放ボタンを操作することにより、排出口が開放されるとともに浴室乾燥機が乾燥モードで自動的に運転される。このような制御によれば、使用者が浴室から出た後に浴室を乾燥するための操作を別途行う手間が排除される。
特開2006−170561号公報
しかしながら、上記の技術には以下の課題がある。すなわち、浴室乾燥は、最終入浴者が浴室から出た後、極力早い時期に開始されることが望ましい。しかしながら、浴槽内の残湯は、例えば廃熱回収運転に利用されることも想定される。このため、排水栓の開放と連動して浴室乾燥を自動で開始する上記従来の技術では、廃熱回収運転を行う場合において浴室乾燥運転が速やかに実行されないという課題がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ユーザーの利便性を高めた浴室乾燥運転を実現することのできる給湯システムを提供することを目的とする。
本発明に係る給湯システムは、浴槽内の浴水の熱を貯湯タンク内へ回収する廃熱回収運転を実行可能な給湯機と、浴室を乾燥する浴室乾燥運転を実行可能な浴室乾燥機と、廃熱回収運転を開始した後又は開始と同時期に浴室乾燥運転を自動で開始する連携運転を実行可能な制御部と、を備え、制御部は、連携運転において、廃熱回収運転を終了した後に浴室乾燥運転を開始するように構成されているものである。
また、本発明に係る給湯システムは、浴槽内の浴水の熱を貯湯タンク内へ回収する廃熱回収運転を実行可能な給湯機と、浴室を乾燥する浴室乾燥運転を実行可能な浴室乾燥機と、廃熱回収運転を開始した後又は開始と同時期に浴室乾燥運転を自動で開始する連携運転を実行可能な制御部と、を備え、給湯機は、加熱手段により貯湯タンク内の水を沸き上げる沸上げ運転を実行可能に構成され、制御部は、沸上げ運転と連携運転における浴室乾燥運転が同時期に行なわれることを制限するように構成されているものである。
本発明の給湯機によれば、廃熱回収運転を開始した後又は開始と同時期に浴室乾燥運転を自動で開始することができるので、ユーザーの利便性を高めた浴室乾燥を実現することのできる給湯システムを提供することを目的とする。
実施の形態1の給湯システムの構成図である。 実施の形態1のリモコン44の一例を示す外観図である。 実施の形態1の給湯システム1の沸上げ運転時の回路構成図である。 実施の形態1の給湯システム1における廃熱回収運転時の回路構成図である。 実施の形態1の給湯システムにおいて実行されるルーチンのフローチャートである。 実施の形態2の給湯システムにおいて実行されるルーチンのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。なお、以下に示す実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合又は原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数に、この発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態において説明する構造は、特に明示した場合又は明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。
実施の形態1.
[実施の形態1の構成]
図1は、本発明の実施の形態1の給湯システムの構成図である。給湯システム1は、貯湯式の給湯機35と、浴室40を乾燥させる浴室乾燥機41と、リモコン44とを備えている。浴室乾燥機41は、温風或いは乾燥空気を浴室40内に導入して浴室40内を乾燥させる浴室乾燥運転を実行可能な装置である。浴室乾燥機41には、制御部42が内蔵されている。浴室乾燥機41によって実行される浴室乾燥運転は、制御部42により制御される。
給湯機35は、貯湯タンク8を備えるタンクユニット33と、ヒートポンプサイクルを利用するヒートポンプユニット7とを備えている。以下の説明では、ヒートポンプユニット7をHPユニット7とも称する。なお、本実施の形態では、タンクユニット33とヒートポンプユニット7とが別体である構成を例に説明するが、当該構成に代えて、この両者が一体化していてもよい。HPユニット7とタンクユニット33との間は、HP往き配管14、HP戻り配管15、及び図示しない電気配線を介して接続されている。タンクユニット33には、制御部36が内蔵されている。タンクユニット33およびHPユニット7が備える各種弁類、ポンプ類などのアクチュエータの作動は、これらと電気的に接続された制御部36により制御される。以下、給湯機35の各構成要素について説明する。
HPユニット7は、タンクユニット33が備える貯湯タンク8から導かれた水を加熱する加熱手段の例である。加熱手段は、ヒートポンプユニット7に限定されない。加熱手段は、ガス、灯油、重油、石炭のような燃料の燃焼熱で加熱する燃焼式加熱装置でもよい。加熱手段は、太陽熱によって水を加熱する装置でもよい。加熱手段は、複数種類の加熱装置を組み合わせたものでもよい。
HPユニット7は、圧縮機、水−冷媒熱交換器、膨張弁、及び空気熱交換器を冷媒循環配管にて環状に接続した冷媒回路(何れも図示せず)を備える。HPユニット7は、この冷媒回路の冷媒を循環させることで、冷凍サイクルすなわちヒートポンプサイクルの運転を行う。なお、HPユニット7で高温水を得るためには、ヒートポンプサイクルは、冷媒として二酸化炭素を用い、臨界圧を超える圧力で運転することが好ましい。
タンクユニット33には、以下の各種部品及び配管などが内蔵されている。貯湯タンク8は、湯水を貯留する。貯湯タンク8の内部では、温度による水の密度の差によって、上側が高温で下側が低温になる温度成層を形成することができる。説明の便宜上、貯湯タンク8について、上部、中部、及び下部を定める。貯湯タンク8の中部は、貯湯タンク8の上部と、貯湯タンク8の下部との間の高さの部分である。貯湯タンク8の容量の1/3ずつに相当する部分をそれぞれ上部、中部、下部とみなしてもよいし、それとは異なる位置を境に上部、中部、及び下部を定めてもよい。貯湯タンク8において上側から順に上部、中部、下部の順になっていればよい。なお、本発明において、貯湯タンクが、直列に接続された複数のタンクを備える場合には、最上位のタンクから最下位のタンクまでの複数のタンク全体の階層において、上部、中部、及び下部を定めればよい。
貯湯タンク8の下部には、水源からの給水である低温水を供給する給水管路9の第3給水配管9cが接続されている。給水管路9については後述する。貯湯タンク8の上部には、貯湯タンク8内に貯留された湯を給湯機35の外部へ供給するための第1給湯配管21が接続されている。
タンクユニット33内には、熱源ポンプ12、ふろ用熱交換器20、及びふろ循環ポンプ29が内蔵されている。熱源ポンプ12は、タンクユニット33内の後述する各種配管に湯水を循環させるためのポンプである。ふろ用熱交換器20は、浴槽30の湯を利用して、貯湯タンク8に貯留される湯水を加熱するための熱交換器である。また、ふろ用熱交換器20は、貯湯タンク8又はHPユニット7から供給される高温湯を利用して、浴槽30の湯水を加熱することもできる。なお、本実施の形態では、ふろ用熱交換器20の2次側の構成として、浴槽30内の湯水を循環させるふろ往き配管27及びふろ戻り配管28によって構成される循環回路を備えている。ふろ循環ポンプ29は、ふろ戻り配管28の途中に設けられている。ふろ用熱交換器20は、ふろ往き配管27及びふろ戻り配管28を介して浴槽30と接続され、これらにより循環回路が形成されている。
三方弁11は、湯水が流出するa、bポートと、湯水が流入するcポートとを有する流路切替手段である。四方弁18は、湯水が流入するb、cポートと、湯水が流出するa、dポートとを有する流路切替手段であり、4つの経路、a−b、a−c、b−d、c−dの間で流路切替可能に構成されている。また、タンクユニット33は、第1送湯配管13、第2送湯配管19、温水導入配管20a、第1バイパス配管16、温水導出配管20b、および第2バイパス配管17を有している。HP往き配管14は、HPユニット7の入口側と貯湯タンク8下部とを接続する。上述した熱源ポンプ12は、HP往き配管14に設けられている。HP戻り配管15は、HPユニット7の出口側と四方弁18のcポートとを接続する。第1送湯配管13は、四方弁18のdポートと、三方弁11のcポートとを接続する。第2送湯配管19は、三方弁11のaポートと、第1給湯配管21の途中とを接続する。第1バイパス配管16は、四方弁18のaポートと、貯湯タンク8の下部又は中部とを接続する。温水導入配管20aは、三方弁11のbポートと、ふろ用熱交換器20の1次側入口とを接続する。温水導出配管20bは、ふろ用熱交換器20の1次側出口と貯湯タンク8中部とを接続する。第2バイパス配管17は、HP往き配管14における熱源ポンプ12とHPユニット7の入口側との間から分岐し、四方弁18のbポートに接続される。
更に、タンクユニット33は、第1給水配管9a、第2給水配管9b、ふろ用混合弁23、を有している。第1給水配管9aの一端は水道等の水源に接続されている。第1給水配管9aの他端には減圧弁31を介して第2給水配管9bおよび第3給水配管9cが接続されている。第1給水配管9a、第2給水配管9b及び第3給水配管9cによって給水管路9が構成されている。第2給水配管9bは、ふろ用混合弁23の給水側のポートに接続されている。第1給水配管9aを通って水道等の水源から供給される水は、減圧弁31で規定圧力に調圧された上で、貯湯タンク8内の下部又はふろ用混合弁23の給水側のポートに流入する。第1給湯配管21の他端はふろ用混合弁23の給湯側のポートに接続されている。第2給湯配管25は、ふろ用混合弁23の出湯側のポートとふろ往き配管27の途中とを接続する。第2給湯配管25の途中には、第2給湯配管25を開閉するふろ用電磁弁26が設けられている。
ふろ用混合弁23は、第1給湯配管21から供給される高温湯と、第2給水配管9bから供給される低温水との流量比を調整するためのものである。制御部36は、当該流量比を調整することにより、使用者がリモコン44にて設定した設定温度の湯を生成する。ふろ用混合弁23で設定温度に調整された湯は、第2給湯配管25からふろ用電磁弁26、ふろ往き配管27、ふろ戻り配管28を経て浴槽30に供給される。なお、給湯機35は、浴槽30への湯水の供給手段に限らず、貯湯タンク8から供給される高温湯と、第2給水配管9bから供給される低温水との流量比を調整することにより給湯栓等の給湯端末に湯水を供給する手段を更に備えていてもよい。
三方弁11は、第1送湯配管13と第2送湯配管19とが連通する形態と、第1送湯配管13と温水導入配管20aとが連通する形態との2つの流路形態で、タンクユニット33内の湯水の流路を切り替えて使用する。四方弁18は、HP戻り配管15と第1送湯配管13とが連通する形態と、HP戻り配管15と第1バイパス配管16とが連通する形態と、第1バイパス配管16と第2バイパス配管17とが連通する形態と、第1送湯配管13と第2バイパス配管17とが連通する形態との4つの流路形態で、タンクユニット33内の湯水の流路を切り替えて使用する。
リモコン44は、運転動作指令及び設定値の変更に関するユーザーの操作を受け付ける機能を有する。リモコン44は、端末装置またはユーザーインターフェース装置の例である。制御部36,42とリモコン44の間は、有線または無線により、双方向にデータ通信可能に接続されている。なお、制御部36と制御部42とはHEMS(Home Energy Management System)等の通信手段を用いて相互通信を行うように構成されていてもよい。リモコン44は、台所に設置されてもよい。リモコン44は、浴室に設置されてもよい。異なる場所に設置される複数台のリモコン44が備えられてもよい。
図2は、本発明の実施の形態1のリモコン44の一例を示す外観図である。リモコン44は、表示部44aと、スピーカー44cと、ユーザーが操作するスイッチ等を有する操作部44bとを備えている。表示部44aは、例えば、液晶表示パネルまたは有機EL表示パネルによって構成される。表示部44aは、文字、図形、キャラクタ等を表示することで、給湯機35及び浴室乾燥機41のうちの少なくとも一方の運転状態に関する情報をユーザーに報知できる。なお、リモコン44は、スピーカー44cから音声ガイダンスを出力することによってもユーザーに報知できる。
[実施の形態1の動作]
実施の形態1の給湯システム1では、以下の図3及び図4に示す運転状態に応じて三方弁11及び四方弁18を制御して、タンクユニット33内の湯水の流路を切り替えて使用するようになっている。図3は、実施の形態1の給湯システム1の沸上げ運転時の回路構成図である。なお、ここでいう沸上げ運転とは、HPユニット7を利用して貯湯タンク8内の水を沸き上げる運転のことである。この沸上げ運転時には、三方弁11は、aポートとcポートとが連通しbポートが閉状態となるように制御される。これにより、第1送湯配管13と第2送湯配管19とが連通するとともに、温水導入配管20aの側を閉としてふろ用熱交換器20への流路が遮断される。また、沸上げ運転時には、四方弁18は、cポートとdポートとが連通しaポートとbポートとが閉状態となるように制御される。これにより、HP戻り配管15と第1送湯配管13とが連通するとともに、第1バイパス配管16と第2バイパス配管17の側を閉として貯湯タンク8の下部への流路が遮断される。
沸上げ運転は、上記のように三方弁11、および四方弁18が制御された状態で、熱源ポンプ12とHPユニット7の運転を開始することにより実行される。その結果、貯湯タンク8の下部から流出する低温の水は、HP往き配管14を経由してHPユニット7に導かれる。そして、HPユニット7に流入した低温の水は、沸き上げ用熱交換器において加熱されて高温の水となる。加熱された高温の水は、HP戻り配管15、四方弁18、第1送湯配管13、三方弁11、第2送湯配管19及び第1給湯配管21を経由して、貯湯タンク8の上部から当該貯湯タンク8内に流入し蓄積される。このような沸上げ運転が実行されることで、貯湯タンク8の内部では、上層部から高温水が貯えられていき、この高温水層が徐々に厚くなる。
実施の形態1の給湯システム1では、浴槽30の湯から廃熱を回収する廃熱回収運転が行われる。図4は、実施の形態1の給湯システム1における廃熱回収運転時の回路構成図である。なお、ここでいう廃熱回収運転とは、入浴後に浴槽30に残った浴水が有する廃熱を貯湯タンク8内に回収する運転である。貯湯タンク8の下部には、例えば5℃〜20℃程度の水が給水管路9から流入する。ユーザーが入浴を終了した後の浴水の温度は、例えば30℃から40℃程度である。廃熱回収運転を行うことで、貯湯タンク8の下部の低温水を、入浴終了後の浴水の廃熱により加熱して、貯湯タンク8内に戻すことができる。廃熱回収運転を行うことで、入浴後に浴槽30に残った浴水の廃熱を再利用することが可能となるので、省エネルギーの効果が得られる。
廃熱回収運転は、ユーザーがリモコン44を操作して運転の開始指示を入力することにより実行される。廃熱回収運転時には、三方弁11は、bポートとcポートとが連通しaポートが閉状態となるように制御される。これにより、第1送湯配管13と温水導入配管20aとが連通するとともに、第2送湯配管19の側を閉として貯湯タンク8への流路が遮断される。また、廃熱回収運転時には、四方弁18は、bポートとdポートとが連通しaポートとcポートとが閉状態となるように制御される。これにより、第2バイパス配管17と第1送湯配管13とが連通するとともに、HP戻り配管15と第1バイパス配管16の側を閉として貯湯タンク8の下部及びHPユニット7への流路が遮断される。
廃熱回収運転は、上記のように三方弁11、および四方弁18が制御された状態で、熱源ポンプ12とふろ循環ポンプ29の運転を開始することにより実行される。その結果、浴槽30内の浴水は、ふろ戻り配管28を流通してふろ用熱交換器20の二次側へと送られる。一方、貯湯タンク8の下部から流出する低温の水は、HP往き配管14、第2バイパス配管17、四方弁18、第1送湯配管13、及び温水導入配管20aを経由してふろ用熱交換器20の一次側に導かれる。ふろ用熱交換器20に流入した低温の水は、浴水の熱を受け取ることで、温度が上昇し、例えば30℃程度の中温水になる。この中温水は、ふろ用熱交換器20から、温水導出配管20bを経由して、貯湯タンク8の中部に流入し、貯留される。
なお、ふろ用熱交換器20にて冷却された浴水がふろ往き配管27を流通して浴槽30に戻ることで、浴槽30内の浴水の温度は低下する。制御部36は、浴水の温度が基準の温度以下になった時点で、熱源ポンプ12及びふろ循環ポンプ29を停止し、廃熱回収運転を終了する構成としてもよい。
ここで、廃熱回収運転の開始指示がユーザー操作によって入力された場合には、最終入浴者の入浴が完了したことが想定される。最終入浴者の入浴が完了している場合には、速やかに浴室乾燥運転を行いカビの発生を防止することが望ましい。そこで、本実施の形態のシステムでは、廃熱回収運転の開始が指示された場合に、給湯機35と浴室乾燥機41の連携運転を自動で行うこととしている。以下、フローチャートに沿って本実施の形態の連携運転について更に詳しく説明する。
図5は、実施の形態1の給湯システムにおいて実行されるルーチンのフローチャートである。図5に示すルーチンのステップS1では、給湯機35に対する廃熱回収運転の開始指示が出されたか否かが判定される。ここでは、具体的には、ユーザー操作によってリモコン44の操作部44bから廃熱回収運転の開始指示が入力されたか否かが判定される。その結果、判定の成立が認められない場合には本ルーチンは終了され、判定の成立が認められた場合には次のステップS2へと移行する。
次のステップS2では、廃熱回収運転が開始される。次のステップS3では、浴室乾燥機41による浴室乾燥運転が実行中であるか否かが判定される。その結果、判定の成立が認められた場合には本ルーチンは終了され、判定の成立が認められない場合には次のステップS4へと移行する。ステップS4では、浴室乾燥機41による浴室乾燥運転が自動で開始される。
このように、実施の形態1の給湯システムによれば、廃熱回収運転の開始指示が出された場合において、浴室乾燥運転が実行中でないときには、廃熱回収運転を開始した後に浴室乾燥運転が自動で開始される。これにより、浴室乾燥運転の開始指示をユーザーがリモコン44の操作部44bから別途入力しなくても浴室乾燥運転を自動で開始することができるので、ユーザーの利便性を高めた浴室乾燥を実現することが可能となる。
ところで、上述した実施の形態1の給湯システム1は、以下のように変形した形態を採用してもよい。
上述した実施の形態1の給湯システム1では、廃熱回収運転を開始した後に浴室乾燥運転が自動で開始される制御とした。しかしながら、浴室乾燥運転を開始するタイミングはこれに限らず、例えば廃熱回収運転の開始と同時期に浴室乾燥運転が自動で開始される制御としてもよい。また、浴室乾燥運転を開始するタイミングは廃熱回収運転を開始した直後に限らず、浴室乾燥運転が終了した後に浴室乾燥運転が自動で開始される制御としてもよい。
廃熱回収運転の開始指示を受け付けるユーザー操作は、リモコン44の操作部44bへの入力に限られない。すなわち、例えばリモコン44に音声認識機能を搭載し、廃熱回収運転の開始指示をユーザーの音声から受け付けるように構成してもよい。
制御部36は給湯機35に内蔵されていなくてもよい。また、制御部42は浴室乾燥機41に内蔵されていなくてもよい。制御部36及び制御部42は、共通の単一制御部として構成されていてもよい。この場合、単一制御部は給湯機35に内蔵されていてもよいし、また、浴室乾燥機41に内蔵されていてもよい。
給湯システム1は、廃熱回収運転の運転状態及び浴室乾燥運転の運転状態、又はこれらの運転の何れか一方の運転状態をユーザーに報知する報知手段を備えていてもよい。ユーザーへの報知は、リモコン44の表示部44aへの表示でもよいし、スピーカー44cからの音声出力でもよい。
また、実施の形態1の給湯システム1は、上述した廃熱回収運転と浴室乾燥運転の連携運転を実施するか否かをユーザーが選択するための選択手段を更に備えていてもよい。このような手段としては、例えば、ユーザーがリモコン44の操作部44bから連携運転の実施/非実施を選択できるように構成すればよい。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2の給湯システムについて説明する。
上述した連携運転によって浴室乾燥機41による浴室乾燥運転が実行されている場合に、沸上げ運転の開始指示が出されることがある。上述したように、沸上げ運転ではHPユニット7が作動される。このため、浴室乾燥運転と沸上げ運転が同時期に行なわれると、ピーク電力が高まることが想定される。そこで、実施の形態2の給湯システムでは、浴室乾燥運転と沸き上げ運転との連携運転を行うことで、これらの運転が同時期に行われることを制限することとしている。以下、フローチャートに沿って、本実施の形態の連携運転について更に詳しく説明する。
図6は、実施の形態2の給湯システムにおいて実行されるルーチンのフローチャートである。図6に示すルーチンのステップS11では、給湯機35に対する沸上げ運転の開始指示が出されたか否かが判定される。その結果、判定の成立が認められない場合には本ルーチンは終了され、判定の成立が認められた場合には次のステップS12へと移行する。
次のステップS12では、浴室乾燥機41による浴室乾燥運転が実行中であるか否かが判定される。その結果、判定の成立が認められた場合にはステップS13へと移行し、判定の成立が認められない場合にはステップS14へと移行する。ステップS13では、浴室乾燥機41による浴室乾燥運転が自動で終了されてステップS14へと移行する。ステップS14では、給湯機35の沸上げ運転が開始されて、本ルーチンは終了される。
このように、実施の形態2の給湯システムによれば、浴室乾燥運転が実行中に沸上げ運転の開始指示が出された場合に、浴室乾燥運転が自動で終了される。これにより、浴室乾燥運転と沸上げ運転が同時期に行なわれることを防いでピーク電力を自動で抑えることができる。
ところで、電力消費量の大きい浴室乾燥運転及び沸上げ運転は、電気料金が他の時間帯よりも安価な深夜時間帯に行うことが好ましい。そこで、実施の形態2の給湯システムでは、これらの運転が深夜時間帯に完了するように、これらの運転の運転条件及び運転時間を自動で調整するように構成されていてもよい。
1 給湯システム、 7 ヒートポンプユニット(HPユニット)、 8 貯湯タンク、 9 給水管路、 9a 第1給水配管、 9b 第2 給水配管、 9c 第3給水配管、 11 三方弁、 12 熱源ポンプ、 13 第1送湯配管、 14 HP往き配管、 15 HP戻り配管、 16 第1バイパス配管、 17 第2バイパス配管、 18 四方弁、 19 第2送湯配管、 20 ふろ用熱交換器、 20a 温水導入配管、 20b 温水導出配管、 21 第1給湯配管、 23 ふろ用混合弁、 25 第2給湯配管、 26 ふろ用電磁弁、 27 ふろ往き配管、 28 ふろ戻り配管、 29 ふろ循環ポンプ、 30 浴槽、 31 減圧弁、 33 タンクユニット、 35 給湯機、 36,42 制御部、 40 浴室、 41 浴室乾燥機、 44 リモコン、 44a 表示部、 44b 操作部、 44c スピーカー

Claims (7)

  1. 浴槽内の浴水の熱を貯湯タンク内へ回収する廃熱回収運転を実行可能な給湯機と、
    浴室を乾燥する浴室乾燥運転を実行可能な浴室乾燥機と、
    前記廃熱回収運転を開始した後又は開始と同時期に前記浴室乾燥運転を自動で開始する連携運転を実行可能な制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記連携運転において、前記廃熱回収運転を終了した後に前記浴室乾燥運転を開始するように構成されていることを特徴とする給湯システム。
  2. 浴槽内の浴水の熱を貯湯タンク内へ回収する廃熱回収運転を実行可能な給湯機と、
    浴室を乾燥する浴室乾燥運転を実行可能な浴室乾燥機と、
    前記廃熱回収運転を開始した後又は開始と同時期に前記浴室乾燥運転を自動で開始する連携運転を実行可能な制御部と、
    を備え
    前記給湯機は、加熱手段により前記貯湯タンク内の水を沸き上げる沸上げ運転を実行可能に構成され、
    前記制御部は、前記沸上げ運転と前記連携運転における前記浴室乾燥運転が同時期に行なわれることを制限するように構成されていることを特徴とする給湯システム。
  3. 前記制御部は、電気料金が他の時間帯よりも安価な時間帯に前記沸上げ運転及び前記浴室乾燥運転が完了するように運転条件及び運転時間を調整するように構成されていることを特徴とする請求項に記載の給湯システム。
  4. 前記廃熱回収運転を開始させるユーザー操作を受け付ける手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の給湯システム。
  5. 前記制御部は、前記浴室乾燥機又は前記給湯機に内蔵されていることを特徴とする請求項1から請求項の何れか1項に記載の給湯システム。
  6. 前記給湯機の運転状態又は前記浴室乾燥機の運転状態をユーザーに報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項の何れか1項に記載の給湯システム。
  7. 前記連携運転を実施するか否かをユーザーが選択可能とする選択手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項の何れか1項に記載の給湯システム。
JP2017054702A 2017-03-21 2017-03-21 給湯システム Active JP6702243B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017054702A JP6702243B2 (ja) 2017-03-21 2017-03-21 給湯システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017054702A JP6702243B2 (ja) 2017-03-21 2017-03-21 給湯システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018155469A JP2018155469A (ja) 2018-10-04
JP6702243B2 true JP6702243B2 (ja) 2020-05-27

Family

ID=63717977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017054702A Active JP6702243B2 (ja) 2017-03-21 2017-03-21 給湯システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6702243B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4372372A (en) * 1981-01-26 1983-02-08 Raymond Hunter Shower bath economizer
JPH0534014A (ja) * 1991-07-25 1993-02-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 風呂排熱利用ヒートポンプ乾燥給湯機
JP2003269791A (ja) * 2002-03-18 2003-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 風呂熱回収温水器
JP2005003210A (ja) * 2003-06-09 2005-01-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd ヒートポンプ給湯装置
JP4277794B2 (ja) * 2004-12-17 2009-06-10 株式会社デンソー ヒートポンプ式温水器
JP5948564B2 (ja) * 2012-02-01 2016-07-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 給湯装置
JP6007123B2 (ja) * 2013-02-18 2016-10-12 リンナイ株式会社 ヒートポンプシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018155469A (ja) 2018-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5103567B2 (ja) ヒートポンプ式給湯装置
JP5419504B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP5829492B2 (ja) 貯湯式給湯システム及びその運転制御方法
JP2017190884A (ja) 貯湯式給湯システム
JP6520802B2 (ja) 蓄熱システム
JP6645593B2 (ja) 熱媒体循環システム
JP3869804B2 (ja) ヒートポンプ式給湯暖房装置
JP6702243B2 (ja) 給湯システム
JP5655695B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP6683171B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP2007139258A (ja) 貯湯式給湯装置
JP6283984B2 (ja) 貯湯給湯装置
JP2016191494A (ja) 熱機器
JP2004218910A (ja) ヒートポンプ式給湯暖房装置
JP2015078773A (ja) 貯湯式給湯装置
JP2014194307A (ja) 給湯機
JP6143092B2 (ja) 貯湯給湯装置
JP2013217575A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP5831383B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP3913722B2 (ja) ヒートポンプ給湯装置
JP6526598B2 (ja) 熱機器
JP2019219156A (ja) 貯湯式給湯装置
JP2020125878A (ja) 貯湯式給湯装置
JP6036560B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP4351967B2 (ja) 貯湯式給湯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6702243

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250