JP5829492B2 - 貯湯式給湯システム及びその運転制御方法 - Google Patents
貯湯式給湯システム及びその運転制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5829492B2 JP5829492B2 JP2011246692A JP2011246692A JP5829492B2 JP 5829492 B2 JP5829492 B2 JP 5829492B2 JP 2011246692 A JP2011246692 A JP 2011246692A JP 2011246692 A JP2011246692 A JP 2011246692A JP 5829492 B2 JP5829492 B2 JP 5829492B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- bathtub
- hot water
- bath
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
- Control For Baths (AREA)
Description
このような浴槽水熱回収運転を行うことで、入浴後に浴槽に残っている比較的高温の浴槽水の保有熱をヒートポンプに供給され加熱される給水の余熱用として回収して、高い省エネ性を実現することができる。
そこで、特許文献1に記載の貯湯式給湯システムでは、浴槽水熱回収運転の開始時等において浴槽水温度が高い場合に、浴槽水循環ポンプを間欠的に作動させて、浴槽水循環路における浴槽水の単位時間あたりの流量を減少させることで、給水温度が所定温度を超えないようにして、ヒートポンプの成績係数の低下を抑制するように構成されている。
尚、このシステムでは、浴槽水熱回収運転において浴槽水循環路における浴槽水の単位時間あたりの流量を減少させるにあたり、浴槽水循環ポンプを間欠的に作動させるために、浴槽水循環路における浴槽水の瞬時流量は、浴槽水循環ポンプを通常どおり作動したときの瞬時流量、即ち追焚運転時における瞬時流量まで上昇することになる。
一方、このように構成された従来の貯湯式給湯システムでは、浴槽水熱回収運転においても、その開始時から浴槽水循環ポンプを追焚運転時と同等の出力で作動させるので、浴槽水循環路における浴槽水の瞬時流量は追焚運転時と同様まで上昇し、浴槽水熱回収手段により冷却された浴槽水が、浴槽の浴槽水に対して勢い良く流入する。よって、浴槽水熱回収運転の時間経過に伴って、浴槽の浴槽水の温度はムラなく徐々に低下することになる。
その特徴構成は、前記運転制御手段は、前記浴槽水熱回収運転の開始時から、前記浴槽水循環ポンプの出力を低下させて前記浴槽水循環路における浴槽水の瞬時流量を前記追焚運転時よりも低く維持する瞬時流量抑制制御を実行し、前記運転制御手段は、前記浴槽水熱回収運転の途中で、前記瞬時流量抑制制御を終了し前記浴槽水循環ポンプの出力を増加させて前記浴槽水循環路における浴槽水の瞬時流量を前記追焚運転時と同等に設定する点にある。
浴槽の浴槽水を浴槽水循環路に循環させる浴槽水循環ポンプと、前記加熱手段により加熱された湯水との熱交換により前記浴槽水循環路を循環する浴槽水を加熱する追焚手段と、前記浴槽水循環路を循環する浴槽水の保有熱を前記加熱手段に供給される給水との熱交換により回収する浴槽水熱回収手段とを備え、前記浴槽水循環ポンプ及び前記追焚手段を作動させて浴槽水の追焚を行う追焚運転と、前記浴槽水循環ポンプ及び浴槽水熱回収手段を作動させて浴槽水の熱回収を行う浴槽水熱回収運転とを行う運転制御手段を備えた貯湯式給湯システムにおいて、
前記浴槽水循環ポンプ及び前記追焚手段を作動させて浴槽水の追焚を行う追焚運転と、前記浴槽水循環ポンプ及び前記浴槽水熱回収手段を作動させて浴槽水の熱回収を行う浴槽水熱回収運転とを行う貯湯式給湯システムの運転制御方法であって、
その特徴構成は、前記浴槽水熱回収運転の開始時から、前記浴槽水循環ポンプの出力を低下させて前記浴槽水循環路における浴槽水の瞬時流量を前記追焚運転時よりも低く維持する瞬時流量抑制制御を実行し、前記浴槽水熱回収運転の途中で、前記瞬時流量抑制制御を終了し前記浴槽水循環ポンプの出力を増加させて前記浴槽水循環路における浴槽水の瞬時流量を前記追焚運転時と同等に設定する点にある。
よって、浴槽では、比較的高温の浴槽水に対し比較的大幅に冷却された浴槽水が浴槽水の撹拌が抑制された状態で静かに流入することになるので、それらの比重差により、下方に比較的低温の浴槽水の層が存在し上方に比較的高温の浴槽水の層が存在する、所謂温度成層が形成されることになる。
尚、浴槽から浴槽水循環路へ浴槽水を取り出す浴槽水取出口が浴槽の底面に対して一定間隔上方に形成されていることで、浴槽に形成される温度成層の境界面は、浴槽の浴槽水取出口よりも下方側に形成され、浴槽への低温の浴槽水の供給に伴って上昇する。そして、その温度成層の境界面の高さが浴槽水取出口に到達したときには、浴槽から浴槽水熱回収手段へ供給される浴槽水の温度が一定幅で低下するが、それに伴って浴槽水熱回収手段から浴槽へ戻される浴槽水の温度も一定幅で低下するので、浴槽の底面付近に新たな温度成層の境界面が形成されることになる。
したがって、浴槽水熱回収運転時において、浴槽水循環ポンプの出力を低下してエネルギ消費量を削減しながらも、浴槽水熱回収手段における浴槽水と給水との熱交換効率の悪化を抑制して、浴槽水の保有熱を十分に回収するために必要な時間、即ち浴槽水循環ポンプの作動時間をできるだけ短くすることができるので、結果、浴槽水の熱回収による省エネ効果を浴槽水循環ポンプのエネルギ消費で相殺することなく、システム全体で高い省エネ性を実現可能な貯湯式給湯システムを提供することができる。
また、上述したように、浴槽に形成された温度成層の境界面は浴槽の浴槽水取出口の下方に形成されるので、その浴槽水取出口の上方に滞留する比較的高温の浴槽水を浴槽水循環路に取り込むことができない場合がある。また、浴槽水熱回収運転の時間経過に伴って、浴槽に形成される温度成層の境界面が上昇し浴槽水取出口に到達し浴槽の底面付近に新たな温度成層の境界面が形成される毎に、浴槽水循環路に取り込まれる浴槽水の温度は段階的に低下し、浴槽水熱回収手段における熱交換効率は段階的に悪化する。
そこで、本特徴構成のごとく、浴槽水熱回収運転の途中で、前記瞬時流量抑制制御を終了して、浴槽水循環路における浴槽水の瞬時流量を追焚運転時と同程度に上昇させることで、浴槽水熱回収手段から浴槽へ戻される浴槽水が浴槽の浴槽水に対して勢い良く流入するので、浴槽の浴槽水の温度成層が解消され、浴槽の浴槽水が、十分に撹拌されて全体的に均一の温度となる。
すると、浴槽から浴槽水循環路に取り込まれる浴槽水の温度は、温度成層を維持しながら浴槽水回収運転を行うことで段階的に温度低下した後の浴槽水の温度よりも若干高くなるので、浴槽水熱回収手段における熱交換効率を若干改善させることができ、省エネ性を更に向上させることができる。
しかし、このような燃料電池を備えた貯湯式給湯システムにおいても、本発明の特徴構成を備えることで、システム全体で高い省エネ性を実現しながら、入浴後で比較的高温の浴槽水から保有熱を回収して、貯湯槽に湯水として蓄える熱を増加させることができる。
本発明に係る貯湯式給湯システムをコジェネレーションシステム100に適用した場合の実施形態を説明する。
このコジェネレーションシステム100は、図1及び図2に示すように、熱電併給装置としての燃料電池1を備え、その燃料電池1の排熱を利用しながら、貯湯、給湯及び暖房を行う貯湯ユニット2や、燃料電池1と貯湯ユニット2の運転を制御する運転制御部55などから構成されている。
尚、この加熱手段Hは、燃料電池1の冷却水との熱交換により貯湯用循環路5を通流する湯水を加熱する加熱用熱交換器10と、給湯路12を通流する湯水を加熱する補助加熱部11とから構成されている。
前記給水路13と混合用給水路14との分岐箇所には、給水温度を検出する給水サーミスタS4が設けられている。
給湯温度設定手段が、温水サーミスタS2、給水サーミスタS4、ミキシングバルブ15、ミキシングサーミスタS3などで構成され、給湯栓に供給される湯水に対する給水の混合比調整し、給湯栓へ供給される湯水の供給湯水温度を設定するように構成されている。
また、一方の放熱用循環路16には、放熱用循環路16を循環する湯水と浴槽60に接続された浴槽水循環路R1を循環する浴槽水との熱交換を行う浴槽水用熱交換器30が設けられており、他方の放熱用循環路17には、放熱用循環路17を循環する湯水と暖房機器70に接続された熱媒用循環路R2を循環する熱媒との間で熱交換を行う暖房用熱交換器40が設けられている。
前記暖房戻り路41には、熱媒の循環方向の上流側から順に、暖房戻り路41の熱媒の温度を検出する暖房戻りサーミスタS6、暖房用ポンプ43が設けられ、暖房往き路42には、暖房往き路42の熱媒の温度を検出する暖房往きサーミスタS7が設けられている。
また、暖房機器70は、詳述はしないが、床暖房装置や浴室乾燥暖房装置など供給される熱媒にて暖房を行う機器として構成されている。
そして、浴槽水循環ポンプ33が作動し、浴槽水取出路31及び浴槽水流入路32で構成される浴槽水循環路R1を通して浴槽水用熱交換器30と浴槽60と間で浴槽水が循環している状態で、放熱追焚用循環ポンプ18が作動し、補助加熱部11にて加熱された湯水が浴槽水用熱交換器30に循環供給されることで、浴槽水用熱交換器30において浴槽水が高温の湯水との熱交換により加熱される。このように、浴槽水循環路R1を循環する浴槽水を加熱する手段を追焚手段Xと呼ぶ。
前記浴槽水取出路31には、浴槽水の循環方向の上流側から順に、浴槽60の水位を検出する圧力検出式の水位センサ34、浴槽水取出路31の浴槽水の温度を検出する取出浴槽水サーミスタS5、浴槽水循環ポンプ33が設けられている。
そして、入浴後等において浴槽60に比較的高温の浴槽水が残っているときに、浴槽水循環ポンプ33が作動し、浴槽水取出路31及び浴槽水流入路32で構成される浴槽水循環路R1を通して浴槽水用熱交換器30と浴槽60と間で浴槽水が循環している状態で、上記三方切換弁52、53を切り換えて、貯湯槽3の底部から取り出した給水が給水取出路50を通じて浴槽水用熱交換器30に供給されることで、浴槽水用熱交換器30において浴槽水の保有熱が給水戻り路51を通じて加熱用熱交換器10に供給される給水との熱交換により回収される。このように、浴槽水循環路R1を循環する浴槽水の保有熱を加熱手段Hとしての加熱用熱交換器10に供給される給水との熱交換により回収する手段を浴槽水熱回収手段Yと呼ぶ。
更に、燃料電池1の電力出力側には、蓄電装置56が設けられており、燃料電池1に発電電力が定格出力よりも小さい場合に、蓄電装置56を充電制御することで、燃料電池1の発電電力を増加させることができる。
前記貯湯運転は、貯湯用循環ポンプ6を作動させて、貯湯槽3の底部から湯水を貯湯用循環路5に取り出し、加熱用熱交換器10にて所望の温度に加熱したのち、貯湯槽3の上部に供給する運転である。
そして、この貯湯運転は、燃料電池1の運転中に行われ、燃料電池1の排熱を利用して、加熱用熱交換器10にて加熱された湯水を貯湯槽3に貯湯するように構成されている。
また、この貯湯運転では、温水サーミスタS8で検出される湯水の温度が、例えば、65〜70℃になるように、貯湯用循環ポンプ6の出力が調整される。
また、この暖房運転では、温水サーミスタS2で検出される湯水の温度が、例えば、65〜70℃になるように、補助加熱部11の出力が調整される。
即ち、この追焚運転では、放熱追焚用循環ポンプ18を作動させて、補助加熱部11にて加熱された湯水を浴槽水用熱交換器30に通過させると共に、浴槽水循環ポンプ33を作動させて、浴槽60の湯水を浴槽水用熱交換器30に通過させることで、取出浴槽水サーミスタS5で検出される浴槽水の温度が上記湯張り目標水位と同様に予め設定された目標湯張り水温となるまで、浴槽水循環路R1を循環する浴槽水を加熱する。また、この追焚運転では、温水サーミスタS2で検出される湯水の温度が、例えば、65〜70℃になるように、補助加熱部11の出力が調整される。
すると、追焚手段Xで加熱された高温の浴槽水が浴槽水流入路32を通じて浴槽60の浴槽水に対して勢い良く流入するので、浴槽60の浴槽水が十分に撹拌され、浴槽60の浴槽水の温度が全体的に均一に上昇することになる。
即ち、この浴槽水熱回収運転では、上記三方切換弁52、53を切り換えて、貯湯槽3の底部から加熱用熱交換器10に供給される給水を浴槽水用熱交換器30に通過させると共に、浴槽水循環ポンプ33を作動させて、浴槽60の湯水を浴槽水用熱交換器30に通過させることで、取出浴槽水サーミスタS5で検出される浴槽水の温度が略常温になるまで、浴槽水の保有熱を給水との熱交換により回収する。また、この浴槽水熱回収運転では、加熱用熱交換器10に供給される給水が予熱されることになるので、燃料電池1の排熱が比較的小さい場合でも、多くの給水を所望温度まで加熱し貯湯槽3に貯留させることができる。
以下、浴槽水熱回収運転の詳細について、瞬時流量抑制制御の実行状態や浴槽60での温度状態の変化とあわせて、図3及び図4に基づいて説明する。
この浴槽水回収運転開始時から実行される瞬時流量抑制制御では、浴槽水循環路R1における浴槽水の瞬時流量が、追焚運転時の瞬時流量fo(例えば約8L/min)より十分比較的低い瞬時流量fk(例えば約1L/min)に維持されるように、浴槽水循環ポンプ33の出力が設定されるので、浴槽水熱回収手段Yにて熱が回収された後の比較的低温の浴槽水が、浴槽水流入路32の流入口32aを通じて浴槽60にある比較的高温の浴槽水に対して、追焚運転時よりも小さい流速で流入し、浴槽60の浴槽水の撹拌が抑制された状態となる。また、浴槽水循環路R1における浴槽水の瞬時流量が低いため、浴槽水熱回収手段Yでは浴槽水が保有する熱が十分に給水との熱交換により回収されるので、浴槽水流入路32の流入口32aを通じて浴槽60に流入する浴槽水の温度である流入浴槽水温度は、浴槽60にある浴槽水の温度に対して、比較的大幅に低いものとなる。
また、取出口31aが浴槽60の底面及び流入口32aに対して一定間隔上方に形成されていることで、浴槽60に形成される温度成層の境界面B1は、浴槽60の取出口31aよりも下方側に形成され、流入口32aから浴槽60への低温の浴槽水の供給に伴って上昇する。
ここで、停止した境界面B2は、すでに停止していた境界面B1と一体となって、下方に温度t3の浴槽水の層が存在し上方に温度t1の浴槽水の層が存在する温度成層の境界面となる。
具体的には、取出口31aの上方には比較的高温である温度t1の浴槽水が残っているのにもかかわらず、取出浴槽水温度が段階的に低下して、浴槽水熱回収手段Yにおける熱交換効率の悪化を招く程度の温度t3まで低下したことを取出浴槽水サーミスタS5により検出した場合には、図3(d)及び図4に示すように、浴槽水循環ポンプ33の出力を増加させて浴槽水循環路R1における浴槽水の瞬時流量をfoに増加させる。
すると、浴槽60では、浴槽水熱回収手段Yにて熱が回収され冷却された浴槽水が流入口32aから浴槽水に対して勢い良く流入するので、浴槽60の浴槽水が十分に撹拌されることになる。そして、取出口31aの上方にある比較的高温の温度t1の浴槽水が、それ以下の温度t3の浴槽水と撹拌されることで、浴槽60の浴槽水の温度は、温度t3よりも少し高い温度tmixまで上昇して均一な状態となる。よって、その温度tmixの浴槽水が取出口31aを通じて浴槽水熱回収手段Y側へ供給されるので、浴槽水熱回収手段における熱交換効率が改善されることになる。
また、蓄電装置56に蓄えられた電力は、電力需要が多い昼間などにおいて、電力負荷に供給され消費される。
最後に、本発明のその他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、夫々単独で適用されるものに限られず、矛盾が生じない限り、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
〈1〉上記実施形態では、熱電併給装置として燃料電池1を備えた例を示したが、別に、燃料電池1の代わりにガスエンジン発電機などの別の熱電併給装置を備えても構わない。また、上記実施形態では、本発明に係る貯湯式給湯システムを、熱電併給装置としての燃料電池1を備えたコジェネレーションシステム100に適用した例を示したが、熱電併給装置ではなく、ヒートポンプなどのように熱のみを発生する熱供給装置を備えた貯湯式給湯システムに適用することもできる。
また、浴槽水熱回収運転時の瞬時流量抑制制御時に、流入口32aから浴槽60に流入する低温の浴槽水が積極的に浴槽60の底面に移動するために、流入口32aを下向きに形成することもできる。
3:貯湯槽
10:加熱用熱交換器
11:補助加熱部
12:給湯路
13:給水路
30:浴槽水用熱交換器
31:取出口
32a:流入口
33:浴槽水循環ポンプ
50:運転制御部(運転制御手段)
56:蓄電装置
60:浴槽
100:コジェネレーションシステム(貯湯式給湯システム)
H:加熱手段
X:追焚手段
Y:浴槽水熱回収手段
R1:浴槽水循環路
Claims (5)
- 湯水を加熱する加熱手段と、
加熱手段により加熱された湯水を貯留する貯湯槽と、
浴槽の浴槽水を浴槽水循環路に循環させる浴槽水循環ポンプと、
前記加熱手段により加熱された湯水との熱交換により前記浴槽水循環路を循環する浴槽水を加熱する追焚手段と、
前記浴槽水循環路を循環する浴槽水の保有熱を前記加熱手段に供給される給水との熱交換により回収する浴槽水熱回収手段とを備え、
前記浴槽水循環ポンプ及び前記追焚手段を作動させて浴槽水の追焚を行う追焚運転と、前記浴槽水循環ポンプ及び前記浴槽水熱回収手段を作動させて浴槽水の熱回収を行う浴槽水熱回収運転とを行う運転制御手段を備えた貯湯式給湯システムであって、
前記運転制御手段は、前記浴槽水熱回収運転の開始時から、前記浴槽水循環ポンプの出力を低下させて前記浴槽水循環路における浴槽水の瞬時流量を前記追焚運転時よりも低く維持する瞬時流量抑制制御を実行し、
前記運転制御手段は、前記浴槽水熱回収運転の途中で、前記瞬時流量抑制制御を終了し前記浴槽水循環ポンプの出力を増加させて前記浴槽水循環路における浴槽水の瞬時流量を前記追焚運転時と同等に設定する貯湯式給湯システム。 - 燃料電池を備える共に、前記加熱手段が、前記燃料電池の排熱により湯水を加熱する手段である請求項1に記載の貯湯式給湯システム。
- 前記運転制御手段が、前記瞬時流量抑制制御において、前記浴槽水循環路における浴槽水の瞬時流量を2.5L/分以下に維持する請求項1又は2に記載の貯湯式給湯システム。
- 電気と熱を発生する熱電併給装置を備えると共に、前記加熱手段が前記熱電併給装置の排熱により湯水を加熱する手段であり、
前記熱電併給装置の発電電力を蓄える蓄電装置を備え、
前記運転制御手段が、前記浴槽水熱回収運転時には、前記熱電併給装置を定格出力で運転する請求項1〜3の何れか1項に記載の貯湯式給湯システム。 - 湯水を加熱する加熱手段と、
加熱手段により加熱された湯水を貯留する貯湯槽と、
浴槽の浴槽水を浴槽水循環路に循環させる浴槽水循環ポンプと、
前記加熱手段により加熱された湯水との熱交換により前記浴槽水循環路を循環する浴槽水を加熱する追焚手段と、
前記浴槽水循環路を循環する浴槽水の保有熱を前記加熱手段に供給される給水との熱交換により回収する浴槽水熱回収手段とを備えた貯湯式給湯システムにおいて、
前記浴槽水循環ポンプ及び前記追焚手段を作動させて浴槽水の追焚を行う追焚運転と、前記浴槽水循環ポンプ及び前記浴槽水熱回収手段を作動させて浴槽水の熱回収を行う浴槽水熱回収運転とを行う運転制御方法であって、
前記浴槽水熱回収運転の開始時から、前記浴槽水循環ポンプの出力を低下させて前記浴槽水循環路における浴槽水の瞬時流量を前記追焚運転時よりも低く維持する瞬時流量抑制制御を実行し、
前記浴槽水熱回収運転の途中で、前記瞬時流量抑制制御を終了し前記浴槽水循環ポンプの出力を増加させて前記浴槽水循環路における浴槽水の瞬時流量を前記追焚運転時と同等に設定する貯湯式給湯システムの運転制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011246692A JP5829492B2 (ja) | 2011-11-10 | 2011-11-10 | 貯湯式給湯システム及びその運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011246692A JP5829492B2 (ja) | 2011-11-10 | 2011-11-10 | 貯湯式給湯システム及びその運転制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013104579A JP2013104579A (ja) | 2013-05-30 |
JP5829492B2 true JP5829492B2 (ja) | 2015-12-09 |
Family
ID=48624267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011246692A Expired - Fee Related JP5829492B2 (ja) | 2011-11-10 | 2011-11-10 | 貯湯式給湯システム及びその運転制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5829492B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6111409B2 (ja) * | 2012-04-13 | 2017-04-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 給湯装置 |
WO2015046464A1 (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-02 | 京セラ株式会社 | 冷暖房装置 |
JP6852395B2 (ja) * | 2016-12-28 | 2021-03-31 | 三菱電機株式会社 | 給湯装置 |
JP6683171B2 (ja) * | 2017-05-10 | 2020-04-15 | 三菱電機株式会社 | 貯湯式給湯装置 |
JP6687005B2 (ja) * | 2017-11-13 | 2020-04-22 | 三菱電機株式会社 | 貯湯式給湯装置 |
JP6687004B2 (ja) * | 2017-11-13 | 2020-04-22 | 三菱電機株式会社 | 貯湯式給湯装置 |
JP6760250B2 (ja) * | 2017-12-14 | 2020-09-23 | 三菱電機株式会社 | 貯湯式給湯装置 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3632306B2 (ja) * | 1996-07-05 | 2005-03-23 | 松下電器産業株式会社 | ヒートポンプ式風呂給湯システム |
JP3663828B2 (ja) * | 1997-05-21 | 2005-06-22 | 松下電器産業株式会社 | ヒートポンプ式風呂給湯システム |
JP3632447B2 (ja) * | 1998-06-18 | 2005-03-23 | 松下電器産業株式会社 | ヒートポンプ風呂給湯機 |
JP3663977B2 (ja) * | 1999-05-28 | 2005-06-22 | 松下電器産業株式会社 | ヒートポンプ風呂給湯機 |
JP3663976B2 (ja) * | 1999-05-28 | 2005-06-22 | 松下電器産業株式会社 | ヒートポンプ風呂給湯機 |
JP3856024B2 (ja) * | 2004-09-24 | 2006-12-13 | 松下電器産業株式会社 | ヒートポンプ式風呂給湯システム |
JP2007051579A (ja) * | 2005-08-17 | 2007-03-01 | Aisin Seiki Co Ltd | コジェネレーションシステム |
JP2008111574A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Noritz Corp | ヒートポンプ熱供給システム |
JP5406640B2 (ja) * | 2009-09-01 | 2014-02-05 | 大阪瓦斯株式会社 | コージェネレーションシステム |
JP2011185520A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Osaka Gas Co Ltd | コージェネレーションシステム |
-
2011
- 2011-11-10 JP JP2011246692A patent/JP5829492B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013104579A (ja) | 2013-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5829492B2 (ja) | 貯湯式給湯システム及びその運転制御方法 | |
JP2007032904A (ja) | コジェネレーションシステム | |
JP2008275182A (ja) | 排熱回収システム及び副蓄熱タンク | |
JP2011185520A (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP3888455B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP7260352B2 (ja) | エネルギー供給システム | |
JP2006029745A (ja) | 貯湯式の給湯熱源装置 | |
JP4833707B2 (ja) | 排熱回収装置 | |
JP5921416B2 (ja) | コージェネレーションシステム及び給湯設備 | |
JP5792501B2 (ja) | 蓄熱装置およびその凍結予防方法 | |
JP5245807B2 (ja) | コジェネレーションシステムおよび貯湯システム | |
JP2011185552A (ja) | 風呂湯張り装置 | |
JP5567863B2 (ja) | 熱供給装置 | |
JP5551971B2 (ja) | 貯湯式の給湯装置 | |
JP2005076892A (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP4304601B2 (ja) | 貯留式給湯装置およびコージェネレーションシステム | |
JP4487140B2 (ja) | 給湯熱源システム | |
JP2011257130A (ja) | 排熱回収装置 | |
JP2001248913A (ja) | 貯湯式給湯装置 | |
JP4160066B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP4223499B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP6782130B2 (ja) | 熱機器 | |
JP2010153146A (ja) | コジェネレーションシステムおよび貯湯システム | |
JP3979770B2 (ja) | 貯湯式給湯システム | |
JP3856698B2 (ja) | コージェネレーションシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140620 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150326 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150514 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150924 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151022 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5829492 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |